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  • 接触のランド・ノリスとランス・ストロール、お咎めなしに双方が不満?

    接触のランド・ノリスとランス・ストロール、お咎めなしに双方が不満?

    F1スペインGPの決勝でのランド・ノリス(マクラーレン)とランス・ストロール(レーシングポイント)の接触はレーシングインシデントとして片づけられたが、二人とも相手に非があると考えているようだ。

    レース後半、ランド・ノリスは1コーナーのアウトサイドからランス・ストロールにオーバーテイクを仕掛けた。ストロールがわずかに前に出たが、2コーナーで二人は接触。スピンしてグラベルへとはみ出した。

    ランド・ノリスは、コース上に砂利をまき散らしながら続行を試みたが、ダメージは大きくマシンを止めた。このインシデントでレースにはセーフティカーが入り、膠着状態だったレースに動きを生んだ。

    ランス・ストロールは「十分なスペースがなかった。コーナーを曲がらなければならないのでターンインした。他にできることはなかかった」とコメント。

    「インサイドでブレーキングして、次のコーナーに深く入った。コーナーでターンインする必要があったけど、残念ながらそこには2台が通れるほどのスペースはなかった」

    一方、ランド・ノリスは「正直、シンプルな話だ。僕はターン1でアウトサイドにいたし、彼は僕がそこにいることをわかっていた」とコメント。

    「ターン1では彼がポジションを守った。その後のターン2への進入で彼に僕が見えていたかどうかはわからないけど、僕はまだインサイドにいた。そうしたら、彼はそのままターンインしてきた。まったくスペースを残してくれなかった。僕のクルマの前を横切ってきて、自分のレースも僕のレースも台無しにした」

    「5戦目のグランプリをフィニッシュできなくてちょっと腹が立っている。でも、結局、僕たちはポイント圏内ではなかったし、他のレースと比べれば、それほど大きな痛手ではなかったかもしれない」

    自分のせいだったとは思っていないけど、クルマをドライブしていたのは僕だし、実質的にチームのレースを駄目にしてしまったのも僕だ。ポイントがかかっていたわけではないので、ポイント圏内にいる時ほど腹は立たないけどね」

  • F1 スペインGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    F1 スペインGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2019年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPの決勝が5月12日(日)にスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで行われた。

    優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートしたハミルトンは1コーナーを制してリードを奪った後はレースを完全に支配。終盤のセーフティカーも物ともせず、1度もリードを譲らず、ファステストラップも記録して完全勝利。通算76勝目、今季3勝目を挙げて、ドライバーズ選手権で首位に返り咲いた。

    2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが開幕から5戦連続となる1-2フィニッシュを達成。開幕4戦はフェラーリの自滅に助けられた部分もあったが、バルセロナに持ち込んだ大幅な空力アップグレードによって本物のパフォーマンスが加わっての圧勝だった。3位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが入り、今季2度目の表彰台を獲得した。

    優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「チームにとって素晴らしい一日だった。僕たちはここにアップグレードを持ち込んだけど、全員がそれを意実現するために本当に懸命に仕事をしてくれた。ファクトリーのみんなのことを誇りに思う。彼らのハードワークのおかげだ。現場のスタッフも全員が本当に高いレベルでパフォーマンスを発揮している。本当にありがとう。スタートでの蹴り出しはかなり良かったし、とても接近した状態でターン1に入った。ある時点ではフェラーリにも並ばれていたと思う。素晴らしいバトルだったし、レースを決めた瞬間でもあった。その後はとにかく冷静に、ラップ毎にしっかり走ることに集中した。この勝利をハリー(2018年8月に癌と診断された少年)に捧げたい。今日、僕にメッセージを送ってくれた少年だ。彼が僕のインスピレーションだった。他のドライバーを選ぶことだってできたのに、大変な状況の中であんなメッセージを送ってくれるなんて本当に謙遜してしまうし、とても感謝している。ハリー、キミに愛を送るよ」

    2位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「スタートでクラッチに問題があった。振動していて、バイトとリリースを早い周期で繰り返しているようだった。それで蹴り出しが本当に悪かった。残念ながら、それによって週末のハードワークの全てがスタートで失われてしまったけど、こういうことは起きるものだ。僕たちは強いチームだし、問題の原因を調べて、今後は二度と起きないようにしていく。個人的には最高の一日ではなかったけど、チーム的には本当に良い週末だった。ルイスの勝利を祝福したい。今日の彼のレースペースは強力だった。チームは今、素晴らしいレベルで力を発揮している。ブラックリーとブリックスワースのメンバー、そして、現場にいる一人一人に敬意を示したい。モナコでのレースを楽しみにしている。本当にユニークなコースだし、完全に異なるチャレンジなので、どのチームがあそこで最も強いかは判断しがたい」

    3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、今日のレースの結果にはとても満足してる。ふたたび3位表彰台を獲得できましたし、この順位は今の僕たちの実力をあらわしているものだと思う。ポイントを積み重ねることができた点もチームとしては喜ばしい結果になった。決勝ではフェラーリとバトルできるチャンスがあると確信していたし、その通りになった。スタートでは上位3台が1コーナーで同時に突っ込むという荒れた展開となり、接触を避けるためにその争いから一歩引くことにしたけど、結果ターン2からターン3へのベストなライン取りができた。そのコーナーで3番手へオーバーテイクが成功したことは、そこから自分のペースと戦略で残りのレースを戦うためにとても重要だった。トップ2台のメルセデスには届かなかったけど、安定したラップタイムで走ることができたし、表彰台獲得はとても喜ばしい結果だ。みんながタイム差を縮めるためにてもモチベーション高く開発に取り組んでいる。僕たちも正しい方向性をつかむために、来週のテストでいくつか新しいことをテストする予定だ」

    4位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
    「今日はほぼ最大限の結果だった。もちろん、もっと速いことを期待していたので、僕らにとっては期待外れのレースだった。スタート後、前のマシンを抜こうとしたけど、タイヤにフラットスポットができてしまいレースは妥協を強いられた。最初のコーナーでレースに勝利が決まるわけではないけど、を少しでも混乱させてみんなとバトルできればと考えたんだ。シャルルと僕はできるだけお互いの邪魔にならないように協力した。まだまだシーズンの序盤だし、レース毎に取り組んでいるけど、チーム全体が全力で頑張っているし、今の位置から巻き返していくだけだと思う」

    5位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「チャレンジングなレースだった。僕の方は第1スティントはかなりポジティブだったけど、それ以降は難しくなった。ハードタイヤでレースの最後まで走りたかったけど、セーフティカーが出たときにリスタートで苦しむことになると思ったのでピットインしてミディアムに交換した。第2スティントと第3スティントではバランスが苦しんだし、クルマに対して少し自信を失った。僕たちにはまだたくさんの仕事があるし、前との差を縮めるためにできる限り懸命にプッシュしていく。今週末に多くのデータを収集できたし、来週のテストでも続けていく」

    6位:ピエール・ガスリー(レッドブル)
    「最初のスティントは調子がよかったが、後半に向かうにつれてタイヤのグリップと摩耗に苦戦してした。フロントウイングにたくさんのデブリが付着してしまいマシンがスライドし、セカンドスティント以降のペースが落ちてしまった。できる限りプッシュしたけど、前を走るフェラーリのマシンに十分についていくことができなかった。セーフティカーが解除になった瞬間、ルクレールをオーバーテイクしようと試みましたが成功には至らなかった。いいバトルはできたが、ターン3では少し接触があったと思う。結果ポイントが獲得できたいい一戦になった。来週の火曜日にはテストがあるので、さらにいくつか新しいことを試しながら引き続き上を目指してプッシュしていく。今後の開催サーキットの中には僕たちのマシンにより合ったコースがあるので、これからのレースがさらに楽しみだ」

    7位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
    「ペース的には良いレースだったし、特に終盤にかけては強力なペースだった。タイヤにはほとんど問題はなかった。今回は僕らにとってはるかに良かったね。セーフティカーが入った際、チームは素晴らしい2回目のピットストップをしてくれて、クビアトの前に出ることができた。リスタートではタイヤにうまく熱が入っていたし、ロマンを追い抜いて、ガスリーも攻めることができたけど、彼を捕えることはできなかった。僕たちにとっては良いレースだったね」

    8位:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    「母国で良い結果を出すことができた! 僕たちにとって簡単なレースではなかったので、今日のポイントフィニッシュ達成はチームのみんなを祝福したい。戦い抜いた結果のポイントフィニッシュだ。レースの半分は苦労していたけど、良い戦略、素晴らしいピットストップを実行して、チャンスを掴んで8位でフィニッシュするために絶好のタイミングでオーバーテイクすることができた。でも、今日、なぜペースが上がらなかったのか、なぜ最終セクターであそこまで苦しんのかを分析する必要がある。でも、その他については、観客とチーム全体の手助けのおかげでポイントを獲得できたレースだった。週末を通してのファン全員の素晴らしいサポートに感謝している」

    9位:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
    「今日の決勝はいいポジションでレースができていたときもあったが、タイヤ交換のためのピットインをした際にタイヤが用意されておらず、時間をロスしてしまった。急きょ決まったピットインだったし、このようなことは今回のように急な対応を迫られた際には起こり得る。チームとしてこの失敗から学ばなくてはいけないと思う。ピットレーンでの失敗がなければ、7位でレースを終えられたと思う。しかし喜ばしことにポイントを獲得することができた。マシンのパフォーマンスも向上しつつあり僕もいい手応えを感じている。この先のレースではいい結果を得られると信じている」

    10位:ロマン・グロージャン(ハース)
    「良い週末だったし、僕たちには良いペースがあった。セーフティカーまでは自分の走りができたし、良いレースをしていた。満足していた。リスタートは少し複雑だった。あそこでポジションを失ったのは理想的ではなかった。全体的に今週末の自分たちの行動には満足している。クルマが速いことを示すことができて嬉しい。次に進もう」

    関連:【動画】 2019年 F1スペインGP 決勝 ハイライト

  • トロロッソ・ホンダ、ダブル入賞を逃したピットストップの失敗を悔やむ

    トロロッソ・ホンダ、ダブル入賞を逃したピットストップの失敗を悔やむ

    トロロッソ・ホンダは、F1スペインGPの決勝でのピットストップの失敗によってダブル入賞の機会を逃したことを悔やんでいる。

    44週目にランド・ノリス(マクラーレン)とランス・ストロール(レーシングポイント)が接触してセーフティカーが導入された。そのタイミングでダニール・クビアトが8番手、アレクサンダー・アルボンが10番手を走行していたトロロッソ・ホンダはダブルピットストップを敢行。

    しかし、無線コミニュケーションがうまく取れておらず、ピットクルーはアレクサンダー・アルボンのタイヤを用意していた。だが、当然ながら、前を走行していたダニール・クビアトが先に入ってきたことでピットは大混乱。タイヤを入れ替えたことでクビアトがタイムと順位を失っただけでなく、後ろで待たされることになったアレクサンダー・アルボンは1分以上をロスすることになった。

    ダニール・クビアトは9番手、アレクサンダー・アルボンは1周遅れの11番手でコースに復帰。幸いにもセーフティカーが長引いたことでアルボンは同一周回に戻ることができた。

    その後、ダニール・クビアトはカルロス・サインツに抜かれて10番手に後退するが、残り5周でロマン・グロージャンを抜いて9番手にポジションアップ。アレクサンダー・アルボンもグロージャンを追い詰めたが、抜くことができず11位でレースをフィニッシュした。

    トロロッソの車両パフォーマンス責任者を務める「結果は我々のパッケージのポテンシャルをフルに示してはいない」とコメント。

    「2台とも第1スティントは強力だったし、ハースの2台についていき、カルロスとの小さなギャップを広げていくことができていた」

    「第2スティントではダニールがすぐにキミをパスすることができたし、プライムタイヤで強力なパフォーマンスを発揮し、マグヌッセンをオーバーテイクした。アレックスはタイヤのバイブレーションが非常に多かったことで少し苦労していたが、前のクルマとのギャップを維持することができていた」

    「セーフティカーが入ったとき、実は2セット目のプライムタイヤに交換することを止め、前のクルマをアタックしようとしていた。非常に良さそうに見えていたが、クルーとの無線コミュニケーションの問題によってピットストップの間にかなりのタイムを失うことになった。セーフティカーのリスタートでダニールはカルロスにポジションを奪われたが、グロージャンを攻撃して9位でフィニッシュし、2ポイントをもたらすことができた」

    「ポジティブな点は、今日の我々が強力なレースペース、優れたタイヤマネジメントを示し、我々がここに持ち込んだ空力アップデートによってパッケージが改善していることを確認できたことだ。懸命にプッシュし続けていくし、次のレースは我々にかなり適しているはずだ」

    トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは「レースのスタートポジションはかなり有望だったし、ダニーはユーズドのオプションで9番手からスタートし、アレックスは新品のオプションタイヤで11番手からスタートした。これがうまくいき、両方のドライバー良いスタートを切った。アレックスはポジションを上げ、ダニーは維持した」と振り返る。

    「セーフティカーが入るまでクルマは強力なパフォーマンスを発揮していたし、ドライバーは本当に良い仕事をしていたが、ピットウォールとメカニックとの無線コミュニケーションがうまくいかなかったことで全てを失った」

    「ダニールが最初に入ってきたが、メカニックはそれがアレックスだと理解していた。したがって、正しいタイヤが用意されておらず、多くのタイムを失った。結果として我々はいくつかポジションを落とすことになった」

    「レースに最後に1台しかポイント圏内でフィニッシュできたかったのは非常に残念だ。今日の我々はもっと多くのことを達成できたことはわかっている」

    関連:【動画】 トロロッソ・ホンダ、ダブルピットストップで大混乱

  • ハースF1チーム、あわや同士討ちのドライバー陣と緊急面談

    ハースF1チーム、あわや同士討ちのドライバー陣と緊急面談

    ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、F1スペインGPであわや同士討ちのバトルを展開したロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンとレース直後に“誤解を解く”ための会議を行ったことを明らかにした。

    レース終盤のセーフティカー後のリスタートで、7位を争っていたハースF1チームのドライバーは1コーナーで接触。ケビン・マグヌッセンがインを突き、左リアタイヤとロマン・グローjッヤンの右フロントタイヤが接触した。

    ロマン・グロージャンは、ターン2を直進せざるを得ず、ランオフエリアで縁石を乗り越えてコースに復帰。数周後に再びケビン・マグヌッセンと絡み、結果的にそれがきっかけとなって順位を下げ、10位でレースをフィニッシュすることになった。

    ギュンター・シュタイナーは、フィニッシュ後にロマン・グロージャンに無線で“落ち着く”ように指示していたと明かし、レース直後すぐに二人のドライバーを探し出してミーティングを行ったと語った。

    「レース直後に両方のドライバーと話をした。わだかまりを解いておきたかった」とギュンター・シュタイナーは述べた。

    「我々は誤解を解けたし、もう問題はない。彼らには『どちらが悪いかを決めるために深夜までビデオを見るようなことはしない』と伝えた」

    「ここから学び、前に進む必要がある。かなりラッキーだった。いくつかポイントを失ったかもしれないが、最終的には2台揃ってポイントを獲得できたからね。それは常に良いことだ」

    「彼ら二人の間の関係は良好だ。以前からそうだったし、どちらかが一方に不満を抱くようなことはないことを確認したかった」

    ギュンター・シュタイナーは、話し合いは15分程度続き、二度とあのような状況を起こらないようにすることで合意したが、どこかの時点でまた繰り返さないとは“約束”することはできないと認める。

    「全体のシナリオとして実際よりも悪く見えたと思う」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「彼らは私が言ったことを受け入れた。我々はお互いの目を見て同意した。我々はそれを終わらせ、わだかまりを解いた。もう大丈夫だ。以前と同じように進んでいく」

  • ホンダ | 2019年 F1スペインGP 決勝レポート

    ホンダ | 2019年 F1スペインGP 決勝レポート

    ホンダのパワーユニットを搭載するレッドブル・ホンダがF1スペインGPで開幕戦以来となる今シーズン2回目の表彰台を獲得。また、ホンダパワーの4台のうち3台がポイント獲得という結果でレースを終えることができた。

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番グリッドからスタートするとしすばらしい動きで3番グリッドスタートのセバスチャン・ベッテルをかわし3番手に浮上。

    果敢な2ストップ作戦を敢行し、最初のピットインの後には2番手を行くバルテリ・ボッタスとの差を詰める走りを見せた。ただ、2回目のタイヤ交換直後、2番手奪取に向けてさらにアタック開始をしようとした46周目に、他車のクラッシュによってセーフティカーの導入となり、ライバルたちが軒並みニュータイヤに履き替えることになった。セーフティカーが明けた後も3番手でリスタートすると、そのままそのポジションをキープし、今シーズン2度目の表彰台を獲得した。

    チームメートのピエール・ガスリーも力強い走りを見せ、フェラーリの2台に次ぐ6位でフィニッシュ。フェルスタッペンとは異なる1ストップの戦略を取るが、ライバルと同様にセーフティカー導入時に2度目のタイヤ交換を実施。セーフティカー明けで前を行くフェラーリのシャルル・ルクレールを抜きかけるが惜しくも順位を上げるには至らず。その後は後ろから迫るライバルの追い上げをかわし、6位入賞となった。

    トロロッソ・ホンダではダニール・クビアトが9位に入賞し、チームとして今シーズン4度目のポイント獲得となった。結果的にグリッド順と同じ位置でのフィニッシュとなったクビアトは、レース中はハースの2台やルノーとのバトルを続け、いくつかのオーバーテイクも見せた。セーフティカー導入時に10番手にポジションを下げたものの、ポジションを奪い返す形で9位入賞となった。クビアト同様に終始トップ10でレースを続けたアレクサンダー・アルボンだが、こちらもピットのタイミングで順位を落とした。懸命の走りで最後は入賞圏内まで0.1秒差に迫るも一歩届かず、11位でレースを終えた。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「チームがアップデートを投入したこのレースで、開幕戦以来の表彰台を獲得できたことはうれしく思っています。フェルスタッペン選手は今日も安定した速さを見せ、万全にレースを進めてくれました。また、2台のフェラーリに続きガスリー選手が6位入賞と、Aston Martin Red Bull Racingがフェラーリといい勝負ができたことも前向きに捉えています。ただ、4台同時入賞をあと一歩のところで逃した点は、非常に悔しく感じています。予選、レースとメルセデスの2台との戦闘力の差はまだ歴然としています。ここで得た勢いを維持しながら、今後さらにいい結果を得るべく、懸命に開発を続けます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、今日のレースの結果にはとても満足しています。ふたたび3位表彰台を獲得できましたし、この順位は今の僕たちの実力をあらわしているものだと思います。ポイントを積み重ねることができた点もチームとしては喜ばしい結果になりました。決勝ではフェラーリとバトルできるチャンスがあると確信していましたし、その通りになりました。スタートでは上位3台が1コーナーで同時に突っ込むという荒れた展開となり、接触を避けるためにその争いから一歩引くことにしましたが、結果ターン2からターン3へのベストなライン取りができました。そのコーナーで3番手へオーバーテイクが成功したことは、そこから自分のペースと戦略で残りのレースを戦うためにとても重要でした。トップ2台のメルセデスには届きませんでしたが、安定したラップタイムで走ることができたし、表彰台獲得はとても喜ばしい結果です。みんながタイム差を縮めるためにてもモチベーション高く開発に取り組んでいます。僕たちも正しい方向性をつかむために、来週のテストでいくつか新しいことをテストする予定です」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「最初のスティントは調子がよかったのですが、後半に向かうにつれてタイヤのグリップと摩耗に苦戦してしまいました。フロントウイングにたくさんのデブリが付着してしまいマシンがスライドし、セカンドスティント以降のペースが落ちてしまいました。できる限りプッシュしたのですが、前を走るフェラーリのマシンに十分についていくことができませんでした。セーフティカーが解除になった瞬間、ルクレール選手をオーバーテイクしようと試みましたが成功には至りませんでした。いいバトルはできたのですが、ターン3では少し接触があったと思います。結果ポイントが獲得できたいい一戦になりました。来週の火曜日にはテストがあるので、さらにいくつか新しいことを試しながら引き続き上を目指してプッシュしていきます。今後の開催サーキットの中には僕たちのマシンにより合ったコースがあるので、これからのレースがさらに楽しみです」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「今日の決勝はいいポジションでレースができていたときもありましたが、タイヤ交換のためのピットインをした際にタイヤが用意されておらず、時間をロスしてしまいました。急きょ決まったピットインでしたし、このようなことは今回のように急な対応を迫られた際には起こり得ます。チームとしてこの失敗から学ばなくてはいけないと思います。ピットレーンでの失敗がなければ、7位でレースを終えられたと思います。しかし喜ばしことにポイントを獲得することができました。マシンのパフォーマンスも向上しつつあり僕もいい手応えを感じています。この先のレースではいい結果を得られると信じています」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「ポイント獲得圏内まであとわずかという位置でしたが、ノーポイントでレースを終えたことが、非常に悔しい一戦となりました。しかし、レース中のグロージャン選手とのバトルはとても楽しかったです。僕たちがちょうど同じタイミングで攻めようとした時、接触を避けるために僕が引いたために彼の後方へ回ることになりました。ブレーキを踏まなくてはならずターン1への進入のタイミングを逃してしまいましたが、もしここで引いていなければオーバーテイクできていたかもしれません。僕のレースはピットストップの失敗により失われてしまったので、なにが起こったか詳しく検証する必要があります。2台ともトップ10入りも可能だった大事な機会を逃してしまった原因となったからです。とても残念な結果でしたが、僕自身のパフォーマンスには満足していますし、モナコではまたポイント獲得となるよう精一杯戦います」

    関連:【動画】 2019年 F1スペインGP 決勝 ハイライト

  • セバスチャン・ベッテル 「チームオーダーについてフェラーリと話し合う」

    セバスチャン・ベッテル 「チームオーダーについてフェラーリと話し合う」

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1スペインGPの決勝で自分とシャルル・ルクレールの二人のペースを妨げることになった2つのチームオーダーについてチームと話し合うつもりだと語った。

    セバスチャン・ベッテルは、1コーナーでメルセデスの2台に攻撃を仕掛けた際にフロントタイヤをロックさせてフラットスポットを作り、第1スティントのペースに妥協を強いられた。

    ターン3でマックス・フェルスタッペンに先行を許したセバスチャン・ベッテルは、チームメイトのシャルル・ルクレールからのプレッシャーを受け、フェラーリは今シーズンに付きまとっているチームオーダーのオーダーのジレンマに陥った。

    数周にわたってフェラーリの2台が接近した状態でレースは先行し、上位3名にリードを広げられた後、ようやくフェラーリはシャルル・ルクレールに譲るようチームオーダーを発令。セバスチャン・ベッテルはピットインしてタイヤを交換する。

    だが、シャルル・ルクレールがピットインしてセバスチャン・ベッテルの前に出た後、再び同じような状況が起こる。ルクレールがハードタイヤなどに対し、ベッテルはミディアムタイヤを装着していたためペースは速かったが、数周にわたってその状況が続き、最終的にフェラーリは順位を入れ替えるように2度目のチームオーダーを出すが、そのときすでに3番手のマックス・フェルスタッペンは10秒前を走っていた。

    その後、セーフティカーの導入によって差は縮まったが、フェラーリにトップ3に追いつくペースはなかった。セバスチャン・ベッテルは、自分とシャルル・ルクレールの戦略が異なることに気づいていなかったと語る。

    「内部的にチームオーダーについて話をするつもりだ。でも、クルマの中で僕たちは自分のレースをしようとしているけど、序盤は明らかにシャルルの方が速かったと思う」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「彼がどんどんプレッシャーをかけてきたときは、彼を先に行かせることに納得していた」

    「その後、第2スティントでは僕たちが異なる戦略だということにしばらく気づいていなかった。でも、前に出してもらったら、僕の方が明らかに速かった。マックスにプレッシャーをかけようとしたけど、セーフティカーが入ったので最終的にそこは問題ではなかった」

    セバスチャン・ベッテルは1コーナーでタイヤをロックさせて4番手に下がったことによってレースが妥協を強いられたと認める。

    「無線で多くのことを話し合ったし、僕は状況を見極めるのに苦労していた。スローダウンに苦しんでいた」とセバスチャン・ベッテルはフラットスポットについて振り返る。

    「第1スティントは妥協を強いられることになった。その後のペースは問題なかったけど、そこから挽回するのは困難だった。セーフティカーはちょっとしたチャンスを与えてくれたけど、マックスとペースは同じだった。難しかったし、マックスを抜くことはできなかった」

  • シャルル・ルクレール 「チームオーダーとタイヤ戦略は問題なかった」

    シャルル・ルクレール 「チームオーダーとタイヤ戦略は問題なかった」

    シャルル・ルクレールはF1スペインGPを5位で終えることになったが、フェラーリのチームオーダーとタイヤ戦略は“まったく問題ない”と語る。

    5番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレールは、オープニングラップでセバスチャン・ベッテルとのバトルを避けて5番手に定着。だが、ベッテルは1コーナーでの攻防でタイヤにフラットスポットを作り、急激にペースを落としていた。

    セバスチャン・ベッテルの後ろで数周にわたって立ち往生したシャルル・ルクレールにフェラーリがチームオーダーを出したころには、3番手のマックス・フェルスタッペンはギャップを広げていた。

    フェラーリはシャルル・ルクレールに1ストップ戦略を採らせるためにハードタイヤに交換。だが、ミディアムのセバスチャン・ベッテルに対してペースがなかったことで、フェラーリはベッテルを先に行かせるようチームオーダーを出した。

    後半にセーフティカーが入ったことでシャルル・ルクレールは2ストップ戦略に切り替えて新品のミディアムタイヤを装着したが、その後、攻撃することができず、セバスチャン・ベッテルの後ろの5位でレースをフィニッシュした。

    フェラーリのチームオーダーの遅れとタイヤ戦略によってチャンスを失ったように思えたシャルル・ルクレールだったが、スタートでマックス・フェルスタッペンを捕えられなかった状況のなかでチームは最善を尽くしたと感じており、セーフティカーが入らなければ、1ストップ戦略は成果を挙げたはずだと確信していると語る。

    「今のところ、今回のレースでは僕に関してはまったく問題はなかったと思う」とシャルル・ルクレールはコメント。

    「もちろん、第1スティントは僕の方が速かったけど、後ろにドライバーがいて彼の方が速いと伝えるのは常に難しい。常に前にいたいものだからね」

    「その後、彼らは僕を前に出してくれて自分のレースをすることができたし、僕が苦労しているときに再び順位を入れ替えた」

    「僕たちはハードタイヤでレースの最後まで走り切りたいと思っていたので悪い判断ではなかったと思う。でも、残念ながら、思い通りには機能しなかった」

    「リアタイヤにかなり苦しんでいたし、少しタイムを失った。正直、ミディアムでも同じだったので、それについては調べる必要があるけど、ミディアムを履いていたらもう一度ストップしていたと思う」

    「いずれにしろ、前のみんなはミディアムだった。少なくともレッドブルとセブはね。僕たちは彼らが再びストップすると思っていた。それがハードを選択した理由だ」

    関連:F1スペインGP 結果 | ルイス・ハミルトンVでメルセデスが5戦連続1-2!

  • バルテリ・ボッタス 「スタートで“奇妙なクラッチの挙動”で出遅れた」

    バルテリ・ボッタス 「スタートで“奇妙なクラッチの挙動”で出遅れた」

    メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1スペインGPのスタートでこれまでに経験したことのない“奇妙なクラッチの挙動”に見舞われたことで出遅れてしまったと述べた。

    バルテリ・ボッタスは、F1スペインGPで3戦連続となるポールポジションを獲得。しかし、前戦アゼルバイジャンGPとは異なり、1コーナーでルイス・ハミルトンにリードを奪われた。

    その後、ルイス・ハミルトンは快適なリードを築いて優勝。最終的にスタートが最終結果を左右することになった。

    「かなりタイトだったけど、僕はスタートで勝利を失ってしまった」とバルテリ・ボッタスは説明する。

    「クラッチに奇妙な挙動があった。バイトとリリースを繰り返していた。これまで経験したことのない挙動だ。そこで僕は失ってしまった」

    「正直、今日はとてもイライラしていた。スタートで失ってしまったけど、鏡の中の僕は『君のミスではない』と言っている」

    「クラッチに問題があったし、バイブレーションもあった。以前に経験したことのないものだ。スタートで出遅れたのはそれが理由だ。何が起こったのか解明したいと思っている」

    バルテリ・ボッタスは、スタートでルイス・ハミルトンにリードを奪われた時点で“ゲームオーバー”だったと認める。

    「トップにいた方がはるかに楽だし、ペースをコントロールすることができる。この種のトラックで後ろでついていこうとするとダーティーエアーでスライドしてしまう」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「だから、ある意味1コーナーでレースは決まってしまったようなものだ。ゲームオーバーだった」

    関連:F1スペインGP 結果 | ルイス・ハミルトンVでメルセデス5戦連続1-2の快挙

  • ピエール・ガスリー、6位入賞 「ポイントが獲得できたいい一戦になった」

    ピエール・ガスリー、6位入賞 「ポイントが獲得できたいい一戦になった」

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1スペインGPの決勝レースで6位入賞を果たした。

    6番グリッドから力強い走りを見せたピエール・ガスリーは、当初は1ストップの戦略を進めるが、ライバルと同様にセーフティカー導入時に2度目のタイヤ交換を実施。セーフティカー明けで前を行くフェラーリのシャルル・ルクレールを抜きかけるが惜しくも順位を上げるには至らず。その後は後ろから迫るライバルの追い上げをかわし、6位入賞となった。

    「最初のスティントは調子がよかったが、後半に向かうにつれてタイヤのグリップと摩耗に苦戦してした」とピエール・ガスリーはコメント。

    「フロントウイングにたくさんのデブリが付着してしまいマシンがスライドし、セカンドスティント以降のペースが落ちてしまった。できる限りプッシュしたけど、前を走るフェラーリのマシンに十分についていくことができなかった」

    「セーフティカーが解除になった瞬間、ルクレールをオーバーテイクしようと試みましたが成功には至らなかった。いいバトルはできたが、ターン3では少し接触があったと思う」

    「結果ポイントが獲得できたいい一戦になった。来週の火曜日にはテストがあるので、さらにいくつか新しいことを試しながら引き続き上を目指してプッシュしていく。今後の開催サーキットの中には僕たちのマシンにより合ったコースがあるので、これからのレースがさらに楽しみだ」

    関連:【動画】 2019年 F1スペインGP 決勝 ハイライト

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    【動画】 2019年 F1スペインGP 決勝 ハイライト

    2019年 F1スペインGPの決勝が5月12日(日)にスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで行われた。

    優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートしたハミルトンは1コーナーを制してリードを奪った後はレースを完全に支配。終盤のセーフティカーも物ともせず、1度もリードを譲らず、ファステストラップも記録して完全勝利。通算76勝目、今季3勝目を挙げて、ドライバーズ選手権で首位に返り咲いた。

    2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが開幕から5戦連続となる1-2フィニッシュを達成。開幕4戦はフェラーリの自滅に助けられた部分もあったが、バルセロナに持ち込んだ大幅な空力アップグレードによって本物のパフォーマンスが加わっての圧勝だった。

    3位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが進出。1コーナーで一歩引いて状況を見極める成熟ぶりが奏功して3番手に浮上すると、3位狙いの危なげないレース展開でフィニッシュ。開幕戦以来となる今季2度目の3位表彰台を獲得し、ドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルを抜いて3位に浮上した。

    4位はセバスチャン・ベッテル、5位はシャルル・ルクレールとフェラーリ勢。第1スティントと第2スティントでそれぞれチームオーダーの判断に遅れをみせるなど、マシンパフォーマンスだけでなく、オペレーションの弱さも露呈したレースとなった。

    6位はレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー。ホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトも9位入賞を果たしたが、アレクサンダー・アルボンは11位でフィニッシュ。4台揃っての入賞はお預けとなった。

    7位はハースF1チームのケビン・マグヌッセン。チームメイトのロマン・グロージャンもようやく今季初ポイントを達成し、チームとしても今季初のダブル入賞。8位には母国グランプリのカルロス・サインツが入った。

    2019年 F1スペインGP 決勝 動画

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