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  • MotoGP | スズキ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    2018年 MotoGP 第13戦サンマリノGP決勝日は天候にも恵まれ、ミサノワールドサーキットは95,000人を超える観客に埋め尽くされた。朝のウォームアップで決勝に向けての最終セットアップを決めたアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネは、午後2時、27周で行われる決勝をスタート。路面温度は41℃まで上昇し、熱狂的なファンの声援とともに熱いレースが幕開けした。

    10番手グリッド、13番手グリッドからそれぞれスタートしたリンス、イアンノーネは共に好スタートを決め、リンスは7番手までポジションアップ。さらにその後すぐ前をオーバーテイクし、6番手につける。アレックス・リンスは3周目にさらにポジションを上げて5番手となり、その後、前を行くマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイクして4番手まで順位を上げるも、レース中盤、後方から追い上げてきたカル・クラッチロー(ホンダ)にオーバーテイクを許し、ふたたび5番手に。さらにビニャーレスもリンスに猛追撃を仕掛けるも、オーバーテイクを許すことなく5番手をキープ。

    残り数周でビニャーレスとのギャップを広げようとペースアップしたところで2番手を走行していたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒を喫し、最後にさらにひとつポジションを上げて4位でチェッカーを受けた。アンドレア・イアンノーネはコンスタントな走りで後半徐々にポジションを上げ、8位でゴール。チームスズキエクスターは2人揃ってトップ10フィニッシュとなった。

    アレックス・リンス
    「今週末、ミディアムタイヤでのフィーリングがあまり良くなかったから、決勝はソフトタイヤを選んだんだ。ソフトの方がアドバンテージがあると思っていたから、マイナス部分はあまり考えなかったよ。今日のレースはすごく楽しかったし、結果にも満足しているよ。最も大切な鍵となるのは、やっぱりスタートだね。スタートを決めて、序盤にトップグループに入り込むことができれば、後は自分のリズムで走ればいい。終盤はフロントタイヤが暴れ出して、リズムをキープするのが大変だったけどね。今日の4位はとても意味のあるものだと思っているし、この先も今日のようなレースを常にしたいね。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日はなんと言っても、やっぱりグリッドが後方だったことが全てを台無しにしてしまったね。序盤になんとかポジションを上げようとオーバーテイクを試みたけど、ブレーキングでオーバーテイクすることがなかなかできなかった。とにかくプッシュを続け、後半になってなんとか何人かオーバーテイクし、前のグループとのギャップも詰めたんだけど、10コーナーでミスしてオーバーランしたために、またギャップを埋めるために頑張らなくちゃいけなかった。決勝中は常に110%の力で走っていたから、タイヤがかなり消耗しちゃって、最後の3周は頑張ってもどうすることもできなかった。8位なんていうポジションでもちろん満足なんかできるわけがないけど、状況を考えればそんなに悪くもないと思うよ。次戦アラゴンは自分と相性のいいサーキットだから、もっと良い結果を出したいね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「今日は残念ながら我々には表彰台を獲れるようなスピードはありませんでしたが、そんな中でも両ライダーがベストなパフォーマンスをしてくれたと思います。我々の作戦はソフトタイヤでレースを最後までペース維持して走ることだったのですが、そこはアレックス、アンドレア共きっちりと仕事をしてくれ、アレックスは結果的に表彰台まであと一歩の4位という成績を残してくれました。アンドレアはそこまでには至りませんでしたが、コンスタントなレースで、しっかりとシングルフィニッシュをしてくれました。今回は表彰台には届きませんでしたが、今後もチャレンジを続け、表彰台、そして優勝を目指して引き続き全力で頑張っていきたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日はアレックスがとても良いレースをし、今日狙えたと思われるベストなリザルトでレースを終えることができたので、結果にはとても満足しています。決勝でのアレックスはタイヤマネージメントも非常に巧みでしたし、数周にわたる後方からの激しいプレッシャーにも怯むことなく、常に自分の走りを貫くことができ、本当に立派でした。アンドレアはグリッドが後方だったために、ポジションを挽回するのに時間を要し、残念ながら期待通りの結果は出せませんでしたが、彼も非常にポジティブなレースをしてくれたと思っています。ペースも安定していたので、上位グリッドからスタートできていれば、トップグループでのバトルも可能だったでしょう。いずれにしても、今日のふたりの結果は納得できるものでしたし、我々のマシンのポテンシャルにもさらなる確信が持てました。アラゴンでもこの流れに乗って、さらに上を目指していきます。」

  • MotoGP | スズキ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    スズキは、MotoGP 第12戦 イギリスGPの予選で、アンドレア・イアンノーネが7番手、アレックス・リンスが10番手だった。

    寒い朝を迎えたシルバーストンのFP3は気温が上がらず、チームスズキエクスターライダーのふたりはタイムアップのチャンスを与えられることなく、午後のFP4を迎える。

    午後になって降ったり止んだりしていた雨が、FP4セッション中に激しく降り出し、アレックス・リンスを含む何人かのライダーが、大量の水が溜まった状態となった7、8、9コーナーで次々と転倒。セッションは赤旗中断となり、その後の予定が全てディレイとなる。

    大量の雨による難しいコンディションの中で転倒を喫したリンスだったが、Q1では冷静な走りで着々とタイムを詰め、セッション最後に2番手タイムを記録してQ2にジャンプイン。

    Q2は完全なウエットコンディションとなり、ふたりのライダーはウエットタイヤでピットアウト。リンスは一度コースアウトを喫するも、ピットインすることなく周回を続け10番手に。最後まで他ライダーと激しいタイムアタックを繰り広げていたイアンノーネは、最終ラップでベストタイムを更新し、7番手にポジションを上げてチェッカーを受けた。

    アンドレア・イアンノーネ (7番手)
    「FP4の終盤と予選は本当に難しかったよ。 明日、今日のように雨が降ったらレースができない可能性もあるかもね。雨自体はたいした問題ではないんだけど、コース上の一部の排水がうまくできないのが問題なんだ。予選ではサーキットの8割がドライなのに、濡れている一部は完全にハイドロプレーン現象になっていて、コントロールが完全に不可能だったよ。明日のコンディションがどうなるのか全く分からないけど、今日みたいな状態だけにはなって欲しくないね。」

    アレックス・リンス (10番手)
    「FP4でピットアウトした時、メインストレートが完全に水で覆われているのを確認していたけど、もし本当に危険な状態だったら赤旗が出されると思っていたから、大丈夫だと信じて走っていたんだ。でもコーナーで全開のブレーキングをした時にハイドロ現象が起きて、気が付いたら目の前にウォールが迫っていたから、危険を察して自らバイクから飛び降りたよ。その直後、同じコーナーで他の何人かのライダーも自分と同じような状態になっているのを見て、オフィシャルに一生懸命アピールしたんだ。マシンは昨日から今日にかけてセッティングを変えて良い方向にはなっているから、明日はトップグループでレースができるんじゃないかと思っているけど、天候次第になるだろうね。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「セッション中に激しい雨が降ったり、スケジュールがディレイしたりと、何かと難しい午後でしたね。アンドレアは最終的に7番手までポジションを上げましたし、決勝グリッドとしてはそれほど悪くないと思っています。アレックスも昨日から大きく前進し、雨の中でも着実にタイムを上げてQ2入りを果たして10番手グリッドを獲得しましたし、今朝の状況を考えると、大きな進歩を果たしたと思います。決勝中に安定したペースで走行ができれば、ふたりのスタートポジションはさほど悪くないでしょう。ウエットコンディションのフィーリングはふたりとも良いようなので、もし雨になったら、さらにチャンスがあるかもしれませんね。」

  • MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    スズキは、MotoGP 第11戦 オーストリアGPの決勝で、アレックス・リンスが8位、アンドレア・イアンノーネが13位でフィニッシュした。

    オーストリア、レッドブルリンクで開催されたMotoGP世界選手権第11戦は、ウィークを通して天候が安定せずにライダーを翻弄したが、日曜朝は青空に太陽が輝き、完璧な決勝日となった。イアンノーネは朝のウォームアップセッションでも4番手をマークし、好調ぶりをアピール。

    8番手、10番手グリッドから決勝をスタートしたアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスは、どちらも28周のレースに向け力強いスタートを切り、リンスは1コーナーまでに数台を一気にオーバーテイクして積極的にフロントグループに飛び込む。イアンノーネも同様のアクションを試みたものの、タイトな1コーナーでグループにのまれ、トップ10圏外にポジションダウン。数周の間オーバーテイクのチャンスを狙ってポジションをキープするも、コースアウトを喫し、17番手までドロップダウンして痛恨の追い上げレースを強いられる。最後まで諦めずにプッシュを続けるも、悔しい13位でレースを終える結果となった。3台のトップグループからは遅れるも、3台で4番手争いを続けていたリンスは、後半粘りのレースを強いられ、終盤ふたりのライダーにオーバーテイクを許し、8位でチェッカーを受けた。

    アレックス・リンス(8位)
    「後方からのスタートだったから、とにかくスタートを決めようと思っていたんだけど、今日はバッチリだったね。レース中もコンスタントなペースで走れて、6番手をずっとキープしていくことができたのに、タイヤが消耗してからは同じペースをキープできなくて、終盤にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とダニ・ペドロサ(ホンダ)にオーバーテイクされたのが悔しいよ。僕のライディングスタイルでは、後半にラップタイムが落ちることがあまりないんだけど、この2戦、同じような問題が起きているから、その部分をなんとかする必要があるね。次のシルバーストンは大好きなサーキットだから今から楽しみだよ。」

    アンドレア・イアンノーネ(13位)
    「レース序盤からリアのグリップ感がなくて、立ち上がりがうまくいかず、厳しい展開だったよ。ストレートでオーバーテイクされて、ブレーキングで取り戻すんだけど、抜き返すことは難しかった。ダニ・ペドロサ(ホンダ)にオーバーテイクされた時にミスしてしまい、グループから2秒遅れてひとりで追い上げなくちゃいけなくなった時は、他車とのバトルもなかったから自分のペースで走ることができて、ラップタイムも悪くなかった。レース後半、タイヤのグリップがかなり悪くなって再びミスしてしまったけど、とにかく自分としては現状のベストを尽くして走り切ったよ。シルバーストンはバイクとの相性が良いはずだから、セッティングを決めて、上位を目指したいね。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「ここは我々にとって難しいサーキットだということは分かっていたのですが、残念な結果に終わってしまいました。アレックスは序盤のレース運びは悪くなかったのですが、後半にペースを落としてしまいましたし、アンドレアに関しては2回のコースアウトが非常に残念でした。ブルノ、オーストリアの2戦で、我々が改善していかなければいけない部分もクリアになったので、それを後半のレース、来シーズンに活かせるよう開発を続けていきます。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日は厳しいレースになるだろうと予想していましたが、アレックスは素晴らしいスタートを決め、我々チームにとってポジティブなレースをしてくれたと思います。タイヤのグリップが落ちるまではかなり良いペースで安定したラップタイムを刻んでいたのですが、後半はペースを維持できず、残念ながら終盤にふたつポジションを落としてしまいました。目標はセカンドグループ以内で終えることだったので、照準通りの仕事ができたのではないかと思っています。この週末、アレックスはライディングに関しても大きく進歩があったので、その部分に関しても満足しています。アンドレアもレースペース自体は悪くなかったのですが、何度かミスをしてしまったために、追い上げレースとなってしまいました。結果としては満足のいくものではありませんが、我々のマシンと相性の良くないサーキットであることを考慮すれば、さほど悪い週末ではなかったのではないかと思います。シルバーストンは相性も悪くないので、次戦が楽しみです。」

  • MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    スズキは、MotoGP 第11戦オーストリアGPの予選、アンドレア・イアンノーネが8番手、アレックス・リンスが10番手と共にトップ10スタートを獲得した。

    オーストリアGP初日は午後から雨に見舞われ、時に雷を伴う大荒れの天候となったが、走行2日目となる土曜の朝は空が明るくなり、天候は回復の兆しを見せる。しかし午前のFP3では路面が完全に乾かず、気温も上昇しなかったため、ストレートQ2入りを逃したアレックス・リンスはタイムアップのチャンスなく、ウエットセッションを8番手で終了。

    午後のFP4は完全に雨が上がり、スリックタイヤで走行。イアンノーネ、リンスはそれぞれドライセッティングで好調な走りを見せ、イアンノーネはセッションを4番手で終える。

    Q1では路面が完全に乾き、トップ2を巡って激しい争いが繰り広げられる中、リンスはミスのない走りで2番手タイムをマークしてQ2行きを獲得。しかし、続くQ2ではタイム争いはさらに熾烈なものとなり、イアンノーネ、リンス共にポールからわずか1秒以内の差でありながらも、それぞれ8番手、10番手で終え、明日の決勝はイアンノーネ3列目、リンス4列目からのスタートとなった。

    アンドレア・イアンノーネ (8番手)
    「マシンのフィーリングはいいんだけど、うまくタイムが出せないんだ。フィーリングは良くないけど順位は良いっていう逆のパターンの方がどちらかと言うと好ましいけどね。グリップ感が低くて常に滑っているから、アクセレーションで遅れ、トップスピードにも影響する状態なんだ。うまくコントロールできなくて苦労しているよ。このサーキットは僕らのマシンとあまり相性の良くないサーキットだけど、とにかく決勝ではベストを尽くすよ。」

    アレックス・リンス (10番手)
    「Q1でのマシンのフィーリングが良かったから、Q2に行くために110%の力を出し切って走ることができたよ。Q2は10番手で終わったけど、自分では楽しく走ることができたし、ベストも尽くした。決勝はいつも同様にスタートを決めて、速いライダー達とのバトルを楽しみたいね。このサーキットはタイトだから10番手スタートはちょっと厳しいけど、なんとかトップグループに食らいついていきたいね。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「天候のせいで難しい1日ではありましたが、そんな中で、アレックスがQ1をうまくマネージメントし、ふたりのライダーが揃ってQ2に行けたことはポジティブだったと思います。もう少し上を目指していたのは確かですが、アンドレアはタイヤのポテンシャルをうまく使えず、またアタックラップでミスしてしまいました。アレックスも思うようなタイムアップができず、順位を上げることができなかったのですが、雨の影響で路面のグリップが落ち、どのライダーもそれぞれ苦労したのではないかと思っています。決勝は再びかなり大きなグループの接戦になると思うので、ふたりには最後までトップグループで戦ってもらいたいですね。」

  • MotoGP | スズキ 第10戦 チェコGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第10戦 チェコGP 決勝レポート

    スズキは、MotoGP 第10戦 チェコGPの決勝で、アンドレア・イアンノーネが10位、アレックス・リンスが11位と苦戦。ワイルドカード参戦のシルバン・ギントーリは痛みと戦いながら19位で完走した。

    短い夏休み明け最初のレースとなったチェコGPには、今年も95,000人を超えるMotoGPファンがブルノサーキットに集結し、例年同様の盛り上がりを見せた。

    この週末は天候に恵まれ、気温もかなり上昇したため、チームスズキエクスターの3人のライダーは、21周という長いレースをコンスタントに走りきるためのタイヤ選択を決勝前にそれぞれが検討。その結果、アンドレア・イアンノーネ、シルバン・ギントーリは前後共ハードのコンビネーション、そしてアレックス・リンスはフロントミディアム・リアハードを選択してレースに挑んだ。

    イアンノーネ、リンスは共に3列目グリッドから好スタートを切り、イアンノーネは6番手に、リンスもイアンノーネの数台後ろにつけ、どちらもトップ10圏内からポジションアップを狙う。しかし決勝は予想以上に厳しい展開となり、どちらもポジションを上げることができないまま、レースは終盤に入り、ラスト3周では数台にオーバーテイクを許し、それぞれ10位、11位と、シングルフィニッシュを逃す結果となった。肋骨を骨折しながら決勝に挑んだシルバン・ギントーリは、好スタートを決めて16番手までポジションを上げるも、最後は19位でレースを終える。

    チームは明日1日ブルノサーキットに残り、オフィシャルテストに参加する。

    アンドレア・イアンノーネ (10位)
    「もっと良い結果を期待していたから残念だよ。でも僕はいつも通り、スタートからゴールまで100%の力を出し切ったし、ベストを尽くした結果だから仕方ないと思っている。特にレース後半、コーナーの立ち上がりでタイヤがスピンしてタイムロスしてしまうので、そこをしっかり改善していかなくちゃいけないね。マシンのポテンシャルは高いけど、まだ全てにおいて完璧というわけではない。明日のテストで現状の問題点を洗い出しながら、さらに良くしていけるよう頑張るよ。」

    アレックス・リンス (11位)
    「長くて厳しいレースだったよ。正直決勝ではトップグループについていける自信があったんだけど、コーナー立ち上がりのトラクションが低くて、そこでタイムロスしてしまうために、オーバーテイクすることができなかった。特に最後の6ラップは本当に辛かったよ。明日のテストでなんとか問題を解決し、また表彰台争いがしたいね。」

    シルバン・ギントーリ (19位)
    「過去にもこのサーキットで怪我をしながら決勝を走ってかなり厳しかった記憶があるから、今日のレースも厳しいものになることは覚悟していたけど、思った以上に辛かったよ。怪我の状態は日々悪化していった感じだった。クリニカの医師に痛み止めをもらって決勝を走ったけど、それでもパワフルなMotoGPマシンを21周コントロールするのは難しかったし、ずっと痛みとの戦いだった。目標はトップから40秒以内でゴールすることで、結果は遠くなかったし、やるべき任務をきっちり終えることができてほっとしているよ。路面温度が高かったせいでグリップが悪かったので、明日はその部分を改善できる策を見つけたいと思っているんだ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「昨日までのパフォーマンスから予想していたよりは、かなり悪い結果となってしまいました、ラップタイム自体はさほど悪くはなかったのですが、少しずつの差がこのリザルトとなってしまいました。今回はシルバンもワイルドカードで参戦し、チームワークでマシンをセットアップしていったのですが、結果に繋げることができず大変残念です。明日もう1日テストがあるので、今回の原因を究明して、次のレースに繋げたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「金曜日、土曜日の走行はかなり良いペースだったので、正直決勝結果にはもっと期待を持っていたのですが、決勝中トップグループのペースについていくことができませんでした。3列目からのスタートでトップグループに食らいついていくことも簡単ではない上に、うまくペースアップが図れなかったために、残念ながらポジションを上げることが出来ないまま終わってしまいました。期待以下の結果で残念ではありますが、すぐ気持ちを切り替え、また次のレースに挑みます。次戦オーストリアGPは、我々のマシンとの相性があまり良いサーキットではなく、苦戦も覚悟していますが、とにかく現状のベストを尽くすつもりです。3人のライダーが揃って完走してくれたことは非常にポジティブなことだと思っていますし、アンドレアとアレックスはチャンピオンシップポイントも獲得しました。肋骨を骨折している状態ながら、最後まで頑張ってくれたシルバンにもとても感謝しています。この週末、彼はチームにとってとても有効な情報を与えてくれましたし、本人もレースを楽しむことができたようです。明日のテストでは今日の問題点を探りつつ、今後のレースと来シーズンを見越した新しいテストパーツも試す予定です。」

  • MotoGP | スズキ 第10戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第10戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP 第10戦 チェコGPはアンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスが揃って3列目グリッドを獲得した。

    土曜朝のFP3セッションは路面温度がタイムアタックに適した温度であったため、各ライダーがダイレクトQ2行きを賭けて激しい争いを展開。アンドレア・イアンノーネはセッションを通して常に5番手近辺をキープし、そのままQ2行きに。一方、アレックス・リンスはトップからわずか1秒差ながら、トップ10入りを逃す。

    FP4セッションは、リンスにとってはQ1でフライングラップをマークするためのセットアップセッションとなり、すでにQ2入りを決めたイアンノーネにとっては、決勝に向けたセットアップとシミュレーションに集中するセッションとなった。イアンノーネは1セットのタイヤでセッションを完走。

    Q1セッションではリンスが強烈なプッシュでドラマティックな展開を見せ、2番手タイムをマークしてQ2入りを獲得。ワイルドカードエントリーのシルバン・ギントーリは同セッションを11番手で終え、決勝グリッドは21番手となった。

    Q2セッションの路面温度は51℃に達し、各ライダーがトップを何度も入れ替える激しい争いに。イアンノーネ、リンスは一時揃ってフロントローポジションを獲得したものの、終盤に他ライダーが次々タイムを上げてポジションダウンを強いられ、それぞれ8番手、9番手でセッションを終えた。

    アンドレア・イアンノーネ (8番手)
    「今日の予選は皆のラップタイムが僅差で、ほんとに厳しいセッションだったよ。でも僕らはこの週末、やるべきことをしっかりやってきているし、今のところかなり順調さ。FP4ではバイクのフィーリングも良く、安定したタイムで乗れたしね。決勝ではもうちょっとリアグリップが欲しいけど、コンスタントに走れているから大丈夫だろうと思っているよ。明日のウォームアップで改善できる策を試みて、あとは全開で攻めるのみさ。」

    アレックス・リンス (9番手)
    「レースペースはかなり安定しているよ。FP4はハードのリアタイヤで安定したタイムで走れたから、明日の決勝も同じタイヤを使うつもりさ。バイクのフィーリングが良かったからQ1で思い切り攻めることができて、そのお陰でQ2にも行けた。3列目スタートはそんなに悪くないけど、とにかくスタートで失敗せず、序盤に前のライダー達をうまくかわしていかなくちゃいけないと思っているよ。フロントグループにいれたら、最後までついていける自信もある。とにかく明日は賢いレース運びが必要だね。」

    シルバン・ギントーリ (21番手)
    「この週末、毎セッションごとに少しずつ進歩できていて、とてもポジティブな仕事ができているよ。予選では5人のレギュラーライダーより前のポジションを獲得できたし、ワイルドカードライダーの仕事としては悪くないと思っている。先週の鈴鹿8耐で転倒した怪我の痛みが和らがないので、今日FP3の後にクリニカで検査したら、肋骨が2本折れていることが発覚したんだ。でも痛みの原因が分かってホッとしたよ。決勝ではなんとか頑張るつもりだけど、痛みは覚悟するしかないね。それ以外のことは全て順調だし、明日の決勝が楽しみだよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日我々のチームはとてもポジティブな仕事ができたと思っています。特にFP4では、アンドレア、アレックス共に良いレースペースで走ることができたので、決勝に向けての準備は整っていると感じています。もちろん予選ではもう少し上位を狙っていましたが、とは言えふたり揃って3列目グリッドは決して悲観的なポジションではないでしょう。特にアレックスはQ1でのチャンスをうまく掴んで、最終的に9番手までポジションアップしたわけですからね。レースペースも悪くないので、3列目スタートに関して特に大きな問題はないと思っていますが、グリッドが後ろになるほど序盤の頑張りが必要になるので、とにかく序盤にうまくトップグループに加わり、そのまま最後までトップグループで争えることを願っています。昨日、今日のように気温が上がれば、レースはかなりタフなものになるでしょう。そしてまたシルバンも、先週の鈴鹿8耐で負った怪我の痛みと戦いながらも何人かのレギュラーライダーを超えるタイムを計測し、とても良い仕事をしてくれました。明日の3人の決勝での走りが楽しみです。」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | スズキ 決勝レポート

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | スズキ 決勝レポート

    スズキは、MotoGP 第9戦 ドイツGPで、アンドレア・イアンノーネが12位でフィニッシュ。アレックス・リンスは1周目の3コーナーで他車と接触し転倒リタイアに終わった。

    ドイツGP決勝は、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスがそれぞれ8番手グリッド、11番手グリッドからスタート。

    週末を通し、レースペースに自信を持っていたふたりのライダーは、序盤でのポジションアップを狙うべく、揃って1コーナーにアグレッシブに飛び込む。しかしその直後の3コーナーで他車に接触され、イアンノーネは転倒を回避するためにコースを大きくオーバーラン。リンスは転倒を回避できず、そのままグラベルまで転がり、リタイヤを余儀なくされた。リンスは怪我こそ免れたものの、スタートからわずか数十秒でレースを終える苦い結果となった。

    オーバーラン後にコースに戻ったイアンノーネは18番手まで大きくポジションダウンするも、リアにダメージを負ったマシンで猛追撃を図り、12位までポジションをリカバーして貴重なポイントを獲得した。

    アンドレア・イアンノーネ (12位)
    「僕のレースは1周目の3コーナーで終わってしまったよ。ポル・エスパルガロ(KTM)には今日の行為に対してきっちり反省してもらいたいね。あの時彼が通れるラインもスペースも絶対になかったはずなのに、彼は無理矢理マシンを倒し込んできたんだ。真後ろにマシンの音が聞こえたから、接触を避けるために意識的にちょっとマシンを立てたんだけど、結局接触は避けられずにリアにダメージを負い、そのうえオーバーランのせいで大きくポジションを落としてしまった。かなりタイムロスしてしまったから、必死で追い上げてもなかなか追いつけなかったよ。でもラップタイム自体は悪くなかったから、あのアクシデントがなかったら、少なくとも5位から8位くらいの間ではフィニッシュできただろうね。決勝では誰もが序盤で猛プッシュをするのは当たり前のことだけど、特にMotoGPの場合は危険だから、皆それぞれが注意しなくちゃいけないよ。この数戦良いペースで走れるようになっているから、次のブルノが待ちきれない思いさ。」

    アレックス・リンス (リタイア)
    「1周目の3コーナー進入で、僕はちゃんとライン上にいたのに、ポル・エスパルガロ(KTM)が僕のインに入ってマシンを倒し込んできたから本当にビックリしたよ。ポルはアンドレアと接触して転倒し、逃げ場がなかった僕はそこに巻き込まれてしまったんだ。今週末、チームの皆と懸命に作り上げてきたものが、こんな形であっけなく終わっちゃうなんて本当に悔しいね。シーズン序盤の転倒を除けば、今年は順調に成長できているし、トップグループでバトルもできるようになった。僕もチームもかなり良い状態だから、サマーブレイクを終えてまたサーキットに戻るのを楽しみにしているよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「我々のレースは残念ながら1周目の3コーナーで終わってしまいました。スタート直後のアクシデントに我々のライダーがふたりとも関わってしまい、アレックスはそのまま転倒・リタイヤ、アンドレアはコースアウトして後方からの追い上げを強いられることとなってしまいました。レースペースには自信を持っていたので、非常に残念な結果ですが、アンドレアにはギブアップせずに最後までレースを追い上げてくれて「ありがとう」と言いたいです。2週間のブレイクの後にまた新たな気持ちでチャレンジを続けたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「自分達のミスではなく、アクシデントでこんな風にレースを終えることになってしまい、本当に残念です。我々チームのライダーがふたりとも同じアクシデントに巻き込まれてしまうなんて、不運としか言いようがありません。アンドレアはうまく転倒を免れ、諦めずに最後まで追い上げレースをしてくれましたが、事実上、あのアクシデントの瞬間、我々の今日のレースは終わってしまいました。しかし、気温が上昇し、厳しいコンディションの中で、アンドレアがうまくタイヤをマネージメントしながら12位までポジションアップし、ポイントを獲得してくれたことにはとても感謝しています。ザクセンリンクはタイトなサーキットで、ライダー達も皆それを十分理解していたはずなので、こんな形で終わってしまったことが残念でなりません。」

  • MotoGP | スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP ドイツGP2日目午前に行われたFP3セッションは、アンドレア・イアンノーネがコースレコードからわずかコンマ1秒落ちのトップタイムをマークし、変わらぬ強さと好調ぶりを見せつける。チームメイトのアレックス・リンスもまた着々とセッティングを煮詰め、セッション後半にトップ10にジャンプイン。チームスズキエクスターライダーはふたり揃ってストレートQ2行きを果たすこととなる。トップから11人がわずか0.477秒差という接近戦は、セッション終了間際に次々と順位が入れ替わり、前戦オランダGPに続くスリリングな展開となった。

    午後の予選はさらに気温が上がり、イアンノーネ、リンス共にフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションで、15分間のセッションで2度のタイムアタック。好調な滑り出しで、どちらも全力のアタックでタイムアップを目指すも、期待通りのタイムには届かず、トップからわずか0.5秒差ながら、イアンノーネが3列目8番手、リンスが4列目11番手に甘んじることとなった。

    アンドレア・イアンノーネ
    「昨日なかなかうまく解決策が見つけられなかったタイヤマネージメントが良い方向に向かっているので、僕自身は今のところポジティブな気持ちだよ。あともうちょっとというところなので、明日の朝に最後の調整をしてみる予定なんだ。FP4ではペースも良かったし、フィーリングもかなり良かったけど、問題はレース周回をいかにコンスタントに走れるかなんだ。特に中盤から後のペースが大事だね。正直予選ではもっと上にいけると思っていたんだけど、気温が上がったせいでタイヤがスピンしてしまい、思い通りのアタックができなかったのが残念だね。明日もいつも同様、全力でベストを尽くすよ。」

    アレックス・リンス
    「1周のタイムアタックはうまくいかなかったけど、タイムシートで見ると、中古タイヤでのペースは悪くないんだ。グリッドは後ろだけど、序盤に順調にポジションをリカバリーできるよう全開で行くよ。決勝はきっと面白い展開になるだろうね。ここはタイヤのグリップが12~13周で悪くなってしまうだろうから、そこからどんな走りができるかが勝負の鍵になるだろうね。このサーキットはタイム差が少ないから予選は苦戦してしまったけど、僕らのレースペースは悪くないし、コンスタントに走れているから、 あとは決勝を全力で戦うのみさ。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「明日の決勝に向けての準備という意味では順調に進めることができたと思っていますし、両ライダーとも良いペースだと言えるでしょう。 残念なことに予選では我々のポテンシャルをうまく出し切ることができず、8番手、11番手という悔しい結果となってしまいました。グリッドが後方になってしまったことで、決勝はより厳しいものになると覚悟していますが、決勝に向けて最後の調整をして、良いスタートを切って、順位を上げて行ってもらいたいと願っています。」

  • 【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    「キャセドラル・オブ・スピード」とも呼ばれるTTサーキット・アッセンで行われたMotoGP オランダGPは、週末を通して晴天が続き、日曜日の決勝も暑い1日となった。

    グリッド2列目5番手からスタートしたアレックス・リンスは好スタートを切り、また3列目9番手からスタートしたアンドレア・イアンノーネもスタート直後に数人を一気にオーバーテイクしてリンスのすぐ後方につけ、ふたり揃ってトップグループに滑り込む。

    レースはトップグループのライダー達が何度となく順位を入れ替える激しい展開が続くが、リンスは得意な5コーナーをアドバンテージに、数度のオーバーテイクを繰り返しながらトップ3圏内に。残り15周ではマルケス(ホンダ)をオーバーテイクして2番手に浮上し、アグレッシブに攻め続ける。

    表彰台争いはレース終盤まで続き、リンスは最終ラップ、最終シケイン手前で2番手を走るビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイク。そのまま2位でチェッカーを受け、アルゼンチンGPに続く今季2度目の表彰台、自身のMotoGPクラスでのベストリザルトを記録した。

    アンドレア・イアンノーネはリアのグリップに苦しみながらも、終始トップ10圏内で走行。しかし、15コーナーから18コーナーにかけてのショートカットによってレース後2秒のペナルティーを課され、11位に降格となった。

    アレックス・リンス
    「実は今朝原因不明の胃痛に苦しんで、すごく具合が悪かったんだ。でもクリニカ・モービルの医師に薬を処方してもらって、痛みがなくなり、そのお陰でレースに集中することができたから、クリニカの皆に感謝しているよ。今日はトップグループでたくさんのバトルができたし、タイトなオーバーテイクも多かったから、とにかくプッシュし続けて、失敗しないように集中して走っていたんだ。僕のペースがかなり良かったので、楽しくバトルできたよ。決勝中に学んだことも多かったし、マシンのフィーリングもチームワークも全てうまくいっているから、もっともっと頑張って、早く優勝したいね。今シーズンは開幕戦からマシンの状態はずっと良かったし、レース毎にさらに改良されていっているから、この先のレースもトップ争いができる自信があるよ。次のザクセンリンクも今から楽しみで仕方ないよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日は苦戦のレースだったね。スタート直後からマシンの挙動が大きくて、うまく走ることができなかったんだ。問題解決のために色々試しているんだけど、なかなか解決策が見つからず、エンジニアに問題を解析してもらっているところなんだ。1周のアタックでは問題ないんだけど、レースペースを安定して速く走れるようにならないとね。今日は限界ギリギリで走っていたから、何度かミスも犯してしまった。でもこれもレースだから仕方ないよ。アレックスの結果が僕らのマシンのポテンシャルを証明してくれているし、今日の彼は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思っているよ。僕も早く自分のポテンシャルを出し切るようなレースをしたいね。何度かのミスのせいで今日はトップグループから離されてしまったけど、ペース自体は悪いわけじゃなかったので、問題を少しでも改善して、ザクセンリンクではトップグループで戦えるようにしたいね。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「素晴らしいレースでした。今朝のウォームアップ走行ではアレックスのフィーリングがあまり良くなかったので、良いレースをしてくれるとは思っていましたが、2位表彰台までは予想していませんでした。非常に良いレースをしてくれて感謝しています。アンドレアに関しては、予選までの速さを決勝に繋げることができませんでした。これがここ数戦の課題となっているのですが、そこをしっかり改善し、次のレースに挑みたいと思います。今年はここまでで3位を3回獲り、今回は2位を獲りました。あと残っているのは優勝のみなので、早く優勝を達成できるようにしていきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「我々チームも今日のレースには皆興奮しましたね。アレックスがトップライダー達の中で最後まで怯むことなく激しいバトルを繰り返し、最後の最後にさらに順位をひとつ上げてゴールしたことは、本当に素晴らしかったと思います。決勝を見ていてわかるように、アッセンはミスを犯しやすく、とても難しいサーキットなのですが、今日のアレックスは決勝中常に冷静で、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今後もアレックスが常にこんな走りを見せてくれればと願うばかりです。アンドレアはリアタイヤの挙動によって思うような走りができず、結果に繋げることができませんでした。レース序盤にはトップグループの中で頑張っていたのですが、徐々にペースダウンし、少しずつグループから離されてしまう形となり、残念な結果となってしまいました。次戦ではふたりのライダーに揃ってトップグループでバトルしてほしいですね。いずれにしても今季4度目の表彰台を獲得できたことはとても喜ばしいことです。」

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  • 【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    アッセンには珍しい好天と暑さの中で行われたMotoGP オランダGP 2日目のアクションは、まさに究極の熱い戦いになった。

    午前のFP3セッションでは、上位3人のライダーが1000分の6秒差、さらに上位5人が100分の6秒差に。アンドレア・イアンノーネは金曜日のタイムを更新し、セクター2と3ではファーステストタイムを記録するなどして5番手タイムでストレートQ2入りをした。

    トップ10入りをかけた激しい争いは最後まで続き、アレックス・リンスは惜しくもセッション終了間際にトップ10から脱落。しかしリンスはFP4セッションでQ1に向けての準備を完璧に整え、Q1では優れたパフォーマンスを披露。1’33.600を刻み、2番手でQ2セッション入りの貴重な切符を手にした。

    Q2セッションは戦いがさらにヒートアップ。トップから10番手までが0.376秒差という僅差の、極めてエキサイティングなセッションになった。リンスは序盤にトップに立ち、その後トップが次々と入れ替わるも、セッション残り47秒でイアンノーネがトップに。しかしその後も最後まで激しい順位の入れ替えが続き、リンス、イアンノーネはそれぞれ5番手と9番手で予選を終え、リンスは久しぶりのセカンドロースタートとなる。

    アレックス・リンス
    「この週末はレースペースのことを考えてセットアップを進めてきていて、一発タイムを出すための策をあまり考える余裕がなかったから、今日の結果はとても嬉しいね。Q1セッションはレースペースを想定して単独で走るようにし、Q2ではベストなライン取りを見つけるための走りをしたので、どちらもうまくいって本当に嬉しいよ。マシンの安定性が増し、レースペースもとても良いので、あとは明日の決勝で良いスタートを切るのみさ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日のセッションはうまくまとめられたし、FP2からの改善も見られたけど、残念ながら昨日と比較してそれほど多くの進歩は見られなかったね。あとほんのちょっと何かが足りていない感じなんだ。ただラップタイムは皆本当に僅差だし、あとは決勝でどんなパフォーマンスができるかが全てだと思っているよ。僕自身は決勝に自信を持っているけど、ここ数戦、タイヤが消耗してからペースを維持できないレースが続いているのがちょっと心配かな。でもそれを意識してこの週末色々と調整してきているから、明日もベストを尽くして戦うよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日はアレックスがQ1からQ2にかけての流れをうまくまとめ、Q2では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今日の彼の仕事ぶりは本当に立派でしたし、とても嬉しく思っています。レースペースもかなり良いので、明日の決勝では良いスタートを決めて、最後までフロントグループで戦えることを願っています。アンドレアはこのサーキットが得意なので、今日の予選順位は少し残念でしたが、1本目のタイヤがうまく機能しなかったこともあり、仕方なかったと思っています。今日の予選は皆がハイペースでしたし、明日の決勝も今日同様の接近戦になると覚悟していますが、我々はチームとしてのベストを尽くすのみです。」