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  • ルクレール F1アゼルバイジャンGP予選「ミディアムで全てがおかしくなった」

    ルクレール F1アゼルバイジャンGP予選「ミディアムで全てがおかしくなった」

    シャルル・ルクレールは、アゼルバイジャンGPで「大苦戦していた」と認めた。これまでバクーで4戦連続ポールポジションを獲得していたが、その流れはQ3でのクラッシュによって途絶えることになった。

    ルクレールはターン16でブレーキをロックさせ、右側のバリアに激しく衝突。予選セッションを早々に終える形となった。この結果、日曜の決勝ではグリッド10番手以上からスタートすることはできなくなった。

    バクー市街地サーキットは広くルクレールの得意コースと考えられている。今週末に臨むまで、ルクレールは2021年から続けて4戦連続でポールポジションを獲得していたが、驚くべきことにいずれのポールからも勝利には結びつけられていない。

    セッション後にSky Sportsのインタビューに応じたルクレールは、週末を通じて直面していた困難について語った。

    「そうだ。特に僕にとってはね。ルイスの方が週末を通じてすぐにペースに乗って一貫していたと思う。僕は本当に大苦戦していて、普段はバクーに来ると自然に流れるようにうまくいくんだけど、残念ながら今年はそうじゃなかった」

    「その理由は理解できたと思うし、予選では感触を変えようとマシンを大幅に調整した。実際、ミディアムタイヤを履くまではフィーリングは良くなっていたんだ。でも、そこからすべてがおかしくなった」

    「ミディアムタイヤを履いた瞬間、とてもとても難しくなった。昨日は僕らのマシンにとって良いタイヤのように感じたけど、今日は適正なウィンドウに入れることが全くできなくて、それですぐに本当に難しくなってしまった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 アゼルバイジャンGP

    ルクレールは決勝で巻き返せるか?
    波乱の予選展開により、グリッドオーダーは例年よりも大きくシャッフルされている。ポールポジションはマックス・フェルスタッペンが獲得したが、フロントロウにはウィリアムズのカルロス・サインツが並ぶ。リアム・ローソンは2台のメルセデスを抑えて3番手を確保した。マクラーレン勢は7番手と9番手からのスタートとなる。

    自身の決勝への可能性を問われたルクレールは次のように語った。
    「チャンスはある。でも、前に戻るのは厳しいだろうね。チャンスはあるから、トライするつもりだ」

    「土曜が残念な一日だった分、日曜は良いものにしたい。これまでここでは逆のパターンが多かったからね。この状況をひっくり返すのを楽しみにしている」

  • フェルスタッペン ハミルトンのフェラーリF1苦戦に言及「決して簡単ではない」

    フェルスタッペン ハミルトンのフェラーリF1苦戦に言及「決して簡単ではない」

    マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンがフェラーリで迎えた最初のF1シーズンにおいて苦戦している状況について言及し、「決して簡単なことではなかった」と語った。

    ハミルトンのスクーデリアでのデビューイヤーは厳しいものとなっており、チームのマシンSF-25に苦しんでいる。7度のワールドチャンピオンにとって唯一の大きなハイライトは上海でのスプリントレース優勝であり、フルグランプリではまだ表彰台を獲得できていない。

    チームメイトのシャルル・ルクレールも苦戦しているが、4度のトップ3フィニッシュとポールポジションを1回獲得している。

    ハミルトンが最も落ち込んだのはハンガリーで、Q3進出に失敗した一方でルクレールがポールを獲得し、自らを「役立たず」と呼び「ドライバーを変えるべきだ」と発言した時だった。

    フェルスタッペンはイタリアでシーズン3勝目を挙げる前に、2021年のタイトルライバルであるハミルトンのマラネロでの初年度について尋ねられ、マシンの複雑さがハミルトン本人の現在の実力を正しく反映しているわけではないと認めた。

    「彼(ハミルトン)がメルセデスでどのように動いていたのか、彼が個人的にどう感じているのか、そして今(フェラーリの)チーム内で何が起こっているのか、僕には分からない」とフェルスタッペンは語った。

    「彼はすでにシャルル(ルクレール)という非常に強力なドライバーがいるチームに加入した。だからすぐにそこでチームメイトを打ち負かすことは決して簡単ではない。彼はチームに深く溶け込み、チームのことをよく知っていて、言語も話せる」

    「しかし、これらのマシンは時にとても複雑で、自分がなぜ速いのか、あるいはそうでないのかを完全に理解するのは決して簡単ではないんだ」

    ハミルトンはモンツァで10番手スタートからグリッドペナルティを受けて6位に入賞する力強い走りを見せ、気持ちも上向きとなったように見えた。また、数日前にはミラノで集まったティフォシの群衆の前に姿を現し、フェラーリドライバーとして初めて本格的な地元ファンの支持を実感した。

    マックス・フェルスタッペン スクーデリア・フェラーリ ルイス・ハミルトン

    フェルスタッペンは、フェラーリドライバーであることには大きな感情的魅力があると認めつつも、もしオファーを受けたとしても自分がフェラーリで走ることはないと語り、その理由を説明した。

    「僕はフェラーリが巨大なブランドだと思っている。すべてのドライバーは、自分がそこで走る姿を想像するし、『フェラーリで走りたい』と思うんだ」

    「でも僕は、ただフェラーリで走るために行くことが間違いだと思っている」

    「もし僕がそこに行きたいと思うとしたら、それは『フェラーリだから』ではなく、勝てるチャンスがあるからだ。そして、もしフェラーリで勝てるなら、それはさらに素晴らしいことだと思う。だからブランドの感情や情熱だけに導かれて行くべきではなく、自分がそこが正しい場所だと感じるから行くべきなんだ」

  • フェラーリF1移籍の真実:シューマッハとハミルトンの決定的な差

    フェラーリF1移籍の真実:シューマッハとハミルトンの決定的な差

    ルイス・ハミルトンの2025年フェラーリ移籍は、しばしば1996年のミハエル・シューマッハと重ね合わせられる。しかし、その実態はまったく異なる。

    シューマッハは27歳、肉体的にも技術的にも絶頂期にあった。ベネトンで二度の王座を手にし、さらに勝利を重ねられる状況を手放す必要はなかった。一方のハミルトンは40歳。すでにキャリアの終盤に差し掛かり、両者の立場は大きく異なる。

    ブラウンが認めたシューマッハ交渉の裏側
    シューマッハは当初、フェラーリの誘いを断っていた。混乱し技術的にも遅れを取っていたチームに行く理由はなく、ベネトンでさらなる成功を望んでいたからだ。そのとき助言を与えたのがロス・ブラウンだった。

    ブラウンは「拒否」ではなく「要求を積み重ねろ」と指示した。金銭だけでなく、権限や人的リソースまで徹底的に条件を押し上げるよう助言したのだ。

    実際にシューマッハはフェラーリが接触するたびに要求を追加し、フェラーリはそれを一つずつ受け入れていった。2009年のブラジルGPでautoracingのアダウト・シルバが直接ブラウンに確認したところ、彼は当時の報道を認めたうえで「ここまで受け入れるとは思わなかった」と語っていた。

    ブラウンはこう振り返った。

    「最終的に私はマイケルに言った。『もう決めるのは君だ。金銭的には想像以上だろう。タイトルをすぐに取れる保証はないが、長期的には可能性がある』」

    シューマッハの要求リスト
    シューマッハがスクーデリア・フェラーリに突きつけ、受け入れられた条件は以下の通りだ。

    ■ 権限と支配力: チーム全体を掌握し、自らの技術陣を組織する自由
    ■ 信頼できるスタッフ: ロス・ブラウン(戦略責任者)、ロリー・バーン(デザイナー)を含むベネトンの仲間の招聘
    ■ 絶対的ナンバー1待遇: 常にエースの立場を保証し、チームメイト人事にも拒否権を持つ
    ■ 破格の報酬: ベネトン時代の3倍の基本給に加え、勝利・表彰台・タイトルごとのボーナス

    フェラーリはすべてを受け入れた。1979年以降タイトルから遠ざかっていたチームは、成功を取り戻すためなら何でも差し出すしかなかったのだ。

    ハミルトンとの決定的な違い
    ハミルトンには、こうした「交渉による絶対的権力の獲得」はない。むしろ2012年にマクラーレンからメルセデスに移った時と同じく、「未来を信じる決断」に近い。年齢的にもキャリアの局面的にも、シューマッハがフェラーリに加わったときとは根本的に条件が異なるのだ。

  • フェラーリ 2026年F1パワーユニット開発の重要人物2名が離脱

    フェラーリ 2026年F1パワーユニット開発の重要人物2名が離脱

    フェラーリは2026年F1パワーユニット(PU)の開発において、重要な人物2名を失うことが明らかになった。AutoRacer.itの独占報道によれば、これは新規則が導入される来季に向けたマラネロの体制に大きな影響を及ぼす可能性がある。

    マラネロではここ最近も組織の変更が続いているが、今回はとりわけ重い人事となる。2025年シーズンはここまで大きな失望に終わっており、来季に向けた巻き返しが求められる状況だ。

    そんな中でPU開発の中核を担う人材を失うことは、スクーデリア・フェラーリにとって痛手になり得る。

    報道によると、フェラーリは2026年PUプロジェクト責任者であるヴォルフ・ツィマーマンと別れを告げることになるという。ドイツ人エンジニアのツィマーマンは、マッティア・ビノットが率いるアウディのプロジェクトに合流する可能性が高いとされている。ツィマーマンはフェラーリに11年間在籍し、2023年から来季用PU開発の指揮を執ってきた。

    さらに、内燃機関部門のチーフエンジニアであるラース・シュミットも同様にアウディへ向かうとされており、この2人の流出はフェラーリにとって大きな打撃となる見通しだ。

    一方で、エンリコ・グアルティエリへの信頼が改めて強調され、今後は彼がPUプロジェクト全体の責任を担うことになる。来季に関しては、メルセデスがPU開発で優位に立つとの見方もあり、フェラーリには過去のような長期的な支配を再現させない使命が課せられている。

    イタリアGPの際にフレデリック・バスール代表も「我々は2026年に完全に集中している」と明言しており、ライバルチームも同様に今季の開発を事実上止め、すでに2026年へ照準を合わせている。

  • アラン・プロスト フェラーリF1で苦戦のハミルトン擁護「才能は衰えていない」

    アラン・プロスト フェラーリF1で苦戦のハミルトン擁護「才能は衰えていない」

    F1レジェンドのアラン・プロストが、ルイス・ハミルトンは依然として速さと才能を持ち続けていると主張した。フェラーリでの新生活のスタートは困難だったが、その評価を覆そうとしている。

    ハミルトン(40歳)は夏休み前、「自分は役立たずだ」と感じていたことを認めていたが、休暇明け以降はペースも気分も改善してきた。モンツァではグリッドペナルティから10番手スタートを経て、6位まで挽回した。

    「僕たちが進歩していることにとても満足している」と7度のワールドチャンピオンは語った。

    「このマシンを少しずつ理解しつつある。100%快適に感じられるかは分からないけど、来年のマシンではもっと貢献できることを願っている」

    チーム代表のフレデリック・バスールもSky Italiaに対し、明らかな改善の兆しが見えると語った。「彼は復活した」とバスールは言う。「とても良いレースだった。7月には苦しんでいたが、今は再びペースを取り戻した。良い週末で、良い気分で、良いアプローチだったと思う。それが助けになる」

    4度のワールドチャンピオンであるプロストも、L’Equipeへの寄稿でハミルトンを擁護した。「フェラーリで勝てば、他のどこよりも価値がある。でも勝てなければ、他のどのチームよりも厳しい」と記した。

    「誰もがそれを知っていて、誰もが書いている。でも現実は違う。私はルイス・ハミルトンの才能が衰えたとか、ましてや失われたとはまったく信じていない」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリのモンツァでのパフォーマンス全体についても、バスールは「マックスは飛んでいたが、我々はマクラーレンからそれほど離れてはいなかった」と語った。

    一方で、チェッカーフラッグを4位で受けたシャルル・ルクレールは、ティフォシとともに表彰台に立てなかったことに率直に落胆した。「パワーのあるクルマを追おうとしたら、温度が急上昇して、10周にわたってリアタイヤを温存しなければならなかった」と説明した。

    「それが僕たちの代償になった。特別な週末にファンのためにもっとやりたかった」

    レッドブルとマクラーレンが先頭を走る状況について尋ねられたルクレールは認めた。「つらい。僕たちは自分たちの瞬間をずっと待っている。すぐにでも一貫して勝利を争えるチャンスが来てほしいが、今はまだ無理だ。僕たちにはそのクルマがない」

  • フェラーリF1代表バスール「ティフォシの情熱がハミルトンの活力になった」

    フェラーリF1代表バスール「ティフォシの情熱がハミルトンの活力になった」

    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、モンツァに大挙して詰めかけた情熱的なティフォシ(フェラーリファン)を称えた。彼は、ファンの存在が7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンに大きな活力を与え、イタリアGPの週末を通じて後押しになったと語った。

    スクーデリアはホームレースで表彰台を飾ることはできなかったが、シャルル・ルクレールが4位に入賞し、ハミルトンはグリッド10番手から6位までポジションを上げた。ハミルトンは直前のオランダGPでの違反による5グリッド降格ペナルティを受けていた。

    ハミルトンにとって、フェラーリのドライバーとして臨む初のイタリアGPは、シーズンを通して楽しみにしていた一戦だった。ファンは週末を通して7度の王者を温かく迎え入れ、モンツァ到着前からすでに、フェラーリがミラノでティフォシ向けの特別イベントを開催し、盛り上げていた。

    ハミルトンは週末を通じてメディアに対して明るい表情を見せており、その理由についてバスールは明確に語った。

    「彼が水曜と木曜にミラノでティフォシから受けたエネルギーは、彼にとって非常に特別なものだったと思う」とバスールはイタリアGP後に語った。「彼がこれを予想していたのかどうかは分からないが、とにかく素晴らしいもので、週末を通して彼に特別な後押しを与えたと思う」

    「決勝後にファンへ挨拶に行ったときも、ティフォシは本当に素晴らしかった。我々がこれを過小評価しているのか、それともあまり議論していないだけなのか分からないが、私自身も含めて、毎回あの場に行くたびに驚かされる」

    「我々は人生最高のレースをしたわけではなく、少なくとも表彰台を期待していたが、叶わなかった。それでもティフォシはそこにいて、情熱を持ち続け、応援し続けてくれる。だからこそ表彰台を与えられなかったのは残念だ。しかし、このエネルギーがチームに活力を与え、週末を通してルイスの周りにポジティブな雰囲気を作ったのは確かだ」

    フェラーリはモンツァで週末の序盤から好調に見え、ハミルトンがFP1でトップを取り、ルクレールが3回のフリー走行すべてで2番手につけた。予選でもフロントローを争う展開だったが、最後のアタックで一歩及ばなかった。

    決勝では表彰台を争う速さまではなかったものの、ルクレールはオスカー・ピアストリとのホイール・トゥ・ホイールバトルで観客を大いに沸かせた。また、ハミルトンがグリッド10番手から見事な追い上げを披露し、最終的に元チームメイトのジョージ・ラッセルの後方6位でチェッカーを受けた姿にも、多くの声援が送られた。

    スクーデリア・フェラーリ F1 ティフォシルイス・ハミルトンとフェラーリを応援するファンで埋め尽くされたスタンド

    バスールは次のように説明した。「我々はペナルティを受け入れなければならなかった。週末の最初から、プラス5は簡単ではないと分かっていたが、それでも彼はラッセルのすぐ後ろまで戻ってきた。FP1の最初のラップから決勝の最後のラップまで、彼のペースはずっと良かった」

    「正直に言えば、これは先週のザントフォールトから始まっていたと思う。あの週末の結果は彼にとってポジティブではなかったが、週末の序盤からルクレールと比べてペースは良く、気分も良かった」

    「決勝では30周目までラッセルと戦っていた。つまり、彼はより良い位置に戻っていたということだ」

    6位は、シルバーストンでの4位以来のハミルトンにとってベストリザルトであり、2戦連続ノーポイントからの脱出となった。今季はまだ表彰台に上がれていないが、バスールは残り8戦で必ず実現すると確信している。

    「彼はザントフォールトでラッセルと戦うことができたし、今日は10番手スタートからラッセルのすぐ後ろまで追い上げた」とバスールは語った。「ラッセルはすでに数回表彰台に立っている。だから我々はルイスが表彰台に立つことを期待できる」

  • フェラーリF1 ガブリエル・ボルトレトを2027年ハミルトン後任候補として注視

    フェラーリF1 ガブリエル・ボルトレトを2027年ハミルトン後任候補として注視

    フェラーリF1は、2027年シーズンにルイス・ハミルトンの後任となり得る若手候補として、ザウバーのガブリエル・ボルトレトを注視していると報じられている。

    今季いまだ勝利がないフェラーリは2026年マシン開発に重点を移す中、将来のドライバー体制についても水面下で検討を進めている。

    ルーキーシーズンを戦うボルトレトは、経験豊富なチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを上回るパフォーマンスを発揮し、予選や決勝で存在感を高めている。その成長ぶりはフェラーリ首脳陣の目に留まり、2027年の有力候補の一人として注目を集めている。

    フェラーリの2025年F1シーズンはいまだ勝利がなく、通常モンツァで試されるトラック特化型アップグレードを投入した後、チームの焦点はすでに2026年マシンに移りつつある。シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンは来季チャンピオン争いが可能なマシンを望んでおり、そこでの不足はマラネロでのハミルトンの長期的な将来に疑問を投げかける可能性がある

    ハミルトンはフェラーリとの契約において、2027年以降もチームに残るかどうかを決定づける重要な条項を保持している。チーム代表フレデリック・バスールや会長ジョン・エルカーンを含む首脳陣は、後任計画を検討せざるを得ない状況だ。現時点で7度のワールドチャンピオンを交代させる即時の計画は存在しないものの、フェラーリはすでにハミルトン以後の時代に向けた才能を評価し始めている。

    ザウバーの新人ガブリエル・ボルトレトがフェラーリの注目を集める
    スイスのメディア『Blick』の報道によれば、ザウバーの若手ドライバー、ガブリエル・ボルトレトは2025年のルーキーキャンペーンで際立ったパフォーマンスを見せ、注目を集めている。ブラジル人ドライバーである彼は、経験豊富なチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを継続的に上回り、6戦連続で予選Q2進出あるいはトップ10シュートアウト進出を果たしている。モンツァでは、ペナルティによりグリッド降格となったハミルトンを含むベテラン勢の前からスタートすることもあった。

    これらの好結果は、2027年にハミルトンがチームを去る可能性を見据えるフェラーリの首脳陣の目に留まったと考えられている。ガブリエル・ボルトレトがプレッシャー下で経験豊かなライバルたちと安定して渡り合える能力は、将来的なフェラーリ候補としての資質を際立たせている。

    スクーデリア・フェラーリ

    アロンソ、ボルトレトの印象的なルーキーシーズンを称賛
    ガブリエル・ボルトレトのメンターでありマネージャーでもあるフェルナンド・アロンソは、彼がオーストリアGPで初めてF1ポイントを獲得した際に若手ブラジル人の飛躍について語った。アロンソは、シーズンを通じてボルトレトが非常に優れたパフォーマンスを発揮しており、ニコ・ヒュルケンベルグが時折ポイントを獲得する一方で、多くの場合彼を上回っていると強調した。そして、初ポイント獲得は有望なキャリアの始まりであり、すべてのドライバーにとって忘れられない達成であると述べた。

    将来を見据えるフェラーリにとって、ガブリエル・ボルトレトはグリッド上で存在感を高めており、モンツァでの印象的な走りもあって、2027年シーズンに最も注視される若手の一人として浮上している。7度のワールドチャンピオンがスクーデリアを去る決断を下した場合、彼がルイス・ハミルトンの後任候補となる可能性は十分にある。

  • ルイス・ハミルトン F1イタリアGP決勝「表彰台でファンに会う資格はない」

    ルイス・ハミルトン F1イタリアGP決勝「表彰台でファンに会う資格はない」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、イタリアGPで6位に順位を回復し、「マシンを完全に掌握していると感じた」と語った。

    7度のワールドチャンピオンであるハミルトンは、週末の前に行われた前戦オランダGPでの違反によって5グリッド降格のペナルティを受け、10番手からのスタートとなったが、序盤にポジションを上げ、フェラーリで迎えた初のモンツァを6位でフィニッシュした。

    チームメイトのシャルル・ルクレールの2つ後ろのポジションでレースを終え、フェラーリはホームで表彰台を狙えるペースを欠いたが、40歳のイギリス人はそれでも週末を通じての進歩に手応えを感じていた。

    ハミルトンはこう語った。
    「今日は間違いなくマシンを完全に掌握できていると感じて、本当に満足していた。スタートはすごく良くて、何台かの間に挟まれて引かざるを得なかったけど、1コーナーと4コーナーでのポジションには本当に満足している」

    「その後はジョージにすごく接近していて、振り返ってみればアンダーカットを狙うべきだった。ロングスティントにしたのは報われなかった。それは僕たちが学ぶことになる」

    「それ以外では、ペナルティを受けた後に6位まで戻せたことに本当に感謝している。ティフォシの前でこうしてしっかりした走りができるなんて信じられない。今日このバナーの下で走るのは特別だった」

    「今日は表彰台に値しなかったから上がるつもりはない。でも多分、ピットウォールに出てファンのみんなに会いに行くだろう」

    「シャルルは全力を尽くしていた。マックスは前にいる。僕たちにはレッドブルの速さはない。今日は本当に速かったし、マクラーレンの速さもない。だから僕たちは4位か5位あたりだと思う」

    「僕たちが卓越した仕事をすれば、どこかで表彰台を得られる可能性はある。チャンスはあるけど、純粋な速さという点では、それは持っていない」

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)フェラーリはホームで4位と6位という結果を残した。

    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、ハミルトンのリカバリーを称賛した。

    ハミルトンはフェラーリでのデビューシーズンに苦しみ、失望の続くシーズンを送っており、これまで16戦でまだ表彰台を獲得できていない。

    しかし、バスールはF1のサマーブレイク以降の2戦で、ハミルトンが復調してきたと考えている。
    「彼は戻ってきた。ペナルティで中団にいたけれど、最初のスティントは力強かった」とバスールはレース後に語った。

    「最後に(ラッセルに対して)タイヤのアドバンテージを持とうとしたけど、デグラデーションが低すぎた。それでも本当に良いレースだったし、彼にとっても嬉しい。7月は厳しい時期だったけど、彼は戻ってきた。ペースも戻った」

    「良い週末だったし、良い気分、良いアプローチで臨んでいた。シーズン残りにとってプラスになると思う」

    さらにバスールは続けた。
    「目標は表彰台だった。シャルルは序盤に素晴らしいバトルをして力強いレースをしたけれど、タイヤがオーバーヒートしてしまった。僕たちはマクラーレンからそれほど離れていなかった。マックスは飛ぶように速かった」

  • シャルル・ルクレール F1イタリアGP決勝「4位以上は無理だった」

    シャルル・ルクレール F1イタリアGP決勝「4位以上は無理だった」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、イタリアGP決勝を4位で終え「これ以上できることはなかった」と振り返った。

    レース序盤にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と激しい攻防を繰り広げ、ティフォシを沸かせたものの、最終的には表彰台を逃す結果となった。

    スタート直後、ルクレールは好発進を決め、ピアストリを一時的にかわして3番手に浮上。しかしその後すぐに抜き返され、序盤の数周でタイヤをオーバーヒートさせてしまったことでペースを落とし、10周ほど苦しい展開を強いられた。その後は持ち直したものの、最終的に4位でチェッカーを受けることになった。

    「簡単な一日ではなかった」とルクレールはレース後に語った。「序盤はピアストリと戦ったけど、すぐにタイヤをオーバーヒートさせてしまって代償を払った。その後は回復したけれど、前のマシンと同じペースを持てていたわけではなく、ポジションを上げるのは難しかった。だから今日はこれ以上できることはなかった」

    フェラーリは週末を通して好調な滑り出しを見せ、金曜フリー走行1回目では1-2を達成。ルクレール自身も予選で4番手を獲得していたが、決勝ではレッドブルとマクラーレンの速さに太刀打ちできなかった。

    「今日は後悔はない」とルクレールは付け加えた。「ピアストリとのバトルは楽しかった。僕がミスをすると彼に抜かれ、彼がミスをすると僕が抜く、そんな攻防だった。でも彼らのほうが明らかに速かった。クルマ以上のことをしようとして何度もリアを失ったし、残念ながらこれ以上の結果を望むのは無理だった。今日のレースペースは予想より少し悪かった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 イタリアGP

    残り8戦となった今季。今後の戦いに向けてルクレールは「バクー、シンガポール、ラスベガスでは少しチャンスがあるかもしれない」と述べつつも、現実的な展望を示した。

    「バクーは好きなサーキットだし、過去に強さを見せてきた。でも決勝ではオーバーテイクが簡単だから、レースペースがなければすぐに苦しくなる。シンガポールは予選が重要で、決勝は抜きにくいからチャンスはあると思う。ラスベガスも含めて、この3戦は勝利に近づけるかもしれない。でも我々が優勝候補で行くことはなく、常に3番手。レッドブルが何らかの理由で崩れたら2番手の力になれるかもしれないが、トップ争いは簡単ではない」

  • ルイス・ハミルトン F1イタリアGP予選「ティフォシの力に後押しされている」

    ルイス・ハミルトン F1イタリアGP予選「ティフォシの力に後押しされている」

    ルイス・ハミルトンは、2025年イタリアGP予選でチームメイトのシャルル・ルクレールからわずか0.1秒差に迫り、夏休み以降の進歩に「本当に満足している」と語った。

    モンツァで5番手タイムを記録したが、オランダGP前の黄旗無視による5グリッド降格ペナルティの影響で、決勝は10番グリッドからのスタートとなる。

    夏休み前のハミルトンはスパで2戦連続Q1敗退、ハンガリーでは周回遅れでノーポイントに終わるなど苦しいレースが続いていた。だがモンツァの予選後、彼は前向きな姿勢を示した。

    「間違いなく、本当に本当に僕たちが、特に僕のガレージ側で成し遂げてきた進歩にすごく満足している。間違いなく以前よりずっと安定している。先週もそうだったし、今週はさらにそうだ。僕たちは0.1秒差以内で戦えている。とにかく努力を続ける必要があるけど、進歩を実感している」とハミルトンは語った。

    ハミルトン「言葉にできない」フェラーリ初のホームGP
    フェラーリの本拠地モンツァは、熱狂的なティフォシがスタンドを埋め尽くす特別な舞台だ。ハミルトンは母国以外で初めて迎える「ホームGP」の雰囲気に圧倒されている。

    「フェラーリでここにいるのは本当に素晴らしい。正直、言葉にならない。ファンは本当に美しい。水曜からずっとエネルギーにあふれている。すでに何千人も集まっていて、ミラノ市内でのイベントもすごかった。ここでも、ガレージを出てターン1に向かうと、左も右も赤一色だ。明日何が可能かは分からないけど、なんとかして前に進んでいくよ」

    「どんなものか想像しようとしてきた。他の人たちがここに来て、経験して去っていったのを見てきた。セブ(フェッテル)がここにいたとき、表彰台での姿を見ていた。でも自分がその中にいると違う。自分の関心が一致するからだ。別のチームにいたときは必ずしもそうではなかった。情熱の強さ、その激しさ。世界のどこでも見たことがない。もしかしたらブラジルがサッカーでそうかもしれないけど、それ以外では見たことがない」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 イタリアGP

    「人々の力で走る」──解説陣の分析
    Sky Sports F1の解説者カルン・チャンドックは、ハミルトンがファンのエネルギーを糧に「輝いている」と分析した。

    「彼はそれによって力を発揮するドライバーだ。過去にシルバーストンで何度も見てきた。ナイジェル・マンセルのようなタイプで、人々の力を好む。プレッシャーを感じるのではなく、エネルギーを得るんだ。ここでも同じ効果が出ているようだ」

    「今週末の彼はずっといい走りをしている。ザントフォールトのときと同じように、ルクレールに匹敵するペースを見せている。ペナルティを背負っているのは本当に残念だ」