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  • エイドリアン・ニューウェイ Q&A:2014年F1規約とマシンデザイン

    エイドリアン・ニューウェイ Q&A:2014年F1規約とマシンデザイン

    タイトル4連覇を達成したレッドブルのマシンをデザインしてきたエイドリアン・ニューウェイが、2014年F1マシンのデザイン、自身の仕事論について語った。

    あなたは近年で最も成功したF1デザイナーです。最近のマシンは主に前年の進化型でしたが、2014年は大幅な変更があります。どのように対応しますか? 本当に白紙からスタートするのですか?
    まず最初にやらなければならないのは、注意深く読み込むことだ。言おうとしていることではなく、実際に言っていることを読み取らなければならない。なぜなら、それは常に同じではないからだ。

    そのあと、実際に一口サイズに分解し、異なる分野において最善のソリューションになると思われる空力的および機械的パッケージングを規約から理解する。ひとつのアイデアに固執せずに検討していき、どこかの時点で再びすべてを一つにまとめる。私にとってはそこが重要な部分だ。最終的には、かけらを一つに寄せ集めたものではなく、全体として完成されているべきだ。

    そのプロセスに多くの人員がどのように関わるのですか?
    うちには100人以上のエンジニアがいる。最初の重要なレイアウトに関しては少人数のグループが行う。RB10に関して言えば、空力についてはフロントエンドとバックエンド、エンジンと冷却のパッケージングについては中心部分に仕事を分けることから始めた。冷却は来年の大きなチャレンジになるだろう。

    まだ白い紙と7Bの鉛筆を使っているのですか?
    ある程度まではそれが習慣になっている。CADシステムが登場するずっと前の1980年に大学を卒業したので、いつも製図版を使ってきたし、CADシステムを学ぶ時間をとらなかった(笑)。私にとって、使い慣れたものは言葉のようなものだ。一番よく知っているものに拘っている。製図版が好きなんだ。私の仕事の大半は1/2の縮尺なので、自分の前に完全なマシンを描くことができるからね。CADシステムはスクリーンのサイズが限られている。そうは言っても、私たちのような組織では、私のように製図版で仕事をする人間が多すぎると大変だろう。全てをコンピュータに入力し、CFDを検討し、製造しなければならないからね。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、あなたのことを完全にクレージーで大胆不敵だと言っていました。近年で最も成功したF1マシンを設計したのはそのおかげであり、2014年のこの挑戦にも勝てるのでしょうか?
    よくわからない。クレージーであることはあまり関係ないと思うし、自分の仕事が正しい方向に向かっているという自信の方が大切だと思う。仕事に対して情熱を持ち、自分のやっていることが正しいと信じることだ。芸術的側面と言えるかもしれない。しかし、一歩下がって客観的にならなければならない。方向性はこれで正しいのか?間違っているのか? 答えがノーであれば、それは正しくない。そういう場合は、最終週、最終日の土壇場でゴミ箱行きだと言う覚悟をしなくてはならない。

    他チームの設計プロセスも、あなたが行った方法とそれほど違わないはずです。何が違いをもたらすのでしょう? 良し悪しを教えてくれる内なる声が聞こえてくるのですか?
    いいや。内なる声などない。私は24時間ルールと呼んでいるが、24時間後も良いアイデアのように見えるかどうかだ。それでマルかバツかを決める。実際、このプロセスによって感性が発達する。脳は驚くべきものだ。何か全く違うことをしているとき、たとえばお茶を入れているときでも、突然良し悪しがわかるんだからね!

    あなたは、今では伝説となったドライバーたちに優勝できるチャンスを与える多くのマシンを造ってきました。ナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ミカ・ハッキネン、そして、セバスチャン・ベッテルなど。彼らの強みと弱みは考慮しましたか?
    私がまだ若いデザイナーだった頃、マーチにロビン・ハードが加わり、ロニー・ピーターソンに合わせてマシンを設計したことがある。正直、私は常にドライバーの反応を信じてマシンを設計しているとは言えない。

    ということは、マンセルやプロスト、ベッテルのマシンではなく、むしろニューウェイのマシンだったということですか…
    そうだね、過去数年間の私たちのように、セバスチャンとマーク(・ウェバー)が継続していると、彼らのフィードバックに耳を傾けるようになる。そのフィードバックの結果、少なくともマシンの一部はそのように進化することはある。

    セナ、プロスト、マンセルといったドライバーの名前を振り返ると、セブはどこに位置づけられますか? 個人的なランキングは?
    格付けするのは不公平だと思う。一人を誰かより上に評価するのはね。でも、セブは疑いなく本物の才能の持ち主だと言える。幸い、偉大なドライバーと一緒に仕事をしてきたが、全員に共通している傾向は知的だということだ。彼らは全員、マシンを走らせる能力と、マシンを走らせているときに自分が何をしているのかを理解する思考力があり、マシンから降りたときには素晴らしい記憶力がある。彼らは頭の中で経験したばかりのことをプレイバックし、夕方エンジニアと会話するときにその記憶と素晴らしい労働倫理を組み合わせることができる。

    あなたは30年あまりモータースポーツ界にいます。その間、モータースポーツは何を教えてくれましたか?
    F1は重労働だよ!(笑) その間に自分があまり変わっていないと思いたい。F1によって性格は変わっていないとね。大学時代を思い出すと、ほとんどの同級生は航空機を設計したがっていた。でも、私はずっとレースカーのデザイナーになりたかった。同級生はその後、10〜15年後に結果がでるプロジェクトで仕事をした。仕事が良かったのか、悪かったのか、大したことがなかったのかに対するフィードバックを得られるのは“何光年”も先になる。私はそれが嫌だった。F1で刺激的なのは、ハイレベルのフィードバックを得られることだ。失敗したときは辛いが、少なくとも失敗したことがわかる。そして、変化を完全に把握しよう努力することも必要だ。大学を卒業後、すぐに当時は小さなF1チームだったフィッティパルディに行った。ジュニア・エアロダイナミシストとして採用されたが、仕事を始めたら実はチーフ・エアロダイナミシストだった。私一人しかいなかったんだ! レイトンハウスに移籍したときも、チームには合計55人しかいなかった。エンジニアは全部で6人で、この小さなチームで、私が空力とマシン設計とマシンの組み立てをした。今では、そのいようなことは理解できないだろう。今のレッドブル・レーシングには600人以上の従業員がおり、エンジニアも100人以上いる。規模は10倍以上だ。だから、技術的な変化や運営面の変化を理解するのは刺激的な仕事だ。長年学んだことに話を戻すと、じっとしていることは命取りだということだ。

    自分自身に満足していますか? くつろいで「そんなに悪くないな」と考えたりしますか?
    いや、くつろいでそのように振り返るようなことはない。自分の興味のあることに才能を発揮しようとしているし、その興味が強みであってほしい。あまり多くの会議に出席するつもりもない。少なくとも仕事時間の50%は製図版の前で過ごし、残りはファクトリーの同僚が発見したことについて話し合うことにしている。もちろん、レースではドライバーと一緒に過ごす。おかげで非常に刺激的ないろいろなことに関わる機会がある。

    あなたの仕事には有効期限がありますか? 例えば、「あと3年したら終わりにしよう」と自問したことはありませんか? それともクリスチャン・ホーナーかヘルムート・マルコにある日「やあみんな、今日はオフィスに行かないし、ファクトリーには二度と … 」と言うのを考えたりしませんか?
    それは私のスタイルではない。レッドブル・レーシングには最初から関わっているので、スタッフにはとても忠誠心を感じている。誰かに前もって通知することなく辞めることはないだろう。だが、正直なところ、自分が楽しんでいる限り、仕事を続けるだろう。2002年頃にもう少しでF1を辞めそうになったことがあった。当時はフェラーリやFIAがあまりに政治的でとても難しい時期だった。

    マシンで大きな失敗したことがありますか? ずっと後悔しているような失敗が …
    失敗はあるが、後悔はしていない。期待したほどマシンが良くなかったことはある。1989年のレイトンハウスのマシンがそうだ。F1の方向性を少し変えた1988年のマシンの後継マシンだ。純粋に空力に基づいたマシンを設計し、そのあとメカニカルなパーツをパッケージしようとした。ターボ時代だった当時、大半のチームはその逆をしていた。彼らは最初にマシンをメカニカル的に設計し、そのあと空力面を検討していた。だから、私たちは「優先事項」を完全に変えた。だが、話を元に戻すと、1988年のマシンが優秀だったことで、1989年は野心を持ちすぎた。1989年のマシンは、チームの規模と経験に比較するとあまりに複雑だった。あのことから学習するべきだった。同様の状況が別のマシンでも起こり、自分が完全に学習していないことがわかった。それは2004年のマクラーレンMP4-19Aだ。当時フェラーリが圧勝してろい、私たちには大躍進する必要があった。少なくとも大躍進をするために攻めなければならないと感じていた。そして、またも攻めすぎて失敗した。あまりに攻めたので、宿題をちゃんとやっていなかった。

    あなたがレッドブル・レーシングと親密であることは誰もが知っていますが、他のチームからオファーがありますか?
    ある。いつものことだ。オファーがなければ心配するだろうね!(笑)

    2014年についてですが、これまで見た範囲では2014年マシンは醜いと誰もが言っています…
    そうだね。マシンを規定しているのはレギュレーションだ。もちろん、理想的にはマシンが速く、かつスタイリッシュなデザインであってほしい。しかしパドックの全員が魅力的なマシンよりも速いマシンの方を選ぶだろう。そういうものだ。私としても規約策定時に美的な考慮が行われた方が嬉しいのは確かだ。だが、美しさよりも速さの方が重要だ。

  • エイドリアン・ニューウェイ 「2014年の規約は本当に大きな挑戦」

    エイドリアン・ニューウェイ 「2014年の規約は本当に大きな挑戦」

    レッドブルのデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、2014年に導入される新しいレギュレーションの複雑さに動揺していることを認めている。

    レッドブルは、4年連続でダブルタイトルを獲得する圧倒的な強さをみせてきたが、2014年に導入される完全に新しくなるレギュレーションは、チーム間により公平な競技の場を与えるとみられている。

    完全に新しいマシンに新しいV6エンジンを組み入れるチャレンジは、レッドブルとエイドリアン・ニューウェイにタフなビルドアップを課している。

    「我々の展望は、軽いなパニックと危機管理の間のどこかだ」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

    「来年のレギュレーションは、本当に大きな変化だ。非常に複雑なパワートレイン、そして我々を含む多くのチームにとって本当に大きなチャレンジだ」

    「信頼性が大きな問題になるだろうし、3つのエンジンメーカーが他と比較してどれくらいうまく機能するかはまったく明らかではない。空力面にも大きな変化がある」

    「残念ながら、完全にクリーンなスタートだ。我々にとっては、レギュレーションが変わらない方がかなり満足だっただろう」

    エイドリアン・ニューウェイは、新車の開発時間を最大限にするために可能な限りギリギリまでプッシュすることに不慣れなわけではないが、レッドブルは今年それに本当に困窮していると考えている。

    現在の2014年への準備についての感覚について質問されたエイドリアン・ニューウェイは「言ったように、いささか動揺しているよ」とコメント。

    「エンジン規約の変更は誰にとっても大きなチャレンジだし、どれがどう転ぶかは誰もわからないことだよね?」

    「現在、我々全員が著しく異なることを進めていると感じているし、シーズンのスタートまでおよそ6カ月くらい遅れている」

    「だが、それがF1の特性であり、常になんとかなるものだ。様子をみてみよう」

  • エイドリアン・ニューウェイ 「タイトルのために2014年マシンを犠牲にした」

    エイドリアン・ニューウェイ 「タイトルのために2014年マシンを犠牲にした」

    レッドブルのエイドリアン・ニューウェイは、今年のタイトルを獲得するために2014年マシンの開発で妥協する必要があったと認めた。

    セバスチャン・ベッテルとレッドブルは、F1インドGPでドライバーとコンストラクターの両タイトルを獲得。セバスチャン・ベッテルは、現在レースで7連勝を挙げている。

    エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルの夏休み以降の圧倒的な強さは、RB9の開発を強めたことによる部分もあり、そのために2014年マシンをいくらか犠牲にしたと明かした。

    「今年の開発に関しては、ライバルからかなりハードにプッシュされていると感じていた」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

    「開幕時はフェラーリだ。フェルナンドは決して軽視できない。シーズン中盤にはメルセデスがかなり力を増してきた」

    「我々もプッシュし続ける必要あったし、今年のマシンの開発に力を入れなければならなかった。つまり、来年のマシン開発でいくらか妥協しなければならなくなったが、我々はそうする必要があると感じた」

    「結果が出た今では、もっと早くに開発の手を緩め、来年へリソースを割くこともできたと考えられることもできる。だが、それをするのが早過ぎてタイトルを逃していたら、今頃ひどく落胆していただろう」

    エイドリアン・ニューウェイは、最近のRB9に対する開発の一部は2014年に転用できるが、それ以外は新しいレギュレーションに適用できないと述べた。

    「我々が学んだ一部のものは来年にも転用される。基本的なく空力に類似点もあるからだ」

    「残念ながら、自然進化を果たしてきた他のパーツについては来年のレギュレーションには適用できない」

    新車を完成させるためにプレッシャーを感じているかと質問されたエイドリアン・ニューウェイは「そうだね。ここから最初のテストまでにマシンを完成させるには一人一人の大きな努力が必要だ」と述べた。

  • エイドリアン・ニューウェイ 「シーズン途中のタイヤ変更が助けになった」

    エイドリアン・ニューウェイ 「シーズン途中のタイヤ変更が助けになった」

    レッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは、ピレリのシーズン途中のタイヤ仕様変更がタイトル4連覇の助けになったと認めた。

    ピレリは、F1イギリスGPでのタイヤバースト問題を受けてベルトをスチール製から昨年のケブラー製に変更。セバスチャン・ベッテルはその後、6連勝を果たして先週末のF1インドGPで4度目のタイトルを獲得した。

    レッドブルはタイヤ変更を強く求めてチームであり、エイドリアン・ニューウェイが2012年タイヤがチームのパフォーマンスを後押ししたことを認めた。

    「2012年タイヤに戻ったことが我々を助けたのは明らかだ」とエイドリアン・ニューウェイは L’Equipe に述べた。

    「我々のクルマは高速コーナーで非常にうまく機能している。そこは2013年タイヤで最も苦しんだ部分だ。それらはかなり簡単にダメージを負ってしまい、我々が他チームに持っていたアドバンテージをあまり生かせなかった」

  • エイドリアン・ニューウェイ 「2014年も優勢を維持できるかはわからない」

    エイドリアン・ニューウェイ 「2014年も優勢を維持できるかはわからない」

    レッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは、2014年以降もレッドブルがF1での優勢を維持できるかわからないと考えている。

    セバスチャン・ベッテルとレッドブルは、F1インドGPで4年連続のダブルタイトルを獲得。今後は大幅なレギュレーション変更が行われる2014年にむけて“RB10”の開発に焦点を移していくことになるだろう。

    2014年は、全員にとって白紙の状態のスタートとなるが、エイドリアン・ニューウェイは、考慮すべき変数があまりに多いと述べ、レッドブルが過去4年間のような優勢を続けられるかどうかはわからないと考えている。

    「そうできるかもしれないが、どうなるかわからない。ルール変更が関わってくる部分だろう?」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

    「これまでにも何とかしてきたが、今回は空力に大きな変化がある。2009年ほどではないが、非常に重要だ。また、エンジンパッケージも、我々からすればインストールするには非常に複雑なパッケージだ」

    「ルノーとしても、現時点で3つのメーカーのどこか1つが他に対して大きな利益を得ることになるかまったくわからない状況だ。シーズンスタート開幕時には信頼性も大きな問題になるだろう」

    2014年規約のどの部分が最も大きな影響を与えるかと質問されたエイドリアン・ニューウェイは「最終的には規制部分だ」と述べた。

    「来年のような大きなレギュレーション変更があるときには、このようなエキサイティングで異なる変化がある。しかし、じっくりと詳細を見れば、実際は規制に次ぐ規制だ。来年、ビームウイングが禁止され、ノーズもより制限される。フロントウイングが狭くなるのは規制ではない。ただの変更だ。ノーズとビームウイングは疑いようのない規制だ。そして、もちろんエキゾーストも最も重要な部分だ」

    また、エイドリアン・ニューウェイは、2014年レギュレーションのもとで見た目の優れたマシンを生み出すのには苦戦するかもしれないと認める。

    「新規約ではチャレンジングになる。それは間違いない!」

  • エイドリアン・ニューウェイ、RB10の開発のためにF1日本GPを欠席

    エイドリアン・ニューウェイ、RB10の開発のためにF1日本GPを欠席

    エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルの2014年マシン『RB10』の開発に専念するために今週末のF1日本GPを欠席すると Bild が報じている。

    通常、レースチームに帯同してピットウォールにいるエイドリアン・ニューウェイだが、同誌によると、完全に新しい2014年マシンの集中することが優先だと決断したという。

    「セブのためにトラックにいることがニューウェイにとっては常に重要なことだ」と レッドブルのヘルムート・マルコはコメント。

    「単純に彼は全てのエリアの専門知識を有しており、様々な点で助けることができるからね」

    「だが、もちろん、彼は最も必要とされる場所にいる。来シーズンを考えれば、現時点でのそれはイングランドのファクトリーだ」

    F1日本GPでセバスチャン・ベッテルが優勝し、フェルナンド・アロンソが9位以下であれば、ベッテルのタイトル4連覇が決まる。

    「セバスチャンはほぼチャンピオンを手にしている」とフェルナンド・アロンソは RTL に認めた。

    「彼が他の全員よりも上にいたのは明らかだし、彼は良い仕事をしている。彼のクルマは素晴らしい」

    だが、フェルナンド・アロンソは、フェラーリは2014年にもっと良いマシンを造ると確信しており、セバスチャン・ベッテルの戦いは厳しくなるだろうと警告した。

    「近年、僕はドライビングスキルを向上させているし、より成熟して完全になっている」

  • アイルトン・セナの事故に今も苦しむエイドリアン・ニューウェイ

    アイルトン・セナの事故に今も苦しむエイドリアン・ニューウェイ

    エイドリアン・ニューウェイは、1994年のF1サンマリノGPでアイルトン・セナの命を奪った事故の記憶に悩み苦しめられるいるという。

    1994年5月1日、アイルトン・セナはイモラのタンブレラコーナーでマシンをクラッシュさせ命を落とした。当時ウィリアムズのチーフデザイナーを務めたのがエイドリアン・ニューウェイだった。

    エイドリアン・ニューウェイ、当時テクニカルディレクターを務めていたパトリック・ヘッド、チーム代表のフランク・ウィリアムズは、過失致死の疑いでイタリア当局から起訴されたが、法廷は無罪を言い渡した。

    だが、エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルでF1マシンを設計し続ける今もあの事故を引きずっていると述べた。

    「あの日の出来事、事故の原因について、今も思い悩んでいる」とエイドリアン・ニューウェイは BBC Sport に語った。

    アイルトン・セナの事故の原因については、タイヤの内圧、コーナー入り口のバンプ、コックピット内のスペースを与えるため修正されたステアリングコラムの破損などいくつかの説があるが、決定的な原因は謎のままとなっている。

    イタリアの検察はステアリングコラム説を主張したが、裁判所は認めなかった。

    「ステアリングコラムの破損が事故の原因だったのか、それともあれは事故によって破損したものだったのか」とエイドリアン・ニューウェイは自問する。

    「割れていたのは事実だ。だが、全てのデータ、全てのサーキットカメラ、後ろを走っていたミハエル・シューマッハのオンボードカメラのどれを見ても、ステアリングコラムの破損に合致するような兆候は見られない」

    「まずマシンがオーバーステアになった。直進したのはアイルトンがそれに気付いたあとだ。だが、最初に起きたのはオーバーステアだ」

    「アメリカのスーパースピードウェイで時々見られるような現象だ。マシンがリアを失い、ドライバーが修正するとマシンが直進し、外側のにヒットしてしまった。そのようなことはステアリングコラムが壊れていたら起きないはずだ」

    エイドリアン・ニューウェイは、大幅なレギュレーション変更があった1993年から1994年にかけて、アイルトン・セナに勝てるマシンを与えられなかったことを今も悔やんでいるという。

    「彼がウィリアムズに来てくれたのは、我々がそれまでの3年間良いマシンを作っていたからだ。彼は最高のマシンを作るチームを望んでやってきた。それなのに、94年の開幕当初のマシンは良いものではなかった。この思いは一生私につきまとうだろう」

    「アイルトンには、剥き出しの才能、そして意志の強さがあった。彼はそんなマシンでも何とかしようとその性能では不可能な域まで行ってしまった」

    「彼をそんな立場に立たせてしまったことが悔しくてならない。あまりにもアンフェアだ。その後、我々はマシンを立て直したが、その時にはもう彼はこの世にいなかった」

  • エイドリアン・ニューウェイ、フォーメーションラップでクラッシュリタイア

    エイドリアン・ニューウェイ、フォーメーションラップでクラッシュリタイア

    エイドリアン・ニューウェイは、シルバーストンで開催されたランボルギーニ・スーパートロフェオのレース2でばつの悪いクラッシュを喫した。

    エイドリアン・ニューウェイは、レース2のフォーメーションラップ中にクルマのコントロールを失い、ハンガーストレートでバリアにクラッシュ。ダメージが酷く、レースを終えることになった。

    レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、Autosprint の編集長アルベルト・サバティーニとともにランボルギーニ ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオでレースに参戦。

    前日のレース1では、14番手からスタート後にスピンを喫したエイドリアン・ニューウェイだが、セーフティカーに助けられて8位でレースを終えていた。

    「昨年の9月以来のレースだった」とエイドリアン・ニューウェイはレース1後にコメント。

    「スタートでは良いバトルができたが、そのあとスピンしてしまった。自分のせいだと思ったが、後からクルマのリアにダメージが見つかった。それでタップしてしまったのかもしれない」

    エイドリアン・ニューウェイが事故を起こすのは初めてではない。2010年のジネッタG50カップではクラッシュ後に病院に搬送されており、2006年のル・マン クラシックでもクラッシュしている。

  • エイドリアン・ニューウェイ、ランボルギーニ・スーパートロフィーに参戦

    エイドリアン・ニューウェイ、ランボルギーニ・スーパートロフィーに参戦

    レッドブルのエイドリアン・ニューウェイは、今週末シルバーストンで開催されるランボルギーニ・スーパートロフィーに参戦する。

    ル・マン24時間レースに参戦したこともあるエイドリアン・ニューウェイは、Autosprintの編集長アルベルト・サバティーニとランボルギーニ ガヤルドの#1 VIPカーを走らせる。

    エイドリアン・ニューウェイは、昨年も同シリーズのシルバーストン・ラウンドでガヤルドを走らせており、11位と15位でレースを終えている。

  • エイドリアン・ニューウェイ 「RB9は進化型のマシン」

    エイドリアン・ニューウェイ 「RB9は進化型のマシン」

    レッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイは、RB9は昨年タイトルを獲得したRB8の進化型だと語った。

    エイドリアン・ニューウェイは、2013年シーズンのレギュレーションに変化がないことが、革新的なデザインを採用しなかった大きな理由だと述べた。

    「進化型のクルマだ」とエイドリアン・ニューウェイは、RB9の新車発表会でコメント。

    「冬の間に大きなレギュレーション変更はなかった。最も大きな変更はレギュレーションではなく、新しいピレリタイヤだ。我々はブラジルのP1で短いテストを行ったが、非常に暑く、トラックも汚れていたので、多くのことを学べなかったのが事実だ」

    「実際にはRB8のリファインだ。大きな変更はない。非常に進化したクルマだ。全ての原則が昨年と同じだ」

    「このクルマの悪魔は細部にかなり潜んでいる。改善できると感じたいくつかのものを整えた。今年を通しての開発が鍵になる」

    エイドリアン・ニューウェイは、ピレリの2013年タイヤを理解することが重要だと述べた。

    「我々はタイヤを理解し続けていく必要がある」とエイドリアン・ニューウェイは述べた。

    「昨年、タイヤを理解していくたびに新鮮なサプライズがあったし、完全ではないと認識していた。いずれにせよ、今年彼らはタイヤを変更した」

    「タイヤについて実際に知っているのはテストで得られた過去の経験だけだ」

    関連:レッドブル、RB9を発表