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  • エイドリアン・ニューウェイ 「スーパーフォーミュラはF2よりも速い」

    エイドリアン・ニューウェイ 「スーパーフォーミュラはF2よりも速い」

    レッドブル・レーシングのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイが、スーパーフォーミュラの合同テスト・ルーキーテストを視察。スーパーフォーミュラのマシンについて語った。

    今回の合同テスト・ルーキーテストには、エイドリアン・ニューウェイの息子であるハリソン・ニューウェイがB-Max Racing Teamから参加。エイドリアン・ニューウェイは2日間にわたって鈴鹿サーキットでテストを見守った。

    「スーパーフォーミュラのクルマはいいね。今現在、F1は1つのレベルとしてあるけれど、それよりも少し下に、スーパーフォーミュラとF2という相対するカテゴリーがある」とエリドリアン・ニューウェイはSUPER FORMULAの公式サイトでコメント。

    「ただ、クルマ自体ということで見た場合、スーパーフォーミュラの方がF2よりもいいクルマだ。まず何よりも、スーパーフォーミュラの方が重量がはるかに軽い。それに、より大きなダウンフォースを発生させられると思う。それに、ヨコハマタイヤはより安定している。それらを合わせて、より良いパッケージになっていると思う。自信を持って言えるのは、スーパーフォーミュラとF2をサーキットで戦わせたら、スーパーフォーミュラの方が速いといいうことだ」

    「それにラップタイムだけでなく、スーパーフォーミュラではドライバーがすぐに学習に入ることができる。より安定したタイヤとより大きなダウンフォースを経験することで、F1に向けての準備ができると思う。もし、スーパーフォーミュラでトップレベルで戦えるまでになったら、マニュファクャラーにも認められて、プロのドライバーになることができるだろう。お金を払って乗ることはなくなる。でも、F2の場合はそれは不可能だ。F2に乗ろうと思ったら、誰でも多額の資金を持ち込むことが必要だ」

    今回の視察は息子であるハリソン・ニューウェイがB-Max Racing Teamとモト・パークのコラボレーションチームからルーキーテストに参加していることもあってのものだが、エイドリアン・ニューウェイは、ピットへ足を踏み入れた瞬間から、マシンを凝視し、メモを取り、何やらアドバイスをし、ヘッドセットをし、指示をする姿も見られた。

    メモの内容についてエイドリアン・ニューウェイは「チームと仕事をしていく上で、パフォーマンスを上げられる可能性があるちょっとしたことだ。このクルマはホモロゲートされているから、F1と比べたらできることは限られる。だけど、私が長年モーターレーシングで培ってきた経験を、チームが仕事を進める上で少し役立てられればと思ってね」とコメント。

    「昨夜はチームとともに夜の9時か10時頃までサーキットにいて、セットアップについての話もした。そして、今朝はセットアップの変更もしている。その結果、クルマが良くなっていたなら嬉しいね。B-Max Racing Teamとドイツから来たモトパークの新しいコラボレーションが始まったばかりだし、最良の結果を引き出すために、両方のチームの専門家のノウハウをうまく活かしていかなければならない」

    「ルーカス・アウアーも息子のハリソンも、ここでは新人ドライバーだ。クルマの最大限を引き出すために、彼らはこのクルマをどうやって運転するかということやコースについて学ばなければならない。特に、日本のコースに対しての知識がないわけだから、コースを知ることが最も重要なことの1つだ」

    「昨日からテストを見ていて、このシリーズはとてもコンペティティブだと思うし、何人もいいドライバーがいる。だからこそ、もしハリソンとルーカスが、ここで力を見せることができれば、彼らはドライバーとしてハイレベルだということになる」

    “空力の鬼才”“空力の魔術師”と称されるエイドリアン・ニューウェイは、スーパーフォーミュラのマシンを見ることでF1に取り入れられるアイデアが浮かぶかもしれないと語る。

    「私自身、自分がやって来た全てのレベルのモーターレーシングを楽しんでいる。今の私の職業はF1だが、F4からスーパーフォーミュラまでいつも他のフォーミュラカーを見ることを楽しんでいるんだ。私にとってそういうクルマを見るのは、興味深い。時々、違うカテゴリーのクルマを見て、なぜ彼らがそういう設計をしているかが理解できるし、ひょっとしたらF1についてもより理解を深めることができるんじゃないかと期待している。そうしたクルマには、違う勢いと刺激、違う知識が詰め込まれているし、そうしたものを取り入れることができる」

    「それと同じようなことは、アストンマーティンのロードカーのプロジェクトにも言える。そのクルマのレース仕様を作る時にね。ハリソンがLMP2でレースをしているが、それがとても役立つ。私に、プロトタイプカーに関する知識を与えてくれて、アストンマーティンのレースカーに活かすことができる」

  • エイドリアン・ニューウェイ、スーパーフォーミュラの合同テストを視察

    エイドリアン・ニューウェイ、スーパーフォーミュラの合同テストを視察

    レッドブル・レーシングのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイが、鈴鹿サーキットで開始されているスーパーフォーミュラの合同テストを視察するために来日。鈴鹿サーキットを訪れた。

    スーパーフォーミュラは、12月5日(水)に鈴鹿サーキットで合同ルーキードライバーテストをスタート。

    今回の鈴鹿テストにはエイドリアン・ニューウェイの息子であるハリソン・ニューウェイがB-Max Racing teamからテストに参加。

    ハリソン・ニューウェイは、今季ヨーロピアン・ル・マン・シリーズを主戦場にしていた、2019年は日本のスーパーフォーミュラでレッドブルカラーのB-Max Racingのマシンを走らせるとも噂されている。午前中のみの走行となったハリソン・ニューウェイは18番手タイムでセッションを終えている。

    B-Max Racingのガレージを訪れたエイドリアン・ニューウェイは、息子の仕事ぶりを見守るとともにスーパーフォーミュラのマシンをメモを取りながら興味深そうに見つめていた。

    昨年のスーパーフォーミュラ第5戦ツインリンクもてぎにはレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも訪れており、今回のテストにはレッドブルの育成ドライバーであるダニエル・ティクトゥムがTEAM MUGENから参加。海外と日本のレースシリーズ、特にレッドブルとホンダのコネクションはさらに太くなっていきそうだ。

  • エイドリアン・ニューウェイ、レッドブル・ホンダのF1マシンで本格復帰

    エイドリアン・ニューウェイ、レッドブル・ホンダのF1マシンで本格復帰

    エイドリアン・ニューウェイが、2019年のレッドブル・ホンダの始動にむけて本格的にF1の舞台に復帰する。

    近年、有名F1デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは、F1の第一線から退き、アストンマーティンとレッドブルが共同開発するハイパーカー『ヴァルキリー』のプロジェクトに重点を置いていた。

    しかし、新生レッドブル・ホンダの初年度となる2019年にむけて、F1の業務に本格的に復帰したとエイドリアン・ニューウェイは語った。

    「アストンマーティンとのスーパーカーであるヴァルキリーは完成した」とエイドリアン・ニューウェイは Salzburger Nachrichten にコメント。

    「私はそれに多くの時間を費やしてきた。だが、過去15ヵ月間、私は再びF1カーに集中してきた」

    「我々には優秀なチームを率いるピエール・ワシェという優秀なテクニカルディレクターもいる」

    エイドリアン・ニューウェイは、2019年のスタートするホンダとの新たなワークスプロジェクトの準備に取り組んでいるチームと忙しく仕事をしていくと語る。

    「新しいシャシーへのインスタレーションは問題ないだろう」とエイドリアン・ニューウェイは語る。

    「もちろん、ホンダにはルノー以外の要件があるが、それに合わせるのは大したことではない。より重要なことは我々がホンダと非常に良い関係を築いているということだ」

    「彼らの成功のためにいどれくらい重点を置いているか、そして、彼らが費やしている努力に私は感銘を受けている」

    「過去数年は非常にフラストレーションを感じていたが、我々は刺激的な時代へと向かっている。最高のマシンを持っているだけではワールドチャンピオンを獲得できないことを悲劇的なことだ」

    レッドブルは、パドックで評価の高いトロロッソのテクニカルディレクターであるジョームス・キーを失うことになる。

    しかし、エイドリアン・ニューウェイは「我々は共通パーツに関するルールに非常に注意を払っているし、尊重している。許可されている限り、意味のあることだ。だが、キーは少しネガティブになっているときがあった。それ以上は言いたくないがね」と語った。

  • エイドリアン・ニューウェイ 「ホンダとの提携はExxon Mobilにも有用」

    エイドリアン・ニューウェイ 「ホンダとの提携はExxon Mobilにも有用」

    レッドブルの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイが、ホンダとのF1パワーユニットへの移行と、それがレッドブル・レーシングにとってどのような意味があるかを語った。

    先週、レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでルノーとの12年間にわたるパートナーシップを終了し、2019年から新たにホンダとの2年間のF1エンジン供給契約に合意したことを発表。チームのステータスはルノーのカスタマーからホンダのワークスへと変化する。

    「ルノーはV8時代に優れた仕事をした」とエリドリアン・ニューウェイは語る。

    「彼らはブロウンエキゾーストのようなものを開発することに非常にオープンだったし、それは我々を大いに助けた。我々は彼らと非常に良いパートナーシップを築いていた」

    「より最近のハイブリッド時代では、我々は彼らのカスタマーになった。彼らは自分たちのチームにかなりの重点を置いている。なので、与えられるものを受け取るよりも、自動車メーカーと密接に仕事をする機会はもちろん非常に魅力的だ」

    「ホンダはF1で素晴らしい記録を残してきたし、非常に革新的なエンジニアが揃っている。我々にとっては本当にポジティブなことだ。それは我々が非常に楽しみにしている部分だ」

    エイドリアン・ニューウェイは、ホンダとの提携は燃料/オイルパートナーであるエクソンモービルにも恩恵をもたらすと考えている。現代のF1では燃料やオイルもパフォーマンスに大きな影響を与えるが、ルノーのF1パワーユニットはBP/カストロールに最適化されて開発されており、レッドブルとエクソンモービルはその分野で遅れをとっている。

    「我々のパートナーのMobil1にとっても非常に良い動きとなるだろう。Mobil1はルノーと素晴らしい仕事をしてきた。彼らはダイナモへのアクセスや実際に異なる燃料とオイルのために開発されたエンジンに合わせたオイルの開発において幾分制限されてきた」

    「ホンダを得ることで、Mobil1は単純に既存の仕様に沿った製品を開発するのではなく、エンジンの設計に実際に影響を与えることができる自動車メーカーと仕事をすることで自由度がさらに高まるだろう」

  • エイドリアン・ニューウェイ、ルノー移籍の噂を否定

    エイドリアン・ニューウェイ、ルノー移籍の噂を否定

    レッドブルのエイドリアン・ニューウェイは、ルノーに移籍する可能性があるとの噂を否定した。

    最近、ルノーがレッドブルの有名デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイの獲得をオファーし、ニューウェイ自身も移籍を検討しているとの噂が浮上した。

    しかし、エイドリアン・ニューウェイは「それは起こらない」と Auto Bild にコメント。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、実際にはエイドリアン・ニューウェイはレッドブルに長期間残りたいと言っていると語る。

    「もはやそれは‟if”ではない。新しい契約の方法だけの問題だ」とヘルムート・マルコはコメント。

    ルノー側もエリドリアン・ニューウェイ獲得に動いているとの噂を否定している。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「完全に否定できるし、そこからそのような話が出たのかわからない。誤解だと思う」と AS にコメント。

    「エイドリアンはレッドブルに非常に忠実だと思っているし、どこからそのような情報が出てきたのか私にはわからない」

  • ルノー、レッドブルのエイドリアン・ニューウェイ獲得を否定

    ルノー、レッドブルのエイドリアン・ニューウェイ獲得を否定

    ルノーの最高経営責任者であるカルロス・ゴーンは、巨額の資金で大物と契約することでF1での成功を“買う”計画はないと語った。

    最近、ルノーがレッドブルの有名デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイの獲得をオファーしたとされ、ニューウェイ自身も移籍を検討しているとの噂が浮上している。

    しかし、カルロス・ゴーンは、ルノーは“数億ユーロ”の予算を費やさなくてもF1での目標を達成できると主張した。

    「我々は2020年までに表彰台の頂点に返り咲くために準備を進めている」とカルロス・ゴーンは La Presse にコメント。

    「責任ある経済状況で勝つことが目標だ」

    ルノーは、エイドリアン・ニューウェイだけでなく、巨額の資金を費やしてフェラーリのセバスチャン・ベッテルの獲得も狙っているとも報道されていた。

    「もちろん、予算というものがなければ、我々は世界で最高のドライバーを雇うだろろう。だが、我々は最もリッチなチームになるつもりはない」とカルロス・ゴーンはコメント。

    「過去に、我々は最大の資金を費やしたり、最高のドライバーを起用しなくても、勝つことができることを証明している」

    カルロス・ゴーンは、現在ワークスルノーのドライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツに満足していることを示唆した。

    しかし、カルロス・サインツに関しては、トロロッソ、ホンダ、マクラーレンが絡んだエンジン供給契約の一環として、ルノーに1年間の期限付きでのローン移籍となっており、長期的に保持することはできないかもしれない。

    カルロス・ゴーンも、ルノーがドライバーを探さなければならないかもしれないことを示唆し、その場合はルノーの主要マーケットの注意を引けるドライバーが望ましいと述べた。

    「フランス人ドライバーならば素晴らしいだろう。ロシア人ドライバーもいいね。中国人ドライバーだったら驚異的だろう。13億人の消費者の注目を集めることになるのだからね」とカルロス・ゴーンは続けた。

    「だが、勝つためのドライバーを見つけなければならない。それは常に難しい方程式だ」

    ルノーは、財政難に陥ったエンストンのチームを買収してワークスチームとして復活して以降、技術部門の再編を進めている。最近契約したなかには元FIAの技術代表であるマルチン・ブコウスキー、メルセデスのパワートレインエンジニアであるマシュー・ハーマンがいる。

    そして、最新のルノーの買い物リストに名を連ねたのがレッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイだ。

    カルロス・ゴーンは否定しているものの、エイドリアン・ニューウェイ自身はルノー移籍を否定も肯定もしていない。

    ル・マン24時間レースが開催されたサルト・サーキットを訪れていたエイドリアン・ニューウェイは、レッドブル離脱の噂について「私はまだレッドブルで仕事をしている。それにアストンマーティンともパートナーシップを通して一緒に仕事をしている」と Championat にコメント。

    「私がル・マンにいるのは息子がSMPレーシングにいるからだ。そして、私には当面何も言うことはない」

  • レッドブルのエイドリアン・ニューウェイがルノーに移籍?!

    レッドブルのエイドリアン・ニューウェイがルノーに移籍?!

    レッドブルの最高技術責任者を務め、数々のチャンピオンマシンをデザインしてきたエイドリアン・ニューウェイが、今シーズン限りでレッドブルを離脱し、ルノーに移籍するのではないかと噂されている。

    レッドブルとエイドリアン・ニューウェイとの契約は2018年末で期限を迎えるとされている。そして、最近、エイドリアン・ニューウェイがルノーからのオファーを真剣に検討しているとの噂が浮上した。

    先週末、ル・マン24時間レースが開催されたサルト・サーキットを訪れていたエイドリアン・ニューウェイは、この噂について否定も肯定もしておらず、その噂に拍車がかかることになた。

    レッドブル離脱の噂について質問されたエイドリアン・ニューウェイは「私はまだレッドブルで仕事をしている。それにアストンマーティンともパートナーシップを通して一緒に仕事をしている」と Championat にコメント。だが、はっきりと否定することはなかった。

    エイドリアン・ニューウェイが、サルト・サーキットを訪れていたのは、息子のハリソン・ニューウェイがSMPレーシングのドライバーとしてル・マン24時間レースに参戦していたためだった。

    「私がル・マンにいるのは息子がSMPレーシングにいるからだ。そして、私には当面何も言うことはない」とエイドリアン・ニューウェイは付け加えた。

  • エイドリアン・ニューウェイ、フェラーリからの3度のオファーを語る

    エイドリアン・ニューウェイ、フェラーリからの3度のオファーを語る

    レッドブルの技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイが、過去3度にわたるフェラーリからオファーについて詳しく語った。

    エイドリアン・ニューウェイは、ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルでタイトルを獲得し、名実ともにF1で最高のデザイナーに数えられているが、フェラーリで働いたことはない。

    しかし、フェラーリは過去3回にわたってエイドリアン・ニューウェイにオファーを出している。

    「フェラーリ加入に近づいたことが3度ある」とエイドリアン・ニューウェイは Sky Sports F1 にコメント。

    「当初、私のインディカーのキャリアで、フェラーリがインディカーを製造することに決めた際にチーフデザイナーとしてプロジェクトに加入するオファーを受けたが、正しいと感じられなかったので、そのオファーを断った」

    「そのあと、1996年にッジャン・トッドからテクニカルディレクターとして加わるようさらに真剣なオファーがあった。その時点で、私はウィリアムズ残留、マクラーレン加入、フェラーリ加入というオファーを受けていた」

    「しばらく真剣にそれについて考えたが、当時は家族が若く、英国に留まりたいと考えた」

    もしエイドリアン・ニューウェイが2度目のオファーを受けれていれば、ロス・ブラウンのフェラーリ加入とその後のキャリアはなかったかもしれない。1997年にテクニカルディレクターとしてフェラーリに加入したロス・ブラウンは、9年間で6つのコンストラクターズタイトルを獲得している。

    しかし、エイドリアン・ニューウェイにとって最も魅力的なフェラーリからのオファーは、2014年のものだった。ニューウェイは、レッドブルとタイトルを4連覇していたが、レッドブルは新しいエンジン時代の幕開けにエンジンパワーに苦戦を強いられていた。

    エイドリアン・ニューウェイは、フェラーリが“映画スターのようなライフスタイル”とレッドブルの給料の2倍以上“のとてつもなく巨額”をオファーしてきたと説明。その一方でメルセデスとも交渉の場があったと明かす。

    「2014年の春は、トンネルの先に光がまったく見えない気のめいるような時代だった」とエイドリアン・ニューウェイは語る。

    「ルノーは、特にメルセデスにかなり遅れを取っており、フェラーリとも程度の差があり、終わりが見えない状況であることが明らかになった。ルノーは資金を投入して本気で問題を解決しようとしているようには思えなかった。それは気が滅入るほどの心配事だった」

    「私は少し難しい立場にいた。レッドブルを離れたくはなかった。自分の家のように感じていたし、クリスチャン(ホーナー:チーム代表)と一緒にスタートから大きく関与し、ジャガーの灰から今日の場所までチームを造り上げてきたからだ。そこを離れたくはなかった。だが、同時にエンジン部門に片手を縛られて仕事をするようなポジションにいたいとは思わなかった」

    「メルセデスのニキ・ラウダからアプローチがあり、自分のオプションを考えた。メルセデスの加入について一連の話し合いが始まった。ニキはそれを議論するために家に2度訪れた。誘惑はされたが、それほどではなかった。2014年のチャンピオンシップがほぼ確実なメルセデスに事実上のロス・ブラウンの後任として移籍することは正しいとは感じなかったし、トロフィーハンターのように感じた。ニキには感謝しているが、そのオファーは断った」

    「LMP1のスポーツカーのチームからもアプローチがあった。原則としてそれは非常に興味深いものだった。ル・マンに勝つという目標をもったチームに関与することは私の死ぬまでにやっておきたいことリストに残っている。だが、チームはドイツを拠点にしており、そこが魅力的ではなかった」

    「そのあと第3のアプローチがあり、それがフェラーリからのものだった。以前には彼らから嫌われていたが、今回はビジネスだった。私は当時のフェラーリの会長ルカ・ディ・モンテゼーモロを訪問し、トスカーナ近郊の彼の農場内の家屋で彼に会った。我々は真剣な話し合いを行ったし、彼らのオファーは素晴らしかった。ルカは私にフェラーリの市販車とレースカーの全権を与えることを望んでいた。映画スターのようなライフスタイルと、レッドブルで受け取っていたすでに豊富な給料の倍以上の本当に途方もないような金銭オファーが約束された」

    「私は非常に難しい決断を迫られたし、家族、文化、仕事の違い、成功もしくは失敗の可能性、その反響など、様々な要素を何度も繰り返し考えながら多くの眠れぬ夜を過ごした」

    「だが、最終的に私はルカに感謝を伝え、断った」

  • エイドリアン・ニューウェイが語るアイルトン・セナの事故死への“罪悪感”

    エイドリアン・ニューウェイが語るアイルトン・セナの事故死への“罪悪感”

    エイドリアン・ニューウェイは、なぜ自分がアイルトン・セナの死について“有罪”であると感じているかについて、自らの自伝で1994年のサンマリノGPでの事故で命を落とす前にアイルトン・セナのウィリアムズに加えた変更を詳細を説明しながら語った。

    ウィリアムズ FW16のチーフデザイナーだったエイドリアン・ニューウェイは、これまでにもクラッシュについての見解を示している。

    しかし、今週発表された自伝『How to Build a Car』のなかで、アイルトン・セナのクラッシュを取り巻いた環境、その前にセナのクルマに加えていた変更についてさらに詳しく分析した。

    エイドリアン・ニューウェイによると、当初、ウィリアムズはクラッシュの原因はアイルトン・セナのマシンで改良が加えられていたステアリングコラムの故障だと考えていたが、アイルトン・セナの後ろを走っていたミハエル・シューマッハのオンボード映像を確認して、彼らは心を変えたという。オンボード映像では、アイルトン・セナのクルマは、最初にステアリングの故障に一致するフロントではなく、リアのトラクションを失っていたためだ。

    アイルトン・セナのステアリングコラムは、ドライビングポジションを改善するために改良されていた。エイドリアン・ニューウェイは、ステアリングコラムの位置を変更し、あるポイントで直径を小さくする計画を進めた。

    エイドリアン・ニューウェイは、その変更を“2つの非常に悪いエンジニアリングの要素”だと表現し、「パトリック(ヘッド)と私に責任がある」と述べた。

    事故後、ウィリアムズはステアリングコラム設計のテストを実施。直径の縮小とシャフトに疲労亀裂が入っているにも関わらず、カラムはまだ機能していることが判明した。それでも、エイドリアン・ニューウェイは、まだクラッシュについて“有罪”だと感じていると語る。

    「私は偉大な男の命を奪ったクルマを設計したチームの上級役員の一員だった」とエイドリアン・ニューウェイは述べた。

    「ステアリングコラムが事故を引き起こしたかどうかに関わらず、それが決してクルマに施されることを許されるべきではない悪い設計だったという事実は免れない」

    アイルトン・セナは、ウィリアムズでの最初の2戦で競争力のないマシンに苦しみ、ポイント獲得に失敗していた。エイドリアン・ニューウェイは、アイルトン・セナが自分の設計上の欠点を補うためにクルマを限界を超えてプッシュしていたと感じていると語った。

    「私が最も罪悪感を感じているのは、ステアリングコラムの故障が事故を引き起こした可能性ではなく、私がクルマの空力をめちゃくちゃにしていたという事実だ」とエイドリアン・ニューウェイは語る。

    「私は(1993年の)アクティブサスペンションからパッシブへの移行に混乱し、空力的に不安定なクルマを設計した。アイルトンはそのクルマではできないことにやろうとしていた」

    「彼がパンクしていかどうかに関わらず、空力的に不安定なクルマで、速いがバンピーなインサイドのラインを取ったことで、彼をもってしてもクルマをコントロールするのは難しかっただろう」

    また、エイドリアン・ニューウェイは、マウリツィオ・パッサリーニ検事によるアイルトン・セナの死に対する裁判に疑念を抱いていることを明かした。

    「過失ではなかったにしろ、私はこれからもアイルトンの死に対して責任を感じていくだろう」とエイドリアン・ニューウェイは述べた。

    「(ローランド)ラッツェンバーガーのケースが何かが隠されたまま非常に簡単に片づけられたことは、パッサリーニの主な動機が個人的な栄光と評判なのかもしれないという疑念を私に抱かせた」

  • エイドリアン・ニューウェイ 「レギュレーション変更は推測ゲーム」

    エイドリアン・ニューウェイ 「レギュレーション変更は推測ゲーム」

    レッドブルのデザイナーであるエリドリアン・ニューウェイは、今年のレギュレーション変更をうまく解釈する保証はないと語る。

    2017年は、エンジン性能よりもシャシー効率が強調されると考えられており、専門家は“空力の鬼才”と称されるエイドリアン・ニューウェイの力が発揮されることになると予測している。

    だが、エイドリアン・ニューウェイは、慎重な姿勢をみせている。

    「レギュレーション変更があるときは、常に他チームよりもうまくレギュレーションを読み取るチームがいる」とエリドリアン・ニューウェイは Sky Sport にコメント。

    「一般的に、リソースの大きなビッグチームの方がうまく読み取るものだが、前回大きなレギュレーション変更があった2009年はそうではなかった」

    「ブラウンと我々が正しくそれを読み取り、フェラーリとマクラーレンはやや苦労した」

    エイドリアン・ニューウェイは、経験に基づいた推測作業を含め、エンジニアリング面で正しい選択をすることが重要だと語る。

    「クルマのディレクションと哲学に導かなければならないアイデアはたくさんある。我々はビッグチームのひとつだが、全ての手段を同時に検討するだけのリソースはない。『これが手段が我々が正しいと信じるものであり、我々が正しいと信じている。そこには他の誰かが採用する優れた手段や方向性が常にある』ということになる」