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  • ホンダF1 渡辺康治「アストンマーティンとワンチームで挑戦する第一歩」

    ホンダF1 渡辺康治「アストンマーティンとワンチームで挑戦する第一歩」

    ホンダは、2026年F1シーズン開幕に向け、ワークスパートナーであるアストンマーティンとの新たな挑戦を本格的にスタートさせる。その第一歩として、ホンダ・レーシング代表取締役社長の渡辺康治が、両者の協業体制と2026年シーズンへの決意を語った。

    シャシーとパワーユニットの両方が刷新される2026年F1に向け、ホンダはアストンマーティンとワンチームとなり、新型パワーユニット「RA626H」の開発を進めている。

    渡辺康治は、この難しくもエキサイティングな挑戦を「ともに踏み出す第一歩」と位置づけ、ワークス体制で戦う意義を強調した。

    アストンマーティンが発表した新型F1マシン「AMR26」は、ホンダが開発した2026年F1レギュレーション対応パワーユニット「RA626H」を搭載する。ホンダは同チームとともに、2026年シーズンを戦うワークス体制を本格的にスタートさせる。

    AMR26は、マネージング・テクニカル・パートナー兼チーム代表を務めるエイドリアン・ニューウェイが、アストンマーティンで初めて設計を手がけたF1マシンであり、英国シルバーストンに完成した最新拠点「AMRテクノロジーキャンパス」で開発が進められている。

    ホンダはアストンマーティンとともに、2月11日から13日、18日から20日にかけてバーレーンで実施される計6日間のプレシーズンテストに臨み、実戦に向けた最終調整を行う。その後、3月8日にオーストラリアで開催される2026年シーズン開幕戦に挑戦する。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    エイドリアン・ニューウェイは、2026年シーズンについて次のようにコメントしている。

    「2026年は、F1史上初めてシャシーとパワーユニットの規則が同時に変わる稀有な年です。新しい規則下での最適解はすぐには見つかりませんが、マシンの開発が進むに伴い理解が深まってくるはずです。AMR26では全体のパッケージとしての完成度を重視し、強固な基本性能の確立と今後の開発ポテンシャルの高さ、そしてドライバーが一貫してパフォーマンスを引き出せることに注力しました」

    また、ホンダ・レーシング代表取締役社長の渡辺康治は、次のように語っている。

    「シャシーもパワーユニットもすべてが新しくなる2026年のF1シーズン開幕に向けて、ホンダ/ホンダ・レーシングはワークスパートナーとして、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チームのAMR26に搭載するパワーユニット『RA626H』の開発を進めてきたました。アストンマーティンとワンチームとなり、この難しくも世界で最もエキサイティングな挑戦の第一歩をともにできることを、うれしく思います

    ホンダは、新世代F1レギュレーションのもとで再びワークスとして世界最高峰に挑む2026年シーズンを、アストンマーティンとともに戦い抜く。

  • アストンマーティンF1、ホンダと挑むニューウェイ設計『AMR26』リバリー発表

    アストンマーティンF1、ホンダと挑むニューウェイ設計『AMR26』リバリー発表

    アストンマーティンは、2026年F1マシン『AMR16』に採用されるリバリーをサウジアラビア・ダンマンで開催された特別イベントで公開した。このマシンは、エイドリアン・ニューウェイが設計を主導した初のチャレンジャーとなる。

    会場となったのは、ダンマンにある文化施設「Ithra(キング・アブドゥルアジーズ世界文化センター)」だ。

    イベントの夜、チームはAMR26に採用されるデザインをまとったコンセプトカーを披露し、数日後にバーレーンで始まる公式プレシーズンテストを前に、その姿を初めて明らかにした。

    AMR26は、2026年F1レギュレーションに基づいて開発された最初のマシンであるだけでなく、アストンマーティンにとって節目のシーズンを象徴する存在でもある。ホンダとのワークスパートナーシップ初年度であり、同時に、エイドリアン・ニューウェイが主導し、最高技術責任者エンリコ・カルディレの統括のもとで設計された最初のマシンとなる。

    AMR26をドライブするのは、引き続きフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2人だ。両者は2026年シーズンでチームメイト4年目を迎える。

    エグゼクティブチェアマンのローレンス・ストロールは、リバリー発表後に次のようにコメントした。

    「AMR26は、2026年というF1の新時代に突入するアストンマーティン・アラムコにとって、決定的な一歩を示す存在だ。今回のレギュレーションは、1世代に一度と言えるほど大きなリセットであり、我々は明確な野心をもって臨んでいる。勝てるチームを築くこと、それが目標だ。」

    「我々のすべての判断は、意図を持ち、熟考されたものだ。そして、将来を見据えて積み上げている。今年はホンダとのワークス体制初年度でもあり、アラムコやバルボリンといった世界トップクラスのパートナーの支えを受けている。」

    「AMRテクノロジーキャンパスが完成した今、最高レベルで戦うために必要な人材、施設、そして長期的な投資がすべて揃った。今日という日は、その歩みにおける重要なマイルストーンだ。」

    2026年シーズンからは、ニューウェイがマネージング・テクニカル・パートナーに加え、チーム代表としての役割も担う。そのニューウェイも、次のように語っている。

    「2026年は、F1において非常に稀なタイミングだ。シャシーとパワーユニットのレギュレーションが、同時に変更されるからだ。」

    「まったく新しいレギュレーションのもとでは、最適な哲学が最初から明確になることはない。マシンを開発していく過程で、理解は常に進化していく。AMR26では、1つの突出した要素に頼るのではなく、パッケージ全体がどう機能するかという、ホリスティックなアプローチを取っている。」

    「重視してきたのは、強固な基礎、開発のポテンシャル、そしてランスとフェルナンドが安定してパフォーマンスを引き出せるマシンであることだ。」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ

    最近行われたバルセロナでのシェイクダウンでAMR26を初めて走らせたフェルナンド・アロンソは、再びコースに戻る日を心待ちにしている。

    「新しいルール、新しいパワーユニット、新しいアイデアに適応していくこのタイミングは、アストンマーティン・アラムコにとって本当にエキサイティングな新章だ」と、2度のワールドチャンピオンは語った。

    「ローレンスとエイドリアンという、私がこれまで出会った中でも最も強い意志と競争心を持つ2人がチームを率いている。ここ数年は簡単ではなかったが、多くを学んだし、その経験は必ず自分たちを強くしてくれる。」

    「チーム全員が競争力を高めたいという同じ飢えを共有しているし、シーズンを通して開発できるマシンを用意するために、舞台裏でどれほどの努力が重ねられているかも見てきた。」

    「今週バーレーンで走り出し、マシンを開発していくのが楽しみだ。全力でプッシュして、アストンマーティン・アラムコをより強く、より競争力のある存在にしたい。」

    ランス・ストロールも、シーズンを前にした思いを次のように述べている。

    「AMR26は、完成したキャンパスから生まれた最初のマシンであり、ホンダとのワークス体制としての最初の1台だ。チームにとって非常に大きな瞬間だ。新車でのシェイクダウンは順調で、まずは良い感触を得ることができた。」

    「2026年のレギュレーションは大きな変化で、すべてのチームにとって本当の挑戦になる。だからこそ、シーズンを通してアップグレードを重ねていくことを目標に、まずはマシンへの理解を深めていくことが重要になる。」

    「エイドリアン・ニューウェイや、アストンマーティン・アラムコで懸命に取り組んでいる多くの才能ある人たちと一緒に仕事ができるのは素晴らしいことだ。次はバーレーンでのテストだ。開幕戦メルボルンに向けて、できる限り多くの情報を集めていく。ファンにとっても、ワクワクする1年になるはずだ。」

  • アストンマーティンの2026年F1マシンは「4か月遅れて始まった」とニューウェイ

    アストンマーティンの2026年F1マシンは「4か月遅れて始まった」とニューウェイ

    アストンマーティンは2026年F1レギュレーション時代の幕開けを前に、技術開発の出遅れという現実に直面している。

    エイドリアン・ニューウェイは、AMR26の風洞プログラムが本来あり得た時期より約4か月遅れて始まったことを明かし、その影響がバルセロナ・シェイクダウンでの走行制限として表面化したと説明した。

    先週行われたバルセロナでの5日間のシェイクダウンでは、各チームが3日間まで走行可能だったが、アストンマーティンは木曜夜にわずかな周回を行った後、実質的にフルで走れたのは金曜の1日のみだった。

    新車はシルバーストーンのファクトリーから空輸され、バーミンガムやジローナといった最寄り空港を経由してサーキットに届けられるという、綱渡りの対応を強いられた。

    こうした遅れの背景は、約1年前のシルバーストーンに遡る。2026年に向けた空力開発は、コスト抑制とリソース管理の観点から、2025年1月1日までは風洞およびCFDの使用が禁止されていた。多くのチームが解禁と同時に開発を開始した一方、アストンマーティンは新設した風洞施設が完全に稼働するのを待つ判断を下した。

    「2026年は、F1の歴史上おそらく初めて、パワーユニットのレギュレーションとシャシーのレギュレーションが同時に変わる年だ。すべてが新しくなるので、全チームにとって大きな挑戦だが、我々にとっては特にそうだ」とニューウェイは語る。

    「AMRテクノロジーキャンパスはまだ発展途上で、CoreWeave風洞も4月までは本調子ではなかった。そして私は昨年3月にチームへ加わったばかりだった。正直に言えば、スタート時点で遅れを取っていた」

    「非常に圧縮されたスケジュールで、極めて忙しい10か月だった。実際、2026年型マシンのモデルを風洞に入れられたのは4月中旬だった。一方で、ほとんど、あるいはすべてのライバルは、前年1月の2026年空力開発制限解除と同時に風洞テストを始めていたはずだ」

    チームは2025年3月13日に新風洞の稼働開始を発表していたが、実際に2026年仕様マシンのモデルが風洞に入ったのは4月中旬だったという。

    「現実には、26年車のモデルを風洞に入れられたのは4月中旬だった。一方で、ほとんど、あるいはすべてのライバルは、1月初めに2026年向け空力テストの禁止が解けた瞬間から風洞にモデルを入れていたはずだ。その結果、我々は約4か月のビハインドを負い、研究と設計のサイクルは極端に圧縮された。マシンが完成したのは本当にギリギリで、だからこそバルセロナ・シェイクダウンに間に合わせるため必死だった」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム エイドリアン・ニューウェイ

    CoreWeave風洞とは?

    「CoreWeave風洞は、まさに最先端だ。F1用途としては、世界最高の風洞だと思う。我々の仕様に完全に合わせて設計され、CoreWeaveの専門性が組み込まれている。これは我々にとってゲームチェンジャーになる」

    「空力はF1における最大の性能差別化要素であり、その主要な研究ツールが風洞だ。我々はすでにその恩恵を受け始めている」

    「運用支援もあれば、計測支援もある。例えばPIV(粒子画像流速測定法)は、空気中に粒子を散布し、レーザーを当てて流れを可視化する技術だが、非常に複雑な解析が必要になる。CoreWeaveの計算能力と最先端AIソフトウェアを風洞に組み込むことで、フロー解析や制御、CFDとの整合が飛躍的に向上する」

    開幕を前にしたAMR26は、今後も大きく姿を変えていく見通しだ。

    「メルボルンでレースをするAMR26は、バルセロナのシェイクダウンで人々が見たものとは大きく異なるだろうし、アブダビでシーズンを終える時のAMR26は、開幕時のそれとはまったく別物になる。常にオープンマインドでいることが非常に重要だ」

    開発の遅れというハンディを抱えつつも、アストンマーティンは長いシーズンを通じてマシンを進化させる覚悟を示している。

  • ジョージ・ラッセル、ニューウェイ設計のアストンマーティンF1は「かなり壮観」

    ジョージ・ラッセル、ニューウェイ設計のアストンマーティンF1は「かなり壮観」

    メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、エイドリアン・ニューウェイ主導で初めて設計されたアストンマーティンF1の2026年型マシンAMR26について、「かなり壮観」で、視覚的には最も“目立つ”マシンだと評価した。

    AMR26は先週バルセロナで行われたテストの最終日前日に遅れて姿を現し、アストンマーティンはシェイクダウンを経て、金曜日に比較的生産的な1日を走行した。

    ただし走行距離は全チーム中で最少となり、ウィリアムズが唯一テスト不参加だった。AMR26は代表的なラップタイムを記録する走行は行わず、ストレートでは意図的に速度を抑える場面もあった。

    それでもAMR26は、2026年初期設計としては“常識的”と見られていた他チームの方向性とは明らかに異なる複数の要素によって、即座に注目を集めることになった。

    フロントおよびリアのサスペンションジオメトリーの選択、ノーズ、サイドポッド、エンジンカバー周辺のボディワーク形状や空力的アプローチは、初期仕様の段階からAMR26を際立たせる要素となっていた。

    「エイドリアンがあのマシンでやったことは、見た目が本当にかなり壮観だ」とラッセルは、プレシーズン初期の段階で複数チームを軽視すべきではないという話題の中で語った。

    「そしてホンダは、ここ数年レッドブルとともに非常に優れたエンジンを持っていた。我々は彼らが何ができるかも分かっている」

    アストンマーティンとホンダは、2026年から新たなワークスパートナーシップを結んでいる。

    ただしホンダ側のF1活動は、タイトルを獲得したレッドブル時代からの単純な継続ではない。ホンダが一時、2026年用エンジンを製造しない意向を示していた18か月間に生じた時間的ロスや人員の変化があり、その影響で他のエンジンメーカーに後れを取っているのではないかという懸念もある。

    一方でアストンマーティン側も安泰とは言えず、ニューウェイ加入以前の開発作業は説得力に欠けていたとの見方があり、AMR26は開発初期段階ではかなり重い状態でスタートしたと理解されている。

    ラッセルは別の回答でもこう付け加えた。

    「アストンマーティンは、マシンデザインという点ではおそらく最も目立っていた」

    「誰もがあのリアサスペンションを見ていたし、視覚的には非常に印象的に見える。でも、セクシーさを競う競争じゃない。どれだけ速くサーキットを走れるかの競争なんだ」

    「だから人は常に最速のマシンを見ることになる。それがどれかはメルボルンで分かるだろうし、それが分かれば、誰もがそこからインスピレーションを得たいと思うはずだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ジョージ・ラッセル

    メルセデスは、昨年からパワーユニット準備の面で最も良い位置にいるとの噂があり、スペインでのテスト週でもマシンが非常に順調に走ったことから、2026年の早期本命と目されている。

    それでもラッセルは、「大きな戦いが見られたら最高だ」と語り、テスト開始以降、一貫してライバル勢の仕事ぶりを称賛している。

    「我々は、やりたいことのチェック項目を順調に消化しているけれど、ライバルを軽視することはできない」とラッセルは述べた。

    「初年度のレッドブルのパワーユニットは基準に達していない、という話がたくさんあった。でも、これまで見てきた限りでは、彼らは間違いなく結果を出している」

    「フェラーリのパワーユニットも信頼性が高そうで、たくさん周回していた。テスト全体を通して見れば、我々から大きく離れてはいないし、パワーユニットという点では、フェラーリ製エンジンを使うハースも大量の周回をこなしていた」

    「だから真実としては、かなり良い戦いになる可能性がある。ただ、ここまでのところ我々が経験してきた内容には満足している」

  • アストンマーティンF1、テスト総括「ホンダと協力関係を築く上でも有益だった」

    アストンマーティンF1、テスト総括「ホンダと協力関係を築く上でも有益だった」

    アストンマーティンF1は、2026年F1シーズンに向けた重要な準備段階として、スペイン・バルセロナ=カタルーニャ・サーキットでのシェイクダウン走行を継続した。

    新レギュレーション初年度となる2026年に向け、アストンマーティンとホンダは新車AMR26の基礎データ収集と信頼性確認に重点を置き、着実にプログラムを進めている。

    最終日はフェルナンド・アロンソがAMR26を初めてドライブ。午前9時30分頃から走行を開始し、午前・午後の両セッションを通じて走行距離を重ねた。チームはマイレージの蓄積と初期信頼性チェックを主目的とし、アロンソは1日で合計61周を走破した。

    バルセロナで実施された2日間のシェイクダウンでは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの両ドライバーがAMR26をドライブ。これによりチームは、新車の挙動や特性に関する初期ベースラインを構築した。アストンマーティンF1はこれでシェイクダウンプログラムを完了し、2月9日に予定されているシーズンローンチおよびリバリー発表、さらに数週間後に控えるバーレーンでのプレシーズンテストへと準備を進めていく。最終的な目標は、3月6日から8日にメルボルンで開催される2026年F1開幕戦での戦闘力最大化だ。

    「新しいレギュレーションサイクルの始まりに、新車を初めてドライブする瞬間はいつも特別だ。これまでF1で多くの変化を経験してきたが、マシンがどの方向に向かっているのかはすぐに感じ取れる」とフェルナンド・アロンソは語った。

    「今回はしっかりとしたプログラムをこなし、十分な走行距離を稼ぐことができた。今の段階で最も重要なのはそこだ。まだ本当に初期段階で、3月にメルボルンへ向かうまでには、やるべきことがたくさん残っている」

    ランス・ストロールもまた、限られた走行の中で新車との最初の対話を終えた。

    「マシンを走らせるために、チーム全体が本当に大きな努力をしてくれた。そのハードワークには心から感謝している」とストロールは述べた。

    「自分の走行は限られていたが、初めてステアリングを握ってマシンの感触をつかめたのは良かった。バーレーンに行って、またこのクルマをドライブするのを楽しみにしている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    チーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、今回のシェイクダウンの意義について次のように説明している。

    「新車を初めてサーキットに送り出すことは、常に非常に重要なステップだ。今回バルセロナでAMR26を走らせるまでには、AMRテクノロジー・キャンパスと現地チームの双方で大きな努力が必要だった」とクラックは語った。

    「ここまで到達するために尽力してくれたチーム全員に感謝したい。両ドライバーがマシンに乗り、貴重なフィードバックとデータを提供してくれたことは、プレシーズン準備において極めて重要だ」

    「また、ホンダを含む新たなワークスパートナーとの協力関係を構築していく上でも、今回の走行は非常に有益だった。ここで得た学びを生かし、バーレーンテストに向けてAMR26の開発を続けていく」

  • 【動画】 アストンマーティンF1 AMR26をシェイクダウン ホンダPUサウンド轟く

    【動画】 アストンマーティンF1 AMR26をシェイクダウン ホンダPUサウンド轟く

    アストンマーティンF1は、バルセロナで行われている2026年F1シェイクダウンテスト4日目の最終盤、残り1時間というタイミングで新型マシンAMR26を初走行させた。

    AMR26は、エイドリアン・ニューウェイがチーム加入後に初めて設計を主導したアストンマーティンF1マシンで、これまでテスト初日から3日目まで走行を行っていなかった。水曜夜にマシンがスペインに到着し、メカニックが深夜まで作業を続けた結果、木曜午後にようやくコースインが実現した。

    マシンはスポンサー表記のない全面ブラックのカーボン仕様で登場し、ステアリングを握ったのはランス・ストロール。アグレッシブなアンダーカットを持つサイドポッドや、エアボックス下に大きな空間を設けた独特のレイアウトなど、2026年型マシンらしい特徴的な外観も確認された。

    この走行は、アストンマーティンにとって2026年レギュレーション対応マシンの初走行であると同時に、ホンダ製パワーユニットを搭載した初の実車走行でもあった。バルセロナのサーキットには、新時代のホンダPUサウンドが響き渡り、2026年シーズンに向けた新たなスタートを印象づけるシーンとなった。

  • アストンマーティン・ホンダF1、2026年F1マシン『AMR26』が初走行

    アストンマーティン・ホンダF1、2026年F1マシン『AMR26』が初走行

    エイドリアン・ニューウェイが初めて設計を手がけたアストンマーティン・ホンダの2026年F1マシンAMR26が、バルセロナで行われているシェイクダウンテスト4日目の木曜午後、残り1時間というタイミングでようやくコースに姿を現した。

    水曜夜にスペイン入りしたマシンを走らせるため、アストンマーティンのメカニックたちは深夜まで、さらに木曜の大半の時間を費やして準備を進め、テスト終盤日の走行にこぎ着けた。

    最終1時間のみの走行とブラックカーボン仕様
    AMR26が実際に走行できたのは、木曜のセッション最終1時間のみだった。マシンは全面ブラックのカーボンカラーで、ステアリングを握ったのはランス・ストロールだった。

    サーキット外から撮影された画像では、アグレッシブなアンダーカット形状のサイドポッド、興味深いエンジンカバーの処理、エアボックス下に大きな空間を持つ構成が確認された。スポンサーのロゴは一切なく、ノーズ側面にアストンマーティンのロゴがあるのみだった。

    3日間欠場とニューウェイ主導の開発
    アストンマーティンは、今週のバルセロナ・シェイクダウンの最初の3日間を欠場していた。各チームは最大3日間しか走行できないため、実質的に1日分の機会を失った形となる。

    その背景には、新車AMR26の製作を最終段階まで詰めていた事情がある。このマシンは、ニューウェイがチームに加入して以降、初めて設計を主導したF1マシンとなる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム 本田技研工業

    遅れの理由とニューウェイの権限
    テスト初日を欠場した公式な理由は明かされていないが、ニューウェイがホンダ製パワーユニットを搭載する新車の設計において、極限までスケジュールを攻めた結果だとの見方も出ている。

    ニューウェイは今季、アストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーに加え、チーム代表も兼任している。これにより、前チーム代表兼CEOのアンディ・コーウェルが一時的に別の役割へ移行した後、ニューウェイがチーム運営全体を掌握する体制となった。

    ホンダPUへのスイッチと厳しいスタートの覚悟
    アストンマーティンは2026年の新レギュレーション時代に向け、パワーユニットをホンダへ切り替えている。ただし、新エンジンパートナーであるホンダ側も、シーズン序盤が容易なものにならないことを認めている。

    今月初めに行われたホンダのエンジンローンチイベントで、ホンダ・レーシング・コーポレーションの渡辺康治社長は次のように語っている。

    「難しい。チャレンジングだ。だからこそ我々は取り組みたい。現在、さくらの施設でも信頼性テストとベンチテストを懸命に進めており、実車テストにつなげたいと考えている。非常にタイトなスケジュールだが、万全の準備を整えたい」

  • アストンマーティン・ホンダF1 「シェイクダウン準備完了」投稿が示す現在地

    アストンマーティン・ホンダF1 「シェイクダウン準備完了」投稿が示す現在地

    アストンマーティンはバルセロナで行われている非公開テストについて、木曜日から走行を開始するかどうかを依然として明確にはしていない。GPblogの取材に対し、シルバーストーン拠点のチームは「走行する意向はある」と述べるにとどまり、確定的なコメントは避けている。

    チームは理由を公表しないままテスト最初の3日間を欠席しているが、週明けには新車AMR26で木曜と金曜に初走行を行う計画だと説明していた。

    GPblogによると、この計画自体は変更されていないとされる一方、スカイスポーツF1は水曜日、「新車はスペインのサーキットで一晩かけて組み立て作業が続けられている」と報じている。

    「All set for a shakedown.」の意味
    こうした状況の中で、アストンマーティンは公式SNSに「All set for a shakedown.」と投稿した。直訳すれば「シェイクダウンの準備はすべて整った」という意味になる。

    F1におけるシェイクダウンとは、新車が初めて走行可能な状態に達したかを確認するための、極めて初期的な実走チェックを指す。タイムを追う本格的なテストではなく、システムの作動確認や基本的な信頼性チェックを目的とした短距離・低負荷の走行が中心となる。

    この表現が使われたことは、AMR26の組み立てが完了し、少なくとも「走り出せる状態」には到達したことを示唆している。一方で、どのタイミングで、どの程度の走行を行うかについては、なお慎重な姿勢が保たれている。

    走行開始は金曜にずれ込む可能性も
    スカイスポーツF1は、アストンマーティンが木曜日ではなく金曜日から走行を開始する可能性の方が高いと推測した。ただしGPblogは、この見方について「憶測に過ぎないとして否定された」と伝えている。

    いずれにしても、アストンマーティンはすでに一定の走行機会を失っており、ウィリアムズと同様に、来月のバーレーンで行われる第2回テストでその遅れを取り戻すことになると見られている。なお、バルセロナでどのドライバーが走行を担当するのかについて、チームからの正式な発表はまだない。

    今季はホンダ製パワーユニットへの切り替え初年度でもあり、慎重な立ち上がりは想定の範囲内と見る向きもある。一部では、シーズンが進むにつれて存在感を高めるダークホースになる可能性も指摘されている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1 本田技研工業

    ウィリアムズは欠席判断に自信
    一方、同じくバルセロナテストを欠席したウィリアムズについて、チーム代表のジェームス・ボウルズは、その判断が今季に悪影響を及ぼすことはないとの見解を示している。

    「本当に変革を加速させたいのであれば、中途半端な位置にとどまっている意味はない。問題点を見つけ出し、それを非常に迅速に修正する必要がある。それがまさに我々がやっていることだ」とボウルズは語った。

    「バルセロナを欠席するという決断には自信があるし、バーレーンでの最初のテスト、そしてメルボルンに向けた準備として正しい判断だったと確信している」

  • ニューウェイの「設計余地を残す哲学」 アストンマーティンF1躍進の伏線

    ニューウェイの「設計余地を残す哲学」 アストンマーティンF1躍進の伏線

    エイドリアン・ニューウェイ独自の仕事術をスカイスポーツF1のクレイグ・スレイターが明かした。アストンマーティンが新たなデザイン総責任者兼チーム代表に迎えたニューウェイのやり方が、2026年F1シーズンに向けたマシン開発に大きな影響を与えているという。

    エイドリアン・ニューウェイは2025年3月にアストンマーティンへ加入したが、昨季マシンの開発には関与せず、全面刷新される2026年F1レギュレーションに向けた新車に専念してきた。

    ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで計25回の世界タイトル獲得に貢献してきた設計の巨匠が指揮を執る体制となった一方で、アストンマーティンは今週、バルセロナでのプレシーズンテスト初日には走行できず、木曜開始でわずか2日間の走行になることを明かしている。

    この非公開シェイクダウンは5日間にわたって行われ、その後2月にはバーレーン・インターナショナル・サーキットで6日間の公式テストが予定されている。後者はテレビ中継も行われる重要な走行機会だ。

    スレイターによれば、アストンマーティンの新車が準備に時間を要している背景には、ニューウェイ特有の「設計余地を最後まで残す」哲学があるという。

    「彼らはマシンのリアエンド全体を自分たちで作らなければならず、これはこれまでやってこなかったことだ。周囲から聞く話では、これがエイドリアン・ニューウェイ流への適応なんだ」とスレイターはスカイスポーツF1のテスト特集番組で語った。

    「彼は設計のエンベロープを最後まで開けておく。だから部品の確定が遅くなり、製造も遅れる。木曜か金曜になっても、ガレージで組み上げ作業を続けている可能性があると思う」

    さらにスレイターは、ニューウェイを迎えた以上、その流儀に従うのは当然だと強調する。

    「でも、それがエイドリアンのやり方なんだ。エイドリアン・ニューウェイを雇っておいて、彼のやり方を無視するなんてことはしないだろう。だから理にかなっている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム 本田技研工業

    アストンマーティンはタイトル争いへ基盤作り
    アストンマーティンにはニューウェイだけでなく、元フェラーリのエンリコ・カルディレも加わり、技術陣の陣容は大きく強化された。ニューウェイとカルディレは、チームを将来的なタイトル争いの常連へと押し上げることを目指している。

    ただし、現時点でチーム内部から聞こえてくる声は、2026年から即座にチャンピオンシップを争うというものではない。加えて、2026年F1シーズンからはホンダとの新たなパワーユニット提携が始まる。ホンダは近年、レッドブル・レーシングとともに大きな成功を収めてきたメーカーだ。

    たとえ2026年にタイトル争いの中心にいなくとも、アストンマーティンは昨季より確実に上位で戦うことを期待している。2025年は表彰台なしでコンストラクターズランキング7位に終わっており、ニューウェイ流の“最後まで詰める設計”が、その巻き返しの起点となる可能性は十分にある。

  • アストンマーティンF1、バンドーン&クロフィードとの契約を延長

    アストンマーティンF1、バンドーン&クロフィードとの契約を延長

    アストンマーティンは、2026年のF1世界選手権シーズンを前にドライバーラインアップの強化を発表し、ストフェル・バンドーンとジャック・クロフォードとの契約を継続することを明らかにした。

    バンドーンは、かつてマクラーレンでF1を戦った経験を持つドライバーで、ここ数年にわたりアストンマーティンでリザーブドライバーの役割を担ってきた。

    直近では、2025年シーズン最終戦後に行われたアブダビでのテストに参加している。

    ベルギー人ドライバーのバンドーンは、今季もフェルナンド・アロンソまたはランス・ストロールが何らかの理由で出走できない場合に備え、代役として起用される体制にある。

    一方、元レッドブル・ジュニアチームのメンバーであるジャック・クロフォードは、2024年にアストンマーティンへ加入した。アメリカ人ドライバーのクロフォードは、今季もサードドライバーのポジションを継続する。

    クロフォードは2025年シーズン中、シルバーストンを拠点とする同チームで2回のフリー走行に出走したほか、シーズン終了後にはルーキーテストにも参加していた。