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  • アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ本音 チーム代表職は「少し邪魔」

    アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ本音 チーム代表職は「少し邪魔」

    アストンマーティンF1のエイドリアン・ニューウェイは、チーム代表としての役割が2026年マシン「AMR26」の設計・開発業務にとって「少し」気を取られるものになっていると認めた。

    その発言が出たのは、アウディF1がジョナサン・ウィートリーの退任を発表し、ニューウェイの後任としてアストンマーティンに加わる流れが一段と現実味を帯びたタイミングだった。

    ニューウェイは昨年3月、マネージング・テクニカル・パートナー兼チーム株主としてアストンマーティンに加わった。さらに2025年シーズン終盤にはチーム代表にも就任し、これがニューウェイにとってF1チーム運営の最前線に立つ最初の機会となった。

    ただ、ここ数か月の発言では、この昇格があくまで暫定的な色合いを持つことを繰り返し示唆してきた。昨年のカタールGPでも、新たな役割が自身の開発業務を損なわないようにしたい考えを明かしていた。

    ウィートリーの加入が現実味
    PlanetF1.comは水曜日、ニューウェイがアストンマーティンの新たなチーム代表探しを主導しており、その最有力候補としてアウディF1のジョナサン・ウィートリーが浮上していると報じていた。

    その後、アウディF1は金曜日にウィートリーの退任を発表し、アストンマーティン移籍への道が開かれた格好となった。

    ニューウェイとウィートリーは、かつてレッドブルで共闘した間柄でもある。セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンとともに黄金期を築いた後、ふたりはそろって2024年にミルトンキーンズを去った。

    PlanetF1.comによると、アストンマーティンの新代表選びにおいて、ウィートリーのスキルセットと人柄がニューウェイに強く評価されていたという。

    元F1メカニックであり、レッドブルでは長年スポーティングディレクターを務めたウィートリーは、優れた組織運営能力で知られる人物だ。特にピットクルーを高水準に引き上げた功績で広く知られている。

    また、2024年に複数のミスがあったチームに加入した後、ザウバーのピットストップ作業は明確に改善された。さらにチームは、2025年イギリスGPでニコ・ヒュルケンベルグが3位に入り、13年ぶりの表彰台も記録している。

    エイドリアン・ニューウェイ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイ「少し気を取られている」
    ニューウェイは最近のオーストラリアGPで、チーム代表就任以降、その役割が自分の「本来の仕事」から「少し」気を取らせていると認めた。

    開発とマシン性能向上に自分が望むだけの時間を割けているかと問われたニューウェイは、PlanetF1.comを含むメディアに次のように語った。

    「そうしようとはしている」とニューウェイは語った。

    「そのために、私は非常に才能のある上級部門責任者たちに頼っている」

    「新しい人事担当も加わった。彼女は非常に優秀になるはずだ。まだ就任して1週間だが、すぐに状況を把握している」

    「エンリコ・カルディレという非常に才能あるCTOもいる。COOのポール・フィールドも非常に経験豊富で、チームに多くをもたらしてくれている」

    「そうした重要な人々、そしてロバート・ヨーワートのような他のメンバーにも頼ることで、私は自分の時間を非常に効率的に使えている」

    「だから実際、エンジニアリング面では、エンリコと一緒に取り組むうえで、以前レッドブルでやっていた時ほど多くの時間を割く必要はない。いわば文化的なコーチングや、何と呼ぶにせよ、正しい環境や働き方を根づかせるための仕事だ」

    「もちろん、それはレッドブルでも同じだった」

    「初期段階ではかなりの労力が必要だった。だが組織が成熟してくると、より自律的に回るようになる」

    「AMRの現状を見ると、私がレッドブルで最初に働き始めた頃と似た課題がある。働き方、コミュニケーション、縦割り、我々がよく知っていて、何とか打破しようとしているあらゆることだ」

    「私がAMRで見ている人材、スタッフは、本当に、本当に才能のある集団だと思う。ただ、彼らが以前よりもずっと良い形で、お互いに連携しながら働けるようにする必要があっただけだ」

    「それは今、かなり進んでいる。正しい方向にしっかり向かっている。もちろん、まだやるべき仕事はある」

    「では、それが私の本来の仕事、つまり皆と一緒に、あるいは自分ひとりでも、アイデアや開発の方向性などを考え出す仕事の妨げになっていると感じるかと問われれば、少しはそうだ」

    「現時点で特に大きな気を取られる要因になっているのは、ホンダを支援するために我々が注いでいる作業だ」

    「だが全体としては、上級マネジメントの計画、あるいは体制が整ってすべてが落ち着けば、そのことを心配はしていない」

    レッドブル時代の延長線上にある役割
    ニューウェイはまた、自身の現在の立場について、レッドブル時代の仕事を会社全体へ広げたものだと説明している。

    「チーム代表という肩書について言えば、たとえばレッドブルでの私の働き方との違いは、レッドブルでは非常に似た役割を、エンジニアリング部門に限定して担っていたという点だ」

    「今の役割では、それが会社全体に及ぶ。そういう意味では、より大きな役割だ」

    「だが多くの面で、これは私が長年やってきたことの延長線上にある」

    ローレンス・ストロールが火消し
    一方、アストンマーティンのローレンス・ストロールは金曜日、アウディがウィートリーの退任を認めた直後、ニューウェイへの信頼を改めて強調した。

    PlanetF1.comに対してアストンマーティンを通じて出した声明の中で、ストロールは次のように述べている。

    「我々のチームにおけるエイドリアン・ニューウェイの役割を巡って現在さまざまな憶測が出ているので、この機会に事実関係を明確にしておきたい」とストロールは述べた。

    「エグゼクティブ・チェアマンであり支配株主として、エイドリアン・ニューウェイが私のパートナーであり、重要な株主でもあることを改めて確認したい」

    「彼はAMRのマネージング・テクニカル・パートナーであり、我々は会社の成功という共通のビジョンに基づいた本当のパートナーシップを築いている」

    「我々はここで物事を違うやり方で進めている。そして、他チームで見られるような伝統的なチーム代表の役割を現在採用していないのは、意図したものだ」

    「スポーツの歴史上もっとも成功したエンジニアとして、エイドリアンの第一の焦点は、彼が最も力を発揮する戦略面と技術面のリーダーシップにある」

    「彼は、キャンパスでもサーキットでも、事業のあらゆる側面を遂行するための非常に有能なシニア・リーダーシップ・チームに支えられている」

    「我々には他チームの上級幹部たちからアストンマーティン・アラムコに加わりたいという申し出が定期的にあるが、我々の方針に従い、噂や憶測についてコメントすることはない」

    アストンマーティンでは、ニューウェイが技術面に集中する体制へ移る流れがさらに鮮明になってきた。ウィートリーの加入が正式に決まれば、ニューウェイ自身が「少し」妨げになっていると認めたチーム代表業務を手放し、AMR26とホンダとの協業に、より深く軸足を置くことになりそうだ。

  • アストンマーティンF1 ストロール会長「他チーム幹部から頻繁に参加希望」

    アストンマーティンF1 ストロール会長「他チーム幹部から頻繁に参加希望」

    アストンマーティンF1は、アウディF1のジョナサン・ウィートリー退任を受けて広がる人事憶測の中で、チーム体制に関する公式見解を示した。

    エグゼクティブチェアマンのローレンス・ストロールは、エイドリアン・ニューウェイの役割について改めて明確にしつつ、将来的な変化の余地もにじませた。

    2026年シーズン序盤2戦を終えて未だ完走すら果たせていないアストンマーティンは、ホンダ製パワーユニットの課題も含め苦戦が続いている。その中で、ニューウェイがチーム代表職を手放す可能性や、ウィートリー招聘の動きが取り沙汰されていた。

    ストロールがニューウェイ体制を強調
    ローレンス・ストロール(アストンマーティン エグゼクティブチェアマン)は、ニューウェイの役割について次のように説明した。

    「現在、エイドリアン・ニューウェイの役割を巡る憶測があるが、この機会に事実関係を明確にしておきたい」

    「私はエグゼクティブチェアマンであり筆頭株主として、ニューウェイが私のパートナーであり重要な株主であることを改めて強調する。彼はマネージング・テクニカルパートナーであり、我々は会社の成功に向けた共通のビジョンに基づく真のパートナーシップを築いている」

    「我々は他とは異なるやり方をしている。現在、一般的なチーム代表の形は採用していないが、それは意図的なものだ」

    「史上最も成功したエンジニアである彼は、戦略的および技術的リーダーシップに集中している。彼が最も力を発揮できる領域だ」

    「彼は高度なシニアリーダーシップチームに支えられ、拠点および現場の両面でチーム運営を実現している」

    「我々には他チームの幹部から参加希望の打診が頻繁にあるが、方針として憶測や噂にはコメントしない」

    “非伝統型体制”の背景と実情
    今回の声明は、ウィートリーのアウディF1離脱発表直後というタイミングで出されたものだったが、アストンマーティンは具体的な後任人事には触れなかった。

    ただし内部事情として、ニューウェイ自身は当初からチーム代表を恒久的に務める意図はなく、2025年後半の組織再編でその役割を引き受けた経緯がある。アンディ・コーウェルはCEO兼代表から戦略責任者へと役割を変更し、実質的な主導権はニューウェイに集約された。

    ニューウェイは2026年開幕戦には帯同したものの、中国GPには姿を見せておらず、現場指揮と技術統括を完全に両立する体制には疑問も残る。

    そのため、専任のチーム代表を置く必要性は以前から指摘されており、ウィートリーはその最有力候補と見られてきた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    権限構造が生む“代表不在”の課題
    アストンマーティンの特徴は、ニューウェイとストロールに権限が集中する構造にある。

    この体制では、仮に新たなチーム代表が就任したとしても、他チームのような広範な裁量は与えられない可能性が高い。実際、近年のアストンマーティンはオットマー・サフナウアー、マイク・クラック、アンディ・コーウェルと短期間で代表が交代しており、組織の一貫性を欠いてきた。

    また、技術陣の大規模刷新も並行して進められており、トップマネジメントと現場の橋渡し役の不在が弱点として指摘されている。

    ウィートリー招聘の余地は依然残る
    ストロールは「従来型のチーム代表を採用していないのは意図的」と強調したが、その一方で完全否定は避けている。

    現状の体制は、ニューウェイの技術主導を最大化するための設計である一方、レース現場の統括やメディア対応、組織文化の構築といった役割を担う存在の必要性は依然として残る。

    ウィートリーの退任によって市場に出た今、アストンマーティンが「異なるやり方」を貫くのか、それともより伝統的な体制へ舵を切るのかは、今後のチーム再建を左右する重要な分岐点となる。

  • アストンマーティンF1 日本GP特別カラー見送りか 振動問題でホンダ苦境

    アストンマーティンF1 日本GP特別カラー見送りか 振動問題でホンダ苦境

    ホンダにとって本来は祝祭の場となる日本GPだが、特別カラーなどの演出も見送られる見通しとなった。アストンマーティンF1は深刻な振動問題とパワーユニットのトラブルに直面している。

    開幕から2戦連続で完走ゼロという異常事態に加え、中国GPではフェルナンド・アロンソが手足の感覚を失う事態に陥った。安全面への懸念が浮上する中、鈴鹿を前に問題の深刻さが改めて問われている。

    アロンソに起きた“感覚喪失”の実態
    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)はレース中、ストレートでステアリングから手を離す場面がオンボード映像に映し出された。その後、ガレージに戻った理由は明らかとなる。

    「ホンダのパワーユニットからの強い振動によって、手と足の感覚を失っていた」

    この症状は極めて異例であり、単なる不快感のレベルを超えている。シーズン開幕前にはチーム代表エイドリアン・ニューウェイが、この問題が解決されなければ神経に恒久的なダメージを与える可能性があると警告していたが、その懸念が現実味を帯びる形となった。

    FIAの見解と現時点の安全判断
    今回のアロンソのリタイアについては、予防的措置としての判断だったとされている。実際には重大なダメージに至る可能性はなく、状況次第では走行継続も可能だったとみられている。

    FIA(国際自動車連盟)はこの件について、基本的にドライバーとチームスタッフの安全確保は各チームの責任であるとの立場を示している。中国GPではアストンマーティンが適切に介入したことで問題は収束したと判断されている。

    つまり現時点では、FIAが特別な規制や介入を行う段階には至っていない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    解決の鍵はホンダに 振動問題は依然深刻
    問題解決の主導はホンダ側に委ねられている。対策は講じられているものの、振動の問題は依然として大きく、開幕からの不振の主因となっている。

    さらに、さくらの施設ではホンダの幹部とアストンマーティン首脳によるハイレベル会議が行われていることも確認されており、事態の深刻さがうかがえる。

    通常であれば鈴鹿での日本GPはホンダにとって祝祭的な意味を持つが、今回は特別な施策よりも問題解決が最優先となっている。

    鈴鹿も苦戦濃厚 だが5週間の猶予が鍵
    日本GPに向けても状況が劇的に改善する可能性は低く、アストンマーティンにとっては苦しい週末が続く見込みだ。

    ただし、バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止により、次戦マイアミまで約5週間の空白期間が存在する。この期間は、ホンダにとって振動問題を根本的に解決するための重要な猶予となる。

    高速走行中にドライバーがステアリングから手を離さざるを得ない状況は、F1において看過できるものではない。アロンソのあの光景が再び繰り返されないかどうかは、ホンダとアストンマーティンの対応にかかっている。

    Source: RacingNews365

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ主導人事構想 ウィートリー退任で情勢一変

    アストンマーティンF1 ニューウェイ主導人事構想 ウィートリー退任で情勢一変

    アストンマーティンとアウディを巡るチーム代表人事の動きは、新たな局面を迎えた。ジョナサン・ウィートリーの去就をめぐる報道が広がる中、アウディF1は同氏の即時退任を正式に発表し、パドックに大きな衝撃が走っている。

    これにより、アストンマーティン側のエイドリアン・ニューウェイ主導の人事構想や、アウディ内部で指摘されていた緊張関係とされる要素が、一気に現実的な問題として浮上する形となった。

    ウィートリーに接触していたアストンマーティン
    報道によれば、アストンマーティンはジョナサン・ウィートリーに対しオファーを提示し、交渉を進めていたとされる。契約は未締結の段階にあり、チームは慎重な姿勢を崩していなかった。

    同時にアストンマーティンは、エイドリアン・ニューウェイがチーム代表の職を退くとの見方を否定し、引き続きチーム代表兼テクニカルパートナーとして指揮を執る体制を維持するとしている。

    仮にウィートリーが加入する場合でも、長期のガーデニング休暇が必要となる見通しであり、短期的な体制変化は限定的とみられていた。

    ニューウェイ主導の人事構想と“ホーナー拒否”説
    イギリスメディアの報道では、今回の人事検討においてニューウェイが主導的な役割を担っているとされる。候補者としてはウィートリーのほか、アンドレアス・ザイドルやジャンピエロ・ランビアーゼらの名前が挙がり、非公式の接触があった可能性も指摘されている。

    また、ローレンス・ストロールが有力候補として検討しているとされるクリスチャン・ホーナーについては、ニューウェイが否定的な姿勢を示しているとの見方も報じられている。

    こうした動きは、チーム内の主導権や今後の組織設計に関わる重要な局面と受け止められていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム エイドリアン・ニューウェイ

    アウディF1 ウィートリー即時退任を発表
    その中でアウディF1は、チーム代表ジョナサン・ウィートリーが即時退任すると発表した。退任理由は「個人的理由」とされ、開幕からわずか2戦での離脱という異例の決定となった。

    ウィートリーは2025年にキック・ザウバーへ加入し、2026年からのアウディF1ワークス体制移行に向けた中核人物としてチームを率いてきた。だが、新レギュレーション初年度のシーズン序盤というタイミングでの退任は、チーム運営に大きな影響を及ぼす可能性がある。

    アウディF1は声明で次のように説明している。

    「個人的理由により、ジョナサン・ウィートリーは即時にチームを離れることになった。チームはプロジェクトへの貢献に感謝し、今後の活躍を祈っている」

    また、今回の退任に伴い、アウディF1プロジェクト責任者であるマッティア・スピーニがチーム代表職を兼任することも明らかにされた。

    「マッティア・スピーニは引き続きチームを率いながら、チーム代表としての追加責任を担う。2024年の就任以降、彼はチームの変革を主導し、アウディのF1参戦を実現させてきた」

    さらにチームは今後の体制について、「チームの将来の組織体制については今後あらためて定義される予定だ。我々は変化するF1環境に適応しながら前進を続けていく」と説明している。

    加えて、メーカーとしての長期的な目標にも言及した。

    「アウディAGの揺るぎないコミットメントのもと、アウディF1は2030年までに選手権争いに加わることを目指していく」

    背景にあったとされる不協和音
    イギリスメディアの一部報道では、ウィートリーとマッティア・ビノットの間に緊張関係があった可能性も指摘されていた。また、イギリスへの帰国希望や家族の事情といった個人的要因も、今回の決断に影響したとみられている。

    ウィートリーは短期間ながら、ポイント獲得の積み重ねやニコ・ヒュルケンベルグの初表彰台など、チームの競争力向上に貢献したと評価されている。

    さらにザウバーからアウディへのワークス移行という重要なプロセスを指揮し、アウディとしての初シーズンにおける入賞にも関与していた。

    今回の退任は、アストンマーティンへの移籍報道が浮上した直後のタイミングでの発表となったが、アウディF1は理由について一貫して「個人的理由」と説明しており、移籍との直接的な関連は明言されていない。

    勢力図を揺るがす突然の決断
    ウィートリーの即時退任によって、アストンマーティンの人事構想とアウディの組織体制はともに再調整を迫られることになった。

    交渉段階とされていた移籍話は新たな局面に入り、F1パドック全体の勢力図にも影響を及ぼす可能性がある。今後の正式な体制発表と、それぞれのチームの次の一手が注目される。

  • アストンマーティンF1×ホンダ 2015年マクラーレン超えの苦境 データが証明

    アストンマーティンF1×ホンダ 2015年マクラーレン超えの苦境 データが証明

    2026年F1シーズン開幕からの2戦は、アストンマーティンとホンダにとって極めて厳しいスタートとなった。かつてのマクラーレン・ホンダ(2015年)と重なる苦境だが、現時点ではそれを上回る深刻さすら見えている。

    ホンダとフェルナンド・アロンソという“共通項”を持ちながら、チームをアストンマーティンに変えた新プロジェクト。しかし、その序盤は「再現」ではなく「悪化」と言える状況に陥っている。データはその現実を明確に示している。

    オーストラリアで露呈した“2015年以上”の出遅れ
    2015年のマクラーレン・ホンダも準備不足と信頼性問題に苦しんだが、2026年のアストンマーティン・ホンダはさらに深刻だ。

    両者に共通するのは、パワーユニットの出力不足、信頼性の低さ、そして深刻な振動問題である。しかし2026年は、それに加えてセッション欠場という事態まで発生している。

    実際、アストンマーティンはオーストラリアでフリー走行2回と予選1回を失っており、走行機会そのものが大きく制限された。

    一方で2015年のマクラーレンは、苦戦しながらも最低限の走行は確保していた。ジェンソン・バトンは完走し、周回遅れながらもレース距離を走り切っている。

    総走行距離でも2015年の136周に対し、2026年は128周と下回っており、開発とデータ収集の面でも遅れが顕著だ。

    パフォーマンスと信頼性の両面で後退
    パフォーマンス面でも、アストンマーティンはより不安定な状態にある。

    2015年マレーシアGPでのマクラーレンは、トップからおよそ2.5秒差で安定していたのに対し、2026年のアストンマーティンは1.9秒から4.5秒と大きく変動している。

    このばらつきは、マシンの根本的な不安定さを示している。

    さらに信頼性の改善という点でも、両者の差は明確だ。

    マクラーレンはオーストラリアの136周から、マレーシアでは192周へと大幅に周回数を増やし、短期間で改善の兆しを見せた。

    しかしアストンマーティンは、中国GPでも129周にとどまり、オーストラリアからほぼ横ばい。実質的に進歩が見られていない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    “再現”ではなく“悪化”したホンダの初期フェーズ
    2015年当時のホンダは準備不足が指摘されていたが、2026年も同様に、2022年に一度撤退した体制の再構築が遅れた影響が見えている。

    その結果、パワーユニットは非力かつ脆弱で、振動問題も解決されていない。

    ただし今回の特徴は、マクラーレン時代よりも「改善スピードが遅い」点にある。

    2015年は数戦で一定の進歩が見られたが、2026年は2戦を終えても明確な改善が確認できていない。

    これは単なる初期トラブルではなく、より構造的な問題の可能性を示唆している。

    問われるのは“どこまで持ち直せるか”
    2015年のマクラーレンは第6戦で初ポイントを獲得し、最終的に27ポイントを積み上げた。

    では、アストンマーティンはどうか。

    現時点では、その再現すら容易ではない状況にある。

    ただし、2026年はレギュレーション変更初年度であり、開発余地は大きい。裏を返せば、挽回のチャンスも残されている。

    それでも、このスタートが「単なる遅れ」なのか、それとも「致命的な構造問題」なのか——。

    その答えは、日本GP以降の数戦で明らかになっていくことになる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ退任報道を否定「現体制は継続」

    アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ退任報道を否定「現体制は継続」

    アストンマーティンF1は、2026年シーズン序盤の混乱の中で浮上したエイドリアン・ニューウェイの代表退任報道を否定する声明を発表した。

    シルバーストンを拠点とするチームは苦戦を強いられており、ホンダ製パワーユニットの問題も含め、体制への注目が高まる中での公式コメントとなった。

    チームは上層部に関する憶測についてコメントを控える姿勢を示しつつ、現体制が維持されることを明確にした。

    「チームは上級マネジメントに関するメディアの憶測には関与しない」

    「エイドリアン・ニューウェイは引き続きチーム代表およびマネージング・テクニカル・パートナーとしてチームを率いている」

    今回の騒動は、ニューウェイがチーム代表の役割から退き、技術部門に専念するとの報道が広がったことで発生したものだった。また、後任としてアウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーの名前も取り沙汰されていたが、実現には長期のガーデニング休暇が障壁になると見られている。

    一方で、チームのパフォーマンス面の問題は依然として深刻だ。2026年型マシン「AMR26」はパワー不足に加え、バッテリー由来の振動が大きな課題となっている。

    この振動は車体へのダメージだけでなく、ドライバーにも影響を及ぼしており、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは手足の感覚を失う症状に悩まされている。

    ニューウェイはメルボルンで、アロンソが連続25周以上の走行を行えば「手に永久的な神経損傷のリスクがある」と懸念していたことを明かしている。

    上海では状況の改善が見られたものの、ストロールのマシンはバッテリートラブルに見舞われ、アロンソも不快感によりリタイアを強いられるなど、問題は完全には解決していない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    揺れる体制と深刻な技術課題が交錯するアストンマーティン
    今回の否定声明は、チーム体制の安定を強調するものではあるが、その裏では技術的な問題とパフォーマンス低迷が重くのしかかっている状況だ。

    ホンダとのワークス体制初年度に発生している振動問題は、安全性の観点からも注視されており、FIAの介入の可能性も取り沙汰されている。

    ニューウェイが引き続き指揮を執ることは明確になったものの、アストンマーティンが直面する課題は、組織面よりもむしろ技術面に根差したものと言える。

    日本GPを目前に控え、チームがどこまで問題を改善できるかが大きな焦点となる。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ代表退任か 後任最有力にウィートリー

    アストンマーティンF1 ニューウェイ代表退任か 後任最有力にウィートリー

    エイドリアン・ニューウェイが、アストンマーティンF1で担っているチーム運営の前面から退き、今後は技術面に専念する見通しであると、複数の関係者の話として報じられた。

    ニューウェイは2025年3月にアストンマーティンF1へマネージング・テクニカル・パートナー兼株主として加わり、2026年シーズンにはアンディ・コーウェルの役割変更に伴って、チーム代表としての役割も担ってきた。ただ、その体制は当初から暫定的なものと見られていたという。

    後任候補の最有力はジョナサン・ウィートリー
    ESPNによると、ニューウェイはこのチーム運営上の役割を手放す方向にあり、今後は技術部門に集中する構えだという。

    また、木曜日には英オートスポーツ誌が、アストンマーティンF1がアウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーを招へいする見通しだと報じた。

    関係者はESPNに対し、現時点で正式合意には至っていないものの、ウィートリーが最有力候補であると認めたという。

    アストンマーティンの広報担当者は「チームの上級経営陣に関するメディアの憶測について、チームとしてコメントすることはない。エイドリアン・ニューウェイは引き続きチーム代表兼マネージング・テクニカル・パートナーとしてチームを率いている」と述べた。

    ただし、チーム関係者はESPNに対し、ニューウェイの“事実上のチーム代表”という立場は、もともと暫定的な措置として見られていたものの、それが公に説明されることはなかったと明かしている。

    新体制でもニューウェイが上位に立つ見通し
    同じ関係者によれば、新たに迎える人材がどのような肩書になるにせよ、新体制の下でもその人物はニューウェイに報告する形になる見込みだという。

    この役割は、F1史上最も成功したマシンデザイナーのひとりであるニューウェイにとって、未知の領域だった。

    その結果、ニューウェイはホンダとの新パワーユニット体制に苦しむアストンマーティンの現状を説明する最前線にも立つことになった。オーストラリアでは一連の記者会見に出席し、エンジンの激しい振動によってフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが恒久的な神経障害の危険にさらされていると率直に語っていた。

    関係者によると、ここ数か月の間にアストンマーティンはウィートリー以外の候補者にも接触していたという。その中には、マックス・フェルスタッペンの長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼ、そして元マクラーレン代表のアンドレアス・ザイドルも含まれていた。

    もしウィートリーの加入が実現すれば、レッドブルの元スポーティングディレクターであるウィートリーは、就任からわずか10か月でアウディを離れることになる。ウィートリーはレッドブルでニューウェイと20年にわたって仕事をしており、その間にチームは2度の黄金期を築いた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダとの新体制は悪夢のスタート
    ニューウェイはチーム代表職から一歩引く形になるとしても、依然としてチームの中核にとどまる見通しだという。この判断は、オーストラリアGP後にチームオーナーのローレンス・ストロールとともに下されたとされている。

    ローレンス・ストロールは、現行レギュレーション下でアストンマーティンをタイトル争いに加わるチームへ押し上げるため、シルバーストン・サーキットの向かいに最先端のファクトリーを建設するなど、大規模な投資を続けてきた。新施設にはチーム専用の風洞も備えられており、それは昨年から稼働を開始している。

    その新レギュレーションへの勝負手のひとつがホンダとの独占パートナーシップだったが、ここまでは悪夢のような船出となっている。

    ニューウェイ自身、開幕前のオーストラリアで、日本メーカーのエンジンは振動があまりにも大きく、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが長時間ステアリングを握り続ければ恒久的な神経障害の危険があると語っていた。

    中国GP以降には、アロンソが激しい振動のため走行中に繰り返しステアリングから手を離している映像も確認された。

    アロンソもストロールも、ここまで決勝レースを完走できていない。

    さらに開幕戦の過程では、アストンマーティンがシーズン全体で使用できる4基のバッテリーのうち2基を、グリッド降格ペナルティ発生前の段階でホンダ製パワーユニットが壊してしまっていたことも明らかになっている。

  • エイドリアン・ニューウェイ「一番の悩みの種はホンダF1との問題解決」

    エイドリアン・ニューウェイ「一番の悩みの種はホンダF1との問題解決」

    エイドリアン・ニューウェイは、チーム代表としての新たな役割に就いてからの数カ月について、極めて困難な状況に直面していることを認めた。2026年F1シーズン序盤、アストンマーティン・ホンダのパフォーマンスは低迷しており、体制面・技術面の両方で課題を抱えている。

    さらにニューウェイは、自身がこれまで担ってきた技術責任者としての役割に加え、チーム全体を統括する立場となったことで、業務の幅が大きく広がり、開発業務への影響も出ていると明かした。

    レッドブル時代と重なる構造的課題
    ニューウェイは現在のアストンマーティンについて、かつてレッドブル・レーシングで直面した初期段階の課題と共通点があると指摘する。

    「アストンマーティンの現状を見ると、僕がレッドブルでスタートした頃と似た課題がある。作業プロセスやコミュニケーション、部門間の分断など、我々が理解していて解消しようとしてきた問題だ」

    「組織が成熟すれば、より自律的に機能するようになる。今のスタッフは非常に才能がある集団で、必要だったのはお互いの連携をより良くすることだった。それはすでに前進していて、正しい方向に進んでいる」

    チーム代表としての役割が開発に影響
    ニューウェイは、レッドブル時代のテクニカルディレクター職と現在の違いについても説明している。

    「以前はエンジニアリング部門に限定された役割だったが、今は会社全体に関わる立場だ。より大きな役割ではあるが、多くの点ではこれまでやってきたことの延長でもある」

    「もちろん、やるべき仕事は多い。すべての人と関わりながら、自分自身でもアイデアや開発の方向性を考える必要があるが、それに集中するという意味では少し気が散る部分もある」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    キーパーソンへの信頼と役割分担
    こうした状況の中で、ニューウェイは複数の幹部に業務を委ねることで、開発への関与を維持している。

    「非常に優秀な部門責任者たちに支えられている。人事の新メンバーも加わり、すぐに適応している」

    「エンリコ・カルディレは非常に優れたテクノロジーディレクターだし、ポール・フィールドも豊富な経験を持っている。ロバート・イェワートのような人材にも頼っていて、彼らが私の時間管理を効率的にしてくれている」

    ホンダPU問題が“一番の悩みの種”
    ニューウェイは現在の最大の課題として、ホンダ製パワーユニットとの連携を挙げた。

    「現時点で一番の悩みの種は、ホンダと協力し、問題解決を進める作業だ」

    「ただ、すべてが整理され、経営陣の計画や組織体制が整えば、特に心配はしていない」

    新体制の中で、組織改革と技術開発を同時に進めるという難題に直面しているニューウェイ。アストンマーティンの再建は、まさに彼の手腕に委ねられている状況だ。

  • アストンマーティンF1 エイドリアン・ニューウェイ中国GP欠席の理由を説明

    アストンマーティンF1 エイドリアン・ニューウェイ中国GP欠席の理由を説明

    アストンマーティンF1がエイドリアン・ニューウェイが2026年F1中国GPを欠席した理由について説明した。現地では不在が憶測を呼んだが、チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラックは、もともとの出席計画に沿ったものだと強調している。

    開幕戦オーストラリアGPでチーム代表として現場を指揮したニューウェイは、今季マシンAMR26の設計にも関与している。ホンダのパワーユニットを巡る問題が続くなかでの中国GP欠席だっただけに注目を集めたが、アストンマーティンは特別な事情や内部対立を否定した。

    中国GP欠席は当初からの計画
    アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、F1中国GPの週末にエイドリアン・ニューウェイが現地・上海に姿を見せなかった理由について、事前に決められていたスケジュール通りだと説明した。

    名高い設計者であるニューウェイは、開幕戦オーストラリアGPではチーム代表として指揮を執ったが、上海ではその持ち場を離れていた。

    67歳のニューウェイにとって、F1でチーム代表を務めるのは長いキャリアのなかでも今回が初めてであり、今季のAMR26の設計にも携わっている。

    ニューウェイはメルボルンで、チームの現在のパフォーマンス状況と、問題を抱えるホンダのパワーユニットについて率直に語り、大きな注目を集めていた。

    その際ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの両名が、ホンダのパワーユニットが引き起こす極端な振動により「永久的な神経損傷」の危険を伴うため、マシンでレース距離を走り切ることができないと世界のメディアに明かしていた。

    そのため、シルバーストンを拠点とするチームにとって非常にデリケートな時期に、中国GPでニューウェイが不在だったことは、当然ながら多くの疑問や憶測を呼ぶことになった。

    しかしクラックは、ニューウェイがピットウォール、あるいは中国そのものにいなかった理由について、陰謀論のような見方を素早く否定した。

    「彼がどこに来るべきか、どこには来ないのかについては計画があるし、我々はそれを変更していない」とクラックは語った。

    さらに、今季この先も欠席するレースがあるのかと問われると、クラックはこう答えた。

    「その計画を確認しなければならないが、エイドリアンが全レースに来ないことは当初から明らかだった」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    現代のF1ではリモート業務も可能
    アストンマーティンでは、昨年のチーム代表で、現在はチーフ・ストラテジー・オフィサーを務めるアンディ・コーウェルと同様に、ニューウェイもシーズン全戦には帯同せず、およそ3分の1のレースを欠席するとみられている。

    ニューウェイは、自身がチームにどれだけ価値を提供できるかという観点から、どのレースに出席するかを判断していく見通しで、欠席するレースは現時点で完全に確定しているわけではないようだ。

    クラックは、テレビ中継を例に挙げながら、現代のF1では遠隔でも仕事を進められると指摘した。

    「今の時代は現代的なコミュニケーション手段があるから、人がどこに座っているかは本当に大きな問題ではないと思う」とクラックは語った。

    「スカイ・ドイツがオーストラリアGPをドイツから実況していたと聞いた。だから、今の時代はそれも問題ではないと思う」

    実際、近年はすべてのチーム代表が全レースに出席するわけではない。そのため、ニューウェイの上海欠席は実質的には大きな話ではなく、アストンマーティンは今回、その火種を早い段階で抑え込んだ格好だ。

    次戦はホンダのホームレースとなる鈴鹿であり、ニューウェイも現地入りする可能性が高い。その後は鈴鹿からマイアミまで5週間の間隔が空くため、その期間を活用しながら、さくらの施設と連携してパワーユニットの問題改善を進めていくことになりそうだ。

  • アストンマーティン・ホンダF1 FIAが介入か 日本GPで出力制限の可能性

    アストンマーティン・ホンダF1 FIAが介入か 日本GPで出力制限の可能性

    アストンマーティン・ホンダの2026年シーズン序盤の苦戦に対し、FIAが介入する可能性が浮上している。中国GPでのフェルナンド・アロンソの走行映像をきっかけに、安全面への懸念が急速に高まっている。

    問題となっているのは、ホンダ製パワーユニットに起因するとされる深刻な振動だ。チームはすでに信頼性の問題に直面しているが、今回のケースはそれを超え「ドライバーの身体的安全」に関わる領域へと発展している。

    アロンソの異例行動が波紋
    中国GPのレース中、フェルナンド・アロンソはストレート上で複数回ステアリングから手を離す様子が確認された。これは振動による負担を一時的に軽減するための行動であり、通常では考えられない異例の対応だ。

    アロンソは32周目にリタイアするまでに、手や足の感覚が失われつつあったとされる。シーズン開幕前にはエイドリアン・ニューウェイが「連続周回を重ねれば神経に永久的なダメージを与えるリスクがある」と警告しており、その懸念が現実味を帯びた形だ。

    FIAがテレメトリーを精査
    この状況を受け、FIAはアロンソおよびランス・ストロールのテレメトリーデータの詳細な分析に着手した。報道によれば、問題が単なる信頼性を超え「身体的安全を脅かす」と判断された場合、FIAには介入義務があるとされる。

    その結果次第では、日本GPに向けてホンダに対しエンジンマッピングの制限、あるいは出走停止措置が求められる可能性もある。もし実現すれば、ホームレースでの大きな打撃となる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    日本GPでの屈辱的シナリオも現実味
    仮に出力制限が課された場合、鈴鹿のような高速セクションを持つサーキットではパフォーマンス低下は避けられない。一方で、安全確保が最優先である以上、FIAが強硬な判断を下す可能性は否定できない。

    振動の原因が短期間で解決されなければ、アストンマーティンは競争力だけでなく参戦継続そのものが問われる状況に直面する。

    ニューウェイ体制にも影響か
    こうした混乱の中で、エイドリアン・ニューウェイの役割にも注目が集まっている。チーム代表と技術責任者を兼任する体制については、負担の大きさを懸念する声が上がっている。

    すでにチームオーナーのローレンス・ストロールが体制見直しを検討しているとの報道もあり、今後は現場指揮を担う新たなリーダーの登用も選択肢となる可能性がある。

    ホンダのパワーユニット問題、そしてそれに伴う安全性の議論は、単なる技術課題を超えチーム全体の構造にまで波及しつつある。日本GPは、その分岐点となる重要な一戦になりそうだ。

    Source: F1 OVERSTEER