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  • アストンマーティン・ホンダF1に出口見えず デラロサ「トンネルの先に光はない」

    アストンマーティン・ホンダF1に出口見えず デラロサ「トンネルの先に光はない」

    アストンマーティンのチームアンバサダーであるペドロ・デ・ラ・ロサが、2026年F1シーズンに苦戦するチームの現状について厳しい見解を示した。

    ホンダ製ワークスパワーユニットへの移行初年度となる今季、アストンマーティンはコンストラクターズランキング最下位に低迷しており、モナコGPでも改善の兆しは見えていない。

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは金曜プラクティスで下位に沈み、競争力不足が改めて浮き彫りとなった。そんな状況のなか、デ・ラ・ロサはチームが依然として厳しい局面にあることを認めた。

    「トンネルの先の光」はまだ見えない
    「間違いなく、まだ見えていない。我々は今いるべきではない場所にいる。特に、こんな状況になるとは予想していなかっただけに難しいスタートになっている」とデ・ラ・ロサは語った。

    「今の我々には非常に扱いが難しいマシンがあり、ドライバーたちはベストを尽くしている。安全かつ信頼性を保ちながら可能な限り速く走らせるために、本当に素晴らしい仕事をしている。しかし難しい状況だ」

    さらに、改善への期待を語ること自体にも慎重な姿勢を示した。

    「実際に光が見えたとき、そしてアップグレードが投入されて事実に基づいて話せるようになったときに答えたい。我々はこれまで何度も“将来どうなるか”“トンネルの先の光”について話してきたが、少し同じことを繰り返し過ぎている気がする」

    ドライバーへの負担は増す一方
    シーズン序盤に深刻だった振動問題は解消されたものの、AMR26のパフォーマンス不足は依然として大きな課題となっている。

    アストンマーティンは今後数戦にわたって大規模アップグレードの予定がなく、ライバルが開発を進める中で防戦一方の状況が続いている。

    「全員にとって難しい。特にドライバーにとってだ。彼らはマシンを運転し、そのマシンと向き合い、メディア対応もしなければならない。そして毎週末、同じ問題について同じような質問に答え続けている」

    「今後数戦はアップグレードもない。しかしアップグレードが来ることは分かっている。ただ、それはまだ先の話だ」

    デ・ラ・ロサは、それでもアロンソとストロールがチームを支え続けていると強調した。

    「モチベーションはある。彼らは非常に協力的で、シミュレーターでもチームでも、レースチームでもファクトリーでも懸命に働いている。しかし、自分たちが望んでいる場所にいないときは、すべてがより複雑になる」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソの問題は一部改善
    モナコGPではアロンソが再びマシンの不安定な挙動に苦しみ、「ランダムなダウンシフト」や強いアンダーステアを訴えていた。

    ただし、シーズン序盤から続いていたシートの問題については改善が見られたという。

    「フェルナンドはFP1後にシートについて無線で何も言わなかった。それはポジティブなことだ」

    「火曜日にこのサーキットで行った作業、つまり2025年仕様のシートを2026年マシンへ適合させる試みがうまく機能したことを意味している」

    一方でストロールは依然としてシートに不満を抱えており、課題は残っている。

    「ただ、ランスはシートの問題を訴えていた。まだ解決しなければならない問題はあるが、正しい方向には進んでいる」

    勝負は夏以降
    アストンマーティンは現在、大規模なアップグレードを夏場に投入する計画を進めている。

    「ファクトリーの裏側では本当に多くのことが進んでいる。それらのアップグレードや大きな変更が、夏頃には結果をもたらしてくれると信じている」とデ・ラ・ロサは説明した。

    しかし現時点では、その期待はまだ理論上のものでしかない。

    モナコGPの週末は、アストンマーティンが依然として苦境の真っただ中にあることを改めて示した。ホンダとの新体制で再建を目指すチームにとって、本当の勝負は夏以降となりそうだ。

    アストンマーティンF1の苦戦は想定外だった
    デ・ラ・ロサの発言で印象的なのは、単なる成績不振ではなく「予想していなかった低迷」であることを率直に認めた点だ。

    2026年の新レギュレーションとホンダとのワークス体制は、本来であれば飛躍の契機となるはずだった。しかし実際には開発の遅れとマシン特性の問題が重なり、アロンソとストロールは下位争いを強いられている。

    アストンマーティン首脳陣は夏以降のアップグレードに期待を寄せているが、ライバル勢も同様に開発を続けている。現状を考えると、一度失った競争力を取り戻すのは容易ではない。

    それでもデ・ラ・ロサが繰り返したように、チーム内部では大規模な改善作業が進められている。アストンマーティンが本当に“トンネルの先の光”を見ることができるのか。その答えは夏休み明けの数戦で明らかになりそうだ。

  • ホンダ F1モナコGP予選 折原伸太郎「期待したグリッドに届かなかった」

    ホンダ F1モナコGP予選 折原伸太郎「期待したグリッドに届かなかった」

    アストンマーティン・ホンダF1は、2026年F1第6戦モナコGP予選で苦戦を強いられた。フェルナンド・アロンソは21番手、ランス・ストロールは22番手に終わり、2台揃ってQ1敗退という厳しい結果となった。

    モナコ入り前には予選での上位進出も期待されていたが、狭く曲がりくねった市街地コースで十分なパフォーマンスを発揮できず、後方グリッドから決勝に臨むことになった。

    ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、予選後に次のように振り返った。

    「モナコ入りする前は、予選でもう少し良い結果を期待していました。全体的なパフォーマンス向上に向けて取り組むべきことは多く、FP1から継続して改善に取り組んできました」

    「ドライバビリティの向上を図り、ドライバーがより自信を持ってコーナーへ進入できるよう努めましたが、今回は期待していたグリッドポジションには届きませんでした」

    「今後に向けてさらに改善を進める必要がありますが、明日の決勝では何が起こるかわかりません。あらゆる状況に備え、適切な判断と対応ができるよう準備を進めます」

    モナコでは予選順位が結果を大きく左右する一方で、セーフティカーやアクシデントによって展開が大きく変わることも少なくない。アストンマーティン・ホンダF1は厳しいグリッドからのスタートとなるが、決勝での巻き返しを目指す。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • アストンマーティン・ホンダF1 モナコGP初日「予想以上に厳しい一日」

    アストンマーティン・ホンダF1 モナコGP初日「予想以上に厳しい一日」

    アストンマーティンF1チームのアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、2026年F1モナコGP初日の走行を振り返り、チームが予想していた以上に厳しい状況に直面していることを認めた。

    アストンマーティンはフリー走行1回目と2回目を通じて苦戦。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは両セッションとも下位に沈み、ドライバビリティの問題に悩まされた。チームはセットアップ変更を繰り返しながら改善策を模索している。

    ペドロ・デ・ラ・ロサ「予想以上に難しい状況」
    「今日は厳しい一日になることは分かっていたが、実際には予想以上に厳しかった」とペドロ・デ・ラ・ロサはコメント。

    「セッションを通じてさまざまな変更を試し、改善が必要な部分について多くの情報を集めることができた」

    「マシンにはドライバーがこのサーキットで自信を持って攻めるために必要な一貫性と予測性が欠けていた」

    「一晩でやるべき仕事はたくさんあるが、明日に向けて前進できるよう集中して取り組んでいる」

    その後のインタビューでは、アストンマーティンが抱える具体的な問題についてさらに詳しく説明した。

    「厳しい週末になることは分かっていたが、実際には我々の予想を超えていた。マシンは想定していた以上に扱いづらい」

    「ブレーキング時やダウンシフト時の挙動が非常に難しく、さらにアンダーステアも強い」

    「このような低速コーナーが連続するサーキットではマシンの向きを変えることが非常に難しかった。いくつかセットアップ変更を行ったが、もしかすると間違った方向に進んでしまった可能性もある。その点は明日に向けて修正していく」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ドライバーの自信回復が最大の課題
    デ・ラ・ロサは、モナコではドライバーがマシンに信頼を持てるかどうかが重要になると強調した。

    「モナコでは自信が必要だ。自信を持てるマシンがなければ限界まで攻めることは難しい」

    「必要なのは反応の良いマシンだ。予測可能でなければならないし、少なくともフロントがしっかり反応してマシンの向きを変えられなければならない」

    「アクセルを踏んでパワーを路面に伝え、コーナー進入速度を維持しながら余計に待たされないマシンが必要だ。そのために明日に向けて作業していく」

    さらに、ホンダと協力しながら改善策を探ることも明かした。

    「その部分についてはホンダとも協力して対処していく。まだ試せることはたくさんある」

    「モナコは難しいサーキットだが、より柔らかいコンパウンドを使うほどフロントの反応が重要になる。ソフトタイヤの高いトラクション性能を引き出すためには、より強いフロントエンドが必要だからだ」

    アストンマーティンは初日を通じて苦戦を強いられたが、チームは一晩でセットアップを見直し、予選に向けて競争力向上を目指す。フェルナンド・アロンソもセッション後、「非常に扱いにくいマシンだった」と語っており、モナコ特有の低速コーナーへの対応が週末の大きな課題となっている。

  • アストンマーティンF1のギアボックス問題 ストロール「40km/h以下で同期を失う」

    アストンマーティンF1のギアボックス問題 ストロール「40km/h以下で同期を失う」

    アストンマーティンのランス・ストロールは、2026年F1モナコGPを前に、今季のAMR26を悩ませているギアボックス問題の実態を明かした。

    アストンマーティンは開幕以来パフォーマンス不足に苦しんでいるが、その要因のひとつがホンダ製パワーユニットと自社開発ギアボックスの協調制御にある。ストロールによれば、低速域でギアの同期が失われる問題が発生しており、モナコのような低速コーナー主体のサーキットでは大きな弱点になるという。

    初の自社製ギアボックスが抱える課題
    2025年までアストンマーティンはメルセデスからギアボックスを含むパワートレイン一式の供給を受けていた。しかしホンダとのワークス体制移行に伴い、2026年からは自社製ギアボックスを導入した。

    現在のF1では、内燃エンジンだけでなく約475馬力に達する電動出力との連携が重要であり、ギアボックスとパワーユニットの同期精度がパフォーマンスを大きく左右する。

    アストンマーティンでは、ホンダ製パワーユニットが十分な走行距離を重ねるようになって以降、この同期制御に関する問題が顕在化してきた。

    「40km/h以下で同期を失う」
    モナコGPへの見通しを問われたストロールは、AMR26のドライバビリティ問題に加えてギアボックスの課題を認めた。

    「他の問題と同じように、僕たちはギアボックスとドライバビリティの問題を抱えている」とランス・ストロールは語った。

    「それはかなり重要な要素になると思うし、僕たちにとって大きなチャレンジになるだろう」

    さらにストロールは問題の具体的な内容を明かした。

    「カナダでは少し改善したけど、40km/h以下になるたびにギアの同期が失われる。そのため再同期させなければならない」

    モナコ特有の超低速コーナーであるグラン・ホテル・ヘアピン(旧ロウズヘアピン)では、その影響が顕著になる可能性がある。

    「例えばここ(モナコ)では、ヘアピンを通過するたびにギアの同期を失うことになる。それによって大きなタイムを失っている」

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソだけではないシート問題
    ストロールはまた、フェルナンド・アロンソを苦しめたシートの快適性問題についても言及した。

    カナダGPでアロンソはシートの不快感を理由にリタイアしたが、ストロールによれば同様の問題はシーズン当初から続いているという。

    「僕も長い間ずっと不快感を抱えていた。ただ対処するしかないんだ」

    「モントリオールはホームレースだったから完走しなければならなかった。ほかに選択肢はないと感じていた。今年のAMR26ではドライバーの快適性に苦しんでいる」

    現在もシート位置やペダル位置などの調整を続けているものの、根本的な解決には至っていない。

    「いろいろ試している。シート位置を変えたり、ペダルを動かしたりして快適なポジションを探している。でもAMR26では難しい課題になっている」

    モナコで露呈するAMR26の弱点
    ストロールの説明からは、アストンマーティンが単なる空力やパワー不足ではなく、車両の基礎的な統合性能に苦戦していることがうかがえる。

    特にモナコでは低速コーナーが連続するため、40km/h以下で発生するギア同期問題は他のサーキット以上にラップタイムへ直結する可能性が高い。カナダGPで表面化したシート問題と合わせ、アストンマーティンにとって今週末はマシンの根本的な課題が改めて試される一戦となりそうだ。

    【関連】
    ・アストンマーティンF1 アロンソのシート問題を修正「快適性へ小さな前進」
    ・F1-Gate.comの速報通知をiPhoneで受け取る方法

  • アストンマーティンF1 アロンソのシート問題を修正「快適性へ小さな前進」

    アストンマーティンF1 アロンソのシート問題を修正「快適性へ小さな前進」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1カナダGP決勝をわずか23周でリタイアした。原因はマシンのシートに起因する不快感で、周回を重ねるごとに痛みが増し、走行継続が困難になった。

    アストンマーティンは今週末のF1モナコGPに向けて対応を進めており、チームのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、アロンソとともに火曜朝から作業を行い、複数の仕様を試したことを明かした。

    カナダGPで再発したシート問題
    アロンソはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの決勝を23周で終えた。雨の可能性はなく、入賞の現実的な見込みも薄れていたなか、スペイン人ドライバーはシートポジションの違和感に苦しんでいた。

    この問題はモントリオールのスプリントでも発生していた。ただし、スプリント予選でのクラッシュが原因だったのかどうかは明らかになっていない。

    アロンソはシートの位置が正しく感じられず、周回を重ねるごとに「ますます不快になっていった」と説明していた。

    クラック「火曜朝からフェルナンドと作業した」
    アロンソはモナコGPに向けて、チームが新しいシートを用意することを期待していた。その現状について問われたクラックは、RacingNews365を含むメディアに対し、作業がすでに進められていると説明した。

    「我々は火曜朝からフェルナンドとここにいて、火曜日には多くの作業を行った。多くのバリエーションを試した」とマイク・クラックはコメント。

    「今は、実際に走ることが本当のテストになる。静的には確認できるが、常に同じというわけではない。ただ、正しい方向に本当に小さな一歩を踏み出せたと思う」

    「彼は、これが改善になるだろうとやや自信を持っていた。ただ、セッションを通じて本当に快適にするために、もう一度微調整が必要になっても驚きはない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム フェルナンド・アロンソ

    シート角度だけでは済まない複雑な調整
    クラックは、この問題が単にシート角度だけの話ではないと強調した。ドライバーの着座位置を変えれば、ペダル位置やステアリングとの距離、レギュレーション上の高さなど、周辺要素も連動して確認する必要がある。

    「ひとつだけを変えることはできない。なぜなら、そうするとペダルを変える必要があり、レギュレーション上の高さや、こうしたあらゆるもの、ステアリングホイールとの距離も確認しなければならない」

    「だから、決して単一の問題ではない。変更はひとまとまりのセットになる。実際に走っていない状態では、それが少し複雑になる」

    アストンマーティンにとって、モナコGPの走行開始後にアロンソがどこまで快適性を取り戻せるかが最初の確認点となる。静的な調整で改善の方向性は見えたものの、実走行での負荷や振動、ステアリング操作を経て、さらに細かな修正が必要になる可能性は残されている。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイがモナコGPで現場復帰「彼を見ることになる」

    アストンマーティンF1 ニューウェイがモナコGPで現場復帰「彼を見ることになる」

    アストンマーティンのチーム代表を務めるエイドリアン・ニューウェイが、今週末の2026年F1モナコGPでチームの現場業務に復帰する見通しとなった。

    ニューウェイは2026年F1シーズン開幕戦オーストラリアGP以降、レースの現場に姿を見せていなかった。先月には、体調不良により入院した後、自宅で療養していると報じられていた。

    クラック「今週末に彼を見ることになると思う」
    アストンマーティンの元チーム代表で、現在はチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは木曜日、PlanetF1.comを含むメディアに対し、ニューウェイが3か月ぶりにレース現場へ戻る可能性を示した。

    ニューウェイが次にいつ現場に現れるのかを問われたクラックは、「見ればわかる」と語った。

    「今週末に彼を見ることになると思う。だから良いことだ。彼はここでも多くの経験を持っている」

    「ここでは多くのレース勝利がある。だから我々を前進させる助言をひとつ、あるいはふたつ得られることは確かだと思う。楽しみにしている」

    ニューウェイは木曜夕方にモナコ入りする予定で、今季後半にも複数のイベントに出席する見込みだという。

    全戦帯同ではなく価値を発揮できる場を選択
    ニューウェイは2026年F1シーズンの全レースに帯同する予定ではないことが、3月の時点で明らかになっていた。

    そのスケジュールは、前任のアンディ・コーウェルと同様に、年間10〜14戦程度の出席になるとみられている。

    ニューウェイがどのレースに出席するかは、自身がチームに最も大きな価値をもたらせる場所かどうかによって決まると考えられている。

    PlanetF1.comは3月、ニューウェイがいずれアストンマーティンのチーム代表職を退く見込みであり、昨年11月の就任以降、長期的な後任探しを主導してきたと報じていた。

    後任候補としては、レッドブル時代にニューウェイと仕事をしたジョナサン・ウィートリーが有力視されていた。その後、アウディF1チームは48時間以内にウィートリーの退任を発表している。

    ニューウェイはオーストラリアで、チーム代表の役割が設計・開発面の本来の職務から「少し」注意をそらすものになっていると語っていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム エイドリアン・ニューウェイ

    ホンダの振動問題解消で小さな前進
    アストンマーティンは今季序盤、新型ホンダエンジンに起因する深刻な振動問題により、AMR26のパフォーマンスが制限される苦しいスタートを切った。

    しかし、ホンダが複数の対策を導入したことで振動問題は解消され、アストンマーティンは直近3戦で少なくとも1台が完走を果たしている。

    モナコはニューウェイが昨年、レッドブルからの注目移籍を完了させた後、アストンマーティンの一員として初めて現場に姿を見せた場所でもある。低速コーナー、縁石、路面変化への対応が問われる市街地コースで、ニューウェイの復帰はチームにとって技術面でも象徴面でも重要な週末となる。

  • エイドリアン・ニューウェイ F1モナコGPで復帰か アストンマーティンは忍耐強調

    エイドリアン・ニューウェイ F1モナコGPで復帰か アストンマーティンは忍耐強調

    アストンマーティンのアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、低迷する2026年シーズンの現状について「忍耐が必要だ」と強調し、エイドリアン・ニューウェイの存在が将来の成功につながるとの見方を示した。

    2026年シーズンのアストンマーティンは、ホンダ製パワーユニットのパフォーマンス不足やシャシー開発の遅れなどに苦しみ、厳しいスタートを切っている。

    その中で、今年チームに加わったエイドリアン・ニューウェイの姿がパドックでほとんど見られないことから、その役割や健康状態を巡る憶測も広がっている。

    スペインの報道によると、ニューウェイは今週末のF1モナコGPでアストンマーティンのガレージに姿を見せる見通しだという。ただしチームは現時点で正式な発表を行っていない。

    アストンマーティンには“我々のガウディ”がいる
    バルセロナGPのプロモーションイベントに出席したペドロ・デ・ラ・ロサは、バルセロナを象徴するサグラダ・ファミリアを引き合いに出しながら、ニューウェイを世界的建築家アントニ・ガウディになぞらえた。

    「厳しいグランプリになるだろう。シーズンがどのように始まったかは皆さんも見ていると思う。しかし我々の背後には大きな投資がある」とデ・ラ・ロサは語った。

    「今日ここに座って、このガウディによる素晴らしい建築物を見ていて思ったんだ。世界最高かどうかはともかく、間違いなく革新的な建築家だった」

    「そして我々にも“ガウディ”がいる。それがエイドリアン・ニューウェイだ」

    結果が出るまでには時間が必要
    デ・ラ・ロサは、アストンマーティンの大規模プロジェクトが成果を上げるまでには時間がかかると説明した。

    「複雑な時期になると思う。しかし我々には将来に向けた素晴らしいプロジェクトがある」

    「チームというものは人でできている。我々には非常に優秀な人材と素晴らしい設備がある。今必要なのは少しの忍耐だけだ」

    「夏の間に少しずつ我々のポテンシャルを示し始めることになるだろう」

    この発言は、元トロロッソ代表のフランツ・トストが最近、「健康状態が許すなら、ニューウェイの指揮の下でアストンマーティンは成功できる」と語ったこともあり、チームの将来に対する関心が高まる中で飛び出したものだ。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソの引退はまだ先?
    デ・ラ・ロサは、44歳となったフェルナンド・アロンソの将来についても言及し、現時点で引退を語るのは時期尚早だと主張した。

    「彼にはまだ多くのレースが残っている。引退しないことを願っている」

    そして、アロンソの考えがいかに変わりやすいかを示すエピソードも明かした。

    「2024年シーズン開幕前、彼は私に『引退するつもりだ』と言ったんだ」

    その言葉を信じたデ・ラ・ロサは、アロンソ最後のシーズンになると考え、全レースに帯同する計画を立てたという。

    しかし数戦後、アロンソの考えは変わった。

    「中国だったと思う。フェルナンドが私を脇に呼んで『あと2年契約を延長するつもりだ』と言ったんだ」

    「私は『2年も? 今年で引退するんじゃなかったのか?』と聞いた」

    「すると彼は『いやいや、あと2年やりたいんだ』と答えた」

    アストンマーティンの未来を左右する存在
    アストンマーティンは2026年からホンダとのワークス体制を開始し、さらにエイドリアン・ニューウェイというF1史上屈指の設計者を迎え入れた。しかし開幕から5戦を終えた段階では、その効果はまだ結果として表れていない。

    それでもチーム内部では悲観論は強くなく、デ・ラ・ロサの発言からは「時間さえ与えられれば巻き返せる」という確信がうかがえる。

    モナコでニューウェイが本当に現場復帰を果たすことになれば、低迷するアストンマーティンにとって象徴的な一歩となるかもしれない。そしてその先には、ホンダとの本格的な開発体制が動き出す2027年以降の大きな飛躍が見据えられている。

  • ホンダF1がアストンマーティン向けPU改善へ 夏休み前後にアップグレード投入

    ホンダF1がアストンマーティン向けPU改善へ 夏休み前後にアップグレード投入

    ホンダF1は、アストンマーティン向けパワーユニットの性能向上に向けた開発を進めており、夏季シャットダウン前後を目標にアップグレード投入を計画している。開幕当初に発生した振動由来の信頼性問題への対応が進んだことで、現在はパフォーマンス向上へと開発の重点を移しつつある。

    その第一歩として、今週末のモナコGPではドライバビリティ改善を投入する見込みだ。ホンダは燃焼効率向上やフリクション低減にも取り組んでおり、シーズン後半戦に向けて戦闘力強化を目指している。

    モナコGPで重要となるドライバビリティ改善
    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、モナコGPに向けてドライバビリティ改善を最優先課題としていることを明かした。

    「モナコではドライバビリティが非常に重要です」

    「ポジティブな点として、我々はドライバビリティを改善する方法を見つけました」

    「HRC Sakuraの開発拠点でモナコまでに改善を進める予定です。それが我々の主な目標です」

    ドライバビリティ改善は単一の要素ではなく、エンジン制御全体の最適化によるものだという。

    「例えばデータ設定やキャリブレーションです」

    「点火時期やラムダ値(空燃比)、噴射タイミングなどです。ドライバビリティを制御するためのパラメータは数多くあります」

    さらにホンダは、モナコ専用のエネルギーマネジメント最適化に向けて、アストンマーティン・テクノロジーキャンパスでドライバー・イン・ザ・ループ(DiL)シミュレーターを活用した専用セッションも実施した。

    折原伸太郎は冷却面の課題についても説明した。

    「冷却面では、モナコの低速区間が課題になります」

    「クリーンエアでもトラフィックの中でもパワーユニットが適切に機能するよう、アストンマーティンやアラムコと協力して最適な冷却仕様を見つける必要があります」

    夏休み前後に本格アップグレードを計画
    短期的な改善とは別に、ホンダは本格的なエンジンアップグレード開発も進めている。

    その中心となるのは燃焼効率の向上とフリクション(摩擦損失)の低減だ。

    「我々は改善すべき点を把握しています」

    「例えば燃焼面では改善に向けたアイデアがあり、ダイノのデータでもポジティブな兆候が見えています」

    「また、性能向上のためにはフリクションを減らす必要があります。そのような課題リストを工場で管理しながら改善を続けています」

    アップグレード投入時期について折原伸太郎は、シーズン終盤ではなく夏休み前後を目標にしていると説明した。

    「エンジン開発は長期的な仕事ですが、シーズン終了間際にはなりません」

    「夏季シャットダウンの頃には改善が見られるでしょう。それが我々の目標です」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ技研工業

    2027年開発への影響は限定的
    FIAは現在、2027年以降に向けて内燃機関と電力の出力比率を現行の50対50から60対40へ変更する案を検討している。しかし、ホンダは最終的な結論にかかわらず開発方針は変わらないとの考えを示している。

    「性能面では方向性は同じです」

    「60対40でも50対50でも関係ありません。我々は燃焼性能を改善する必要があります」

    「もし来年燃料流量が増えるのであれば追加のチューニングを行うだけです。しかし開発の方向性そのものは変わりません」

    一方で、信頼性面では課題が残る可能性を認めた。

    「燃料流量が増えた場合、信頼性の観点ではかなり難しくなるかもしれません。それが今回のレギュレーション変更で最も難しい部分です」

    ホンダF1が狙う“第二段階”の競争力向上
    開幕当初のホンダは、まず振動問題の解決にリソースを集中せざるを得なかった。そのため2026年シーズン前半はライバル勢に対して開発競争で後手に回っていた側面もある。

    しかし現在は信頼性対策が一定の成果を上げたことで、燃焼効率向上やフリクション低減といった本来の性能開発へ軸足を移しつつある。モナコGPで投入されるドライバビリティ改善はその第一歩であり、本命となる夏休み前後のアップグレードに向けた布石とも言える。

    アストンマーティンにとっては、シーズン後半戦に向けて戦闘力を引き上げる重要な局面となりそうだ。

  • アストンマーティンF1 モナコGPで変幻自在の特別カラー マーデンと共同企画

    アストンマーティンF1 モナコGPで変幻自在の特別カラー マーデンと共同企画

    アストンマーティンは2026年F1モナコGPで、プリンシパルパートナーであるマーデンとの共同プロジェクトとして、特別カラーリングを投入する。

    このプロジェクトは「From Rock to Racetrack(岩石からサーキットへ)」と名付けられ、鉱物資源が最先端技術へと変貌していく過程をマシンデザインで表現したものだ。

    単なるスポンサー施策ではなく、鉱業企業であるマーデンの事業そのものを可視化した試みであり、AMR26はモナコ市街地を走行しながら色彩を変化させる特殊な外観を備える。そこには、地中から採掘された鉱物が社会インフラや先端産業を支える素材へと生まれ変わる「変革」の物語が込められている。

    走行中に色が変化するモナコ限定カラーリング
    今回の最大の特徴は、特殊なカラーシフト素材を用いた虹色のラッピングだ。

    光の当たり方や見る角度によって色彩が変化し、マシンがコーナーへ進入した瞬間と立ち上がった瞬間でまったく異なる表情を見せる。

    この発想はアストンマーティンの限定ハイパーカー「ヴァラー」や「ヴァルハラ」に採用されている高級塗装「アンドロメダ・レッド」から着想を得たものだ。

    使用されたサテン仕上げの特殊フィルムは、停止状態でも立体感と動きを感じさせる効果を持ち、ゴールド、銅、アルミニウム、鉄といったマーデンの事業を支える鉱物資源をモチーフにした色彩が取り入れられている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム モナコGP

    F1マシンだからこそ生じた技術的課題
    完成したデザインは自然に見えるが、その実現には数多くの制約が存在した。

    F1マシンではわずかな重量増加や表面の段差でも空力性能に影響を及ぼすため、特殊ラッピングを車体全体へ施工することはできなかった。

    フィルムを追加すれば重量が増し、素材の厚みや端部の段差が空気の流れを乱す可能性がある。そのため虹色素材は空力的な影響が比較的小さい部分へ限定的に配置された。

    さらに通常のラッピングで用いられる保護用ラミネート加工も採用できなかった。耐久性は向上するが重量増加につながるうえ、カラーシフト効果そのものを損なう可能性があったためだ。

    その結果、軽量性と耐久性を両立するために特別な素材加工と印刷技術が導入された。

    モナコ限定デザインを実現するための綿密な準備
    シーズン中のF1チームにとって特別カラーリングの導入は想像以上に複雑な作業となる。

    車体パーツをラッピング工程へ回すタイミングを確保しなければならず、シルバーストンのAMRテクノロジーキャンパスと現地サーキット双方での作業計画が必要だった。

    さらにレース用シャシーの組み立てスケジュールを妨げることなく進めなければならず、プロジェクトはかなり前から準備が進められていた。

    単なるデザイン変更ではなく、レース活動そのものと並行して進められるエンジニアリングプロジェクトだったと言える。

    100種類以上のパターンから生まれた最終デザイン
    今回のカラーリングを特徴づけるもうひとつの要素が六角形パターンである。

    マーデンのロゴから着想を得たこのデザインは、アストンマーティン・レーシンググリーン、露出したカーボン地、そして虹色素材を自然につなぐ役割を担っている。

    このパターンには美観だけでなく実用的な意味もあった。

    特殊素材には通常のグラデーション印刷を施せないため、六角形を組み合わせることで色が自然に変化しているような錯覚を作り出したのである。

    開発段階では100種類以上のパターンが検討され、最終デザインへ至るまで約30案のコンセプトが比較評価された。

    マーデンも設計段階から継続的にフィードバックを行い、共同で方向性を磨き上げた。

    新たなデジタル技術まで生み出した開発プロセス
    このプロジェクトはデザイン開発の枠を超え、アストンマーティンに新しいツール開発を促した。

    チームは六角形パターンを自在に生成できる専用ソフトウェアを開発し、車体形状ごとに最適なデザイン配置を可能にした。

    さらに高精度レンダリングとモナコ市街地の仮想シミュレーションを活用し、実際の太陽光や街路環境の下でカラーシフト素材がどのように見えるかを事前検証した。

    こうして完成したAMR26の特別カラーリングは、静止状態ではなく「動くことで完成するデザイン」として設計されている。

    モナコだからこそ成立したブランドストーリー
    今回の取り組みは単なるスポンサー露出を超えたブランド表現と言える。

    マーデンは鉱物資源を発掘し、それを産業や社会の発展につなげる企業であり、アストンマーティンはその素材を活用する最先端技術の象徴でもある。

    AMR26がモナコの狭い市街地を駆け抜けるたびに色彩を変化させる姿は、まさに「岩石からサーキットへ」というテーマそのものを視覚化したものだ。

    華やかなモナコGPの舞台で、アストンマーティンとマーデンはF1マシンを巨大な広告媒体ではなく、企業理念を語るキャンバスとして活用したのである。

  • アストンマーティン・ホンダF1 苦戦脱却への現在地と後半戦の反撃計画

    アストンマーティン・ホンダF1 苦戦脱却への現在地と後半戦の反撃計画

    アストンマーティン・ホンダの2026年シーズンは、開幕から厳しい戦いが続いている。新レギュレーション初年度に向けて大きな期待を集めていたが、実際にはシャシー開発の遅れ、ホンダ製パワーユニットの出力不足、さらに両者の組み合わせによって発生した深刻な振動問題に苦しめられてきた。

    しかし、その状況は少しずつ改善へ向かっている。依然として競争力不足は深刻だが、チームは一つひとつ課題を潰しながら前進しており、後半戦に投入予定の大型アップグレードへ向けて土台作りを進めている。

    まず解決されたのは振動問題
    開幕当初のアストンマーティンを最も苦しめたのは、ホンダ製パワーユニットと新型シャシーの組み合わせによって発生した振動だった。

    この問題は単なる快適性の問題ではなく、ドライバーへの負担だけでなく、車両各部へのダメージも引き起こしていた。チームは開発リソースの多くをこの対策に投入し、空力アップデートを後回しにする決断を下した。

    その結果、最近ではAMR26が長距離走行を行っても大きなダメージを受けることは少なくなり、根本的な振動問題は徐々に抑え込まれつつある。

    ただし、一つの問題を解決すると新たな問題が見つかる状況は続いている。

    次に浮上したギアボックスの課題
    振動問題の改善後、新たに明らかになったのがギアボックスの同期問題だった。

    ギアチェンジ時の同期がわずかにずれることで、ドライバーの操作と実際の変速タイミングに遅れが発生する。その結果、本来最適な回転域でシフトアップできず、加速性能を損なう要因となっていた。

    もっとも、この部分についてはマイアミGPからカナダGPにかけて大きな改善が見られたという。

    アストンマーティンにとって今回のギアボックスは、2008年以来となる自社開発品だ。それまではマクラーレンやメルセデス製トランスミッションを使用しており、自前での開発は長年経験していなかった。

    そのため、今回の開発はチームにとって大きな学習プロセスになっている。

    アロンソが語る「小さな進歩」
    フェルナンド・アロンソはカナダGPで次のように語っている。

    「コースに出るたびに、クルマやエンジン、セットアップ、ギアボックスに新しい改善が加えられている」

    「マイアミからここにかけて、ギアボックスやシフト同期、ダウンシフトは大きく改善した」

    アロンソによれば、こうした改善がラップタイムにどれだけ寄与しているかを数値化するのは難しいものの、同じマシンでもカナダではマイアミより速かったという。

    一方で、彼は現状の限界についても率直に語っている。

    「根本的な問題や3秒近い差を埋めるには、エンジン性能と空力パッケージの改善が必要だ」

    「それはシーズン後半にならないと実現しないだろう」

    現在の改善はあくまで細部の最適化であり、本格的な競争力向上にはまだ至っていないという認識だ。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム 本田技研工業

    ホンダが見つけた改善の方向性
    ホンダ側も現状を冷静に分析している。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、現在の課題として主に2点を挙げた。

    ■ 燃焼速度の向上

    ■ エンジン内部摩擦の低減

    折原伸太郎によれば、2027年に向けて検討されている60:40の出力配分変更の有無にかかわらず、この方向性自体は変わらない。

    つまりホンダは現在の性能不足を、燃焼効率と機械抵抗の改善によって解決しようとしている。

    さらにモントリオールでは新たなパラメータやセッティングを投入し、データ上では前向きな結果を確認したという。

    ドライバー要求とのギャップ
    ホンダが特に重視しているのが、ドライバーの要求トルクと実際の出力特性の差だ。

    折原伸太郎は、以前のレースではドライバーが求めるトルク特性を再現することが難しかったと説明している。

    しかしカナダGPでは、そのギャップを縮小する方法を見つけたという。

    これは絶対的なパワー向上ではないが、ドライバビリティ改善につながる重要な進歩だ。特に2026年型パワーユニットは電動比率が高く、出力特性が従来と大きく異なるため、ドライバーの要求にどれだけ近づけられるかが重要なテーマになっている。

    後半戦の大型アップデートが分岐点
    アストンマーティンはここまで空力開発を優先せず、まず車両の基本的な問題解決に集中してきた。

    そのため2026年シーズンのイベント前アップデート一覧では、他チームと違って大きな改良がほとんど見られなかった。

    しかしチームは現在、大型空力パッケージを準備しており、投入時期はスパ・フランコルシャンまたはザントフォールトになる見込みだ。

    このアップデートとホンダの性能改善が組み合わさったとき、初めてアストンマーティン・ホンダの本来のポテンシャルが見えてくる可能性がある。

    現時点では依然として厳しい状況に変わりはない。ただし開幕当初のような混乱状態からは脱しつつあり、チームは着実に課題をリストから消している。

    危機的状況において最も重要なのは派手な改革ではなく、現実的かつ着実な問題解決だ。アストンマーティンとホンダは、まさにその段階にいる。後半戦の大型アップデートが、この長い再建プロセスの成否を左右することになりそうだ。