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  • アウディ、フォーミュラE開幕戦でアプトとディ・グラッシがポイント獲得

    アウディ、フォーミュラE開幕戦でアプトとディ・グラッシがポイント獲得

    電気自動車のレースシリーズ、フォーミュラEの2018/19シーズン(シーズン5)の開幕戦が、サウジアラビアのディルイーヤで開催され、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは貴重なポイントを獲得した。

    大混乱となった予選後に行われた決勝レースで、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、それぞれ11番および18番グリッドからスタート。素晴らしい追い上げを見せ、アプトが8位、ディ・グラッシが9位でチェッカーを受けた。

    砂漠で開催された開幕戦は、予想外の雨により大きな影響を受けた。土曜日の午前中には、フリー走行が2回行われる予定だったが、路面に溜まった水を取り除くために赤旗中断され、1回の短いフリー走行のみが行われ、予選も変則的な形で行われた。

    チーム代表のアラン・マクニッシュhq「すべてのチームが、この新しいサーキットにおける難しいコンディションに非常に苦しんだと思います。予選では、誰も完璧に準備することができず、まさにギャンブルのような状態でした。最終的に、ダニエルとルーカスはポイントを獲得することができましたが、私たちの期待や能力とはほど遠い結果となりました。多くの課題を本拠地のノイブルクに持ち帰って、マラケシュで開催される第2戦では、さらに上を目指したいと思います」と語った。

    ウェットコンディションで行われた予選で、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、リヤタイヤのグリップ不足を訴えた。さらに、ディ・グラッシは、(他の何人かのドライバーと同様)一時的にパワー上限値を超えてしまったため、ベストタイムを剥奪されてしまう。

    しかし、決勝レースでは、アウディの両ドライバーは、闘志溢れる走りを見せた。ダニエル・アプトは「今日の僕たちのマシンには、速さが足りませんでした。そのため、ハードにプッシュしなければならず、非常に厳しいレースとなりました」と語った。

    フォーミュラE第2戦は、2019年1月12日にモロッコのマラケシュで開催される。

    関連:【動画】 フォーミュラE 開幕戦 ディルイーヤePrix 決勝ハイライト

  • セルゲイ・シロトキン、アウディからDTMルーキーテストに参加

    セルゲイ・シロトキン、アウディからDTMルーキーテストに参加

    ウィリアムズのF1シートを失ったセルゲイ・シロトキンは、今週、アウディから(ドイツツーリングカー選手権)DTMのルーキーテストに参加する。

    今年、ウィリアムズでF1デビューを飾ったセルゲイ・シロトキンだったが、チームは2019年にジョージ・ラッセルとロバート・クビサを起用することを発表。シロトキンはF1を去ることになった。

    セルゲイ・シロトキンのスポンサーであるSMPレーシングは、アウディから招待されてセルゲイ・シロトキンが水曜日にヘレスサーキットで2018年のアウディ RS5 DTMを走らせることを明らかにした。

    SMPレーシングは「テストは今後のシーズンの彼のパフォーマンスのために彼のプログラムを決定するという状況の中で行われる」と述べた。

  • アウディ、『Audi e-tron GT concept』をロサンゼルスで発表

    アウディ、『Audi e-tron GT concept』をロサンゼルスで発表

    アウディは、ロサンゼルスモーターショー2018でAudi e-tron GT conceptを発表。映画の都、ロサンゼルスで初公開される4ドアクーペの電気自動車、Audi e-tron GT conceptは、e-tronファミリーの第3弾となるショーモデル。このコンセプトカーの量産モデルは、約2年後に登場する予定。

    既に生産が開始されているAudi e-tron SUV、2019年に登場する予定のAudi e-tron Sportbackに続く3番目のモデルが今回発表された。

    フラットなフロアアーキテクチャーを備えたこのクルマは、エキサイティングなプロポーションと低い重心を特徴としている。このクルマは、434 kW(590 hp)の最高出力により、スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮する。駆動トルクは、トルクベクタリング付きquattroフルタイム4WDシステムを介して4輪へと伝達され、アウディのダイナミックなスポーツモデルにふさわしい性能を実現している。このコンセプトカーを、量産モデルへと移行する作業は、アウディのハイパフォーマンスモデルを開発している子会社、Audi Sport GmbHが担当する。

    風洞実験室から得たインスピレーション:デザインとボディ
    Audi e-tron GT concept エクステリア①Audi e-tron GT concept エクステリア②
    フラットでワイドなボディ、そして長いホイールベース。これらは、典型的なグランツーリスモの特徴。全長4.96m、全幅1.96m、全高1.38mのAudi e-tron GT conceptは、まさにこの特徴を完璧に備えている。軽量な4ドアクーペのボディは、マルチマテリアル構造を使用して製造されている。この構造は、カーボン製のルーフ、数多くのアルミニウム製コンポーネント、そして高強度鋼から製造されたサポートエレメントから構成されている。このテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発されたが、そのデザインとキャラクターは、完全にアウディのDNAを受け継いでいる。

    リヤエンドまで流れるような弧を描くAudi e-tron GT conceptのルーフラインは、アウディの美しいデザインを象徴するSportbackのスタイルを反映している。このラインは未来に向けてさらに進化を遂げ、アウディのデザイン言語を次の革新的な段階へと引き上げている。現在のアウディモデルと比較した場合、リヤに向かってキャビンが大きく絞り込まれたデザインが際立った印象を与える。ホイールアーチとショルダー部分には立体的な造形が施され、電気自動車には珍しいフラットなフロアとともに、Audi e-tron GT conceptの低い重心とダイナミックなポテンシャルを強調している。幅広いライン、ボディに設定された数多くの機能エレメント、ホイールアーチのエアベント、そしてソリッドなリヤディフューザーは、風洞実験室から生み出されたもの。燃料消費量を削減する優れた空気抵抗係数と低い揚力係数が、このクルマのデザインの視覚的特徴となっている。

    前後ホイールアーチ間のシル部は、外側に張り出しており、キャビンと独特なコントラストを醸し出している。このシル部は、Audi e-tron GT conceptのエネルギー源であるバッテリーが、この位置に搭載されていることを暗示している。5本ツインスポークのホイールデザインも、視覚的な統一が図られている。ダイナミックなデザインにより、空気抵抗を削減しながらも、ブレーキディスクを冷却するためのエアフローを最適化している。サイドビューでは、285/30サイズのタイヤを装着した22インチホイールが明確な存在感を放っている。

    アウディデザインを象徴するシングルフレームグリルは、フロントセクションの中央に設置されている。これまでに発表された2つのe-tron SUVと比較すると、そのアーキテクチャーは、より水平基調になっている。グリルの上部には、ボディカラーで塗装されたカバーが装着されている。その表面構造は、Audi RSモデルのグリルに採用されているハニカムパターンを想起させる。Audi e-tron GT conceptに採用されたこのフロントグリルは、このクルマがAudi Sport GmbHの未来のモデルであることを示している。

    ボディのエアフローを調整したことに加え、フロントに設置された大きなエアインテークによって、各種アセンブリーやバッテリー、ブレーキが効果的に冷却される。ボンネット表面を流れるエアフローは、アウディが発表した最新のショーモデル、AiconやPB18 e-tronを想起させる。エアフローがボディ全体を包み込むように流れるため、望ましくないスワール(渦流)の発生を抑えている。

    フロントセクションの矢印の形状は、レーザーハイビームを備えたマトリクスLEDヘッドライトの存在を示し、たとえ静止していても、Audi e-tron GT conceptのダイナミックな存在感を強調している。既にVision 系のモデルで示されているように、ライトにはアニメーション機能が組み込まれ、水平方向に広がる波をイメージした短いシーケンスによってドライバーを出迎える。これは、将来的には市販モデルに搭載される予定の新しいビジュアルシグネチャーだ。

    リヤビューでは、ライトストリップが車幅全体を横切って延びている。このライトストリップは、外側に向かうにつれて、ウェッジシェイプのLEDセグメントを配したリヤライトユニットへと融合されていく。このアーキテクチャーは、e-tron GTと量産モデルのe-tron SUVを視覚的にリンクし、たとえ夜間でも、このクルマがアウディの電気自動車であることを一目で認識することができる。

    ボディカラーには、キネティックダストと呼ばれる、チタニウムにも似た暖色系のダークカラーが採用されている。このカラーは、光の角度や動きに応じて、ボディ表面に美しいコントラストを生み出する。ウィンドーフレームとホイールに採用された、暖色系の艶消しアルミニウムエレメントによって、この光の効果がさらに強調されている。

    現代的で持続可能な素材:インテリア
    Audi e-tron GT concept インテリア①Audi e-tron GT conceptインテリア②
    4ドア、4シーター、そして2.90mのホイールベースにより、Audi e-tron GT conceptのインテリアは、上質な雰囲気とともに、日常ユースにおける高い実用性を提供する。ここでは、インテリアの中心的要素として、運転席に視覚的な焦点が当てられている。センターコンソール、トップセクションの大型タッチスクリーン、ドアレール及びコックピットのラインがドライバーを取り囲むように設置され、各種機能やインフォテインメントをはじめとする操作系は、人間工学的に最適化されている。センターコンソールとインストルメントクラスターは、まるで宙に浮かんでいるような印象を与える。インストルメントパネル上部には明るい色が採用され、フロアに向かうに従って徐々に暗くなっていく。これによって、幅広い印象が生み出されている。フロント及びリヤに採用され、モータースポーツからフィードバックされたスポーツシートは、高速コーナーでも理想的なラテラルサポートを提供する。

    インストルメントパネル中央のディスプレイと、センターコンソール上部のタッチスクリーンは、ブラックパネル調仕上げとなっている。これらのディスプレイは、水平基調のインテリアを強調すると同時に、広々として落ち着いた雰囲気の創出にも貢献している。ドライバーの好みに応じて、バーチャルアナログ表示にしたり、航続距離と共にナビゲーションのマップを拡大したり、インフォテインメント機能のメニューを表示させたり、様々なレイアウトに変化させることが可能。これらのレイアウトは、触覚フィードバックを備えたタッチスクリーンで操作する。

    このコンセプトカーにおいて、デザイナーは、一貫して持続可能な素材を意図的に採用することで、現代の自動車に求められる明確なメッセージを発信している。Audi e-tron GT conceptには、動物由来の素材は一切使用していな。インテリアの素材は、すべて植物由来のもの。シート地やトリム地には、洗練された合成皮革を使用している。シートクッション、アームレスト、センターコンソールには、リサイクル繊維で作られたファブリックを採用している。ヘッドライニングとウィンドーピラーのトリムは、マイクロファイバー素材によるもの。ディープパイル起毛のカーペットでさえも、ECONYLと呼ばれる、使用済みの漁網で作られた再生ナイロンを使用している。

    2つのラゲージコンパートメントを備えたAudi e-tron GT conceptは、グランツーリスモとしての優れた積載能力を提供する。ここでは、コンパクトなドライブユニットを搭載した電気自動車コンセプトの利点を最大限に活用している。大型のテールゲートを備えたリヤコンパートメントは、最大450 ℓの容量を提供する。さらに、ボンネットの下にも、100リットルの収納スペースが用意されている。

    性能と航続距離:駆動システム
    434 kW(590 hp)のシステム出力は、電気自動車としては非常に印象的な数値。前後のアクスルには、個別の電気モーターが搭載されている。どちらのモーターも、永久磁石式同期電動機(PMモーター)。Audi e-tron GT conceptには、quattro 4輪駆動システムが搭載され、モーターが発生したトルクは、4つのホイールを介して路面へと伝達される。電動式のquattroは、前後のアクスル間に機械的なリンクがないため、極めて精密に作動する。電子制御システムは、前後のアクスル間だけでなく、左右のホイール間の駆動力も調整する。これによって、最適なトラクションが得られる。スリップは、それが望ましい場合にのみ許容される。

    将来的に、このクルマは0~100km/hを約3.5秒で加速し、200km/hにはわずか12秒で到達することになるでしょう。航続距離を最大化するために、最高速度は240km/hに制限されている。このクルマが、多くのライバルとは一線を画している点は、連続してフル加速を繰り返すことができるポテンシャルを秘めている点。通常の電気自動車であれば熱の問題によって出力が制限されるような状況でも、Audi e-tron GT conceptは、その洗練された冷却システムによって、モーターとバッテリーのポテンシャルをフルに発揮させることが可能。

    このコンセプトカーの航続距離は、新しいWLTPモードで400kmを超えている。必要な駆動エネルギーを供給するリチウムイオンバッテリーは、90kWh以上の容量を備え、そのフラットなデザインによって、フロント及びリヤアクスル間のフロア下全体に設置されている。このデザインの利点は、クルマの重心がAudi R8に匹敵するほど低いということ。これは、スポーティなハンドリングの面において、大きなメリットをもたらする。この低い重心に4輪操舵システムを組み合わせることによって、非常に優れたコーナリング性能とともに、スポーツカーを彷彿とさせる俊敏性と精度が実現している。

    この電気自動車は、回生システムによって最大で30%航続距離を伸ばすことが可能。これは、Audi e-tron GT conceptのようなスポーティなクルマにとっても、不可欠な要素。回生システムは、2基の電気モーターを使用し、電気油圧的に統合されたブレーキコントロールシステムを活用している。ここでは、3種類の異なる回生モードを組み合わせて使用している。それらは、シフトパドルのマニュアル操作によって起動するコースティング回生、予測効率アシスト経由で自動的に起動するコースティング回生、そして電気と油圧による減速をスムーズに移行するブレーキ回生。0.3G以下の減速では、エネルギー回生は電気モーターだけが担当し、従来型のブレーキは使用しない。これは、すべての減速シナリオにおける90%以上に相当し、実質的に通常のブレーキ操作においては常に、エネルギーがバッテリーに戻されることになる。通常のホイールブレーキは、ドライバーがブレーキペダルを踏んで、0.3Gを超える減速が発生したときにのみ使用する。Audi e-tron GT conceptには、ブレーキ性能が低下することなしにハードブレーキングを繰り返すことが可能な、高性能セラミックディスクを装備している。

    充電時間を短縮:800V充電システム
    Audi e-tron GT conceptのバッテリーは、複数の方法で充電することが可能。具体的には、左側フロントフェンダーのフラップ内に充電用のケーブルを接続したり、アウディワイヤレスチャージングによる非接触充電を行ったりすることができる。非接触充電を行う場合は、クルマを駐車するフロアに1次コイルを備えた充電パッドを施設して、電源に接続する。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される。充電出力が11kWの場合、Audi e-tron GT conceptは一晩でフル充電することができる。

    この4ドアクーペは、800Vの充電システムに対応しているため、有線による充電の方がはるかに高速。この方式では、現在使用されているシステムと比較して、充電時間が大幅に短縮される。バッテリーを80%まで充電するのに必要な時間はわずか約20分で、これにより、再び320km以上の距離を走行することができる。もちろん、それよりも低い電圧で充電することも可能なため、あらゆる充電ステーションを利用することができる。

    アウディ:電動化攻勢を継続
    アウディは、2018年9月に電気自動車のSUVモデル、Audi e-tronを世界初公開して、電動化攻勢を開始した。2025年までに、アウディは全世界の主要な市場において、12の電気自動車を発売し、電動化モデルの販売台数を全体の約1/3にすることを目指している。SUVラインナップには、今回発表されたAudi e-tronと、2019年にデビューするAudi e-tron Sportbackが含まれる。さらに、AvantやSportbackといった、従来型のボディを備えた電動化モデルも導入される。これらのラインナップは、コンパクトからフルサイズクラスまで、あらゆる市場セグメントを網羅する。

    低い車高による非常にダイナミックなクーペであるAudi e-tron GT conceptは、ロサンゼルスモーターショー2018でデビューする。このクルマのテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発されたが、そのデザインとキャラクターは、完全にアウディのDNAを受け継いでいる。このコンセプトカーは、2020年末までに量産モデルとして登場する予定。初回のデリバリーは、2021年初頭に行われる予定。

    アウディとポルシェの開発部門のもう一つの共同プロジェクトが、プレミアム プラットフォーム エレクトリック(PPE)。このプラットフォームは、B~D量産セグメントをカバーする、アウディの複数の電気自動車モデルファミリーの基盤を提供する。

  • アウディ、新型フォーミュラEマシン『Audi e-tron FE05』を発表

    アウディ、新型フォーミュラEマシン『Audi e-tron FE05』を発表

    アウディは、新開発のフォーミュラEマシン『Audi e-tron Fe05』を発表。昨シーズンと同様、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシが再びタイトル獲得に挑戦する。

    FIAフォーミュラE選手権の新しいシーズンが、12月15日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕する。今シーズン(シーズン5)からは、電気自動車のレーシングカーの航続距離が伸びたことを受け、レースの途中で乗り換えることなく1台のマシンで戦うことになる。

    新しいシーズンは、フォーミュラE史上もっとも革新的なマシンで争われる。2018 / 2019シーズンでは1台のマシンのみを使用して決勝レースを行う。これは、2014年にシリーズが開始されて以来、初めての試みとなる。バッテリーは、45分間のレースを走り切るだけの容量を備えており、レース中にマシンを乗り換える必要がなくなった。これは、モータースポーツ、特にフォーミュラEが、革新的な技術をいかに進化させているのかを示すものだ。

    アウディは、Audi e-tron FE05の開発にあたり、新しい技術的/戦略的な問題に、細心の注意を払って取り組んだ。特に、Audi e-tron FE05の心臓部のコンポーネント、すなわちモーター、インバータ、ギヤボックス、リヤサスペンションコンポーネント、対応するソフトウェアから構成されるドライブトレインに焦点が当てられた。マシンのそれ以外の部分は全チーム共通のため、各メーカーは、独自のドライブトレインによって、その技術力を競うことになる。アウディは、今年の7月中旬にニューヨークで開催された4年目のシーズン最終戦でチームタイトルを獲得し、Audi e-tron FE04がもっとも効率に優れたマシンであることを証明した。今回発表された後継マシンは、タイトルを獲得したこのマシンの進化形となる。

    Audi Schaeffler MGU03と呼ばれるモータージェネレーターユニットは、アウディとその技術パートナーのシェフラーが共同開発した。エンジニアは、パッケージングの効率をさらに高め、その技術レベルを引き上げることに重点を置いだ。

    アウディ フォーミュラEプロジェクトリーダーのトリスタン・サマースケイルは「私たちは、1速ギヤを採用するという基本コンセプトは変えずに、各ディテールを見直しながらすべてのパーツを製作しました」とコメント。

    エンジニアは、ドライブトレインパーツの95%を新設計することで、重量を10%削減することに成功した。

    サマースケイルと彼のチームは、昨シーズンが開幕する以前の2017年中頃からAudi e-tron FE05の開発を始め、2018年7月末には国際自動車連盟(FIA)による認証を取得している。その後の変更は許可されず、シーズン中にはソフトウェアのみの改良が許される。フォーミュラEの全チームが参加する合同テストは、10月中旬にスペインのバレンシアで行われる予定。その後、レースカーとスペアパーツ等はサウジアラビアに輸送される。

    5年目となる今年のフォーミュラEシーズンでは、電気モーターは予選では最大250kW(340hp)の出力が許されているが、決勝レースでは200kW(272hp)に制限される。今シーズンからは、新たにアクティベーションゾーンと呼ばれる区間が追加される。サーキットに設置されたこの区間を通過するときは、225kW(306hp)を発生するハイパワーモードを一時的に使用することができる。またこれまで同様、フォーミュラEのファンは、「ファンブースト」と呼ばれるオンライン投票システムを使用することによって、お気に入りのドライバーをサポートすることができる。人気投票の上位3名のマシンは、レース中に1回だけ出力を最大250kW(340hp)に引き上げることが可能となる。

    フォーミュラEの全チームは、重量374kgの同じマクラーレン製バッテリーを搭載している。このリチウムイオンバッテリーは、ドライバーズシートとパワートレインの間に取り付けられている。バッテリー容量は52kWhで、45分以内に充電することが可能となる。5年目のシーズンに導入された新しいテクノロジーは、“ブレーキバイワイヤー”システム。このシステムでは、ブレーキコントロールとリヤアクスルへの伝達が互いに分離され、電子的に制御される。したがって、ブレーキのバランスは常に最適に配分され、エネルギー回生はさらに効率的になりる。

    ドライバーは、F1マシンのように、FIA安全基準に準拠して開発されたカーボンファイバー製のモノコックに座る。フロント、リヤ、サイドのCFRPクラッシュ構造は、最大の安全性を提供する。さらに、F1マシンと同様に、コックピット上にはヘイロー(Halo)システムと呼ばれるドライバーの頭部を保護するための保護装置も追加されている。

    フォーミュラEマシンの最小重量は、900kg(ドライバーを含む)。この電気自動車のレーシングカーは、0~100km/hを3.1秒で加速する。最高速度は約240km/h。特に注目すべきは、新世代のAudi e-tron FE05にはリヤウィングがないことだ。これは、モータースポーツでは極めて稀なケースとなる。代わりに、ダウンフォースはレーシングカーの後部にある大きなディフューザーによって生み出される。最初のテスト走行後、ファンは未来的なマシンの外観を見て、“バットモビル”、“スターウォーズ”、“スペースシップ”などと評している。

    ダニエル・アプトは「他のマシンと共にサーキットへ向かうとき、まるでSF映画に出演しているような気分でした。先代モデルと比較して、ニューモデルは極めてアグレッシブなデザインを採用しています」と語る。

    今年で5年目を迎えるフォーミュラEの新しいシーズンは、世界の12の大都市で、13のレースが計画されてる。開幕戦が開催されるのはサウジアラビアのディルイーヤで、最終戦は2019年7月中旬にニューヨークで行われる。さらに、マラケシュ(モロッコ)、メキシコシティ(メキシコ)、香港(中国)、ローマ(イタリア)、パリ(フランス)、モナコ、ベルリン(ドイツ)でレースが開催されます。決勝レースは45分間+1周で争われ、ほとんどのレースは市街地中心部の公道で行われまる。

    2018 / 2019シーズンは、アウディワークスチームに加えて、今回初めてイギリスのVirgin Racing(ヴァージン レーシング)がAudi e-tron FE05レースカーで参戦すえう。この新しいパートナーシップは、パフォーマンスレベルを継続的に向上させることを目的としたもので、両チーム間では健全な戦いが繰り広げられる。

    Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、最初のレース (シーズン1)以来、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシの両ドライバーと共にシーズンを戦っている。ブラジル人のディ・グラッシは、3年目のシーズン(2016/2017)にドライバーズタイトルを獲得した。2017/2018シーズンのランキングは、ディ・グラッシが2位で、アプトは5位だった。

  • アウディ | 鈴鹿10時間耐久レース プレビュー

    アウディ | 鈴鹿10時間耐久レース プレビュー

    アウディは、現在インターコンチネンタルGTチャレンジのドライバー及びチームランキングで首位に立っており、8月24日~26日に開催される第3戦のSUZUKA 10 HOURS(鈴鹿10時間耐久レース)に初参戦するための準備を進めている。

    世界的に有名な鈴鹿サーキットは、さまざまなコーナーを組み合わせたユニークなレイアウトを特徴とし、攻略が難しいコースとして知られている。

    現在、シリーズでランキング首位に立っているアウディは、特別な事情をかかえている。オランダ人ドライバーのロビン・フラインスは、2月に開催されたシーズン開幕戦からドライバーズランキングの首位を守っている。

    しかし、鈴鹿10時間耐久レースと同じ週に、イタリアのミサノでドイツツーリングカー選手権(DTM)の第7戦が開催されるため、アウディファクトリードライバーのフラインスは、鈴鹿のレースを欠場せざるを得ない状況となっている。

    ドライバーズランキングでは、Audi R8 LMSの5人のドライバー(プライベートチームのスチュアート・レオナルド、Audi Sportドライバーのクリストファー・ハーゼ、ドリス・ヴァンスール、フレデリック・フェルヴィッヒ、マルクス・ヴィンケルホック)が、それぞれ25ポイントを獲得してランキング3位でフラインスを追っている。

    Audi Sport customer racing (アウディ スポーツ カスタマー レーシング) の責任者 クリス ラインケは、次のようにコメントしている。

    「これは、私たちにとって新たな挑戦です。ロビンの状況は、シーズン当初から分かっていたことです。私たちは、チャンスを最大限に活かすために、ポイントランキングで彼を追っているアウディのファクトリードライバーを、私たちがサポートしている3台のレースカーに振り分けました。同時に、私たちは、マニュファクチャラーズランキングでも、2位以下との差を広げたいと思っています」

    アウディは、5つのメーカーが参戦しているこのシリーズで、メルセデス-AMGに7ポイントの差をつけて首位に立っている。

    Audi Sport Team WRTは、鈴鹿10時間耐久レースに2台のAudi R8 LMSを投入する。1台目のマシンは、フレデリック・フェルヴィッヒ、クリストファー・ミース、ドリス・ヴァンスールがステアリングを握る。2台目のマシンは、スチュアート・レオナルド、ジェイク・デニース、シェルドン・ファン・デル・リンデがチームを組む。

    Audi Sport Team Absolute Racingのドライバーは、クリストファー・ハーゼ、ケルビン・ファン・デル・リンデ、マルクス・ヴィンケルホック。日本のSUPER GTシリーズに参戦し、アウディ ジャパンがサポートするAudi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)は、レギュラードライバーのリチャード・ライアンと富田竜一郎に加え、ベルギー人ドライバーのアレッシオ・ピカリエロを起用している。さらに、プライベートチームからはAbsolute Racingが参戦する。ドライバーには、2人の中国人、ジンジュウ・サンとコンフー・チェンに加えて、香港のアダレイ・フォンが決定した。

    金曜日のフリー走行に続き、土曜日にはすべてのドライバーが予選に出走する必要がある。その後、シングルラップのタイムアタックを実施して、グリッドの上位20台が決定する。

    『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』は、大観衆が見守る中、8月26日(日)午前10時にスタートする。アウディは、2012年から2016年にFIA世界耐久選手権(WEC)で日本を訪れ、数多くの熱心なファンを獲得している。

    鈴鹿10時間耐久レースに参戦するAudi Sport customer racing team

    Audi Sport Team Absolute Racing
    クリストファー・ハーゼ(ドイツ)/ケルビン・ファン・デル・リンデ(南アフリカ)/マルクス・ヴィンケルホック(ドイツ)

    Audi Sport Team WRT
    クリストファー・ミース(ドイツ)/フレデリック・フェルヴィッヒ(ベルギー)/ドリス・ヴァンスール(ベルギー)

    Audi Sport Team WRT
    ジェイク・デニース(イギリス)/スチュアート・レオナルド(イギリス)/シェルドン・ファン・デル・リンデ(南アフリカ)

    Audi Team Hitotsuyama
    リチャード・ライアン(イギリス)/アレッシオ・ピカリエロ(ベルギー)/富田竜一郎(日本)

    Absolute Racing
    コンフー・チェン(中国)/アダレイ・フォン(香港)/ジンジュウ・サン(中国)

  • Audi e-tron Vision Gran Turismoが富士でデモ走行を実施

    Audi e-tron Vision Gran Turismoが富士でデモ走行を実施

    アウディ ジャパンは、8月4日(土)、SUPER GT第5戦「FUJI GT 500mile RACE」が開催された富士スピードウェイで、Audi e-tron Vision Gran Turismo(ビジョン グラン ツーリスモ)のデモンストレーションランを実施した。

    Audi e-tron Vision Gran Turismoは、プレイステーション4用レースシミュレーションソフト「グランツーリスモ」とのコラボレーションにより、アウディがデザインしたバーチャルカー。

    アウディはこのクルマを現実世界のワンオフカーとして開発/製造した。200kWの電気モーターをフロントアクスルに1基、リヤに2基を備えるフルタイム4WD(quattro)のEVで、システム総合出力は600kW(815hp)に達し、0~100km/h加速は2.5秒以下という驚異的なタイムを実現している。

    ドライバーを務めたのは、Audi Sportのファクトリードライバーであるブノワ・トレルイエ。かつては日本のフォーミュラ・ニッポンやSUPER GTへの参戦経験ももつ日本にも馴染み深いドライバーであり、アウディでは、Audi R18で2011 年、2012年、 2014年と、ルマン24時間レースで3度の総合優勝を果たすなど輝かしい経歴の持ち主だ。

    またゲストとしてAKB48の卒業生で現在は女優として活躍する篠田麻里子さんを招聘。助手席での同乗走行で富士スピードウェイのレーシングコースを3周し、Audi e-tron Vision Gran Turismoの日本初走行を体感した。

    篠田麻里子
    「サーキットやレースもゲームでは体験したことがありますが、実際に訪れたのは初めてでとても緊張しました。グリッド上で赤いシグナルが5つ点灯して消えるとスタート、というレースのシーンもリアルに体験することができて本当にうれしかったです。私自身プライベートでEVを運転する機会があるのですが、ブノワさんの運転はスピードもコーナリングも未知の世界のものでした。EVのレースカーということで、加速は凄かったですが、音は思っていた以上に静かでした。やはりEVは静かで快適ですし、ガソリンを使わないという意味ではエコだと感じます。将来的はレースでもこうしたクルマがどんどん起用されてくるのだと思いますし、その未来に向けての貴重な1台に日本人として初めて乗ることができてとても光栄です」

    ブノワ・トレルイエ (Audi Sportファクトリードライバー)
    「フォーミュラEのテストでEVのレースカーに乗ったことはありますが、このクルマはもっとパワフルだし、四輪駆動で、ハンドリングもいい、素晴らしくファンなクルマです。世界に1台のクルマなので今日のデモ走行では無理はできませんでしたが、富士の最終セクターならSUPER GTのマシンよりも速く走れるのではと思ったほどでした。EVのレースカーはドライバーとしてみてテクノロジーの面でたくさんのアドバンテージがあると思います。お客さんの立場でみれば、エンジンサウンドがないことは、もちろん私自身も寂しくはあるけれど、しかし、世界中のサーキットが都市から遠く離れているのは、大きなエンジンサウンドがあるためです。将来的にレースというものを広げていくためには、EVのレースというものは1つのチャンスだと思います」

    Audi e-tron Vision Gran Turismoアウディ SUPER GT

  • フォーミュラE | アウディ、2017/2018シーズンのチームタイトルを獲得

    フォーミュラE | アウディ、2017/2018シーズンのチームタイトルを獲得

    フォーミュラE選手権の2017/2018シーズン最終戦となる第12戦が、ニューヨークで開催された。このレースでTeam Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は見事な逆転劇を演じて、チームタイトルを獲得した。2連戦となるニューヨーク最終ラウンドの前には、トップチームとの差は33ポイントあり、挽回困難な状況に見えた。しかしアウディは、この2連戦で1-2フィニッシュを含め表彰台に4度上がり、獲得可能な最大ポイント94ポイントの内78ポイントを得て、2ポイント差による大逆転に成功した。

    ニューヨークでの息詰まる最終決戦に決着がついた。フォーミュラE選手権のチームタイトルの行方は最終戦のファイナルラップにまでもつれ込み、激しいタイトル争いが展開された。最終的な差は、わずか2ポイントだった。土曜日と日曜日に2連戦が行なわれた最終ラウンドは、ニューヨークのマンハッタンを一望できるブルックリンの市街地コースで開催された。日曜日のレースで、ルーカス・ディ・グラッシは2位でチェッカーを受けた。これにより、ディ・グラッシは、7戦連続で表彰台を獲得して、ドライバーズランキング2位を確定させた。今シーズン、ディ・グラッシは、最初の4戦ではポイントを獲得することはできなかったが、第6戦以降は、すべてのレースで表彰台に挙がっている。

    ルーカス・ディ・グラッシは「最初の4戦でノーポイントだったにもかかわらずドライバーズタイトルで2位を獲得できたことは、ちょっとした奇跡といえるでしょう。最終的には、僕にとってもチームにとっても素晴らしいシーズンとなりました。僕たちは、決してあきらめませんでした。信じられないような逆転劇でチームタイトルを獲得できたことが、それを証明しています」とコメント。ディ・グラッシはフォーミュラE参戦の通算戦績として合計611ポイントと27回の表彰台を獲得しているが、これは初開催から4年が経過したフォーミュラEで歴代トップとなる。

    チームメイトのダニエル・アプトは、3位でフィニッシュして15ポイントを獲得すると同時に、ファステストラップも記録して1ポイントを追加し、最終戦での劇的なチームタイトル獲得に大きく貢献した。アプトがファステストラップを記録したのは、これで4回目となる。これにより彼は、今シーズンもっとも多くのファステストラップを記録したドライバーとった。Team Audi Sport ABT Schaefflerは、12戦開催されたレースの内、7戦でファステストラップを記録し、チーム記録を達成している。

    ダニエル・アプトは「大きな目標を持ってこのレースに臨み、それを達成することができました。素晴らしい逆転劇を演じることができて嬉しいです。チームスタッフ全員でこの喜びを分かち合いたいと思います。タイトルを獲得できたのは、現場のスタッフだけでなく、パートナーの皆様、インゴルシュタット、ノイブルグ、ケンプテンのスタッフ全員のおかげです」とコメント。アプトは今シーズン2回の優勝を果たし、最終ラウンドのニューヨークでさらに2回表彰台に登壇して合計120ポイントを獲得し、彼の4年のキャリアで最高位となるドライバーズランキング5位を確定させた。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「最後の一瞬まで手に汗握る展開となりましたが、ついにチームタイトルを獲得しました。ルーカスとダニエルを祝福したいと思います。浮き沈みの激しいシーズンとなりましたが、彼らは常にベストを尽くしてくれました。今日の大一番でも素晴らしい結果を出してくれました。ドイツの拠点でハードワークを続けてくれたスタッフにも感謝します」と述べた。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター ・ガスは「ニューヨークに来たとき、チームタイトル獲得は非常に険しい道のりに思えていました。しかしレースはスリリングな展開となり、最終コーナーでは固唾をのんでレースを見守りました。Audi Sport、ABT、Schaefflerのスタッフ全員に感謝したいと思います」と語った。

    アウディ フォーミュラE
    技術パートナーのSchaefflerは、フォーミュラEの最終ラウンドにおいて来シーズンの見通しを発表しした。土曜日の夕方、ニューヨークの摩天楼のなかで開催したイベントにおいて、駐米ドイツ大使のDr. エミリー・ヘイバーを含む約300人のゲストが招かれ、新しいAudi e-tron FE05のプロトタイプがお披露目された。このマシンはSchaefflerとアウディが再びタッグを組んで共同開発したパワートレインを搭載している。第2世代に進化したマシンで戦うフォーミュラE選手権の2018/2019シーズンは、今年12月の半ばにサウジアラビアの首都リヤドで開幕する。

  • フォーミュラE 最終戦 結果:アウディがチームタイトルを獲得

    フォーミュラE 最終戦 結果:アウディがチームタイトルを獲得

    フォーミュラE 最終戦 ニューヨーク ePrixの決勝レースが7月15日(日)に行われ、2018-2019シーズンのチャンピオンとなったジャン・エリック・ベルニュ(テチーター)が優勝。アウディ勢が2位と3位に入り、チームタイトルを獲得した。

    フォーミュラE初のウェットレースの恐れもあったが、ドライバーたちはGen1カーでの最後のレースのためにグリッドに並んだ。レースはチームタイトルをかけた目まぐるしい展開となった。

    スタートでは3番グリッドからスタートしたジャン・エリック・ベルニュが首位に浮上する。

    わずか数分後にホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)がリアサスペンションの故障でコース上にストップ。また、ルカ・フィリッピ(NIO)がアントニオ・ダ・コスタ(アンドレッティ)にオーバーテイクを仕掛けて接触。ダ・コスタはコントロールを失ってジェローム・ダンブロシオ(ドラゴン)に接触。ドラゴンの2台は早々にレースをリタイアすることになった。

    一方、FIAはテチーターの2台のジャンプスタートを調査。ベルニュは免れたものの、アンドレ・ロッテラーに10秒のストップペナルティを科せられた。

    ホセ・マリア・ロペスのマシンの回収のためにフルコースイエローとなっていたレースは11周目に再開。ジャン・エリック・ベルニュがリードを維持する一方で、アンドレ・ロッテラーはピットインしてペナルティを消化し、15番手まで順位を下げる。その間、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)がセバスチャン・ブエミ(アウディ)を抜いて2番手に浮上する。

    また、ダ・コスタ、フィリッピ、ダンブロシオの接触についてダ・コスタに10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられる。

    20周目。ダニエル・アプト(アウディ)がセバスチャン・ブエミを抜いて3番手に浮上。1-2フィニッシュを目指してトップのベルニュを追う。

    23周目と24周目に全マシンがマシンの交換を終えた時点で、トップはベルニュ、2位ディ・グラッシ、3位アプト、4位ブエミというポジションでレースは後半戦へ。

    一方、ペナルティを科せられた後退したアンドレ・ロッテラーは苦戦を強いられて12番手を走行。テチーターはこのままではチームタイトルには届かない。

    残り5周、ディ・グラッシはベルニュのマシンの後方に接触しながらもオーバーテイクを試みるが前に出ることはできない。一方、後方ではアンドレ・ロッテラーが9番手まで順位を上げる。

    しかし、レースはここでタイムアップ。優勝はジャン・エリック・ベルニュ。2位にルーカス・ディ・グラッシ、3位にダニエル・アプトが続いてアウディがダブル表彰台を獲得。この結果、アウディは2ポイント差でチームタイトルを獲得した。

    アウディのチームプリンシパルを務めるアラン・マクニッシュは「昨日1-2で終えるまではチャンスがあるとは思っていなかった。とにかく信じられない」と語った。

    フォーミュラE 第12戦 ニューヨーク ePrix 決勝 結果

    P No. Driver Team
    1 25 ジャン・エリック・ベルニュ テチーター
    2 1 ルーカス・ディ・グラッシ アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    3 66 ダニエル・アプト アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    4 9 セバスチャン・ブエミ ルノー・e.ダムス
    5 19 フェリックス・ローゼンクビスト マヒンドラ・レーシング
    6 20 ミッチ・エバンス パナソニック・ジャガー・レーシング
    7 3 ネルソン・ピケJr. パナソニック・ジャガー・レーシング
    8 23 ニック・ハイドフェルド マヒンドラ・レーシング
    9 18 アンドレ・ロッテラー テチーター
    10 2 サム・バード DSヴァージン・レーシング
    11 8 ニコラス・プロスト ルノー・e.ダムス
    12 27 ステファン・サザラン アンドレッティ・フォーミュラE
    13 16 マー・チンホワ NIOフォーミュラEチーム
    14 36 アレックス.リン DSヴァージン・レーシング
    15 28 アントニオ・ダ・コスタ アンドレッティ・フォーミュラE
      5 マーロ・エンゲル ベンチュリ・フォーミュラEチーム
      68 ルカ・フィリッピ NIOフォーミュラEチーム
      7 ジェローム・ダンブロシオ ドラゴン・レーシング
      6 ホセ・マリア・ロペス ドラゴン・レーシング
      4 トム・ディルマン ベンチュリ・フォーミュラEチーム
  • 【フォーミュラE】 アウディ、ホームレースのベルリンで1-2フィニッシュ

    【フォーミュラE】 アウディ、ホームレースのベルリンで1-2フィニッシュ

    電動パワートレーンによるレースシリーズ、フォーミュラE選手権の第9戦が5月19日にドイツのベルリンで開催された。ホームレースとなるこの大会で、アウディは完全優勝を果たした。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、ポールポジション、1-2フィニッシュ、ファステストラップのすべてを達成し、ePrix史上初となるフルポイントを獲得した。

    ダニエル・アプトは、熱狂的な観客が見守る中、テンペルホーフ空港の跡地に特設されたコースで見事な勝利を収めた。この25歳のドイツ人ドライバーは、ホームレースで完璧なパフォーマンスを披露した。アプトは、予選では不利な第1グループからの出走となったにもかかわらず、上位5台で争われる最終予選の“スーパーポール”へ楽々と進出。自信溢れる走りで、フォーミュラEで自身2度目のポールポジションを決め、最初の3ポイントを獲得した。決勝レースでも圧倒的な強さを見せ、ファステストラップも記録して勝利に華を添えた。

    ダニエル・アプトは、ドイツ連邦交通大臣のアンドレアス・ショイヤーから優勝トロフィーを授与された後、次のようにコメントしている。

    「これまでのキャリアで一番重要な勝利ではないか思います。最初から最後まで信じられないような1日となりました。ポールポジション、優勝、ファステストラップ、さらには1-2フィニッシュも決めてフルポイントを獲得することができました。僕たちをサポートしてくれたすべての人に感謝します。これまで経験したことがないほどの喜びを感じています」

    今回のレースでは、ルーカス・ディ・グラッシが2位に入り、アウディが完全優勝を果たした。ディフェンディングチャンピオンのディ・グラッシは、Audi e-tron FE04を駆ってグループ予選でファステストラップを記録したものの、スーパーポールセッションではスリップによる僅かなタイムロスが響き、決勝レースは5番グリッドからのスタートとなった。しかしディ・グラッシは、スタート後に素晴らしい追い上げを見せ、12周目には2番手にポジションを上げる。さらに、素早いピットストップによってチームメイトのアプトに追い付く。その後は安定したレース運びで、このレースで3位に入ったジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)に12秒以上の大差をつけて2位でチェッカーフラッグを受けた。

    4戦連続で2位表彰台を獲得したルーカス・ディ・グラッシは「最初にダニエルを祝福したいと思います。彼は、優勝にふさわしい走りを見せてくれました。アウディのマシンは圧倒的に速く、有利にレースを進めることができました。あとは、勝利をかけてチームメイトと競うだけでした。ピットストップ後に、ダニエルの直後に追い付いたのですが、セカンドカーにトラブルが発生してしまいました。後で原因を究明する必要があります。しかし、アウディの悲願であった1-2フィニッシュを達成することができました。シーズン開幕当初は思うような結果を出すことができませんでしたが、現在アウディは、チャンピオンシップでチーム部門2位となっています」と語った。

    ドライバーズ部門では、ダニエル・アプトが3位とわずか1ポイント差の4位、ルーカス・ディ・グラッシが6位につけている。今シーズンは、スイスのチューリッヒ(6月10日)、ニューヨーク(7月14日、15日)の3戦を残すのみとなっている。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「素晴らしいレースでした。ファクトリーチームとしてフォーミュラEに参戦して以来、初めての1-2フィニッシュを飾ることができました。しかも、それをホームレースで達成できました。ダニエルは最高のパフォーマンスを示し、ルーカスもそれに続いて、完璧な1日となりました。ハードワークを続けてくれたすべてのスタッフに感謝したいと思います。混戦が続いているフォーミュラEで、このように圧倒的な差がつくのは非常に珍しいことです」とコメント。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「ベルリンで1-2フィニッシュなんて、信じられないほど嬉しいことです。テンペルホーフのホームレースで完全優勝して、これ以上ない1日となりました。チーム全員を大変誇りに思います」と述べた。

    関連:【フォーミュラE】 第9戦ベルリン 決勝:ダニエル・アプトが優勝

  • ニュルブルクリンク24時間レース:アウディ、5回目の総合優勝ならず

    ニュルブルクリンク24時間レース:アウディ、5回目の総合優勝ならず

    今回で第46回を迎えた世界有数の耐久レース、ニュルブルクリンク24時間レースがドイツのアイフェルで開催された。濃霧と雨による最悪のコンディションの中、Audi Sportカスタマーレーシングは、ディフェンディングチャンピオンとしてこのレースを迎えたが、5回目の総合優勝を果たすことはできなかった。最終的には、ケルビン ファン デル リンデ/シェルドン ファン デル リンデ/クリストファー ミース/ルネ ラスト組が、アウディ勢最高となる6位でチェッカーを受けた。決勝レースは、悪天候のため、終了まで残り3時間30分の時点で、1時間以上にわたって赤旗中断となる波乱の展開となった。

    Audi Sportカスタマーレーシング責任者のクリス ラインケは「今年のレースで、Audi Sportカスタマーレーシングは10周年を迎えますが、多くのモータースポーツファンの皆様の期待に応えることはできませんでした。私たちのカスタマーチームとドライバーは、3つの異なるクラスで優勝を目指して懸命に準備し、レースに臨みました。そのため、今回の結果は残念でなりません。今年は、途中でレースが中断されるほど、厳しいコンディションの中で開催されました」と語る。

    Audi R8 LMSは、この有名な耐久レースで、これまで過去に4回も総合優勝を果たし、非常に高い能力を示している。2018年の耐久レースシーズンは2月にオーストラリアで開幕し、アウディは初戦のバサースト12時間レースで見事に優勝を飾っている。次の大会は、6月に開催されるスパ24時間レース。

    Audi Sport Team Landは、今年のニュルブルクリンクで、日曜日の朝まで表彰台をかけて戦っていた。昨年優勝したアウディドライバーの1人であるケルビン ファン デル リンデが、天候の悪化によりポジションを落とすまで、アストンマーティンとスリリングな3番手争いを展開していた。しかし、インターミディエイトタイヤで走行していたリンデは、高速S字区間のホーエアハトでガードレールに接触し、修理のため3周分のタイムロスを余儀なくされる。最終的にリンデは、兄弟のシェルドン、クリストファー ミース、ルネ ラストとともに、6位でフィニッシュした。

    その後ろには、Audi Sport Team Phoenixのクリストファー ハース/ニコ ミューラー/フランク スティプラー/フレデリック ベリビッシュ組も続いたた。

    ニュルブルクリンク24時間レースに初参戦したAudi Sport Team BWTのクリストファー ハース/ニコ ミューラー/マルクス ヴィンケルホック/マイク ロッケンフェラー組は、12位でチェッカーを受けた。

    Team BWT Mücke Motorsportのマルセル フェスラー/クリスター ジョンズ/ピエール カッファー/ステファン ミュッケ組は14位だった。

    耐久レースのエキスパートチーム、Car Collection Motorsportも、悪天候による影響を受けた。アドリエン デ リーナー/サイモン トルーマー/クリストファー フリードリッヒ/ピエール カッファー組は、20位でレースを終了した。同じチームから参戦した、ステファン アウスト/クリスチャン ボールラース/ロニー ザウレンマン/ピーター シュミット組は56位でだった。

    2015年に優勝したAudi Sport Team WRTは、アクシデントによりリタイアとなりました。

    Audi Sportのカスタマーチームは、各クラスで素晴らしいパフォーマンスを展開したが、期待した結果を出すことはできなかった。

    Audi R8 LMS GT4でSP 8クラスに参戦したTeam Phoenix Racingは、レース開始から10時間経過時点までトップを走行していた。しかし、11時間経過時点に、4人の才能ある若手ドライバーで構成されたミラノ ドンテ/シャオル フゥ/マックス ホーファー/ニコライ モラー マドセン組は、パワートレインのトラブルによりリタイアとなった。

    激しいバトルが展開されたTCRクラスでは、Audi RS 3 LMSで参戦したTeam Prosport-Performance GmbHが、6時間経過時点までクラスをリードしていた。熟練ドライバーのクリストファー ブロイアー/ユルゲン ネット/マルクス オエストリッヒ/ケネス ベスヴォルド組は、15時間経過時点までトップの座をキープし、18時間経過時点までは2番手を走行していたが、マシントラブルによりリタイアとなりました。一方、昨年同様、Bonk Motorsportが表彰台を獲得した。ドイツのミュンスターを拠点とし、Audi RS 3 LMSで参戦したこのチームは、ヘルマン ボック/マックス パートル/ライナー パートル/フェルカー ペエプマイヤー組が3位でフィニッシュしている。