2026年 F1スペインGP決勝 全ドライバーコメント

2026年 F1スペインGP決勝 全ドライバーコメント

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2026年F1第14戦スペインGPの決勝が9月13日(日)、マドリードのマドリンクで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリが優勝。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が2位、ランド・ノリス(マクラーレン)が3位に入り、初開催となったマドリンクで表彰台を分け合った。

バーチャル・セーフティカー(VSC)のタイミングが勝敗を大きく左右する一戦となり、ポールポジションからレースを支配していたノリスは不運なタイミングで首位を失った。

日本人ドライバーの角田裕毅(レーシングブルズ)はスタート直後にカルロス・サインツJr.と接触してマシンにダメージを負い、14位でレースを終えた。以下、F1スペインGP決勝を戦った各ドライバーのコメント。

1位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今日は勝てて素晴らしかったけど、バーチャル・セーフティカーのタイミングに少し恵まれたことは分かっている。ランド(ノリス)がトップでレースをコントロールしていたけど、バーチャル・セーフティカーが導入されたまさにそのタイミングでピットに飛び込むことができて、少ないロスタイムでハードに交換し、実質的なトップに立って最後まで走り切ることができた。だから、おそらく僕たちは勝利に値するレースをしたわけではなかったけど、もちろんこの勝利は受け取るよ。今日のペースにも満足できる。アップデートという点では、まだ他のチームと比べて遅れていることは分かっているけど、まったく異なるタイプのサーキットで2戦連続優勝することができた。シーズンを戦い続けていくうえで励みになる結果だ。選手権では良い位置につけているけど、まだ先はとても長いことも分かっている」

2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「素晴らしい結果だったし、僕たちはパフォーマンスを最大限に引き出した。このコースで2位というのは、良い週末を締めくくる堅実な結果だ。スタートではルイスが縁石に乗ってレーシングラインへ戻ってきたから、僕はコース外に出なければならなかった。そうしなければ、2台ともダメージを負っていたと思う。いずれにしてもトップを争えるペースがあったとは思わない。キミとランドはレースを通して僕より速かったから、2位には満足している。ここはオーバーテイクがとても難しいサーキットだ。真ん中にマシンを置けば、実際に抜く方法はほとんどない。だから最後までランドを抑えることができた。このダブルヘッダーはポジティブだった。どちらの週末もマシンはまずまず良いウインドウに入っていたし、ここ数戦は安定して良いポイントを獲得できている。ヨーロッパラウンドを表彰台で締めくくれたのは良かった」

3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日は完璧なレースができたと感じている。タイヤマネジメントはとても良かったし、全員より一歩先を行っている感覚があった。予選は完璧だったし、パフォーマンスという意味では決勝も完璧で、大差で僕たちが最速だった。だから、パフォーマンスとは何の関係もない形で勝利を失ったことは、とにかくものすごく悔しい。グリッド全体でVSC中にピットストップできなかったのは僕だけで、そのせいでレースタイムを約20秒失った。この週末に僕たちができたことを考えれば、ポジティブな部分もある。日曜日のペースがあることは明らかで、今日は全員より良かった。それは安心材料だ。土曜日についてはまだ改善しなければならないけど、そこを縮めて今日のような状況を避けることができれば勝てる。今日は受け入れて、プッシュを続け、また次に向かうよ」

4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「レースは良かったし、このサーキットではオーバーテイクがとても難しいことを考えれば、現実的に可能だったベストの結果を持ち帰ることができた。戦略もうまくやったし、自分たちの状況に合わせて手札を切った。レース終了までにセーフティカーが出て、その恩恵を受けられる可能性に賭けて待つことにしたけど、最終的にはそうならなかった。逆の戦略を採っていたとしても4位だったと思うから、どちらにしてもレースから引き出せる最大限の結果を得られた。これから少し休んでリセットし、次戦バクーに向かう。バクーは以前から走るのが好きなコースだ」

5位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日どんな戦略を採っていたとしても、僕たちは5位でフィニッシュしていたと思う。バーチャル・セーフティカーは、僕のようにハードタイヤでスタートした全員にとって最悪のタイミングで、ミディアムでスタートしたドライバーには最高のタイミングだった。残念だけど、レースでは時々こういうことが起きるし、今季の僕を少し象徴しているようでもある! 今日はオーバーテイクがとても難しかったけど、この週末を通してマドリンクを走ること自体は楽しめた。シーズン終了まで非常に激しい戦いになる。ファクトリーに戻ってチームと作業し、3回あるトリプルヘッダーの最初に向けて準備するのを楽しみにしている。今日のペース、特にハードタイヤでのペースは良いと感じたから、バクーに向けてそこは励みになる」

6位:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
「まずまずのレースだったと思う。レースの一部では良いスピードがあったけど、今日は理想的な戦略ではなかったと思う。僕たちはハードでスタートする逆の戦略を選んだ。スタートでフランコにポジションを奪われてかなりタイムを失ったし、ようやく彼を抜いた頃にVSCが出て、彼らはピットに入った。そこからは難しかった。スタートはエキサイティングだったし、ここではオーバーテイクがかなり難しいから、フランコを抜くためにはかなりリスクを取らなければならなかった。もう少し前からスタートできれば良かったけど、実際のスタート位置を考えれば今日の結果は良かったし、レースで2つ順位を上げられたことには満足している。今週はマシンへの自信がかなり高まった。いくつか大きな前進ができたから、この週末から持ち帰れる良いものがいくつかある」

7位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日は7位でフィニッシュしてチームに6ポイントをもたらすことができて、とても満足している。特に、このコースレイアウトは僕たちのパッケージの長所にあまり合っていなかったと思うからね。今日もとても良いスタートが切れたし、タイヤもうまく管理して、そのポジションを維持できた。VSCが出て、周囲の何台かと同じように時間を節約するためピットストップした。第2スティントは最後まで走ったから、とても長くて、ずっと守り続けなければならなかった。ガブリエル(ボルトレト)に追いついたけど、かなりタイムを失った。ただ、それがなかったとしても、もっと上の順位でフィニッシュできたかどうかは分からない。今日はポイントを獲得できてうれしいし、直接のライバルより前でフィニッシュして、選手権で差を縮め続けられた。実行という点では、おそらく今年ベストのレース週末だった。予選ではすべてを最大限に引き出し、今日もやるべきことをやった。チーム全体で振り返りを行い、マシンの開発を続けながら、毎週末のパフォーマンスを最大限に引き出していく」

8位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日は厳しかったし、最初から最後までかなり苦しいレースだった。1周目にラッセルに押し込まれてフロントウイングが壊れ、そこからずっとトラフィックにはまってしまった。ここはオーバーテイクが少ないから、それが難しかった。残念ながら、僕のようなハードタイヤでスタートしたドライバーにとってVSCのタイミングも理想的ではなかった。ピットに入ったときも、ミディアムが期待したように機能せず、またトラフィックの中に戻ることになった。ポジティブなのは、特にマシンから最大限を引き出す方法について、いくつか良い学びがあったことだ。クリーンエアではハードタイヤでまずまずのペースもあったし、それは常に励みになる。振り返って、さらに何を学べるか確認し、それをシーズンの次のパートにつなげていく」

9位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「難しい週末だったけど、さらに数ポイントを獲得できて満足している。レースに向けて戦略が本当に重要になることは分かっていたけど、VSCが出るとほぼ全員がピットに入ったから、そこから戦略的にできることはあまりなかった。その後はハードタイヤで、レースの残りをほぼずっと全開でプッシュした。ペースは終始良く、レースの大部分でフランコのすぐ後ろにいた。エネルギーマネジメントを工夫し、いつもと違う使い方も試しながら、抜く方法を見つけようとできることはすべてやった。でも残念ながら、本当にオーバーテイクできるチャンスはなかった。最もエキサイティングなレースではなかったけど、金曜日の後退を考えれば、この週末への対処には満足できると思う」

10位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「今日は手元にあるものから最大限を引き出した。ソフトタイヤでスタートしたことで、序盤のバーチャル・セーフティカーが僕たちにとって適切なピットストップのタイミングになったし、ピットクルーが素晴らしい仕事をしてエステバン(オコン)の前に出してくれた。おそらくそれがレースの重要な瞬間だった。必要なトラックポジションを得ることができたからね。そこからはタイヤを管理することがすべてだった。全員が似たようなペースで走っていてオーバーテイクはとても難しかったから、さらに順位を上げる余地はあまりなかった。しばらくの間、この中団争いの上位には位置できている。前進を続けるために必要なもう一歩を、近いうちに踏み出せることを願っている」

スペイングランプリ 角田裕毅

11位:エステバン・オコン(ハース)
「僕たちはもっと良い結果に値したし、今日はポイント圏内に入るべきだったから残念だ。プランはスタートでアウディの2台を抜くことで、それは実現できた。彼らを抑えるのが難しいことは分かっていたけど、ピットストップまでは抑えることができた。ピットストップでポジションを失ったから、僕にもっとできたことがあったのか、もっと良い位置に止められたのか、それとも何か別のことがあったのか確認する必要がある。まずまずのストップだったと思ったけど、彼らの方が良いストップをしたに違いない。僕たちはコース上ですべてを出し切ったし、みんなを誇りに思う。Q1敗退というところから、今ではポイントを争えるところまで来た。だから残りのレースに向けてポジティブだし、励みになる」

12位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日はできることをすべてやったけど、残念ながら状況が僕たちに味方しなかった。昨日は予選を最大限に生かせず、それによってグリッドで本来より後方になり、ポイント獲得に向けて厳しい戦いを強いられた。何かを試す必要があったし、いくつかリスクを取った。レースを通して速かったし、僕自身もすべてを出し切ったけど、最後に恩恵を受けるにはVSCかSCが必要だった。他のドライバーたちと同じように、それは起こらなかった。だから少しフラストレーションは残るけど、チームが重要なポイントを獲得できたことには満足している。この週末について多くのことを振り返り、毎戦マシンをより速く、より完成されたものにするために努力を続けていく」

13位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「今日はバーチャル・セーフティカーで不運に見舞われて、それによって僕たちのプランはほぼ崩れてしまった。その後はレース終了まで何も起こらなかったから、僕たちにできることはそれほどなかった。特にオーバーテイクのチャンスがほとんどなかったからね。全体としては学びの多い週末だった。ベストな週末ではなかったけど、すべてが悪かったわけでもないし、ここでレースすることはかなり楽しめた。予選では再びQ3進出に近づいていたし、週末を通した僕たちのペースはだいたいそのあたりだった。これから1週間で充電し、2週間後のバクーに向けて仕事に戻る」

14位:角田裕毅(レーシングブルズ)
「今日はまったく簡単ではありませんでした。ターン1でサインツとの接触によって大きなダメージを負い、僕にとってレースはほぼそこで終わってしまいました。それがペースに与えた影響はかなり大きかったです。ダメージを考えればペースはそれほど悪くなかったと思いますが、スタートでいくつかポジションを失いました。ここではオーバーテイクがとても難しいので、それを取り戻すチャンスはあまりありませんでした。自分にできることはすべて出し切りましたし、またマシンに戻って走ることを本当に楽しめました。今週末も機会を与えてくれたチームに心から感謝しています」

15位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「難しいレースだったし、僕たちにとって厳しい週末だった。でも、今日はおそらくこれが望める最大限の結果だったと思う。アストンマーティンの2台とハースの1台を上回ることが現実的に最大化できる結果だったから、それが今日の成果だ。それでも中団勢と本格的に戦うにはまだ差が大きく、コース上ではかなり厳しかった。バクーではアップデートが入るから、それによって中団勢との相対的な位置が上がり、少なくともその争いに加われるようになることを願っている。現実的には完全に前へ押し上げてくれるほど大きなものではないと思うけど、残念ながら僕たちの優先事項は来年へと移っている。今季は中団のチームが通常より多くのアップデートを投入していて、開発競争がものすごく速い。それは僕たちも改善に取り組んでいる部分だ」

16位:オリバー・ベアマン(ハース)
「残念ながらVSCは悪いタイミングで出て、僕にはまったく恩恵がなかった。でも厳しい週末だったし、そのことについて責められるのは自分だけだ。ポジティブな面では、この週末から多くのことを学んだ。クリーンで簡単で順調な週末よりも、おそらく多くを学べたと思う。昨日のことから多くを得たし、同じミスは繰り返さない。マシンは強かったから、クリーンエアで走れたときはいつでもライバル勢と同等のペースがあった。ただ、トラフィックにはまっていてクリーンエアで走れることがほとんどなかったのは残念だった。それでもバクーに向けて良い見通しを持てる。ここでページをめくってリセットし、もっと強くなって戻ってくる」

17位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日は状況を変えるために波乱のレースが必要だったけど、結局、僕たちには戦えるものがあまりなかった。それでもいろいろなことを試して、アップデートされたパッケージについて学び続けた。残念ながらカルロス(サインツ)にぶつけられて、フロントウイングを交換するためにピットに入らなければならなかった。ペナルティが科された以上、それがFIAの下した判断だし、正しい判断だったと思う。今日はファンの応援が本当に素晴らしかったし、この雰囲気を心から楽しんだ」

18位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「残念ながら今日は僕にとってあまり動きのないレースだった。もう少しいろいろなことが起きることを期待していたけど、このコースではペース面で難しくなることは分かっていたし、厳しいレースだった。レースを通してブレーキ温度の問題をかなり管理しなければならなかったし、このコースの特性によって僕たちが抱えている多くの問題が浮き彫りになった。でも、どこを改善する必要があるのかは分かっているし、これからも取り組み続ける」

DNF:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「ウォーターシステムの問題とみられるトラブルが発生するまでは、僕たちのレースは本当にうまくいっていた。チームとしてこれまでで最も力強い週末のひとつだったと思うし、すべてを限界までプッシュしていた。周囲のすべてのマシンとレースをして、ピットストップまでは裕毅(角田)を後ろに抑え、ウィリアムズともずっと戦って、アレックス(アルボン)から1秒以内を維持していた。だから、レースがそこまでどのように進んでいたかについては満足できる」

DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「序盤の数周でかなりのダメージを負った。そのまま走り続けようとしたけど、その後ブレーキに問題が出始めて、ペダルのストロークがかなり長くなったことでロックアップしてしまった。ランオフエリアでマシンの向きを変えようとしたけど、十分なパワーがなく、残念ながらそこでレースは終わった。マドリードでは厳しい週末だった」

DNF:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「まず、この週末を通して仕事をしてくれたチームに心から感謝したい。僕たちは良い結果を争える位置にいたし、マシンも良いパフォーマンスを発揮していた。残念ながらレースが始まってすぐにブレーキシステムの問題が発生し、それによって僕たちの午後は早々に終わることになった。サーキットでもファクトリーでも、この週末に向けて多くの努力が注ぎ込まれていただけに残念だ。次のレースに意識を切り替えて、そこで力強く戻れるようベストを尽くす」