ウーゴ・ウゴチュクウ FIA F3王座獲得「これが今年最大の目標だった」

ウーゴ・ウゴチュクウ FIA F3王座獲得「これが今年最大の目標だった」

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ウーゴ・ウゴチュクウが、2026年FIA F3ドライバーズチャンピオンに輝いた。マドリンクで行われた最終戦でフレディ・スレーターとの直接対決を制し、キャリア最大の目標だったタイトルを手にした。

カンポス・レーシングにとってもFIA F3初のドライバーズタイトルとなった。19歳のウゴチュクウは、年初のフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権に続いて2026年2冠を達成。「キャリアの中でも最高のシーズンのひとつ」と振り返った。

最終レースを同点で迎えたスレーターとの王座決戦
ウゴチュクウは日曜日のフィーチャーレース2を、スレーターと同ポイントで迎えた。最後の一戦でウゴチュクウは2位、スレーターは8位となり、タイトル争いに決着がついた。

「本当にうれしい。もちろん、これがシーズン開幕時からの最大の目標だった。チャンピオンシップを獲得することだった」

「予選を終えた時点で、自分たちがやるべき仕事、最大の仕事はできたと分かっていた。昨日と今日は、それをきちんと実行して、ポイントを獲得して、最後まで持ち帰るだけだった」

最終戦特有のプレッシャーもあった。

「多少のプレッシャーはあった。それは当然だと思う。この最終週末はフィーチャーレースが2つあったから、間違いなくチャンピオンシップで最も重要な週末だった」

「予選では仕事をやり遂げなければならないというプレッシャーがあったけど、その中でもうまく走れたと思う。リスクとリターンのバランスを適切に取って、ミスもしなかった。最終的に今日は、その良い予選結果を生かすことができた」

「今日はチャンピオンになるために何をすればいいか分かっていた。だから、自分の手の中にあった。クリーンに走って、後ろのマシンを抑えて、そのままフィニッシュまで持っていくだけだった」

モンツァから15ポイント差まで挽回
タイトル争いの流れを大きく変えたのが、その前戦モンツァだった。

ウゴチュクウは日曜日のフィーチャーレースを後方からスタートした一方、スレーターはポールポジションから出走。しかし、スレーターがリタイアし、ウゴチュクウはポイント圏まで挽回。マドリードには15ポイント差で乗り込むことができた。

「この週末を迎えるにあたって、15ポイント差まで縮められたのはかなり幸運だったと思う」

「15ポイントはまだそれなりの差だけど、ライバルに少しプレッシャーをかけるには十分だと分かっていた。最終的に、この最後の週末を完璧にまとめ、しっかり実行できた。それがチャンピオンシップにつながった」

スレーターとの一騎打ち「最後に同点なんてクレイジー」
ウゴチュクウとスレーターのタイトル争いはシーズンを通じて続いた。両者は年初にニュージーランドで行われたフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権でもタイトルを争い、そこでもウゴチュクウが頂点に立っている。

「一年を通して素晴らしい戦いだったし、本当に楽しめた。シーズン序盤のテストや第1戦の時点から、最後には僕たち2人がチャンピオンシップを争うことになるかもしれないと思っていた」

「でも、最終レースを同ポイントで迎えるほど最後の最後までもつれるなんて、かなりクレイジーだった。だから、やり遂げてタイトルを獲得し、トップに立てたことが本当にうれしい」

ウーゴ・ウゴチュクウ FIA フォーミュラ3選手権

王者会見「P2で十分だと分かっていた」
タイトル獲得後のFIA公式記者会見でも、ウゴチュクウは最終レースで冷静さを保つことを最優先していたと説明した。

Q:フレディ・スレーターとの非常に僅差のタイトル争いでマドリードを迎えました。どのような気持ちでしたか?

ウーゴ・ウゴチュクウ:「最終レースを同ポイントで迎えるとは思っていなかったけど、それによってすごくエキサイティングになった。この週末はずっと良い仕事ができたと思う。予選で良い位置につけて、レースでも良いポジションにいた。だから今日は、自分たちの仕事をきちんと遂行するだけだった」

「2位は悪い結果ではなかった。タイヤをマネジメントしようとしていただけだ。それでチャンピオンになれると分かっていたから、とにかく最後まで持っていくことだけを考えていた」

Q:今季は2勝、7回の表彰台を獲得しました。特に印象に残っている瞬間はありますか?

ウーゴ・ウゴチュクウ:「いくつかある。第1戦メルボルンは間違いなく特別だった。F3での初勝利だったし、チャンピオンシップを争えると分かって、その後もプッシュし続けるための大きな自信になった」

「モンツァも重要だった。そこから挽回して何ポイントか獲得できた。15ポイント差だけでこの週末を迎えられたのは幸運だったし、それによってプレッシャーをかけて攻めることができ、最終的にチャンピオンシップを獲得できた」

苦しいルーキーイヤーから大きく成長
2025年のルーキーシーズンを経てF3参戦2年目を迎えたウゴチュクウは、自身の成長がタイトルという結果につながったと語った。

Q:厳しいルーキーイヤーを経て2年目を戦いました。どれほど成長したと感じていますか?

ウーゴ・ウゴチュクウ:「すごくうれしい。全体として、ドライバーとして成長し、進化できたと思う。これからの数年間も、さらに良いパフォーマンスを発揮し続けることが目標だ」

「このタイトルは、その成長を証明するものでもある。チームと一緒に積み重ねてきた仕事を本当にうれしく思っている。昨日はチームズチャンピオンシップを決めて、今日はドライバーズタイトルも獲得できた。僕たちにとって、ほぼ完璧なシーズンだった」

カンポス・レーシング初のFIA F3王者
カンポス・レーシングにとって、ウゴチュクウはFIA F3で初めて誕生したドライバーズチャンピオンとなった。

Q:カンポス・レーシング初のFIA F3チャンピオンになったことには、どのような意味がありますか?

ウーゴ・ウゴチュクウ:「本当に特別だ。チーム全員がとても喜んでいる。シーズン開幕時の僕たちの目標はチャンピオンシップを争うことだった。そして実際にそれをやり、トップに立つことができた」

「一人ひとりのハードワークには感謝してもしきれない。シーズンが始まる前から一緒にうまく仕事をしてきて、それが結果につながったと思う。チャンピオンシップを良い形でスタートすることはいつだって重要だし、この週末は良い形でシーズンを締めくくることもできた。カンポスに初めてのタイトルをもたらせて本当にうれしい」

次のステップはF2「F1への論理的な道」
FIA F3王者となったウゴチュクウにとって、次に見据えるカテゴリーはFIA F2となる。

Q:FIA F3チャンピオンとして、次は何を目指しますか?

ウーゴ・ウゴチュクウ:「これから分かると思う。もちろんF2は、誰もが夢見るF1へ向かう階段の中で、次の論理的なステップだ」

「今はこのタイトル、このチャンピオンシップを楽しんでいる。2026年全体が僕にとって本当に良い一年だった。2つのチャンピオンシップを獲得できたし、2027年に何が待っているのか楽しみにしている」

2026年に2つのタイトルを手にし、FIA F3ではカンポス・レーシングに初のドライバーズ王座をもたらしたウゴチュクウ。本人が「本当に、本当に獲りたかった」と語るタイトルは、F1を目指すキャリアにおける大きな一歩となった。