宮田莉朋 F2マドリードのフィーチャーレースで3位「戦略もペースも良かった」

宮田莉朋 F2マドリードのフィーチャーレースで3位「戦略もペースも良かった」

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宮田莉朋は、2026年FIA F2第11戦マドリードのフィーチャーレースで9番グリッドから3位まで順位を上げ、前日のスプリントレースに続いて2日連続となる表彰台を獲得した。

ハイテックから参戦する宮田莉朋は、戦略とセーフティカーのタイミングを生かしながら着実にポジションを上げた。レース後の記者会見では、運にも助けられたことを認めつつ、表彰台を可能にしたのはチームの戦略とマシンのペースだったと振り返った。

9番手から3位「戦略も良かったしペースもあった」
FIA F2の公式記者会見に出席した宮田莉朋は、まず再び表彰台に戻ってこられた喜びを語った。

「また表彰台に戻ってこられて最高です。9番手からスタートして3位でフィニッシュしました」

「戦略も良かったですし、セーフティカーによってポジションを上げることもできました。でも、僕たちには良いペースもありました。だからこそ、ここにいられるのだと思います」

マドリードの新設コース、マドリンクではタイヤ戦略がレースを大きく左右した。宮田は9番手という中団からのスタートだったが、ハイテックはレース展開を見ながら戦略を組み立て、セーフティカーも味方につけて上位へ進出した。

ただし、宮田自身が強調したように、単に展開に恵まれただけではない。レースペースそのものにも競争力があり、それが3位という結果につながった。

ラ・モニュメンタル(La Monumental)は「かなり厳しかった」
一方で、宮田莉朋がレース後に強調したのが身体的な厳しさだった。特にターン12の長いバンク区間、ラ・モニュメンタルは大きな負担になったという。

「ターン12とバンクは間違いなくかなり厳しかったです。ステアリングからのフィードバックが重かったです」

「僕はスーパーフォーミュラから来ましたが、あちらにはパワーステアリングがあります。F2はステアリングがかなり重いので、身体的に厳しいです。今日は昨日とはかなり違いました。プライムタイヤでのスティントは身体的にかなり厳しかったです」

スーパーフォーミュラとは異なり、F2マシンにはパワーステアリングが装備されていない。高速かつ長時間にわたって横方向の荷重が続くラ・モニュメンタルでは、その違いがドライバーの身体に大きく影響した。

2位に入ったアレクサンダー・ダンも同区間について、200km/hを超える速度で走行し、バンクと高いダウンフォースによってステアリングが非常に重くなると説明しており、マドリンク特有の難しさが表れたレースとなった。

宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

限界の一歩手前に抑えてターン12を攻略
タイヤのデグラデーション自体については、宮田莉朋は大きな問題ではなかったと説明する。一方、タイヤが厳しくなる以上に、身体的な負担によって限界で走り続けることが難しくなったという。

「タイヤのデグラデーションはかなりフラットで、それほど大きくありませんでした。でも、ターン12は身体的にどんどん厳しくなりました」

「限界で走るのは難しかったです。プッシュしすぎるとマシンがスライドして予測しにくい動きになる可能性がありますし、ステアリングがとても重いので、そこからさらに舵角を加えるのも難しかったです」

そのため宮田は、ターン12ではリスクを抑え、別の区間でタイムを稼ぐアプローチを取った。

「だから、あそこでは限界の少し手前にとどめて、セクター1とセクター3でプッシュするようにしました」

マシンと自身の身体的な限界を見極めながら、ラ・モニュメンタルでは余裕を残し、それ以外の区間で攻める。宮田の冷静なレースマネジメントも9番手から3位への追い上げを支えた。

優勝はディノ・ベガノビッチ、2位はアレクサンダー・ダンが獲得。宮田莉朋は3位でフィニッシュし、F2マドリードで連日のトップ3入りを果たした。戦略だけでなくレースペースにも手応えを示した宮田にとって、マドリンクでの週末は今後につながる大きな結果となった。