ルノーは、1月29日に2009年F1マシン『R29』を発表。その後、シェイクダウンを実施した。
動画はポルトガルのアルガルヴェで開催されたルノーR29発表会の模様を、スペインのテレビ局が伝えたもの。生憎の雨模様となり、ステアリングを握ったネルソン・ピケJr.が挙動を乱すシーンも収められている。
ルノー R29 発表会&初走行 動画
主要諸元表:ルノー R29

ルノーは、1月29日に2009年F1マシン『R29』を発表。その後、シェイクダウンを実施した。
動画はポルトガルのアルガルヴェで開催されたルノーR29発表会の模様を、スペインのテレビ局が伝えたもの。生憎の雨模様となり、ステアリングを握ったネルソン・ピケJr.が挙動を乱すシーンも収められている。
主要諸元表:ルノー R29

フェルナンド・アロンソは21日、アルガルベ・サーキットでR29での初走行を行った。
新しいデザインのヘルメットとレーシングスーツに身を包み、フェルナンド・アロンソがR29での初走行を行った。
テスト開始時はバンプがあったが、早い段階でスリックタイヤに交換したアロンソはすぐにR29に順応。86周を走破し、ドライでのR29の初データを収集。チームの開発プログラムを続けた。
アロンソは最終日となる明日もテストを担当する。
フェルナンド・アロンソ
「新車ではまだ日が浅いので、僕たちはラップごとに発見して、理解力を高め続けている。短時間でたくさん学ぶことがあるし、トラックでの時間を最大限にする必要がある。今日は多くの走行ができたので、十分に成果をあげられた。明日のプログラムも同じようになって、天気がドライだといいね」

関連:ルノー R29の空力処理

フェルナンド・アロンソは、20009年に向けて3.5kg減量したという。
R29の発表会で、スリムになった印象を与えていたアロンソだが、冬季期間中に減量を実施していた。
去年のアロンソの体重は70kg以上と言われていたが、重いKERSシステムを認める新レギュレーションでのチャンスを最大限に高めるべく、集中的なトレーニングプログラムを受け、体重を67kgまで落とした。
アロンソは、トレーニングとして1日4時間のサイクリングを実施した。チームのエンジニアが理想とするドライバーの体重65kgに近づいたという。
アロンソの個人トレーナー、ファビリツィオ・ボッラは「自転車選手と一緒にトレーニングを行い、フェルナンドはこれまで以上に強くなっている」と語る。
「これ以上減量はできない。これ以上落とせば、体力が落ちてしまうからだ。それは避けたい」

ルノー R29は、派手なカラーリングとともにアグレッシブなボディデザインを採用してきた。
R29の見た目で最も特徴的なのは、フロント周り、特にノーズの処理と特徴的なサイドポンツーンの形状といえる。
2009年のレギュレーションでは、フロントウイングの中央部の形状は規定されている。ルノーは、その部分に最大限の開口部をもつウイングマウントを装着し、太く平べったいノーズ形状を採用した。
フロントホイールより前側のノーズ部分とフロアの間には、ルノーの慣例とも言える垂直スプリッターが継続されている。こうすることで、ベンチュリー効果を生み出し、フロントアスクル部のダウフォースを作り出すことを狙っている。

フロントウイングは2つのエレメントで構成され、ドラッグを減らし、フロントタイヤ前面の気流を整えるために大きなエンドプレートが取り付けられている。
まだR29には、現状ではサイドポッドの前面周りにバージボードやポッドウイングが取り付けられておらず、フロントスプリッターの端にリップスポイラーが装着された2009年マシンの典型的なカタチをといえる。

ルノー R29のサイドポッド前面は、かなり深いアンダーカット処理が施された。そして、サイドポッドの後方は、気流の出口を作り出すために絞り込まれた下部に覆いかぶさるような形状となっている。ラジエーターから入り熱せられた空気は、サイドポッドをチューブとして、後方に排気される。また、幅の広いサイドポッドは、リアウイングの効率化にも貢献する。エンジンカバーにはシャークフィンが装着されている。

マシン後部のディフューザーとリアクラッシュ構造はこれまで通りだが、リアダンパーのレイアウトは、ギアボックスの内部のより低い位置に取り付けるよう変更されている。
主要諸元表:ルノー R29

フェルナンド・アロンソが、2009年シーズンへ向けての意気込みを語った。2度の世界チャンピオンであるアロンソは、目標はただひとつ、世界チャンピオンだと語る。
ニューマシンの第一印象はどうですか?
2009年マシンはどれも少し変に見えると思う。リアウイングとフロントウイングが少し奇妙だからね。でも満足しているよ。好きな車だね。見た目の良し悪しは重要ではないよ。重要なのは、速いかそうでないかだ。それは3〜4週間でわかるだろう。現時点では、マシンとチームの作業に満足し、これまでのところは全て楽観的だ。
昨年の今の時期よりも満足していますか?
もちろんさ。今年の方がずっとハッピーだし、より楽観的に感じている。ルール変更は全チームにとって大きなチャンスだと思う。僕たちが良い仕事をすれば、チャンピオンシップを争えるだろう。去年は標準エレクトロニクスになって、トラクションコントロールが禁止されたが、2007年タイトル争いをしたマシンは、以前からの部品を使えるというアドバンテージがあり、2008年るからチャンピオンシップ争いをすることがわかっていた。でも、今年はそういうわけにはいかない。誰もがゼロからスタートするし、僕たちが良い仕事をすれば彼らに追いつくことができる。今はそれを期待しているし、目標でもある。
今年はタイトル争いをするドライバーになる自信がありますか?
そうだね。今、フラビオと僕、チーム全体が本当に楽観的だし、2009年チャンピオンシップの唯一の目標は、ドライバーズチャンピオンシップに優勝して、コンストラクターズチャンピオンシップ優つことだ。両方のチャンピオンシップが目標だ。全員がそれに集中しているし、風洞やエンジンナイナモからの結果は、すべてが予想以上に楽観的だ。予想以上によい結果だったので、みんなとてもモチベーションが高い。でも、決してわからない。1年の終わりにチャンピオンになるにはいくつかの要素が必要けど、最初のレースは少なくとも表彰台を争える思っている。
新しい規約を考えると、ライバルに対して大きなアドバンテージを見出すチームが出てくるという懸念はありますね?
誰にとってもそうだと思う。あらゆるマシンが発表されるたびに、これまでの年よりも詳細を見ているのは確かだ。新車を見るたびに、彼らが完全に違うことをしているのか、違うコンセプトや2009年規約について違う解釈をしているのかどうかを検討している。でも、これまでのところ特別なものはないと思うし、みんなが同意すると思うね。他のマシンにないものを持っているマシンはないので、良いチャンピオンシップになるかもしれないね。本当にオープンだし、2チーム以上がレースに優勝する可能性がある。
ホンダとの交渉はどのくらい進んでいたのですか?彼らの撤退には驚きましたか?
驚いたよ。彼らと交渉しているとき、僕はルノーで本当に調子が良かったから、交渉はあまり進んでいなかった。99.9%ルノーに残留することを確信していた。ホンダがバイバイと言ったときは驚いたよ。フォース・インディアやトロ・ロッソのような小さなチームなら予想できたかもしれないけど、ホンダのような大きな自動車メーカーとはね。ホンダは長年F1に参戦していたから、意外だったし悲しいニュースだった。でも、正直な話、ホンダが撤退したあと、他のチームは、過去3、4年間よりも多くのことを1ヶ月間で同意した。今はコストが大きな懸念だし、F1が団結したのは良いことだ。
ルールが変わって、あなたが2年連続でチャンピオンシップに優勝したときに比べ、ルイス・ハミルトンがタイトルを保持するのはどのくらい難しくなるでしょうか?
さっきも言ったように、全員がゼロからスタートして、全てのマシンがミックスされるので、より難しいかもしれない。2〜3年が同じルールならば、そのマシンでチャンピオンシップに優勝できる・・・彼らは長年アドバンテージがあったので、それを失うことは難しい。規約が同じならば簡単に2年連続でチャンピオンシップに優勝できたはずだ。でも、チームが何か違うことを発見すれば、続けて3〜4連勝できるかもしれないし、その後チャンピオンシップはずっと楽になるだろう。マクラーレンそうなったら、シーズンのある部分でアドバンテージがあるので、ルイスはより楽になるだろう。決してわからない。見守る必要があると思う。
彼はワールドチャンピオンとして、プレッシャーが減るでしょうか、それとも増すでしょうか?
減ると思う。正直、チャンピオンシップで優勝して、永遠にF1ワールドチャンピオンでいられるなら、もっとレーシングが楽しめるだろう。ひとつのレースでミスができて、チャンピオンシップがとても長いとこがわかる。チャンピオンシップ初優勝を待っているときは、チャンスを失いたくないから、少しストレスが多くかかる。一度チャンピオンになればプレッシャーは減ると思う。
ルノーは昨年パワー不足に苦しんでいましたが、チームは2009年のためのエンジンのマイナーチャンジを認められました。他の上位チームと互角のレベルになると確信していますか?
そう願っている。僕たちは昨年パワーが低かったので、エンジンを少しだけ変更することができた。今年は18,000rpmに制限されるので、エンジンの出力がまた変わり、僕らの順位がどうなるか見る必要がある。去年は出力が劣っていた。今年は、この段階ではわからない。できれば他のチームと同じレベルか上回ってほしいね。
KERSの危険性について心配していますか?
危険かもしれないことはわかっている。どのチームもトラブルを経験しているので、KERSはあまり好きではない。非常に高価で、今の経済状況を考えると、KERSを導入するのにパーフェクトなシーズンではないだろう。それでも僕たちはメカニックやドライバーにとって安全で、問題なくレースを完走できるシステムを開発する必要がある。KERSでリタイヤするようなことがあれば、ドラマになってしまうので、そんなことがあってはならない。冬の5回のテストでこのシステムを開発しなければならない。冬が終われば、シーズン中にテストができないからね。簡単な仕事ではないよ。
シーズン中はテストができないですが、あなたには経験があるのでチームメイトよりも有利だと思いますか?
どのチームのどのドライバーにとってもあまり違いはないと思う。昨シーズンと比較して唯一違うのは、冬季テストだ。冬の最後のテストですべてをまとめなければ、作業をする時間は残されていない。KERSが最後のテストでもうまく機能しなければ、KERSを外して使わない方がいいだろう。マレーシアあるいはバーレーンの金曜日にKERSの新しいソリューションを持ち込むことはできない。それでは遅すぎる。テスト規約における唯一の違いはそれだと思う。
ロン・デニスがマクラーレンのチーム代表から退くことをどう思いますか?
仲がよかったとは思わないけど、お互いに尊敬し合っていたと思う。完璧な形で関係を終わらせたわけではなかったけど、彼のF1に対する貢献は知っている。幼い頃からマクラーレンを知っているし、彼を尊敬していた。F1にはロンのような人はあまりいない。ロンは昔ながらのやり方をしていた。チームとともに成長し、F1チームを成功させてワールドチャンピオンシップで優勝した。彼の新しい人生がうまく行くよう願っているよ。
あなたが将来フェラーリに移籍するという噂があります。長期的なF1の将来としてルノーを離れることを考えていますか?
この質問には4、5年間答えて続けているよ。今年はこの質問にもっとリラックスして答えられるかもね。レースに優勝してチャンピオンシップ争いをすれば、フェラーリのことなんて忘れるよ。2009年に本当に集中している。これまで以上にモチベーションも高いし、肉体的にも精神的にも準備は整っている。チャンピオンシップ争いが僕の目標だ。多くの変更のおかげで、マシンに乗るのが楽しみだよ。2010年、2011年、2012年の話はとても答えづらい。そんな先のことは考えていない。
では2009年の目標は?
目標はひとつ。チャンピオンシップが必要だ。チャンピオンシップ争えないなら、期待はずれのシーズンになるだろう。3〜4戦して勝てなかったら目標を変えなければならないけど、1月のこの段階では本当に楽観視している。
今日はなぜ走らなかったのですか?
チームから、いつドライブしたいかと聞かれて、3日目か4日目に乗りたいと答えたんだ。初日や2日目は、たいていマシンに多くのトラブルが発生するからね。でも今日は違った。マシンは好調だったので、3日目か4日目にトラブルが発生するかもしれないね。そうならないことを祈るけどね。でも水曜日は晴れそうだし、ドライで何周か走れればハッピーだね。

2年目のシーズンとなるネルソン・ピケJr.が、2009年シーズンへ向けての抱負を語った。
月曜日に真新しいR29を初めてテストしましたね。セットアップ変更にはトライしましたか?
いいや。初日は、エンジンがラジエーターで十分に冷却されて、サスペンションがボディワークに干渉しないかを見るためにマシンをガレージから出しただけだよ。通常僕たちが最初にするのは、これらのわずかなことだ。そのうちKERSやフロントウイングを使うようになるだろうし、ゆっくりとマシンの作業をしていくんだ。
新車は初めて運転することは素晴らしい気分ですか?
新しいレギュレーションによるいくつかの機能がある。GP2マシンからF1マシンに乗り換えたときは、3つのプレイステーションのコントローラーをまとめたようだった。今は5つ持っているようだよ。でも、なんとかして慣れていくよ。
2年目のシーズンにはどれくらい自信がありますか?
最初のシーズンと2年目とは大きな違いがある。トラックを知っているし、よりリラックスしている。すでに18のスタートをしているし、完全に手順はわかっている。オーストラリアの初レースを思い出しているよ。僕は予選で問題を抱えて、後方からスタートしたけど、やっぱりかなりナーバスだった。今は1年を通してすべてのスタートを行たっし、ずっと落ち着いていると思う。他のことも考えることができるし、物事が心配ではないので、クルマの中で困惑することもない。より楽なシーズンになるだろうね。
今日は基本的な作業だけでした。最初に気になったのはダウンフォースの欠如でしたか?
いいや。雨が降っていたし、トラックは新しい。アスファルトが新しいので、今も多くのオイルある。なにかを感じるのはとても難しいし、雨が降っているときは違うんだ。明日クルマが2秒早かったら、ただ雨が少ないということだ。雨は決して一定ではない。ドライとは違うんだ。雨の中でなにかを感じることはほぼ不可能だ。
2009年スペックのマシンと2008年のマシンの違いを教えていただけますか?
ガレージを出て、5ラップ走ってみて、ガレージに戻ってきて、とても滑りやすかった。それらが僕がしたかった全てだ。僕たちはタイムに集中してはいなかったし、ただマシンで走行距離を重ねて、完全に働いているかを見たかった。セットアップはドライの時と2回目のテストで作業し始めるだろう。最初のテストは全ての新しいパーツや新しいラジエーターがすべて働いているかを見るのが全てなんだ。
フェルナンド・アロンソがチームメイトであることの利点と欠点は何ですか?
最初の年は僕にとって良いことだけだった。明らかに僕は非常に強いチームメイトがいて、自分自身とてもプッシュしなければならなかった。僕がプッシュしなければならない部分が本当にわかったよ。そして、僕がより速かったとき、僕が良いポジションにいることがわかった。2年目はよりタフになると思う。今、ポイントはチームが両方のドライバーに同じチャンスを与えなければならないということだ。この新しいテストシステムでは、僕たちは1台のマシンしか許されないし、日にちは限られているので、少しトリッキーになるだろう。どっとドライバーがどの日かをどうやって判断する? 両方のドライバーが同じ量のテストで、バランスが取れていることを望むよ。戦略とその種のことすべてもね。昨年は最初の年だったし、僕は学んでいた。フェルナンドはレースに勝つチャンスがあって、前に多くいたので、時々チームはフェルナンドを優遇した。今はチームが両方の側でプレーしなければならないと思っているし、両方のクルマに同じコンディションを与えるべきだと思う。僕の推測では、2年目はよりタフになるだろうね。
KERSについてはどのくらい知っていますか?
みんなが言っているほど危険ではない。1つの事故があったけど、全てのチームが一緒になってお互いを助けて、みんなの安全を確実にするために問題を共有している。僕たちは1つレッスンを受けて、その85%がトラックでKERS使い方とパワーについてだった。それほど危険は多くないよ。
フェルナンドは、タイトルを目指すと語ることで、目標を高く設定しました。あなたの2009年の目標はなんですか?
常にマシンでできることを達成することだ。マシンがチャンピオンシップに勝てるなら、そうしたいね。僕たちは楽観的でいるべきだけど、マシンがどうなるかはわからない。たぶん僕たちは最も速いクルマの一台としてオーストラリアに到着するだろう。そうなれば素晴らしいだろうね。でも、実際にはトップ6で到着するだろう。マシンが勝てるなら、素晴らしいね!
レース中にKERSを使うことはどれくらい大きなチャレンジだと思いますか?
エンジニアが大きな役割を担うだろうね。彼らは計算しなければならないし、トラックの中でシミュレーターを使って、ドライバーにどこがKERSを使うベストな場所かを伝えなければならない。少し戦略的になるかもしれない。残念なことに、僕たちはKERSに慣れるために常に遊ぶためのシミュレーターを持っていない。最初の数レースでは、みんな少し混乱するかもしれない。でも、みんなすぐに慣れて、同じ方向に動くだろうね。
新しいルールは2009年をよりオープンなシーズンにすると思いますか?
それを言うのは本当に難しいね。レギュレーションの背景は、ルノーのような以前にレースで勝っていたチームが戻って、再びレースに勝つチャンスを与えることだった。トヨタのようなチームは大きな予算があるけど、彼らは間違ったプロジェクトを行って負けた。でも、彼らは戻ってくることができて、レースを戦うことができる。この危機で、多くのチームはいろんな部分でコストをカットしなければならなかったので、影響があるかもしれない。フェラーリやマクラーレンのような大きなチームは、いつものように強いままだと思う。アイデアは良いと思うよ。僕は昨年と同じようになると思う。いくつかのチームが正しい方向に進み、いくつかのチームは悪いスタートになるだろう。すべてはマシンが良いクルマに生まれるかにかかっているよ!
現時点でルーベンス・バリチェロが今シーズン、ドライブできるかわかりません。そうなるとあなたは、グリッドで唯一のブラジル人にドライバーになります・・・
デビッド・クルサードは引退を予定していた。彼は辞めることになるのをわかっていたし、みんな彼にプレゼントを送った。残念ながら、ルーベンスは続ける考えを持っていて、そのあとホンダに悪い知らせがあった。ベストなストップではないね。彼にとっては良くないと思うけど、彼はキャリアが長いし、多くのことを達成し、多くの勝利をおさめている。確かに僕は現時点で唯一のブラジル人ドライバーになるかもしれないけど、ブルーノ・セナのようにチャンスを待っている才能のあるドライバーがいる。一時的なことさ。

ルノーは、2009年の新車R29を発表し初走行を行ったが、いまだFIAの2種類のクラッシュテストを通過できていないことをフラビオ・ブリアトーレが明らかにした。
ルノーは、すでにR29でのテストを開始しているが、2009年F1世界選手権に参戦するためのクラッシュテストにまだ合格していない。
ルノーのエンジニアは、クラッシュテスト通過のために時間がないことを理解しており、原因は重いKERSを搭載のためにマシン重量を可能な限り軽量化したことによる剛性不足だと考えられる。
フラビオ・ブリアトーレは「開幕戦オーストラリアGPまでに2つのテストを通過する時間はまだある。マシンはうまく動いているよ」
ルノー R29 (主要諸元表)

Renault R29
INGルノーF1チームの2009年F1参戦マシン「R29」。R29は、新たなスポンサーとなったトタルの赤を取り入れた派手なカラーリングとともにアグレッシブなボディデザインを採用。最大限の開口部をもつウイングマウントを装着し、太く平べったいノーズ形状を採用。サイドポッド下部には、かなり深いアンダーカット処理が施され、後方は、気流の出口を作り出すために絞り込まれた下部に覆いかぶさるような形状となっている。
| シャシー | 成形されたカーボンファイバーおよびアルミニウムのハニカム構造モノコックはルノーF1チームによって製造され、最軽量を達成しながら、最大の強度と剛性を兼ね備える。RS27 V8エンジンも全応力パーツとして搭載。 |
| フロントサスペンション | カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーンは、プッシュロッドシステムを経由して内蔵ロッカーを制御。これはモノコック前方に設置されたトーションバーおよびダンパーに接続される。MMCアルミニウムアップライトとマグネシウムホイールを動かす。 |
| リアサスペンション | カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーンは、ギアボックス・ケーシング上部に垂直に搭載されたトーションバーと、水平に搭載されたダンパーによって制御。MMCアルミニウムアップライトとマグネシウムホイールを動かす。 |
| トランスミッション | バックギア付き7速セミオートマチックのカーボン・チタニウム製ギアボックスを搭載。ギアシフトの高速化を目指す目的で“クイックシフト”システムを採用。 |
| 燃料システム | ATL製ケブラー強化ゴム燃料タンク |
| KERS | エネルギを蓄積するバッテリーとともにモータージェネレーターユニットをエンジン前方に搭載 |
| 冷却システム | マシンのサイドポッドに装置された分離型オイルおよび冷却水ラジエーターと、マシンが前進する際の気流を冷却に利用。 |
| 電子デバイス | MES製マイクロソフト標準電子制御装置(SECU) マネッティ・マレリ製KERSコントロールユニット |
| ブレーキ | Hitoco製カーボンディスクおよびパッド、AP Racing製キャリパー |
| コックピット | 解剖学的に成形されたカーボンコンポジット製の可動式ドライバーシートには、6点支持ハーネスシートベルトを装着。ステアリングはギアチェンジ制御およびクラッチパドル一体型。 |
![]() |
|
| <ディメンション> | |
| 全長 | 4,800mm |
| 全高 | 950mm |
| 全幅 | 1,800mm |
| トレッド前 | 1,450mm |
| トレッド後 | 1,400mm |
| 重量 | 605 kg (ドライバー、カメラ、バラスト含む) |
| <エンジン> | |
| 名称 | RS27 |
| 排気量 | 2,400cc |
| 構造 | 90° V8 |
| 重量 | 95kg |
| 最高回転 | 18,000rpm |
| ECU | MES SECU |
| KERSコントロール | マネッティ・マレリ |
| 燃料 | Total |
| オイル | Total |
| バッテリー | Renault F1 Team |
関連:ルノー R29の空力処理

ルノーは、R29のシェイクダウンをポルトガルのアルガルベ・サーキットで完了させた。
午前中の発表会に続き、レースドライバーのネルソン・ピケJr.がステアリングを握り、R29の初テストを行った。
2009年のレギュレーションに対応するために、ルノー R29には新しいデザイン哲学が取り入れられ、ルックスは先代モデルとは非常に異なるものとなった。
最大の注意は、新しいレギュレーションを最大限に活用するに払われた。ルノーは、今シーズンのチャンスに関して自信をみせた。
ルノーは、木曜日までアルガルベでテストを実施。明日火曜日もテストを続け、最後の2日間はフェルナンド・アロンソがR29のステアリングを握る。
フラビオ・ブリアトーレ
「我々は早くからR29のプロジェクトの準備を始めていたし、チームが成し遂げたことに満足している。今年は対処すべき多くの新しいことがあるが、我々はフロントで戦い続けるつもりだ。我々は現在、シーズンのスタートに向けての最終準備に集中しており、オストラリアでは表彰台のために戦えることを期待している
フェルナンド・アロンソとネルソン・ピケJr.は、早い段階でR29を得られたことに満足しており、冬の間、マシンを進歩するために懸命に仕事をしたエンストーンとビリのファクトリーのスタッフに敬意を表した。
フェルナンド・アロンソ
「チームは1月のテストに新車を準備するために非常に忙しい開発プログラムを行った。今、僕たち全員がレーストラックでそのすべての努力が結果を出すことを楽しみにしている」
ネルソン・ピケJr.
「天気はあまり良くなかったけど、R29に乗れて最高の気分だ。今日は、マシンで走行を重ねてデータを集め、出来る限り多くを学ぶことがすべてだった。今週の残りも今日行った進歩を積み重ねられることを期待している」
関連:ルノー R29:画像