カテゴリー: F1レギュレーション

  • アラン・プロスト 「2021年のF1レギュレーションは大きな一歩」

    アラン・プロスト 「2021年のF1レギュレーションは大きな一歩」

    4度のF1ワールドチャンピオンでルノーF1チームのディレクターを務めるアラン・プロストは、2021年の新レギュレーションはF1にとって“大きな一歩”になる可能性があると考えている。

    過去数日間、ルノーは今シーズン限りでF1から撤退することを決定したとの報道もある。

    しかし、アラン・プロストは、将来について多くのポジティブな見方をしていると L’Equipe に語った。

    「クルマが互いに追従する場合のいわゆる“ダーティエアー”にとって大きな前進になる可能性がある」とアラン・プロストはコメント。

    「マシンの重量のように変更できないものがあったとしても、コストの上限と収入の再分配は非常にプラスであると考えている。これらはハイブリッドカーであり、ヘイローがあり、より大きなホイールになる」

    アラン・プロストがより心配しているのは、リバティ・メディアがF1カレンダーを25戦まで拡大することを計画していることだ。

    「ドライバーの仕事を根本的に変えることはないだろう」とアラン・プロストは語る。

    「我々の頃は毎週テストを行っていた。だが、メカニックや残りのチームにとって、25戦は本当に難しくなる。原則として収入は増えるが、仕事があまりに多ければ、特に若い人たちにとって、多くの人々を引き付けるかどうはわからない」

    「そして、2倍のチームをセットアップしなければならない場合、費用がかかるかもしれない」

  • 2021年のF1レギュレーション承認でホンダのF1継続はどうなる?

    2021年のF1レギュレーション承認でホンダのF1継続はどうなる?

    2021年のF1レギュレーションが承認されたことで、各チームとエンジンサプライヤーは2020年以降にF1を継続するかどうかを評価していくことになる。

    FIA 世界モータースポーツ評議会は10月31日(木)に満場一致で2021年に導入されるF1レギュレーションを承認。技術規則はこれまで発表されてきたものと大きな違いはなく、新たに予算上限を定める財政規則が加わったことの方が大きな話題となった。

    ホンダは、2021年以降もF1活動を継続するかどうかをまだ決定していない。

    先月、日本でホンダと会議を行ったレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「ホンダは新しいレギュレーションが発表されるのを待っている。その後、彼らはすべてを分析し、決定を下すだろう」と語っていた。

    2020年以降もホンダF1とのパートナーシップを継続することを望んでいるレッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナは、少なくとも新しいレギュレーションを支持している。

    クリスチャン・ホーナーは「良いコンセプトだと思う」と Sky Sports にコメント。

    「高いウェイクとドライバーが密接に追従できるようにすることは良いことだと思う」

    「マシンはより重くなるので、それを減らす必要がある。だが、彼らがやろうとしていることの原則は絶対的に正しいと思う。今後、スポーツの利益のためにそれを達成するために協力して、少し片づけなければならない分野に集中的に取り組んでいくことが重要だ」

    F1チームは、2021年のコンコルド協定への合意という仕事が待っているが、エンジンサプライヤーとしてしか関与していないホンダにとってはそれほど関係はない。

    2021年以降のF1パワーユニットについては、エキゾーストシステムが年間使用の制限に加わったことを除けば、今のものとほぼ変更はないため、技術的なことに関しては撤退のための材料にはならないだろう。

    ホンダは、2020年のF1パワーユニットの開発で他のどのメーカーよりも大きな予算となる1億4,000万ユーロを費やすと報じられている。

    メルセデスは、ウィリアムズと2025年、マクラーレンと2023年までF1エンジン契約を結んでおり、少なくともエンジンビルダーとしてはF1活動を継続していくことは決定事項となっている。

    ルノーは、事業計画を見直しており、新しいコンコルド協定が今後の継続に大きくかかわってくることになるだろう。

  • F1ドライバー、2021年のF1レギュレーションとF1マシンへの反応は?

    F1ドライバー、2021年のF1レギュレーションとF1マシンへの反応は?

    F1ドライバーは、2021年のF1レギュレーションとF1マシンについて概ねポジションな印象を持っているようだ。

    10月31日(木)に2021年の新しいF1レギュレーションがFIA 世界モータースポーツ評議会で承認され、F1アメリカGPに先立って2020年のF1マシンが公開された。

    レギュレーション変更の最大の特徴のひとつは、先行マシンの追従を用意し、オーバーテイクの可能性を高めることを目指した未来的なルックスのF1マシンだ。

    現役F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、F1は“興味深い時間”に向かっており、2020年以降のF1新時代の“先駆者”になりたいと語る。

    「僕はいつだってチャレンジすることが大好きだ。このチーム(メルセデス)はより良い準備をして、ルール変更に対応できる最適なポジションにいることを示している。チームがエキサイティングな方法でそのチャレンジにアプローチすることはわかっている」とコメント。

    「ドライバーとしては特定のことは来ているけど、必ずしもすべてが僕たちが考えていたベストな決定というわけではない。例えば、クルマは重くなるし、遅くなる。でも、興味深い時間に向かっていると思う。僕はここにいる予定だし、当然、来年のどこかの時点で僕の気持ちは2021年にスイッチすることになる。その時代の先駆者になりたい」

    4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、変更はポジティブだとは思うが、より多くの証拠が明らかになるまで慎重でいたいと語る。

    「一歩前進を果たすことが設定された目標だったと思う。今、僕たちはアイデアを持っているし、全員がその日のために解決してきたと思う。今はそのアイデアがどういう意味かを理解する必要がある」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「もちろん、理論的にはアイデアは常に素晴らしいように見えるものだけど、今後数週間でもう少し具体化すると思う。どうなるか見てみよう。最終的にレースが良くなるのであれば、クルマの見栄えは問題ではない。僕たちにとって楽しむこと、そして、勝つことが重要だ」

    だが、セバスチャン・ベッテルは自分はF1が異なるエンジンを使用することを望んでいたと語る。

    「エンジンはより意味があり、おそらくもっとも市販車に関連性のあるものだと思う。もし、V12エンジンが実現したとしても、さらに良くなるとは思わない。でも、どうなるか見てみよう。もちろん、エンジンは非常に明確だ。今のものと変わらない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「マシンに関しては、さっきも言ったけど、運転して楽しかったり、他のクルマにもっと追従できるのであれば、見た目がどうなるかは重要ではない。そうなれば成功だと言えるけど、時間だけが教えてくれることだ」

    「写真はひとつのことだけど、今後数週間でもっと明らかになるだろうし、チームがどのようにールを相互運用していくかのアイデアを見るのは興味深い。でも、そんなに先の話じゃない」

    チームメイトのシャルル・ルクレールは、2021年F1マシンのファンであり、ホイール・トゥ・ホイールのレースを改善するという狙いが成功することを期待していると語る。

    「各チームがどれくらいマシンを開発するかを確認する必要がある。クルマの見た目は少し変わるかもしれないし、もう少しアグレッシブなものになると思う。それは常に素晴らしいことだ」とシャルル・ルクレールはコメント。

    「ドライバーとしては常にできるかだけ早く走りたいと思うものだし、クルマのレース能力を失うことなく、少しパフォーマンスを取り戻せることを願っている。現時点ではそこが一番の問題だと思う」

    「先行マシンに近づけないことはかなりフラストレーションを感じる。レースをしているときにもっと速く走れることがわかっているのに、1秒未満に追いつくと、ついていくのに苦労するし、タイヤなどがオーバーヒートしてくる。そのようなことがすべて改善されることを期待している」

    キミ・ライコネンは、アルファロメオ・レーシングとの契約が2020年までだが、レギュレーション変更が自分の将来に影響を与えることはないと主張する。

    「ドライバー、F1に関与している全員、そして、観客にとって、それが真の姿であり、どのようにうまく機能するかを期待しよう」とキミ・ライコネンはコメント。

    「彼らが多大な努力を払ってきたことは知っているけど、それは同じことだ。クルマが走り、実際に他の人に追従してみるかで良いかどうかはわからない」

    「良くなると確信しているけど、より接近戦をするのに十分かどうかはわからない。うまくいくことを期待しよう。僕たちドライバー、ここで働く人々、そして、観客の全員にとってより良いことだからね」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンも変更を支持しており、F1ドライバーとファンは、もっと良いレースを追求するために遅くて重いクルマという妥協を受け入れなければならないと語る。

    「僕たちにとってまだ初期段階ではあるけど、より良いレースを提供し、もっと追従できるようになるのであれば、見た目がどうなるかはあまり問題ではない」

    「今よりも2~3秒以内であることを望んでいるのは確かだ。4~5秒以上遅くなることは望んでいない。あまりに遅すぎると思うからね。でも、これはほんの始まりに過ぎないし、チームも少し違った外観を出してくると確信している。時間の経過とともにどう進んでいくか見てみよう」

    「2016年のマシンを運転するのは今ほど楽しくはなかった。もちろん、追従という点で妥協を見出す必要があるし、いずれにしろ、シーズンを通してクルマは改善されていくと思う」

    ウィリアムズのジョージ・ラッセルも、レースをより楽しく、接近戦とするためにはスピードを犠牲することは仕方ないことだと考えている。

    「僕としては、素晴らしいレースができるのであれば、見た目や速さはあまり重要ではない。それは僕たち全員が望んでいることだと思う」とジョージ・ラッセルはコメント。

    「車重が重くなるのは僕たちにとっては理想的ではないと思う。F3カーをドライブしているときでさえ、運転するのは本当に楽しかった。F1マシンよりもはるかに軽いからね。レースが改善し、フィールドが拮抗することが、僕が気にしているすべてだ」

  • 2021年 F1レギュレーション | 5つのキーポイント

    2021年 F1レギュレーション | 5つのキーポイント

    F1は10月31日(木)、2021年から導入される新たなF1レギュレーションが承認されたことを発表した。

    F1は、レースをよりエキサイティングで予測不可能なもののにしつつ、より低コストで参戦できることを目的として、2021年から技術、競技規則、財政規則からなる新たなF1レギュレーションを導入する。

    2021年の新しいF1レギュレーションは、以下の5つがキーポイントとなる。

    (1)F1マシンのルックスの変化
    2021年のF1レギュレーションでは、F1マシンのルックスは大幅な変化を遂げることになる。

    F1は2017年に空力レギュレーションを変更し、車幅やタイヤ幅が拡大された。それらは2019年に洗練されたが、2021年にはまったく新たなタイプで洗練されたF1マシンがグリッドに並ぶことになる。

    2021年F1マシンは、現在のF1マシンの主要なアーキテクチャはそのまま残るが、“ウイングチップ”型のシンプルなフロントウイング、より大きなリアウィング、アンダーボディエアロダイナミクスの向上、ホイールウェイクコントロールデバイス、シンプルなサスペンション、18インチのロープロファイルタイヤなど、抜本的な新しいデザイン哲学と印象的な新しい外観が与えられる。

    また、観客に情報を提供するために、車体ディスプレイパネルやホイールリムに回転式LEDディスプレイパネルを取り付けることも提案されている。

    (2)接戦バトルを可能にする空力変更
    2021年のF1レギュレーションでは、接戦バトルを可能にするためにF1マシンの空力コンセプトが変更される。

    現在の仕様のF1マシンでは、先行マシンを追うときにダウンフォースの最大半分を失う可能性がある。2021年レギュレーションの主な目的の1つは、より緊密なレースを可能にすることだった。

    数値として、2021台F1マシンはライバルに1台の車の長さでダウンフォースの15%(現在は50%に近い)、3台のマシンの長さで5%まで損失は抑えられる。それは主にグラウンドエフェクトを採用することによって実現される。

    FIAのシングルシーター・テクニカルマターズ部長を務めるニコラス・トンバジスは次のように説明する。

    「(2021年レギュレーションのマシンは)底面が丸ごとディフューザーになっていて、ベンチュリ構造の気流路が貫いている。サイドポッドの入り口からリアにかけてトンネルのような形状になる。2017シーズンのデータに基づくと、前走マシンに接近すると通常約50%のダウンフォースが失われるが、グラウンドエフェクトを採用すれば約5〜10%のロスに留まる見込みだ。つまり、前走マシン接近時に失われるダウンフォース量を大幅にセーブできるのだ」

    F1には1970年代後半〜1980年代初頭にかけてグラウンドエフェクトが流行した過去がある。しかし、スピードの向上による危険性増加に歯止めをかけるためにこのテクノロジーは禁止され、フラットボトムが導入された。

    新たなグラウンドエフェクトはベンチュリ構造のトンネルに流した空気を現行マシンより高い位置のディフューザーに向けて送る。ホイールカバーやハブなどその他の整流エレメントと連携し、前走マシンが生み出す気流がより細くより高く排出されるため、後走マシンは乱れていない気流の中で接近できるようになる。

    トンバジスはさらに説明を続ける。「ふたつの強力なボーテックス(空気の渦)が、ホイールが起こした乱流を持ち上げてマシン後方へ飛ばす。結果として、マシン後方の気流はよりクリーンになる」

    (3)開発の制限と標準パーツ化
    2021年のF1レギュレーションでは、チームの規模によるパフォーマンス差を埋めるためにマシン開発の制限と標準パーツが導入される。

    まず、2021年には風洞での作業時間がさらに短縮され、CFDにより焦点が置かれることになる。また、インシーズンテストは1日のテストが3回に限定され、さらに大きな変化として、パルクフェルメ条件が予選ではなく、FP3の開始から存在することになり、チームはFP1より前に検査された仕様に戻す必要がある。

    これにより、特にFP1とFP2が特に重要となり、コース上での時間を確保しながら、週末にむけてのセットアップを進めていく必要が出てくる。

    また、レース週末にマシンのアップグレードを制限するルールと、シーズン中の空力アップグレードの数を制限するルールが導入され、コストの高い開発競争が抑えられる。

    加えて、燃料ポンプのような標準化されたパーツ、ホイールカバーのような規定の設計が必要なパーツの導入、またブレーキパッドのようなコンポーネントは交換できる回数が制限され、超過するとペナルティが科せられる。また、ギアボックスの設計もより制限され、研究と開発のコストを節約するために構成が凍結される。

    パワーユニットは現在と同じままだが、エキゾーストシステムはシーズン毎に数が制限されているPUコンポーネントのリストに追加され、各ドライバーは6回の交換以降はペナルティが科せられる。

    F1マシンは、新しいタイヤ、シャシーとPUマテリアルの変更、コスト削減、さらなる安全対策、標準化されたパーツの導入により、25kg重くなる。

    (4)コスト上限の導入
    2021年のF1で最も大きな変化として、初めて導入されるコスト制限が挙げられる。

    F1チームのコストは、年間1億7,500万ドル(約189億円)の予算上限(21レースカレンダーに基づく)が厳重に管理される。その予算にはマーケティングコストや、ドライバー、チームプリンシパル、その他の上級職員などの人件費は含まれないが、グリッド上のいくつかの大規模なチームによっては新たな課題となる。

    これにより、F1の最大チームと最小チームの間で拡大し続ける支出差は、やがて解消される。コスト規制の影響は、技術規制よりも徐々にスポーツに影響を与えることが予想される。

    そして、決定的に重要なことは、小規模チームがトップチームに費やされた開発コストを把握してシーズンに臨めることだ。これは、F1への新規参入を検討するチームにとって魅力的な見通しとなる。また、マシンの共通パーツの数が増えると、チームが開発できる領域への焦点が厳しくなる。

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、予算ルールを破ったチームには考え得る最も厳しいペナルティが科せられるとし、「もしも不正にこの財政規則を破った場合には、チャンピオンシップを失うことになる」と語っている。

    また、予算上限はカレンダーに1戦が追加されるごとに100万ドル(約1億1,000万円)が追加される予定となっている。

    (5)週末フォーマットの変更
    2021年のF1世界選手権からは3日間の週末フォーマットは変わらないものの、ドライバーのの記者会見は、FP1とFP2のプラクティスセッションに先立ち、木曜日から金曜日に移動される。

    木曜日のイベントが事実上なくなったことで、F1はファンにとってより現実的で予算に優しいイベントになり、チームスタッフからスポーツをカバーするメディアまでF1サーカスに関わるすべての人の生活が楽になる。

    週末を凝縮することで、F1はカレンダーの最大レース数を25戦まで拡大する。

    また、2021年から、グリッド上のすべてのチームは、シーズン毎に少なくとも2回のフリープラクティスセッションでグランプリ経験が2戦以下のドライバーを走らせる必要がある。つまり、少なくとも10人、場合によっては20人もの新しい世代の才能がレース週末でF1マシンの経験を積めるようになる。

  • ルノーF1 「2021年F1レギュレーションは“重要な機会”をもたらす」

    ルノーF1 「2021年F1レギュレーションは“重要な機会”をもたらす」

    ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、2021年のF1レギュレーションは将来的にルノーに“重要な機会”をもたらすと考えている。

    10月31日(木)、FIA 世界モータースポーツ評議会は、2021年に導入される新レギュレーションを承認。実質的に2年間を要して練られてきレギュレーションプラットフォームが固まった。

    シリル・アビテブールは、今後まだかなりの量の精査が必要であることは認識しているものの、F1が今後向かっていく方向性を歓迎した。

    「FIA世界モータースポーツ評議会による2021年の財政、技術、競技規制の承認は、F1、FIA、チームによる非常に包括的な作業の結論を示している」とシリル・アビテブールは木曜日に発表された声明で述べた。

    「彼らは、この複雑なスポーツが愛されてきたDNAを裏切ることなく、より公平で、より楽しく、より持続可能なスポーツを目指して、F1の新しい所有権によって定められたビジョンを確認した」

    「現在のコンコルド合意とその持続不可能な不一致によって作成されたモデルの多様性をまとめるために行われたいくつかの妥協にもかかわらず、これらの措置は我々のようなチームにとって重要な機会を表しており、上位とのギャップを減らし、合理的な時間枠で勝利とタイトルに挑戦を減らす見通しを高めている」

    「我々はこれらの規制を微調整するために協力し続けていくが、基礎が確保されたという事実により、今から2021年の最初のレースまでに必要な開発を計画することができる」

    シリル・アビテブールは新F1レギュレーションにポジティブなフィードバックを与えているが、来シーズン以降もルノーがF1を継続するかどうかは経営陣の手にゆだねられている。

    関連:
    ・2021年 F1レギュレーション解説 (5)週末フォーマットの変更
    ・2021年 F1レギュレーション解説 (4)コスト上限の導入
    ・2021年 F1レギュレーション解説 (3)開発の制限と標準パーツ化
    ・2021年 F1レギュレーション解説 (2)接戦バトルを可能にする空力変更
    ・2021年 F1レギュレーション解説 (1)F1マシンのルックスの変化
    ・2021年F1マシン | 画像ギャラリー
    ・F1 | 2021年の新レギュレーションを承認&F1マシンを公開

  • 2021年 F1レギュレーション解説 (5)週末フォーマットの変更

    2021年 F1レギュレーション解説 (5)週末フォーマットの変更

    2021年のF1世界選手権からは3日間の週末フォーマットは変わらないものの、ドライバーのの記者会見は、FP1とFP2のプラクティスセッションに先立ち、木曜日から金曜日に移動される。

    木曜日のイベントが事実上なくなったことで、F1はファンにとってより現実的で予算に優しいイベントになり、チームスタッフからスポーツをカバーするメディアまでF1サーカスに関わるすべての人の生活が楽になる。

    週末を凝縮することで、F1はカレンダーの最大レース数を25戦まで拡大する。

    また、2021年から、グリッド上のすべてのチームは、シーズン毎に少なくとも2回のフリープラクティスセッションでグランプリ経験が2戦以下のドライバーを走らせる必要がある。つまり、少なくとも10人、場合によっては20人もの新しい世代の才能がレース週末でF1マシンの経験を積めるようになる。

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    ・F1 | 2021年の新レギュレーションを承認&F1マシンを公開

  • 2021年 F1レギュレーション解説 (4)コスト上限の導入

    2021年 F1レギュレーション解説 (4)コスト上限の導入

    2021年のF1で最も大きな変化として、初めて導入されるコスト制限が挙げられる。

    F1チームのコストは、年間1億7,500万ドル(約189億円)の予算上限(21レースカレンダーに基づく)が厳重に管理される。その予算にはマーケティングコストや、ドライバー、チームプリンシパル、その他の上級職員などの人件費は含まれないが、グリッド上のいくつかの大規模なチームによっては新たな課題となる。

    これにより、F1の最大チームと最小チームの間で拡大し続ける支出差は、やがて解消される。コスト規制の影響は、技術規制よりも徐々にスポーツに影響を与えることが予想される。

    そして、決定的に重要なことは、小規模チームがトップチームに費やされた開発コストを把握してシーズンに臨めることだ。これは、F1への新規参入を検討するチームにとって魅力的な見通しとなる。また、マシンの共通パーツの数が増えると、チームが開発できる領域への焦点が厳しくなる。

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、予算ルールを破ったチームには考え得る最も厳しいペナルティが科せられるとし、「もしも不正にこの財政規則を破った場合には、チャンピオンシップを失うことになる」と語っている。

    また、予算上限はカレンダーに1戦が追加されるごとに100万ドル(約1億1,000万円)が追加される予定となっている。

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  • 2021年 F1レギュレーション解説 (3)開発の制限と標準パーツ化

    2021年 F1レギュレーション解説 (3)開発の制限と標準パーツ化

    2021年のF1レギュレーションでは、チームの規模によるパフォーマンス差を埋めるためにマシン開発の制限と標準パーツが導入される。

    まず、2021年には風洞での作業時間がさらに短縮され、CFDにより焦点が置かれることになる。また、インシーズンテストは1日のテストが3回に限定され、さらに大きな変化として、パルクフェルメ条件が予選ではなく、FP3の開始から存在することになり、チームはFP1より前に検査された仕様に戻す必要がある。

    これにより、特にFP1とFP2が特に重要となり、コース上での時間を確保しながら、週末にむけてのセットアップを進めていく必要が出てくる。

    また、レース週末にマシンのアップグレードを制限するルールと、シーズン中の空力アップグレードの数を制限するルールが導入され、コストの高い開発競争が抑えられる。

    加えて、燃料ポンプのような標準化されたパーツ、ホイールカバーのような規定の設計が必要なパーツの導入、またブレーキパッドのようなコンポーネントは交換できる回数が制限され、超過するとペナルティが科せられる。また、ギアボックスの設計もより制限され、研究と開発のコストを節約するために構成が凍結される。

    パワーユニットは現在と同じままだが、エキゾーストシステムはシーズン毎に数が制限されているPUコンポーネントのリストに追加され、各ドライバーは6回の交換以降はペナルティが科せられる。

    F1マシンは、新しいタイヤ、シャシーとPUマテリアルの変更、コスト削減、さらなる安全対策、標準化されたパーツの導入により、25kg重くなる。

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    ・F1 | 2021年の新レギュレーションを承認&F1マシンを公開

  • 2021年 F1レギュレーション解説 (2)接戦バトルを可能にする空力変更

    2021年 F1レギュレーション解説 (2)接戦バトルを可能にする空力変更

    2021年のF1レギュレーションでは、接戦バトルを可能にするためにF1マシンの空力コンセプトが変更される。

    現在の仕様のF1マシンでは、先行マシンを追うときにダウンフォースの最大半分を失う可能性がある。2021年レギュレーションの主な目的の1つは、より緊密なレースを可能にすることだった。

    数値として、2021台F1マシンはライバルに1台の車の長さでダウンフォースの15%(現在は50%に近い)、3台のマシンの長さで5%まで損失は抑えられる。それは主にグラウンドエフェクトを採用することによって実現される。

    FIAのシングルシーター・テクニカルマターズ部長を務めるニコラス・トンバジスは次のように説明する。

    「(2021年レギュレーションのマシンは)底面が丸ごとディフューザーになっていて、ベンチュリ構造の気流路が貫いている。サイドポッドの入り口からリアにかけてトンネルのような形状になる。2017シーズンのデータに基づくと、前走マシンに接近すると通常約50%のダウンフォースが失われるが、グラウンドエフェクトを採用すれば約5〜10%のロスに留まる見込みだ。つまり、前走マシン接近時に失われるダウンフォース量を大幅にセーブできるのだ」

    F1には1970年代後半〜1980年代初頭にかけてグラウンドエフェクトが流行した過去がある。しかし、スピードの向上による危険性増加に歯止めをかけるためにこのテクノロジーは禁止され、フラットボトムが導入された。

    新たなグラウンドエフェクトはベンチュリ構造のトンネルに流した空気を現行マシンより高い位置のディフューザーに向けて送る。ホイールカバーやハブなどその他の整流エレメントと連携し、前走マシンが生み出す気流がより細くより高く排出されるため、後走マシンは乱れていない気流の中で接近できるようになる。

    トンバジスはさらに説明を続ける。「ふたつの強力なボーテックス(空気の渦)が、ホイールが起こした乱流を持ち上げてマシン後方へ飛ばす。結果として、マシン後方の気流はよりクリーンになる」

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    ・F1 | 2021年の新レギュレーションを承認&F1マシンを公開

  • 2021年 F1レギュレーション解説 (1)F1マシンのルックスの変化

    2021年 F1レギュレーション解説 (1)F1マシンのルックスの変化

    2021年のF1レギュレーションでは、F1マシンのルックスは大幅な変化を遂げることになる。

    F1は2017年に空力レギュレーションを変更し、車幅やタイヤ幅が拡大された。それらは2019年に洗練されたが、2021年にはまったく新たなタイプで洗練されたF1マシンがグリッドに並ぶことになる。

    2021年F1マシンは、現在のF1マシンの主要なアーキテクチャはそのまま残るが、“ウイングチップ”型のシンプルなフロントウイング、より大きなリアウィング、アンダーボディエアロダイナミクスの向上、ホイールウェイクコントロールデバイス、シンプルなサスペンション、18インチのロープロファイルタイヤなど、抜本的な新しいデザイン哲学と印象的な新しい外観が与えられる。

    また、観客に情報を提供するために、車体ディスプレイパネルやホイールリムに回転式LEDディスプレイパネルを取り付けることも提案されている。

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