カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1サンパウロGP決勝17位「ダブルペナルティがすべてを難しくした」

    角田裕毅 F1サンパウロGP決勝17位「ダブルペナルティがすべてを難しくした」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、F1サンパウロGP決勝を17位で終えた。

    17番グリッドからハードタイヤでスタートし、序盤は順調にポジションを上げたものの、ランス・ストロール(アストンマーティン)との接触によって10秒ペナルティを科され、さらにそのペナルティを消化する際にピット作業でチームが早くマシンに触れたため、もう一度10秒の追加ペナルティを受ける厳しい展開となった。

    ダブルペナルティによって大きく後退し、ポイント争いから脱落した角田裕毅だが、レース後半には再び安定したペースを取り戻し、最後まで走り切った。苦しい週末の中でも、彼は前向きな姿勢を崩さなかった。

    「週末を通して難しい展開でした。チームとして多くのことを試しましたが、うまくいったものもあれば、そうでないものもありました」と角田裕毅はコメント。

    「ハードタイヤでいいスタートを切って数台を抜き、セーフティカーのタイミングで早めにピットインしましたが、残念ながらランスとの接触があり、ペナルティを受けてしまいました。それによって今日ポジティブな結果を得るのは難しくなり、追加のピットストップも痛かったです」

    「それでも諦めず、最後のスティントではいいペースを見せることができました。残りのシーズンでも最大限を尽くして走り続けます。マックスの走りも本当に素晴らしかったですし、コンストラクターズでチームに大きなポイントをもたらしてくれました。」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ブラジルグランプリ

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースも、角田裕毅の奮闘を評価しながら次のように語った。

    「角田は10秒ペナルティで多くの時間を失い、さらに我々の側のミスで追加のペナルティを受けた。とても残念だ。最後のスティントは非常に強力で、もし2つのペナルティがなければポイント争いができていたと思う。今週末は多くのことを試し、学ぶ部分も多かった。次戦ラスベガスではより穏やかな週末を迎えたい」

  • 角田裕毅 F1サンパウロGPで露呈した「レッドブルが2026年に残せない理由」

    角田裕毅 F1サンパウロGPで露呈した「レッドブルが2026年に残せない理由」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、F1サンパウロGPの予選でまさかのQ1敗退を喫した。その背景には、角田裕毅のセットアップを参考にしたマシン変更があったと報じられている。

    角田裕毅の実験的フィードバックがフェルスタッペンの走りを崩し、結果的に両者が予選で姿を消すという異例の展開に。チームの判断ミス以上に、レッドブルが2026年に角田を残留させられない理由が浮き彫りになった週末となった。

    フェルスタッペンと角田裕毅、19年ぶりのダブルQ1敗退
    レッドブル・レーシングの2台がそろってQ1で姿を消すのは、実に2006年日本GP以来のことだった。フェルスタッペンは16番手、角田裕毅は19台中最下位。スプリントでクラッシュしたガブリエル・ボルトレトを除き、実質的に最後尾で終えている。

    この結果により、フェルスタッペンはタイトル防衛の望みを絶たれ、チーム代表ヘルムート・マルコも「もう諦めるしかない」と語った。スプリントを制したランド・ノリスがチャンピオンシップリードをさらに広げる一方で、レッドブルは完全に迷走していた。

    角田裕毅の“実験的セットアップ”が引き金に
    英記者アダム・クーパーによると、角田裕毅はスプリントでピットレーンスタートを選び、「ソフト寄りかつ車高を高めた」実験的なセットアップをテストしていた。

    「この方向性が一定の効果を見せたため、マックス・フェルスタッペンも同様のセッティングで予選と決勝に臨むことになった」とクーパーは伝えている。

    しかし、その判断が裏目に出た。オランダ紙『De Telegraaf』によれば、フェルスタッペンは車の挙動に「まったく反応がない」と不満を訴え、予選後には「何も理解できない」「グリップがゼロだ」と語ったという。

    “経験”が裏目に出た角田裕毅の週末
    レッドブルは、従来のデータ主導型アプローチから、ドライバーのフィードバックをより重視する方向に舵を切っていた。ホルヘ・ピエロ記者は「レッドブルは最近、数字よりドライバーの感覚を信じるようになっている。だが今回はそれが完全に逆効果となった」と指摘する。

    角田裕毅の助言がマシンの挙動悪化を招き、フェルスタッペンの不振につながったと見られている。結果的に、角田裕毅の経験値はチームの成果に結びつかず、「実績ある開発ドライバー」としての評価にも陰りが見え始めた。

    ハジャーとローソンが勢い、角田裕毅に厳しい現実
    アイザック・・ハジャーは予選で5番手につけ、リアム・ローソンも安定したパフォーマンスを続けている。対照的に角田裕毅は、フェルスタッペンとともに後方に沈み、週末を通じてグリップ不足と不安定な挙動に苦しんだ。

    両チーム(レッドブルおよびレーシングブルズ)は、まだ2026年のラインアップを正式発表していない。しかし今回の結果を受け、角田裕毅がシートを維持する可能性は極めて低くなった。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ブラジルグランプリ

    2026年に向けた決定的メッセージ
    サンパウロの週末は、フェルスタッペンのタイトル争いが終わっただけでなく、角田裕毅にとってもキャリアの転機となった。

    レッドブルが重視するのは「経験」ではなく「確実な方向性」。そして、その信頼を失ったドライバーに未来はない。角田裕毅の助言が裏目に出た今回の週末は、2026年のレッドブル体制から彼の名が消える決定的なきっかけになるかもしれない。

  • マックス・フェルスタッペン F1サンパウロGP決勝「3位は信じられない結果」

    マックス・フェルスタッペン F1サンパウロGP決勝「3位は信じられない結果」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、ピットレーンスタートから3位表彰台をつかみ取ったF1サンパウロGP決勝を「信じられない」と振り返った。

    序盤にパンクを喫してピットインを強いられたが、その後は驚異的な追い上げを見せ、終盤には2位のキミ・アントネッリ(メルセデス)に迫る走りを披露した。

    スタート直後の混戦を切り抜けた後、序盤にパンクによって順位を落とすも、そこからの挽回劇で見事に表彰台へ。フェルスタッペンは「レース前には想像もしていなかった」と語り、チーム全体の粘り強い姿勢を称賛した。

    「信じられない結果。チームを誇りに思う」
    「かなり激しいレースだった。ピットレーンからのスタートだったから、多くのマシンを抜かなきゃいけなかった。でも全スティントを通してペースはすごく良かったと思う」

    「序盤のパンクでまたピットに入らないといけなかったけど、それでも表彰台に上がれたのは本当に驚きだ。レース前には全く予想していなかった。だからこの結果には本当に満足しているし、チームの全員を誇りに思う。昨日は本当に厳しかったけど、僕たちは決して諦めなかった。常に改善を目指して走り続け、今日また速さを取り戻せた」

    終盤には新品ソフトタイヤで猛追をかけたフェルスタッペン。リスクの取り方について問われると、次のように説明した。

    「とにかくできるだけ早く抜こうとしてた。時間を失いたくなかったからね。DRSトレインの中にいたマシンもあって、簡単じゃなかった。でもそれでもトップから10秒差で終われたのは、僕らにとって本当に信じられない結果だ」

    さらにメディアの取材では、チーム全体の姿勢についても語った。

    「僕たちは全員でこの戦いをしている。決して諦めない。確かにリスクを取ることもあるけど、僕はそういう姿勢が好きだ。常に上を目指したいし、2番手で満足するつもりはない」

    マックス・フェルスタッペ(レッドブル・レーシング) ブラジルグランプリ F1

    タイトル争いは「現実的には厳しい」
    この結果でレッドブルはコンストラクターズ選手権3位に浮上。フェラーリ勢がダブルリタイアに終わったことでチームとしての得点を伸ばした。フェルスタッペン自身もドライバーズランキングのポイントを341に伸ばしたが、首位ランド・ノリスとの差は49点、2位オスカー・ピアストリとの差も25点と依然として厳しい状況だ。

    「タイトル争いは現実的には厳しいと思う。シーズン全体を見ても、序盤から中盤にかけて多くのポイントを失ってきた。これからはハイライトとなる週末を重ねていくことが目標だね。いいレースをして、最後までやり切る。それに、この週末を通してまだ分析したいことがいくつもあるけど、少なくとも今日のレースはとても前向きだった」

    逆境を跳ね返す“王者の底力”
    フェルスタッペンにとって、今回の3位は単なる結果以上の意味を持つ。予選Q1敗退、ピットレーンスタート、序盤のパンクという三重苦を跳ね返し、見事なリカバリーを見せた。マシンの改良と戦略判断、そして何よりドライバー自身の冷静さが光ったレースだった。

    タイトル争いの現実は厳しいが、フェルスタッペンとレッドブルがまだ勝負を諦めていないことを改めて証明する一戦となった。

  • 角田裕毅 F1サンパウロGP決勝「本当に何もかもうまくいかなかった」

    角田裕毅 F1サンパウロGP決勝「本当に何もかもうまくいかなかった」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、F1サンパウロGP決勝を17位で終えた。

    17番グリッドからスタートした角田裕毅は、序盤にランス・ストロール(アストンマーティン)と接触して10秒のタイムペナルティを受けたうえ、その処理手順にも不備があり、さらに10秒の追加ペナルティが科されるなど厳しい展開に見舞われた。

    中盤以降も思うようにペースを上げられず、2度のピットストップを経てノーポイントでの完走となった。週末を通してグリップ不足とマシンバランスに苦しんだ角田裕毅は、レース後、淡々とした口調で複雑な心境を語った。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ブラジルグランプリ

    今日は接触とペナルティが続きました。どんな一日でしたか?
    うーん、わからないですね。残念です。接触のことも正直気づいていなくて、何が起きたのかもよくわからないです。かなり離れていたと思うけど、そうじゃなかったみたいです。彼(ストロール)には申し訳ないです。それ以外は……それだけです。

    週末全体を振り返ると?
    本当に残念です。週末を通して、何もかもうまくいかなかったです。何かがうまくいくと、別のところがダメになる感じで、全体としては最悪の週末のひとつでした。理由はわからないけど、とにかくグリップが全然なくて苦しみました。それだけです。

  • フェルスタッペンとマルコ、F1王座争いに白旗「もう忘れたほうがいい」

    フェルスタッペンとマルコ、F1王座争いに白旗「もう忘れたほうがいい」

    2025年F1サンパウロGPの予選でマックス・フェルスタッペンがまさかのQ1敗退を喫し、タイトル争いに終止符が打たれたことを自ら認めた。レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコも同調し、チームの不振を「完全な災難」と評している。

    フェルスタッペンはこの日、Q1で16番手に終わり、チームメイトの角田裕毅(19番手)とともに序盤で姿を消した。インテルラゴスでのレッドブルはペース不足に苦しみ、フェルスタッペンはスプリントでも4位止まり。首位ランド・ノリスとの差はドライバーズ選手権で39ポイントに広がった。

    「これで終わりだ」──フェルスタッペンが語ったタイトルへの現実
    フェルスタッペンは予選後、Sky Sports F1のインタビューでタイトル争いの可能性について問われ、「もう忘れたほうがいい」と吐き捨てるように答えた。

    「もちろんだ。僕らがこの位置からスタートするようでは、もう無理だ。こうしたパフォーマンスをしている限り、忘れたほうがいい」とフェルスタッペンは語り、ブラジルでの週末全体を「とても厳しいものだった」と表現した。

    彼は昨年のインテルラゴスでP17から優勝を飾った“奇跡”を再現できる可能性を否定し、セットアップ変更が裏目に出たと認めた。「マシンが週末を通してまったく機能していない」とも述べ、チーム全体の問題を示唆した。

    ヘルムート・マルコも同調「ダメージはすでに大きい」
    レッドブルのヘルムート・マルコも、フェルスタッペンと同じ見解を示した。F1 Insiderに対し、マルコは「この予選は完全なディザスター(惨事)だった」と述べ、チームの現状に落胆を隠さなかった。

    「なぜ2台ともこんなに早く敗退したのか、我々は突き止めなければならない。しかし、ダメージはすでに大きい」と語り、タイトルへの希望が消えつつあることを認めた。「世界選手権のチャンスは大きく後退した」とも明言している。

    さらに元F1ドライバーのラルフ・シューマッハもSkyドイツで「マックスのチャンピオンシップは終わった。明日、奇跡が起こらない限り」と断言し、パドック内でも悲観論が支配的だ。

    タイトル争いに暗雲、レッドブルの後退が鮮明に
    今季のフェルスタッペンは、序盤戦の圧倒的な強さから一転、ここ数戦でパフォーマンスの不安定さが目立っている。メキシコGP前には「運が悪くならない限り、5度目のタイトルは取れる」と自信を見せていたが、ブラジルでその楽観は完全に崩れた。

    角田裕毅を含むチーム全体の不振は、セットアップ変更や新しい空力構成の影響とみられる。フェルスタッペンが「全体のバランスを失った」と評したように、RB21は予選でまったく手に負えない状態に陥った。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    レッドブルに必要なのは“原因の特定”と“再構築”
    マルコの言葉どおり、レッドブルは今や「どこで間違えたのか」を突き止める段階にある。フェルスタッペンが早々にタイトルを諦める発言をしたのは異例であり、それだけ現状が深刻であることを物語っている。

    インテルラゴスでの惨敗は、単なるセットアップミスに留まらず、シーズン終盤のチーム力低下を象徴する出来事となった。39ポイント差を逆転するには、もはや“奇跡”が必要とされている。

  • マックス・フェルスタッペン 大幅変更でF1サンパウロGPをピットレーンスタート

    マックス・フェルスタッペン 大幅変更でF1サンパウロGPをピットレーンスタート

    レッドブル・レーシングは2025年F1サンパウロGP決勝を前にパルクフェルメ規定を破り、マックス・フェルスタッペンのマシン仕様とセットアップを大幅に変更。さらに新しいホンダ製パワーユニットを投入したことにより、フェルスタッペンは決勝をピットレーンからスタートする。

    土曜予選では、レッドブル勢はともに大苦戦。フェルスタッペンが16番手、チームメイトの角田裕毅が19番手に沈んだ。

    チーム代表ローラン・メキースは「スプリントでの苦戦を受け、ペースを少しでも取り戻すためにリスクを取ったが、結果的に逆方向へ進んでしまった」と説明している。

    今回の変更では、スプリントで角田裕毅が使用していた旧仕様のフロアを試すも、フェルスタッペンは「全くプッシュできなかった」「マシンが滑りまくっていた」と不満を訴えていた。

    決勝に向けては、再び新型フロアへ戻し、乗り心地改善を狙った“リスキーな”変更の一部を元に戻すことで、グリップとパフォーマンスの回復を目指す。

    フェルスタッペンは予選後、「この状態のままでは何もできない」「このパフォーマンスじゃ、もう忘れたほうがいい」とレースでの挽回に否定的な見解を示していた。

    しかし、今回投入される新しいパワーユニット(年間使用制限を超過)により、残り3戦で柔軟な戦略を取ることが可能になる。すでにパルクフェルメ違反によりピットレーンスタートが確定しているため、追加のグリッドペナルティは発生しない。

    チームメイトの角田裕毅は、決勝でグリッド9列目(19番手)からスタートする見込みだ。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ブラジルグランプリ

  • 角田裕毅 フェルスタッペンQ1敗退に反論「僕のセットアップのせいじゃない」

    角田裕毅 フェルスタッペンQ1敗退に反論「僕のセットアップのせいじゃない」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、チームメイトのマックス・フェルスタッペンがまさかのQ1敗退を喫した件について、「僕のセットアップが原因ではない」と語った。

    サンパウロGP予選ではフェルスタッペンが16番手、角田裕毅は19番手でQ1敗退。レッドブルにとっては2006年以来となるダブルQ1落ちという屈辱の結果となった。

    フェルスタッペンはスプリントを4位で終えたものの、週末を通じてRB21のグリップ不足を訴えており、一方の角田裕毅はピットレーンスタートから13位まで挽回していた。角田裕毅のマシンにはスプリント前に複数の変更が施され、その一部はフェルスタッペンの予選セットアップにも反映されたという。

    角田裕毅はその点について次のように語った。

    「スプリントレースに向けていくつか変更を加えて、それでクルマの改善につながる手がかりが得られたと思っていました。マックスの方でも、僕が使っていたセットアップの一部を取り入れた部分があったと思います。でも、僕のセットアップが悪かったとは思いません。セットアップ自体は問題なかったです」

    「本当に大事なのはタイヤをうまく機能させることなんです。僕たちのガレージではスプリントのあとに変更したパーツで確実に改善を感じました。ただ、別の問題が出てしまって、それがかなり大きかったようです。せっかくのチャンスを最大限に活かせなかったのは残念ですね」

    レッドブルの“実験的アプローチ”が裏目に
    レッドブルは角田裕毅側のマシンを中心に週末を通してセットアップ変更を試みており、その結果をフェルスタッペン側にも反映させていた。だが予選では、その調整が裏目に出た形となった。特にタイヤの発熱とグリップのバランスを見誤ったことで、両車ともペースを発揮できず、インテルラゴス特有の路面変化にも対応しきれなかった。

    フェルスタッペンは予選後、「この週末は全体的に厳しい」と苦言を呈しており、角田裕毅も「問題は1つではない」と語っている。セットアップの方向性が正しかったのか、それとも構造的なマシン特性の問題なのか、チームとしての検証が急務だ。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    タイトル争いへの影響とチームの再構築
    この結果により、フェルスタッペンのタイトル争いにも暗雲が立ち込める。ポイントリーダーのランド・ノリスとの差は再び広がり、レッドブルにとっては今季でもっとも厳しい週末のひとつになった。ローラン・メキース代表の下で試行錯誤が続く中、角田裕毅とフェルスタッペンの両者が別々の方向で開発テストを行っている点も注目に値する。

    角田裕毅の言葉通り、「タイヤをどう機能させるか」がこのマシンの根本課題であり、それを克服できるかどうかが残り3戦の鍵を握る。レッドブルが再び一枚岩となって反撃に転じられるか、サンパウロの失敗はその試金石となりそうだ。

  • 角田裕毅 フェルスタッペンの“テスト役”もレッドブルF1惨敗「別の大きな問題」

    角田裕毅 フェルスタッペンの“テスト役”もレッドブルF1惨敗「別の大きな問題」

    2025年F1サンパウロGP予選で、レッドブル・レーシングの2台がそろってQ1敗退という波乱の展開となった。その中で角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのマシンが自身のセットアップを採用していたことを明かした。

    「マシンの感触は明らかに良くなったんですけど、別の問題が出てきていて、それがかなり大きなもののように思います」と角田裕毅は語った。

    フェルスタッペンと角田裕毅は、ともに反応の鈍いRB21に苦戦。フェルスタッペンは最速ラップを出すために「控えめに走らざるを得なかった」と明かしており、そのパフォーマンス不足は深刻で、両者ともQ1で敗退。フェルスタッペンは16番手、角田裕毅は18番手でセッションを終えた。

    予選後に取材を受けた角田裕毅は、フェルスタッペンが自身と同じセットアップを使っていたのか問われると、次のように説明した。

    「そうです。いくつか変更しなければならない部分がありました。スプリントのあと、マシンを良くしようということでいくつかのことを変えたんです。彼も僕が使っていたパーツのいくつかを採用しました」

    しかし角田裕毅は、このセットアップがQ1敗退の原因だったとは考えていないと強調した。

    「いえ、自分のセットアップを責めるつもりはありません。セットアップ自体は悪くなかったと思いますし、それが一番大事なことです。タイヤをきちんと機能させることができたと思います」

    「僕たちのガレージ側では、スプリント以降に変更したパーツの面でいくつか良いステップを踏めました。マシンの感触は明らかに良くなったんですけど、別の問題が出てきていて、それがかなり大きなもののように思います」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    スプリントで“テスト役”として異なる仕様を担当
    この週末、角田裕毅はスプリント予選を前にマシンのリアウイングとサスペンションを変更。チームはその結果パルクフェルメ規定に違反し、スプリントをピットレーンからスタートした。これは、フェルスタッペンの苦戦を受けてマシン特性の比較データを取るための“テスト役”としての決断だった。

    「メインの目的はいいデータを取ることでした。今回のレースでは、マシン全体のパフォーマンスを良くするために違うアプローチを試しました」と角田裕毅は振り返る。

    メキース代表「リスクを取った結果、逆方向に振れてしまった」
    チーム代表のローラン・メキースも、この週末のアプローチについて次のように語った。

    「我々はこの週末、初日からマシンに満足していなかった。勝てる状態ではなかったが、そのすぐ後ろのグループと戦えるポジションにはいた。そこで予選前にリスクを取って、マシンを少しでも良い状態に戻せないかと試した。だが結果的に逆方向へ振れてしまった。リスクを取ればこういう代償を払うこともある」

    「我々のスタイルは常に大胆。それが痛みを伴うこともある」ともメキースは付け加えた。

  • レッドブルF1代表 サンパウロGP予選Q1敗退を説明「リスクを取った代償」

    レッドブルF1代表 サンパウロGP予選Q1敗退を説明「リスクを取った代償」

    2025年F1サンパウロGPの予選で、マックス・フェルスタッペンがまさかのQ1敗退。16番手に沈んだこの結果について、レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は「リスクを取った結果」だと認めた。フェルスタッペンはタイトル争いの最中にあるだけに、チームにとっても痛恨の週末となった。

    フェルスタッペンはここサンパウロ入り時点で、ランキング首位のランド・ノリスとの差を36ポイントに縮め、5年連続タイトルへ望みをつないでいた。

    しかし、週末を通じてRB21のグリップ不足に悩まされ、スプリントでは「完全に壊れていて、運転できない」とまで語っていた。

    24周のスプリントでは6番手スタートから4位まで巻き返したものの、グランプリ予選では再びバランスを崩し、キャリア229戦中わずか2度目となる「純粋なペースでのQ1敗退」となった。チームメイトの角田裕毅も19番手に終わり、レッドブルがQ1でそろって敗退するのは2006年日本GP以来、実に19年ぶりの屈辱だった。

    「リスクを取った結果、逆方向に振れた」
    「誰もこんな結果になるとは思っていなかった」とローラン・メキースはSky Sports F1の取材に語った。

    「我々はこの週末、初日からマシンに満足していなかった。プラクティス、スプリント予選、スプリントを通して、ずっと苦しんでいることは皆さんも聞いていたと思う」

    「勝てる状態ではなかったが、そのすぐ後ろのグループと戦えるポジションにはいた。そこで予選前にリスクを取って、マシンを少しでも良い状態に戻せないかと試した。だが結果的に逆方向へ振れてしまった。リスクを取ればこういう代償を払うこともある。痛い結果だが、学ぶべきことは多い」

    レッドブル・レーシング F1 ブラジルグランプリ

    角田裕毅を“テスト役”に 高ダウンフォース仕様で比較
    メキースは「チームは実際にマシンを大幅に変更した」と明かし、角田裕毅のマシンにハイダウンフォース仕様のリアウイングを装着して比較テストを行っていたことを認めた。

    この変更はフェルスタッペンが特に苦戦していたインテルラゴス第2セクターのグリップ改善を狙ったものだったが、効果は得られなかった。そのためチームは予選に向けて別の方向のセットアップを試したものの、結果は「壮絶な失敗」に終わった。

    「我々のスタイルは常に大胆。それが痛みを伴うこともある」
    「今朝よりも上を狙えるよう、思い切った変更を加えた。マシンを再び戦えるウインドウに戻すためには、それくらいのリスクを取る必要があった」とメキースは語る。

    「だが今回は逆効果だった。我々はこれまでも常に大胆なアプローチでレースをしてきたし、それが我々のやり方だ。時にはこうして痛みを伴うこともある」

    フェルスタッペン、反撃のカギは決勝のセットアップ修正
    レッドブルは今季ここまで、難しい週末でも巧みなセットアップ変更と戦略でリカバーしてきた。しかしインテルラゴスでは、グリップとバランスの両立に苦しみ続け、根本的な問題を解決できていない。

    フェルスタッペンは16番手スタートからの追い上げを強いられるが、決勝日朝のコンディション次第では戦略の妙でポイント圏を狙う可能性もある。
    メキースは「痛みを糧に次へつなげる」と強調しており、レッドブルは夜通しで修正作業に取り組むことになるだろう。

  • マックス・フェルスタッペン F1サンパウロGP予選「変更に車が反応しなかった」

    マックス・フェルスタッペン F1サンパウロGP予選「変更に車が反応しなかった」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2025年F1サンパウロGPの予選でQ1敗退という衝撃的な結果に終わり、決勝を16番グリッドからスタートすることになった。インテルラゴスで波乱に満ちたセッションの中でも、この結果は最大の驚きのひとつだった。

    今季のフェルスタッペンは一時100ポイント以上も離されていたが、直近の数戦で復調を見せ、サンパウロ入り時点では首位ランド・ノリスとの差を36ポイントにまで縮めていた。

    しかしスプリントでは6番手スタートから4位フィニッシュと振るわず、ジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜けないまま終える形となった。

    マシンには激しいバウンシングが発生しており、予選までの数時間でチームは大幅なセットアップ変更を行うことになった。

    Q1で滑りやすさが増し、グリップを失う
    フェルスタッペンはQ1後、「クルマの乗り心地は改善された」と語った一方で、その変更によりマシンが大きくスライドし、グリップをまったく感じられなかったという。問題を解決する前に時間切れとなり、結果は16番手での敗退となった。

    「望んでいた結果ではない。週末を通してすでに厳しかったけど、ここまでとは予想していなかった。かなり多くの変更をしたのに、マシンが全く反応しなかったんだ。グリップがなくて、抑えて走るしかなかった。全然うまくいかなかった」とフェルスタッペンは語った。

    昨年の奇跡再現には「雨頼み」
    昨年の同GPでは、フェルスタッペンが17番手スタートから豪雨の中で優勝を飾ったが、今年は同様の奇跡を再現するには再び劇的な天候の助けが必要になりそうだ。パワーユニット交換の可能性について問われると、「特にその予定はないけど、今夜チームと確認する」と述べた。

    レッドブル勢にとっては珍しい“ダブルQ1敗退”の週末となり、角田裕毅も19番手に沈んだ。なお、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトはスプリントでのクラッシュにより、予選には出走できなかった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ブラジルグランプリ F1

    レッドブルの苦戦が続く週末
    フェルスタッペンのコメントからも明らかなように、マシンのメカニカルバランスと路面適応性に課題が残っている。特にバウンシング対策で行った変更が裏目に出た形で、レースに向けた修正の方向性を見極めることが鍵となる。角田裕毅も同様にグリップ不足を訴えており、チーム全体のパフォーマンス低下は深刻だ。

    日曜決勝では、昨年同様に変化するインテルラゴスの天候が唯一の味方となる可能性がある。だが、フェルスタッペンが再び追い上げ劇を演じるには、レッドブルのセットアップ改善が不可欠だ。