カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅、F1損害額ランキングで2位に転落 ボルトレトの5億超大破が影響

    角田裕毅、F1損害額ランキングで2位に転落 ボルトレトの5億超大破が影響

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年の“デストラクターズ選手権”でシーズン2位に後退した。サンパウロGP週末でフロントウイングを破損したものの大きな損傷には至らず、累計損害額は290万ユーロにとどまっている。

    しかし、ガブリエル・ボルトレトがスプリントでの大破と決勝での接触により週末だけで5億円超の損害を発生させ、ランキングで一気に首位へ浮上。これにより角田裕毅の順位が逆転される形となった。

    ブラジルGPでの大破がボルトレトの首位浮上を決定づける
    サンパウロでは週末を通してクラッシュが相次ぎ、特にスプリントのオープニングコーナーで発生したボルトレトの大事故が最大の注目点となった。
    サウバーのマシンは強烈な衝撃でバリアにヒットし大破。さらに決勝でも1周目に接触を喫したことで、週末単体の損害額が急増した。

    その結果、ボルトレトの今季累計は310万ユーロ(約5億2,700万円)まで上昇し、角田裕毅を抜いて“デストラクターズ選手権”の不名誉な首位に立った。

    角田裕毅は290万ユーロで2位にとどまる
    角田裕毅はサンパウロでフロントウイングを破損したものの、シャシーやサイドポッドに大きなダメージはなく、累計損害額は290万ユーロ(約4億9,300万円)にとどまっている。
    ただし、これまでランキングトップだった反動もあり、ボルトレトの“週末だけで5億円超”という異例の急増によって順位を明け渡す結果となった。

    記事では角田裕毅について「フロントウイングの損傷によりシーズン合計が290万ユーロに到達した」と明記されており、今季は中小規模の接触が積み重なって総額が膨らんだ様子がうかがえる。

    ドライバーズ首位ノリスも3位に ランキングは“意外な顔ぶれ”
    興味深いのは、現在ドライバーズ選手権の首位に立つランド・ノリスが230万ユーロ(約3億9,100万円)で3位にいる点だ。
    ノリスはサウジアラビアとカナダで大クラッシュを喫しており、パフォーマンス上位でありながら損害額も多いという対照的なシーズンとなっている。

    また、わずか6戦のみの出場であるジャック・ドゥーハンが5位に入っているのは、日本での大規模事故が影響しているためだ。

    一方、最も損害額が少ないのはマックス・フェルスタッペンで、年間わずか20万ユーロ(約3,400万円)。マイアミ、オーストリア、ブラジルで軽微な接触はあったものの、トップドライバーらしい安定性が数字に表れている。

    角田裕毅 F1 デストラクターズ選手権

    2025年“デストラクターズ選手権”トップ10(ブラジルGP時点)
    ■ 1位 ガブリエル・ボルトレト 310万ユーロ(約5億2,700万円)
    ■ 2位 角田裕毅 290万ユーロ(約4億9,300万円)
    ■ 3位 ランド・ノリス 230万ユーロ(約3億9,100万円)
    ■ 4位 ランス・ストロール 210万ユーロ(約3億5,700万円)
    ■ 5位 ジャック・ドゥーハン 190万ユーロ(約3億2,300万円)
    ■ 6位 シャルル・ルクレール 170万ユーロ(約2億8,900万円)
    ■ 7位 オスカー・ピアストリ 160万ユーロ(約2億7,200万円)
    ■ 8位 アイザック・ハジャー 150万ユーロ(約2億5,500万円)
    ■ 9位 フランコ・コラピント 140万ユーロ(約2億3,800万円)
    ■ 10位 リアム・ローソン 140万ユーロ(約2億3,800万円)

    コストキャップ時代では“壊さないこと”も実力の一部
    2021年から導入されたコストキャップにより、クラッシュによる損傷はそのまま開発計画に影響し、それが競争力に直結する。

    特に中団チームではスペアパーツの不足が発生しやすく、1度の大破で数戦分のアップデートが犠牲になるケースも珍しくない。

    ボルトレトのサンパウロでの大破は、サウバーにとって財政的・戦略的に大きな痛手となる可能性が高い。

    一方で角田裕毅は、これ以上損害額が膨らむとレッドブルの戦略に影響を及ぼす可能性もあり、残りのレースでのリスク管理がより重要となる。

  • アービッド・リンドブラッド レーシングブルズF1昇格が当確?メキースが絶賛

    アービッド・リンドブラッド レーシングブルズF1昇格が当確?メキースが絶賛

    2026年のF1グリッドで唯一のルーキーとなる可能性が高まっているアービッド・リンドブラッド。その評価が一段と高まった背景として、ローラン・メキースの“驚愕コメント”が注目を集めている。

    2025年のドライバー市場は異例の静けさを保っており、残された空席は3つのみ。レッドブル・レーシングの1枠、そしてレーシングブルズの2枠。角田裕毅は深刻なプレッシャーに晒され、リアム・ローソンの去就も不透明だが、そこへ割って入ったのが18歳のリンドブラッドだ。

    ローラン・メキース「正直、信じられない」 メキシコFP1での走りを絶賛
    リンドブラッドは2025年F1メキシコシティGPのFP1でレッドブルのマシンを担当。ローラン・メキースはポッドキャスト「Talking Bull」で当時を振り返り、彼のパフォーマンスを端的にこう表現した。

    「正直、インクレディブルだった。普通は若手がFP1に乗るとき、1人か2人が“あまりリスクを取らないでくれ”と言いに行く。でも今回は、たぶん15人くらいが彼のもとに行って“楽しく走っていいけど、楽しみすぎないでくれ”と言っていた」

    さらに、当時のリンドブラッドの任務は極めて重要だった。

    「そのレースでは新しいパッケージを投入していたのはあの1台だけだった。我々はそのデータがどうしても必要だった」

    「彼は縁石に触れることもなく、芝の上にタイヤを落とすこともなかった。非常に印象的だった。彼はまだ18歳だということを忘れがちだが、本当に素晴らしい仕事をしている」

    フェルスタッペンも“生データ解析”でリンドブラッドの走行をチェック
    メキースによれば、FP1の間、マックス・フェルスタッペンはピットウォールでリンドブラッドの全セクターをデータで追っていたという。

    「もちろん、彼はデータを解析していた。トラックの状況や、その時点でのマシンの制限、そして自分が車に乗り込んだときに何を感じることになるのか、あらゆる情報を吸収していた」

    「彼はアービッドのセットアップを知っており、角田のセットアップも知っていた。コーナーごとに2人の入力にマシンがどう反応するかをライブで見ていた。それは実際に運転しているのに限りなく近い」

    メキースは、フェルスタッペンが“新人の走行だからどうでもいい”と考えるようなタイプではないと説明した。

    「汚れた路面で、9人のルーキーが走っている状況だったが、彼は妥協しなかった。それが競争レベルの高さを示している」

    リンドブラッドの2026年昇格は「ローソンより適性が高い」?
    リンドブラッドのF2での直近の成績は決して絶好調ではない。しかし、チーム側は“F2とF1の走りがまったく別物”という点を重視し、成績よりポテンシャルを評価している。

    彼のマネージャーは「リンドブラッドはレーシングブルズにより適したドライバー」であり、「ローソンが直面したような精神的負荷に耐えられるキャパシティを持っている」と述べているという。

    アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ/ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    2026年F1ドライバーラインナップ(確定済み)
    ■ Alpine:ピエール・ガスリー/フランコ・コラピント
    ■ Aston Martin:フェルナンド・アロンソ/ランス・ストロール
    ■ Audi:ガブリエル・ボルトレト/ニコ・ヒュルケンベルグ
    ■ Cadillac:バルテリ・ボッタス/セルジオ・ペレス
    ■ Ferrari:シャルル・ルクレール/ルイス・ハミルトン
    ■ Haas:エステバン・オコン/オリバー・ベアマン
    ■ McLaren:ランド・ノリス/オスカー・ピアストリ
    ■ Mercedes:ジョージ・ラッセル/アンドレア・キミ・アントネッリ
    ■ Racing Bulls:未定/未定
    ■ Red Bull Racing:マックス・フェルスタッペン/未定
    ■ Williams:アレックス・アルボン/カルロス・サインツJr.

    残るのはレッドブル系の3枠のみ——角田裕毅、リアム・ローソン、アイザック・ハジャー、そしてアービッド・リンドブラッド。選択はシーズン終了まで持ち越されるとされている。

    リンドブラッドは“本当にF1に上げたい若手”
    メキースの発言内容、フェルスタッペンの注視、チーム内部の評価——これらはすべて、リンドブラッドが2026年にF1デビューする可能性が極めて高いことを示している。

    彼が昇格すれば、角田裕毅かリアム・ローソンのどちらかがシートを失う構図になるが、現時点で「リンドブラッド昇格の流れ」が最も強いと言える。

  • フェルスタッペン語るボルトレトとの“意外な絆” レッドブルF1に「注目しろ」

    フェルスタッペン語るボルトレトとの“意外な絆” レッドブルF1に「注目しろ」

    マックス・フェルスタッペンがブラジルのモータースポーツ系ポッドキャスト「Pelas Pistas」に出演し、F1パドックでも予想外とされる友情──ガブリエル・ボルトレトとの関係について語った。

    トラック上で冷徹な勝負師として知られるフェルスタッペンだが、その裏にある柔らかな人間性が次々と明らかになった。

    モナコでの“ピットレーン乱入”が印象的な出会い
    フェルスタッペンがまず語ったのは、ボルトレトがF1どころかF4にいた頃のエピソードだ。

    モナコのピットレーンでジュニアカテゴリーのスタート前を眺めていたとき、当時10代のボルトレトが突然ピットウォールを飛び越えてきたという。

    「“マックス!マックス!写真撮ろう!”って叫んでくるんだ。フォーメーションラップ数分前だったから、『こいつイカれてる』と思った」とフェルスタッペンは笑いながら明かした。

    ボルトレトはスタート前にアドバイスが欲しかっただけだと説明し、フェルスタッペンは「全開で行け」とだけ伝えたという。

    その直後のターン1でクラッシュしたことを、ボルトレトは笑い話として振り返った。

    本当の初対面は“アドリアのカート時代”
    フェルスタッペンによれば、実際の初対面はアドリアのカートでの出来事だった。

    「長い髪で全部勝ってた変なやつがいて興味を持ったんだ。それでテントに行って挨拶して、写真をお願いした」と語る。

    ボルトレトは「F1ドライバーが僕に写真をお願いしてくるなんて奇妙な感覚だった。めちゃくちゃテンションが上がった」と明かした。

    それ以来、2人はドライバーパレードで話し込み、スリップストリームを共有し、シミュレーターでも走り続ける仲に発展した。

    F1昇格前から変わらないフェルスタッペンの姿勢
    ボルトレトは、フェルスタッペンがF1到達前から変わらず接してくれたことに触れた。

    「マックスは他のドライバーとは違う。F1にいないと目も合わせない人が90%だけど、彼はいつも助けてくれた。シミュレーターの子たちを見ればわかる」と語る。

    シミュレーターでの“セットアップ論争”
    2人のシミュレーターでのエピソードも披露された。

    ボルトレトは「最初はコーナーごとにスピンしてた。マックスは完璧だった」と話し、
    フェルスタッペンは「今は一緒に走るけど、セットアップは僕がやる。ガビは自分のほうが上手いと思ってるけどね。僕のタイムに近づくと何かを変えて遅くなる」と冗談交じりに語っている。

    “獰猛なレーサー”と“温和な素顔”のギャップ
    ボルトレトはフェルスタッペンを「マシンの中では獣、でもピットの外では驚くほど優しい」と評した。

    「ファンがいれば何時間でも話す。僕らが引っ張っていかないと抜けられないくらいだ」

    フェルスタッペン自身は「記者が嫌い」というイメージを否定し、
    「エネルギーを無駄にしたくないだけ。すべては車の中に残したい」と説明した。

    父親になったことについても触れ、「遅くなるなんてことはない。悪いレース後でも娘の笑顔を見れば全部忘れられる」と語った。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    “将来のチームメイト”の可能性にも前向き
    将来、ボルトレトと同じチームで走る可能性について問われると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「僕はオフ・トラックの振る舞いを見る。ドライバー同士の関係が爆発するのは、カメラの外で起きることが理由だ」

    「ガビはハングリーで謙虚。トラック上ではキラーで、降りれば自分を批判できる。ずっとチームには“彼に注目しろ”と言ってきた。数年後に競争力のあるマシンに乗ってほしい。もし僕たちが同じチームにいるなら、なお良い」

    考察:フェルスタッペンが示した“人を見る基準”の透明さ
    今回の語り口からは、フェルスタッペンの人間関係への姿勢が極めて明確で一貫していることが見て取れる。

    ■ 才能よりも“態度・姿勢”を重視
    ■ 若手を上下で扱わず、対等に接する
    ■ 自己批判できるドライバーを強く評価

    これは彼が好意を示してきた若手──ノリス、ピアストリ、アルボンらに対する態度とも重なる。

    そして、フェルスタッペンが「以前からチームにボルトレトを推していた」という発言は、将来のレッドブル系のラインナップにも影響しうる重要な材料だ。

    今回明かされた2人の関係性は、数年後のF1勢力図においても無視できない要素となるかもしれない。

  • 角田裕毅 レーシングブルズF1復帰に光明 パーメイン代表「経験は常に重要」

    角田裕毅 レーシングブルズF1復帰に光明 パーメイン代表「経験は常に重要」

    レーシングブルズのリアム・ローソンとレッドブルの角田裕毅は、2025年シーズン終盤の3戦を前に、来季のF1シートを懸けた熾烈な競争を続けている。だが、チーム代表アラン・パーメインの発言が、角田裕毅に有利な流れを示唆している。

    角田裕毅は2025年3月にローソンの後任としてレッドブル・レーシングに昇格したものの、期待された成績を残せず苦戦。一方のローソンはレーシングブルズに復帰してから立て直し、ここまで36ポイントを獲得している。

    ブラジルGPではアイザック・ハジャーを抑えて7位入賞し、コンストラクターズ争いで貴重なポイントを積み上げた。

    「経験あるドライバーを常に求めている」パーメイン発言の真意
    アラン・パーメイン代表は『RacingNews365』の取材に対し、2026年のドライバー決定時期について「アブダビGPの翌月曜まで分からないかもしれない」と語りつつも、経験の重要性を強調した。

    「新しいエンジンと空力レギュレーションが導入される2026年に向けて、経験豊富なドライバーは常に重要だと思っている。ウィリアムズのように、カルロス・サインツとアレクサンダー・アルボンという非常に経験のあるドライバーを揃えているチームが好例だ」とアラン・パーメインは語った。

    「もちろんスピードこそ最も重要だが、経験は常にものを言う。我々のドライバーに不満があるわけではないが、経験の価値は絶対に無視できない。速さを持ち合わせたうえでの経験、それが来年の助けになるだろう」

    このコメントは、2026年に向けてアービッド・リンドブラッドを起用する方針が強まる中で、経験豊富な角田裕毅をチームに戻す可能性を示唆するものと受け止められている。

    角田裕毅とローソン、数字が語る実績の差
    角田裕毅は2021年のF1デビュー以来、111戦に出場(108戦スタート)し、通算119ポイントを獲得してきた。一方のリアム・ローソンは2023年以降32戦に出走し、通算42ポイントにとどまる。経験値では角田裕毅が大きく上回っており、アラン・パーメインの「経験重視」発言は彼の立場を後押しする可能性が高い。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは当初、2025年メキシコGPの後にレッドブルおよびレーシングブルズのラインアップを決定する意向を示していた。しかしチームは決定を延期し、最終戦アブダビGP(12月5〜7日)後に最終判断を下す見込みだ。

    角田裕毅 レーシングブルズ/ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    両者の未来を左右する最終3戦
    2025年のコンストラクターズ争いは、レッドブル・レーシングがメルセデスと2位を争う状況にあり(現時点で32ポイント差)、レーシングブルズも6位をかけてアストンマーティンやハースと接戦を繰り広げている。

    レーシングブルズはここまで82ポイントを獲得し、内訳はアイザック・ハジャーが43ポイント、リアム・ローソンが36ポイント、そして角田裕毅がレッドブル昇格前に稼いだ3ポイントだ。こうした状況のなかで、アラン・パーメインの発言が「経験重視=角田裕毅優勢」の示唆と解釈されるのも無理はない。

    2026年にF1へ昇格予定のアービッド・リンドブラッドが加わることで、チーム内のバランスを取るうえでも経験豊富なドライバーの存在が重要になる。アラン・パーメインの「経験は常に重要だ」という言葉は、角田裕毅のキャリアを左右する一言となるかもしれない。

  • レッドブルF1、アイザック・ハジャー昇格“濃厚”に マルコがさりげないヒント

    レッドブルF1、アイザック・ハジャー昇格“濃厚”に マルコがさりげないヒント

    レッドブルF1のシニアアドバイザー、ヘルムート・マルコが、アイザック・ハジャーの将来について“さりげないヒント”を投下した。サンパウロGP後のブログで、今季の安定感を強調し「未来にとって非常に良い兆候だ」と評価したことで、2026年の昇格論がさらに強まっている。

    チームはレッドブルとレーシングブルズの両チームを含む2026年の最終ドライバーラインアップを、アブダビ最終戦前後に発表する見通しだ。

    現在確定しているのはマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーのみで、ハジャーの昇格は“事実上の既定路線”との見方も広がっている。

    マルコ、ハジャーを「今季のレベレーション」と絶賛
    マルコはspeedweek.comのブログで、アイザック・ハジャーを「今季のレベレーション(発見)」と表現し、こう記した。

    「ハジャーは私の見解では今季のレベレーションだ。本来なら選手権で10番手よりも上にいるべきだが、彼は4度のエンジントラブルに見舞われた。パリ出身の彼のマシンが問題なく走れば、トップ10入りは確実だ。これは彼の未来にとって非常に良い兆候だ」

    さらに、安定したリザルトが昇格に直結すると示唆するかのように「トップ10が確実なドライバー」であると強調し、評価の高さを裏付けた。

    F2準優勝からF1へ 初年度で予想を超える結果
    アイザック・ハジャーは2024年のF2でタイトル争いを繰り広げ、最終戦でガブリエル・ボルトレトに逆転され2位でシーズンを終えた。だが昇格後のF1では期待以上の結果を出しており、現在はドライバーズ選手権10番手、得点は43ポイント。

    オランダGPでは自身初の表彰台となる3位を獲得し、レーシングブルズ勢の中でも安定感は際立っている。

    2026年の残る枠は角田裕毅とローソンの争いへ
    レッドブルは2026年シーズンの体制に向け、両チームで残る3枠の選定を進めている。広く報じられている通り、ハジャーはフェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングへ昇格する可能性が高い。

    一方、レーシングブルズでは角田裕毅とリアム・ローソンがアービッド・リンドブラッドと組む1シートを争う構図だ。両者の評価は拮抗しており、ブラジルGPでの走りも含め最終戦まで判断が持ち越される見込みである。

    レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンのタイトル情勢にもマルコが言及
    マルコはブログでマックス・フェルスタッペンのタイトル争いにも触れた。残り3戦とスプリントを前に、フェルスタッペンは首位ランド・ノリスに49ポイント差をつけられている。

    「ノリスに49ポイント差がある状況で、残りは3つのグランプリとスプリントだ。マックスのチャンピオンシップの望みを残すには、今やランド・ノリスに何かが起きる必要がある。そうでなければ我々にはチャンスはない。ランドがリタイアするか、もしくは接触が起こるかだ」

    さらにマルコは、シーズン中盤以降のパフォーマンス向上を評価し、「全体としてはポジティブだ」と前向きな見解を示した。

    ハジャー昇格は“最終局面”へ 発表はアブダビ前後
    マルコの表現はあくまで公式発表ではないものの、原文そのままでも“ハジャー昇格”が極めて濃厚であることを示唆している。特に以下の点が決定打となっている。

    ■ 「未来にとって非常に良い兆候」と明言
    ■ トラブルがなければ「トップ10確実」と断言
    ■ 2026年体制がアブダビ前後に発表される予定
    ■ ハジャーが唯一の“確定若手枠”として扱われている

    公式発表まで残りわずかとなる中、レッドブルの最終判断が注目を集めている。

  • マックス・フェルスタッペン「ブラジルで2025年のF1王座を失ったわけじゃない」

    マックス・フェルスタッペン「ブラジルで2025年のF1王座を失ったわけじゃない」

    F1サンパウロGPで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が今季屈指のリカバリードライブを披露した。予選Q1敗退で16番手に沈み、セットアップ変更によりピットレーンスタートを選択。それでも決勝では猛烈な追い上げを見せ、表彰台フィニッシュを果たした。

    レッドブルの顧問ヘルムート・マルコ博士は「最高レベルのダメージリミテーションだった」とORFに語り、王者が失地を最小限に抑えたことを称賛した。

    これでタイトル争いの望みはわずかに繋がったものの、依然として不安定なパフォーマンスの原因は解決していない。

    ピレリタイヤが鍵?ラルフ・シューマッハが分析
    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、レッドブルの不安定な戦闘力について「ピレリタイヤの特性が根本原因だ」とSkyドイツに語った。

    「ヨス(フェルスタッペンの父)とも話したが、これらのタイヤを最適な作動温度に持っていくのがどれほど難しいか想像できないと言っていた」とシューマッハは述べた。「メルセデスや時にマクラーレンも同じ問題を抱えているが、これまで多くのタイトルを獲得したトップチームが同じ苦労をしているのは異常だ」。

    マルコ博士もこの見解に同意し、「作動ウィンドウを広げる必要がある」と語った。

    「気温が4度上がるだけでグリップを失い始める。シミュレーションと現実の間に乖離がある。残りのレースで解決できればいいが……残念ながらノリスにさらに10ポイント離された」。

    フェルスタッペン「なぜかブラジルではうまくいく」
    失望の中でも、フェルスタッペンの追い上げはパドックを驚かせた。彼にとってブラジルはこれまでも相性の良い地であり、今回もまるで簡単にオーバーテイクを重ねていった。

    「理由は分からない」とフェルスタッペンは笑う。「ここは特に長いサーキットじゃないし、コーナーも8つしかない。でも正確さが求められるし、クリーンに走らなきゃいけない。タイヤにも厳しい。なぜか毎回うまくいくんだ」。

    週末を完全支配したランド・ノリスも、フェルスタッペンの走りに敬意を示した。

    「正直言って、マックスの速さを見て少しがっかりした。僕らがもっと速くあるべきだった」とノリスは語った。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    「タイトルは開幕からザントフォールトまでで失った」
    タイトル争いについて問われたフェルスタッペンは、冷静にこう答えた。

    「このレースでチャンピオンを失ったわけじゃない」とViaplayに語った。「開幕戦からザントフォールトまでの間に失ったんだ。スピードが足りない週末が多すぎた。その合間に良い結果もあったけど、十分じゃなかった。そういうシーズンなんだ」。

    ローラン・メキース「マシンが再び息を吹き返した」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、前向きな兆候も見ている。

    「何より重要なのは、マシンが再び息を吹き返したことだ」とメキースは語った。「我々は再び戦えたし、良いラップタイムも記録できた。ラスベガスではマックスに少しでもリラックスした週末を過ごさせたいと思っている。日曜のスピードを再現できればね」。

    レッドブルの課題と今後への展望
    今回のブラジルでフェルスタッペンは見事なリカバリーを見せたが、チームの根本的な課題――タイヤ作動温度の不安定さとシミュレーション誤差――は依然として残る。マルコ博士が指摘するように、気温の変動だけでマシンバランスが崩れる現象は深刻だ。

    残り2戦、ラスベガスとアブダビでこの問題を克服できるかが、フェルスタッペンとレッドブルの2025年を象徴する最後の試練となる。

  • 角田裕毅 F1サンパウロGP“沈黙の無線” 「P3と聞いた瞬間に声が消えた」

    角田裕毅 F1サンパウロGP“沈黙の無線” 「P3と聞いた瞬間に声が消えた」

    F1サンパウロGPで最下位に沈んだ角田裕毅に、またも厳しい視線が注がれている。

    この週末はレッドブルの来季ラインアップ争いにおける重要レースと位置付けられていたが、結果はQ1敗退×2、決勝は2度の10秒ペナルティ、さらにラジオでも“印象的な沈黙”が残された。

    そしてレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがピットレーンスタートからまさかの3位表彰台を掴んだことで、両者の明暗は決定的なものとなった。

    角田裕毅が“P3”を聞いて絶句 Inside Track Podcastで明かされた無線
    ポッドキャスト『Inside Track』に出演したジャーナリストのマーク・マジェンディは、レース後の角田裕毅の無線について次のように語った。

    「ひどい瞬間があった。レース後の無線で、角田が『マックスは何位?』と聞いたんだ。

    『P3だよ』と言われた瞬間、完全に沈黙した。本当に“陰鬱”な沈黙だった。あの瞬間は彼に同情したよ」

    角田裕毅は今、グリッド上で最も大きなプレッシャーを背負うドライバーのひとりだ。レッドブルは来季のフェルスタッペンのチームメイトを未定としており、昇格候補の筆頭はレーシングブルズで結果を出し続けているアイザック・ハジャーと見られている。

    サンパウロGPは逆転アピールの重要な場面だったが、残念ながらそうはならなかった。

    Q1敗退×2、最下位フィニッシュ ペナルティも重なり“最悪の週末”に
    角田裕毅はスプリント予選・本予選ともにQ1で敗退し、決勝でもランス・ストロールとの接触により10秒ペナルティを受けた。

    マジェンディはその点についてもこう指摘している。

    「ストロールとの件は、10秒ペナルティでも仕方がなかったと思う。あれは明らかだった」

    さらに、決勝中の10秒ストップペナルティ実行時にもトラブルが発生。ローラン・メキース代表の説明によれば、ペナルティ執行中に“誰かが車に触れた”ため、角田裕毅は再度ピットに入り直す羽目になった。

    「本来なら10秒間は絶対に触れてはいけない。昔ながらのストップウォッチで“10秒経過”を数える場面だ。その前に誰かが触れてしまったため、やり直しになった」

    その結果、角田裕毅はランド・ノリスから1分10秒差という厳しいフィニッシュに。レーシングブルズ勢がポイントを獲得した一方で、自身は最後尾という構図になり、評価には大きな影響を残した。

    角田裕毅 F1

    ヘルムート・マルコ「ラップタイムは悪くなかったが…」
    レッドブルのヘルムート・マルコはコラムで角田裕毅について次のように記している。

    「角田裕毅のマシンはRB21のセットアップ学習のため、元の仕様のまま走らせていた。角田裕毅は速かった。しかし10秒ペナルティが2度あってはどうにもならない。

    レース中のラップタイム自体は悪くなかったが、プラクティスでは良くなかった」

    レッドブルが角田裕毅に課していた役割――フェルスタッペンのセットアップ比較対象――はこなしたものの、結果として評価にはつながらなかった格好だ。

    2026年シート争いは「残り3戦」 角田裕毅は残留へ正念場
    角田裕毅には、2026年の去就を左右する残り3戦が残されている。

    しかし、ブラジルでの“無線の沈黙”、最下位、そしてレーシングブルズがポイント圏で戦った事実は、非常に重い。

    現時点で2026年の未確定シートはレッドブル系3枠のみ。

    その中で結果を出しているのはリアム・ローソンとアイザック・ハジャーであり、角田裕毅は苦しい立場に置かれている。

    フェルスタッペンP3、角田裕毅は沈黙——“象徴的な瞬間”が示す立場の厳しさ
    この日の無線の沈黙は、サンパウロGPでの角田裕毅の置かれた状況を象徴するシーンとなった。

    フェルスタッペンはピットレーンスタートから表彰台。レーシングブルズの2台はポイント獲得。その一方で、角田裕毅はQ1敗退×2と最下位、ペナルティの連続。

    レッドブルが判断を下すまで残された時間は少なく、求められるのは“結果”のみだ。角田裕毅にとって、次の3戦はキャリアの分岐点と言っていいだろう。

  • セバスチャン・ベッテル クリスチャン・ホーナーのレッドブルF1退任に「驚いた」

    セバスチャン・ベッテル クリスチャン・ホーナーのレッドブルF1退任に「驚いた」

    セバスチャン・ベッテルが、2025年シーズン途中に発表されたレッドブル・レーシングのチーム代表交代劇について言及した。7月にチームはクリスチャン・ホーナーとの袂を分かち、後任としてローラン・メキースを即時起用している。

    ホーナーは2005年のチーム設立当初から在籍し、2010年に世界タイトルを獲得して以降、レッドブルの黄金期を率いてきた人物だ。ベッテル自身もそのホーナー体制下で4連覇を達成し、2015年にフェラーリへ移籍している。

    2025年のF1サンパウロGPを訪れたベッテルは、古巣のリーダー交代についてSky Sportsにこう語った。

    「驚いたよ。クリスチャンはチーム創設の最初からずっといたし、チームの内情を隅々まで理解している人物だからね」

    「今シーズンに関しては、すべてが整っていたと思う。ローラン(メキース)のことも知っているし、彼とは一緒に働いたこともある。彼は本当に素晴らしい人間だと思う」

    「ただ、クリスチャンが残した足跡は大きい。成功の実績だけでなく、チームの中心的存在として、すべてを把握していた人だったからね」

    「今の組織構造や将来の計画について、僕はすべてを把握しているわけではないけど、どう展開していくのか見守る価値はあると思う」

    F1復帰の可能性について
    2022年シーズンを最後に現役を退いたベッテルは、その後もF1復帰の噂が絶えない。特に最近では、ヘルムート・マルコの後任としてレッドブルにアドバイザー的な立場で戻るのではないかと報じられていた。

    この件について問われたベッテルは次のように答えた。

    「どうだろうね。そういう話がいろいろ出ていたけど、実際のところ何も進展はなかった。ヘルムートと少し話したけど、どこにも繋がらなかったんだ」

    「今の僕は人生にとても満足している。F1は大好きだし、最初は距離を置きたくて観るのをやめようと思っていたけど、結局いまもレースを観ているよ。スポーツを愛しているし、関係者ともつながっている」

    「もし将来的に、正しい機会や役割、視点が見つかるなら、またステップアップして関わることもあるかもしれない。でも、それは時が教えてくれると思う」

    ベッテルの発言が示す「変化の時代」
    ベッテルの言葉からは、レッドブルの体制変更がF1界に与えた衝撃の大きさがうかがえる。ホーナーが去り、ローラン・メキースが率いる新体制が本格的に動き出す中、かつての王者もその行方を静かに見守っている。

    一方でベッテル自身は、現役引退後もF1への愛情を失っておらず、将来的な復帰に完全に線を引いたわけではない。マルコ後任やチーム運営のサポートなど、彼が再びレッドブルと関わる可能性はゼロではない。

    ベッテルが語る「待ってみよう」という言葉は、レッドブルだけでなく、変化の波が押し寄せるF1全体を象徴しているようでもある。

  • 角田裕毅“失速” 「ホンダのために残す義理はない」ローソンがF1残留へ前進

    角田裕毅“失速” 「ホンダのために残す義理はない」ローソンがF1残留へ前進

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、今季中盤以降のパフォーマンス低下によって厳しい立場に置かれている。日本GPでリアム・ローソンの代役として復帰したものの、期待された上積みを示せず、チーム内外で評価が揺らいでいる。

    一方で、ローソンは安定した走りでポイントを重ね、来季のF1残留に向けて優位に立つ状況だ。専門家からも「ホンダのために日本人ドライバーを残す義理はない」との厳しい見方が出ており、レーシングブルズのシート争いは残り3戦で決定的な局面を迎えている。

    ハジャー昇格確実、リンドブラッド起用で角田は窮地
    2026年のF1ドライバー市場では、残り3席のうち2席をレーシングブルズが握っている。レッドブル陣営ではアイザック・ハジャーの本隊昇格が既定路線とされ、アービッド・リンドブラッドのF1デビューも濃厚視されている。

    その結果、チームのもう1席は経験を重視してリアム・ローソンが継続起用されるとの見方が強まっており、角田は事実上の“押し出し”に直面している。

    専門家「ホンダのために残す義理はない」
    サンパウロGPの週末、Sky Sportsの番組でカールン・チャンドックとジェイミー・チャドウィックが両者の状況を分析した。

    チャドウィックは「リアムも強いわ。ときどき接触などがあるけど、それでもF1に残る価値がある。ジュニアチームで素晴らしい仕事をしている」と評価。

    これに対してチャンドックはより踏み込んだ見解を示した。
    「もしリンドブラッドをルーキーとして起用するなら、チームには安定感のあるドライバーが必要だ。角田は今年自信を失っているし、ホンダとの関係も終わる。もうホンダのために日本人ドライバーを残す義理はない。ローソンは十分な仕事をしている」

    この発言が物語るように、レッドブルとホンダの提携終了を前提とした人事戦略が動き始めている。

    角田は結果で存在感を示せるか
    角田の今季最高位はアゼルバイジャンGPでの6位。だがその際もローソンが直後でチェッカーを受けており、直接的な比較では上回れていない。

    対するローソンは、シーズン序盤の短期降格を経ても安定した走りでポイントを積み重ね、ハジャーとほぼ互角のペースを維持している。復調ぶりを示した走りは、チーム代表アラン・パーメインにとって「もう1年走らせる価値がある」と判断させる材料になりつつある。

    角田裕毅 ホンダ F1 レッドブル

    2026年F1ドライバーラインアップ(現時点)
    ■ レッドブル・レーシング:マックス・フェルスタッペン/未定
    ■ レーシングブルズ:未定/未定
    ■ フェラーリ:シャルル・ルクレール/ルイス・ハミルトン
    ■ メルセデス:ジョージ・ラッセル/アンドレア・キミ・アントネッリ
    ■ マクラーレン:ランド・ノリス/オスカー・ピアストリ
    ■ ウィリアムズ:アレクサンダー・アルボン/カルロス・サインツJr.
    ■ アルピーヌ:ピエール・ガスリー/フランコ・コラピント
    ■ アストンマーティン:フェルナンド・アロンソ/ランス・ストロール
    ■ ハースF1チーム:エステバン・オコン/オリバー・ベアマン
    ■ ザウバー:ニコ・ヒュルケンベルグ/ガブリエル・ボルトレト
    ■ キャデラックF1チーム:バルテリ・ボッタス/セルジオ・ペレス

    最終決断は残り3戦で
    2026年の発表を控え、レーシングブルズのシート争いは佳境を迎えている。

    チームが「経験の安定」を取るのか、「新世代育成」に振り切るのか。角田裕毅に残された時間はわずか3戦。結果で再び信頼を勝ち取れるかが、すべてを決める鍵となる。

  • 角田裕毅 レーシングブルズF1残留も黄信号 Sky Sports記者「ローソン優勢」

    角田裕毅 レーシングブルズF1残留も黄信号 Sky Sports記者「ローソン優勢」

    角田裕毅は、所属するレッドブル・レーシングから姉妹チームのレーシングブルズに残留する可能性も報じられている。

    しかし、英Sky SportsのF1専門記者テッド・クラビッツはサンパウロGP後の番組で「2026年のレーシングブルズのラインアップはおそらく角田裕毅ではない」と発言。チームがリアム・ローソンを中心に次期体制を固めつつあるとの見方を示した。

    テッド・クラビッツ「おそらく角田裕毅ではない」ローソン残留を予測
    クラビッツは11月10日に放送されたSky Sportsの「ポストレース・ノートブック」で、2026年のレーシングブルズのドライバー構成について次のように言及した。

    「おそらく2026年のレーシングブルズのラインアップは角田裕毅ではないだろう。リアム・ローソンが残り、そしてアービッド・リンドブラッドにも1か月前よりチャンスが出てきたようだ」
    。
    この発言は、レッドブル・グループ内で進行中とされる若手起用の方針転換を示唆するものだ。

    ローソンはシーズン序盤こそ苦戦したが、サンパウロGPでは1ストップ戦略を成功させて7位入賞。チームメイトのアイザック・ハジャーを抑え込み、確実性と冷静な判断力で評価を高めた。クラビッツの分析は、レッドブルが長期的な育成路線を再構築している現状と一致している。

    角田裕毅の進路、ホンダとの連携が焦点に
    一方で、レッドブルとホンダのパートナーシップが2025年末で終了することから、角田裕毅の将来は不透明となっている。

    ホンダは2026年からアストンマーティンとワークス契約を締結し、F1唯一のホンダ勢として新体制を構築中だ。関係者の間では、角田が同チームのテスト兼リザーブドライバーとして加わる可能性も浮上している。

    さらに、トヨタとの関係が深まるハースF1チームも選択肢として注目されている。ハースではエステバン・オコンの成績不振に加え、オリバー・ベアマンのフェラーリ昇格の可能性が取り沙汰されており、2027年に向けてドライバー市場が大きく動く見通しだ。角田がホンダやトヨタとの協力を軸に再起を図るシナリオも現実味を帯びている。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    レッドブル内での立場変化と2026年シート情勢
    レッドブル・レーシングでは、マックス・フェルスタッペンの残留が確定しており、アイザック・ハジャーが昇格最有力と目されている。

    そのためレーシングブルズのシートは事実上、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドによる争いとみられ、角田の残留は厳しい情勢だ。

    レッドブルとホンダの提携終了によって、角田裕毅がこれまで築いてきた後ろ盾も弱まりつつある。

    今後のキャリアを左右するのは、ホンダ系チームや他メーカーとの新たな協力関係の構築にほかならない。F1における「第2章」を切り開けるかどうか、その動向に注目が集まっている。