カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペンはマクラーレンF1の失格を「事前に知っていた」

    マックス・フェルスタッペンはマクラーレンF1の失格を「事前に知っていた」

    マックス・フェルスタッペンは先週末のF1ラスベガスGPで、マクラーレンの2台が失格になることを「事前に知っていた」と父ヨス・フェルスタッペンが明かした。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、ラスベガス名物ストリップを舞台にした土曜夜の決勝で最大ポイントを獲得。ライバルのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、それぞれ2位と4位でチェッカーを受けた。

    しかし、FIA車検で必要最低厚さを下回る“プランク摩耗”が判明し、マクラーレンの2台はともに失格となった。

    父ヨス「マックスはラスベガス出発前にすでに知っていた」
    この裁定により、フェルスタッペンはノリスに24ポイント差まで迫り、ピアストリとは同点に並んだ。残り2戦を前にしてタイトル争いは一層激化している。

    そんな中、フェルスタッペンの父ヨスは、マックスが「2台とも失格になることをすでに理解していた」と語った。

    ヨス・フェルスタッペンは Formule1.nl に対し次のように明かした。

    「マックスが(モナコの自宅に戻るために)ラスベガスを出発する前に少し話した。彼はその時点ですでに、(マクラーレンの)2台が失格になると分かっていた」

    タイトル争いの力関係はどう変化したのか
    ラスベガスでの失格という最悪のタイミングでポイントを失ったノリスとピアストリだが、数字上は“逆転現象”も起きている。もしノリスの2位、ピアストリの4位が有効とされていれば、両者のポイント差は30点だった。しかし、失格により差は24点に縮まり、ピアストリがやや得をした形だ。

    それでも、タイトル争いは依然としてノリス優勢である。

    次戦カタールはスプリント週末。土曜の100kmレースだけでは王者確定には届かないものの、週末全体でフェルスタッペンとピアストリの両者に対して「2ポイント以上の上積み」ができれば、最終戦アブダビを待たずにタイトル獲得の可能性が見えてくる。

    ただし、ラスベガスが示したように、F1は常に予測不能だ。どちらかのレースでDNFやノーポイントとなれば、ノリスの戴冠は大きく揺らぎかねない。

  • 角田裕毅の去就に急展開 レッドブルF1が2026年発表をカタール後に前倒し

    角田裕毅の去就に急展開 レッドブルF1が2026年発表をカタール後に前倒し

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、自身の去就が大きく動く可能性のある局面に直面している。レッドブルが2026年のドライバー発表を“カタールGP直後”に前倒しすると明かし、同チーム内の競争は一気に最終段階へと突入した。

    ラスベガスでは幾度もマックス・フェルスタッペンを上回る走行を示しながら、誤ったセットアップでレース結果を失った角田裕毅。来季シート確保に向けて重要な週末を迎える中、最終判断は目前に迫っている。

    レッドブル、2026年の発表を急転前倒し
    レッドブル・レーシングのローラン・メキースは、2026年のドライバーラインナップを「カタールGP直後に発表する」と明言した。これまでヘルムート・マルコは「アブダビ後」と発言しており、発表時期は大幅に前倒しされる形となる。

    メキースは「あと1週間の辛抱です」と笑顔を見せたが、その一言がパドック全体の緊張感を一気に押し上げることとなった。

    角田裕毅「神経質になっている」
    来季シートが不透明な中、角田裕毅は率直に「神経質になっている」と認めつつも、冷静さを保っている。

    「去年や一昨年と似たような状況で、正直、慣れてきました。そういうのがF1の一部ですよね」

    「良いことは、こういう状況の経験が何度もあるということ。残り数戦で自分が何をすべきか分かっています。結局、ああいった決定は僕がコントロールできるものではないですから」

    ラスベガスでは“内容”で前進を示した角田裕毅
    チームが誤ったセットアップを選び、レース結果は振るわなかったものの、パフォーマンス面では明確な光があった。

    「FP1、FP2、FP3の複数の周で、パフォーマンスランでマックスより前にいたんです。あれは長い間なかったこと」

    「もちろん、予選でクルマを別のレベルに持っていくのが彼の強み。でも、僕自身もこれまで以上に良いパフォーマンスができる自信がありました」

    「こういうことは起きます。たぶん皆気づいたと思いますが、僕としてもチームとしても必要なのは結果です。こういう指摘ばかり続けるわけにはいかない。カタールではしっかりまとめないといけない」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    本命はアイザック・ハジャーか
    パドック内では、2026年のレッドブルの有力候補はアイザック・ハジャーと広く見られている。

    そのハジャーは、角田裕毅とは対照的に「緊張はしていない」と語った。

    「実は、年末に知りたいぐらいなんです。騒がしいだけなので」

    「12カ月前はちょっと不安でした。何となくは分かっていましたが、今年はもっと良い状況です。来年自分がF1に乗ることは分かっています。去年は自分が何をしているのかすら分からなかったので、今は全然パニックじゃないです」

    決断は目前。角田裕毅にとって最大の山場
    レッドブルの発表前倒しにより、角田裕毅に残されたアピール期間は実質「あと1戦」。ラスベガスで示したポテンシャルを結果につなげられるかどうかが、来季の運命を大きく左右する。

    チームが最終評価の基準に何を重視するか――スピードか、安定性か、将来性か。カタールでの走りが、角田裕毅の未来を決定づける決定的一戦となる。

  • レッドブルF1で大量離脱続く フェルスタッペンの側近3名が相次ぎ退団の衝撃

    レッドブルF1で大量離脱続く フェルスタッペンの側近3名が相次ぎ退団の衝撃

    マックス・フェルスタッペンの周囲で、エンジニアリングチームの離脱が続いている。オランダの『De Telegraaf』および『De Limburger』は、彼の“信頼の中核クルー”からさらに3名がレッドブル離脱を決断したと報じた。

    2026年に向け、フェルスタッペンの側近グループは大きな再編期を迎えている。

    4人組コアのうち、2026年に残るのはランビアーゼのみ
    報道によると、離脱するのは以下の3名。

    ■ マイケル・マニング(コントロールシステム担当エンジニア)
    ■ トム・ハート(パフォーマンスエンジニア)
    ■ デイビッド・マート(エンジンエンジニア)

    これにより、フェルスタッペンの“オリジナル4人組”の中で2026年まで残留するのは、レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼただ一人となる。

    マートはアウディへ移籍し、ジョナサン・ウィートリー、リー・スティーブンソン、そしてまもなく加わるマット・コーラーら元レッドブル勢に合流するとされる。

    またハートはウィリアムズでシニア職を受け入れたとされ、チーム内部では“意外な決断”と受け止められているという。

    レッドブルはフェルスタッペン支援体制の再構築が必須に
    ここ数年でレッドブルは、エイドリアン・ニューウェイ、クリスチャン・ホーナー、ウィートリーを失い、さらにストラテジストのウィル・カートニーはマクラーレンへ移籍する。複数の広報部門スタッフも離れた。

    このためレッドブルは、2026年の大規模レギュレーション変更を前に、フェルスタッペンのサポート体制全体を再構築している段階だと、De Telegraafは伝えている。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    フォード側はフェルスタッペン残留を歓迎 「GTでも走ってほしい」
    一方、フォードのモータースポーツ責任者マーク・ラシュブルックは、フェルスタッペンがレッドブルに残留することを歓迎している。

    「彼がレッドブルに残ってくれるのは本当に嬉しい。2026年からのフルF1エンジンでの協力を楽しみにしている」と語り、さらに「2026年以降、フォードのGTマシンでマックスが走る姿もぜひ見たい」と期待を示している。

    ラシュブルックは、初対面の時点でフェルスタッペンの総合力に強い印象を受けたと明かした。

    「彼が素晴らしいドライバーであることはもちろん知っていたが、クルマの外での能力も同じくらい際立っている。マックスはどんなマシンに乗っても本物のレーサーだ。我々は彼がレッドブルと共に歩み続けることを非常に嬉しく思っているし、この協力関係を楽しみにしている」

  • 角田裕毅 レッドブルF1で不振続く中「結果で示したい」 ラスベガスGPは12位

    角田裕毅 レッドブルF1で不振続く中「結果で示したい」 ラスベガスGPは12位

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を12位で終え、ここ14戦連続で未ポイントという厳しい流れが続いている。それでも本人は「進歩している手応えはある」と語り、チーム残留へ向けて“結果で示す”姿勢を強調した。

    フリー走行では強力なパフォーマンスを発揮し、FP1ではマックス・フェルスタッペンを上回る最速タイムを記録。しかし、予選Q1ではタイヤ空気圧の設定ミスによりタイムを出せず、レッドブル側が責任を認める形で事実上の不運な敗退となった。

    パルクフェルメ違反扱いでピットレーンスタートとなった決勝も、序盤の戦略が噛み合わず巻き返しの糸口を掴めなかった。

    序盤のVSCタイミングが致命傷に
    決勝では1周目の終わりにタイヤ交換を強いられたが、その直後の2周目にバーチャル・セーフティカー(VSC)が発動。他車はVSC中にピットインしてタイムロスを最小化したため、角田裕毅は隊列の不利な位置に取り残された。

    「すごく不運でした。ピットに入った直後にVSCが出てしまって、全然理想的じゃなかったです」

    「そのあと周りがピットに入っていったことで、ずっとダーティエアの中で走ることになってしまいました。今は全てが僕にとって逆風に感じます」

    という本人の言葉どおり、不運が連鎖する形となった。

    週末序盤の速さは本物「フェルスタッペンより前にいた」
    フリー走行では複数回にわたりフェルスタッペンを上回るタイムを記録しており、その点には自信を見せた。

    「FP1、FP2、FP3の複数のラップで僕はマックスより前にいました。こういうことはこれまであまりなかったと思います」

    「彼は予選でマシンを自分のレベルに引き上げるのが強みですが、今回の僕も予選に向けて自信を持っていました。だからこそ、コントロールできないミス(タイヤ空気圧問題)でチャンスを失ったのは残念です」

    予選が正常に行われていれば「全く違う週末になっていた」と示唆する内容となった。

    残留問題:チームはポテンシャルを理解している、しかし…
    レッドブルは来季の体制をまだ正式発表しておらず、角田裕毅の残留も確定していない。本人はチームが自分の伸びしろを認識しているとしつつ、結果の重要性を強く意識している。

    「ポテンシャルはチームも見てくれていると思います。でも、僕が欲しいのは“結果”ですし、チームも同じです」

    「これ以上ミスを続けるわけにはいきません。全体を整えて、カタールではしっかり結果を出したいです」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ラスベガスグランプリ

    次戦カタールで“巻き返しの必須条件”
    今回のラスベガスでは“見せかけでない速さ”が確かに存在したにもかかわらず、予選のミスとVSCタイミングの不運で全てが水泡に帰した。角田裕毅としては「速さはある」という証拠を手にしつつ、決勝での結果に結びつけられなかった点が最大の課題だ。

    カタールGPは高温かつ高速サーキットであり、タイヤ管理と空力効率が重要になる。今季のレッドブル・レーシングにとっては武器となる領域でもあり、週末のどこかで起きてきた“外的要因による脱落”を排除できればポイント獲得の可能性は十分高い。

    週末序盤の速さを結果につなげられるか──角田裕毅にとって、次戦はキャリア上極めて重要な一戦となる。

  • フェルスタッペン ノリスへの“マックスを抜け”無線に即・最速ラップで返答

    フェルスタッペン ノリスへの“マックスを抜け”無線に即・最速ラップで返答

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を圧倒的なコントロールで制し、レース中にマクラーレンがランド・ノリスへ向けた「マックスを攻めろ」という無線が、レッドブル内部では“最も面白い瞬間”として話題となった。

    レッドブルのヘルムート・マルコは、フェルスタッペンがその無線を聞いた直後に最速ラップを連発し、ノリスとの差を一気に広げたことを明かし、「全てを完全に掌握していた」と称賛した。

    ノリスを1コーナーで“ミスに追い込み”主導権掌握
    フェルスタッペンは2番グリッドからスタートし、ターン1でポールのノリスを外側へ追いやる形でオーバーテイク。ノリスはイン側を守りすぎてワイドに膨らみ、そこをフェルスタッペンが突いて主導権を握った。

    その後、ジョージ・ラッセルが序盤で追いすがったが、フェルスタッペンは冷静に対処。ラッセルが17周目に先にピットへ向かうと、ノリスが22周目、フェルスタッペンが25周目にピットインし、トップ3の順位は変わらず続いた。

    「マックスを抜け」無線が届いた瞬間、連続最速で応答
    レース後半、ノリスはペースを上げ、残り16周でラッセルをオーバーテイク。わずか数秒前方を走るフェルスタッペンへ向けて、マクラーレンは「マックスを捕まえに行く(We’re going to get Max)」と無線。

    フェルスタッペンはこのメッセージを知らされると、即座にペースを引き上げ最速ラップを記録。わずかな差を一気に広げ、最終的には20.7秒差でチェッカーを受けた。

    燃料セーブを行っていた区間があったにも関わらず、この反応にマルコは驚いたという。

    「もちろん我々はライバルのタイヤ状況も把握していたし、マクラーレンの“マックスを攻めろ”という無線は本当に面白かった。彼はそれを聞いた瞬間、何度も最速ラップを叩き出して見せた」とマルコは語った。

    「全てを余裕を持ってやっていた。最後の方でランドは2〜3秒遅くなっていたが、それを生かせる相手もいなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ローラン・メキース「必要な時に必ずペースを上げた」
    レッドブルF1代表ローラン・メキースも、フェルスタッペンの“自在なペースコントロール”を称えた。

    「必要な時に『少しペースを上げてくれ』と伝えると、毎回きっちり反応し、差を広げた。今日は本当にマスタークラスだった」

    「週末はプラクティスが問題続きで準備が不十分だったにも関わらず、日曜にここまで強さを見せたのは素晴らしい。タイヤデグ、実行力、レースペース…すべてが完璧だった」

    6勝目でタイトル戦線に復帰 ノリスとの差は24点
    フェルスタッペンにとってラスベガスは今季6勝目。マクラーレン勢のレース後失格により、ランキングでは首位のノリスとの差が24点に縮まり、ピアストリとは同点に並んだ。

    開幕時のマクラーレンの優位を考えれば驚異的な追い上げであり、9月のモンツァ以降のアップグレードによってレッドブルは再び勝てる車を取り戻した。

    残るはカタールとアブダビ。フェルスタッペンは依然としてタイトル争いの中心にいる。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での不振は「ドライバー側ではない」とF1レポーター

    角田裕毅 レッドブルF1での不振は「ドライバー側ではない」とF1レポーター

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)が2025年F1ラスベガスGP予選で再び下位に沈んだ一方、F1専門レポーターはその不振の原因が「ドライバー側ではない」と指摘している。レーシングブルズのリアム・ローソンが好走を続ける中、角田裕毅のパフォーマンス低下をめぐる見方が揺れ始めている。

    レッドブルでは予選後、タイヤ空気圧の設定ミスが発覚し、ローラン・メキース代表が角田裕毅に直接謝罪。

    パドックでは、チームの準備不足やマシン特性が結果を歪めているとの見方が強まり、角田裕毅の評価を巡る議論が再燃している。

    ローソンが今季屈指の快走。角田裕毅との比較が加速
    レーシングブルズのリアム・ローソンはラスベガスGP予選で6番手を記録し、トップ4チーム以外で最速のポジションにつけた。わずか0.2秒差で4番手争いに加わる強力な内容で、今季20戦中6度目の予選でアイザック・ハジャーを上回る結果となった。

    一方、角田裕毅は19番手でQ1敗退。最近の厳しい結果が続く中で、「なぜローソンは結果を出せているのに角田裕毅は苦しむのか」という比較論が各国メディアで一気に加速している。

    テッド・クラビッツ「問題は角田裕毅ではない」
    Sky Sports F1リポーターのテッド・クラビッツは、予選後の番組『Notebook』で次のように述べ、角田裕毅への過度な批判を戒めた。

    「角田裕毅は悪くない。問題はレッドブルが彼のスタイルに合うマシンを用意できていないことだ。ローソンはレーシングブルズで速さを証明している。もし角田裕毅がローソンのマシンに乗れば、彼はまたポイント争いに戻るはずだ」

    さらにクラビッツは、角田裕毅の不振は“ドライバー依存”ではなく“構造的な問題”と明確に指摘した。

    「角田裕毅のここ最近の結果は、彼ひとりのせいではない。レッドブル側の問題、そしてフェルスタッペンの適応力の高さが差を生んでいる」

    角田裕毅 レッドブル F1

    レッドブルがミスを認め謝罪「まともに戦える状態ではなかった」
    予選後、レッドブル・レーシング代表ローラン・メキースは、角田裕毅のタイヤプレッシャー設定に「重大なミス」があったことを認めた。

    「我々は角田裕毅のタイヤプレッシャーを大きく誤っていた。彼は競争できるはずのない状態で走っていた。こうしたことはあってはならないが、起きてしまった以上、学び改善するしかない」

    さらにメキースは「週末を通じて角田裕毅は良いリズムに乗っていた。彼の可能性を奪ってしまい、本当に残念だ」と述べ、明確にチーム側の非を認める形となった。

    RBの来季構想にも影響。ローソン台頭、リンドブラッド昇格説が圧力に
    レーシングブルズでは、来季のシート争いが複雑化している。
    レッドブル昇格が有力視されるハジャー、シーズン後半に好走を続けるローソン、そしてアービッド・リンドブラッドの昇格説──この状況は角田裕毅の立場を一段と厳しくしている。

    メキースは「若手を急ぎすぎるべきではない」と語り、角田裕毅との信頼も強調してきたが、チーム側のミスが結果に影響している事実が明るみに出たことで、評価の見直しは避けられない。

    ラスベガスで浮き彫りとなった“セットアップミス”は、角田裕毅の不振がドライバー由来ではないとの議論を後押しし、今後のキャリアを左右する重要な材料になりつつある。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝コメント「避けられるミスでチャンスを失った」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝コメント「避けられるミスでチャンスを失った」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を12位でフィニッシュした。

    角田裕毅は予選で発生したタイヤ内圧トラブルにより十分なアタックができず、その後、PU交換とウイングの調整を実施して、決勝はピットレーンからのスタートとなった。レースでは序盤に戦略を組み立てる機会があったが、2周目に発動されたVSC(バーチャル・セーフティカー)のタイミングに噛み合わず、順位を大きく取り返すには至らなかった。

    路面温度が低く、市街地特有の滑りやすいコンディションのなか、角田裕毅は開始早々にミディアムからハードへ交換したものの、終盤にはグレイニングの影響で2回目のピットストップが必要となり、結果的に中団後方でのレースを強いられた。

    「避けられるミスでレースのチャンスを失った」と角田裕毅
    角田裕毅は、予選でのトラブルがレース全体を難しくしたと振り返っている。

    「今日は思うようにいきませんでしたし、予選でのタイヤ内圧の問題がなければもっと高い順位を狙えたと思います。あのトラブルは自分ではどうしようもないことで、とても残念です。週末序盤までは良い感触で走れていたので、避けられるミスでチャンスを失ったのは悔しいです」

    「もし2周目のVSCのタイミングがこちらに合っていれば、戦略がうまく機能していたはずです。でもその直前にピットに入ってしまって、不運な形になってしまいました」

    「最近は自分のコントロール外のことが続いていますが、できることに集中するしかありません。ペースは確実に良くなっていますし、マシンにもより慣れてきていますので、引き続き努力していきます」

    レッドブルは予選トラブルの影響を認める
    レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、予選で発生したタイヤ内圧の問題について「昨日のトラブルの代償を払った」とコメントし、決勝で角田裕毅が本来の流れを作れなかった要因が予選段階にあったことを認めた。

    チームとしても、トラブルによって角田裕毅の週末の計画が大きく変わってしまった点を重く受け止めており、再発防止に向けた見直しが進められている。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    マクラーレン2台失格でリザルトが確定
    決勝後には、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがスキッドブロックの厚み不足により失格処分を受けた。

    この裁定を受けて順位の入れ替えが発生し、角田裕毅は12位に順位を上げたものの、ポイントには届かなかった。

    ラスベガスで見えた現実的な課題
    今回のラスベガスでは、フリー走行で示した角田裕毅の強さが結果に結びつかなかった。原因は、チーム側のタイヤ内圧トラブル、ピットレーンスタート、VSCの不運など複数の事実が重なったことにある。

    特に路面温度が低い市街地レースでは、タイヤの管理が戦略全体を左右する傾向があり、タイミングのずれが一気に順位へ反映される難しさが浮き彫りになった。

    次戦カタールで巻き返しへ
    次戦カタールは高グリップで高負荷のサーキットとなる。レッドブル・レーシングは今回の反省点を踏まえつつ、角田裕毅自身も週末の手応えを糧に上位進出を狙う。

  • フェルスタッペン ノリスのF1ラスベガスGPスタート失敗を擁護「誰でも起きる」

    フェルスタッペン ノリスのF1ラスベガスGPスタート失敗を擁護「誰でも起きる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGPのスタートでランド・ノリス(マクラーレン)が犯したブレーキングミスについて、「誰でも簡単に引っかかる」と強調し、理解を示した。

    ノリスはレース中に2位でチェッカーを受けたものの、後の車検でスキッドブロック摩耗の重大な技術違反が確認され、正式に失格処分となった。これにより、タイトル争いにおけるフェルスタッペンとの差は42ポイントから24ポイントへと大幅に縮小している。

    「すぐブレーキだからミラーを見る時間がない」──ノリスの判断を擁護
    フェルスタッペンは、ノリスのターン1でのディフェンスを批判するどころか、むしろ擁護した。

    「もちろんイン側をカバーするのは正しい判断だ。誰だってそうする。ただ、ブレーキポイントは本当に簡単に見誤るんだ」

    「普通はグリッドを離れてからミラーを見る余裕がある。でもここではすぐにブレーキが来る。しかも路面が滑りやすい。だからああいうことが起きたんだと思う」

    路面再舗装により滑りやすくなったラスベガスの路面が、ノリスを“罠”にかけたと説明した。

    ラッセルの接近とタイヤマネジメント──序盤の攻防
    ノリスのミスによってトップに立ったフェルスタッペンだが、序盤はメルセデスのジョージ・ラッセルがDRS圏内まで迫り、強いプレッシャーを受けた。

    「ターン1で前に出られたのは助けになった。でも第1スティントは全員がどれだけ攻めていいのか探っていたと思う。木曜には十分なロングランができていなかったからね」

    その後、ラッセルはグレイニングで後退。フェルスタッペンはクリーンエアを活かしてペースを管理し、優位に展開した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    1ストップ完成「とても楽しく、リラックスしたレースだった」
    フェルスタッペンはミディアム→ハードの1ストップ戦略でシーズン6勝目を挙げた。

    「最初のスティントが良かったので、ハードに替えてからはさらに楽になった」

    「ピットウォールとのコミュニケーションも完璧だったし、とても楽しくてリラックスできるレースだった」

    タイトル争いは続く「勝てるときに勝つだけ」
    ノリスが失格となったことで、タイトル争いは一気に接戦へ。フェルスタッペンは24ポイント差まで迫り、タイトル獲得が現実的な射程に入った。

    「勝てるときは勝つだけ。良い週末を楽しみたい。それが一番だよ」

  • マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP優勝「簡単じゃないからこそ励み」

    マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP優勝「簡単じゃないからこそ励み」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年F1シーズン終盤の力強い流れに大きなモチベーションを感じている。ラスベガスGPで圧勝し、タイトル争いに再び勢いを得た形だ。

    今季の多くの局面で5連覇の可能性は低いようにも見えていたが、シーズン後半に入ってからの巻き返しによってチャンピオン争いは再び接戦に戻り、今回のラスベガス市街地での勝利はその象徴となった。

    レース直後の暫定結果ではランド・ノリスに42ポイント差だったが、マクラーレンの2台がスキッド摩耗超過で失格となったことで、この差は24ポイントに縮まり、フェルスタッペンはオスカー・ピアストリと366ポイントで並ぶ状況となった。

    ■「23年のように簡単じゃないからこそ嬉しい」──喜びの理由
    調査結果が出る前に行われたインタビューで、なぜ今回の勝利が特に嬉しそうだったのかと問われたフェルスタッペンはこう語った。

    「今年の勝利は2023年のように簡単には来ない。23年はチェックを付けていくような感じだったけど、今は全然違う。僕たちは昨年すでに非常に厳しい時期を経験していて、今年もいくつかの場面では本当にイライラするようなことがあった。誰もパフォーマンスに満足していなかった。だからこそ、シーズン終盤にこういう形で結果を出せるのは本当に素晴らしいんだ。みんなにとって大きなモチベーションになるし、それは僕にとっても同じなんだ」

    フェルスタッペンは現在ドライバーズランキング3番手につけており、勝利数の差によってピアストリの後ろだが、両者のポイントは並んでいる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    ■ 序盤で主導権を奪取──20秒差の圧勝
    ラスベガスではスタート直後にノリスがブレーキングを誤りワイドに膨らんだことでフェルスタッペンがリードを奪取。その後は約20秒の大差を築き、独走でチェッカーを受けた。

    レースを振り返ってフェルスタッペンは次のように語った。

    「いいレースだった。プラクティスでもタイヤがどうなるのか分からないところがあったし、レースでもみんなリズムをつかもうとしていたと思う。特に最初のスティントは、よりデリケートなタイヤだったから、どれだけ攻められるかを見る必要があった」

    「うまくいったよ。普段は僕たちはタイヤに関してあまり強くないけど、今日は少しコントロールできていた。ちょっとずつ押していけたし、それでペースが少し解放された。スティントを長めに引っ張れたことで、レースを半分ずつに分けて戦う形になった。それがとても助けになったね」

    「今日はマシンが本当に良かったし、自分の好みにだいぶフィットしていた。最後はかなり大きなギャップになったけど、毎周タイヤを使い過ぎない範囲で快適に走れていた」

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝「すべてが僕の逆に働いているように感じた」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝「すべてが僕の逆に働いているように感じた」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、パルクフェルメ違反によるペナルティでピットレーンスタートを強いられた2025年F1ラスベガスGP決勝を14位でフィニッシュした。序盤のセーフティカー発動が自身の直後だったことで戦略が大きく崩れ、終始ダーティエアに苦しむレースとなった。

    それでも角田裕毅は、週末前半のフリー走行で示した強力なパフォーマンスに確かな手ごたえを語りつつ、チームに対して「こうしたミスは続けられない」と改善を強く求めている。

    厳しいピットレーンスタートでしたが、レースペースがもう少しあってもよかったのでは?

    まず最初に、すごくアンラッキーでした。僕がピットした直後にセーフティカーが入ってきてしまって、本当に理想的ではなかったです。それがすべてだと思います。その後は、ピットに入ったドライバーたちの後ろになってしまい、ずっとダーティエアの中で走ることになりました。なんだか、すべてが僕に逆らっているように感じて、本当にタフでした。

    少なくとも予選までは示せていたペースは良かったと思いますし、予選は完全に僕のコントロール外の出来事でチャンスを失ってしまいました。だからこそ悔しいです。ペース自体は正しい方向に向かっていると思いますが、結果として示せなかったのはすごくフラストレーションが溜まります。」

    チームは週末序盤のあなたの強さをしっかり把握していると思いますか?

    はい、フリー走行1、2、3で何度もパフォーマンスランではマックスより前にいましたし、正直、ああいうのはかなり久しぶりでした。もちろん、彼は予選でさらに自分のレベルを引き上げてくるのが強みですけど、僕自身も今回の予選にはかなり自信がありましたし、他の週末よりも良いパフォーマンスができる感触がありました。

    こういうことは起きてしまいますが、みんな気づいてくれているとは思います。ただ、同時に僕が欲しいのは結果ですし、チームも同じです。でも、こうしたミスは続けられません。チームとしてもしっかり改善して、カタールではしっかり立て直したいと思います。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ