カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP初日「ここで速い保証はない」

    マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP初日「ここで速い保証はない」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2025年F1ラスベガスGP初日のフリー走行を終えて、「ここで速く走れる保証はない」と慎重な姿勢を示した。低ダウンフォースのモンツァやバクーで勝利しているものの、ラスベガス特有の路面温度・低グリップ環境はまったく別物だと強調した。

    フェルスタッペンは初日のFP1を4番手、FP2では赤旗連発の影響でソフトタイヤを使えず9番手にとどまった。それでもトップのランド・ノリスとは0.5秒差に収まっており、タイヤの適正温度をどう作るかが週末の核心になると語った。

    「ここは特別なサーキット。ローダウンフォース=速いとは限らない」
    フェルスタッペンは、レッドブルRB21が今年モンツァとバクーで勝利を挙げたことと今回のラスベガスは“別問題”だと説明した。

    「ここはすごく寒くて、路面もかなり滑る。ローダウンフォースというだけで他のサーキットと比較することはできないし、ここで速く走れるという保証はない」

    ラスベガスは2023年の初開催時にもフェルスタッペンが勝利しているが、気温の低さと独特のレイアウトによってマシンの温度管理が難しく、ドライバーにとっても判断の難しいトラックだ。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    赤旗でソフトを試せず「何をすべきか理解しづらい一日」
    FP2はマンホール/排水溝関連のトラックチェックで2度赤旗となり、ソフトタイヤによる予選シミュレーションが多数のドライバーで中断された。フェルスタッペンもその1人で、赤旗明けの混雑の中でソフトを使う機会がなかった。

    「途中で止まったりして、何をすべきか理解しづらい一日だった。まだ少し改善する必要があるし、もう少しグリップを見つけたい。もちろんセッションごとに路面が良くなっていくから、そこにどう適応していくかを考えないといけない」

    「予選と決勝に向けて、タイヤをどう扱うかが重要になると思う」

    フェルスタッペンは依然として今季6勝目と逆転タイトルの可能性を残しているが、初日は慎重かつ現実的なトーンで週末を見据えた。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP初日「自信はあるけど、まだやることはある」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP初日「自信はあるけど、まだやることはある」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP初日のフリー走行で好感触を得た一方、FP2ではいくつかの問題に見舞われたことを明かした。FP1では序盤から速さを示し、低グリップ路面でも自信を持ってマシンを操れたという。

    一方でFP2はトラブルが発生し、十分な走行ができないまま終わったが、それでもセットアップ比較などで前進が得られたと述べた。明日のFP3と予選に向けて、改善の余地はあるものの処理できる範囲だと語る。

    FP1は非常に良いセッションに見えました。FP2はあまりカウントできない状況でしたが、今日の走行全体をどう感じていますか?

    全体的には、ラスベガスの初日としてすごく自信のある1日になりました。FP2で少し問題があったのは残念ですが、ペース自体はしっかりありました。FP1とは少し違うフィーリングがあったのですが、学びの一部として受け止めています。完全ではないですが、セッションの中で良い方向に向かって改善できましたし、それでもペースは悪くなかったので、今日は良い1日だったと思います。チームとしてもいろいろ比較ができたので、明日はすべてをまとめたいと思います。

    FP2の問題は何だったのでしょうか? マシントラブルでしたか? それともセッション全体の問題ですか?

    反射(reflex)系の問題でした。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    FP1では最初のラップからかなり速かった印象です。セットアップ的にも最初から自信を持てるクルマだったのでしょうか?

    はい、そう思います。このクルマの理解が進んできていて、特に低グリップの路面ではマシンへの自信がすごく大事です。常にクルマをコントロールし続ける必要があるからです。その点で今日は自信がありましたし、このマシンをしっかり扱えていると感じました。もちろん、まだ詰められる部分はありますが、良い流れだと思います。

    この調子で進められれば、明日は前の方で戦えそうですか?

    どうでしょうね。FP2ではまだそこまで速くはなかったですし、フェラーリはかなり速いと思います。トップ4チームは本当に僅差なので、まだクルマから少しスピードを引き出す必要があります。でも、セットアップを比較しながら、今夜のうちに何か見つけられると思いますし、明日が楽しみです。

  • 角田裕毅が語る“挑戦と成長” 「レッドブルF1移籍は後悔していない」

    角田裕毅が語る“挑戦と成長” 「レッドブルF1移籍は後悔していない」

    角田裕毅は、2025年F1ラスベガスGPの水曜メディアインタビューで、2026年の去就が依然として未定である現状について「まだ決定が下っていない」と語り、残り3戦もこれまで通り自分のベストを尽くす姿勢を示した。

    また、今年のシーズンを「キャリアで最もチャレンジング」と振り返り、レッドブル移籍を「後悔していない」と断言。チームメートのタイトル争いを支える立場として、責任感と学びの多かった一年を明かした。

    さらに角田裕毅は、2026年のプランについては「考えていない」とし、マネージャーとチームに委ねていると説明。一方でアニメの好みや「次にクレイジーなレースをするなら東京」といった柔らかい話題にも率直に答え、シリアスな競技面とファンに親しみやすい素顔の両面を垣間見せた。

    Q 来年のシートのために残り3戦をどう戦う?
    僕が分かっているのは「まだ決定が下っていない」ということです。なので今まで同様、自分のできることをやる努力をするだけです。僕がコントロールできることではないので、毎レース楽しんでいつも通り自分のベストを尽くします。

    Q チームではなく自分としては今後どうしたい?
    将来のことを考えても意味はないので、力を尽くしてできる限りポイントを取りたいです。ブラジルでは7位か8位にはなれたはずで、その前のメキシコもそうでした。前回はロロコトゥィングが原因でしたし、他にも自分ではコントロールできないことが原因でその結果になりました。いいニュースとは楽にポイントが取れるだけの速さがあるということです。それが最も重要なことなので、すべてをまとめて残り3戦もいつも通り戦います。

    Q 2026年のプランAとプランBはある?
    ありません。まだ2026年のことは考えていませんし、マネージャーとチームに任せています。僕がここにいる目的は、ドライビングと素晴らしい環境を楽しむこと。
    そしてチームのために全力を尽くして自分のパフォーマンスを発揮することです。将来的にはレッドブル陣営が決定するので、その中で僕のパフォーマンスと結果が役立つとは思います。

    角田裕毅 レッドブル F1

    Q 2025年シーズンは今までと何が違う?
    今年は僕のキャリアの中でも最もチャレンジングなシーズンです。これまでも数年も大変でしたが、現役最高のドライバーのチームメートとして、そしてチャンピオンの一員として戦う重圧には間違いなく今までとは違います。それに(チームの中での)ポジションも違います。

    この数年、特に去年の終盤はリーダーとして開発を助けるためにアイディアを出しました。それで今シーズンのレーシングブルズはいい方向に向かっていますし、連続でQ3に進むなどいいレースをしています。

    今年はシーズン中にレッドブルに移籍して色々と学ばなければなりませんでしたし、同僚がタイトル争いをしているので出来る限り手助けして、コンストラクターズ争いの役にも立たなければなりません。

    レッドブルに移籍して後悔しているかと聞く人もいますが後悔していません。今みたいな状況になることが分かっていたとしてもレッドブルに移籍していました。減多といえばチャンスですし、この挑戦はより良い人間、より良いドライバーになるために正しい方向だと思います。

  • マックス・フェルスタッペン “リカルドの3番”にF1カーナンバー変更を検討

    マックス・フェルスタッペン “リカルドの3番”にF1カーナンバー変更を検討

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、2026年シーズンに自身のF1レースナンバーを変更する可能性を示した。

    2022年以降、4年連続王者として“1番”を使用してきたフェルスタッペンだが、今季タイトルが厳しくなったことで、来季から再び個人番号に戻る見通しとなっている。

    現行ルールでは、2014年以降、ドライバーはキャリアを通じて使用する希望ナンバーを選ぶことができる。フェルスタッペンは「33」を選んでいたが、2026年に向けて意外な“別のナンバー”の希望を明かした。

    お気に入りは「3番」──ただし許可が必要
    フェルスタッペンは、ラスベガスでオランダメディアに対し「お気に入りは3番」と語り、2026年のカーナンバー変更を検討していることを明かした。

    「冬の間に考えるつもりだけど、僕のお気に入りは3番だ。実際に可能なのか確認しないといけない」

    「3番」は元レッドブルのチームメイト、ダニエル・リカルドが使用していた番号だが、F1の番号ルールでは「2シーズンF1に参戦しなかったドライバーの番号が再び解放される」と規定されている。リカルドの最終レース出走は2024年シンガポールGPで、まだ期限は切れていない。

    そのため、フェルスタッペンが「3」を使うにはFIAの特別許可が必要となる。

    ただし、リカルド本人はすでにモータースポーツからの引退を表明しており、復帰の可能性は実質的に消えている。これがフェルスタッペンの希望を後押しする可能性がある。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    「69も好きだった」フェルスタッペンが明かす“ナンバートーク”
    フェルスタッペンはインタビューで、別の興味深い番号候補も語っている。

    「本当は69番が欲しかった。でも父に『それはやめておけ』と言われた」

    「69はどの角度から見ても同じだから、写真やマーケティングにはすごく良い。キャップにしてもどう被っても“69”のままだ。マーケティングツールとしては完璧だよ」

    さらに、他の“推し番号”についても言及した。

    「27も好きだけど、あれはニコ(ヒュルケンベルグ)が使っている。2と7を並べた形も好きだ。3が一番のお気に入りだけど、クールな番号はいくつかある」

    F1委員会でも“ナンバー変更ルール緩和”を議題に
    FIAは最新のF1委員会で、永久番号の変更に関するレギュレーション議論が行われたことを明かしている。

    「2014年に導入されたドライバーの永久番号制度について、キャリア中に番号変更を認める提案が議論された。導入に向けて合意が得られた」

    この制度変更はレッドブル側の提案によるものと報じられており、フェルスタッペンのゼッケン変更を事実上後押しする動きと言える。

    来季、フェルスタッペンが「33」に戻るのか、FIAの承認を得て「3」を新たに選ぶのか──2026年に向けて、注目が集まる。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGPで“金継ぎ”をテーマにした特別ヘルメットを着用

    角田裕毅 F1ラスベガスGPで“金継ぎ”をテーマにした特別ヘルメットを着用

    角田裕毅が2025年F1ラスベガスGPで使用するスペシャルヘルメットを披露した。

    デザインを手がけたのは、ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト兼起業家のケント・ヨシムラ氏。日本にルーツを持つ2人のコラボレーションにより、とした印象的なヘルメットが完成した。

    角田裕毅は「ラスベガスには特別なヘルメットが必要だ」と語り、ヨシムラ氏への感謝を伝えている。レース後にはこのヘルメットがオークションに出品され、収益はすべて脊髄損傷研究を支援する慈善団体「Wings For Life」へ寄付される。

    ケント・ヨシムラ氏が語る“金継ぎ”デザインの意図
    デザインを担当したヨシムラ氏は、2人が共有する“日本のルーツ”がテーマに深く関わっていると明かした。

    「僕たちはどちらも日本のつながりを持っているし、このヘルメット自体がユウキを表現している」と語り、その中核に据えたのが“金継ぎ(Kintsugi)”の精神だという。

    「挑戦、レジリエンス(逆境からの回復力)、そして壊れたものが金で継がれることでより美しくなるというテーマで全部が一つにつながっている。僕の地元ラスベガスのレースでユウキがこのヘルメットをかぶってくれるなんて、本当に光栄だ」とコメントした。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ ヘルメット

    角田裕毅「僕のお気に入り。青と金の色合いが完璧」
    角田裕毅自身もこのデザインに強い愛着を示している。

    「僕はすごく興奮している。僕にとってこれは最高のヘルメットだ。青と金を見た瞬間、特にあの色の組み合わせが本当に気に入った」と話し、レースで使用するのが待ちきれない様子だ。

    「お気に入りだよ。あのヘルメットでサーキットに出るのが待ちきれない。本当にワクワクしてる。さあ行こう」と締めくくった。

  • マックス・フェルスタッペン 「100点差を巻き返せたのは誇り」 F1ラスベガスGP

    マックス・フェルスタッペン 「100点差を巻き返せたのは誇り」 F1ラスベガスGP

    マックス・フェルスタッペンは、シーズン前半に直面していた大きなポイント差を縮められたことについて「誇りに思う」と語った。一方で、今年のパフォーマンスレベルについては「望んでいたものではなかった」と振り返っている。

    フェルスタッペンは夏休み明け直後のオランダGP終了時点で、当時ランキング首位だったオスカー・ピアストリに100ポイント以上の差をつけられていた。しかし、その後4戦のうち3勝を挙げたことで大きく巻き返し、タイトル争いに復帰した。

    現在は再び首位に立ったランド・ノリスとの差が49ポイントとなっているが、フェルスタッペンは自らの立て直しに満足している。

    「今年がF1で最高のシーズンか?」という問いに
    フェルスタッペンはラスベガスGPを前に、「今年がこれまでで最も良いシーズンか」と問われると、次のように語った。

    「良いシーズンだったと思う。毎年もっと良くなろうとするけど、簡単ではない。もっと安定したいとも思うし、クルマでできることをすべて最適化しようとしてきた。ほとんどの場合、それはできていたと思っているから満足している」

    「シーズンの大半は望んでいたレベルではなかった。そうでなければシーズンを通してタイトル争いができていたはずだからね。勝てたレースのハイも楽しんだけど、もちろんローの部分は良いものではなかった」

    「でもシーズン中盤、特に夏休み後は100ポイント以上も離されていたし、その差はもっと大きくなっていくように見えた。そこからかなり巻き返せた。多少の運もあったけれど、終盤に良い結果を重ねられたことは誇っていいと思う」

    「同じアプローチを維持するだけ」
    タイトル争いについて考え方が変わるかと問われたフェルスタッペンは、次のように答えている。

    「何も変わらないよ。大量のポイント差だから気にしていないし、考えても仕方がない。運に大きく左右される状況になっているから、個人的にはタイトルについて特に考えていないんだ」

    ブラジルGPの“ピットレーンスタートからP3”を受けて
    前戦サンパウロGPでは、ピットレーンスタートから3位表彰台まで追い上げたフェルスタッペン。ラスベガスでの勝利の可能性について聞かれると、こう答えた。

    「ブラジルを振り返れば、そう言えるかもしれない。レースペースはかなり良かった。もちろん前方からスタートしたかったけど、同時にすごく楽しかった。後方から追い上げて、最終ラップまでバトルを続けられた。P2争いではあったけど、すごく楽しめたし、今週末も競争力を発揮できるといいね」

  • 角田裕毅 レッドブルF1去就に胸中「ナーバスじゃないと言ったら嘘になる」

    角田裕毅 レッドブルF1去就に胸中「ナーバスじゃないと言ったら嘘になる」

    2026年のレッドブル・レーシングのラインアップ発表が迫る中、角田裕毅(レッドブル・レーシング)がラスベガスGPのパドックで自身の胸中を率直に語った。今季の最終3連戦(ラスベガス、カタール、アブダビ)は、角田裕毅にとって将来を大きく左右する極めて重要な局面だ。

    現在のF1パドックでは、レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーの昇格が既定路線とみられ、さらにアービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ昇格案も急速に進行していると複数の関係者が証言している。

    この状況が現実となれば、角田裕毅かリアム・ローソンのどちらかがシートを失う可能性が高い。

    レッドブルの育成体制は歴史的に競争が激しく、ドライバー評価も「現在のパフォーマンス」を最優先する傾向が強い。角田裕毅が語る一言一言は、厳しい現実を前にしたトップアスリートの経験と覚悟をよく示している。

    「ナーバスじゃないと言ったら嘘になる」経験が支える精神面
    角田裕毅はラスベガスのパドックで心境を問われ、率直に語った。

    「『ナーバスじゃない』と言ったら嘘になります」

    「去年も、一昨年も同じような状況で、正直慣れています。これがF1の一部ですよね。こういう状況を何度も経験したので、今の自分が何をすべきかは分かっています。結局、自分でコントロールできない部分はどうにもならない。僕ができるのはパフォーマンスを出してベストを尽くすこと。それが僕の楽しみであり、ここにいる理由です」

    「もちろん、レース以外では多少ナーバスな部分があります。でも、僕の強みのひとつは、ヘルメットをかぶった瞬間に全部忘れて、このラスベガスの景色を楽しめることです」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    コンストラクターズ争いのためにも結果が必要
    メルセデスがブラジルGPで大量得点したことで、レッドブルはコンストラクターズ選手権2位争いで厳しい状況に立たされている。角田裕毅に課される役割は、マックス・フェルスタッペンの援護と確実なポイント獲得だ。

    「まだ希望はあります。マックスを助けるにしても、コンストラクターズを助けるにしても、僕ができることは全部やります。特に予選でマックスにできるだけ近づくこと。それがやるべきことです」

    「メキシコは、あの美しいピットストップが決まれば確実にポイントでした。ブラジルは1周目にフロントウイングを壊したのは完全に僕のミスでした」

    「ただ、ペース自体は良かった。それをチームが理解してくれているのは大きいです。ペースがないよりはずっといい。でも、予選であと少しステップアップしないといけないのも分かっています」

  • 角田裕毅 レーシングブルズF1内ではローソンより高評価「誰も悪く言わない」

    角田裕毅 レーシングブルズF1内ではローソンより高評価「誰も悪く言わない」

    2026年のF1シート争いが激化する中、レーシングブルズ内部では角田裕毅(レッドブル・レーシング)への評価がリアム・ローソンを上回っていることが関係者の証言から明らかになった。

    複数の技術スタッフやチーム関係者が「角田は誰も悪く言わない」「働き方と適応力がとにかく高い」と語るなど、信頼度の高さが来季体制の決定に大きく影響しつつある。

    レッドブル側ではルーキーのアイザック・ハジャーの昇格が確実視されており、レーシングブルズは残る1席を角田裕毅とリアム・ローソンのどちらに託すかという、極めて難しい判断を迫られている。

    角田の“チーム適応力”と“作業姿勢への評価”が、シート争いの流れを大きく左右し始めている。

    レーシングブルズ内部での評価:角田裕毅は“チーム適応力”で優位
    レーシングブルズ(旧アルファタウリ/トロロッソ)は過去4シーズンにわたり、様々な体制の中で角田裕毅と共に戦ってきた。

    ジャーナリストのベン・アンダーソンは、ポッドキャスト番組『The Race F1 Podcast』で、チーム内部の角田評価について次のように語っている。

    「角田はチーム内で非常に好かれており、彼の人柄やコミュニケーション面で悪く言う人は誰もいない」

    アンダーソンはまた、大小の経験値を含めて角田裕毅とローソンは「パフォーマンス面では接戦」としつつも、新人育成の基準となる“環境へのフィット感”では角田がリードしていると指摘した。

    ローラン・メキース代表もジュニアカテゴリー時代から角田裕毅の実力を高く評価しており、現在の成績低迷を「本来の姿ではない」ととらえているという。

    ローソンは“安定性不足” マルコはハジャーを絶賛
    リアム・ローソンについて、レッドブルのヘルムート・マルコは一貫して「不安定すぎる」と評価している。
    これはシート争いにおいて明確なマイナス材料だ。

    その一方でマルコは、アイザック・ハジャーをアイルトン・セナやミハエル・シューマッハと比較するほど絶賛している。

    「多くのサーキットが初めてでも、わずか3周で競争レベルに到達する。私はシューマッハもセナも近くで見てきたが、彼らと同じ資質を持っている」

    この発言は、すでにハジャーがレッドブル昇格“内定レベル”とみられていることを裏付ける。

    メキースは角田裕毅の放出をためらう状況がローソンに逆風
    チーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅をチームから外す判断に「強い迷い」を持っているとされる。

    これはローソンにとって非常に厳しい材料で、「角田を戻したい」というレーシングブルズ側の感情が依然として強いことを示している。

    角田は2025年のレッドブルで苦戦しランキング17位に沈んでいるものの、レーシングブルズ側は「本来の角田なら戦える」と信じており、再合流を歓迎する姿勢が崩れていない。

    角田裕毅 レーシングブルズ/ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    2026年レーシングブルズは“リンドブラッド+角田裕毅”が最有力か
    現時点の情勢を整理すると、

    ■ レッドブル:フェルスタッペン+アイザック・ハジャー(確度極めて高い)
    ■ レーシングブルズ:リンドブラッド(濃厚)+角田裕毅(優勢)

    という並びが最も現実的だ。

    ローソンは時折光る走りを見せるものの、安定性の欠如が最後の決め手を失わせており、角田裕毅の“チーム適性”が最終判断を動かしつつある。

    Source: F1 OVERSTEER

  • セバスチャン・ベッテル、レッドブルF1復帰の噂も「話はあったが進展せず」

    セバスチャン・ベッテル、レッドブルF1復帰の噂も「話はあったが進展せず」

    セバスチャン・ベッテルは、レッドブル内で自身が何らかのポジションを担う可能性について過去に会話があったものの、「まったく前に進まなかった」と認めた。一方で、4度のワールドチャンピオンは、「正しい機会」が訪れればスポーツに戻る可能性を否定しないとも述べている。

    2022年末にF1を引退し――キャリア合計4つのワールドチャンピオン、53勝、299戦という成績に幕を下ろした――ベッテルは、以降さまざまな活動を通じて環境問題への意識向上に力を注いできた。

    しかし、その38歳のベッテルは、週末にサンパウロGPを訪れ、F1RESTプロジェクトを宣伝する中で、今もF1を追い続けていることを明かし、インテルラゴスでSky Sports F1のインタビューに応じた際、7月に突然離任した元レッドブル代表クリスチャン・ホーナーについて自身の見解を語った。

    「驚いた」と、2010年から2013年にかけて自身の4つのタイトルすべてをともに獲得したチームに関わるニュースについての反応をベッテルは語った。

    「クリスチャンは本当に長い間、ほとんど最初からチームにいて、チームの内側を隅々まで知っている人物だ。今年に関してはすべてが整っていたと思う」

    「僕は後任のローラン(メキース)のこともよく知っているし、一緒に働いたこともあって、本当に本当に素晴らしい人物だ。でもクリスチャンは大きな足跡を残したと思う。それはチームとともに成し遂げた成功だけではなく、彼がチームの中心的存在であり、何が起きているのかをすべて把握していたからだ」

    「僕は組織、構造、そして特に将来の計画について完全には把握していない。でもだからこそ、“どうなるか見てみよう”と言うのが妥当なのだと思う。」

    ベッテルは続けて、将来的に自身がレッドブルの“未来像”の一部になり得るかという問いにも答えた。

    「どうだろうね。いろいろ話が出ていたのは僕も読んだけれど、実際にヘルムートとも少し話をした。でも何にもならなかったし、前に進むような流れにはならなかった。」

    現在の生活については「今の人生にかなり満足している」と述べる一方で、F1への深い愛情を再確認した。

    「最初の頃は、“距離を置く必要があるから、観続けたいかどうか分からない”と思った時期もあった。でも今はレースを観ているし、追いかけてもいる。なぜならこのスポーツが本当に好きだからだ。仲間のことも知っているから、そういう意味でもまだ近くにいるようなものだ。」

    そして最後に、将来のF1界での役割について完全には否定しなかった。

    「どうなるかは分からない。正しい機会、立場、視点、何であれ、それが現れたり現れる可能性があるのなら、喜んでその役割を引き受けるかもしれない。時間が教えてくれるだろう。」

    セバスチャン・ベッテル レッドブル・レーシング

    ベッテルの発言が示す“慎重な距離感”と“開かれた扉”
    今回の発言は、レッドブル周辺で続く組織再編と、チーム内部の権力構造が変わりつつある状況を反映しているように見える。ホーナーという象徴的存在を失った直後の不確実性、メキースによる新体制、そしてマルコの将来的な役割縮小が噂される中、ベッテルの名前が浮上したのは自然な流れとも言える。

    しかしベッテル本人は、そうした噂に乗るのではなく、事実として「話はしたが前に進まなかった」と淡々と述べる一方で、将来的な復帰については完全には閉ざしていない。この“慎重に距離を置きながらも扉を閉じない”姿勢は、引退後のベッテルが一貫して示してきたスタンスとも一致する。

    また、F1を見続けているという強い愛情を自ら語る姿からは、完全に競技世界から離れる意志がないことも読み取れる。
    そのため、レッドブルだけでなく、環境分野の活動と結びつく新しいF1の役割が生まれる可能性も否定できない。

    組織再編が続くレッドブル、そして変革期を迎えるF1全体にとって、ベッテルが今後どの立場を選ぶのかは、引き続き注目を集めることになりそうだ。

  • 角田裕毅は“構想外”? レッドブルF1マルコ「ハジャーはアイルトン・セナ級」

    角田裕毅は“構想外”? レッドブルF1マルコ「ハジャーはアイルトン・セナ級」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、ついに“崖っぷち”に追い込まれた。

    5年目でつかんだトップチームでのチャンスは22レースで幕を閉じる可能性が高く、ヘルムート・マルコによるアイザック・ハジャーのアイルトン・セナ級評価が、角田裕毅の未来をほぼ決定づけた。

    角田裕毅の来季契約は未確定のまま。残り3戦でランキング17位という厳しい状況に置かれている一方、デビューイヤーのアイザック・ハジャーはレーシングブルズで驚異的なパフォーマンスを見せ、同ポイントのニコ・ヒュルケンベルグと並ぶランキング9位、初年度で表彰台も獲得。レッドブル昇格は“既定路線”とみられている。

    ハジャーを“セナやシューマッハと同類”と評したマルコの衝撃発言
    ヘルムート・マルコはF1公式ポッドキャスト『Beyond the Grid』で、アイザック・ハジャーへの評価を一段と引き上げた。

    マルコは、初めて走るサーキットでも数周で最速ゾーンに到達するハジャーの適応力を称賛し、「これはフェルスタッペンと同じ能力だ」と繰り返してきた。しかし今回、例えのスケールがさらに跳ね上がった。

    「ほとんどのサーキットが初めてにもかかわらず、彼は3周で競争力を発揮する。私はミハエル・シューマッハやアイルトン・セナを間近で見てきたが、彼らも同じだった」

    「50周もテストを必要としない。来て、ブーム、すぐに速いんだ」

    この発言は、アイザック・ハジャーの2026年レッドブル昇格を事実上“宣言”したのと同義だ。これほどの才能をミッドフィールドに長く置いておくはずがない。

    角田裕毅の選択肢は“レーシングブルズ復帰のみ”に収束
    残された可能性は一つ。レーシングブルズへの出戻りである。

    現時点で角田裕毅はレッドブル系ドライバーの中で最下位のポイント数。シーズン序盤の苦戦により、昇格後も完全に流れを掴めずにいる。

    一方で、レーシングブルズ側のシート争いは熾烈だ。
    リアム・ローソンがプレッシャーを受けながらも結果で応える中、F2のアービッド・リンドブラッドの昇格が現実味を帯びている。

    メキースは“角田裕毅切り”に抵抗、若手の早期昇格に慎重姿勢
    報道によれば、レーシングブルズ代表ローラン・メキースは角田裕毅の放出に「苦しんでいる」という。

    個人的な関係以上に、若手を急速にトップカテゴリーへ押し上げるリスクを懸念しているためだ。

    ただし決定権は最終的にヘルムート・マルコとレッドブル本社側にあり、アイザック・ハジャーの評価がここまで高まった以上、潮目を変えるのは容易ではない。

    “発表を遅らせる理由”はレッドブルのコンストラクターズ争い
    記事は、角田裕毅の放出決定が非公表のままなのはコンストラクターズ2位争いのためと指摘する。

    レッドブルは現在メルセデスを32ポイント差で追いかけており、チームは最後まで角田裕毅に全力で走ってもらう必要がある。
    よって決断は下されていても、発表は最終戦アブダビ以降――という見方が強い。

    “セナ級ハジャー”がすべてを動かした
    F1界では若手の一気の台頭がベテランを押し流すことは珍しくないが、アイザック・ハジャーのケースはその極端例といえる。

    ■ セナ/シューマッハ級のサーキット適応
    ■ デビュー年で表彰台
    ■ レッドブルの将来ピースとして確定視

    こうした評価が積み重なり、角田裕毅の未来は急速に狭まっていった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅の“運命の3戦”
    残りはラスベガス、カタール、アブダビの3連戦。

    角田裕毅がレッドブル残留を覆す現実的可能性は限りなく小さいが、レーシングブルズへの復帰――そしてF1キャリア継続――を勝ち取るための最後の戦いが始まる。