カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1シート喪失報道に心境「やれることは全部やった」

    角田裕毅 レッドブルF1シート喪失報道に心境「やれることは全部やった」

    レッドブルでのシーズンが最終戦アブダビGPで幕を閉じる見通しとなった角田裕毅が、自身の2025年シーズンについて「やれることは全部やりました」と語り、現状への思いを整理した。

    RacingNews365によれば、2026年のレッドブルはマックス・フェルスタッペンのチームメイトにアイザック・ハジャーを起用し、姉妹チームのレーシングブルズはリアム・ローソン残留とアービッド・リンドブラッド昇格で確定的とされる。

    角田裕毅は今季、加入直後から結果が残せず苦しいスタートとなった。現在はドライバーズ選手権15番手。対照的にフェルスタッペンは最終戦で5度目の王座を狙える状況だ。

    「同じマシンなら0.2〜0.3秒差でした」 ベガスとカタールで見せた手応え
    角田裕毅は直近4戦でフェルスタッペンと“ほぼ同一仕様”のマシンを与えられていたと明かし、その中で自分は十分に戦えていたと語った。

    「やれることはやりました。特にここ4戦はチームがすごくサポートしてくれて、マックスとほぼ同じマシンで走ることができました」

    「同じマシンになってからは、常に0.2〜0.3秒差の範囲にいました。ラスベガスではFP1からFP3まですごく安定していましたし、彼より前のラップも何回かありました」

    ラスベガス予選については、「あれは僕のコントロール外の出来事でした」と悔しさをにじませる。

    「スプリント(カタール)ではマックスを助けることもできましたし、スプリント予選でも彼の前で終えることができました」

    「予選は本当に残念でしたけど、それでも0.3秒差でした。あの差なら普通はトップ5に入ります」

    「中盤にかけてちゃんとステップできました」 歴代セカンドシート勢との比較
    角田裕毅は、これまでレッドブルでフェルスタッペンの隣に座り苦戦してきたピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、そしてローソンらの名が並ぶ中で、自分は彼らよりも改善の幅を示せたと語る。

    「自分ができることは示せていると思います。ここ数年を思い返しても、僕の席でこれだけ安定してマックスの近くを走れたドライバーは多くないように感じます」

    「シーズン序盤はすごく大変でしたけど、そこから中盤にかけてちゃんとステップできましたし、成長を見せられたと思っています」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    「アブダビではマックスを助けます」 最終戦へ向けた決意
    最後のレースになる可能性が高いアブダビGPに向けて、角田裕毅はフェルスタッペンのために最大限の働きをする姿勢を示した。

    「次のレースではマックスを助けます。ペースはありますし、このセカンドシートで僕たちにできることは、もうそこまで多くないと思います」

    去就が確定的と言われる中、角田裕毅は最後まで“チームへの貢献”を掲げてシーズンを締めくくろうとしている。

  • 角田裕毅 F1シート喪失が現実味 ハジャー昇格とホンダTPC交渉の裏側

    角田裕毅 F1シート喪失が現実味 ハジャー昇格とホンダTPC交渉の裏側

    レッドブルが2026年のドライバー体制発表を目前に控える中、アイザック・ハジャーの昇格が確実視され、角田裕毅が来季のF1レースシートを失う可能性が一気に現実味を帯びてきた。残る1枠はリアム・ローソンが確保すると見られ、角田裕毅は厳しい立場に置かれている。

    一方で、レッドブルとホンダの間で進むTPC(旧型車テスト)契約交渉が、角田裕毅のF1参画継続に向けた“最後の活路”となる可能性も浮上。

    PU供給の特殊な条件が絡む中、その裏側にはチーム再編とメーカー間の思惑が交錯している。

    ハジャー昇格で情勢が一変、角田裕毅は2026年レースシートを喪失へ
    レッドブルの2026年ラインアップは火曜日に発表される予定だが、Autosportはハジャーがマックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとなる見通しだと報じている。また、アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズのF1シートを得ることも確実視されている。

    こうした動きにより、最後の1枠はローソンと角田裕毅の争いとなったが、オランダの『De Telegraaf』はローソン残留で決着したと報道。角田裕毅は来季のフルタイムシートを失う可能性が極めて高まっている。

    角田裕毅はカタールGP週末、「まだ言えないけど、知っていることがある」と意味深な発言を残しており、状況を暗に認める形となっていた。

    フォード参入で複雑化したホンダとの関係、マーケティング面の制約も
    ホンダは角田裕毅を長期的に支援してきたが、2026年以降レッドブルがフォードと共同開発した新PUを使用することで、両者の関係はより複雑なものとなっていた。

    マーケティング面の連携も難しくなり、レッドブル側としては角田裕毅を起用し続けるメリットが薄れていた。この状況が、今回のシート喪失につながった大きな要因と見られる。

    FIAのTPC供給ルール変更が転機、ホンダとレッドブルが交渉を開始
    ここで浮上したのが「TPC(旧型車テスト)」を巡る新たなルールだ。
    FIAは最近、PUメーカーに対し 過去に供給したエンジンのTPC提供を義務化 し、その際の価格に上限を設けない方針を打ち出した。メーカーは旧型PUの使用料を“いくらでも請求できる”という異例の状況が生まれている。

    この影響で、レッドブルは旧型ホンダPUを使うためにホンダとの契約締結が必要となり、交渉が一気に加速した。

    ヘルムート・マルコは次のように語っている。

    「我々はホンダと常に公平で良好な関係を築いてきた。金曜に会合を持ち、解決に向けて正しい方向に進んでいる」

    TPCが果たす戦略的役割 リンドブラッド育成とジュニア強化の要に
    レッドブルがホンダとの契約に前向きな理由は明白だ。

    2026年からテスト日数がさらに制限される中、TPCは若手育成とセッティング作業の貴重な場となる。特にリンドブラッドのような経験の浅いドライバーには追加周回が不可欠であり、レッドブルはTPCを戦略的リソースとして重視している。

    さらに、ジュニアプログラムの他のドライバーもTPCを通じてF1マシンへの理解を深めることができるため、チーム全体の強化につながる。

    角田裕毅 レッドブル ホンダ

    角田裕毅に残された“唯一の道” ホンダTPC契約がF1参画継続の鍵に
    TPCプログラムの拡大により、角田裕毅にはレッドブルとレーシングブルズ双方のリザーブ、そしてTPC担当としての役割が生まれる可能性がある。フルタイム参戦こそ失うものの、F1参画を継続し、将来の復帰機会をうかがうための重要なポジションとなり得る。

    また、TPC関連費用は コストキャップ対象外 のため、レッドブルは高額であっても支出をためらう理由が少ない。

    ホンダとしても、角田裕毅の“F1残留枠”を確保することで日本市場への訴求を維持できるメリットがある。

    2026年へ向けた最終局面、焦点はホンダとの合意へ
    角田裕毅の来季フル参戦は厳しい状況となったものの、ホンダとレッドブルのTPC契約が成立すれば、F1に関わり続ける道は残されている。

    レッドブルにとっても、限られたテスト環境の中で若手育成を加速させるため、ホンダとの合意は極めて重要な意味を持つ。

    最終決断は目前。両者がどのような条件でまとまるかが、角田裕毅の2026年、そしてレッドブルの未来を大きく左右することになる。

  • 角田裕毅の去就 レッドブルF1代表メキース「火曜日に公表する」

    角田裕毅の去就 レッドブルF1代表メキース「火曜日に公表する」

    レッドブルは2026年のF1ドライバーラインアップを、アブダビ最終戦を前にした火曜日に発表する。チーム代表ローラン・メキースがカタールGP後に明かしたもので、角田裕毅とリアム・ローソンが争うレーシングブルズの“残る1枠”にもついに結論が下される見通しだ。

    当初11月末までとしていた決定スケジュールは、レーシングブルズ側の再検討により後ろ倒しとなっていた。

    フェルスタッペンの逆転タイトルの可能性が残る状況で、最終戦の集中力を妨げないためにも、レッドブルは火曜日の発表を選んだとしている。

    レッドブル内で揺れる“最後の1枠”の行方
    レッドブルでは、アイザック・ハジャーがトップチームへ昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めると見られている。一方で、ハジャーの後任としてアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズへ加入する見通しだ。

    これにより、レーシングブルズの残るシートを巡っては、ここ数カ月で評価を上げてきたリアム・ローソン、そしてフェルスタッペンのパートナーとして苦戦が続く角田裕毅のどちらが選ばれるか、最終判断が注目されている。

    メキースはカタールGP後、「火曜日に発表する。我々は計画通りだし、アブダビでの集中力を乱すこともない」と説明した。

    フェルスタッペンのタイトル争いにも影響か
    カタールで勝利したフェルスタッペンは、アブダビで再び勝利すれば、ランド・ノリスが4位以下に沈んだ場合にタイトルを奪う可能性がある。角田裕毅の走りが順位争いに影響し得る状況について、メキースは次のように語った。

    「最後の1ポイントで決まるかもしれない。非常に重要になる可能性がある。あなたも見ただろう。今日はランドがキミ(アントネッリ)やカルロス(サインツ)に抑えられたが、アロンソや他のドライバーたちのところまで後退してもおかしくなかった。そこに裕毅がいた可能性もある」

    メキースは角田裕毅について「100%の状態でいることが非常に重要だ」と評価し、カタールGPでのパフォーマンスを称賛した。

    「裕毅は非常に強い週末を過ごした。金曜日もスプリントも強かったし、P5だった。Q1敗退はあったが、マックスから0.3秒差に過ぎない。予選でマックスと0.3秒差なら、喜ぶドライバーは多いはずだ」

    「非常に強い週末だった。アブダビでも同じ強さが必要だ。我々にはすべてが必要になる」

    角田裕毅 レッドブル

    決定は“既に内部では確定”か
    この記事が示すように、メキースは「火曜日に発表」と断言しており、内部ではドライバー構成が完全に固まっている可能性が高い。
    ・ハジャーのトップ昇格
    ・リンドブラッドのRB入り
    ・残る1枠=ローソンと角田裕毅の最終判断

    構造としては非常にシンプルで、問題は「2025年終盤のパフォーマンスをどう評価したか」に絞られている。

    メキースは角田裕毅のカタールでの内容を明確に擁護しており、スプリントP5、予選0.3秒差を強調した点は注目に値する。
    一方で記事の文脈には「チームはフェルスタッペンのタイトル争いも踏まえ、もう一方の車の働きを求めている」ことが繰り返し示されている。

    最終戦アブダビの週末を前に発表する理由も、「落選するドライバーの送別を行うため」「タイトル争いの集中力を乱さないため」と説明されており、内部決定はすでに行われ、火曜日は“公表のタイミング”というだけだと読み取れる。

    ローソンか角田裕毅か──
    レッドブルの選択が2026年の勢力図に大きな影響を与えるのは間違いない。

  • 角田裕毅のF1生命救う“ホンダTPC問題” リンドブラッド不振で急展開

    角田裕毅のF1生命救う“ホンダTPC問題” リンドブラッド不振で急展開

    レッドブルがついに今週、数カ月にわたる憶測に終止符を打つと、ヘルムート・マルコが明かした。しかし、ここへ来てパドックでは「予想されていた2026年ラインアップは覆るかもしれない」という新たな噂が急浮上している。

    一般的な見方は、「アイザック・ハジャーがレーシングブルズから昇格し、マックス・フェルスタッペンのパートナーに」「残る1席を角田裕毅とリアム・ローソンが争い、アービッド・リンドブラッドはジュニアチームでデビュー」というシナリオだった。

    だがオランダの解説者オラフ・モルは「内部事情が再び動き始めている」と指摘する。

    角田裕毅の“キャリア最高レベル”の予選が意味するもの
    モルはまず、カタールで角田裕毅が見せた「レッドブル加入後、最高と言える予選パフォーマンス」について触れ、それが“内部での決定により緊張が解けた結果ではないか”と推測する。

    「もし昨日、『ユウキ、これまで楽しかったけど来年はここでは走らないよ』と言われていたらどうだ? そうしたら緊張が一気に抜けて、自分を解き放てるよ」と笑いながら語った。

    さらにモルは「主要人物たちはすでに自分の運命を知っている」と続ける。

    「ユウキは『自分の身に何が起きるかは分かっているし、大体みんなが思っている通りだ』と言った。ハジャーは『どんな形でも来年はF1グリッドにいる』と言い切った。彼らはずっと前から知っていたんだ」

    そして浮上した“ホンダの影響力”という意外な新要素
    ここから話は一気に予想外の方向へ向かう。アストンマーティンが来年からホンダPUのワークスパートナーになるにもかかわらず、「ホンダは依然としてレッドブル内に影響力を残している」とモルは語る。

    鍵となるのが、「旧型車テスト(TPC=Testing of Previous Cars)」だ。

    レッドブルとレーシングブルズが保有するTPC適格マシンはすべてホンダPU搭載。これは、もし18歳のリンドブラッドが2026年にF1へ昇格しない場合、必要不可欠となるテスト機会に直結する。

    「レッドブルにはホンダのエンジンが必要なんだ」とモルは断言する。

    「それを誰のために必要としている? アービッド・リンドブラッドのためだ」

    アービッド・リンドブラッドの不振が角田裕毅のレッドブルF1残留の後押しに?

    リンドブラッドはF1昇格に“準備不足”──F2で深刻な不振
    今季後半のリンドブラッドは苦戦が続いており、「来季のF1ステップアップは厳しい」とモルは見ている。

    「彼は全くポイントを取れていない。F1には行かないだろう。もう一年F2で走る必要がある」と辛辣だ。

    だがその場合、2026年に多くのテスト走行が必要になる。その際、TPCマシンのPU供給元であるホンダのサポートなしでは成立しない。

    “ホンダとの関係維持”──それが角田裕毅を救う?
    モルが示した“驚きの新説”はこうだ。

    リンドブラッドの2026年TPCテストを成立させるため、レッドブルはホンダとの協力関係を保つ必要がある
    → その“橋渡し役”として、角田裕毅をレッドブル・ファミリーに残す理由が生まれる

    「これが、角田裕毅が2026年もレッドブルの枠内に残る“抜け穴”なんだ」とモルは語る。

    本来の競争・実力の文脈とはまったく別軸で、テスト制度とPU契約が絡み合う“意外なパワーバランス”が、角田の将来を左右する可能性があるというわけだ。

    今週の正式発表で、この“予想外のシナリオ”が現実になるのか──レッドブルの2026年体制は、ここへ来て再び混沌を深めている。

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP優勝「最高の判断だった」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP優勝「最高の判断だった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、2025年F1カタールGPで戦略勝負を制し、タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込んだ。スタート直後にランド・ノリスを1コーナーでかわすと、当初はオスカー・ピアストリの背後で静観する展開。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーの接触によるセーフティカーが状況を一変させた。

    25周上限のタイヤルールにより、ほぼ全車がこのタイミングでピットイン。

    これに対しマクラーレン勢は敢えてステイアウトを選択したため、通常条件での2回ストップを強いられる形となった。この判断が勝敗の分岐点となった。

    「賢い判断だった」フェルスタッペンはチームの決断を絶賛
    レース後、フェルスタッペンは戦略の的確さを称えた。

    「これは僕たちにとって信じられないレースだった。セーフティカーでピットに入る判断は正しかった。すごく賢い判断だったし、勝てて本当にうれしい。まだ戦い続けられる」

    「タイヤの摩耗が激しいサーキットだから、25周もたせるのは簡単じゃなかった。でもすべてがうまくいった。マクラーレンがピットに入らなかったのは興味深かったけれど、そのおかげで僕たちにはギャップができた」

    週末を通して悩まされた「バウンシング」も克服し、スプリントで表彰台を逃した反撃として、予選3番手からの逆転優勝を実現。最終的にピアストリに約8秒差をつけフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    タイトル争いは最終戦へ。ノリスとの差は12ポイント
    今回の優勝で、フェルスタッペンはランド・ノリスとの差をわずか12ポイントに縮め、3人によるタイトル決戦は最後まで継続することになった。

    「可能性はまだ全部残っている。どうなるか見てみよう。あまり心配はしていないよ」

    レッドブルは戦略判断でマクラーレンを上回り、フェルスタッペンに再びタイトル争いの舞台を整えた。決着はアブダビでの最終戦に委ねられる。

  • 角田裕毅 F1カタールGP決勝「最後にポイントをつかみ取れて良かった」

    角田裕毅 F1カタールGP決勝「最後にポイントをつかみ取れて良かった」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、後方スタートから粘り強い走りを見せ、10位でフィニッシュして貴重な1ポイントを獲得した。序盤は集団の中で苦戦しながらも、安定したペースで順位を上げていき、終盤にはアイザック・ハジャーのパンクもあり、ポイント圏内に滑り込んだ。

    高温下でのタイヤマネジメント、そして全車に課された「25周以内のスティント制限」により戦略の幅が限られたなか、角田裕毅は「1つずつ前へ出る」レースに徹した。

    レッドブル陣営はマックス・フェルスタッペンが勝利し、タイトル争いを最終戦アブダビへつなげるかたちとなったが、角田裕毅も後方からチームへ着実にポイントをもたらした。

    角田裕毅は決勝後、「全体的に満足できる週末でしたし、スプリントでのしっかりとした結果、そして決勝でもポイントを持ち帰ることができました。ポイントに届くかどうかというところでしたが、最終的にはそこに入ることができて良かったです。本当にトリッキーなレースでした」とコメント。

    「マシンのフィーリングは良かったですし、ペースも悪くなかったんですが、このサーキットの性質と2回ストップ義務があって、正直かなり難しかったです。高速コーナーだらけでDRSゾーンも1つだけなので、オーバーテイクがほぼ不可能で、みんな苦しんでいました。セーフティカーが入った時点で戦略はほぼ固定されてしまって、なおさら追い上げが難しくなりました」

    「ここ数戦、チームがすごく強いマシンを用意してくれていますし、僕もマックスにできる限り食らいつく走りができています。次のアブダビでも同じように、彼を助けられるような走りをしたいと思います。今日の彼の勝利は本当に印象的でしたし、僕もチームのためにベストを尽くします」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    Q:後方からのレースでポイント獲得となりました。まずはどんな心境ですか?

    もちろん、できるだけ多くポジションを取り戻そうと全力で走りました。特に今日はセーフティカーが入ったことで戦略がある程度固定されてしまったので、あとはサーキット上で追い抜くしかありませんでした。

    このコースは高速コーナーが多くてDRSゾーンも1カ所だけなので、オーバーテイクは本当に難しかったです。それでもフリーエアでは良いペースがありましたし、タフでしたけどポイントを取れたので良かったです。

    Q:週末全体を振り返ると、スプリント関連は速さがありましたが、メイン予選は苦戦しました。その点はどう見ていますか?

    スプリント予選はすごく良かったんですが、メインの予選では求めていたマシンのバランスや形が見つからず、思ったようなペースを発揮できませんでした。

    とはいえ、その状況でもマックスとの差はコンマ3秒でしたし、普段なら3〜4秒は簡単に離れてしまうことを考えると、すごく近いところまでは来ています。自分のやるべきことを続けて、アブダビではもう一段ステップアップして、彼をできる限り助けられればと思っています。

  • 角田裕毅 F1シート喪失ならレッドブルと決別へ「リザーブは考えていない」

    角田裕毅 F1シート喪失ならレッドブルと決別へ「リザーブは考えていない」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2026年にF1シートを逃した場合に“レッドブルのリザーブドライバーとして残留する選択肢”について、「その方向は考えていない」と明言した。

    レッドブル/レーシングブルズの来季ドライバー発表はカタールGP終了後とされ、残り2戦で去就が決まる極めて不安定な状況が続いている。

    直近3戦ノーポイントながら、ラスベガスではフェルスタッペンと同等のペースを示す場面もあり、本人は「結果以上に進歩している」と手応えを語っている。

    角田裕毅、去就未定でも「フラストレーションはない」
    角田裕毅は、レッドブルの決断が遅れていることについて「苛立ちはない」と語り、こうした状況には「慣れている」と話した。

    「フラストレーション? ないですね。こういう状況になるのは、この話が始まった頃から分かっていました。やること自体は同じだけど、今はマックスがタイトル争いをしているので、彼の助けになる走りをしたいです」

    「上位で走ることが自然と自分の未来にもポジティブにつながると思います。2レース残っているし、自分自身としてベストなパフォーマンスを出したいです」

    ラスベガスでの不運についても触れた。

    「ラスベガスでは本当に良い週末を過ごしていたのに、予選からすべてが悪い方向に行きました。正直、コントロールできることではなかったです。だから、引き続きやるべきことをやるだけです」

    2026年は“シート消滅”の可能性も…リザーブ案は「考えていない」
    2026年のF1シートは、レッドブル系2チーム以外は全て埋まっている状況。レッドブルが角田裕毅を起用しない場合、現実的には“レースシート喪失”の可能性が高い。

    しかし、レッドブルに残る“リザーブドライバー”という選択について問われると、角田裕毅は明確に否定した。

    「正直、その方向については考えていないです。まだ何も計画していません」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    「結果に表れていないだけで、自分の進歩は確実にある」
    角田裕毅は、ここ3戦ノーポイントながら、RB21への理解と自信は着実に高まっていると語る。

    「このクルマは乗れば乗るほど自信がつきます。VCARBで感じていたレベルに到達するには時間が必要ですが、特にサマーブレイク後はかなり良い感触でした」

    「結果だけを見るとそう見えないかもしれないけど、状況を考えれば自分としてはかなり良いパフォーマンスを出せていました。ブラジルだけはちょっと変でしたが、チームとしても苦しんでいました」

    「自信レベルについて言えば、今はかなりハッピーですし、クルマの理解も進んでいます」

  • フェルスタッペン 「タイトルを逃してもF1スペインGPの接触が原因ではない」

    フェルスタッペン 「タイトルを逃してもF1スペインGPの接触が原因ではない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年のタイトルを逃したとしても、シーズン前半のスペインGPでの接触事件が決定打になることはないと語った。

    フェルスタッペンは現在、ランキング2番手のオスカー・ピアストリと同点で、首位ランド・ノリスとは24ポイント差。残るはカタールとアブダビの2戦、最大58ポイントが懸かる。シーズン序盤のマクラーレン勢の支配と、レッドブルの苦戦を考えれば、彼が依然としてタイトル争いに踏みとどまっていること自体が“驚異的”と言える展開だ。

    レッドブルは第16戦モンツァで投入したアップグレードを境に流れを変え、直近7戦で4勝を挙げて一時は104ポイント差あったギャップを詰めてきた。2025年のフェルスタッペンは“シーズン最強のドライバー”と評される一方で、彼自身が「批判点」と認める唯一の出来事が、6月のスペインGPだった。

    バルセロナでは、セーフティカー明けのリスタート直後にジョージ・ラッセルにターン1で仕掛けられ接触。エスケープロードへ逃げた後、チームが誤った判断でラッセルにポジションを返すよう無線で指示したことでフェルスタッペンの怒りが爆発した。最終的には10秒加算ペナルティで10位に終わり、9〜11ポイントを失う結果となった。

    フェルスタッペンはF1TVに「当時の対処は後悔している」と語ったが、それでもタイトルを逃す原因をこの一件に求めるつもりはないと強調する。

    「どうして自分があの状態に至ったのかも理解しないといけない」とフェルスタッペンは語り、土曜スプリントの予選を6番手で終えた後に続けた。

    「問題は、僕が腹を立てた“その瞬間”だけじゃない。その前の判断で多くのことを間違えていたんだ。僕はレースに対してすごく情熱を持っているから、ああいう状況になった。『レースはもう終わりだからどうでもいい』なんて思えなかった」

    「もちろん、あれは振り返れば“良くなかった瞬間”だ。でも、シーズンの最後にタイトルを逃したとしても、『あの瞬間で失った』とは思わない。僕たちは全体的なパフォーマンスで失っているんだ。逆に言えば、僕たちが最大化したり、時に実力以上に引き出せたレースがあったから、いまも戦えている」

    さらにフェルスタッペンは、シーズンを通じた自己評価として「ほぼ毎週最大化できた」としつつ、それだけでタイトル争いに残っているわけではないとも言及する。

    ピアストリがバクーの1周目でクラッシュした例や、オースティンのスプリントでのマクラーレン同士の接触、さらにはラスベガスGPでの2台同時失格など、ライバル側の取りこぼしもタイトル争いを混乱させた要因だ。

    「もし取れなくても、僕の人生が変わるわけじゃない」とフェルスタッペンは言う。「五度目? 取れたら素晴らしいけど、現実的に見る必要がある」

    「僕たちがまだ戦えているのは、他のチームのミスもあるからだ。シーズン全体を見れば、僕たちがやってきたことだけが理由じゃない。僕たちは本当に多くのレースで最大限を引き出した。でも、もしあれほど支配的なクルマを持っていたら、タイトルはもっと前に決まっていたはずだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンの発言が示す“2025年タイトル争いの構図”

    フェルスタッペンはスペインGPの“唯一の失敗”を認めつつも、それが決定打ではなく、シーズンを通じたマシン性能の不足が最大の原因だと冷静に分析している。一方で、マクラーレン側の失点がタイトル争いを混沌とさせたという指摘は、2025年シーズンの本質を突いている。

    残り2戦。ノリスが逃げ切るのか、ピアストリが逆転するのか、あるいはフェルスタッペンが“大逆転で五度目”へ向かうのか──2025年のタイトル決戦は、最後まで予測不能となっている。

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP予選「限界があって攻められない」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP予選「限界があって攻められない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、カタールGP予選で抱えていたマシンの問題が大きすぎてポール争いは難しかったと認めつつも、「何が起きてもおかしくない」と決勝に向けて前向きな姿勢を示した。

    ランキング首位のランド・ノリスから25ポイント差以内につけているフェルスタッペンだが、今週末のルサイル・インターナショナル・サーキットでは、たびたびマシンの“バウンシング”に苦しめられてきた。

    予選は3番手も「まだ限界があって攻め切れない」
    レッドブル・レーシングは4つのセッションを通して完全な解決策を見いだせず、マクラーレン勢に挑むフェルスタッペンの戦いは困難を極めた。

    それでも予選では3番手で終え、ポールを獲得したオスカー・ピアストリから0.264秒差に収めた。

    フェルスタッペンはマシンの進歩を問われると、次のように語った。

    「この予選は少し良くなったと思うけど、それでもまだかなり離れていると言うしかない。少しハッピーになれたけど、まだ僕たちがラップ全体でもっとプッシュすることを許してくれない限界がある。でもP3には入れた」

    「2列目スタートは、ここは追い抜きが難しいからチャンスは増える。明日どうなるか見てみるよ。正直、この週末はタフだ。今のところ僕が求めるものではなかったけど、明日どうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    スプリントでの改善も、ノリスには接近できず
    週末唯一のプラクティスで問題を特定して以降、フェルスタッペンは徐々にマクラーレン勢に近づいてきた。グリッド6番手から4位で終えたスプリントでは、オープニングラップでフェルナンド・アロンソと角田裕毅をかわしたが、その後は3位のノリスについていくことができなかった。

    「何が起きてもおかしくない」決勝はスタートが勝負
    タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込むためには、決勝でノリスより多くポイントを取る必要がある。フェルスタッペンは決勝に向けてこう述べる。

    「スプリントで見た通りだよ。明日も完全に違うとは思っていない。ベストを尽くすだけだ。良いスタートを決めて、そこからどうなるか。何が起きてもおかしくない」

    「ドライブは少し良くなったけど、昨日や今日の午後にあった同じ問題をまだ抱えている。軽くはなったけど、十分ではない。中速コーナーでの問題なんだ。アンダーステアが強すぎて、思うように攻められないし、タイヤも過熱する。このサーキットではダブルパンチみたいなものだよ」

  • 角田裕毅 F1カタールGP予選「グリップがまったくなかった…理解できない」

    角田裕毅 F1カタールGP予選「グリップがまったくなかった…理解できない」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1カタールGPでスプリント5位と好走を見せた一方、続く予選では16番手に沈み、喜びと悔しさが入り混じる一日となった。

    スプリントでは好スタートを決め、ポジションを守りつつチームメイトのマックス・フェルスタッペンを助ける動きも見せた。途中、トラックリミット違反による5秒加算ペナルティを受けたものの、後ろのアントネッリにも同様の処分が出たため、順位は5位のままフィニッシュ。チームの戦略遂行に貢献した。

    しかし、その勢いを予選につなげることはできなかった。マシンに大きなセットアップ変更は加えていなかったものの、グリップ不足に苦しみ、Q1で敗退。スプリントで示した強さとのギャップに本人も戸惑いを隠さなかった。

    「今日は良い部分と悪い部分が混ざった一日でした」と角田裕毅はコメント。

    「スプリントは僕にとって良かったですし、スタートも決まりました。もう少しリスクを取ることもできたかもしれませんが、車を安全に持ち帰ることを優先しました。マックスも良いスタートを切って、チームとしてうまく機能していたと思います。ペナルティは危なかったですが、ペースも良くて強い走りができました」

    「ただ、その後の予選は全く同じ流れになりませんでした。車に大きな変更はしていませんが、グリップがあまりなくてペースを失ったように感じました。ラップ自体は昨日よりも整っていた感覚だったので、スプリント予選との違いを完全には説明できません。本当にフラストレーションが溜まります」

    「明日はスプリントでの良いペースを使って、できるだけ多く追い上げたいと思います」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    Q: かなりフラストレーションのたまる結果だったと思います。終盤の無線も聞こえていましたが、全体としてどうまとめますか?

    まあ、理解できないです。ラップ自体は良かったですし、でもグリップがまったくなかったです。理由は全然分からないです。

    Q: スプリントのあとに大きく変更した部分はありましたか? マシンが突然扱いづらくなったというより、ラップ自体は悪くない感触だった?

    分からないです、突然ペースを失いました。新品タイヤがすごく奇妙な感じでしたし、分からないです。グリップがまったくなかったので、それだけしか言えないです。

    Q: ラップは良かったと言っていましたが、それでも原因がつかめないということですね?

    そうですね、ラップは良かったので、やっぱり理解できないです。