カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 【動画】 レッドブル&レーシングブルズ 2026年F1ローンチイベント

    【動画】 レッドブル&レーシングブルズ 2026年F1ローンチイベント

    レッドブル・レーシングとレーシングブルズは、フォードとの協業により、ミシガン州デトロイトで開催されるイベントにて、2026年F1マシンのリバリーを初めて公開するチームとなる。

    このイベントでは、F1マシンのリバリー披露に加えて、フォードとともに進められてきたレッドブル・パワートレインズ・プロジェクトの正式ローンチも行われる。そのため、開催地はフォード・モーター・カンパニーの本拠地であるデトロイトが選ばれた。

    レッドブルは2025年末をもってホンダとのパートナーシップを終了し、2026年シーズンからはアメリカの自動車メーカーであるフォードと共同開発した自社製パワートレインでF1に参戦する。

    レッドブル・レーシングおよびレーシングブルズの2026年F1ローンチイベントは、レッドブル・レーシングの公式YouTubeチャンネルでライブ配信され、下記から視聴できる。また、フォード・レーシングのローンチイベントも、フォード・レーシングの公式YouTubeチャンネルを通じてライブ配信される予定だ。

    レッドブル・レーシングからは、4度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンと、元レーシングブルズ所属ドライバーのアイザック・ハジャーが出席し、チーム代表のローラン・メキースも同席する。

    レーシングブルズからは、リアム・ローソンとルーキーのアービッド・リンドブラッドが、チーム代表アラン・パーメインとともに登場する予定だ。

    また、2025年9月にフォード・レーシングのブランドアンバサダーに就任したダニエル・リカルドも、このイベントに出席すると見込まれている。

  • レッドブル 2026年F1マシン『RB22』のリバリーを披露

    レッドブル 2026年F1マシン『RB22』のリバリーを披露

    レッドブル・レーシングはデトロイトで開催されたフォードのイベントにおいて、2026年F1マシン『RB22』のリバリーを正式に披露した。

    この発表は、2026年F1レギュレーション導入を前に行われたもので、レッドブル・レーシングが同年に投入する新車のカラーリングが初めて公の場に姿を見せた瞬間となった。

    RB22のリバリーは、従来のレッドブルらしいダークブルーを基調としながらも、白縁が復活し、フォードとのパートナーシップを象徴する要素が随所に盛り込まれている。デザインは原点回帰のイメージを踏襲しつつ、2026年の新時代を強く意識した仕上がりとなった。

    今回のイベントでは、リバリー公開に加え、レッドブル・パワートレインズとフォードが共同で進めてきた2026年F1パワーユニット・プロジェクトの正式ローンチも行われた。レッドブルは2025年末をもってホンダとの協業を終了し、2026年からは自社製パワートレインを搭載してF1に参戦する。

    ステージには、マックス・フェルスタッペン、アイザック・ハジャー、チーム代表のローラン・メキースが登壇し、新体制で迎える2026年シーズンへの意気込みを示した。

    レッドブルは、レーシングブルズとともに2026年F1マシンのリバリーを最初に公開したチームとなり、新レギュレーション時代に向けた準備が本格段階に入ったことを強く印象づける形となった。

    レッドブル・レーシング フォーミュラ1カーレッドブル・レーシング

  • フォードF1復帰「マックス・フェルスタッペンは軸だが前提ではない」

    フォードF1復帰「マックス・フェルスタッペンは軸だが前提ではない」

    フォードが2022年にレッドブルと組んでF1最高峰への復帰を発表した際、見出しの多くは「ブルーオーバルがマックス・フェルスタッペンを駆動する」という魅力的な構図に集中した。

    しかし、2026年のエンジン革命を前に、アメリカの自動車大手は明確なメッセージを発している。フォードのF1参戦は、特定のスター・ドライバー一人に依存するものではないという立場だ。

    レッドブル・パワートレインズとのパートナーシップは、フォードにとって特別な意味を持つ。20年以上前にジャガーF1チームとして売却したミルトンキーンズの組織へ、再び戻ってくる「円環」が完成するからだ。

    昨年、フェルスタッペンがメルセデスなど他チームへ移籍する可能性が取り沙汰され、パドックには不安が漂った。しかし、マーク・ラッシュブルック(フォード・レーシング グローバルディレクター)は、オランダ人王者を高く評価しつつも、プロジェクトの本質はより大きいと強調する。

    「マックスありき」ではない戦略
    3度のワールドチャンピオンを復帰プロジェクトの顔に据えられる魅力は、誰の目にも明らかだ。ラッシュブルック自身も、フェルスタッペンの存在感と開発面での価値が極めて大きいことを認めている。

    「彼は世代を代表する才能だ」とラッシュブルックは伊モータースポーツ誌に語った。

    「レッドブル・フォードのパワーユニットを積んだマシンにチャンピオンが乗ることは重要だ。我々はチームを信じ、パワーユニットを信じ、マシンを設計している人材を信じている」

    一方で、フォードのF1活動がフェルスタッペンの契約状況と直結している、という見方は明確に否定する。

    「最終的には、ドライバーがそのすべてを引き出す。我々はマックスがチャンピオンだと信じている」

    「マックスは重要な存在だが、『彼が去ったら我々も去る』というレベルではない。我々はチームに自信があるし、将来ほかのドライバーを迎えることもできる」

    フォード マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    コックピットを超えたコミットメント
    フォードにとって、この挑戦は単なるマーケティングではない。目標は明確に表彰台、そして勝利だ。スターであれ若手であれ、ドライバーの顔ぶれよりも重視しているのは、2026年F1レギュレーション下で勝てるメカニカルパッケージを作り上げることにある。

    「私の発言はマックスとは独立している」とラッシュブルックは念を押す。

    「我々は勝つつもりでサーキットに戻る」

    ゼロからパワーユニットを開発し、フェラーリやメルセデスと渡り合うのは、これまで多くのメーカーが失敗してきた険しい道だ。それでも、フォードは後退しない。

    「どんな状況でもグリッドの先頭に立ちたい。新しいパワーユニットで臨むのは非常に大きな挑戦だが、それが我々の意図だ。仮に最初は前に出られなくても、目指す場所に到達するために全力を尽くす」

    「マックス非依存」の姿勢を示しつつも、フェルスタッペンとエンジニアの関係は良好だ。彼はパワートレイン施設を頻繁に訪れ、2026年に向けて開発陣を鼓舞している。

    「彼は何度も施設を訪れている。彼の関心を見ること、そして実際にそこにいることはチームにとって素晴らしいことだ。気にかけている姿勢が伝わるのは大事だ」

    「彼自身も、2026年に向けてチームが何を届けようとしているのかに自信を持てるようになる」

    フォードの復帰メッセージは明確だ。彼らは、現王者がいてもいなくても、F1で勝つために戻ってきた。

  • フェルスタッペン、2026年F1初テストは「ガレージにいる時間の方が長いと思う」

    フェルスタッペン、2026年F1初テストは「ガレージにいる時間の方が長いと思う」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1レギュレーション初年度の最初の公式テストに向け、早くも現実的な見通しを示した。ファンが新時代のマシン走行に期待を寄せる一方で、当事者である王者の頭にあるのは、華やかな周回数ではなく、ガレージでの時間と不確実性だ。

    2026年F1の最初のプレシーズンテストは、1月26日から30日にかけてスペイン・バルセロナで非公開で実施される。

    だが、1チームあたりの走行日数は週を通して最大3日間に制限されており、準備の余地は極めて限られている。

    「新しいシャシー、新しいエンジン、新しい問題だ。正直なところ、誰も新しいマシンやパワーユニットについて分かっていない」とフェルスタッペンは語る。

    さらに、テスト初期の光景についても率直な見方を示した。

    「1月26日から始まるバルセロナの最初のテストでは、コース上よりもガレージで過ごす時間のほうが長くなると思う。2月のバーレーンでの2回のテストが終わって、ようやく少し賢くなれるはずだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    この言葉は、2026年に自社製パワーユニットを初投入するレッドブル・レーシングにとって、特に重みを持つ。フォードとの提携による新パワーユニットは、次の時代を切り開く可能性を秘める一方で、信頼性という最大の壁にも直面している。パドック全体で信頼性への不安がささやかれる中、フェルスタッペンの発言は、支配的な存在でさえ安泰ではないことを示している。

    フェルスタッペンは2026年シーズンを、新たな気持ちで迎える。2025年にランド・ノリスにタイトルを奪われたあと、彼はレースナンバーを「3」に変更した。かつてダニエル・リカルドが使用していた番号であり、象徴的な選択だ。

    ガレージの雰囲気も変わる。アイザック・ハジャーが角田裕毅に代わって昇格し、フェルスタッペンは明確に“ベテラン”としてルーキーを導く立場となる。ただし最大の関心事は、隣のシートではない。2027年に彼自身がどこに座っているのか、という点だ。

    契約は2028年まで残っているものの、レッドブル・フォードのパワーユニットが苦戦した場合、契約条項が注目される可能性があるという見方もパドックには存在する。

    新時代の最初の姿は、木曜夜にデトロイトで披露される2026年リバリーで明らかになる。しかしフェルスタッペンは、見た目と現実は別物だと釘を刺す。

    ショールームで速そうに見えることと、バルセロナで実際にガレージを出られるかどうかは、まったく別の話なのだ。

  • 角田裕毅 2026年のリザーブ契約も白紙?ホンダとレッドブルF1の駆け引き

    角田裕毅 2026年のリザーブ契約も白紙?ホンダとレッドブルF1の駆け引き

    角田裕毅のF1キャリアは、本来であればすでに「待機モード」に入っているはずだった。1年間のレース離脱、リザーブドライバーとしての役割確保、そしてその先に向けた明確な道筋。だが現実はそうなっていない。

    日本人ドライバーである角田裕毅は、ホンダ自身も想定していなかった契約上の問題によって、宙ぶらりんの状態に置かれている。

    2026年に向けて、角田裕毅のレッドブル・リザーブ就任は既定路線だと早くから考えられてきた。しかしホンダ・レーシング・コーポレーションの渡辺康治社長は、それが事実ではないことを明らかにした。レッドブルとも、フォードとも、そして決定的に2026年についても、いまだ何も契約は結ばれていないという。

    本来「一時停止」であるはずだった1年は、いまや大きな疑問符へと変わっている。

    分岐点に立つホンダと角田裕毅の関係
    角田裕毅のキャリアは、常にホンダの支援とともにあった。ジュニアカテゴリーから2021年のF1デビューに至るまで、日本のメーカーは資金面と育成の両面で彼を支え、レッドブルとの技術的な緊密関係を通じてレーシングブルズでのシートを確保してきた。

    2025年のレッドブル昇格も、結果的には失敗に終わったが、その背景にはホンダの後押しがあった。

    しかしそのシートを失ったいま、角田裕毅はレースに出場しないシーズンに直面している。一方のホンダもまた、レッドブルとの関係が終わりを迎える未来を見据えている。

    2026年からホンダはアストンマーティンへのパワーユニット供給を開始し、レッドブルはフォードと組んで独自のパワーユニット開発を進める。この構図の変化が、角田裕毅の立場を一層複雑なものにしている。想定されていたリザーブ役ですら、確約されていないのが現実だ。

    東京オートサロンの場で、渡辺康治社長は舞台裏の実情を率直に語った。

    「今年の角田裕毅選手との契約については、現在も交渉を続けている段階でして、まだ具体的な合意には至っておりません。今後の協議の中で決まっていくことになります。」

    「ホンダとしては特に問題はありません。重要なのは、フォード、正確にはレッドブルがこの状況をどう考えるかという点です。」

    「レッドブル側がどのような条件を提示してくるかによって、ホンダが角田裕毅選手をどこまで活用できるか、その範囲は変わってくる可能性があります。そのようなシナリオは十分にあり得ると考えています。」

    「交渉相手は角田裕毅選手本人ではなく、レッドブルです。」

    これらの発言が示しているのは、角田裕毅の去就がもはや本人の手だけで決められるものではなく、ホンダにとっても完全に主導権を握れる状況ではないという厳しい現実だ。

    角田裕毅 レッドブル F1 ホンダ

    アストンマーティンという逃げ道は、いまのところ存在しない
    ホンダがアストンマーティンとの提携に舵を切るなかで、当然ながら憶測も広がっている。角田裕毅がその関係を通じて、シルバーストン拠点のチームに加わる可能性はあるのか、という見方だ。

    しかし渡辺康治社長は、その期待を明確に否定した。

    「現時点では、そのような計画はありません。」

    「アストンマーティンとは今後さまざまなプログラムで連携していくことになるとは思いますが、少なくとも今すぐ『これをやろう』と合意しているものはありません。」

    「ですから当面は、ホンダ独自の育成プログラムであるHFDPの中で、F2までのドライバー育成を続けていきます。そしてF1を走れるレベルのドライバーが出てきた場合に、アストンマーティンに推薦していく形になります。」

    角田裕毅にとって、それは「隠されたセーフティネット」が存在しないことを意味する。ホンダの後ろ盾によるアストンマーティン行きが保証されているわけではない。ただ交渉と政治、そして刻一刻と過ぎていく時間があるだけだ。

    2026年F1レギュレーションという大きな転換点に向かって突き進む中で、かつてホンダの長期的な象徴と見なされていた角田裕毅は、過去の同盟と不透明な未来の狭間に取り残されている。チャンスが取り返しのつかない形で失われてしまう前に、この交渉が決着することを願うしかない状況だ。

    Source: F1i.com

  • 【動画】 フェルスタッペン、フォード100周年企画でスーパーカーをドライブ

    【動画】 フェルスタッペン、フォード100周年企画でスーパーカーをドライブ

    マックス・フェルスタッペンがGen3フォード・マスタング・スーパーカーをドライブしたのは、ブルーオーバルの100年にわたる歴史を祝う特別企画の一環だった。

    レッドブルが公開した動画では、フェルスタッペンとレーシングブルズの新加入ドライバー、アービッド・リンドブラッドが、1世紀にわたるフォード車の数々をドライブする様子が収められている。

    その締めくくりとして用意されたのが、フェルスタッペンがスーパーカー、リンドブラッドがGT3マスタングを操る直接対決だ。

    撮影はラスベガス・モーター・スピードウェイの隣にある小規模なロードコースで行われた。フェルスタッペンがドライブしたGen3マシンは、現在アメリカに拠点を置くディック・ジョンソン・レーシング製のマスタングとみられている。

    このマスタングはT8カラーリングをまとい、今回の企画のためにレッドブル・アンポル・レーシング仕様として仕立てられた。トリプルエイトは2026年からGMからフォードへとスイッチすることが決まっている。

    なお、この映像には元F1ドライバーのダニエル・リカルドもカメオ出演しており、フェルスタッペンがスーパーカーに挑む場面に華を添えている。

  • アイザック・ハジャーは「フェルスタッペンと重なる」とレーシングブルズCEO

    アイザック・ハジャーは「フェルスタッペンと重なる」とレーシングブルズCEO

    アイザック・ハジャーは、今季レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンとチームメイトになる。そのハジャーについて、両者をよく知る重要人物が「フェルスタッペンと重なる部分がある」と評価した。

    2025年シーズン、レーシングブルズでのデビュー年から高い評価を受けたアイザック・ハジャーは、パドック内での称賛を背景に、角田裕毅に代わってレッドブル・レーシング昇格という大きなチャンスをつかんだ。

    21歳のハジャーにとって、4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンと直接対峙することは、キャリア最大級の試練となる。過去10年、ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、角田裕毅といったドライバーたちが、その厳しさを身をもって経験してきた。

    それでも、レーシングブルズCEOのピーター・バイエルは、ハジャーの中にフェルスタッペンと共通する資質を見出している。昨季を通じてハジャーと密に仕事をしてきたバイエルは、その成長過程を間近で見てきた人物だ。

    「彼は私が見てきた中でも、最もハードワークするドライバーの一人だ。本当に献身的だ」とバイエルは語った。

    「エンジニアに近い場所で仕事をするために、彼はファエンツァに移り住んだ」

    「比較するべきではないのは分かっているが、正直に言って、いくつかの点で彼はマックスを思い出させる。ショーツにチームキット姿で現れて、彼の頭の中にあるのは『レースがしたい』ということだけなんだ」

    アイザック・ハジャー ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    さらに、ハジャーのレースへの純粋な執着について、具体的なエピソードも明かしている。

    「FP1を終えたあと、彼はこう言うんだ。『ピーター、もう予選に行きたい。早くレースがしたい』と。それがアイザックという人間だ」

    「彼の世界はレースだ。レースをすること、ハードに働くこと、集中すること、それだけなんだ」

    バイエルはまた、ハジャーが昨季経験した浮き沈みにも触れ、それを前向きに評価している。

    「そういう経験をしたことは良かったと思っている」とバイエルは続けた。

    「もし何の浮き沈みもなかったら、人間じゃない。だが全体として見れば、彼の軌道は非常に印象的だった。彼は崩れなかった。飢えを持ち、集中し、規律を保っていた」

    レッドブル・レーシングでの新たな挑戦を前に、ハジャーはフェルスタッペンと共通する“レースだけを見つめる姿勢”を武器に、その第一歩を踏み出そうとしている。

  • レッドブルF1、メルセデスの圧縮比“抜け穴”は使わず 最大の反対派はアウディ

    レッドブルF1、メルセデスの圧縮比“抜け穴”は使わず 最大の反対派はアウディ

    2026年F1パワーユニットを巡り、メルセデスが見つけたとされる圧縮比に関する“抜け穴”を、レッドブル・レーシングは使用しない方針だと報じられた。オランダの専門メディアによれば、メルセデスはこの手法によって約10〜15馬力を上積みしているというが、レッドブルは同じ技術を把握していながら採用を見送るという。

    問題となっているのは、2026年F1レギュレーションで規定された圧縮比だ。

    新規則では圧縮比は16:1と定められているが、メルセデスはFIAの静的検査では16:1を満たしつつ、走行中には従来どおり18:1相当で作動させる方法を見出したとされている。かつてメルセデスに在籍していた技術者がこの仕組みをレッドブルに持ち込んだとも伝えられているが、同チームはこの“トリック”を使わない判断を下したという。

    この構造に対しては、フェラーリ、アウディ、ホンダが強く反発しており、なかでもアウディが最も強くFIAに抗議していると報じられている。FIAは昨年12月時点では「検査時の数値のみを確認する」との立場を示していたが、伊紙『コリエレ・デロ・スポルト』によれば、この件を協議し、場合によっては禁止するため、1月22日に緊急会合が開かれる予定だという。

    レッドブルは不使用を決断、2026年は不利も覚悟
    報道によれば、レッドブルは最終的にこの仕組みを使わない見通しで、2026年のパワーユニット性能では最速勢に対してやや遅れを取る可能性があると見られている。ただし、レッドブル・パワートレインズと協業するフォードのパフォーマンス部門責任者マーク・ラッシュブルックは、初期段階では不足があるかもしれないと認めつつも、シャシーや空力など他の要素で十分に補えるとの見解を示している。

    なお、この動きは2026年の勢力図にも影響を及ぼす可能性があり、マックス・フェルスタッペンの将来を含め、各陣営の駆け引きは今後さらに激しさを増していきそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1のチームオーダーは「魂を売る行為」

    マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1のチームオーダーは「魂を売る行為」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、昨季マクラーレンが採用したチームオーダーについて、「魂を売る行為だ」と強く否定的な見解を示した。

    2025年シーズン、マクラーレンF1はタイトル争いの中で、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの両名に平等なチャンスを与える方針を掲げ、いくつかの場面でチームオーダーを実施した。特にモンツァでは、ピットストップの遅れで順位を落としたノリスのため、ピアストリにポジションを譲る指示が出され、物議を醸した。

    当時、この指示に無線で驚きを示していたフェルスタッペンは、スイス紙『Blick』の取材に対し、もし自分が同じ立場だったとしても従わなかったと断言した。

    「絶対にしない。はっきりした理由もなく一度でもやってしまえば、魂を売ることになる」

    「そうなれば、チームは君に対して何でもできるようになる。そして忘れてはいけないのは、ピアストリもタイトル争いの真っ只中にいたということだ」

    フェルスタッペンは終盤戦で力強い追い上げを見せたものの、最終的にはタイトル獲得者のノリスにわずか2ポイント及ばず、ランキング2位でシーズンを終えた。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    シーズン中には、タイトルを逃す要因となった複数の出来事も話題に上がった。そのひとつがカタールGPでのアンドレア・キミ・アントネッリのミスで、これによりノリスが終盤にポジションを上げ、貴重なポイントを加算する結果となった。

    それでもフェルスタッペンは、この件についてメルセデスの若手ドライバーを責める姿勢は見せていない。

    「残念ながら、あの場面でキミがミスをして、それが大きな影響を与えた」

    「でも、ミスはこのスポーツの一部だ。限界で戦っていて、最高のマシンに乗った相手がすぐ後ろにいれば、なおさらだ」

    「プレッシャーの中でキミが少しワイドに行き過ぎてしまったのは残念だが、起こり得ることだ。怒ってはいない」

    この発言は、タイトル争いにおけるチームオーダーの是非と、ドライバーとしての主体性をめぐる議論を改めて浮き彫りにしている。

  • ホンダF1 渡辺康治「フェルスタッペンは我々にとってセナのような存在」

    ホンダF1 渡辺康治「フェルスタッペンは我々にとってセナのような存在」

    ホンダ・レーシングの代表執行役社長である渡辺康治は、アブダビGPの現地に姿を見せ、マックス・フェルスタッペンとレッドブルを応援した。ヤス・マリーナでのこの一戦は、日本メーカーにとってレッドブルとの最後のレースでもあった。

    アブダビGPは、レッドブルにとって特別な意味を持つ週末だった。ミルトンキーンズのチームは、ここでドライバーズタイトル5連覇を争っただけでなく、日本製パワーユニットを搭載して戦う最後のレースに臨んだ。

    ヤス・マリーナをもってホンダとレッドブルの提携は正式に終了し、ホンダは2026年からアストンマーティンにパワーユニットを供給する。一方、レッドブルはフォードの支援を受け、自社製パワーユニットへと移行する。

    この歴史的な週末に、渡辺康治も立ち会っていた。ホンダのトップとして、レッドブル、そしてマックス・フェルスタッペンとの最後のレースを見届けないわけにはいかなかった。渡辺康治は、フェルスタッペンとの関係性を、かつてのアイルトン・セナとホンダの関係になぞらえている。

    「我々は常に同じ目標を共有してきました。それは頂点に立つことです。これほど卓越したドライバーと仕事ができたことに、心から感謝しています。彼は常に誠実で、我々のチームを尊重してくれました。その姿勢は本当にありがたく、それこそがこのパートナーシップがうまくいった理由だと思っています」と渡辺康治は語った。

    「7年間にわたる協力関係を経て迎えたアブダビは、とても感情的な週末でした。一方で新たな挑戦が始まることを楽しみにしていますが、同時に少し寂しさもあります」と続けた。

    さらに渡辺康治は、フェルスタッペンが日本で持つ存在感についても言及した。

    「マックスは日本で非常に人気があります。今では多くの人が彼をホンダと結びつけています。それは、かつてのセナと同じだと感じています。彼は我々の会社にとって非常に大きな存在でした。彼の姿勢、そしてエンジニアたちへの信頼は、常に我々のモチベーションになっていました。マックスは、これからもずっと我々の心の中にいます」

    ホンダ F1 マックス・フェルスタッペン