カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • メルセデスF1代表 レッドブルのデプロイメントに危機感「ストレートで1秒差」

    メルセデスF1代表 レッドブルのデプロイメントに危機感「ストレートで1秒差」

    2026年F1バーレーン公式テスト初日、メルセデスはレッドブルとの差に衝撃を受けた。マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルによるロングラン比較の結果、ストレートでのエネルギーデプロイメントにおいて決定的な差があると分析している。

    トト・ヴォルフは、レッドブルRB22が連続周回においてストレートで約1秒もの差を生み出していると明かし、現時点でのベンチマークはレッドブルだと認めた。

    ストレートで1秒差「連続周回で確認」
    水曜午前の走行後、トト・ヴォルフはレッドブルの優位性について率直に語った。

    「彼らはストレートで、他の誰よりもはるかに多くのエネルギーをデプロイできている」とヴォルフは述べた。

    「つまり、連続した周回で1秒だ」

    メルセデスはこれまでW16の好調なスタートから2026年の有力候補と見られていたが、今回のロングラン比較とGPSデータ解析によって見方を改めたという。タイムシート上の順位ではなく、長距離走行データが決定的だった。

    バッテリーデプロイメントで決定的差
    ヴォルフは、単発のアタックラップではなく、10周連続で同様のストレートスピードを維持できている点が重要だと強調した。

    「単発では以前から見ていた。しかし今回は同じ種類のストレートでのデプロイメントを10周連続で確認した」と語った。

    「今日の段階では、彼らがベンチマークを設定したと言える」

    現時点でメルセデスは、レッドブルのように複数周回にわたりバッテリーデプロイメントを維持することができていないという。エネルギーデプロイメントが結果を左右する2026年レギュレーション下において、この差は極めて重要だ。

    レッドブル・レーシング

    「彼らは非常に良い仕事をした」
    レッドブルの新パワーユニットはバルセロナの段階でも信頼性とパフォーマンスで高い評価を受けていたが、バーレーンではさらに輝きを増した。

    ヴォルフは率直にこう認めた。

    「正直に言えば、彼らが今ほど良いとは思っていなかった。彼らは非常に良い仕事をした」

    「マシンもパワーユニットも、現時点ではベンチマークだ。そしてマックスが乗っている。その組み合わせは強力だ」

    開幕前の勢力図は、わずか数日で大きく塗り替えられつつある。2026年F1タイトル争いは、想像以上にオープンな戦いになる可能性が高い。

  • 角田裕毅 F1を語るパーソナルブック『YUKI』ティザー動画公開

    角田裕毅 F1を語るパーソナルブック『YUKI』ティザー動画公開

    角田裕毅の初パーソナルブック『YUKI』(小学館)のティザー動画が公開された。2026年2月20日(金)発売予定の本作は、ファッション誌『Oggi』がプロデュースを手がける一冊で、世界を舞台に戦うレーシングドライバーの“今”を多角的に切り取る内容となっている。

    F1の舞台で存在感を放ち続ける角田裕毅は、2021年のデビュー以降、日本人ドライバーとしてのキャリアを着実に積み重ねてきた。

    インスタグラムのフォロワーは410万人を超え、日本人アスリートの中でも屈指の人気を誇る。その攻めのドライビングスタイルとは対照的な、チャーミングな素顔もまた、多くのファンを惹きつける理由のひとつだ。

    今回公開されたティザー動画では、ファッション誌ならではのアプローチで撮影されたグラビアカットの一部や、撮影現場での様子が映し出される。モノトーンを基調としたスタイリングや、これまでのレースシーンとは異なる表情は、新たな角田裕毅像を予感させる仕上がりだ。

    本書には、AtoZ形式で角田裕毅の内面に迫る企画や、改めて整理されたプロフィール帳、年表などを収録。さらに、F1中継実況でも知られるラジオDJのサッシャとの対談も実現した。長年その歩みを追ってきたサッシャだからこそ引き出せた“本音”が語られるという。

    また、堂本光一、中野信治ら4名によるコラム企画「だからYUKIに夢中!」も掲載。加えて、小学館『月刊コロコロコミック』編集部の協力によるまんが企画では、角田裕毅が夢を追い続けてきた軌跡を描く。

    2025年シーズン終了後には緊急インタビューも敢行。「あのとき、実際は何が起こっていたのか──」と題し、激動のシーズンを振り返る内容が収録される。

    2026年はレッドブルのテスト兼リザーブドライバーとして新たな立場からF1に関わる角田裕毅。しかし「最高のF1ドライバーになる」という目標は変わらない。ティザー動画の公開により、その現在地と覚悟を映し出す一冊への期待は、さらに高まっている。

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  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1エンジンに自信「多くの項目をテスト」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1エンジンに自信「多くの項目をテスト」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2026年F1プレシーズンテスト初日に2番手タイムを記録し、最多となる136周、730キロメートル超を走行した。新体制となったレッドブル・パワートレインズ・フォードにとっても貴重なデータ収集の一日となり、走行距離とロングランの安定性が際立った。

    「今日は良い一日だった。多くの周回を重ね、さまざまなプログラムをテストした」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「レッドブル・パワートレインズ・フォードのエンジンはまだまったく新しいプロジェクトだ。他のメーカーと比べると、開発の歴史は長くない。だから開幕戦までに学ぶこと、発見すべきことがたくさんある」

    「レースウィークエンドで遭遇する可能性のある多くの項目をテストした。長年この分野にいるエンジンメーカーにとってはより簡単かもしれないが、新規参入の場合はすべてを確認しなければならない。もちろん通常の走行も多くこなした」

    「各チームはまったく異なるプログラムを実行している。だからラップタイムや順位には焦点を当てていない。マシンとタイヤを理解することに集中している。ここはバルセロナとは完全に異なるサーキットなので、比較できるのは良いことだ」

    フェルスタッペンは2日目にアイザック・ハジャーへRB22を引き渡し、自身は金曜日に再び走行する予定だ。プログラムは引き続き学習中心となるが、徐々にパフォーマンス追求へと軸足を移していく。

    「総じて今日はすべてがうまくいった。問題は発生しなかった。それが最も重要だった。だから金曜日に向けて、さらに何を学べるかに集中できる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • メルセデスF1代表「ベンチマークはレッドブル」 2026年PU勢力図に異変

    メルセデスF1代表「ベンチマークはレッドブル」 2026年PU勢力図に異変

    2026年F1バーレーンテスト初日、メルセデスのトト・ヴォルフが発した一言がパドックに衝撃を与えた。現時点でのパワーユニットのベンチマークは、メルセデスではなくレッドブルだという。

    圧縮比を巡る議論が続く中での発言だけに、戦略的な駆け引きと見る向きもある。しかしデータが示す内容は、単なる心理戦だけでは説明できない。

    「パワーユニットのベンチマークか? レッドブルだ」とヴォルフは明言した。

    2026年シーズン開幕を前に、最大の論争は圧縮比問題だが、ヴォルフが言及したのはそれとは別の側面だった。メルセデスを率いる立場として注意を逸らす意図がある可能性は否定できない。それでも、ミルトンキーンズで初めて製造されたレッドブルのパワーユニットが示している完成度には、明確な評価を与えている。

    ベン・ホジキンソンの指揮のもとで進められてきたプロジェクトは、バルセロナからサクヒールにかけてのテストで想定以上のパフォーマンスを示した。とりわけ注目されているのがエネルギーマネジメントである。

    午前中にマックス・フェルスタッペンが行ったレースシミュレーションでは、ストレートでの最高速が他チームを明確に上回った。しかもそれは単発のアタックラップではなく、連続周回にわたり安定して再現されていた。

    「正直に言って、ここまで競争力があるとは思っていなかった。本当に素晴らしい仕事をしている。マシンとパワーユニットは現時点でベンチマークだ。そしてそのマシンにはマックスが乗っている。非常に手強いパッケージだ」

    確認を求められても、ヴォルフは言葉を濁さなかった。

    「その通りだ。今この瞬間、彼らがベンチマークだ。今朝のマックスの走行を見れば、全てのストレートでより多くのエネルギーを使えていることが分かる。我々だけでなく、全チームに対してだ。それも1周だけではない。連続したスティント全体でだ」

    さらにこう続けた。

    「単発のラップでは以前から兆候はあった。しかし今日は10周連続で同じエネルギーの可用性を維持していた。ただし、まだここはテスト初日だ。状況は変わるかもしれない。それでも今日に限れば、彼らのポテンシャルに疑いはない。我々はまだあそこまでエネルギーをコントロールできていない」

    レッドブル・レーシング

    この評価が冷静な現状分析なのか、それとも圧縮比問題を巡る駆け引きの一部なのかは、今後の絶対的なパフォーマンス比較が明らかにするだろう。

    しかしパドック内の声も興味深い。圧縮比問題でメルセデスに対抗姿勢を示している他メーカー陣営も、レッドブルのパワーユニットが持つ潜在能力についてはヴォルフと同様の見解を示しているという。

    信頼性もまた重要な要素だ。フェルスタッペンは初日だけで100周以上を走破し、アイザック・ハジャーも同様に周回数を重ねた。走行距離とパフォーマンスの両立は、新レギュレーション下では大きな意味を持つ。

    2026年F1の新時代は、単なる圧縮比論争では測れない。エネルギー管理という見えにくい領域で、すでに明確な差が生まれている可能性がある。

    その差が実力差なのか、高度な心理戦なのか。答えはテストの残り日程、そして開幕戦メルボルンで明らかになる。

  • マクラーレン「レッドブル・フォードのエンジンは2026年F1最大級のサプライズ」

    マクラーレン「レッドブル・フォードのエンジンは2026年F1最大級のサプライズ」

    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、先月バルセロナで実施されたプレシーズン・シェイクダウンテストを振り返り、新たに投入されたレッドブル・フォードのF1パワーユニットについて「非常に、非常に強力だ」と評価し、2026年F1における大きな驚きの一つだと語った。

    このエンジンを搭載したマシンのうち、タイムシート上で最上位だったのはマックス・フェルスタッペンのレッドブルで、順位は7番手。最速だったルイス・ハミルトン(フェラーリ)からは1.238秒遅れだった。

    ただし、シェイクダウンのラップタイム自体に大きな意味はなく、レッドブル・パワートレインズが初めて手がけたパワーユニットは多くの周回数をこなし、パフォーマンス面でも有望な兆しを示した。

    「バルセロナのテストで何が一番驚きだったかと聞かれれば、レッドブル・フォードのエンジンは本当に、本当に強力に見えた。彼らには脱帽だ」とブラウンは語った。

    「速そうだっただけでなく、信頼性も非常に高かった」

    「全体的な信頼性もとても印象的だった。非常に洗練されていて、新しく、まだ成熟していないレギュレーションの初期段階としては、驚くほどだ。全チームがこれだけ多くの走行距離を稼げたのは素晴らしいことだ」

    「だから際立っていたのは、(レッドブルの)フォードエンジンと、こうした高度な新ルールのもとでの全体的な信頼性だと思う」

    マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラも、レッドブルのパワーユニットの出来を高く評価しており、メルセデス、フェラーリと並んで「良いスタートを切った3社のうちの1つ」だと述べている。

    ディフェンディングチャンピオンであるマクラーレンにパワーユニットを供給するメルセデスは、現時点で得られる限られた情報から判断する限り、最も強力なパッケージを持っていると広く見られている。一方で、その設計上の優位性を問題視するライバル陣営が、ルール変更を求めて動いている点は依然として不透明だ。

    現行レギュレーションでは、V6エンジンのシリンダー内の最大圧縮比は16:1と規定されており、これは外気温で測定されることになっている。しかし、メルセデスはエンジンが高温状態で作動する際、この数値を事実上超える手法を見つけたのではないかと見られている。

    ただしブラウンは、これを「典型的なF1の政治」だとして一蹴し、メルセデスが得ているとされる優位性を過小評価した。さらに、エンジンの合法性については、メルセデス代表トト・ヴォルフの見解にも同調している。

    「このエンジンはレギュレーションに完全に準拠する形で設計されている。それがこのスポーツの本質だ」とブラウンは語った。

    「過去に見てきたダブルディフューザーのような事例と何も変わらない。ルールの範囲内で成立しているということだ」

    「競合が主張するほど大きなアドバンテージがあるとは思っていない。ただ、彼らの仕事は、何らかの優位性があると感じれば、それをストーリーに仕立てることだ。現実としては、エンジンは完全に合法で、すべてのテストをクリアしている。HPP(メルセデスのハイパフォーマンス・パワートレイン部門)は良い仕事をしていると思う」

    「これはメルセデスの話題だ。我々はパワーユニットを設計・製造しているわけではない。HPPは我々が非常に関心を持っていることを理解していて、情報共有はしてくれるが、パワーユニットのワーキンググループに参加しているわけではないので、そこでの議論には関与していない」

    またブラウンは、ルール変更によって自チームおよび他のメルセデスPU搭載チームがレースに出走できなくなる可能性についても否定した。

    「オーストラリアでメルセデスのチームがグリッドに並ばない、なんてことは想像できない」とブラウンは語った。

    「そうした話し合いに我々は関与していないので、パワーユニットの観点からどんな変更が必要になるのかも分からない。ただ、オーストラリアでは間違いなくすべてのメルセデス勢がグリッドに並ぶだろう」

    FIAの立場
    メルセデスのライバル陣営は、開幕戦までにF1のエンジンルールを変更する提案に取り組んでいるとされており、FIAのシングルシーター部門責任者であるニコラス・トンバジスは、3月初旬のオーストラリアGPまでにこの問題を解決したいという意向を改めて示している。

    「我々は、この問題をどう解決するかについて多くの時間を費やして議論してきた」とトンバジスは、FIAのYouTubeチャンネルで公開されたQ&Aセッションで語った。

    「もちろん、シーズン開幕までに解決することが我々の意図だ」

    「論争は望んでいない。人々には、法廷やスチュワードルームではなく、サーキット上で競い合ってほしい」

    トンバジスは、2026年に向けて圧縮比の上限が18:1から16:1に引き下げられた理由について、新規参入メーカーが既存メーカーと競争できるよう支援するためだったと説明した。また、大きなレギュレーション変更の際に、チームがグレーゾーンや抜け穴を探すのは自然なことだとも述べている。

    「新規参入のメーカーは、既存メーカーに比べて大きく遅れた状態からスタートしている。そのため、彼らが公平な競争条件で参戦できるよう、いくつかの仕組みを用意する必要があった」とトンバジスは語った。

    「そうでなければ、コストキャップや各種制限がある中で、彼らは常に追いつくのに苦労することになっていただろう」

    「それでもなお、彼らにとっては非常に大きな挑戦であることに変わりはない。決して簡単な仕事ではない。だからこそ、新規参入の条件の一つとして、ある程度の簡素化やコスト削減を図る必要があり、その一つが圧縮比だった」

    「かつての18:1という上限は、正直言ってほとんど意味をなさない数値だった。そこに到達すること自体がほぼ不可能だったからだ。それを16:1に下げたのは、一種の妥協だった」

    「もちろん、エンジニアたちは非常に賢く、常に優位性を追求している。エンジンが高温で作動している際に、この圧縮比を実質的に高める方法を見つけた者もいる」

    「これは数字と統計の問題であり、新しいレギュレーションが導入されれば、こうした議論の余地が生まれるのは避けられない。これまでも常にそうだった」

    「ただ一つ変わった点があるとすれば、我々はこの選手権を、ルール解釈の争いではなく、最高のドライバー、最高のエンジニア、そしてチーム同士が競い合う場にしたいと強く考えているということだ」

  • レッドブルF1代表ローラン・メキース、バーレーン公式テスト1回目を欠席

    レッドブルF1代表ローラン・メキース、バーレーン公式テスト1回目を欠席

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるローラン・メキースは、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2026年F1プレシーズンテスト第1回を欠席することになった。シーズン開幕を前にした最初の公式テストであり、各チームが新レギュレーション下でのマシン理解を深める重要な機会となるが、メキースは現地入りしていない。

    今回のテストは2月11日(水)から13日(金)までの3日間にわたって実施される。

    関係者によれば、メキースは軽度で定期的な医療処置を受けたため渡航を見送ったとされており、容体に深刻な問題はないという。チームとは引き続き緊密に連絡を取り合う予定で、2月18日から20日に行われる第2回プレシーズンテストではバーレーンに姿を見せる見通しだ。

    バルセロナで示された新パワーユニットの信頼性
    メキース不在のなかでも、レッドブル陣営はすでにポジティブな材料を手にしている。1月末に非公開で行われたバルセロナでのテストでは、新型レッドブル・パワーユニットが高い信頼性を示した。

    このテストで走行を担当したのはマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーだった。ハジャーはセッション中に一度クラッシュを喫したものの、最終的にはRB22で合計158周を走破している。一方、4度のF1ワールドチャンピオンに輝いているフェルスタッペンも145周を重ね、ハジャーより13周少ない走行距離を記録した。

    チーム代表が現地にいないという異例の状況ではあるが、事前テストでの走行実績と信頼性の高さは、レッドブルが2026年シーズンに向けて着実な準備を進めていることを示している。

    レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅、サンフランシスコでレッドブルF1ショーラン「今から待ちきれません」

    角田裕毅、サンフランシスコでレッドブルF1ショーラン「今から待ちきれません」

    レッドブルのテスト兼リザーブドライバーである角田裕毅が、サンフランシスコのマリーナ・ブールバードで開催されるショーランの主役を務める。

    レッドブルのテスト兼リザーブドライバー、角田裕毅が、フォード・レーシングの提供によるショーランで、サンフランシスコの街にF1の轟音を響かせる。2月21日に行われるこのイベントでは、100戦以上のF1出走経験を持つ角田裕毅が、豪華ラインアップの筆頭としてベイエリアを駆け抜ける。

    角田裕毅は、サンフランシスコのマリーナ・ブールバードの市街地コースで、タイトル獲得マシンとして知られるRB7を限界までプッシュする予定だ。F1での5年間の経験とそのアグレッシブな走りを、この街に持ち込む。

    この日は、海沿いの景色がレーシングラインへと変わり、1日限りの熱狂的なモータースポーツイベントが繰り広げられる。角田裕毅に加え、モータースポーツ界のさまざまな分野から集まった才能豊かな顔ぶれが登場する。

    フォード・レーシングのオフロードスターであるミッチ・ガスリーは、ダカール・ラリーを制したフォード・ラプターT1+を披露。元F1ドライバーのスコット・スピードは、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズのF1マシンでマリーナ・ブールバードを走行する。さらに、フリースタイル・モトクロスの第一人者アーロン・コルトンが、サンフランシスコの空を舞う。

    会場では、マスタングGT3耐久レーサーや、迫力あるF-150ライトニング・スーパートラックといった特別な車両も展示される予定だ。

    「F1マシンのステアリングを再び握れるのが本当に楽しみですし、それがサンフランシスコでRB7に乗れるというのは最高です。外に出てドーナツをして、観客の前で本物のF1サウンドを響かせるのが今から待ちきれません」

    角田裕毅はそう語った。

    オラクル・レッドブル・レーシングとレッドブルは、F1を世界各地へ届け、新たなファンを魅了し、すべての人がF1の迫力を「見て、聞いて、感じる」機会を提供し続けている。角田裕毅の走行は、2月21日12時から16時まで、サンフランシスコのマリーナ・ブールバードで行われる。

    角田裕毅 レッドブル F1

  • F1圧縮比問題:レッドブルの“立場転換”はメルセデスの優位性を削ぐ狙い?

    F1圧縮比問題:レッドブルの“立場転換”はメルセデスの優位性を削ぐ狙い?

    圧縮比を巡るエンジン問題は依然として議論の中心にあり、とりわけレッドブルが立場を変え、アウディ、フェラーリ、ホンダと足並みを揃えたとされる点が注目を集めている。

    この決断は、バルセロナでのテストデータの一部から垣間見えたメルセデスの優位性に圧力をかけ、それを抑え込むことを目的としているようにも映る。

    もはや議論は圧縮比そのものではなく、皮肉を込めて「理解力の比率」と呼ばれる段階に入っている。というのも、技術規則の解釈を守ろうとする中で、メルセデスが孤立する形になっているからだ。

    先週行われたPUAC(パワーユニット諮問委員会)の会合で浮かび上がった重要なポイントは、レッドブルの立場転換だった。この動きは突然であると同時に決定的でもあった。アウディ、フェラーリ、ホンダと歩調を合わせたことで、正式に「高温時の圧縮比を測定するシステムを、技術指令もしくはレギュレーション改定によって導入する」ために必要な定足数(5社中4社)に達した。

    この問題は、技術的な議論の段階から、今後は政治的な局面へと移っていく。提案は来週バーレーンで開催予定のF1コミッションの議題に上がり、現時点の勢力図が維持されるならば、その後は世界モータースポーツ評議会による最終承認へと、形式的なプロセスを速やかに進むことになる見通しだ。

    圧縮比 F1 メルセデス エンジン

    レッドブルが“寝返った”理由
    しかし、最大の疑問は、ミルトンキーンズを拠点とするレッドブルが、なぜこのタイミングで進路を変えたのかという点にある。12月から始まった議論の中で、レッドブル・パワートレインズ部門は中立的な姿勢を保ってきた。その態度は、メルセデスが指摘されているのと同様に、高温時に圧縮比を高める技術的解決策をレッドブル自身も有しているのではないか、という憶測を生んでいた。

    だが、その慎重姿勢から先週確認された決断に至るまでの間に、ひとつの重要な要素が挟まっている。それがバルセロナでのテストだ。

    スペインでのテストでは、ラップタイムだけでなく、各チームが収集した走行データを詳細に分析する機会があった。複数のチーム関係者は、メルセデスがエンジン面で顕著な優位性を示していたと漏らしている。ただし、その際もメルセデスは自らのポテンシャルを過度にさらけ出さないよう、細心の注意を払っていたという。

    得られた情報によれば、パフォーマンスのピークはごく短いスティント、数周に限定されており、それでもエンジニアにとっては十分な裏付けを得るには足る内容だった。過度な注目を集めずに、必要なデータを確保するための走行だったとされる。

    ここ数か月、メルセデスのパワーユニットが基準になる存在だと語られてきたこと自体は驚きではない。しかし、冬の噂話と、GPSデータを含む実測値の分析とでは意味合いが異なる。実際に数値として確認することは、まったく別の重みを持つ。そして、その差は想定以上だった可能性が高い。

    こうして、レッドブルの進路変更の背景として最も有力な仮説が浮かび上がる。ミルトンキーンズのパワートレインズ部門が初めて手がけたエンジンは、バルセロナテストにおける興味深いサプライズのひとつだった。それでも、直接のライバルに対してレギュレーション面から圧力をかけられる可能性があるなら、それは戦略的に見逃せない機会となる。

    とりわけ、現場で実際のデータを確認し、メルセデスのパワーユニットが持つ真のポテンシャルを数字で把握した後であれば、その判断はなおさら現実的なものとなったはずだ。

  • フェルスタッペン、レッドブル2026年F1新エンジンに手応え「良いスタート」

    フェルスタッペン、レッドブル2026年F1新エンジンに手応え「良いスタート」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1新レギュレーションに向けてチームが初めて自社開発した新パワーユニットについて、バルセロナでの非公開シェイクダウンを終えた段階で「良いスタートを切れた」と前向きな初期評価を示した。

    フォードとのパートナーシップで開発されたこの新エンジンは、ライバル勢の間でも早くも注目を集めている。

    新規則サイクル初年度を前に、レッドブルの新エンジンの完成度には不透明感もあった。しかし、1月末に行われたバルセロナ・シェイクダウンでは、走行距離と信頼性の両面で印象的な内容を残し、特にメルセデスなどのライバルから驚きの声が上がったという。

    フェルスタッペンはF1公式サイトに対し、バルセロナでの走行を振り返り、全体としては手応えを感じていると語っている。

    「全体的には、かなり良かったと思う」とフェルスタッペンは述べた。
    「初日の朝は天候の影響もあって、あまり周回数を重ねられなかった」

    「でも最終日は良かった。たくさん周回できて、多くのことを学べた。まだ改善したい点や見直したい点は多いけれど、それは普通のことだと思う」

    「新しいエンジンで、あれだけの周回数をこなせたのはとても良いことだし、我々にとって良いスタートだ」

    「ポジティブではあるけれど、まだ本当に初期段階だ」

    フェルスタッペンは、新レギュレーション下のパワーユニット開発が全チームにとって極めて複雑であることも強調した。

    「まだ作業の途中段階だ。でも、こうした点についてはかなり良い形で走り出せていると思う」

    「これは誰にとっても非常に複雑なフォーミュラだ。だから、やるべきことはまだたくさんある。それは普通のことだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    一方で、バルセロナでのテストは完全に順風満帆だったわけではない。2日目にはアイザック・ハジャーが激しいクラッシュを喫し、チームはミルトンキーンズからの新パーツ到着を待つため、1日走行を見送らざるを得なかった。

    それでもハジャー自身は、初日の段階で新エンジンに好印象を抱いていたことを明かしている。

    「初日は小さな問題がいくつかあっただけだ。自分たちのエンジンでの初日だということを考えれば、とても印象的だった」とハジャーは語った。
    「とてもスムーズだったし、少なくともアップシフトやダウンシフトの感覚は、これまで慣れてきたものと大きく変わらない」

    「もちろん、まだ微調整が必要な部分はいくつかあるけれど、全体としては堅実だ」

    2026年F1のプレシーズンテストは、2月11日から13日にかけてバーレーンで再開され、さらに18日から20日にかけて追加テストが予定されている。新時代の幕開けとなる開幕戦オーストラリアGPは、3月6日から8日に開催される。

  • マックス・フェルスタッペンの相棒が明かす レッドブルF1ピットウォールの激論

    マックス・フェルスタッペンの相棒が明かす レッドブルF1ピットウォールの激論

    レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼが、レース中にピットウォールで交わされる「ヒートアップした会話」の実情を明かした。

    ランビアーゼは、フェルスタッペンがレッドブルに加入した2016年以降、一貫してレースエンジニアを務めてきた人物であり、4度のワールドチャンピオン獲得と71勝すべてをともに経験している。

    2025年シーズン最終戦アブダビGPでは、両者の関係が一区切りを迎える可能性を示唆する発言もあったが、結果的に2026年もコンビは継続されることになった。

    ピットウォールで交わされる本音のやり取り
    ランビアーゼは、F1解説者サイモン・レイゼンビーと元F1王者デイモン・ヒルが執筆した新刊『Pressure』の中で、フェルスタッペンとのやり取りが他のチームメンバーとの会話とは大きく異なることを語っている。

    「ピットウォールでは『GP、彼は今度は何を言っているんだ?』と言われることがある。そして僕は『だって彼はピットに入りたがっているのに、僕たちは入れなかったんだから』と返すんだ」とランビアーゼは説明した。

    「『僕も分かっている。タイヤは完全に終わっている』とね。マックスに対しては冷静に話しているように見えるかもしれないが、テレビに映らないピットウォールでの会話は、もっとずっと激しい」

    さらに、こうしたやり取りが機能する理由について、次のように続けている。

    「誰も悪意を持って発言しているわけではない。ただ、現場では即断が求められる。事実に基づいた判断を心がけ、主観的な意見を排除することは大切だが、それでもピットウォールには自由に意見を言える空気が必要だ。その点で、レッドブルはその自由を認めてくれている」

    「腫れ物に触るような状態では、うまくいかない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンとの“激しい無線”の歴史
    フェルスタッペンは、指示を出す側にとって決して扱いやすいドライバーではない。ランビアーゼとの間でも、これまで幾度となく激しい応酬があった。

    2024年のハンガリーGPでは、フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに2度アンダーカットを許した場面で、無線上で強い言葉のやり取りが交わされた。ランビアーゼがフェルスタッペンに対して「子どもじみている」という表現を使ったことも話題になったが、レッドブル側はレース後、放送上の切り取り方によって文脈が誤解されたものだと説明している。

    また、2023年のベルギーGP予選では、フェルスタッペンがチームの判断を「最悪の実行だった」と表現し、ランビアーゼに向けて激しい言葉を投げかけたこともあった。

    率直さが支える強固な関係
    それでも、両者の関係は非常に良好だという。レースウイークエンド中、チーム無線を通じて率直に意見をぶつけ合うことは、むしろ奨励されている。たとえその多くが世界中の視聴者に向けて放送されるとしてもだ。

    ランビアーゼとフェルスタッペンの関係は、衝突を恐れず本音をぶつけ合うことで成り立っている。その「激しさ」こそが、レッドブルとフェルスタッペンの成功を支える重要な要素のひとつであることは間違いない。