カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • アイザック・ハジャー F1日本GP予選8番手「マシンを速くする理解が最優先」

    アイザック・ハジャー F1日本GP予選8番手「マシンを速くする理解が最優先」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は、2026年F1日本GP予選で8番手を獲得した。鈴鹿ではマックス・フェルスタッペンを上回り、これで今季予選でチームメイトを上回るのは2度目となった。

    だがハジャー自身は、この結果を手放しで喜んではいない。決勝でのポイント獲得はもちろん狙いながらも、それ以上に重要なのは、苦戦が続くRB22の理解を深め、今後に向けてマシンを速くする手がかりを見つけることだと強調した。

    予選ではQ3進出自体が難しいと感じていた
    「すべてのプラクティスセッションを考えれば、Q3進出はとても難しくなると分かっていた」とハジャーは語った。

    「予選ではマシンの感触がかなり違っていて、それもあまりいい方向ではなかった。とにかく運転するのがすごく難しかったけど、それでも少しは良くなっていた」

    「正直に言えば、7番手が目標だった。達成不可能な目標という感じだったけど、実際にはかなり近いところまで行けていた」

    決勝の目標は入賞よりもマシン理解
    ハジャーは今季ここまで、中国GPで8位に入り一度ポイントを獲得している。ただ、日本GPでは周囲との差が非常に小さく、再びトップ10圏内で終えるのは簡単ではないと見ている。

    「周りのマシンとの差がとても小さいことを考えると、ポイントを獲るのは難しくなりそうだ」

    「もちろんポイント獲得は常に目標だ。でも最終的な目標は、明日ポイントを取ることではない。どうすればこのマシンをもっと速くできるのかを理解することだ」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) F1 日本GP

    レッドブルF1は根本改善が必要な段階
    今回の予選ではフェルスタッペンも一貫してハンドリングへの不満を口にしており、ハジャーもまた2026年型マシンの扱いづらさを認めた。8番手という結果自体は一定の成果だが、ハジャーの言葉からは、レッドブル・レーシングが今必要としているのは単発の入賞ではなく、マシンの根本的な改善だという認識がにじむ。

    鈴鹿の53周では、そのヒントをどれだけ得られるかも大きなテーマになりそうだ。

  • フェルスタッペン レッドブルF1に困惑「もうフラストレーションすらない」

    フェルスタッペン レッドブルF1に困惑「もうフラストレーションすらない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1日本GP予選でQ2敗退を喫し、グリッド11番手から決勝を迎えることになった。

    予選を通じてマシンの挙動に苦しみ続けたフェルスタッペンは、RB22の問題に困惑しており、もはやフラストレーションを通り越した心境にあることを明かした。

    制御不能な挙動に苦しんだRB22
    フェルスタッペンはQ1を9番手で通過したものの、Q2では序盤のアタックで10番手タイムにとどまり、チームメイトのアイザック・ハジャーに0.024秒差、アウディのニコ・ヒュルケンベルグには0.049秒差という接戦の中に埋もれた。

    最終アタックではタイムを0.1秒更新したが、ファン・アメルスフォールト・レーシングのアービッド・リンドブラッドが大きくタイムを伸ばし、フェルスタッペンはQ2敗退圏へと押し出された。

    「クルマに何か問題があると思う。突然、この予選では完全にドライブ不能になった」とフェルスタッペンは無線で語った。

    「高速域でリアが突然跳ねてしまうんだ」

    改善できない問題と信頼感の欠如
    フェルスタッペンはセッション後も原因を掴めていない様子で、週末を通じてセットアップ変更を重ねながらも問題を解決できなかったと説明した。

    「週末を通して変更はしてきたけど、同時にクルマにはいくつか問題があって、それを解決しようとしているところだ。予選ではFP3よりも悪化していたと思う」

    「本当にプッシュしようとすると、完全にコントロール不能だった。全然良くなかったし、どのコーナーでも攻める自信がまったく持てなかった」

    「僕にとっては行き詰まっていた。これ以上プッシュできなかった」

    また、問題はパワーユニットではないと強調した。

    「パワーユニットが最大の問題ではない。クルマ側で本当に苦しんでいる」

    フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    「もうフラストレーションすらない」
    フェルスタッペンは現在の状況について、怒りや失望すら感じなくなっていると語った。

    「もうフラストレーションすらない。その段階は過ぎている」

    「何と言えばいいのか分からないけど、正直どう考えればいいのかも分からない」

    「もう怒ってもいないし、失望もしていないし、フラストレーションもない」

    それでも将来については、改善への希望をわずかに残している。

    「もちろんいくつかの問題は解決できるはずだ。できれば今後数週間から数カ月の間にね」

    レッドブル・レーシングにとって厳しい週末となる中、フェルスタッペンは後方からの巻き返しを狙うことになる。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1神話崩壊か ハジャーに予選2敗

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1神話崩壊か ハジャーに予選2敗

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年シーズン序盤においてチームメイトであるアイザック・ハジャーに対し、予選で苦戦を強いられている。

    今季ここまでのわずか数戦で、フェルスタッペンはすでに2度にわたりハジャーに予選で敗れており、この数字は2024年以降にセルジオ・ペレス、リアム・ローソン、角田裕毅を相手に喫した敗北数を上回る結果となっている。

    フェルスタッペンはこれまで、チーム内予選成績で圧倒的な強さを誇ってきた。2024年以降の通算成績は「47勝1敗」であり、同一チーム内での比較ではほぼ無敵の状態を維持していた。

    しかし2026年は、その構図に変化の兆しが見え始めている。ルーキーであるハジャーが予選でフェルスタッペンを上回るパフォーマンスを見せており、レッドブル内の力関係に新たな注目が集まっている。

    もっとも、シーズンはまだ序盤であり、フェルスタッペンのレースペースや総合力は依然として高い水準にある。とはいえ、これまで圧倒的だった“チーム内無敗神話”に陰りが見え始めたことは、今後のタイトル争いにも少なからず影響を与える可能性がある。

  • 角田裕毅 F1に残るための決断「あえてレースをしない道を選んだ」

    角田裕毅 F1に残るための決断「あえてレースをしない道を選んだ」

    レッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅は、2026年F1第3戦日本GPの週末、鈴鹿サーキットには多くのファンが詰めかける中、メディアセッションで現在の立場について率直な思いを語った。

    今季はオラクル・レッドブル・レーシングおよびビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームのリザーブとして活動。カート時代を含めても初めて“レースに出場しないシーズン”を過ごしているが、その選択は自らの意思によるものだという。

    角田『F1に残るために選んだ道』
    「レースができないということではないです。レースをしようと思えば、このチームではないところでレースをする選択もできた。ある意味、レースをしないことを選んだ。それはF1に残るためです」

    「別にレースができないという感覚はない。レース人生を考えたうえで出した決断だし、後悔もしていない」

    「スクリーン越しに見ていると、運転できないフラストレーションはある。でも、そのおかげで自分がどれだけF1に思い入れがあるか知ることができた」

    レースから一歩引いた立場だからこそ、自身の原点と向き合う時間にもなっている。

    角田『今のF1は別のカテゴリーのよう』
    「チームメイトとの差がつきにくいかなと思った。今年のF1はエネルギーの部分がかなり大きいので、どれだけコーナーでエネルギーを回収できるかが大切」

    「コーナーで遅くても、それが直接タイムに響くわけではない。ストレートでその遅れを回収することのほうが重要になる」

    「2025年までとは違うクルマだから、エネルギー回生を考えなくちゃいけない。鈴鹿のセクター1も、今まではアクセルをパーシャルで使っていたけど、今年はストレートを考えると抜いた方がいい」

    「いままでと違うカテゴリーになったように感じている」

    エネルギーマネジメントが鍵を握る2026年のレギュレーションは、ドライビングそのものの概念を変えていると強調した。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田『リザーブの役割は自分次第』
    「リザーブドライバーといっても、みんな同じわけではない。僕はいまのところレースに金曜日から帯同して、そのなかでチームに助言とかもしている」

    「シミュレーターはやりたい時にできるし、やらされているわけではない。自分でやりたい日を決めてやらせてもらっている」

    「めちゃめちゃトレーニングはしている。フィジカル面では今のところベストシェイプだと思う」

    現場でのフィードバック、シミュレーター作業、そしてトレーニングと、役割は多岐にわたるが、そのすべてが将来の復帰に向けた準備につながっている。

    角田『チャンスが来ればすぐに乗れる』
    「TPC(旧型車テスト)はまだわからないが、ヨーロッパでF2やF3のマシンに乗る予定。ただレースではない」

    「ある程度調整はしている。乗るしかないし、イメージはできている」

    F1マシンでの実走機会は未定ながら、装備や準備は整っており、いつでもレース復帰に対応できる状態にある。

    角田『必ずまた戻ってくる』
    「今年、みなさんの前で走ることができないのはすごく残念」

    「来年、もしくは今年のどこかで戻って来られるように最大限頑張る」

    「今年は一観客として、皆さんと同じようにレースを楽しみたい」

    悔しさを抱えながらも、その選択に迷いはない。角田裕毅はF1の舞台に戻るため、静かに、しかし確実に準備を進めている。

  • レッドブルF1に“深刻な問題” マックス・フェルスタッペン「一晩では直らない」

    レッドブルF1に“深刻な問題” マックス・フェルスタッペン「一晩では直らない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1日本GP初日のフリー走行で苦戦を強いられた。FP1では7番手、FP2では10番手にとどまり、トップから大きく離される結果となった。

    マシンバランスの不安定さとグリップ不足に悩まされ、セットアップ変更も裏目に出るなど、チーム全体として課題が浮き彫りとなる一日となった。

    フェルスタッペン『両極端でバランスが見つからない』
    「正直あまり良くなかった。バランスもグリップも足りていない。FP1とFP2でまったく逆の状態になったが、どちらも良くなかった」

    「やるべきことはたくさんあるし、今はかなり大きな問題を抱えている。良い一日ではなかった」

    「ひとつを直そうとすると別の問題が出る。結局バランスがまったくまとまらない」

    「中国と似たような問題だが、まだ遅れている。特にセクター1の中高速コーナーでなぜここまで遅いのか理解できていない」

    「今日は両極端のセットアップを試したが、どちらも機能しなかった。極端から極端へ行くだけで、ラップタイムを大きく失っている」

    『一晩で解決する問題ではない』
    「方向性はあるが、現時点では解決が非常に難しい。だから一晩で奇跡が起きるとは思っていない」

    「まずは問題がどこから来ているのか、もっと理解する必要がある」

    低速走行の理由はFIA設定によるもの
    「回転数が低くなりすぎるとパワーが出なくなるFIAの設定がある」

    「ゆっくり走っているときに起きやすくて、速いマシンを先に行かせようとした際にダウンシフトが遅れると回転数が落ちすぎる」

    「セーフティモードのような状態に入って、10〜20秒ほどパワーが戻らない。いわばグリッチのようなものだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    モナハン『基準に達していない』
    ポール・モナハン(レッドブル・レーシング/チーフエンジニア)も、この日の内容を厳しく評価した。

    「我々の相対的なポジションを見れば明らかだ。チームとしての基準にも、マックスが求めるレベルにも達していない」

    「いくつか問題は特定できているが、それを正しく理解し、明日までに修正できるかどうかが重要になる」

    「今日は間違いなく厳しい一日だった」

    アップグレード自体は機能も別の問題が露呈
    レッドブルは今回、サイドポッドやフロア、エンジンカバーなど大規模なアップグレードを投入した。

    「形状としては大きな変更だった。ミルトンキーンズのスタッフには感謝したい。それだけ大きな努力だった」

    「今回のパッケージ自体は期待通りに機能しているように見えるが、他の部分に問題がある」

    「そこを明日に向けて修正しなければならない」

  • マックス・フェルスタッペンの“退室要求”にF1記者が反撃 中傷被害も告白

    マックス・フェルスタッペンの“退室要求”にF1記者が反撃 中傷被害も告白

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2026年F1日本GPの木曜メディア対応で、特定の記者が退室するまで発言を拒否し、その記者を部屋から退出させる場面があった。

    その当事者である英ガーディアン紙のジャーナリスト、ジャイルズ・リチャーズは、この出来事について「深く失望した」とし、さらに騒動後に中傷メールを受け取ったことを明かした。

    ジャイルズ・リチャーズが経緯と心境を説明
    鈴鹿で行われたメディアセッションで、フェルスタッペンは特定の記者が室内にいる限り発言しないと明言した。

    「彼が出ていくまでは話さない」とフェルスタッペンは述べ、対象となる記者を指名した。

    やり取りの中でフェルスタッペンはその記者に「出ていけ」と伝え、記者は実際に退室。その後フェルスタッペンは「これで始められる」と語り、セッションが開始された。

    この出来事についてジャイルズ・リチャーズは「深く失望した」と述べている。

    「これまで彼には十数回インタビューしてきたが、どれも友好的でユーモアのあるやり取りだった」

    「彼に対する批判も最小限で、必要な場合に限っていた」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    発端となった2025年のやり取り
    問題の発端は、2025年シーズン最終戦アブダビGP後のメディアセッションにさかのぼる。

    ジャイルズ・リチャーズはフェルスタッペンに対し、同年6月1日のスペインGPでジョージ・ラッセルと接触した件について「後悔はあるか」と質問した。この接触では10秒ペナルティが科され、フェルスタッペンは順位を5つ落とし、最終的にタイトル争いに影響するポイントを失っていた。

    この質問に対し、フェルスタッペンは次のように応じていた。

    「シーズンで起きた他のことは全部忘れて、君が取り上げるのはバルセロナだけだ。この質問が来るのは分かっていた」

    「今、ばかみたいな笑みを浮かべているな」

    「分からないな。まあレースの一部だよ。人はそこから学ぶものだ。選手権は24戦ある。その後半戦では僕に“クリスマスプレゼント”みたいなこともいろいろあった。そこも疑問に思うことはできるはずだ」

    フェルスタッペンは鈴鹿で、この質問を理由に当該記者の退室を求めた。

    騒動後に中傷メールが届いたと告白
    ジャイルズ・リチャーズはさらに、今回の件の直後に中傷を受けたことも明かしている。

    「2時間も経たないうちに誰かが私のメールアドレスを突き止めた」

    「『お前が問題だ』『F1における英国びいき全体の原因だ』『最悪だ』といった内容だった」

    ジャイルズ・リチャーズは、X(旧Twitter)については確認するつもりはないとしている。

    一方で「自分の健康状態は問題ない」とし、今回の件にもかかわらず、将来的にフェルスタッペンとの関係が改善することを望んでいると述べた。

    フェルスタッペンは走行面でも苦戦
    なお、フェルスタッペンは金曜の走行を10番手で終え、レッドブルに「大きな問題」があると語っている。今回の騒動に加え、週末のパフォーマンス面でも課題を抱えている状況だ。

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GP予選修正に苦言「根本は変わらない」

    マックス・フェルスタッペン F1日本GP予選修正に苦言「根本は変わらない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、FIAが2026年F1日本GPの予選に向けて導入したエネルギーマネジメントの小幅な修正について、一定の前進と認めつつも「十分ではない」との見方を示した。

    今回の変更では、予選で許容される最大エネルギー回生量が9.0メガジュールから8.0メガジュールに引き下げられた。FIAはこれによって、予選を純粋なパフォーマンス勝負に近づけたい考えだが、フェルスタッペンは問題の根本までは変わらないと受け止めている。

    鈴鹿の予選修正は「わずかな助け」にとどまる
    フェルスタッペンは、鈴鹿での今回の修正について、まずは実際に試していない段階で断定は避けつつも、少なくとも全開に近づくことを期待していると説明した。

    「シミュレーターでこの仕様は試していないので、はっきりした答えはできない。以前は少し、基本的に全開ではなかった。だから、これでもう少し全開に近づいてくれればと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「もちろん、去年とはかなり違う感覚だ。でも、これが今の現実であって、現時点では受け入れるしかない。今年については、どうすることもあまりできない」とフェルスタッペンは述べた。

    「来年にはもっと大きな変更が入ることを期待している。どう感じるか?それは……どう感じるか?違うという感じだ。もちろん、僕がこの状況についてどう思っているかは、みんなも分かっていると思うし、シミュレーターでも同じように感じていた。ここでは8メガジュールにすることで少しは助けになるかもしれないが、基本は同じだ。だから依然としてスロットルの入れ方には気をつけなければならない。それは過去とはまったく違う」とフェルスタッペンは語った。

    根本的な不満は“レースらしさ”の喪失
    フェルスタッペンの不満は、今回の1メガジュールの修正そのものよりも、現行レギュレーション全体の方向性に向けられている。

    今回の変更についても、フェルスタッペンは「小さな違い」にすぎないと受け止めており、より本質的な修正が必要だと考えている。

    「これは小さな変更にすぎないし、来年にはもっと実質的な修正が必要になる。違いは少ししかない。ただ、それだけでは十分ではない」とフェルスタッペンは強調した。

    さらにフェルスタッペンは、現行レギュレーションに対する率直な不満も隠していない。

    「ドライバーが限界までプッシュすることができない状況で、ストレートでは“スーパークリッピング”の影響を受けている。こういう状況では、本当の意味でのレースとは言えない」とフェルスタッペンは語った。

    「これはまるで“ステロイド版フォーミュラE”のようなものだ」とフェルスタッペンは以前のテストでも語っている。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 日本GP

    鈴鹿への期待と現実的な立場
    それでもフェルスタッペンは、日本GPの週末に向けて感情的になるのではなく、現状を冷静に受け止めている。

    近年の鈴鹿での成功を引き合いに出しながらも、今季の状況は別物だと強調した。

    「過去のことは考えない。シーズンごとに状況は違うし、現実的でいなければならない。今の僕たちは、あのレベルにはまったく近づいていない」とフェルスタッペンは語った。

    FIAの今回の対応によって、鈴鹿の予選がいくらか改善される可能性はある。ただしフェルスタッペンの見立てでは、それはあくまで応急的な修正にとどまる。2026年型F1の方向性を巡る議論は、今後も続いていくことになりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GP前にSUPER GT試乗「とても楽しかった」

    マックス・フェルスタッペン F1日本GP前にSUPER GT試乗「とても楽しかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1日本GPを前に富士スピードウェイで行われた非公開テストに参加し、SUPER GTのGT500マシンである日産Z NISMOをドライブした。

    レッドブル主導のプロモーションの一環として実施されたこの走行は、あいにくのフルウエットコンディションの中で行われたが、SNS上でも多数の目撃情報が投稿され、大きな話題となっていた。

    富士で実現したGT500テスト走行
    今回の走行は、富士スピードウェイで行われていたGT500メーカー合同テストに合わせて実施されたものとされている。

    フェルスタッペンがドライブしたのは、レッドブルカラーをまとった特別仕様の日産Z GT500。2025年仕様の空力パッケージとブリヂストンタイヤを装着し、限られた周回数ながらウェット路面での走行をこなした。

    走行は長時間には及ばず、KONDO RACINGの三宅淳詞とマシンをシェアする形で進められたとみられる。

    また同日には、レッドブルカラーのホンダNSX GT3(GT300仕様)も走行しており、こちらはNAKAJIMA RACINGが準備し、イゴール・フラガがステアリングを握った。

    フェルスタッペン「ウエットでもグリップを感じた」
    富士での走行についてフェルスタッペンは、強い雨により走行機会が限られたことを明かしつつも、GT500マシンの完成度の高さを評価した。

    「とても楽しかった!」とフェルスタッペンは語った。

    「雨がかなり降っていたので、あまり周回できなかったのは残念だった。もともと多く走る予定ではなかったけど、とにかく素晴らしいクルマだった。全体的に安定していて、ウエットでもグリップを感じることができた」

    「これだけ異なるカテゴリーのクルマに乗れるのは良いことだと思う」

    マックス・フェルスタッペン スーパーGT

    スーパーGT参戦には慎重姿勢
    近年GTレースへの関心を強めているフェルスタッペンだが、スーパーGTへの本格参戦については慎重な姿勢を示している。

    「素晴らしいカテゴリーだと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「個人的には、もっと際立ったレースがひとつあるといいと思う。そうすればそこに集中しやすくなる」

    「選手権すべてに出るのは難しいし、1戦だけ出るのが正しいとも限らない。どうなるか様子を見たい」

    さらにGT500マシンについては、その独特なキャラクターにも言及した。

    「ヨーロッパのマシンとはかなり違う。こういうクルマでレースをしてみたいと思うし、昔のDTMを思い出すね」

  • レッドブルF1は5番手?アイザック・ハジャーがマシン重量問題を指摘

    レッドブルF1は5番手?アイザック・ハジャーがマシン重量問題を指摘

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は、2026年シーズン序盤のチーム状況について率直な見解を示した。

    鈴鹿サーキットでF1初ポイントを記録した昨年から1年、トップチーム昇格を果たしたハジャーは、開幕2戦を終えた現状について冷静に評価している。

    「フェルスタッペンの隣で自分がベストかどうか?まだ2レースしか終わっていない」とハジャーは語った。

    「確かに僕はチームにうまく馴染んでいるし、すべてが順調に進んでいる。でもマックスは本当にすごい。1周たりともミスをしないし、僕はできるだけ近づこうとしている」

    レッドブルの現在地についても、ハジャーは現実的な見方を崩さない。

    「レッドブルが3番手?いや、むしろ4番手か5番手だと思う」とハジャーは述べた。

    「とはいえ、悲観する必要はない。オーストラリアでは予選3番手だったけど、レースでは2戦とも競争力がなかった」

    さらに、改善には時間が必要だと強調する。

    「どれくらいで良くなるか?分からない。数か月かもしれないし、1年かかるかもしれない」

    マシンの課題についても具体的に言及した。

    「オーバーウェイトか?そうだね、間違いなくグリッドで一番軽いクルマではない」

    「マシン自体は運転しづらいわけじゃない。ただ単純に遅い。特にコーナーでかなりタイムを失っている」

    「問題はパワーユニットよりもシャシーにあると思う」

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GPで英記者を拒否「退席するまで話さない」

    マックス・フェルスタッペン F1日本GPで英記者を拒否「退席するまで話さない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は日本GPを前に、特定のイギリス人記者が同席する状況での取材対応を拒否する場面があった。

    2026年F1シーズンのレギュレーションを巡る議論の中心人物でもあるフェルスタッペンだが、今回の一件はマシンや規則とは無関係の、過去のやり取りに起因するものだった。今回の背景には、2025年シーズン中に起きた出来事がある。

    フェルスタッペンはシーズン序盤に苦戦を強いられたが、ローラン・メキースのチーム代表就任以降に調子を上げ、終盤にはタイトル争いに復帰。しかし、その過程ではいくつかの問題も発生していた。

    その中でも象徴的だったのがスペインGPでのジョージ・ラッセルとの接触だ。

    レッドブル・レーシングはペナルティ回避のためポジションを譲るよう指示したが、その際にフェルスタッペンはラッセルと接触。これにより10秒のタイムペナルティを受け、最終的に10位へと後退した。

    この件についてフェルスタッペンは後に振り返り、次のように語っている。

    「その動き自体も、あの一連の出来事も良くなかった」

    「でもそれは、自分がすごく気にしているからだ。『どうせこのクルマはうまくいってないし、もういいや』とは思えなかった」

    「自分自身に対して、全力を出し切らなかったままクルマを降りることは受け入れられない」

    「だから自分に対して腹が立つし、80%で走ることはできない」

    「バルセロナであれだけ怒っていたのは、リスタートのストレートでの出来事とターン1でのことがあったからだ」

    「そしてポジションを返せと言われた時、すべてが頭に血が上った状態になった」

    「同じ状況になったとしても、ああいうことは来年は起きない。こういうのは学ぶべき小さなことなんだ」

    そして今回の鈴鹿でのやり取りにつながる。

    問題となった記者は、2025年のアブダビGPでこのスペインでの接触について繰り返し質問していた人物だった。フェルスタッペンは数カ月経過した話題を再び持ち出されたことに不満を示していた。

    さらに、その記者が質問する際の表情についても不快感を抱いていたとされる。

    鈴鹿で再びその記者が質問を試みた際、フェルスタッペンはその場で対応を拒否した。

    記者が「アブダビでの質問が理由で退席を求めているのか」と確認すると、フェルスタッペンはそれを認めた。

    最終的にその記者が退席した後、フェルスタッペンはこう言い放った。

    「これで始められる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 日本GP

    日本GPに向けたフェルスタッペンの展望
    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、開幕2戦を振り返りながら、日本グランプリに向けた展望を語った。

    中国GPではERS冷却の問題によりリタイアを喫するなど、理想的とは言えないスタートとなったが、チームへの信頼と鈴鹿への期待を強調している。

    「最初の2レースは、僕たちが望んでいたよりも少し厳しいものになったし、中国ではERSの冷却の問題でリタイアしなければならなかったのは残念だった」とフェルスタッペンは語った。

    「まだやるべきことはたくさんある。ただ、チームには大きな自信を持っているし、彼らはこうした問題を見直して、マシンのパフォーマンスを最適化するために懸命に取り組んでいる」

    「鈴鹿に向けては、ここは僕がレースをする中でも特に好きなサーキットのひとつで、高速コーナーが多いのが特徴だ。このサーキットにはチームにとって多くの歴史があるし、毎年ここに戻ってくるのを楽しみにしている」

    「鈴鹿に向かう前に東京で少し時間を過ごせるのもいいし、そこも含めて数日間を楽しみにしている」