カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • アイザック・ハジャー F1日本GP展望「鈴鹿は僕の一番好きなコース」

    アイザック・ハジャー F1日本GP展望「鈴鹿は僕の一番好きなコース」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は、日本での滞在と鈴鹿サーキットへの特別な思いを語りつつ、2026年レギュレーション下での挑戦に意欲を示した。すでに東京に滞在し、日本文化を楽しみながら、今季序盤の成長と次戦への手応えを感じている。

    「日本に来るのはいつも楽しいし、ここの文化は本当にクールだ」とアイザック・ハジャーはコメント。

    「すでに数日間東京に滞在していて、街をもっと体験できているのはすごくいい時間になっている」

    「またここでレースができるのも楽しみだし、鈴鹿はカレンダーの中でも僕の一番好きなコースだ。本当にドライバーズサーキットだと思う」

    「新しいレギュレーションの中での挑戦は興味深いものになるはずだし、自分自身を試すのが楽しみだ」

    「もちろん、今回が5月までの最後のレースウイークになるので、マシンについて学び続けて、この週末をしっかり意味のあるものにしたい」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) F1 日本GP

    ■ 主なトピック
    ・ 2025年日本GPで8位入賞しF1初ポイントを獲得
    ・ 今季ここまで全戦でQ3進出を果たした数少ないドライバーの一人

  • マックス・フェルスタッペン F1日本GPに先立ち日産Z GT500をドライブ

    マックス・フェルスタッペン F1日本GPに先立ち日産Z GT500をドライブ

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、日本GPを前に富士スピードウェイで行われた非公開テストにサプライズ参加し、SUPER GTのGT500マシンである日産Z NISMOをドライブした。

    この走行はレッドブルが主導したプロモーションテストの一環として実施され、雨のコンディションの中で行われた。フェルスタッペンは数周にわたりステアリングを握り、GT500マシン特有の特性を確認した。

    レッドブル主導のプロモーション走行 富士で実現
    今回のテストは、富士スピードウェイで行われていたGT500メーカー合同テストの2日目に合わせて実施されたものだ。

    フェルスタッペンがドライブしたのは、レッドブルカラーをまとった特別仕様の日産Z NISMO。2025年仕様の空力パッケージとブリヂストンタイヤを装着し、ウェットコンディションの中で走行が行われた。

    走行は長時間ではなく、限られた周回数にとどまったとされており、KONDO RACINGのGT500ドライバーである三宅淳詞とマシンをシェアする形で進められた。

    また同テストでは、レッドブルカラーのホンダNSX GT3(GT300クラス仕様)も走行しており、こちらはNAKAJIMA RANCINGが準備し、イゴール・フラガがドライブした。

    SUPER GTマシン経験は2度目 NSX以来の再挑戦
    フェルスタッペンにとって、トップクラスのSUPER GTマシンをドライブするのは今回が初めてではない。

    2022年にはホンダのファンイベント「ホンダサンクスデー」で、もてぎにてホンダNSX-GT(旧世代GT500)を走らせており、今回が2度目の経験となる。

    一方で今回の走行では、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する現行GT500車両のフィーリングを確認。ラップタイムなどの詳細データは公開されていないが、少数台のみが参加したテストの中で貴重な走行機会となった。

    マックス・フェルスタッペン SUPER GT

    ニュルブルクリンク参戦から連続走行 活動の幅を拡大
    今回の富士テストは、フェルスタッペンにとって多忙なスケジュールの一環でもある。

    直前の週末にはニュルブルクリンク北コースで行われたNLS第2戦に参戦し、メルセデスAMG GT3 Evoで暫定優勝を飾った。しかしその後、タイヤ規定違反により失格となっている。

    それでもGT3カテゴリーへの挑戦や、今後予定されているニュルブルクリンク24時間レースへの参戦計画など、F1以外での活動の幅を広げている状況だ。

    日本GP前の注目イベント 不振スタートからの巻き返しへ
    このサプライズ走行は、今週末に控える鈴鹿での日本GPを前に行われたものだ。

    フェルスタッペンは2026年シーズン開幕2戦で苦戦しており、ランキングは8位(8ポイント)。首位のジョージ・ラッセル(メルセデス)の55ポイントに大きく差をつけられている。

    チームとしてもレッドブルはコンストラクターズ6位と出遅れており、新レギュレーション初年度の中で厳しい状況に置かれている。

    その中での今回の富士テストは、単なるプロモーションにとどまらず、日本ラウンドに向けた話題性と注目度を一気に高める動きとなった。

  • 角田裕毅 F1離脱から見えた本音「どれだけ戻りたいか分かった」

    角田裕毅 F1離脱から見えた本音「どれだけ戻りたいか分かった」

    角田裕毅は2026年、これまでとは異なるF1での役割に慣れつつある。2025年シーズンの終わりにレギュラーシートを失った日本人ドライバーは、レッドブルおよび姉妹チームであるレーシングブルズのリザーブドライバーとしての任務を担っている。

    先日の中国グランプリの週末、角田裕毅はF1公式サイトと長時間にわたる対話に応じ、この変化への適応、これまでのトップカテゴリーでのキャリアの振り返り、そして再びグリッドに戻ることへの思いについて語った。

    1年前、角田裕毅は鈴鹿での母国グランプリに向け、待望のレッドブル昇格に備えていた。2025年シーズンのわずか2戦後、リアム・ローソンに代わって起用されたからだ。

    「これ以上クレイジーなことはないと思う」

    マックス・フェルスタッペンとともにコースに出る直前、東京でのデモンストレーションイベントでそう語っていた。

    しかしその8か月後、ドライバーとチーム双方の大きな努力にもかかわらず状況は好転せず、角田裕毅はレッドブルの次なる有望株であるアイザック・ハジャーにシートを譲ることとなり、25歳はF1の第一線から離れる現実を受け入れることになった。

    これは、角田裕毅にとって5年ぶりにレースアクションの一部ではないことを意味する。代わりに彼はレッドブルをリザーブドライバーとして支え、デブリーフに参加し、シミュレーターで時間を過ごし、チームにとってもう一組の目と耳として機能している。

    角田裕毅のF1というジェットコースター
    ここ数年、隔週でレースに挑むプレッシャーから離れ、これまで経験してきたすべてを振り返る時間を得た角田裕毅にとって、このタイミングは自身の歩みを見直すのにふさわしいものとなった。

    上海インターナショナル・サーキットのレッドブル・ホスピタリティの静かな一角で、彼はその道のりを振り返る。

    「すごくいいスタートでした。正直、良すぎたくらいでした」

    2021年バーレーンGPでのF1デビューを振り返りながら、角田裕毅はそう語る。

    「プレシーズンテストでは全体2番手で、マックスと数ミリ秒差でした。アルファタウリで。それから最初の予選、Q1の最初のアタックで、1セットのタイヤで突破して、ルイスの隣に並んでいて…ヒーローになった気分でした」

    「そのあとミディアムに替えてうまく適応できずQ2で落ちましたけど、それでもレースでは悪いスタートでほぼ最後尾まで落ちかけながらも、9位まで挽回してポイントを取れました。だから初レースは本当にうまくいきました」

    このデビューはパドックの重鎮たちからも称賛を受けた。

    ロス・ブラウンはレース後のコラムで「非常に印象的だ。ここ数年で最高のルーキーだ」と評し、どのカテゴリーでも際立ったパフォーマンスを見せてきたことを強調した。

    当時アルファタウリのチーム代表だったフランツ・トストも次のように語っている。

    「本当に素晴らしい仕事をした。1周目を無事に終えてレースを戦える状態で戻ってくることが目標だったが、それを見事に達成した。今シーズンの彼の走りが楽しみだ」

    しかしそのルーキーシーズンが進むにつれ、角田裕毅は生来のスピードと安定性のバランスに苦しむことになる。ポイント獲得の一方で、高額なクラッシュや予選での早期敗退、レースでの機会損失が続いた。

    「F1に入ったばかりの頃は、感情のコントロールが自分の弱点のひとつでした」

    「トラックでは無線でチームやエンジニアに対して感情的になることが多くて、最初は問題なかったんですけど、だんだんそれが強くなりすぎてしまって。特に責任ある立場になると、感情をぶつけるのではなくフィードバックを出さないといけないです」

    「性格を変えないといけないくらいでした。少し時間はかかりましたけど、2024年の4年目にはかなり適応できたと思います。感情のコントロールという意味では、自分が目指していたレベルに達して、いいシーズンになりました」

    シーズン終盤にはアブダビで4位に入るなど印象的な走りも見せたが、それでも角田裕毅のアプローチやメンタリティ、フィジカル面については疑問が残る形で次のシーズンへと向かうことになった。

    レッドブル昇格と降格
    実際、レーシングブルズのチーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅の2024年シーズンを「傑出していた」と評価し、これまでで最も完成度の高いシーズンだったと語った。それにより、長年待ち望んだレッドブル昇格の有力候補となったが、新チームメイトのリアム・ローソンにその座を奪われた。

    しかし結果的に、フェルスタッペンの隣で結果を残せなかったローソンに代わり、わずか2戦後に角田裕毅がレッドブルのシートを引き継ぐことになった。彼が開発に深く関わった扱いやすいレーシングブルズのマシンで好印象を残していたことも背景にあった。

    「2025年は、これまでで一番いいスタートでした。オーストラリアの予選で5番手、中国のスプリントで6位でした」

    「3年間乗ってきた世代のマシンで、自分のDNAにも合っていましたし、フィードバックもたくさんしてきました。クルマの作りもほとんど自分がチームにリクエストしてきた方向でした。本当に素晴らしいクルマでした」

    「もしレーシングブルズに残っていたら、おそらくキャリアで一番強いシーズンになっていたと思います。でも同時に、レッドブルに移るチャンスは長い間待っていたものでしたし、日本GPで乗れたのは間違いなく人生最大のハイライトでした」

    角田裕毅はレッドブルで最初の4戦のうち3戦でポイントを獲得し、マイアミではスプリントでもポイントを加えた。しかしイモラでの大きな予選クラッシュにより、多くの新パーツを失い旧仕様を使用せざるを得なくなったことで流れは一変する。

    その後は7戦連続でポイント圏外となる苦しい時期が続き、オランダ、アゼルバイジャン、オースティン、カタールでトップ10に復帰したものの、フェルスタッペンとの差は大きく、2025年限りでシートを失うことになった。

    「日本GPのあと、自分のキャリアでも人生でも一番きついシーズンでした。でも同時に、自分についてたくさん学びましたし、いろんなことを経験しました。人間としてかなり成長できたと思います」

    「レースのあとっていつもすごく疲れていて、レースがない週は普通はリセットしたいと思うんです。でも去年は、その時間でもすごく気分が落ち込んでしまって、どこから来ているのか分かりませんでした」

    「これは変えないといけないと思いました。もっと幸せになるために外部の助けも必要でしたし、自分自身をもっと理解する必要がありました」

    「レース以外で何が自分を幸せにするのか、何が継続的にポジティブなエネルギーをくれるのかを考えるようになりました。あのシーズンがなければ、そういう答えにはたどり着けなかったと思います」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    リザーブとして迎える2026年と復帰への思い
    こうした意識の変化は、リザーブ降格という状況を受け入れる助けにもなった。

    「正直、意外と大丈夫でした。普通に感じていました」

    2026年にレーシングブルズのレースシートに戻るのではなく、リザーブドライバーとして活動することが決まったあとも、角田裕毅は常に準備を続けている。

    「フィジカル面ではかなり準備しています。今が人生で一番いいコンディションだと思います。数値的にも去年より良くて、すごく満足しています」

    「レースに出ないのにこういう準備をしているのは少し不思議な感じもありますけど、何が起こるか分かりません。チームからもそう言われていますし、いつでも乗れるように準備しています。もし乗ることになったら、しっかりパフォーマンスを出すだけです」

    そして、F1復帰への思いはより強くなっている。

    「レッドブルだけじゃなくて、パドック全体に顔を出すことはすごく大事だと思っています。F1で走ることは諦めていません」

    「他のカテゴリーでレースをする選択肢もありますけど、F1の中で何が起きているのか分からなくなる部分もあるので、そこは難しいです」

    「オーストラリアのレースウィークをテレビで見ているのは正直かなりきつかったです。テストの時は大丈夫でしたけど、レースウィークは全然違いました」

    「でも同時に、自分がこのスポーツをどれだけ大事に思っているのか、どれだけシートに戻りたいのかを改めて認識できました」

    「未来についてはあまり考えすぎていません。自分ではコントロールできないので。毎日どうやって最大限を引き出すかを考えています」

    「テレビで見るのはベストな状況ではないですけど、それでもできることはあります」

    「今は自分自身にもフォーカスしています。F1シーズン中はなかなか自分に時間を使えませんけど、今は自分と向き合う時間がありますし、いい状態でいられるようにしています」

    角田裕毅は今、静かな環境の中で自分自身と向き合いながら、再びグリッドに戻るその瞬間に備えている。

  • マックス・フェルスタッペン 富士でGT500走行 日産Z×レッドブル実現に騒然

    マックス・フェルスタッペン 富士でGT500走行 日産Z×レッドブル実現に騒然

    マックス・フェルスタッペンが3月25日、富士スピードウェイで行われたSUPER GT関連の非公開テストに来場し、日産Z NISMO GT500を実際にドライブしていたことが確認された。

    この日登場したマシンは、昨年活躍したGT500車両にレッドブルの特別リバリーを施した仕様。高速コーナーを駆け抜ける迫力ある走行シーンはSNS上でも拡散され、日本最高峰GTマシンとF1王者のコラボレーションにファンから大きな反響が寄せられた。

    現地にはレッドブルのスタッフも帯同し、通常のテストとは異なる特別な雰囲気が漂っていた。来場だけでなく、フェルスタッペン本人がステアリングを握って走行していたことが明らかとなり、現場は騒然となった。

    F1日本GPを目前に控えたタイミングで実現した今回の走行は、プロモーションの一環とみられるが、そのインパクトは絶大だ。F1王者がGT500マシンを駆るという異例の機会は、カテゴリーの垣根を越えた貴重なシーンとなった。

    今後、公式映像や追加コンテンツが公開されれば、さらなる話題を呼ぶことは間違いない。日本グランプリウィークの幕開けを飾るサプライズとして、強烈な存在感を放った。

  • マックス・フェルスタッペン F1に不満継続 ニュルブルクリンクは「10点満点」

    マックス・フェルスタッペン F1に不満継続 ニュルブルクリンクは「10点満点」

    マックス・フェルスタッペンは、中国GPと日本GPの間の週末にGT3マシンへと乗り換え、ニュルブルクリンクで行われたNLSのラウンドに出場した。ポールポジションから勝利を挙げたものの、使用可能本数を超えるタイヤを使ったことで失格となった。

    それでも、この週末そのものはフェルスタッペンにとって大きな充実感を伴うものだった。一方で、2026年のF1に対する不満は依然として強く、レッドブルの戦闘力不足だけでは説明できない苛立ちもにじませている。

    ニュルブルクリンクは「間違いなく10点」
    フェルスタッペンは、ニュルブルクリンクでの体験を10点満点でどう評価するかと問われると、「間違いなく10点だ」と語った。

    フェルスタッペンは2026年F1レギュレーションへの不満を隠しておらず、新時代のマシンについて繰り返し批判してきた。

    ただし本人は、その苛立ちが単純にレッドブルの競争力不足によるものではないと強調している。

    RB22は大幅な重量超過
    そんな中で明らかになったのが、RB22が最低重量基準に対して大幅なオーバーウエイトの状態にあるという実情だ。その差は最大で28.5kgに達しているとされ、最低重量基準と比べると1周あたりおよそ1秒を失っている計算になる。

    シミュレータードライバーのルディ・ファン・ビューレンは、その影響について次のように説明した。

    「そのオーバーウエイトによって、彼らは1周あたり1秒を失っている」

    「レッドブルにとって大きな改善点は、重量面にある」

    フェルスタッペンの不満は運転スタイルにも及ぶ
    それでも、フェルスタッペンの批判の多くは、現在のレギュレーションが求めるドライビングスタイルそのものに向けられている。とくに強いエネルギーマネジメントや、リフト・アンド・コーストを多用しなければならない点に不満を示している。

    元ドライバーでGPDA会長でもあるアレックス・ブルツは、フェルスタッペンの立場に理解を示した。

    「彼がこの状況に満足していないのは明らかだ。チームの置かれている位置もそうだし、レギュレーションについてもそうだ。我々はその気持ちを100パーセント理解できる」とブルツはORFに語った。

    「ただ、明日や明後日にそれを変えることはできない。今できるのは、慣れていくことだけだ」

    ブルツは、時間の経過とともに改善は進むとの見方も示している。

    「各チームは改善していくし、彼のチームも改善していく。パフォーマンスはもっと拮抗したものになっていくだろう」

    さらにブルツは、現在のフォーマットにはより根本的な問題があるとも指摘した。

    「本来は、最も長くアクセルを踏み、最も少なくブレーキを踏んだ者が報われるべきだ」

    「今はまったく逆になっている。そして、それがクールではないと感じるのは理解できる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    4月の空白期間はノルドシュライフェで走行か
    現時点でフェルスタッペンは、4月のカレンダーの空白期間を利用して、さらにノルドシュライフェでの走行機会を増やす見通しだ。バーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となったことで、4月には時間的余裕が生まれている。

    フェルスタッペンは今後について次のように語った。

    「できる限り多くレースをしたいと思っている」

    「何が可能なのかを見ているところだ」

    ラルフ・シューマッハは集中維持を求める
    一方で、ラルフ・シューマッハはフェルスタッペンに対し、本来の役割により集中すべきだと警鐘を鳴らしている。

    「マックスはもっと集中する必要がある」とラルフ・シューマッハは語った。

    「今年は彼にとってベストなマシンがない。そして、無理をしすぎるとミスを犯す」

    「今は状況を受け入れ、チームを助ける時だ」

  • 角田裕毅 レッドブル東京ドリフトで語る 日本文化と勝田貴元への敬意

    角田裕毅 レッドブル東京ドリフトで語る 日本文化と勝田貴元への敬意

    レッドブル・レーシングのリザーブドライバーを務める角田裕毅が、3月21日に開催された「Red Bull Tokyo Drift 2026」に登場し、イベント後の囲み取材に応じた。

    会場ではドリフトマシンが倉庫内を駆け抜ける迫力ある走行が披露され、角田はドリフト仕様のマシンに同乗してファンの前に姿を見せたほか、日本GP仕様のレーシングブルズ特別カラーも公開された。

    日本のドリフト文化への誇りと危機感
    角田は、日本独自のモータースポーツ文化について問われると、その価値を強調した。

    「日本ならではのドリフト文化は本当にかっこいいですし、素晴らしいものだと思います」

    「ただ最近は安全性の問題もあって、走れる場所が減ってきているのも事実です」

    海外で生活する中で、日本のカルチャーに対する評価を改めて実感したという。

    「海外にいるからこそ、日本のカスタムカー文化や、ドリフト発祥の地としての魅力に対する憧れの強さを感じます」

    「だからこそ、この文化は形を変えてでも守っていくべきですし、もっと発信していく必要があると思います」

    海外経験で気づいた日本の強み
    国内でキャリアをスタートさせた角田は、日本での経験が現在にどうつながっているかについても言及した。

    「一番に思い浮かぶのは、日本の食事のレベルの高さかもしれません」

    「海外に出た当初は食事の違いに苦労しましたが、それがきっかけで自炊や栄養管理を意識するようになりました」

    一方で、海外の文化にも魅力を感じていると語る。

    「街の雰囲気や人々の過ごし方に、日本とは違う心の余裕を感じることがあります」

    「そういう部分はすごく好きですし、自分にとってプラスになっています」

    勝田貴元との関係性「特別な存在」
    同じレッドブル・アスリートであり、WRCで初優勝を挙げた勝田貴元についても話が及んだ。

    「彼のことは7歳か8歳の頃から知っています」

    「海外に出てからは頻繁に会うわけではありませんが、同じような環境で戦ってきた存在として尊敬しています」

    互いの境遇が共通していることが、特別な関係性につながっているという。

    「同じ立場の人からの言葉は重みが違いますし、共有できる存在がいるのは大きいです」

    また、連絡手段に関するエピソードも明かした。

    「去年からLINEが使えなくなってしまって、連絡先が分からなかったんです」

    「今回会った時に直接お祝いを伝えて、また交流しようという話をしました」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング/ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    日本のモータースポーツの未来へ
    最後に角田は、日本のファンとモータースポーツの発展について言及した。

    「日本でもっとモータースポーツが盛り上がってほしいです」

    「2022年から比べても観客は確実に増えていますし、それはすごく嬉しいことです」

    その上で、日本が持つポテンシャルを強調する。

    「日本は世界的な自動車メーカーが多い“車の国”だと思います」

    「その強みを活かして、レースを通じて日本の魅力をもっと世界に伝えていきたいです」

  • マックス・フェルスタッペン Team Redlineを「Verstappen Sim Racing」に改称

    マックス・フェルスタッペン Team Redlineを「Verstappen Sim Racing」に改称

    マックス・フェルスタッペンのレーシング活動の一環として、シムレーシング部門のTeam Redlineが新たに「Verstappen Sim Racing」として再出発することになった。今回の改称は、GT3からバーチャルレースまでを含むフェルスタッペンの幅広い活動とブランドを統一する狙いがある。

    2000年にドム・デュハンが創設したTeam Redlineは、シムレーシング界を代表する名門チームとして知られてきた。

    近年もeスポーツ競技で成功を収めており、2022年、2024年、2025年にはeスポーツ・ワールドカップのタイトルを獲得している。

    フェルスタッペンの構想に沿った自然な進化
    Team Redlineは2022年、フェルスタッペンが自身のレーシングプロジェクトを立ち上げた直後にパートナーシップを締結した。フェルスタッペンは当時から、シムレーサーが現実のサーキットレースへ進む道を支援する場としてこの協業を位置づけていた。

    その象徴的な存在が、2021年にTeam Redlineへ加わったクリス・ルルハムだ。ルルハムはその後、複数のGTタイトルを獲得しており、シムレーシングが実車レースの才能育成につながるというフェルスタッペンの考えを体現する例となっている。

    「Verstappen Sim Racing」は統一ブランドの一部
    今回の改称により、チームはフェルスタッペンのレーシング活動全体とより強く結びつくことになる。狙いは、GT3競技からバーチャルの舞台までを貫く、ひとつの統一されたレーシング・エコシステムを築くことにある。

    「シムレーシングは、僕にとってF1の外にある大きな情熱のひとつであり、Team Redlineはその中で重要な役割を果たしてきた」とフェルスタッペンは語った。

    「僕がサーキットにいない時、多くの時間をそこで過ごしているし、それは僕がVerstappen Racingで築いているものの一部でもある」

    「Verstappen Sim Racingへのこの一歩は、とても自然なものに感じる。僕たちは、これまで成し遂げてきたすべてのものを土台にしながら、それをより大きなVerstappen Racingのプラットフォームと一致させていく」

    「僕はずっと、シムレーシングが本物の才能を育てられると信じてきたし、クリス・ルルハムの例ですでにそれが示されている。チームの成功をさらに発展させ、この先に何が待っているのかを見るのがとても楽しみだ」

    マックス・フェルスタッペン

    運営側も次の時代への移行を歓迎
    最高経営責任者のアツェ・ケルクホフも、この改称を前向きに受け止めている。ケルクホフは、シムレーシングが現実のモータースポーツに向けた才能の育成の場として定着しつつある今、今回の名称変更は次の段階への進化だと説明した。

    「Team Redlineの実績を土台に、Verstappen Sim Racingは、シムレーシングが現実のモータースポーツの才能を育てる本物の土壌となる時代における次の一歩を示している」とケルクホフは述べた。

    「未来にとても興奮しているし、このチームをさらに成長させ、前に進めていくことを楽しみにしている」

    創設者のドム・デュハンも、この変化を自然な進化として歓迎した。

    「Team Redlineが築いてきたすべてのものが、Verstappen Sim Racingとして引き継がれていくことを誇りに思う」とデュハンは語った。

    「長年にわたってチームを育て、導いてきたが、この移行は自然な進化に感じられる。この先も、次世代のレーシングタレントに刺激を与え、育てていくものになるはずだ」

  • マックス・フェルスタッペン「厳しい結果」 ニュルNL失格で勝利剥奪

    マックス・フェルスタッペン「厳しい結果」 ニュルNL失格で勝利剥奪

    ニュルブルクリンク北コースで行われたNLS第2戦で、マックス・フェルスタッペンとチームメイトのダニ・フンカデラ、ジュール・グーノンが獲得した勝利が、レース後に取り消される事態となった。

    フェルスタッペンがスタートと最終スティントを担当し勝利を手にしたが、予選で規定を超えるタイヤ使用が発覚。数時間後に結果から除外され、チームは厳しい裁定を受けることになった。

    規定違反により勝利剥奪
    問題となったのは予選でのタイヤ使用数だった。#3車両は本来6セットまでの制限がある中で、7セットを使用していたことが判明した。

    その結果、レース後に正式リザルトから除外され、フェルスタッペンらの勝利は無効となった。

    チームは冷静な声明を発表
    フェルスタッペン・レーシングはこの裁定を受け、SNSで短い声明を発表した。

    「厳しい結果だが、前に進み続ける」

    「この週末から学ぶことは多く、今後に向けて楽しみも多い」

    今回の件については、メルセデス側も失望を示す声明を出しており、結果の扱いは関係者の間でも注目を集めている。

    次戦へ向けた動き
    フェルスタッペンは5月のニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を予定している。

    さらに、来月に行われるNLS第3戦にも再びノルドシュライフェに戻る可能性を示唆しており、今回の一件を経てどのようなパフォーマンスを見せるかが注目される。

  • マックス・フェルスタッペン ニュルNLS圧勝も失格 タイヤ違反で勝利剥奪

    マックス・フェルスタッペン ニュルNLS圧勝も失格 タイヤ違反で勝利剥奪

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、ニュルブルクリンクで行われたNLS第2戦でダニエル・フンカデラ、ジュール・グーノンとともに圧倒的な勝利を収めた。

    しかし、その歓喜は長くは続かなかった。レース後の技術検査でタイヤ使用数違反が発覚し、チームは失格処分となり、勝利は剥奪される結果となった。

    圧倒的な速さで掴んだ勝利
    2026年F1シーズン序盤の2戦を終えた直後、フェルスタッペンはニュルブルクリンク北コースへと向かい、NLS第2戦に参戦した。今回はメルセデスのファクトリー支援を受けるウィンワードのAMG GT3をドライブした。

    フェルスタッペンは予選でポールポジションを獲得し、レースでもその速さを維持。序盤は16号車アウディのクリストファー・ハーゼに先行を許す場面もあったが、自らのオーバーテイクで主導権を奪い返した。

    その後も戦略の違いによって順位の入れ替わりはあったものの、フンカデラとグーノンとの連携でレースをコントロール。終盤には99号車BMWの追撃も受けたが、最終スティントを担当したフェルスタッペンが差を広げ、最終的に59秒差の大差でチェッカーを受けた。

    「世界で最もクレイジーなコース」
    レースウィークを通じて、フェルスタッペンはGTレースの環境を心から楽しんでいる様子を見せていた。

    「今週末はニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでこのクルマを本当に理解することに集中していた。とても楽しかった」

    「チームはクルマをしっかり準備してくれて、良いテストができた。とても快適に感じていたし、素晴らしい経験だった」

    「この場所は本当に素晴らしい。ファンも情熱的で、レースやクルマを心から楽しんでいるのが伝わってくる。こういう場にいられるのは嬉しい」

    「ここは世界で最もクレイジーなサーキットのひとつだ。もちろん良い意味でだ。ずっと見てきたし、いつか走りたいと思っていたレースだった」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル

    数時間後に訪れた失格の結末
    しかし、この完勝劇はレース後に一転することになる。

    審査の結果、ウィンワードの3号車メルセデスは、レース中に使用可能な6セットを超える7セットのタイヤを使用していたことが判明。これにより失格処分が下された。

    チーム代表のクリスチャン・ホーエナーデルは、この結果について謝罪し、チーム内部のミスが原因であったと説明した。

    「チーム内のミスによるものだ。応援してくれたすべての人に申し訳ない」

    この失格により、勝利は99号車ロウBMWのジョーダン・ペッパーとダン・ハーパーに繰り上がる形となった。

    フェルスタッペンにとっては圧倒的なパフォーマンスを示した週末となった一方で、結果としては公式記録に残らない苦い結末となった。

  • マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンクNLSで圧巻ポール 2秒差圧勝

    マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンクNLSで圧巻ポール 2秒差圧勝

    マックス・フェルスタッペンが、ノルドシュライフェで行われるNLS第2戦4時間レースの予選でポールポジションを獲得した。フェルスタッペンはライバル勢を2秒も上回る圧倒的なタイムを記録し、週末のレースに向けて強烈な存在感を示した。

    フェルスタッペンは5月のニュルブルクリンク24時間レースに向けた準備の一環として今大会に参戦している。今回はジュール・グーノン、ダニ・ジュンカデラとともにメルセデスGT3をシェアし、予選終盤に自らステアリングを握って決定的な一撃を放った。

    ジュンカデラが序盤に最速タイム
    予選はフェルスタッペン・レーシングのダニ・ジュンカデラが先陣を切った。ジュンカデラはすぐに8分01秒3を記録し、その時点でのトップタイムをマークした。

    しかしその後、40号車のポルシェがウォールにクラッシュし、コード60が導入された。ノルドシュライフェでは、これは安全確保のため特定区間を時速60キロ以内で走行しなければならないことを意味する。

    フェルスタッペン投入後はいったん様子見
    このタイミングでフェルスタッペンが初めてマシンに乗り込んだ。フェルスタッペンは数周のインスタレーションラップをこなしたものの、ジュンカデラの最速タイムを更新することはなかった。その後、ステアリングをジュール・グーノンに引き継いだ。

    セッション終盤に向けて全体のラップタイムは大きく向上していった。16号車アウディのクリストファー・ハーゼとニコ・ハントケ組は7分53秒を記録し、上位争いはさらに激しさを増した。

    最後はフェルスタッペンが7分51秒
    グーノンはチームのタイムを更新できなかったが、終盤に再びフェルスタッペンへマシンを戻した。そこでアタックを任されたフェルスタッペンは、その期待に完璧に応えた。

    フェルスタッペンはすぐさま7分51秒という驚異的なタイムを叩き出し、2番手以下を2秒引き離した。さらにその後は再びコード60が出されたため、誰もタイムを更新できず、フェルスタッペン・レーシングのポールポジションが確定した。

    2秒差が示した圧倒的な速さ
    ノルドシュライフェのような長大かつ難度の高いコースで、2秒差を築くことは極めてインパクトが大きい。フェルスタッペンは24時間レースへの準備段階にある中で、短いイベントでも別格の速さを見せつけた。

    今回のポールポジションは、フェルスタッペン自身のドライビングだけでなく、グーノン、ジュンカデラと組む体制の完成度の高さも印象づける内容となった。決勝の4時間レースでも、この圧倒的な予選パフォーマンスをそのまま結果につなげられるかが注目される。