カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン 外部レースに待った レッドブルF1にモントーヤ提言

    マックス・フェルスタッペン 外部レースに待った レッドブルF1にモントーヤ提言

    元F1ドライバーのフアン・パブロ・モントーヤが、マックス・フェルスタッペンのレース活動について踏み込んだ提言を行った。ニュルブルクリンクで発生した死亡事故を受け、レッドブルはF1以外のレース参戦を見直すべきだと主張している。

    フェルスタッペンはニュルブルクリンク24時間レース参戦に向けてノルドシュライフェで走行を続けているが、その活動に対して“全面的な制限”を求める声が出た形だ。モントーヤはチームの投資とリスクの観点から問題提起している。

    死亡事故を受けた強い問題提起
    モントーヤはポッドキャストで今回の件について言及し、レッドブルが許可している活動範囲に疑問を投げかけた。

    「今回起きたことは本当に悲劇だ。レッドブルがマックスに与えているレース許可について見直すべきだと思うか?」

    「いや、彼らは彼を失うことを恐れているからそうはしないだろう」

    さらに、外部レースへの参加を禁止すべきかと問われると、モントーヤは明確に賛成の立場を示した。

    「100%、いや200%そうすべきだ」

    「事故が起きれば脚や腕を折る可能性もある」

    「レッドブルが彼に投資している金額を考えれば、それだけで『再検討すべきだ』と言う十分な理由になる」

    「もし自分がチーム代表だったら、マックスに電話して『もう乗らないでくれ』と言うだろう」

    “投資したドライバーは守るべき”という論理
    モントーヤは自身の経験も引き合いに出し、トップドライバーの活動制限は珍しいものではないと説明した。

    「僕のキャリアでも、ラリーカーのテストに何度も招待されたことがある」

    「本当にやりたかったが、チームは一度も許可しなかった」

    「ドライバーには大きな投資がされている。その投資を守る必要がある」

    この発言は、フェルスタッペンのようなトップドライバーが複数カテゴリーに挑戦する現代的なスタイルに対し、従来型の“保護優先”の考え方を改めて提示するものとなっている。

    レッドブルの判断が問われる局面へ
    今回の議論の背景には、ニュルブルクリンクでの死亡事故という極めて重い現実がある。フェルスタッペンはこれまでも同地で走行を重ねており、活動自体は継続的なものだが、今回の出来事によって見方が大きく変わる可能性がある。

    一方で、トップドライバーの自由なレース活動はモチベーション維持やスキル向上にもつながる側面があり、単純に制限すべきかどうかは簡単な問題ではない。

    レッドブルが今後どのような判断を下すのか、そしてフェルスタッペンの活動方針に変化があるのかが注目される。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1“呪い”に反論「自分が速いならそれでいい」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1“呪い”に反論「自分が速いならそれでいい」

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、2026年シーズンにマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして昇格した直後、自身の実力に対する強い自信を改めて示した。

    いわゆる“レッドブルのセカンドシート問題”が長年指摘されてきた中でも、そのプレッシャーを受け止めた上で、ハジャーは現実的な視点と自己評価を両立させている。

    「自分が速いと信じるだけ」ハジャーの率直なスタンス
    レッドブルではこれまで、フェルスタッペンが歴代のチームメイトを大きく上回るパフォーマンスを発揮し続けてきた。

    その結果、多くのドライバーが苦戦を強いられ、「セカンドシートは難しい」という評価が定着している。

    そうした状況について問われたハジャーは、自身も懸念を感じていたことを認めつつ、次のように語った。

    「もちろん、ある意味ではそう思っていた」

    「マックスのチームメイトとのギャップを見ると、『これはちょっとおかしいな』と思うだろう」

    「同時に、僕は現実的でもある。新しいレギュレーションで、同じクルマなんだ」

    「自分が速いと信じるなら、それでいい。それがすべてだ」

    「最初の3レースは、すべて予想していた通りに進んでいる」

    “レッドブルの呪い”に対する明確な答え
    2025年にレーシングブルズでルーキーシーズンを戦い、評価を高めたハジャーは、角田裕毅に代わってトップチームに昇格した。

    レッドブルのセカンドシートはこれまで多くのドライバーが結果を残せず、“呪い”とも呼ばれる状況が続いてきたが、ハジャーはそれを特別な問題とは捉えていない。

    新レギュレーション下でマシン条件がリセットされる中、同一条件で戦えるという前提を強調し、自身のパフォーマンス次第で状況は変えられるという立場を明確にしている。

    その姿勢は、過去のチームメイトたちとは異なるアプローチとも言える。

    序盤3戦は「想定通り」冷静な自己評価
    開幕からの数戦についても、ハジャーは過度な期待や焦りを見せていない。

    「すべて予想通り」と語るそのコメントからは、結果だけでなくプロセスを重視する姿勢がうかがえる。

    レッドブルという環境において最も重要なのは、フェルスタッペンとの差をどう受け止め、自身の基準をどこに置くかだ。

    ハジャーはその問いに対し、外部の評価ではなく“自己認識”を軸に据えることで、一貫したスタンスを保っている。

    この冷静さが、これまで多くのドライバーが直面してきたプレッシャーを乗り越える鍵となるかどうかが、今後の焦点となる。

  • レッドブルF1 フェラーリ“マカレナ”型リアウイングをシルバーストンでテスト

    レッドブルF1 フェラーリ“マカレナ”型リアウイングをシルバーストンでテスト

    マックス・フェルスタッペンが、シルバーストンで行われたレッドブルのフィルミングデーで、フェラーリの“マカレナ”リアウイングに着想を得た新型リアウイングをテストしていたことが確認された。

    レッドブル・レーシングはRB22の新パーツ評価を進めており、フロントウイングやサイドポッドに加え、リアウイングにも変更を加えた。特に注目を集めたのは、開閉機構を備えたフェラーリ型コンセプトへの独自解釈だった。

    シルバーストンで確認された新型リアウイング
    フェルスタッペンは水曜日、レッドブルRB22でシルバーストンを走行した。これはフィルミングデーの一環として実施されたもので、チームは複数の新パーツを評価した。

    その中には新しいフロントウイングとサイドポッドが含まれていたが、リアウイングにも修正が施されていた。新たに確認された画像では、レッドブルがフェラーリのリアウイング設計に近い独自バージョンを開発していることが示されている。

    このフェラーリのリアウイングは、プレシーズンテストで注目を集めたものだった。ストレート上で270度にわたって開閉し、航空機の翼に近い働きで揚力を生み出し、最高速を高める仕組みとされている。

    フェラーリとは異なるレッドブルの解釈
    フェラーリの設計では、アクチュエーターはリアウイングのエンドプレートフェンス内に配置されている。従来型DRSのような中央アクチュエーターではなく、翼端側に作動機構を置く構成だ。

    一方、レッドブルの解釈はフェラーリの機構をそのまま踏襲したものではない。画像上では、中央ピラーがアクチュエーターの役割を担っているように見える。

    この違いは、レッドブルが単なるコピーではなく、RB22の空力パッケージに合わせて独自の作動方式を模索していることを示している。

    レッドブル・レーシング

    フェラーリもまだ実戦投入していない設計
    フェラーリはこのウイングをプレシーズンテスト以降、マシンに搭載してきたものの、グランプリ週末の実戦ではまだ使用していない。

    オーストラリアGPと日本GPでは一度も使用されず、中国GPではプラクティスで走らせたのみだった。その後、上海のスプリント予選に向けて、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールの両車は標準仕様のリアウイングに戻された。

    つまり、レッドブルが今回試したコンセプトは、フェラーリ自身もまだレース週末で本格投入に踏み切っていない領域にある。性能面だけでなく、作動の安定性、レギュレーション上の解釈、セットアップへの影響も含めて、慎重な評価が必要なパーツといえる。

    RB22の開発方向を示すテスト
    レッドブルにとって今回のフィルミングデーは、単なる撮影走行ではなく、RB22の開発方向を探る重要な機会となった。

    フロントウイング、サイドポッド、リアウイングを同時に評価していることからも、チームが局所的な修正ではなく、空力パッケージ全体の見直しを進めていることがうかがえる。

    フェラーリ型リアウイングの独自解釈は、その中でも特に象徴的な要素だ。実戦投入に至るかはまだ不透明だが、レッドブルが最高速と空力効率の改善に向けて、より踏み込んだ開発を試していることは明らかだ。

    Source: RacingNews365

  • 角田裕毅がイスタンブール市街地を疾走 F1デモ走行でトルコGP復帰を象徴

    角田裕毅がイスタンブール市街地を疾走 F1デモ走行でトルコGP復帰を象徴

    角田裕毅がイスタンブール中心部でデモ走行を行い、トルコにおけるF1復帰を象徴する走りを披露した。レッドブルのマシン『RB8』を駆り、市街地を走る姿が今回のイベントの主役となり、街に久々のF1エンジンサウンドが響き渡った。

    同日、ドルマバフチェ大統領府で行われた会見では、2027年からのトルコGP復帰が正式に発表されており、角田裕毅の走行はその決定を体現する形で実施された。

    ガラタポートから大統領府へ 市街地を駆け抜ける
    角田裕毅はガラタポート・イスタンブールをスタートし、海岸線に沿ったルートを走行。市内の主要エリアを結びながら、最終的にドルマバフチェ大統領府へと到達した。

    このルートは都市の象徴的なエリアを繋ぐ構成となっており、多くの観客にF1マシンの迫力を間近で伝える形となった。沿道には多くの観客が集まり、都市の中心部でF1マシンが走る異例の光景が広がった。

    街に響いたF1のサウンド 復帰を実感させる瞬間
    走行中、F1特有のエンジンサウンドがイスタンブールの海岸沿いに響き渡り、長らく遠ざかっていたF1の存在を強く印象付けた。

    このデモは観客に直接体験を提供することで、「F1が戻ってくる」というメッセージを視覚と音で伝える役割を果たした。長年の空白を経て再び街に響いたサウンドは、復帰を象徴する瞬間となった。

    エルドアン大統領「信頼の証」復帰を評価
    トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はドルマバフチェ大統領府での会見で、トルコGPが2027年から2031年まで5年間にわたり開催されることを正式に発表した。

    「トルコGPのカレンダー復帰は、我が国に対する信頼の証だ」とエルドアン大統領は述べた。

    「F1はそのショー性や若いファン層、自動車技術におけるリーダーシップによって、世界有数のスポーツイベントのひとつだ」

    「我が国でもF1は特に若者を中心に幅広い年齢層に支持されており、非常に情熱的なファン層を持っている」

    「レースは国内で約1900万人にリーチし、ソーシャルメディアでも約750万人がF1をフォローしている。これまで我々は9回開催してきた。2005年から2011年にかけて7回、そして2020年と2021年の2回だ」

    「特にターン8で知られるイスタンブール・パークは、2027年から2031年まで再び5シーズンにわたり質の高いレースを開催することになる」

    「トルコのF1復帰は、我が国の組織力、現代的なスポーツおよび医療インフラ、そしてトルコ国民のもてなしの精神への信頼の明確な証だと考えている」

    「F1が我が国とイスタンブールに戻ることに貢献したすべての関係者に心から祝意を表したい」

    「今後もF1とのパートナーシップがさらに強化されていくことを期待している」

    角田裕毅 F1 トルコGP

    制御下で実施された象徴的ランと復帰発表の連動
    このデモ走行は安全管理のもとで実施され、角田裕毅がコントロールされた条件下で市街地ルートを完走した。

    同日に行われた会見での正式発表と連動する形で実施されたこの走行は、政策と体験を結びつける役割を果たした。

    イベントとしての側面を持ちながらも、実際のF1マシンによる走行を通じて復帰が現実のものとして進んでいることを示し、「F1が戻ってくる」というメッセージを強く印象付ける結果となった。

  • レッドブルF1 ADUO対象でもPU改良見送り検討 シャシー改善優先か

    レッドブルF1 ADUO対象でもPU改良見送り検討 シャシー改善優先か

    レッドブルとフォードが開発を進める初のF1パワーユニットをめぐり、追加開発の権利を得た場合でも、短期的には性能アップグレードを実施しない可能性が浮上している。焦点となっているのは、エンジンそのものの改良ではなく、まずRB22のシャシー側の課題解消を優先するかどうかという判断だ。

    同時に、後れを取ったメーカーに開発機会を与えるADUO(追加開発・アップグレード機会)の適用時期についても、当初想定より前倒しされる方向で調整が進んでいる。

    制度の運用次第では、レッドブルの戦略判断が2026年F1の勢力図を左右する可能性がある。

    レッドブルとフォードはPU改良を急がない可能性
    GPblogによると、レッドブルとエンジンパートナーのフォードは、仮にADUOの対象となった場合でも、短期的にはパワーユニットの性能アップグレードを見送る方向で検討しているという。

    ADUOは、基準とされるエンジンに対して一定以上の性能差があるメーカーに対し、開発機会を与える制度だ。現行の枠組みでは、メルセデスのパワーユニットが基準とされ、そこから2%以上遅れていると判断された場合にアップグレードが認められる。

    ただし、レッドブル陣営では現時点で最大の課題はエンジンではないとの見方が強い。ミルトンキーンズでは、まずRB22のシャシー改善を優先すべきとの判断が共有されているとされる。

    そのため、開発機会を得たとしても、即座にエンジン改良へ踏み切らず、車体側のパフォーマンス改善を優先する可能性がある。

    ADUO対象外となる可能性も
    一方で、そもそもレッドブルがADUOの対象とならない可能性も指摘されている。

    一部では、レッドブルのエンジンがICE性能では最も優れているとの見方もあり、その場合はADUOの対象から外れる可能性がある。開発機会そのものを得られないシナリオも排除できない。

    この場合、PU改良を見送るという判断は消極策ではなく、制度の枠組みを踏まえた現実的な戦略と位置付けられる。

    ADUOの判断時期は前倒しの方向
    もうひとつの焦点は、2026年F1シーズンにおいてADUOの適用判断をいつ下すかという点だ。

    当初は、4月開催予定だったレースの中止を受け、モナコGP後のシーズン第6戦終了時点で判断する流れが想定されていた。しかしGPblogは、そのタイミングをさらに前倒しし、ひとつ前のラウンド後に判断する方向で調整が進んでいると報じている。

    この件については、FIAとF1チーム代表らの会合での正式発表が見込まれていたが、現時点で明確な言及はなく、最終決定は来週に持ち越される見通しだという。

    レッドブル・レーシング

    フェラーリとメルセデスで分かれる見方
    ADUOをめぐっては、各チームの受け止め方も一致していない。

    フェラーリF1代表のフレデリック・バスールは、ADUOが「差を縮める機会になることを願っている」と期待を示した。一方で、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、制度の運用次第では本来の趣旨を逸脱しかねないと警戒感を示している。

    ヴォルフは、ADUOは「パワーユニット面で後れを取ったチームが追いつくためのもの」であり、「追い越すためのものではない」と強調している。

    制度設計と開発判断が今後の鍵
    今回の一連の動きが示しているのは、2026年F1においてパワーユニット開発の自由度が増す一方で、それをどう使うかは各陣営の戦略に大きく委ねられているという点だ。

    レッドブルとフォードが、仮に開発機会を得た場合でもすぐにエンジン改良へ動かず、まず車体側の改善を優先するのであれば、ADUOは単なる救済策ではなく、チーム全体の開発配分を映し出す制度として機能することになる。

    さらに、そもそも対象外となる可能性も含め、最終判断の結果次第では各メーカーのシーズン戦略そのものが左右されることになりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1離脱か 今季限りで決断との見方

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1離脱か 今季限りで決断との見方

    マックス・フェルスタッペンが今季限りでレッドブルを離脱する可能性があるとの見方が浮上している。元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼがその可能性に言及し、去就を巡る議論が再び強まっている。

    フェルスタッペン本人は現時点で明確な意思を示していないが、現在のマシンや競争環境への不満が背景にあるとみられ、今後の動向に注目が集まっている。

    パトレーゼが離脱の可能性に言及
    GPblogによると、元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼは、マックス・フェルスタッペンが今シーズン限りでレッドブルを離れる可能性があるとの見方を示した。

    その根拠として挙げられているのが、長年レースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼの離脱だ。

    「ランビアーゼが去るなら、それはマックスも来年レッドブルを離れることを意味する」

    「マックスはドライビングを楽しむ必要があるが、現時点ではそうは見えない」

    「最終的にはただ話しているだけかもしれないが、彼には勝てるマシンが必要だ。そして今は、その状況に満足していないように見える」

    マシンへの不満と将来の不透明感
    フェルスタッペンはここ数週間、現行のF1マシンに対する不満を隠していない。現在の世代の車両について否定的な見解を示しており、場合によってはF1からの離脱も検討しているとされる。

    仮にF1にとどまる場合でも、他チームへの移籍が選択肢となる可能性がある。レッドブルがトップ争いで後れを取っている現状も、環境を変える判断につながる要因とみられる。

    最終判断は依然不透明
    もっとも、現時点でフェルスタッペン本人が具体的な決断を公にしているわけではない。

    今後のグランプリやレギュレーション変更によって状況が変化する可能性もあり、フェルスタッペンの去就は依然として流動的なままだ。

  • レッドブルF1 レーシングブルズ売却案が浮上 コンコルド協定協議で議題に

    レッドブルF1 レーシングブルズ売却案が浮上 コンコルド協定協議で議題に

    レッドブルF1の姉妹チーム体制を巡り、売却の可能性が議論されていたことが明らかになった。F1の商業面・競技面の根幹に関わるコンコルド協定の交渉の中で、将来的にチーム分離を求める案が浮上していたという。

    現在のグリッド構造において、複数チームを所有する体制の是非は大きな論点となっている。特に競技の公平性や独立性への影響が指摘される中、議論は今後のF1の方向性を左右する可能性がある。

    コンコルド協定で浮上した「売却」議論
    コンコルド協定の最新交渉において、レッドブルが姉妹チームであるレーシングブルズを将来的に手放すべきかどうかが議題に上がっていたことが明らかになった。

    「時間の経過とともに、レッドブルのどちらかのチームを売却すべきかどうかについて議論があった」とザク・ブラウンは語った。

    一方でブラウンは、レッドブルがこれまでF1にもたらしてきた価値について一定の評価も示している。

    「彼らがスポーツに対してしてきたことには大きな敬意を持っているし、それはかなり前から続いているものだ」

    “Bチーム”体制への強い懸念
    ブラウンは、複数チームを持つ体制が拡大することに対して強い懸念を示している。特に、メルセデスがアルピーヌ株式取得に関与する可能性が報じられる中、新たな“Bチーム”の誕生には否定的な立場だ。

    「現代においてそれが許されるのであれば、スポーツの公平性が損なわれるリスクが非常に高いと思う」

    「ファンが離れてしまうのは、11の独立したチームが存在していないと感じたときだ」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム コンコルド協定

    実際に起きた“チーム間連携”の事例
    その懸念の背景には、過去に実際に起きたチーム間の連携がある。

    「我々はそれがコース上で起きるのを見てきた。ダニエル・リカルドがファステストラップのポイントを奪い、別のチームを助けたケースだ」

    さらに、人的移動やコスト面でも不公平が存在すると指摘する。

    「従業員が一夜にして関連チーム間を移動するのも見てきた。我々は待たなければならず、時には金銭的な取引も必要になる。それがコストキャップにも影響する」

    「他チームが補償なしで人材を移動させるのは、不公平な財務的優位であり、スポーツ面でも不公平だ」

    また、フェラーリとハースの関係についても言及し、知的財産の問題にも触れている。

    「人は頭の中に多くの情報を持っている。知的財産の観点でも無視できない問題だ」

    F1の独立性を巡る構造的な議論
    今回の発言は単なるレッドブル批判にとどまらず、F1全体の構造に対する問題提起でもある。

    複数チーム所有が戦略的優位を生む一方で、競技の独立性や公平性をどう担保するのかは未解決の課題だ。今後のコンコルド協定やレギュレーション議論の中で、この問題が再び焦点となる可能性は高い。

    Source: GPFans

  • フェルスタッペンのF1危機論にFIAが反論「根本的には良いレギュレーション」

    フェルスタッペンのF1危機論にFIAが反論「根本的には良いレギュレーション」

    FIAシングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスは、FIAが2026年F1レギュレーションに複数の修正を発表したことを受け、新規則は「根本的には良いパッケージ」だと主張した。

    一方で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、修正の動きを歓迎しながらも、2026年F1レギュレーションについて「根本的に何かが間違っている」と批判。FIAとドライバーの見解の差が、マイアミGPを前に改めて浮き彫りになっている。

    FIAは「集中治療室ではない」と説明
    FIAは4月を通じてF1関係者との複数の会合を行った後、月曜日に2026年F1レギュレーションの一連の修正を発表した。変更は来週末のマイアミGPから適用される予定で、主にエネルギーマネジメント、レーススタート時の安全性、ウエットコンディションでの安全性に関するものとなっている。

    フェルスタッペンはドライバーの中でも新規則に対して最も強い批判を示してきた人物であり、2月のプレシーズンテストではこのレギュレーションを「反レース的」だと評していた。

    FIAが新しいレギュレーションの初期段階で調整を行うこと自体は珍しくない。2022年にグラウンドエフェクト規則が導入された際も、複数チームがポーパシングに苦しんだことを受け、FIAはドライバーの安全性を理由にバウンシングを抑えるための措置を導入した。

    その後、2023年シーズンに向けてフロアエッジやディフューザー・スロート高の引き上げなど、さらなる調整も行われ、極端なポーパシングは事実上解消された。

    マクラーレンやフェラーリで働いた後、2018年にFIAに加わったトンバジスは、FIA制作のインタビューで次のように語った。

    「我々のスポーツという患者が集中治療室に入っていると考えていた者は誰もいなかった、ということを知っておくのは重要だ」

    「明らかに引き出すべき問題はあったが、我々は集中治療室にいたわけではない」

    「おそらく患者にはもう少し運動が必要で、1日にリンゴをいくつか食べ、改善し、ビタミンを取る必要があるということだ」

    「我々が取り組んできたのはそういうことだ。これは進化であり、革命ではない」

    「我々は根本的に良いパッケージを持っていると信じているし、実際に起きていることに応じて調整が必要になるのは普通のことだ」

    フェルスタッペンは「微調整では足りない」と主張
    トンバジスの発言は、フェルスタッペンが2026年F1レギュレーションに対して根本的な欠陥が残っているとの見解を示した数日後に出たものだ。

    フェルスタッペンは放送局Viaplayが主催したイベントに登壇し、規則変更について話し合いが行われていること自体は前進だとしながらも、問題はより深いところにあると語った。

    「僕たちが変更について話しているという事実は、すでに一歩前進だ」

    「問題は単純で、このレギュレーションはいくらか微調整できるが、根本的に何かが間違っているということだ」

    「誰もがそれを公に認めるわけではないが、それは事実だ」

    フェルスタッペンはさらに、2005年を最後に使われたV10エンジン、あるいは2013年を最後に使われたV8エンジンの復活を支持した。

    「僕はただ、それに適応しようとしている」

    「数年後には引退することになるとしても、まともなスポーツであり続けてほしいと思っている」

    「何かを変えなければならない。その場合、僕ならV10かV8エンジンを戻すことを選ぶ」

    昨年には、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムが、持続可能燃料を使用するV10エンジンを将来のF1レギュレーションで検討対象にすべきだと示唆し、FIAが可能性を評価する作業部会を設置したことで、V10復活論が一時的に再浮上していた。

    FIA会長は「ドライバーが議論の中心にいた」と強調
    FIAが月曜日にPlanetF1.comへ提供した声明の中で、モハメド・ビン・スライエムは、現在のレギュレーションを洗練させるためにF1関係者が行った「建設的かつ協力的な作業」を称賛した。

    「FIAスタッフ、チーム、ドライバー、パワーユニットマニュファクチャラーを含むF1エコシステム全体の全員に対し、非常に短い時間の中で行われた建設的かつ協力的な作業を称賛したい」

    「スポーツの制御を超えた事情により、カレンダーに予期せぬ空白が生じたが、すべての関係者はF1にとって最善の利益のために行動することに完全にコミットし続けた」

    「これまで以上に、ドライバーたちはこの議論の中心にいた。彼らがこのプロセスを通じて貴重な意見を寄せてくれたことに感謝したい」

    「安全性とスポーティング上の公平性は、FIAにとって最優先事項であり続けている」

    「これらの変更は、開幕イベントで確認された問題に対処し、競技の完全性と質を継続的に確保するために導入された」

    「我々は今、エキサイティングな2026年シーズンの残りに期待している」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション

    マイアミGPから適用される主な変更点
    FIAによると、2026年F1世界選手権レギュレーションの複数の改良案は、FIA、チーム代表、パワーユニットメーカーのCEO、FOMによるオンライン会議で合意された。

    最終提案は、過去数週間にわたるFIA、技術代表者、そしてF1ドライバーからの広範な意見を踏まえた協議の結果としてまとめられた。調整の議論は、2026年シーズン開幕3戦で収集されたデータに基づいて行われた。

    合意された提案は、レーススタート関連の変更を除き、マイアミから実施される。スタート関連の提案についてはマイアミでテストされ、フィードバックと分析を経て採用される。

    予選では、エネルギーマネジメントのパラメータが調整され、最大許容リチャージ量が8MJから7MJに引き下げられる。これは過度な回生を減らし、より一貫した全開走行を促すことを目的としており、最大スーパークリップ時間を1周あたり約2〜4秒に短縮することを狙っている。

    ピーク時のスーパークリップ出力は、従来の250kWから350kWへ引き上げられる。これにより回生に費やす時間をさらに減らし、エネルギーマネジメントに関するドライバーの負担を軽減する。この変更はレース状況にも適用される。

    また、代替の低エネルギー制限を適用できるイベント数は8戦から12戦に増やされ、各サーキット特性への適応幅が広げられる。

    レースでは、ブーストによって使用できる最大出力が+150kWに制限される。あるいは作動時点で車両の現在出力がそれを上回っている場合は、その出力が上限となる。これは突然の性能差を制限するための措置だ。

    MGU-Kのデプロイメントは、コーナー出口からブレーキングポイントまでの主要な加速区間、オーバーテイク区間を含むエリアでは350kWに維持される。一方で、それ以外のラップ区間では250kWに制限される。

    これらの措置は、オーバーテイクの機会と全体的な性能特性を維持しながら、過度な接近速度を抑えることを目的としている。

    レーススタートでは、新たに「低出力スタート検知」システムが開発された。クラッチリリース直後に異常に低い加速を示すマシンを識別できるもので、その場合には自動的にMGU-Kデプロイメントが作動し、最低限の加速を確保する。スポーティング上の優位性を生むことなく、スタート関連のリスクを軽減する狙いがある。

    これに関連して、影響を受けたマシンには後方および側面の点滅ライトを作動させ、後続ドライバーに警告する視覚システムも導入される。

    さらに、フォーメーションラップ開始時にエネルギーカウンターをリセットする措置も実施され、以前に確認されたシステム上の不整合が修正される。

    ウエットコンディションでは、ドライバーからのフィードバックを受けてインターミディエイトタイヤのタイヤブランケット温度が引き上げられ、初期グリップとタイヤ性能の改善が図られる。

    最大ERSデプロイメントは削減され、トルクを制限することで低グリップ時の車両コントロールを改善する。

    リアライトシステムも簡素化され、悪条件下で後続ドライバーの視認性と反応時間を改善するため、より明確で一貫した視覚的合図が採用される。

    これらの最終提案は、5月3日のマイアミGP前の実施を目指してFIA世界モータースポーツ評議会の電子投票にかけられる。ただし、レーススタート関連の提案については、マイアミGP週末にテストと分析が行われる。

  • 角田裕毅 DAZN新番組でF1復帰に本音「やっぱり戻りたい」

    角田裕毅 DAZN新番組でF1復帰に本音「やっぱり戻りたい」

    角田裕毅は、DAZNの新番組での独占リモート出演で、2026年シーズンにおけるF1復帰への思いを率直に語った。日本グランプリを含め、今季のグリッドに自身の姿がない現状について、複雑な心境を明かしている。

    同番組ではサッシャとの対談形式で、現在の状況や今後の展望について言及。ファンの増加やF1人気の高まりを実感する一方で、「自分がそこにいない」という現実が強い動機になっていることを認めた。

    角田裕毅「乗れたら合う可能性はある」
    まず角田裕毅は、2026年型マシンとの相性についてサッシャから問いかけられた。

    サッシャは「今年のクルマは自分のドライビングに合ってます? もし乗れたら」と質問。これに対して角田裕毅は、現時点では未知数だとしながらも可能性を否定しなかった。

    「走ってみないとわからないですけど、なくはないと思いますね」

    さらにサッシャから「乗りたいですよね?」と問いかけられると、角田裕毅は即答した。

    「もちろん。乗りたいです」

    復帰時期は不透明も「チャンスはわからない」
    F1復帰の可能性についても、サッシャがストレートに問いかけた。

    サッシャは「F1の復帰チャンスはどのくらいあると思いますか? 今年」と質問。これに対して角田裕毅は、現状では見通しは立っていないと率直に語った。

    「どうだろうか。これはわからないですね」

    日本でのF1人気上昇が復帰意欲を後押し
    近年の日本国内でのF1人気の高まりについても、角田裕毅は強く実感しているという。

    「今でも応援してくれる方が結構多いと思うし感じるし、その分戻っていきたい部分もある」

    「特に今回日本グランプリとか若い世代が増えてきたなっていうのが、2、3年前くらいかな。そこから映画の影響もあったり」

    「そこでF1が盛り上がって、プロデューサーとしてもすごく嬉しかったですね」

    「やっぱり戻りたい」不在の悔しさが原動力に
    そして最後に、今季F1に参戦していない現状について率直な思いを語った。

    「その延長線上に今年やっぱり僕がいなかったのは残念ですし」

    「だけど、また戻ってきたいなって強く思ったので」

    日本GPを含めた今季の盛り上がりの中で、自身がその場にいないことへの悔しさ。それが、角田裕毅のF1復帰への強い意志をより明確なものにしている。

  • ランビアーゼ離脱が引き金か ウィートリーのレッドブルF1復帰説が急浮上

    ランビアーゼ離脱が引き金か ウィートリーのレッドブルF1復帰説が急浮上

    ジャンピエロ・ランビアーゼのマクラーレン移籍決定が、レッドブルF1の組織構造に新たな波紋を広げている。2028年からの加入とはいえ、長年マックス・フェルスタッペンを支えてきた中核人材の離脱は、チーム内の力学に変化をもたらす可能性が高い。

    その影響として浮上しているのが、かつてチームを支えたジョナサン・ウィートリーの“復帰シナリオ”だ。アストンマーティンF1入りが有力視されてきた状況に、新たな選択肢が加わりつつある。

    ランビアーゼ離脱が生む組織の空白
    ランビアーゼは2028年にマクラーレンへ移籍し、チーフ・レーシングオフィサーに就任することが正式に決まっている。この決定は、レッドブルにとって単なるエンジニアの流出ではなく、長年築かれてきた現場主導の意思決定構造に影響を与えるものとみられる。

    近年のレッドブルは、エイドリアン・ニューウェイをはじめとする主要人材の離脱が相次いでおり、組織の中核に変化が起きている。ランビアーゼの退団は、その流れをさらに強める要因となる可能性がある。

    ウィートリー復帰説が再浮上
    こうした状況の中で、英デイリーメール紙は、ジョナサン・ウィートリーのレッドブル復帰の可能性に言及している。ウィートリーはアウディのチーム代表職を短期間で離れ、その去就が注目されている存在だ。

    レッドブルは現在、ローレン・メキース体制の下で組織再編を進めており、空白となりつつあるマネジメント層の補強が課題となっている。ウィートリーが復帰した場合、チーム代表直下の重要ポジションを担う可能性も指摘されている。

    ジョナサン・ウィートリー レッドブル・レーシング

    アストンマーティン移籍は流動的
    一方でウィートリーは、アストンマーティンF1のチーム代表候補としても報じられている。ただし、この動きは現時点で正式決定には至っておらず、依然として流動的な状況にある。

    さらに、アストンマーティン内部では過去に技術陣の間で意見の対立があったともされており、新たな体制構築において同様の課題が再び浮上する可能性も否定できない。こうした背景が、レッドブル復帰という選択肢を現実的なものにしている。

    再編が進むレッドブルの分岐点
    レッドブルは現在、組織面・パフォーマンス面の双方で転換期にある。かつての支配的な体制からの移行が進む中で、誰が中核を担うのかは極めて重要なテーマとなっている。

    ランビアーゼの離脱を契機に浮上したウィートリー復帰説は、単なる人事の話にとどまらず、チームの方向性そのものを左右する可能性を秘めている。今後の動向は、レッドブルの再建シナリオを占う上で重要な指標となりそうだ。