カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1に改善要求「パワーは問題ではない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1に改善要求「パワーは問題ではない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年シーズン序盤に苦戦するチームの現状について、改善が必要な領域を具体的に挙げた。開幕3戦を終えた時点でレッドブルはコンストラクターズランキング6位に沈み、アルピーヌと同じ16ポイントにとどまっている。

    RB22は信頼性不足と純粋な速さの欠如に苦しんでおり、フェルスタッペン自身もその影響を受けている。

    中国ではリタイアを喫し、日本ではピエール・ガスリーのアルピーヌを攻略できなかった。そうしたなかでフェルスタッペンは、巻き返しに向けて必要なのは単純なパワー向上だけではないと明かした。

    フェルスタッペンはPUそのものを最大の問題とは見ていない
    フェルスタッペンは、レッドブルが直面している課題について、パワーユニットの絶対的な出力だけが最大の弱点ではないとの見方を示した。

    「僕たちのエネルギー展開はいい。そこは最大の問題ではない」とフェルスタッペンはメディアに語った。

    「実際、エンジン側については、相関性や較正はもっと良くできると思う。でも純粋なパワーという点では、そこが間違いなく最悪の部分というわけではない」

    「僕たちはメルセデスのようではない。彼らはものすごく強い。だから僕たちにはもっと多くの作業が必要だ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    求めたのは較正とコミュニケーションの改善
    フェルスタッペンはそのうえで、今後の改善ポイントとしてエンジンのデプロイメント理解に加え、較正とコミュニケーションの向上を挙げた。マシンそのものだけでなく、運用面も含めた底上げを求めていることがうかがえる。

    「僕たちはエンジンのデプロイメントをもう少しよく理解する必要があるし、全体としてもう少し安定しなければならない。でも、うまくやれてはいる」

    「ただ、その側面では較正とコミュニケーションの面でもっと良くしてほしい部分がまだある。でもそれは普通のことだ」

    「これはまだとても新しいプロジェクトだし、全員が全力で取り組み、ベストを尽くしているのは分かっている。だから僕たちはただ努力を続けていくだけだ」

    レッドブルの課題は短期間で解決できるものではない
    フェルスタッペンの発言から見えてくるのは、問題を冷静に切り分けながらも、現状を厳しく受け止めている姿勢だ。エネルギー展開自体には一定の手応えを持ちながらも、相関性、較正、そしてコミュニケーションには改善の余地があると認めている。

    開幕3戦でレッドブルはすでに出遅れており、上位陣との差がこれ以上広がれば、シーズン序盤の立て直しは一段と難しくなる。フェルスタッペンが求めたのは劇的な一発逆転ではなく、まずはプロジェクト全体の精度と安定感を引き上げることだった。

  • マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンク死亡事故受け追悼「危険さを思い出させる」

    マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンク死亡事故受け追悼「危険さを思い出させる」

    マックス・フェルスタッペンが、ニュルブルクリンク北コースで発生した死亡事故を受け、哀悼の意を示した。事故で命を落としたのはユハ・ミエッティネンで、4時間で争われるADAC ニュルブルクリンク24時間 予選レース1の開始25分後に発生した7台多重クラッシュに巻き込まれた。

    66歳のミエッティネンの死去は、事故発生から2時間あまり後の現地時間20時に記者会見で確認された。

    マックス・フェルスタッペンが、ニュルブルクリンク北コースで発生した死亡事故を受け、哀悼の意を示した。事故で命を落としたのはユハ・ミエッティネンで、4時間で争われるADAC ニュルブルクリンク24時間 予選レース1の開始25分後に発生した7台多重クラッシュに巻き込まれた。

    66歳のミエッティネンの死去は、事故発生から2時間あまり後の現地時間20時に記者会見で確認された。

    FIA、BMW、メルセデスが追悼メッセージを発信するなか、今週末に同地で走行しているフェルスタッペンも自身のインスタグラムのストーリーで思いを綴った。

    フェルスタッペンがSNSで追悼
    フェルスタッペンは自身のインスタグラムのストーリーで、今回の悲劇についてコメントを発表した。

    「今日起きたことに衝撃を受けている……」

    「モータースポーツは僕たちみんなが愛しているものだけど、こういうときには、それがどれだけ危険なものでもあるかを思い出させる」

    「ユハの家族と愛する人たちに、心からお悔やみを申し上げる」

    フェルスタッペンはレースではドライブせず
    今回のレースでは、フェルスタッペンは#3メルセデスのステアリングを握らなかった。チームメイトのルーカス・アウアーがスタートを担当している。

    今回の事故は、週末のレースイベントに大きな影を落とす出来事となった。フェルスタッペンの短いメッセージもまた、モータースポーツが持つ魅力と危険性の両方をあらためて浮かび上がらせている。

    Source: RacingNews365

  • レッドブルF1 RB22の不安定挙動 サスペンション応答が鍵

    レッドブルF1 RB22の不安定挙動 サスペンション応答が鍵

    2026年シーズン序盤3戦を終え、各チームはマイアミGPに向けたアップグレード投入の最終段階に入っている。多くは事前に計画されていた開発ロードマップに沿ったものだが、開幕戦からのパフォーマンスを受けて修正も加えられている。

    その中で、レッドブルは再び安定して上位争いに加わるために、マシンの根本的な挙動改善に取り組んでいる。特に問題視されているのは、コーナリング時に見られる急激かつ予測不能な挙動だ。

    各チームの開発方針とマイアミへの準備
    メルセデスは依然として基準となるマシンを持ちながら、当初の計画通りにアップデートを進めている。これまでに発生した問題は主にソフトウェア関連の軽微なものであり、パフォーマンスへの大きな影響は出ていない。

    開発の重点は重量削減にあり、バラスト配置の自由度を高めることで重量配分の最適化を狙う。また、リア周辺を中心とした空力の進化も進められている。

    フェラーリは「マカレナ」リアウイングのコンセプトを軸に、空力効率の最大化を図る方向でSF-26を見直す。アップデートはフロアやサイドポッド下部、フロントウイングのフラップ形状に及び、さらにエネルギー回生システムを制御するソフトウェアにも大きな改善が見込まれている。

    マクラーレンは、これまで「開発途上」と位置づけられてきたMCL40を次の段階へ進めるため、大規模なアップグレードパッケージを投入する予定だ。

    RB22に潜む“決定的弱点”
    一方で、レッドブルの状況はより複雑だ。パドック内の情報によれば、最大の課題は車両ダイナミクス、特に荷重変化に対するサスペンションの応答にある。

    この特性が、コーナリング中に突然かつ予測しづらい挙動を引き起こす原因となっている。ドライバーにとっては限界領域でのコントロールが難しくなり、一貫したパフォーマンス発揮を妨げている。

    興味深いことに、RB22の強みはパワーユニット側にあると見られており、性能不足はADUOの適用対象となるほど深刻ではないとされる。つまり、問題の本質はエンジンではなく、車体側の統合にある。

    レッドブル・レーシング

    空力とメカニカルの“統合”が鍵
    レッドブルが目指しているのは、空力とメカニカル挙動の統合的な最適化だ。具体的には、空力負荷の分布を再マッピングし、各コンポーネントの連携をより一体的に機能させることにある。

    このアプローチは、外見上の大きな変更として現れるものではなく、むしろマシン全体の挙動を滑らかで予測可能なものへと変える内部的な改善となる。

    また、重量削減も重要な柱の一つだ。不要な質量を削減することで、車両ダイナミクス全体に大きな影響を与え、より安定したバランスの実現につながると見られている。

    マイアミGPに投入されるアップグレードは、単なるパフォーマンス向上ではなく、RB22の性格そのものを変える試みとなる可能性がある。ここでの改善が実現すれば、レッドブルは再び安定したフロントランナーへと復帰する足がかりを得ることになる。

    Source: RacingNews365

  • メルセデスF1 アントネッリ躍進でレッドブルに皮肉「3戦で解雇するチームもある」

    メルセデスF1 アントネッリ躍進でレッドブルに皮肉「3戦で解雇するチームもある」

    メルセデスF1のトト・ヴォルフは、若手ドライバー起用におけるチーム方針について語り、アンドレア・キミ・アントネッリを巡る判断の正当性を強調した。

    2026年シーズン序盤、アントネッリは3戦で2勝・2ポールポジションを記録し、史上最年少でランキング首位に立つなど際立ったパフォーマンスを披露している。一方でルーキーイヤーにはミスも多く、チームの対応が注目されていた。

    “自前でフェルスタッペンを作る”という発想
    かつてマックス・フェルスタッペンの獲得を目指していたヴォルフは、その代替として自チームでスターを育てる方向へ舵を切った形となる。

    アントネッリの開幕からの活躍は、そうした戦略の成果を象徴するものとなっているが、その過程は順風満帆ではなかった。デビューシーズンでは好結果とミスが混在し、精神面でも苦しむ時期を経験している。

    それでもチームは方針を変えず、継続的なサポートを続けたことで、現在の結果につながっている。

    レッドブルF1を想起させる“3戦で解雇”発言
    ヴォルフはThe Athleticのインタビューで若手育成に対する考え方を説明し、その中で他チームの方針にも言及した。

    「私もドライバーだったから、彼らが直面するプレッシャーは理解している。あらゆる方向からの圧力がある。我々は才能やスピード、成長力だけでなく、プレッシャーへの対処能力も評価している。F1は結局のところ、その管理がすべてだからだ」

    そのうえで、次のように続けている。

    「他のジュニアチームの方針を見ると、3戦で結果が出なければドライバーを解雇するケースもある。我々はキミに対してその逆をした」

    「我々は18歳のドライバーを起用した。カートやジュニアカテゴリーで最高レベルの実績を持っていたが、最初の年には多くのミスを犯した。世間は厳しく批判した。若すぎる、ミスが多すぎる、才能を潰していると」

    「だが、それは完全に計算されたリスクだった。我々は初年度にそうなることを分かっていた」

    この発言は、若手ドライバーの昇格と降格を短期間で繰り返してきたレッドブルの運用を想起させる内容となっている。

    “待つ育成”がもたらした結果
    結果として、メルセデスの判断は現時点で成功している。アントネッリはシーズン序盤からタイトル争いの中心に立ち、チームの将来を担う存在として確固たる地位を築きつつある。

    短期的な結果よりも長期的な成長を優先するアプローチが、2026年の勢力図にも影響を与え始めている。

  • レッドブルF1 技術部門を再編 人材流出の中で体制立て直しへ

    レッドブルF1 技術部門を再編 人材流出の中で体制立て直しへ

    レッドブル・レーシングは4月17日、技術部門の組織改編を発表し、設計と車両性能の連携を強める新たな体制に移行した。近年は主要人物の離脱が相次いでおり、チームとしては技術リーダーシップの再構築を急ぐ局面に入っている。

    今回の変更では、ベン・ウォーターハウスが即日付で「チーフ・パフォーマンス&デザイン・エンジニア」に就任し、設計部門と車両性能部門を横断して統括する役割を担う。レッドブは、この再編によって部門間の統合を強め、競争力の高いソリューション開発を加速させる狙いだとしている。

    相次ぐ離脱を受けた技術体制の再編
    レッドブルでは近年、組織の中核を担ってきた人物たちの離脱が続いていた。長年チームを率いてきたクリスチャン・ホーナーをはじめ、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコ、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリー、チーフ・エンジニアリング・オフィサーのロブ・マーシャル、レース戦略責任者のウィル・コートネイ、チーフデザイナーのクレイグ・スキナーらがチームを去っている。

    さらに最近では、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたジャンピエロ・ランビアーゼも、契約満了となる2028年末でマクラーレンへ移籍することが決まった。こうした流れのなかで、今回の組織変更は単なる役職の入れ替えではなく、レッドブル・レーシングが次の時代に向けて技術部門の土台を組み直す動きと受け取れる。

    ウォーターハウスに設計と車両性能の統括権限
    新体制の柱となるのが、ベン・ウォーターハウスの役割拡大だ。ウォーターハウスは今後、設計と車両性能にまたがる「包括的な責任」を持つ立場となり、テクニカルディレクターのピエール・ワシェにレポートする。

    ウォーターハウスは2014年にBMWザウバーからレッドブル系組織に加わり、当初はトロロッソで副テクニカルディレクターを務めた。その後、2017年からはレッドブル・レーシングのパフォーマンスエンジニアリング責任者として活動しており、内部事情と現場運用の両方を理解する人材として重用されてきた。

    レッドブル・レーシングは今回の発表で、「この進化は、これらの領域の統合を強化し、競争力が高く高性能なソリューションの開発を加速させる」と説明している。設計とパフォーマンスをこれまで以上に密接に結びつけることで、開発の意思決定を速める意図がにじむ。

    レッドブル・レーシング

    フェラーリとレーシングブルズ経験者も新加入
    さらに7月1日からは、アンドレア・ランディがヘッド・オブ・パフォーマンスとしてチームに加わる。ランディはウォーターハウスの直属となり、実務面でのパフォーマンス部門を担う形となる。

    ランディはこれまでフェラーリで副ヘッド・オブ・ビークル・パフォーマンスを務めたほか、レーシングブルズでは副テクニカルディレクターも歴任してきた。異なるチームで積んだ経験を持つ人材を招き入れることで、レッドブルは社内昇格だけでなく外部からの知見も取り込もうとしている。

    チームは今回の変更について、「これらの変更はチームの長期的な技術的野心を支えるものであり、内部人材の育成を続けながら、スポーツ界全体から優れた専門性を引きつける姿勢を反映している」と強調した。

    レッドブル・レーシングが示した“次の技術組織”の方向性
    今回の発表で明確になったのは、レッドブル・レーシングが離脱者の穴を単純に埋めるのではなく、組織構造そのものを見直しながら再構築を進めていることだ。ウォーターハウスの権限拡大は、設計と車両性能をより一体化させる象徴的な人事と言える。

    同時に、ランディの加入は外部の経験を取り込みながら技術部門の厚みを増す狙いを示している。主要人物の退任が続いたあとでも、レッドブル・レーシングが技術力の低下を避け、次の競争局面に備えようとしている姿勢が今回の組織改編には表れている。

  • フェルスタッペン ランビアーゼのマクラーレンF1移籍を後押し「断る方がバカ」

    フェルスタッペン ランビアーゼのマクラーレンF1移籍を後押し「断る方がバカ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、長年コンビを組んできたレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼの離脱について、自らが後押ししていたことを明かした。

    マクラーレンへの移籍が発表された今回の決断は、チーム内外に衝撃を与えただけでなく、フェルスタッペン自身の将来にも波紋を広げている。

    だが本人の発言から見えてくるのは、別れに対する否定的な感情ではなく、むしろ現実的で前向きな判断だった。

    フェルスタッペンが語った“後押し”の真意
    フェルスタッペンはイベントでの発言の中で、ランビアーゼから事前に相談を受けていたことを明かした。

    「彼がどんなオファーを受け取ったかを話してくれた。僕は『それを受けないのはバカだ』と言った」

    「僕たちはすでにすべてを一緒に成し遂げてきたし、あれだけ素晴らしいオファーなら、特に家族のことや将来の安定を考えればなおさらだ」

    さらに、最終的な決断において自分の意見が重要だったことにも触れている。

    「いわば僕の承認を求めてきたんだ。だから『絶対に行くべきだ』と伝えた。彼はそれを本当に聞きたがっていた」

    レッドブル離脱ドミノと組織の変化
    ランビアーゼの離脱は単発の出来事ではない。近年のレッドブルでは、ロブ・マーシャルやウィル・コートネイ、さらにエイドリアン・ニューウェイ、ジョナサン・ウィートリーといった重要人物が相次いでチームを離れている。

    こうした人材流出は、2026年レギュレーションへの適応という難題と重なり、チーム体制の再構築を迫る状況を生んでいる。ランビアーゼは単なるエンジニアではなく、フェルスタッペンのパフォーマンスを支えてきた中核的存在であり、その影響は決して小さくない。

    フェルスタッペンの将来と“変化した環境”
    今回の一件で改めて注目されるのが、フェルスタッペン自身の将来だ。すでに本人は新レギュレーションへの不満を口にしており、シーズン終了後の去就にも関心が集まっている。

    その中で、父ヨス・フェルスタッペンは今回の決断について次のように語っている。

    「我々は前から知っていたし、いつ起きるかも分かっていた」

    「あと1年半から2年は一緒に仕事ができる。彼にとって大きなチャンスだし、我々もそうするべきだと伝えた。あとはレッドブルがどう後任を見つけるかだ」

    さらに、息子の将来についても一定の見解を示した。

    「状況は変わったと思う。4度のタイトルを取って、多くのことを成し遂げたからだ」

    「最終的な決断はマックス次第だが、私は彼が続けると思う」

    “成功の終着点”が意味するもの
    今回の発言が示しているのは、フェルスタッペンとランビアーゼの関係が「成功の一区切り」に達しているという認識だ。

    長年のパートナーシップで4度の世界王座を築き上げた両者にとって、今回の決断は別離であると同時に、それぞれの次のステージへの移行でもある。フェルスタッペン自身がそれを受け入れ、むしろ後押ししたという事実は、現在のレッドブル内部の変化と、F1全体の勢力図の揺らぎを象徴している。

  • フェルスタッペンのメルセデスF1移籍“合意説”を父ヨス一蹴「耳を診てもらえ」

    フェルスタッペンのメルセデスF1移籍“合意説”を父ヨス一蹴「耳を診てもらえ」

    マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍が「すでに合意済み」とする報道に対し、父ヨス・フェルスタッペンが強く反論した。オランダの有力関係者による発言をきっかけに広がった憶測は、本人の家族によって真っ向から否定された形だ。

    2026年F1レギュレーション下でのレッドブルの苦戦や、GT3活動を通じたメルセデスとの接点強化が背景にあり、フェルスタッペンの将来を巡る議論は過熱している。ただし現時点では、確定的な動きは確認されていない。

    ヨスが“合意済み説”を一蹴
    オランダ人ジャーナリストのジャック・プルーイが「関係者から聞いた話」として、フェルスタッペンのメルセデス移籍は事実上決まっていると示唆したことが発端となった。

    これに対し、ヨス・フェルスタッペンは極めて辛辣な言葉で否定した。

    「彼は耳鼻科に行くべきだ。あるいは耳を掃除してもらった方がいい」

    この発言はSNS上での返信として伝えられており、“合意済み”という見方を完全に退ける姿勢を示している。

    レッドブル苦戦と将来を巡る憶測
    今回の憶測の背景には、2026年レギュレーションに対するフェルスタッペン自身の不満がある。新世代パワーユニットとエネルギー管理主導のレース展開に対し、繰り返し批判的な見解を示してきた。

    加えて、レッドブルのパフォーマンス低下もあり、長期的な去就に関する議論が加速している状況だ。ただし、ヨスの発言からは、現時点で具体的な移籍合意が存在しないことが明確に読み取れる。

    F1以外での充実と父の視点
    一方でヨスは、自身の現在についても率直に語っている。F1から距離を置いた今、ラリーへの関心が高まっているという。

    「今の方が好きだ。もうF1マシンを運転する必要もないし、数周走る必要もない。やり切ったし、美しかった」

    さらに、息子マックスの活躍を見守る立場にも満足感を示した。

    「今、家族に起きていることの方がずっと素晴らしい。マックスを見ていると、自分が走っていた時と同じくらい楽しめる。むしろ今の方がワクワクする」

    また、マックスにラリー挑戦を勧めていることも明かしているが、現時点では実現していない。

    「いや、ニュルブルクリンクでのGT3ドライブは無害なものだ」と冗談めかしつつ、「一度はやるべきだ。“マックス、頼む”と言いたいね。そうすれば見方も変わるはずだ」

    「彼はいつも木の話をするが、そのうち見えなくなる。そこにあるのは分かっているし考慮もするが、意識はしない。それを理解していることが重要なんだ」

    ヨスの発言は、移籍報道を否定するだけでなく、フェルスタッペン家が現在もモータースポーツの中で独自の価値観を持って活動していることを示している。今後の去就を巡る議論は続くとみられるが、少なくとも現時点で“合意済み”という段階にはない。

    Source: GMM

  • マックス・フェルスタッペンのF1批判にドメニカリが釘「言葉の重みを尊重せよ」

    マックス・フェルスタッペンのF1批判にドメニカリが釘「言葉の重みを尊重せよ」

    ステファノ・ドメニカリは、2026年F1レギュレーションに不満を示してきたマックス・フェルスタッペンの発言について、その懸念自体には理解を示しながらも、F1という競技に与える影響の大きさを意識するよう求めた。

    マックス・フェルスタッペンは今季の新規則について「反レース的」だと批判し、「マリオカートのようだ」「ステロイドを打ったフォーミュラEのようだ」とも表現している。

    日本GP後には、その不満の大きさから年末でF1を離れる可能性にまで言及していたが、ドメニカリは世界王者の率直な発言を尊重しつつも、その言葉が持つ重みを軽視すべきではないと釘を刺した。

    ドメニカリは対立構図を望まず
    ステファノ・ドメニカリは、フェルスタッペンとの間でこれまでも何度も話し合ってきたと明かし、双方がそれぞれの立場を理解していると説明した。

    ドメニカリは「マックスとはシーズン開幕以来、本当に何度も話をしてきた。だから我々は彼のコメントを理解しているし、私も彼のコメントを理解している。彼もまた、より大きな全体像を理解している」と語った。

    さらに、フェルスタッペンが会議の場でも積極的に提案を行っていたことを明かし、「彼は今日の会議でも非常に熱心に提案をしていた。だから、そこに対立構図を作り出そうとする罠には陥りたくない。それは私のやり方ではないし、我々が望む形でもない」と述べた。

    “最高のドライバー”の声だからこそ重い
    ドメニカリは、フェルスタッペンの意見が軽視されるべきではないとしたうえで、その発言力の大きさにも言及した。

    「我々はこれからも一緒にやっていく。彼は最高のドライバーであり、世界チャンピオンであり、何度も世界王者になっている。もちろん、彼の声には耳を傾けなければならない」とドメニカリは語った。

    その一方で、「ただもちろん、彼自身も、自分の声には重みがあることを分かっている。そして、その重みを尊重する必要がある。なぜなら時には、その言葉を誤って受け取る人たちもいるからだ。そういうことが起きるのは許すべきではない」と述べ、発言の受け止められ方に配慮すべきだとの認識を示した。

    焦点はエネルギー管理への不満
    フェルスタッペンが特に不満を抱いているのは、コクピット内でのエネルギー管理の比重が増し、バッテリー回生のために特定のコーナーでマシンの限界以下で走らなければならない点にある。

    この問題については、F1、各チーム、そしてFIAが今月の一連の会議で協議を進めている。ただし競技側は、レギュレーション全体を抜本的に変更するのではなく、最も大きな問題点に対処するための小幅な修正にとどめる考えを強調している。

    F1が与えてきた価値への敬意も要求
    ドメニカリはドライバーたちの懸念には耳を傾ける姿勢を示しながらも、F1というスポーツ自体を過度に貶めるような発言には慎重であるべきだと訴えた。

    「私が彼らに言ったのはこうだ。『いいか、我々がやっていることは、これまで一緒に正しいことをしてきたからこそ成り立っているということを忘れないでほしい』」とドメニカリは語った。

    そして「だから我々全員に素晴らしい成長の機会を与え、多くのお金をもたらし、他のスポーツでは得られないような世界的な個性を築く場を与えてくれたこのスポーツに対して、敬意を払ってほしい」と続けた。

    そのうえで、「私は彼らにそう伝えたし、それは理解されたと思っている。彼らとの会話は非常にオープンなものだし、私は彼らの意見を本当に大切にしている。彼らには関わっていてほしい」と説明した。

    勝者と敗者で異なる受け止め方
    ドメニカリは、トップを争うドライバーとそうでないドライバーとでは、現行レギュレーションに対する感じ方が異なるとの見方も示した。

    「ただもちろん、時にはある種の駆け引きも存在する。上位のドライバーたちに話を聞けば、彼らは勝っているのだから、常にとても満足しているものだ」とドメニカリは述べた。

    一方で「それ以外のドライバーたちは不満を抱くこともある。違うレースのあり方を好んでいるからでもあり、それについては私も大いに尊重している」と語り、立場によって見解が分かれる現状にも理解を示した。

    Source: ESPN

  • フェルスタッペンのニュル24時間初参戦にF1セーフティカードライバーが忠告

    フェルスタッペンのニュル24時間初参戦にF1セーフティカードライバーが忠告

    マックス・フェルスタッペンが、2026年5月16日〜17日に開催されるニュルブルクリンク24時間レースに初参戦することが明らかとなった。レッドブルカラーのメルセデスAMG GT3での出場となり、ダニ・ジュンカデラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーとチームを組む。

    F1王者の参戦は大きな話題を呼ぶ一方で、過酷な耐久レース特有のリスクも伴う。

    そんな中、F1セーフティカードライバーのベルント・マイランダーが、過去の経験をもとにフェルスタッペンへ重要な助言を送った。

    「速さ」よりも「完走」 ニュル24時間の本質
    ベルント・マイランダーは、ニュルブルクリンクでのフェルスタッペンの走りを常にチェックしていると明かしたうえで、その参戦自体を歓迎した。

    「彼がニュルブルクリンクで何をしているかは全部見ている」

    「F1チャンピオンが24時間レースに出るのは素晴らしいことだ。スポーツにとっても、ファンにとっても、選手権にとってもいい」

    さらにマイランダーは、自身が2000年に優勝するまでの苦労を振り返りながら、耐久レースの本質を強調した。

    「僕はそのレースに7回勝とうとした。2回は本当に惜しかったし、一度はトップを走っている時にクラッシュした。すべてが噛み合ったのは2000年だけだった」

    「一番重要なアドバイス? 我々は完璧なチームと完璧なクルマを持っていたが、すべてのブリーフィングで同じことを言われていた。ドライバーはチームと協力しなければならないということだ」

    「クルマが良くてスピードがあると分かっているなら、フィニッシュフラッグのことを考えろ。リスクを取りすぎるな」

    ニュル特有のリスク「トラフィック」と「運」
    ニュルブルクリンク24時間では、性能差の大きいマシンが混走するため、トラフィックマネジメントが勝敗を大きく左右する。

    「ルールやコード60の状況には常に少しの運が絡む。ああいう場面でペナルティを受けることもある」

    「でも最も重要なのはコース上に留まることだ。トラフィックこそが僕にとって最大の学びだった。イン側で無理をしすぎるな」

    さらにマイランダーは、長年の経験から“速さだけでは勝てない”現実を強調する。

    「過去30年を見ても、どれだけ速いクルマでもリスクを取りすぎれば完走できない」

    「2000年にもリスクを取りすぎるドライバーがいて、我々は抑えなければならなかった。『落ち着け、安全にいけ』とね。ポールポジションでも、最初のコーナーでトップに立つ必要はない」

    “1周目ではなく50周目” 耐久レースの時間軸
    スプリントレースとは異なり、24時間レースでは長期的な視点が不可欠だとマイランダーは語る。

    「レースは信じられないほど長い。1周目でトップでなくても、50周目にはトップかもしれない。その可能性は常にある」

    「重要なのは、クルマを無傷のまま保つことだ」

    フェルスタッペンは先月のニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS2)で一度は優勝を手にしたものの、タイヤ違反により結果を剥奪されている。そうした経験も踏まえ、今回の24時間レースでは“速さ”だけでなく“状況判断”が問われることになる。

  • ヨス・フェルスタッペン シューマッハのレッドブルF1巡る“持論”を痛烈批判

    ヨス・フェルスタッペン シューマッハのレッドブルF1巡る“持論”を痛烈批判

    レッドブルF1を巡る議論が、元F1ドライバー同士の“舌戦”に発展している。チームの不振を受け、ラルフ・シューマッハがヘルムート・マルコ不在の影響を指摘したのに対し、マックス・フェルスタッペンの父ヨス・フェルスタッペンがこれを強く否定した。

    2026年の新レギュレーションとパワーユニット開発の転換期にあるレッドブルは、技術面・組織面の両面で試練に直面している。その評価を巡り、関係者の見解は大きく割れている。

    苦戦するレッドブルF1 技術と体制の両面で課題
    レッドブルにとって、2026年は大きな転換点となっている。自社パワーユニットでの本格参戦に加え、エイドリアン・ニューウェイ不在で迎える初の本格的なレギュレーション変更は、極めて難易度の高い挑戦となった。

    現時点での問題はパワーユニットではなく、むしろシャシー側にあるとされる。RB22はコーナリング性能に課題を抱え、さらに重量面でも不利な状況にあると報じられている。

    マイアミGPではアップデートパッケージの投入が予定されており、その成否が今後の開発方針だけでなく、技術責任者ピエール・ワシェの立場にも影響を与える可能性がある。

    また、開幕3戦でわずか16ポイントという結果は、チームとしても想定外の低迷と言える。こうした状況が続けば、マックス・フェルスタッペンの契約条項に関する議論が再燃する可能性も指摘されている。

    マルコ不在説を巡る対立 ヨスが強く否定
    こうした中、ラルフ・シューマッハはレッドブルの苦戦の要因として、ヘルムート・マルコのような“精神的支柱”の不在を挙げた。困難な局面でチームをまとめるカリスマ的存在の欠如が影響しているという見方だ。

    しかし、この指摘に対してヨス・フェルスタッペンは真っ向から反論した。

    「ラルフ・シューマッハはあまりにも多くの馬鹿げたことを言っている」

    この発言は自身のSNSを通じて発信されたものであり、レッドブル内部の問題を“人物不在”に帰結させる見方を明確に否定した形となる。

    問われるのは構造か人か
    今回の対立は、レッドブルの不振を「組織構造の問題」と見るか、「象徴的リーダーの不在」と見るかという根本的な視点の違いを浮き彫りにしている。

    現実として、2026年のレッドブルはシャシー性能、開発の方向性、そして結果としてのポイント不足といった複数の課題を抱えている。単一の要因で説明できる状況ではなく、技術・体制の両面での再構築が求められている段階にある。

    今後、マイアミでのアップデートがどのような効果を示すかによって、この議論の方向性も大きく変わる可能性がある。チームの競争力回復が最優先であることは、両者の見解に関わらず明らかだ。