カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • ウィリアムズF1代表がADUO支持 レッドブル・フォード最強説は「驚きではない」

    ウィリアムズF1代表がADUO支持 レッドブル・フォード最強説は「驚きではない」

    FIAが2026年から導入したADUO(追加開発機会制度)の初回評価で、レッドブル・フォードのV6エンジンがグリッド最強と認定されたことが話題となっている。

    この結果に驚きの声も上がるなか、ウィリアムズF1代表のジェームス・ボウルズは「驚きではなかった」と語り、制度そのものについても支持を表明した。

    ボウルズ「レッドブルは開幕前から印象的だった」
    ADUOは、性能面で後れを取るパワーユニット(PU)メーカーに追加開発の機会を与えるためにFIAが導入した制度だ。

    初回評価ではレッドブル・フォードのV6エンジンが最も高い性能を持つと判断され、メルセデスに対して2%以上、フェラーリに対して4%以上の優位性があるとされた。一方、アウディとホンダの正確な差は現在も精査が続いている。

    シーズン序盤はメルセデス勢が圧倒的な強さを見せていることから、この結果を意外視する声もあった。しかし、ボウルズはそうは考えていない。

    「驚きはなかった」

    「バーレーンテストの時点で、レッドブルが最もパワフルなエンジンを持っているように見えた。彼らは僕たちにはできないようなことをやっていたからだ」

    「プレシーズンテストから本当に印象的だった。すべてのサーキットで常にというわけではないが、シーズン開幕から非常に強力だった」

    「それが1%なのか2%なのかは外から正確に判断するのは難しい」

    最強エンジンと最強PUは別問題
    ボウルズは、今回の評価結果を理解するためにはV6エンジンとPU全体を分けて考える必要があると説明する。

    ADUOが評価しているのは内燃エンジン部分のみであり、ハイブリッドシステム全体の性能を示すものではない。

    「重要なのは2つの要素があるということだ。内燃エンジンと電気システムだ」

    「ADUOが対象としているのは内燃エンジンだけだ」

    「電気系についてはメルセデスが非常に良い仕事をしていると思う。だから僕たちは他メーカーよりも長くエネルギーを展開できている可能性がある」

    今季のF1ではメルセデスが選手権をリードしているが、その背景には電動システムやエネルギーマネジメントの優位性があるとボウルズは見ている。

    レーシングブルズとの比較で見えた差
    ボウルズがレッドブル・フォードの優位性を感じた理由のひとつが、同じ中団グループで争うレーシングブルズとの比較だ。

    ウィリアムズはメルセデスPUを搭載し、レーシングブルズはレッドブル・フォード系PUを使用している。

    「データを見て最初に驚いたのは、レッドブル陣営のほうがメルセデスよりも電力カットが少なかったことだ」

    「それがヒントになった。優位性は電気系ではなく内燃エンジン側から来ているのだと思った」

    「僕はVCARB(レーシングブルズ)と戦っている立場だが、その部分で少し差があると感じている」

    現在のF1ではバッテリーエネルギーを使い切った後の出力低下が大きな影響を与えるため、内燃エンジン性能の差はストレートスピードやレースペースにも直結する。

    ボウルズはADUO制度を高く評価
    今後はメルセデス、フェラーリ、ホンダ、アウディが追加開発によって性能差を縮められる可能性がある。

    もっとも、開発から実戦投入までには時間がかかり、さらに年間4基に制限されるV6エンジンの運用ルールもあるため、即効性は期待できない。

    それでもボウルズは制度の存在自体を歓迎している。

    「メルセデスHPPがシーズン後半に性能向上を実現できれば、大きな違いになるだろう」

    「フェラーリやホンダにとっても、この制度は選手権のために良いものだと思う」

    「本当にチャンピオンシップを戦わせたいのであれば、すべてのメーカーに戦うチャンスを与えるべきだ」

    「ホンダも復帰に向けて非常に大きな投資をしている」

    「現状では完全に理にかなっていると思うし、正しい考え方だ。知的にも合理的なアプローチだと思う」

    ADUOが示した2026年PU勢力図
    今回のボウルズの発言は、レッドブル・フォードがV6エンジン単体で優位に立ちながらも、メルセデスが電動システムやエネルギーマネジメントで強みを発揮しているという現在の勢力図を裏付けるものとなった。

    FIAによる追加検証が進められているものの、少なくともボウルズはプレシーズンからのデータを踏まえ、レッドブル・フォードが基準値と評価されたことに違和感は抱いていない。

    そして何より、各メーカーが開発によって差を縮められるADUO制度こそが、将来的により接戦のチャンピオンシップを実現するための重要な仕組みだと考えている。

  • フェルスタッペン レッドブルF1残留明言せず 契約解除条項が再び焦点に

    フェルスタッペン レッドブルF1残留明言せず 契約解除条項が再び焦点に

    マックス・フェルスタッペンの将来を巡る憶測が再び加熱している。オランダ紙『De Telegraaf』のエリック・ファン・ハーレン記者によると、フェルスタッペンは先日行われたレッドブル首脳陣との会談でも、契約満了までチームに残留する意思を明確には示さなかったという。

    2028年末まで契約を結んでいるフェルスタッペンだが、2026年シーズンのレッドブル・レーシングは苦戦が続いており、将来に関する不透明感は依然として払拭されていない。

    ザルツブルク会談でも残留保証はなし
    フェルスタッペンは先週、共同オーナーのチャルーム・ユーウィッタヤ氏や最高経営責任者(CEO)のオリバー・ミンツラフらレッドブル首脳陣とザルツブルクで会談した。

    バルセロナでその件について質問されたフェルスタッペンは詳細を語らなかった。

    「他人が気にすることじゃない」

    「もともと予定されていたものだ。モナコの後に突然決まったわけじゃない」

    しかしファン・ハーレンによれば、この会談でレッドブル首脳陣が望んでいたような明確な残留表明は得られなかったという。

    「レッドブル経営陣にとって理想的なのは、マックスが『残る』と言うことだ」

    「そうなればチームに平穏が戻り、新たな人材獲得もしやすくなる。スポンサーにとっても魅力的になる」

    「フェルスタッペンはレッドブルにとって最も重要な人物だ。事実上、彼がチームを支えている」

    バルセロナで露呈したレッドブルの限界
    今回の憶測の背景には、2026年シーズンのレッドブル・レーシングの競争力低下がある。

    バルセロナ・カタルーニャGP後、フェルスタッペン自身もレッドブルを「4番手チーム」と表現した。

    ファン・ハーレンは、バルセロナがレッドブルの弱点を浮き彫りにしたと分析する。

    「レース後の彼の反応には諦めにも似たものがあった」

    「バルセロナはあらゆるタイプのコーナーを備えた総合力が試されるサーキットだ。どのコーナーでも彼らは遅かった」

    メルセデス、フェラーリ、マクラーレンが前方争いを展開する一方で、レッドブルは全体的なパフォーマンス不足に苦しんでいる。

    夏休み前の契約条項が重要な分岐点
    将来の鍵を握るのは、フェルスタッペンの契約に含まれているとされる離脱条項だ。

    ファン・ハーレンは次のように説明する。

    「フェルスタッペンは今年初めてこの条項を発動できる可能性がある」

    「夏休み期間中に評価のタイミングが設けられている」

    現在フェルスタッペンはドライバーズランキング7位につけており、シーズン前半の結果は期待を大きく下回っている。

    「彼が突然ランキング2位まで浮上するとは思えない」

    「今後数週間でフェルスタッペンは真剣に将来について考え始めるだろう。当然ながら移籍先の選択肢も必要になる」

    さらにファン・ハーレンは、フェルスタッペンが内部的にも残留保証を与えていないと指摘した。

    「彼はチーム内部に対しても残留を保証する意思表示はしていない」

    メルセデス移籍説とフェラーリ待望論
    元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは、現在のドライバー市場はフェルスタッペンの決断待ちの状態だとみている。

    「メルセデスでは両ドライバーが1年契約だ」

    「最も優れた者が残ることになるだろう」

    「マックスの状況を考えると、もう一人のドライバーに席が残るかどうか分からない」

    「今後数か月は非常に興味深いものになる」

    一方、同じく元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは異なる見解を示した。

    「彼はどこへでも行ける」

    「ヨス・フェルスタッペンは私の意見に賛成しないかもしれない」

    「だが私ならあと1年レッドブルで走り、2028年にフェラーリへ移籍する」

    「そして史上最高のドライバーであるミハエル・シューマッハの後を追うだろう」

    フェルスタッペンの決断がF1市場全体を左右
    フェルスタッペンの将来は単なる一人のドライバーの去就にとどまらない。現F1グリッドで最も価値の高いドライバーの動向は、メルセデス、フェラーリを含むトップチームのドライバー市場全体に連鎖的な影響を与える可能性がある。

    特にレッドブルがオーストリアGPで投入予定の軽量化パッケージの成否は、フェルスタッペンが2027年以降もチームに将来性を見いだせるかどうかを判断する重要な材料となりそうだ。

    現時点でフェルスタッペンは残留も移籍も明言していない。しかし、レッドブル首脳陣が求める「残留保証」が得られていないという報道は、2026年シーズン最大級のストーブリーグの火種となりつつある。

  • 角田裕毅 レッドブルF1のTPCで2レース分を走破「まるで離れていなかったかのよう」

    角田裕毅 レッドブルF1のTPCで2レース分を走破「まるで離れていなかったかのよう」

    角田裕毅が、バルセロナで実施されたレッドブルのTPC(旧型車テスト)走行後にコメントを発表した。

    2026年シーズンはレッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅にとって、今回のテストは久々のF1実車走行となった。角田裕毅はバルセロナのカタルーニャ・サーキットで、2025年型マシンのRB21をドライブし、長距離走行プログラムをこなした。

    「まるで離れていなかったかのよう」
    角田裕毅は走行後、自身のSNSで次のようにコメントした。

    「バルセロナの暑さの中、2レース分走った後もまだ笑顔」

    「ステアリングの後ろに戻れて本当に良かった。まるで離れていなかったかのようだ」

    今回のテストは、レッドブルF1がリザーブドライバーとしての実戦感覚を維持する目的で実施したもの。チーム代表のローラン・メキースは事前に「実際にF1カーを運転することに勝るものはない」と語り、角田裕毅の走行機会を高く評価していた。

    バルセロナの高温コンディションの中でRB21を使って約2レース分の走行距離を消化した角田裕毅は、充実した一日を過ごした様子をうかがわせている。今回のTPC走行は、今後リザーブドライバーとして緊急参戦の機会が訪れた際に備える重要な準備の場となった。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1 FIAのADUO判断に反論「優位性を裏付けるデータはない」

    レッドブルF1 FIAのADUO判断に反論「優位性を裏付けるデータはない」

    レッドブルF1のローラン・メキース代表は、2026年から導入されるパワーユニット救済制度「ADUO(Adjustment of Dyno Usage Offset)」を巡り、FIAがレッドブル・フォードの内燃エンジン(ICE)をベンチマークと判断したことに異議を唱えた。

    FIAはモナコGPの週末に各メーカーへ評価結果を通知し、レッドブル・フォードが最も高性能なICEを持つと認定。これによりメルセデスやホンダ、フェラーリ、アウディF1が開発面で一定の優遇措置を受けることになった。

    しかしレッドブルは、この評価を裏付ける十分なデータが存在しないとして再検証を要求。FIAも現在、データを改めて精査している。

    メキース代表「優位性を示すデータは見当たらない」
    メキース代表は、レッドブルがADUO制度そのものに反対しているわけではないと強調した。

    「ルールがICEの性能順位だけを評価対象にすると定めていることについては完全に賛同している」

    「我々はその考え方に何の問題も感じていないし、全員が合意した内容だ」

    一方で、評価結果については疑問を抱いているという。

    「より深い議論が必要だと考えているのは、我々がメルセデスに対して優位に立っていることを示すデータサンプルを一つも確認できていないからだ」

    メキース代表によれば、サーキットごとの特性によってパワーユニット性能の影響度は大きく変化するため、ICEの序列を判断するには極めて慎重な分析が求められるという。

    レッドブル F1 ローラン・メキース

    サーキット特性が評価を難しくする
    メキース代表は今季の各レースを例に挙げながら、自チームの主張を説明した。

    「ICE性能への依存度が高いカナダでは予選6番手だった」

    「一方でICE依存度が低いモナコでは、ポールポジションからわずか0.04秒差まで迫った」

    「そして再びICE依存度が高いバルセロナでは6番手に戻った」

    こうした結果は、レッドブル・フォードが圧倒的なエンジン優位を持っているという見方と一致しないと主張する。

    「我々は競争相手より上だと判断できるデータを一つも見ていない。それどころか、一貫して上回っていることを示す証拠も存在しない」

    フェラーリ躍進はPUと空力の相乗効果と分析
    またメキース代表は、バルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンにフェラーリ移籍後初勝利をもたらしたフェラーリの躍進にも言及した。

    フェラーリは同週末に大規模なアップグレードパッケージを投入しており、メキース代表はシャシー性能だけでなくパワーユニットの競争力も結果に反映されたとの見方を示した。

    「彼らは非常に大きなアップグレードパッケージを投入した。まずはルイスの初勝利を祝福したい」

    「ここ数戦でメルセデスと追う側のチームとの差は徐々に縮まっていた」

    「そしてフェラーリは大きな前進を果たした。バルセロナのようなサーキットで勝利したことは、シャシーとパワーユニットの両方が高いレベルにあることを示している」

    2026年の新PUレギュレーション導入を前に、ADUOを巡るメーカー間の駆け引きは今後さらに激しくなりそうだ。FIAによる再検証結果が、各メーカーの開発戦略に大きな影響を与える可能性がある。

  • フェルスタッペン レッドブルF1首脳会談の詳細を拒否「誰にも関係ない」

    フェルスタッペン レッドブルF1首脳会談の詳細を拒否「誰にも関係ない」

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が再びF1パドックを賑わせている。メルセデス移籍説が続くなか、先週オーストリア・ザルツブルクでレッドブル首脳陣との会談が行われたことが明らかとなり、その内容に注目が集まった。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは会談の詳細について語ることを拒否。さらに周辺関係者も契約交渉説を否定しており、今回の会談はシーズン前半戦の総括が主な目的だったとみられている。

    フェルスタッペン「知る必要があれば私から話す」
    バルセロナ・カタルーニャGPの週末を前に、フェルスタッペンはレッドブルGmbHの幹部らと会談するためオーストリアを訪問した。

    会談にはレッドブルのF1活動を統括するオリバー・ミンツラフCEOのほか、共同オーナーのチャレルム・ユウウィッタヤ、後継者のマーク・マテシッツ、そしてマネージャーのレイモンド・フェルミューレンも同席していたと報じられている。

    会談の内容について質問されたフェルスタッペンは詳細を明かさなかった。

    「それは誰にも関係ないことだ」

    「もともと予定されていた会談だ。モナコの後に突然決まったわけではない」

    さらに、プライベートジェットの移動履歴から自身の行動が追跡されていることについても冷静な姿勢を示した。

    「もちろん飛行機は追跡できる。別に問題はない」

    「みんなが僕の居場所を知ることはできるし、質問することもできる。でも答えるかどうかは僕が決める」

    「何か伝えるべきことがあれば、私から知らせる」

    契約交渉説を側近記者が否定
    会談が注目を集めた背景には、フェルスタッペンとメルセデスを結び付ける移籍説がある。

    特にフェルスタッペンのプライベートジェットがメルセデス本拠地に近いイギリスを経由した後にオーストリアへ向かったことで憶測はさらに加熱した。

    しかし、フェルスタッペン陣営に近い『De Telegraaf』のエリック・ファン・ハーレン記者は、今回の会談が契約や移籍に関するものではなかったと報じている。

    「誤解を解いておくと、フェルスタッペンは先週の会談でそのような話はしていない」

    関係者によれば、この会談は以前から予定されていたもので、各関係者の日程調整を経て実現したという。

    また会談の主なテーマは2026年シーズン前半戦のレビューだったとされている。

    苦戦するレッドブルが憶測を加速
    もっとも、今回の憶測が完全に消えない理由もある。

    レッドブルは2026年シーズンに苦戦しており、フォードとの共同開発による新パワーユニットは有力視されながらも、マシン全体の競争力不足が続いている。

    バルセロナでフェルスタッペン自身もRB22の現状を厳しく評価した。

    「高速コーナーでも低速コーナーでもタイムを失っている。つまり、ほぼすべての場所でだ」

    「一日中グリップがなく、クルマのフィーリングもバランスも良くなかった」

    「上位争いができるとは思わない」

    「これが今の僕たちの立ち位置だ」

    現在の成績不振が続く限り、フェルスタッペンの将来を巡る憶測が消えることはなさそうだ。

    ヴォルフはメルセデス移籍説を改めて否定
    一方で、移籍先候補として名前が挙がるメルセデスのトト・ヴォルフ代表は、フェルスタッペン獲得説を改めて否定している。

    ジョージ・ラッセルの成績不振や、アンドレア・キミ・アントネッリの5連勝によって憶測が再燃するなか、ヴォルフは現在のドライバーラインアップに満足していると強調した。

    「今の2人以上にチームにいてほしいドライバーはいない」

    また、アントネッリとラッセルの実力差についても否定した。

    「2人はペースもレース結果も非常に近いレベルにある」

    「互いに刺激し合っているし、それは良いことだ」

    「キミはF1に求められるものを理解し、自分の才能を結果へ結び付けられるようになった。私たちは非常に感銘を受けている」

    レッドブルとの重要会談が行われたにもかかわらず、フェルスタッペン本人もメルセデス側も移籍の可能性を示唆する発言はしていない。少なくとも現時点では、ザルツブルクでの会談は契約交渉ではなく、苦戦する2026年シーズンを立て直すための戦略会議だった可能性が高そうだ。

  • 角田裕毅がレッドブルF1のTPCで実車復帰へ メキース「数日後に実現する」

    角田裕毅がレッドブルF1のTPCで実車復帰へ メキース「数日後に実現する」

    角田裕毅が、レッドブルのTPC(旧型車テスト)プログラムでF1マシンに復帰することが明らかになった。

    2026年にフルタイムのF1シートを失い、現在はレッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅にとって、実車走行は役割を維持するうえで重要な機会となる。舞台はバルセロナ・カタルーニャGP後のカタルーニャ・サーキットで、使用されるのは前年型のホンダ製パワーユニット搭載車となる。

    レッドブルが角田裕毅に実車走行の機会を用意
    角田裕毅は昨年のレッドブルでの厳しいシーズンを経て、2026年はアイザック・ハジャーにシートを譲る形となった。その後はレッドブルのリザーブドライバーとして活動しているが、今週バルセロナで実施されるTPCプログラムに参加し、再びF1マシンをドライブする。

    角田裕毅は日本GPの時点で「現時点ではTPCやタイヤテストの予定はありません。自分でF2やF3をプライベートで走らせることも考えています」と語っており、当初はレッドブルでの実車走行は予定されていなかった。

    しかしレッドブルは方針を転換し、角田裕毅に旧型車でのテスト機会を与えることを決めた。

    メキース代表「F1マシンに乗ることに勝るものはない」
    レッドブル代表のローラン・メキースは、角田裕毅の走行について次のように説明した。

    「ユウキに再びマシンへ乗る機会を与えられることをうれしく思う。彼は我々のために素晴らしい仕事をしてくれている」

    「彼は今もレッドブル・ファミリーの一員であり、今回の最初の機会を活用して、再びマシンに乗せることにした。数日後に実現する」

    「目的は、リザーブドライバーとしてF1マシンを運転する感覚を保ち、鋭さを維持することにある。シミュレーターでも多くの作業をこなし、フィジカルコンディションを保つためにも努力している。ただ、実際にF1カーを運転することに勝るものはない。彼が鋭さを維持するうえで、これが最良の機会になる」

    今回のテストは、角田裕毅がレースシート復帰を直ちに意味するものではない。それでも、レッドブルがリザーブドライバーとしての準備状態を重視し、実車走行の機会を用意したことは、角田裕毅にとって大きな前進となる。

    Source: GPFANS

  • マックス・フェルスタッペン F1バルセロナGPは孤独な4位「単純に遅すぎた」

    マックス・フェルスタッペン F1バルセロナGPは孤独な4位「単純に遅すぎた」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで4位に終わった後、レッドブル・レーシングが依然として課題を抱えていることを認め、「もっと努力しなければならない」と語った。

    予選では5番手を獲得し、チームメイトのアイザック・ハジャーも6番手につけるなどRB22の競争力に期待が高まっていた。しかし決勝では上位勢のペースについていくことができず、フェルスタッペンは3位ランド・ノリスから約17秒遅れの4位でフィニッシュした。

    「孤独なレースだった」と振り返るフェルスタッペン
    フェルスタッペンはレースを振り返り、ほとんど単独走行の状態だったと明かした。

    「正直なところ、レース全体を通してかなり孤独だった。特に大きな出来事もなくて、僕は前方のバトルをモニターで見ていただけだった。単純に僕たちは遅すぎたんだ」

    「どのタイヤコンパウンドでもついていけなかったし、各スティントで少しずつタイムを失っていた。厳しいレースだったけど、一方で今週末ずっとこんな感じだったとも言える」

    「どのタイヤでも少しずつ足りていない。だから僕たちはできる限りのことをした」

    戦略は正解もマシン性能不足を痛感
    フェルスタッペンはレース戦略自体には満足しており、問題は純粋なパフォーマンス不足にあったと分析した。

    「戦略面では良い仕事をしたと思う。実際に優勝した戦略と同じだったし、その点について不満はない」

    「ただ、もっと努力してマシンを改善しなければならない」

    今回のバルセロナでは、ルイス・ハミルトンがフェラーリで採用した3ストップ戦略が成功。レッドブルも同様の戦略を選択したが、純粋なレースペースの差を埋めることはできなかった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    オーストリアGPへ向けて課題は明確
    フェルスタッペンは次戦オーストリアGPに向けて、改善すべきポイントははっきりしていると説明した。

    「改善すべき領域は明確だ。マシンはいくつかの部分で不足している」

    「それと同時に、高負荷サーキットになるとタイヤマネジメントでもまだ少し遅れを取っている。そういった部分は今後取り組んでいかなければならない」

    レッドブル・レーシングは今季ここまで優勝争いから遠ざかるレースが続いており、バルセロナでも表彰台には届かなかった。次戦はチームのホームレースでもあるオーストリアGP。フェルスタッペンが指摘した弱点をどこまで改善できるかが注目される。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1の課題を指摘「スタートを直せば話は変わる」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1の課題を指摘「スタートを直せば話は変わる」

    アイザック・ハジャーは、F1バルセロナ・カタルーニャGPでスタート直後に大きく順位を落としながらも、粘り強い追い上げを見せて6位でフィニッシュした。しかしレース後に本人が最も強く訴えたのは、今季を通じて繰り返されているスタートの問題だった。

    予選と決勝で十分な競争力を示しながらも、スタートの失敗によって毎回レース展開が難しくなっているとハジャーは指摘。レッドブル・レーシングがさらに上位を狙うためには、この課題の解決が不可欠だと強調した。

    6位まで挽回も残った大きな不満
    ハジャーは決勝のオープニングラップで大きく順位を落としたが、その後は着実にポジションを回復し、最終的には6位でチェッカーを受けた。

    それでもレース後の表情に満足感はなかった。

    「スタートを改善する必要がある。毎週末このままではダメだ。同じことの繰り返しだからね」

    ハジャーにとって問題は今回だけではない。

    「今日は悪夢だった。でも週末を通してずっと苦労していた。本当に改善しなければならない部分だ。みんな進歩しているのに、僕は後退してしまった」

    「手順が複雑すぎるし、許容範囲が狭すぎる」

    スタート手順そのものに難しさがあり、それが安定した発進を妨げているとの見方を示した。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    マシン性能には手応え
    一方でハジャーは、スタート以外のパフォーマンスには満足している。

    「スタート以外はすべて良かった。それだけに余計に悔しいんだ」

    「一番簡単そうに見えるけれど、同時に最も重要な部分を僕たちはうまくできていない。一方で、本来はもっと難しい部分についてはかなり良い仕事ができている」

    予選でも高い競争力を発揮し、決勝ペースにも自信を持っていたという。

    「予選ペースは良かったと思うし、レースペースも悪くなかった。もちろんスタートの影響で戦略を変更せざるを得なかったけれどね」

    上位進出への最後の課題
    ハジャーのコメントからは、レッドブル・レーシングが持つ基本性能への確かな自信がうかがえる。

    予選では上位争いが可能な速さを示し、決勝でも追い上げるだけのレースペースを持っていた。しかしスタートで後手を踏むことで、本来狙える結果を逃している状況が続いている。

    「まずスタートを解決しなければならない。そうして初めて、その先の話ができるようになる」

    ハジャーは課題を明確に口にした。スタート改善が実現すれば、レッドブル・レーシングの若手ドライバーはさらに上位争いへ加わる可能性を秘めている。

  • マックス・フェルスタッペン F1バルセロナGPで苦戦予想「全員がタイヤに苦しむ」

    マックス・フェルスタッペン F1バルセロナGPで苦戦予想「全員がタイヤに苦しむ」

    マックス・フェルスタッペンは、F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPの決勝について、全ドライバーがタイヤマネジメントに苦しむ展開になるとの見通しを示した。

    今週末のバルセロナは高温コンディションに見舞われており、各チームとも深刻なタイヤデグラデーション(性能劣化)に直面している。決勝では2ストップだけでなく、3ストップ戦略も視野に入るとみられている。

    タイヤ摩耗が勝敗を左右か
    フェルスタッペンは週末を通じて主要勢の中で唯一ハードタイヤを集中的に使用しており、決勝で使用可能なハードタイヤのセット数がライバルより1セット少ない状況となっている。

    しかし、レッドブル・レーシングのエースは、そのハードタイヤでさえ満足のいく感触ではなかったと明かした。

    「正直なところ、どのタイヤも良くなかった」

    フェルスタッペンはRacingNews365などのメディアに対し、そう語った。

    「だから全員が苦しむと思う」

    「結局のところ、誰が一番苦しまないかという勝負になる。様子を見てみよう」

    5番手スタートから上位進出を狙う
    フェルスタッペンは予選でジョージ・ラッセルのポールポジションタイムから0.3秒遅れの5番手に終わった。

    決勝では前方へのポジションアップを目指すものの、簡単なレースにはならないと警戒している。

    「もちろん前を目指したい」

    「でも、どうなるか見てみないといけない。簡単にはいかないだろう」

    タイヤの消耗が激しいバルセロナでは、純粋な速さだけでなくタイヤをいかに長持ちさせるかが勝敗を大きく左右することになりそうだ。フェルスタッペンの言葉どおり、“誰が最も苦しまないか”がレースの鍵となる。

  • アイザック・ハジャー F1バルセロナGP予選6番手に悔しさ「かなり憂鬱だ」

    アイザック・ハジャー F1バルセロナGP予選6番手に悔しさ「かなり憂鬱だ」

    アイザック・ハジャーはF1バルセロナ・カタルーニャGP予選で6番手を獲得した。しかし、その結果に満足しているわけではない。わずかなミスがなければ、さらに上位グリッドを獲得できた可能性があったからだ。

    実際、ハジャーはマックス・フェルスタッペンから0.05秒以内の差につけており、3番手争いにも加われるだけの速さを示した。予選後の本人は好ラップへの手応えと、取り逃したチャンスへの悔しさの両方を口にしている。

    ターン1でのミスがすべてを変えた
    ハジャーは予選Q3の最終アタックについて、ほぼ理想的なラップだったと評価している。しかし唯一の例外がターン1だった。

    ブレーキングで攻めすぎたことでコーナー出口のラインが乱れ、その影響は続くターン2、ターン3まで及んだ。結果として第1セクターでタイムを失い、それが最終順位に影響したと分析している。

    「すべて良かったと思う。ターン1以外は本当に良いラップだった」

    「P3との差を見るとかなり憂鬱になる。あの位置にいてもおかしくなかった。でも現実はそううまくはいかない」

    フェルスタッペンの前も見えていた
    ハジャーによれば、問題はターン1の頂点からすでに始まっていたという。

    「攻め込みすぎた。それで終わりだった」

    「ターン2とターン3にも影響した。第1セクターはかなり悪かった。でもそこから先は本当に良かった。後悔はないけど、少し残念だ」

    今回の予選でハジャーはフェルスタッペンのすぐ後ろにつけた。わずかなミスがなければチームメイトを上回り、2列目争いに加われていた可能性もあった。

    フェルスタッペン自身も3番手獲得の可能性があったと語っており、レッドブル陣営にとっては細かなミスが結果を左右した予選となった。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    予想以上に小さかったポールとの差
    バルセロナ・カタルーニャは高速、中速、低速コーナーが揃うサーキットとして知られ、マシンの総合力が試されるコースだ。さらに今週末は高い路面温度によってタイヤ管理も難しくなっていた。

    そうした状況のなかでハジャーは、レッドブル勢が週末を通じて改善を進めたことを認めながらも、現在のマシンのフィーリングを考えるとトップ争いに近づけたこと自体が予想外だったと明かした。

    「こういうサーキットはクルマの問題点がより強調されるし、高温によってそれがさらに大きくなる」

    「週末を通して良い進歩はあった。でも正直なところ、今の感触を考えると僕たちはトップにいるべき状態ではないと思う」

    「それでもポールとの差はそれほど大きくなかった。今のクルマの感触を考えると驚きだ。まだやるべきことはたくさんある」

    決勝はタイヤマネジメントが鍵
    決勝では高いタイヤ摩耗率から複数回のピットストップが予想されている。ハジャーは厳しいレースになると見ながらも、その戦略的な展開を楽しみにしている。

    「かなり厳しいレースになると思う」

    「でも楽しみだ。これほどピットストップが多いレースは経験したことがないと思う」

    「2回か3回ストップになることを期待している。全力でプッシュしながら、ピットストップではクルーも完璧な仕事をしなければならない」

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