カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP展望「ホームのような場所」

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP展望「ホームのような場所」

    角田裕毅が、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPへの展望を語った。

    長年暮らしてきたイタリアを舞台にした今週末のレースに向け、「ホームのような場所で走れるのを楽しみにしている」と語り、アップデートが投入されるマシンに自信をのぞかせた。レッドブル・レーシングにとって通算400戦目の節目となる特別なグランプリで、さらなる上位進出を目指す。

    「今週はヨーロッパに戻ってレースをするのを楽しみにしています」と角田裕毅はコメント。

    「イタリアは長い間、自分にとって“ホーム”のような場所で、今のようにシーズン全体でスケジュールがとても慌ただしい中では、ここで過ごせる時間をとても大切にしています。皆さんにも美味しいピザやパスタを楽しんでもらえたらうれしいですし、それがチームや自分にとって良い結果につながるエネルギーになればと思っています」

    「マイアミの後、クルマをもっと良い状態に持っていくためにやるべきことがあると分かっていました。競争力を持つには、もっとバランスの取れたマシンが必要ですし、自分がより上位を目指していくことの重要性も理解しています。イモラにはいくつかのアップデートを持ち込む予定で、それによってポジティブな変化が見られると思っています」

    「チームに加わってまだ日が浅い中ですが、マシンには全体的に自信を感じていますし、自分が何をすべきかもしっかり分かっています。そして今週末はチームにとってF1参戦400戦目という特別なレースでもあるので、自分としてもこの週末をとても楽しみにしています」

    角田裕毅 F1 エミリア・ロマーニャGP レッドブル・レーシング

  • F1王者フェルスタッペンが告白 極秘テストと偽名「フランツ・ヘルマン」の真相

    F1王者フェルスタッペンが告白 極秘テストと偽名「フランツ・ヘルマン」の真相

    マックス・フェルスタッペンが、「フランツ・ヘルマン」という偽名でノルドシュライフェのレコードラップに挑んだ理由を明かした。

    エミリア・ロマーニャGPのわずか1週間前、フェルスタッペンはフェラーリ296 GT3を駆ってニュルブルクリンクでテスト走行を実施。その際、周囲の注目を避けるため、車には「フランツ・ヘルマン」という偽名が記されていた。

    レッドブルF1のエースであるフェルスタッペンは、以前からNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)でのテストやセッティング走行を経験しており、この伝統のサーキットに強い情熱を抱いていることは周知の事実だ。

    フェルスタッペンは先週金曜にエミール・フライ・レーシングのテストに参加し、非公式ながら7分47秒という驚異的なラップタイムを記録したとされている。

    「フランツ・ヘルマン」の由来
    この走行自体も注目に値するが、それ以上にモータースポーツ界を賑わせたのは「フランツ・ヘルマン」という偽名の由来だった。

    エミリア・ロマーニャGPを控えた記者会見で、その名前の発想源について問われたフェルスタッペンは、以下のように答えた。

    「偽名が必要だって言われたから、できるだけドイツっぽい名前にしようって思ったんだ」

    なぜ偽名を使う必要があったのかを尋ねられると、彼はこう説明した。

    「その方がエントリーリストに名前が載らないからさ。もし自分の名前が出てたら、朝8時には人が押しかけてくることになるだろ?」

    「もちろん、現地に行けばバレるのは分かってた。でも少なくとも、朝8時とか9時くらいは静かに準備できる」

    ニュル24時間参戦も視野
    将来的なニュルブルクリンク24時間レースへの参戦について尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。

    「そうだね、将来的には出てみたいと思っている」

    「だから今こうやって色々と経験を積んでいる。少しでも準備しておけば、いざ出る時に慌てずに済むからね」

    フェルスタッペンはまた、「ノルドシュライフェを走っていて、ただ純粋に楽しんでいただけ」と述べ、「このサーキットを学ぶことが目的だった」と強調した。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング エミリア・ロマーニャGP

    記録よりも“楽しさ”が優先
    この日、フェルスタッペンが記録したとされる7分47秒というタイムは、公式のラップレコード(7分49秒5)を約2秒も上回る。

    だが本人は「記録を狙ったわけではない」と強調する。

    「自分にとっては、ラップレコードを破ろうとか、そういうことじゃなかった。ただ楽しみながら、チームと一緒にサーキットを学んでいたんだ。エミール・フライにとっても初めての経験だったからね」

    「彼らの夢もまた、24時間レースに出ること。だから一緒にスピードを上げて、楽しく走っていた」

    「天気にも恵まれたし、晴れていて最高のコンディションだった」

    フェルスタッペンは現在、耐久レース出場に向けたライセンス取得について、関係機関と話し合いを進めていると明かした。

    ラッセルもノルドシュライフェに関心
    フェルスタッペンの偽名使用については、他のF1ドライバーたちからも笑いが起きた一方、ジョージ・ラッセルは彼の行動を羨ましがった。

    ラッセルは、F1以外のレース活動にも強い興味を示しており、この件についてメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフとも何度も話し合っているという。

    「実のところ、何度も話してるよ。スケジュールを調整してでも、もっと運転の機会を増やしたいんだ」

    「冬の間はiRacingでノルドシュライフェをよく走っていたし、ああいう活動にももっと関わりたいと思ってる」

    「でも、F1ってスポンサー関連の仕事も多いし、移動もシミュレーターもチームとのミーティングもあるから、なかなか時間が取れないんだ」

    「自家用ジェットがあれば移動も早いけどね。まあ、いつか絶対にやってみたいと思ってる」

  • 角田裕毅 レッドブルF1での苦戦でセルジオ・ペレスの実力が再評価

    角田裕毅 レッドブルF1での苦戦でセルジオ・ペレスの実力が再評価

    角田裕毅がレッドブルF1で直面している苦戦が、かつて同じシートに座っていたセルジオ・ペレスの実力をあらためて際立たせている。2025年シーズン途中から昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして奮闘する角田裕毅だが、圧倒的な差を前に厳しい戦いが続いている。

    そんななか、ペレスの評価が“走らずして”上昇している。2度のF1ワールドチャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディは、ペレスがいかに過小評価されていたかを強調し、その価値が再び見直されつつあると語る。

    「チェコ・ペレスは我々ラテンアメリカ人の誇りだったのに、十分に理解されていなかった」と、フィッティパルディはスペイン紙『ASメキシコ』に語った。

    ペレスは2024年末でレッドブルF1を去り、2025年の開幕戦ではリアム・ローソンが起用された。しかしローソンも結果を残せず、数戦後に角田裕毅が昇格。だが、それでもフェルスタッペンとの差は埋まらず、チームの課題は解消されていない。

    「今年はフェルスタッペンのチームメイトたちが次々に試されているが、正直言ってチェコよりも悪い」とフィッティパルディは断言する。

    「モナコでも、バクーでもペレスは勝った。どちらも極めて難易度の高い市街地サーキットだ。今の状況を見ると、ペレスがいかに優れていたかがはっきりしてくる。レッドブルF1が次々とドライバーを試すのは、ペレスを超える存在を見つけられないからだ」

    セルジオ・ペレス レッドブル F1角田裕毅は現在も全力で結果を求めて戦っているが、経験値や安定性においてペレスとの差が指摘され始めている。

    一方で、セルジオ・ペレスには2026年のF1復帰という明るい話題も浮上している。キャデラックF1のアドバイザーであるマリオ・アンドレッティは、来季のドライバー候補のひとりとしてペレスの名を挙げた。

    「我々は今、ドライバー選定の真っ只中にいる。必要なのは高い経験値だが、チェコ・ペレスはその条件に合致している」とアンドレッティは語る。「まだこれ以上のことは言えないが、確かに候補のひとりだ」

    フィッティパルディも、ペレスとキャデラックのタッグを強く支持する。

    「ゼネラルモーターズはキャデラックブランドでF1に参戦する。その取り組みは極めて真剣で、ペレスはそのプロジェクトにふさわしい人物だ」

    そして、ペレスをレッドブルF1から外した張本人であるクリスチャン・ホーナーでさえ、彼の復帰を歓迎する姿勢を見せている。

    「昨年はチェコにとってタフなシーズンだったが、復帰の可能性があるのは嬉しいことだ。彼は経験豊富で勝てるドライバーだし、ファンにも非常に人気がある」とホーナーは語った。

    角田裕毅が厳しい状況に立たされる今、セルジオ・ペレスの存在感が再び脚光を浴びている。2026年、彼が再びグリッドに立つ日はそう遠くないかもしれない。

  • 角田裕毅はレッドブルF1の開発に貢献できるのか?ヴィルヌーヴが警鐘

    角田裕毅はレッドブルF1の開発に貢献できるのか?ヴィルヌーヴが警鐘

    角田裕毅は、リアム・ローソンに代わってレッドブルF1のシートを獲得したものの、その開発能力には疑問の声も上がっている。1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴは、角田がRB21の開発に貢献することは難しいとの見解を示している。

    今シーズン開幕から2戦で結果を残せなかったローソンに代わり、角田裕毅はレッドブル・レーシングに昇格。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして出走し、前任者よりも良好な結果を出してはいるが、マシンのポテンシャルを引き出すという点では依然として課題を抱えている。

    フェルスタッペンが日本GPで勝利した以外、序盤のレッドブルはマクラーレンに対して劣勢を強いられており、今後のアップデートが焦点となっている。その中で、ヴィルヌーヴは角田裕毅に開発面での信頼を置いていない。

    「角田裕毅はリアム・ローソンよりも良い仕事をしているが、正直なところ、彼がマシンの開発に貢献できるとは思っていない」とヴィルヌーヴはVision4Sportに語った。

    「求められるメンタリティが異なるし、彼はそのレベルに達していない」

    角田裕毅 レッドブル F1

    さらにヴィルヌーヴは、フェルスタッペンがチームと長年かけて築いてきた関係性が、鈴鹿でのパフォーマンスにも表れていたと述べている。

    「マックス・フェルスタッペンは、負担を分担するタイプではない」と彼は指摘した。

    「鈴鹿でのセットアップを見れば明らかだ。片方は安全策を選び、それが裏目に出た。もう一方は、自分の持てるものを最大限に活かす方向で攻めて、それがうまくいった」

  • レッドブル・レーシング F1エミリア・ロマーニャGPで通算400戦目の節目

    レッドブル・レーシング F1エミリア・ロマーニャGPで通算400戦目の節目

    レッドブル・レーシングは、今週末のF1エミリア・ロマーニャGPで通算400戦目の節目を迎える。F1参戦からわずか20年足らずでこの数字に到達したのは、F1史上7チーム目の快挙となる。

    この記録により、レッドブルはグランプリ出走回数でフランスの名門ルノーと並び、通算出走数ランキングでタイに浮上する。現在のトップはフェラーリ(1104戦)で、続くのはマクラーレン(976戦)、ウィリアムズ(857戦)。

    ロータス(606戦)、ティレル(430戦)といった歴史的名門はすでにF1から姿を消しており、レッドブルは2026年中にティレルの記録を追い越す見込みだ。

    ただし、400戦目という数字には例外がある。2005年のアメリカGPでは、ミシュランタイヤの安全性問題により、レッドブルを含むミシュラン勢全車が決勝スタートを取りやめたため、このレースは出走記録に含まれていない。

    今季のF1序盤はレッドブルにとって試練の連続だった。マクラーレンが開幕6戦中5勝を挙げて勢いづく一方で、レッドブルはかつての支配的な立場を失いつつある。とはいえ、伝統のイモラ・サーキットは近年のレッドブルにとって好相性の舞台であり、過去3回の開催ではすべて勝利を収めている。今回もその流れを引き継ぎたいところだ。

    この記念すべき週末に向け、Red Bull GmbHは、レッドブル・レーシングとチーム代表クリスチャン・ホーナーの400戦目を祝う特別なプランを用意している。ホーナーは、チーム創設時の2005年から現在に至るまで一貫して指揮を執ってきた人物だ。

    まだ31歳だったホーナーは、故ディートリッヒ・マテシッツの決断によってレッドブルF1の代表に抜擢され、それ以降、8度のドライバーズタイトル、6度のコンストラクターズタイトル、そして120勝以上のグランプリ勝利という実績を積み重ねてきた。

    レッドブル・レーシング F1 エミリア・ロマーニャGP

    ホーナーの去就に関する憶測が飛び交う中での節目のレース
    ホーナーとレッドブルにとっては祝いの週末となるはずが、一方でホーナーの進退を巡る憶測が再燃している。関係者はこの噂を「事実無根」と否定し、意図的にこの記念の場に影を落とすためのものであると見ている。

    先週、イタリアの『AutoSprint』は、イモラに投入予定のアップグレードが目に見える形で戦闘力を高めなければ、タイ資本の筆頭株主チャレーム・ユウヴィッディヤからの支持を失う可能性があると報じた。

    しかし、オーストリアの『OE24』はこれを否定し、ホーナーは今もタイ資本の全面的な支持を受けており、むしろディートリッヒ・マテシッツの息子であり、49%の株を保有するマーク・マテシッツ率いるオーストリア側の少数株主が不満を抱いている可能性があると伝えている。

    レッドブルは今回、劇的なアップグレードパッケージを投入するわけではなく、RB21の進化を続けるための部品が投入される予定だ。サウジアラビアで始まったこの進化は、マイアミでの前後サスペンションとリアの改良、そしてフェルスタッペンが使用した新設計のフロアに引き継がれた。これらは「数キロのダウンフォース向上」をもたらしつつも、空力的な大変更とはみなされず、事前申告の必要もなかった。

    イモラではさらなる小規模な改良が施される予定で、角田裕毅もフェルスタッペンと同仕様のフロアに切り替える見込みだ。

    短期的な成績低下はホーナーの評価に影響せず
    ただし、これらのアップデートの成否がホーナーの将来に影響することはないとされている。長年の実績に対する信頼は揺るがず、短期的な競争力低下も株主の懸念にはなっていない。

    ホーナーはF1の2030年シーズンまで契約を結んでおり、今年初めには「チームへのコミットメントは揺るぎない」と語っていた。

    一連の噂の中では、ホーナーの後任候補としてオリバー・オークスとフランツ・トストの名前も浮上している。

    オークスは、マイアミGP後にドバイへ向かった後、消息がはっきりしていない。彼の弟ウィリアムは、現金を所持した状態での違法資金移動の容疑で逮捕されており、兄弟は共にハイテックGPの取締役に名を連ねている。なお、オークスは先週、個人的事情を理由にアルピーヌの代表職を辞任したばかりだ。

    トストは2023年末までレッドブル傘下の姉妹チーム、アルファタウリの代表を務めたが、69歳となった彼はピットウォールから退く意向を示して引退している。

    2026年に向けての過渡期とホーナーの役割

    近年のレッドブルの支配は終わりを告げたが、チームの調子の波は、むしろ2026年に向けた過渡期にあると見られている。

    技術部門の要であったエイドリアン・ニューウェイは退任し、アストンマーティンへと移籍。スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーもザウバー/アウディのチーム代表に就任している。

    レッドブルはこうした変化の中で、外部からの人材よりも社内の人材に信頼を置いて、未来に備えている。

    ホーナーはレッドブル・レーシングの代表に加え、エンジニアリング部門「Red Bull Advanced Engineering」およびフォードと提携する「Red Bull Powertrains」の責任者も務めており、レッドブルを完全な自社体制のF1チームへと導く役割を担っている。

    なお、ホーナーがユウヴィッディヤの支持を失ったという噂は今回が初めてではない。昨年も、チーム内の女性スタッフに対する行為を巡る内部調査の際、ホーナーが支持を失い、解任されるとのドイツメディア報道がなされたが、当時も関係者はこれを「根も葉もない噂」と否定していた。

    フェルスタッペンの将来もホーナーにとっての焦点
    今後の課題としては、フェルスタッペンにとってレッドブルが最適な選択肢であり続けることをホーナーが示す必要がある。

    フェルスタッペンはF1の2028年シーズン末まで契約を結んでいるが、メルセデスやアストンマーティンなど他チームへの高額移籍が絶えず噂されている。

    仮に契約途中でフェルスタッペンがレッドブルを去ることになれば、当然ながらチームにとって大きな打撃となるが、それでもホーナーに対する株主の信頼が揺らぐことはないとされている。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で評価上昇「フェルスタッペンと同じ課題を共有」

    角田裕毅 レッドブルF1で評価上昇「フェルスタッペンと同じ課題を共有」

    角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングの2番手シートに昇格して以降、両者の間に大きなタイム差があるにもかかわらず、チーム上層部に強い印象を残している。

    日本人ドライバーの角田裕毅は、わずか2戦でRB21の扱いに苦戦したリアム・ローソンに代わって、ミルトンキーンズのトップチームであるレッドブル・レーシングに抜擢された。

    これまでに角田裕毅はレッドブル・レーシングで6ポイントを獲得しており、バーレーンGPで2点、直近のマイアミGPでは4点を加えた。まだ控えめな数字とはいえ、パフォーマンス面ではリアム・ローソンを明確に上回っている。

    実際、レッドブルF1での4戦のうち3戦で角田裕毅はQ3進出を果たしており、ローソンがQ3に進めなかった2戦とは対照的な結果を示している。

    とはいえ、マックス・フェルスタッペンとの間には依然として明確な差があり、平均でコンマ6秒(約0.6秒)遅れているのが実情だ。

    レッドブルF1のチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンがマシンに対して抱える問題意識は共通しているとしつつも、オランダ人王者の卓越した対応力が両者の差を生んでいると語った。

    「当然ながら、彼(角田裕毅)は自分の好みに合わせてセットアップを進めている」とホーナーはMotorsport Weekに語る。

    「デブリーフィングでは、マックスと同じような問題点について話している。ただ、マックスがそれらをどう処理するかという能力は、我々が知っての通り並外れている」

    「だからこそ、マシンが改善されれば、それは角田にとってもプラスになるはずだ」

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅「自分のパフォーマンスに集中している」
    角田裕毅は、さらなる順応を図るためにRB19でのシルバーストン・テストが予定されていたが、悪天候の影響で計画は阻まれた。

    しかし、クリスチャン・ホーナーはその影響を懸念しておらず、むしろ角田裕毅の姿勢や貢献を高く評価している。

    「(今回のテストは)彼がマシンに乗る時間を増やし、チームのエンジニアリングや作業の進め方に慣れるためのものだった」とホーナーはSky F1に語る。

    「彼はいい仕事をしているし、非常に前向きなエネルギーをチームにもたらしている。彼は個性的で、フィードバックも非常に有益だ。それがチームにとって良い方向性をもたらしている」

    「彼はすでにF1で5年目を迎えていて、たくさんのレースを経験している。F1がどう動いているかをよく理解しているよ」

    「そして私が注目しているのは、彼がマックスが何をしているかに固執していないということだ」

    「彼は自分のエンジニアとセットアップに集中していて、ガレージの反対側で起きていることを真似しようとしていない。それが正しいアプローチだと思う」

  • マックス・フェルスタッペンの影響力「F1チームを進化させる」スメドレーが明言

    マックス・フェルスタッペンの影響力「F1チームを進化させる」スメドレーが明言

    マックス・フェルスタッペンは新たなF1チームに混乱をもたらすことはなく、むしろスタッフの士気を高めて新たな高みへと導くだろう。そう語るのは、元フェラーリおよびウィリアムズのレースエンジニアであるロブ・スメドレーだ。

    今季序盤に苦戦が続くレッドブルF1では、フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続いている。契約に盛り込まれた解除条項を行使して、他チームへ移籍するのではないかという声も上がっている。

    4度のワールドチャンピオンであり、史上最高のドライバーの1人とも称されるフェルスタッペンは、F1において比類なき魅力を持つ存在だ。

    しかし一方で、彼の性格がチーム内の調和を乱す可能性があるのではないかと懸念する声も、パドック内には存在する。

    最近では、元同僚でもあるウィリアムズF1のチーム代表ジェームス・ボウルズが、フェルスタッペンの起用に慎重な姿勢を示した。メルセデスに対して「チーム内の安定した環境と文化を守るべき」と助言し、「フェルスタッペンを迎えるのは正しい選択ではないかもしれない」と述べた。

    しかしロブ・スメドレーは、その見方に異を唱える。27歳のフェルスタッペンが持つスピードと、成功を求める貪欲な姿勢を高く評価している。

    「私なら彼を迎える。あの才能、あの根性、そしてあの覚悟は何物にも代えがたい」と、スメドレーはF1 Nationのポッドキャストで語った。

    「彼が関心を持つのはただ1つ、レースに勝つことだ。F1の周辺で騒がれるようなくだらないことには、まったく興味がない」

    「そんなモチベーションの高い、集中力に満ちた才能をチームに加えられるなら、たとえそれがエンジニアであれ、商業部門であれ、あるいはドライバーとしてであれ、100パーセント欲しいと思うのが当然だ」

    マックス・フェルスタッペン F1

    「F1というのは、才能を活かし、それをいかに連携させるかがすべてだ。マックス・フェルスタッペンのような才能がいれば、チームは毎日100パーセントどころか101パーセントの力を出すようになる。手を抜く日なんて1日もない。“今日はちょっと軽くやろう”なんて日も存在しない。チームの全員が365日、常に全力を尽くさなければならない」

    「そんな人材がチームにいれば、組織全体が次のレベルへと押し上げられるんだ」

    スメドレーのこの発言は、彼が最近「メルセデスは2026年に向けてジョージ・ラッセルと新契約を結ぶべきだ。ただし、フェルスタッペンが市場に出るようなことがあれば話は別だ」と語った流れを受けたものである。

    現在のF1界では、フェルスタッペンがもしレッドブルF1との契約を途中で終える決断をすれば、移籍先としてメルセデスF1やアストンマーティンF1が有力視されている。

  • F1 2026年エンジン戦争 レッドブルとフォードはメルセデスに挑めるか

    F1 2026年エンジン戦争 レッドブルとフォードはメルセデスに挑めるか

    F1の2026年エンジン開発に関しては依然として不透明な点が多いが、パドック内ではメルセデスのプロジェクトが最も進んでいるとの見方が支配的だ。

    そうした中、フォード・パフォーマンスの責任者マーク・ラッシュブルックは、レッドブルとの2026年パワーユニット開発で当初の計画を超える貢献を果たしていることを明かした。

    2025年のF1シーズンはまだ4分の1が過ぎた段階にすぎないが、すでに多くの注目とエネルギーが「次」に向けられている。特にパワーユニットに関しては、電力比率の増加という変更が2026年の新レギュレーション全体に波及しており、重要な焦点となっている。

    一時は自然吸気のV10エンジン復活という話題が過熱したものの、F1は再び当初の方向性に立ち返った。すなわち、ターボチャージャー付きで電力比率が高まり、コストと信頼性の面で問題視されていたMGU-Hを廃止し、内燃機関は持続可能な燃料100%で作動するという仕様である。

    PUメーカー各社は以前からこの規則変更に向けて取り組みを続けており、フォードもその1社だ。フォードはレッドブル・パワートレインズと組み、ミルトン・キーンズの新施設で開発を進めている。

    フォード・パフォーマンスの責任者であるマーク・ラッシュブルックは、英オートスポーツに対してこう語った。

    「このプロジェクトは日々強固なものになっている。最初の契約交渉のときから、いや、実際には契約前からすでに作業は始まっていた」

    「ICE(内燃機関)と電動コンポーネントの開発において、われわれの進捗は計画どおりに進んでいる。もちろんまだ多くの作業と耐久性の証明が必要だが、パートナーシップの在り方、情報の共有、相互貢献という面では、当初の期待以上のものがある」

    レッドブル フォード F1

    当初の構想を超えて、フォードはレッドブルとの協力関係でより大きな役割を担っていることが明らかにされた。

    「当初の合意では、主に電動化部分への貢献に焦点を当てていた。しかし、先進的な製造施設や3Dプリンターによって作れる部品の数が増え、実際の開発フェーズにリアルタイムで貢献できるようになった」

    「私たちは日々部品を製造し、ディアボーンからミルトン・キーンズのラボに向けて出荷している。多くはテスト用途だが、一部は実際に量産にも使用される予定だ」

    「これはわれわれの人材、プロセス、施設すべてを試す挑戦だ。他のモータースポーツや市販車プロジェクトでもやったことのないような領域に踏み込んでいる」

    「これまでの経験を基にしつつ、納期、品質管理、そして精度という点で、さらに高い次元を求められている。その要求に応える中で、多くのことを学び、そして実際に結果を出せている」

    フォードにとって、F1は過去に関わってきたどのモータースポーツよりも難しいという。

    「GT3車両1台を開発する方が、このF1パワーユニットを完成させるよりも短期間で済む。マスタングGT3の開発は2年かかったが、F1 PU開発は2026年時点で3年半に及ぶ。しかも、3年半ずっと全力疾走で走り続けなければならない」

    このF1プロジェクトの難しさは、レッドブル・パワートレインズが新興企業であり、フォードもハイブリッドF1エンジンの経験がないことが背景にある。そのため、専門知識を外部から取り込む必要もあった。

    「完全にゼロからのスタートだが、F1経験を持つ人材を迎えて構築している。もちろん経験の浅い新メンバーもいるが、われわれのチームはみんなレース屋だ。すでに高いスピード感で動いている」

    「他チームがさらに速いペースで進んでいるのを見れば、自然と加速してそのペースに追いつこうとする。それがうちのチームがやってきたことだ」

    レッドブル F1 フォード
    2026年にレッドブルとフォードは戦えるのか?
    レッドブルF1の代表であるクリスチャン・ホーナーも、彼らのプロジェクトが何十年ものF1経験を持つ他の大手メーカーとの戦いであることを認めている。

    内部目標を達成できているかと問われたラッシュブルックはこう答える。

    「すべてにおいて100%達成しているわけではないが、出力面では間違いなく目標に届いている」

    「ただし、それに耐久性が伴わなければならない。だから全てが完璧かと言えば、そうではない。それが開発というものの現実だ。重要なのは、見つかった課題に対してどれだけ迅速かつ前向きに反応できるかだ。われわれは常に反応し、対応し続けている」

    「出力を上げる → 耐久テスト → 再び出力を上げる → 再度耐久テストというサイクルを繰り返している」

    すべてのPUメーカーが限界を押し広げようとしている中、他社の状況を把握するのはほぼ不可能だ。

    「他社がどこまで来ているかは分からない。同じダイナモ、同じ条件でテストしているわけではないから。噂レベルで『どこが先行している』という話はあるが、正直なところ誰も正確には分からない」

    パドック内ではメルセデスが自信を示しているとの噂もあり、ホーナーもそれを指摘していた。ラッシュブルックも同意する。

    「そうだね。クリスチャンと私はほぼすべてにおいて意見が一致しているから、私もそう思うよ」

    他チームの進捗が見えない中で、レッドブルとフォードが自信を持てる理由は何か。

    「ルールを正確に理解すれば、そのルールの範囲内で“何が可能か”を判断することができる」

    「われわれは、『これが可能である』と判断し、『その到達方法』を定めた。それが今のわれわれの開発路線だ」

    「だが、メルセデスやフェラーリが『異なることが可能だ』と考えているかもしれない。それがわれわれより高い目標なのか、低いのかは分からない」

    「つまり、みんなが『予定通りだ』と言っていても、その“予定”はそれぞれ異なる方向を向いているかもしれないのだ」

    これこそが、2026年が“未知への飛躍”である所以だ。

    各社は内部目標を達成できても、それが競争上どの位置にあるかは、2026年にサーキットで車が走り出すまでは分からないのである。

  • レッドブルF1顧問トスト「イモラのアップグレードが失敗なら選手権は終わる」

    レッドブルF1顧問トスト「イモラのアップグレードが失敗なら選手権は終わる」

    レッドブルF1がF1エミリア・ロマーニャGP(イモラ)で投入予定のアップグレードが大きな前進とならなければ、今季のタイトル争いは「実質的に終わる」と、チームのベテランコンサルタントであるフランツ・トストが警鐘を鳴らした。

    その一方で、アルピーヌを電撃辞任したオリバー・オークスがレッドブル・レーシングに加入するのではないかという噂も浮上しているが、代表のクリスチャン・ホーナーは、以前からヘルムート・マルコがたびたび言及してきたイモラでの大型アップグレードについて、期待を打ち消す発言をしている。

    「イモラに大きなアップデートは存在しない」とホーナーはマイアミGPの週末に語った。「そんな話がどこから出てきたのか分からない」

    しかし、かつてトロ・ロッソおよびアルファタウリ(現レーシングブルズ)の代表を務め、現在はレッドブルF1の非常勤コンサルタントであるフランツ・トストは、イモラのアップグレードは極めて重要だと断言している。

    「完璧なものでなければならない」とオーストリア出身のトストはSport1に語った。「それはフェラーリにもメルセデスにも同じことが言える。そうでなければ、この世界選手権は終わりだ。そしてマクラーレンが残りのシーズンを完全に支配することになる」

    「そうなれば、マックス・フェルスタッペンのような並外れたドライバーであっても、どうすることもできない」

    ただしホーナーは、イモラよりもスペインGPが開催されるバルセロナの方が大きな節目になると主張する。その理由は、マクラーレンが優位性を持つ柔軟なフロントウイングに対し、新たな規制が適用されるタイミングだからだ。

    「バルセロナでは変化が起こる」とホーナーは語った。「そのフロントウイングの剛性強化が、各マシンにどのような影響を与えるか?それがどう作用するかは、まだ誰にも分からない」

    しかし、レッドブル・レーシングにとってマイアミで突きつけられた厳しい現実は、マックス・フェルスタッペンのマシンに導入された新型フロアをもってしても、マクラーレンとの差が1周あたり0.7秒に及んだことだった。

    フェルスタッペンはその新フロアについて尋ねられると、冷静にこう答えた。

    「タイヤは依然としてオーバーヒートしている。マシンは僕にとって簡単には扱えない。バランスがまだ正しくないんだ」

    この見解に、レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコも同調した。

    「もっと改善されると思っていた」とマルコは語った。「だが、まったく足りなかった」

    さらにマルコは、ランド・ノリスが見せた決勝での追い上げが「マクラーレンの真の速さを示していた」と述べている。

    「彼らは1周あたり0.7秒から1秒も速かった。それはかなり落ち込む数字だ」と、82歳のマルコは肩を落とした。

  • マックス・フェルスタッペン F1王者がGT3でニュル非公式ラップレコード

    マックス・フェルスタッペン F1王者がGT3でニュル非公式ラップレコード

    マックス・フェルスタッペンが先週、フェラーリのGT3カーでニュルブルクリンクをテスト走行した際、「ラップレコード」を記録したと、レーシングドライバーでYouTuberのミーシャ・シャルーディンが伝えている。

    「緑の地獄(グリーンヘル)」の愛称で知られるこのドイツのサーキットでの1日を振り返る動画の中で、シャルーディンはレッドブルのドライバーによる走行に言及。

    「フランツ・ヘルマンが“帰還”した。非公式ながらトラックレコードを叩き出してね」と語り、フェルスタッペンが使用した偽名を使って表現した。

    また、フェルスタッペンが自身のInstagramに投稿した内容についてもこうコメントしている。「ブロ(彼)がやって来る。満タンとトラフィックの中でラップレコードを出す。説明を拒否して、帰る」。

    公式なタイムは公開されておらず、フェルスタッペンが本当にGT3カーでのラップレコードを記録したのか、あるいはそれに迫ったのかは依然として不明である。

    また別のドライバーであるカルビン・デ・フロートは、27歳のフェルスタッペンにサーキット上でオーバーテイクされた体験をすることになり、その様子をヘルメットカメラの映像で証明している。

    デ・フロートはInstagramにその動画を投稿し、同郷のフェルスタッペンにちなんで、マクラーレンのランド・ノリスをからかうようなキャプションを添えていた。