カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • フェルスタッペン F1スペインGPでの巻き返しに意欲「イモラのような展開を」

    フェルスタッペン F1スペインGPでの巻き返しに意欲「イモラのような展開を」

    マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPが「イモラのような展開になることを願っている」と語った。フェルスタッペンはイモラで圧巻の勝利を収めた一方で、前戦モナコでは厳しい週末となった。

    レッドブル・レーシングは、フェルスタッペンが2回目の義務ピットストップを消化していない状態でレースをリードし続けるという戦略に賭け、モナコGP終盤まで粘った。

    チームは赤旗やセーフティカーの発動による有利な展開を期待していたが、それは起こらず、最終盤にピットインしたことで表彰台を逃し4位に後退した。

    この結果、フェルスタッペンはイモラでの勝利によって築いたドライバーズランキングのリードを縮められ、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスに再び迫られる形となった。イモラでは、1周目にピアストリをオーバーテイクして首位に立つという鮮やかな展開で勝利を収めていた。

    過去3回のスペインGPをすべて制しているフェルスタッペンは、今回もその流れを維持し、4連勝を狙っている。

    「モナコはもう過去のことだから、あまり多くを語る必要はないと思う」とフェルスタッペンはバルセロナで語った。「でもここでは、もう少し競争力を発揮できることを願っている。個人的には、イモラのときのような展開になればと思う。でも実際のところは、まだ分からない」

    「ライバルチームがどこで強いかは分かっているし、僕らとしてはマシンのバランスをうまく取って、タイヤに厳しすぎず、しっかりとした走りができる“良いウインドウ”に入れることができれば、もっと限界まで攻められると思う。今週末はそこを目指すつもりだ」

    マックス・フェルスタッペン F1 スペイングランプリフェルスタッペンは2016年、トロ・ロッソ(現レーシングブルズ)から昇格し、レッドブルF1初戦のスペインGPで初優勝を飾った

    直近の戦績を見ても、フェルスタッペンは日曜に表彰台に上がる可能性が高い。彼はバルセロナで過去4勝を挙げており、2018年以降は毎年トップ3入りを果たしている。2016年にトロ・ロッソ(現レーシングブルズ)から昇格してレッドブルでデビューした際にも、スペインGPでいきなり初優勝を飾った。2017年のリタイアを除き、すべての年で表彰台に立っている。

    「なぜこのサーキットで強いのか、説明するのは難しい」と彼は語る。「でもこのトラックが好きなのは確かだね。リタイアが少ないというのもあるかもしれない。他のサーキットだと、そうはいかないこともあるから」

    「ここを走るのは楽しいし、この場所に来るのも好きだ。過去のマシンもここではかなり競争力があったから、そういった要素がこの好成績につながっているのかもしれない」

  • 角田裕毅「自信を失ったわけではない」 レッドブルF1で直面した課題と収穫

    角田裕毅「自信を失ったわけではない」 レッドブルF1で直面した課題と収穫

    角田裕毅は、F1スペインGPの公式記者会見で、レッドブル・レーシング加入からこれまでの適応過程を振り返りながら、「自信を失ったわけではない」と力強く語った。

    モナコGPでは予選で赤旗に阻まれ、思うような結果を残せなかったが、角田裕毅はその背景にある自身の理解度について冷静に自己分析した。

    「まだ自信という意味でも、いろんな面で少しずつ積み上げている最中です。マシンに対する理解は進んできていますが、最後の数コンマ秒、数ミリ秒を詰めるためには、路面の進化を自然に感じ取れる必要があります」

    続けて、マシンの挙動を瞬時に把握するための「直感」の重要性についてこう語った。

    「セットアップを変更したときに、どんなバランスになるかが直感的にわかる状態にならないと、トップレベルでは戦えません。新しいマシンでは、そういった部分の理解がまだ十分ではないですし、そこは経験がモノを言うところだと思っています」

    以前所属していたVCARBでは、そうした感覚が完全に身に付いていたと振り返る。

    「VCARBでは、マシンの反応が完全にわかっていたので、あれこれ考えなくても自然に反応して速く走ることができていました。今はその感覚をもう一度構築している段階です」

    イモラで得た“再認識”と今後への確信
    イモラでの週末が、今の自分に何を気づかせたのか。角田裕毅はこう述べる。

    「イモラでの週末は、自分の理解度を改めて認識させられるきっかけになりました。正直、そういった細かな部分の重要性を少し軽視していたかもしれません」

    しかしそれは後悔ではなく、学びとして前向きに捉えている。

    「でも、自信をなくしたわけではありません。少しずつ積み上げていけば、必ずしっかり戦えるようになると信じています」

    角田裕毅 レッドブルF1 スペインGPF1スペインGPの公式記者会見に出席した角田裕毅

    スペインGPでは「マックスよりも自分に集中」
    週末のレースに向けては、モナコで感じた手応えに触れながら期待を口にした。

    「モナコでは予選までのパフォーマンスはすごく良かったです。赤旗などもあってすべてが計画通りには進みませんでしたが、FP2やFP3ではこれまでで一番良いと感じられるペースでした」

    また、ここカタルーニャでのレッドブルの実績について問われると、こう返した。

    「バルセロナでレッドブルが勝ってきたというイメージはあまり持っていなかったんですが、マックスがここで4連勝していると聞いて、それは良いニュースですね。でも、自分はマックスのことよりも、自分自身に集中したいと思っています」

    プレッシャーの大きいトップチームでの挑戦の中でも、角田裕毅は自らの成長段階を冷静に受け止めている。

    「自信を失ったわけではない」。この言葉に込められた意志と客観性が、バルセロナの地でどう表れるのか注目される。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦戦にローソン「僕の状況が好転するわけじゃない」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦戦にローソン「僕の状況が好転するわけじゃない」

    角田裕毅がレッドブルF1マシンで苦戦している現状についてリアム・ローソンは、「自分にとって状況が好転するわけではない」と語った。

    2025年シーズンの開幕直後、ローソンはわずか2戦でレッドブルから降格させられ、レーシングブルズに戻される形となった。そして角田裕毅が昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてRB21をドライブすることになった。

    このドライバー交代は、当初こそ成功を収めた。角田裕毅はRB21にすぐに適応し、バーレーンGPでは予選でQ3進出、決勝でもポイント圏内でのフィニッシュを果たした。しかし、その後数戦では日本人ドライバーにとって厳しい週末が続いている。

    イモラではフェルスタッペンがマクラーレンのオスカー・ピアストリを破って優勝する中、角田裕毅は10位にとどまった。さらにモナコでは12番手からのスタートで、レースでは2周遅れの17位という結果に終わった。

    それでも、ローソンにとっては状況が好転するわけではないと語る。

    「結局のところ、自分がレッドブルで何ができたかを本当の意味で見せるチャンスは与えられなかった。だから他の誰かがそのマシンで苦戦しても、自分にとってはあまり意味がない」と、ローソンはバルセロナでCrash.netを含むメディアに対して語った。

    「それで何かが大きく変わるわけじゃない。他の誰かがあのクルマで苦しんでも、自分に影響はないし、状況が良くなるわけでもない」

    「だから自分としては、今自分が乗っているマシンでベストな仕事をすることに集中している。それが今やっていることだ」

    角田裕毅 レッドブル F1

    ローソンは、前戦モナコGPで2025年シーズン初のポイントを獲得。8位入賞を果たした。

    さらにローソンは、チームメイトのアイザック・ハジャーが2回の義務ピットストップをこなしても順位を失わないよう、レース中に後続を巧みに抑える戦術をとった。これによりレーシングブルズはダブル入賞を果たし、ハジャーは自己最高位の6位でフィニッシュしている。

    ただしローソン本人は、このモナコでの走りが特別に自信を高めたとは感じていない。

    「正直なところ、去年から自信は変わっていない。レッドブルにいたときも、RB(レーシングブルズ)での最初の2戦でも、自信のレベルに変化はなかった」と語る。

    「モナコでポイントを獲得できたのは素晴らしいけど、それで自信が大きく高まったかのように見えるかもしれない。でも実際のところ、自分の中では変わっていない」

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコとチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ローソンがRB21で力を発揮できなかった要因として「自信の欠如」を挙げていた。RB21は非常に繊細な挙動を示す難しいマシンとして知られている。

    だが、ローソンは自らの苦戦の原因が自信にあったという見方を否定する。

    「それは自分の物語じゃない」と、ローソンは明言した。

  • 角田裕毅 F1スペインGP展望「全部うまくまとめていい結果を出したい」

    角田裕毅 F1スペインGP展望「全部うまくまとめていい結果を出したい」

    角田裕毅が、2025年F1 スペインGPを前に今週末への意気込みを語った。

    前戦モナコGPでは予選から苦戦を強いられたが、すでに気持ちは次の舞台へと向かっており、「このサーキットでいい結果を出すことに集中している」と前向きな姿勢を見せている。

    バルセロナのサーキットについては「好きなコース」と語り、スペイン料理にも言及するなどリラックスした様子も見せた角田裕毅。多くのテスト走行を重ねてきたこの地で、今季のトリプルヘッダー最終戦を好成績で締めくくれるか注目だ。

    「予選のあと、モナコは厳しい週末になるとわかっていましたし、実際とても長く感じる週末になりました。でも、今はスペインに気持ちを切り替えて、このサーキットでいい結果を出すことに集中しています」と角田裕毅はコメント。

    「バルセロナで走るのは好きですし、このコースも気に入っています。それに、スペインの食べ物も大好きなんです。このサーキットはどのドライバーにとってもおなじみの場所で、過去にテストでたくさん走っていますし、レギュレーションの変更もあるので、今週末は面白くなるかもしれません」

    「さまざまなタイプのコーナーや長いメインストレートがあるこのコースでは、うちのチームがもっと競争力を発揮できるんじゃないかと期待していますし、自分たちがどこまで戦えるのか楽しみにしています」

    「ここ数週間は忙しかったんですが、ヨーロッパのファンの前に戻ってこられましたし、家にも近くてやっぱり落ち着きますよね。チームとしてすべてをうまくまとめて、このバルセロナでのトリプルヘッダー最終戦をいい形で締めくくれたらと思っています」

    角田裕毅 スペインGP F1

  • レッドブルF1首脳「モナコはプランB成功」 マクラーレンの平等方針に皮肉

    レッドブルF1首脳「モナコはプランB成功」 マクラーレンの平等方針に皮肉

    レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、モナコGPで自らが想定していた“プランB”のシナリオが現実になったと語り、マクラーレン内部でのドライバー序列の曖昧さがその鍵になったと指摘した。

    マルコはモナコGP前、「仮に今回も我々のマシンにとって不向きなレースとなるなら、せめてランド・ノリスが復調して、マクラーレンのチームメイトで選手権首位のオスカー・ピアストリを打ち負かしてほしい」と述べていた。

    実際、マックス・フェルスタッペンは予選・決勝ともに4位に終わったが、選手権争いにおけるマクラーレン勢との差は最小限に抑えられた。

    「そのとおり、今回はノリスが勝ってピアストリは3位だった」と、82歳のマルコはオーストリア紙『Osterreich』に語った。

    マクラーレンは2人の強力なドライバーを抱え、しかも“平等方針”を採用しているが、フェルスタッペンはチームメイトとポイントを分け合う必要がない。

    マクラーレンがどこまでノリスとピアストリの間でポイントの奪い合いを許すのかと問われると、マルコは笑いながら「それはマクラーレンに聞いてくれ」と返した。

    一方、モナコを除けばレッドブルF1陣営は前向きなムードに包まれている。フェルスタッペンは、最新アップデートによりポールポジションと勝利を取り戻したイモラのような週末を、次戦スペインGPでも再現できると期待している。

    「それが我々の望みだ」とマルコも同意。

    「バルセロナでも予選が非常に重要になる。あのサーキットもオーバーテイクが難しいからな。ただ、タイヤが摩耗すれば、スタート・フィニッシュのストレートやバックストレートでの追い抜きの可能性は残る」

    さらに、今週末のスペインGPから始まるフロントウイングの柔軟性規制強化についても、マクラーレンにとって不利に働くのではないかという声がある。

    「そう言われているな」とマルコはコメント。「本当にそうなるかどうか、興味深く見ている」

    レッドブル F1 マクラーレン

    また、F1ベテランのフェルナンド・アロンソも火曜日に、現在ピアストリに25ポイント差をつけられているフェルスタッペンが、5連覇に向けて巻き返す可能性について質問された。

    「排除はできない。彼はF1の天才の一人だから」とアロンソはスペイン紙『El Mundo Deportivo』に語った。

    「エイドリアン・ニューウェイについて語られるときのように、特別なことができる存在だ。フェルスタッペンもそれができる。実際に今年もそうしているし、タイトル争いから外れるような存在ではない」

    「とはいえ、今回の戦いは彼にとってこれまでで最も厳しいものだ。今はマクラーレンが有利かもしれない」とアロンソは結んだ。

    一方、フェルスタッペンの父でありマネージャーでもあるヨス・フェルスタッペンは、レッドブルが現在の体制でドライバー陣を納得させており、マックス側が契約の解除条項を発動する可能性は低いと示唆している。

    「レッドブルは、彼がチームにいることを非常に喜んでいるはずだ。そして、チームもそのことを理解していると思う」とヨスはオランダ紙『De Telegraaf』に語った。

    「彼はとても素直で素晴らしい若者だが、怒らせてはいけない。怒ると非常に手厳しくなる。でも、チームが勝利のために全力を尽くしていると感じていれば、そんなことはない。今のところ、彼はそう感じていると思う」

  • 角田裕毅はどうなる?マルコがレッドブルF1の年内ドライバー交代を否定せず

    角田裕毅はどうなる?マルコがレッドブルF1の年内ドライバー交代を否定せず

    ヘルムート・マルコは、2025年シーズンが終わる前に再びレッドブル・レーシングのドライバーの入れ替えが行われる可能性を排除していない。

    当初のレッドブルの構想では、リアム・ローソンをマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてフルシーズン起用する予定だったが、ニュージーランド出身のルーキーはわずか2戦でレーシングブルズに降格された。

    しかしマルコはその判断を正当化している。

    「いや、なぜならローソンはネガティブなスパイラルに陥っていたからだ」とマルコはモナコでViaplayに語った。

    「今では彼はトップ10に入っており、それが回復の兆しを示している。彼がマックス・フェルスタッペンの隣で成功することはなかっただろう」

    ローソンに代わって昇格したのは角田裕毅だったが、彼を支援するホンダは来年アストンマーティンへとスイッチする予定だ。最近、マルコは角田の「プレッシャー下での脆さ」を指摘するようになっている。

    一方で、82歳のマルコはレーシングブルズの新人アイザック・ハジャーに熱い視線を送っている。

    「ハジャーとキミ・アントネッリを比較すると、キミは旧型車で1万kmほどのテストを行ったと聞いている」とマルコは語る。「ハジャーがテストしたのはせいぜい500~800kmだ。それだけこの若者には大きなポテンシャルがあるということだ」

    「彼は将来グランプリウィナーになり得る存在だと思っている」

    角田裕毅 レッドブル F1

    一部では、角田裕毅がレッドブル・プログラムから完全に外される可能性も囁かれており、その場合ハジャーがレッドブル本隊に昇格し、アービッド・リンドブラッドがF2から昇格するという見方もある。

    ローソンのレッドブル・プログラム内での地位もまた、安泰とは言いがたい状況だ。

    「我々がドライバーの将来について話すのは通常サマーブレイク後だ」とマルコは強調する。「だから今の段階で何かを語るには早すぎる」

    ただひとつ確かなのは、マルコがレッドブルの4つのF1シートについて、さらなる動きの可能性を排除していないということだ。

    「レッドブルにおいて最も重要なのは常にパフォーマンスだ」と彼は断言した。

    さらに事態を複雑にしているのが、フェルスタッペンの契約にある“夏休み明けの解除条項”が近づいていることだ。

    「それについても、サマーブレイク後に見ることになる」とマルコは重ねて語った。

    「今の段階では時期尚早だ。彼には2028年までの契約がある」

    「すべての契約には解除条項がある」とマルコは続ける。「それらは主にパフォーマンスに関わる内容だが、今はそれが問題ではない」

    「我々としては、マックスにとって戦える、あるいは少なくともタイトル争いができるだけのマシンを用意する必要がある。そうすれば、こうした議論はすべて消えるだろう。現時点では、彼は契約を全うする意志を示しているが、それに見合ったマシンを我々が与えなければならない」

  • ヨス・フェルスタッペン レッドブルF1ホーナー騒動に終止符「もう過去のこと」

    ヨス・フェルスタッペン レッドブルF1ホーナー騒動に終止符「もう過去のこと」

    F1世界王者マックス・フェルスタッペンの父であり共同マネージャーでもあるヨス・フェルスタッペンは、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表との間にあった大きな緊張はすでに解消されたと語った。

    昨年、ホーナーを巡るスキャンダルとそれに伴うチーム内の混乱において、ヨスは中心的な存在として注目を集めていた。しかし、モナコGPまで、53歳のヨスは長らくF1パドックから姿を消していた。

    「しばらく現場にいなかったのは、自分自身の精神状態のためにも良かったのかもしれない」と、元F1ドライバーでもあるヨスはオランダ紙『De Telegraaf』に語った。

    「時間が経つと物事の見え方も変わってくるものだけど、スポーツには感情もつきものだ。私はただマックスにとって最善を望んでいるだけなんだ。それがうまくいかないなら、レッドブルも自分たちを見つめ直すべきだ」

    ただし、ホーナーとの対立の熱はすでに冷めたと明言する。

    「一緒にバカンスに行くような仲ではないけどね」と笑ったうえで、「私はチームの一員ではないし、彼はチーム代表だ。だからお互いに敬意を持つ必要があるし、それはある」と述べた。

    「いろいろあったけど、もうどうでもいいことだ」とヨスは続けた。「私は率直に思ったことを言う性格でね。彼らはそれを受け止める必要がある」

    「私は誰のためにも変わるつもりはない。絶対に変わらない」

    一部では「マックスの父親」という立場以上に干渉しすぎではないかとの声もあるが、ヨスはそれを否定する。

    「私は“マックスの父親”以上の存在だ」と強調し、「マックス、レイモンド(フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルメーレン)、そして私の3人で、常にすべてのことを話し合っている」と明かした。

    現在のレッドブルの競争力については、イモラGP前には不安を感じていたというが、その後の展開には安心したという。モナコではマックスが4番グリッドから4位でフィニッシュしたが、ヨスはこう語る。

    「確かに前向きな傾向にあると思う」

    「モナコは特別なケースだしね。レッドブルの本当の実力は、バルセロナで見えてくると思う」

  • レッドブルF1代表 フェルスタッペンのモナコGPでの戦略は「賭けに出た」

    レッドブルF1代表 フェルスタッペンのモナコGPでの戦略は「賭けに出た」

    レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、モナコGPでマックス・フェルスタッペンに採用した「オフセット戦略」が“賭け”であったことを認めた。チームは、義務付けられた2回目のピットストップをレース終盤まで引き延ばすことで、ニュールールが生む「リスク」を最大限に活かす判断を下していた。

    予選では本来5番手だったフェルスタッペンだが、ルイス・ハミルトンの3グリッド降格により4番グリッドからスタート。ハードタイヤで長い第1スティントを走った後、ミディアムタイヤへ交換してレースを続けた。

    新たな規則により全ドライバーに2回のピットストップが義務付けられたが、フェルスタッペンはそれを最大限に引き延ばし、レースの大部分でトップを走行。結局、彼が2回目のピットストップを行ったのはレースの残り2周となった最終盤だった。

    結果、フェルスタッペンは4位でチェッカーを受け、勝者ランド・ノリス(マクラーレン)、2位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に続いた。ホーナーは、もし終盤にアクシデントが発生していれば、レッドブルの戦略が最善の結果をもたらしていたと述べている。

    レッドブル F1 モナコGP マックス・フェルスタッペンフェルスタッペンは“オフセット戦略”でレース後半の多くをリードしながら、最終的に4位でフィニッシュ

    「今日は少し“賭け”に出た」とホーナーはレース後に語った。

    「ハードでスタートした我々の戦略は、最初から引き延ばすことが前提だった。セーフティカーや赤旗が出る可能性に賭けたんだ。モナコではそれが起こることもある」

    「マックスはレースの大部分をリードした。でも今回は、皆が実にクリーンだった。最初のピットでは、ピアストリのピットアウト直後に接近する場面もあったけど、せいぜい並ぶくらいだった。だから『もう少し引っ張ろう』という判断になった」

    「後半のスティントはミディアムで非常に長く走った。最終ラップでようやくピットインしたけど、その時点でもセーフティカーやVSC、赤旗に期待していた」

    一方、チームメイトの角田裕毅についてもホーナーは言及。12番グリッドからスタートした角田裕毅は17位でレースを終えた。

    「角田裕毅については逆の戦略を取った。1周目にピットインして大きなアドバンテージを得られるかと思ったが、その後、全車が戦略の駆け引きで極端にペースを落とし始めた」

    「結果的に、角田裕毅はほぼ全レースを同じタイヤで走ることになった。終盤になってようやくクリアな空間が得られ、そこで一番速いラップを記録していたけど、それまではずっと渋滞の中で身動きが取れなかった。本当に厳しい一日だった」

    角田裕毅 レッドブル F1フェルスタッペンのチームメイトである角田裕毅にとっては、モナコで厳しいレースとなった

    今回の2ストップ義務ルールについて、ホーナーは「去年より戦略的には面白くなった」と評価。

    「もっと不確定要素が増えた。ウィリアムズやレーシングブルズの動きを見ながら、様々なシナリオを考えていく中で、事態はどんどん展開していった」

    「特に、近い位置に2台のマシンを揃えて動けたチームには、今日は有利に働いた」

    「通常なら1ストップして後は信頼性を祈るだけの展開になるけど、今回はもう少し“やること”があった」

    今後は三連戦の最終戦、スペインGPへと舞台が移る。ホーナーは、レッドブルがイモラでの成功(フェルスタッペンの今季2勝目)を再現できることに期待を寄せている。

    「モナコでは、我々のマシンの弱点が露呈するのはわかっていた。だからバルセロナでは、イモラに近いパフォーマンスを再現できることを期待している」

    「今日はチャンピオンシップリーダー(ノリス)に対して3ポイントしか失わなかった。まだ1レース勝てば逆転できる位置にいる。レースはあと16戦もある。スプリントも含めて、まだまだチャンスはたくさんある」

  • 角田裕毅 レッドブF1が再び圧力「Q3進出は期待していた」とマルコ

    角田裕毅 レッドブF1が再び圧力「Q3進出は期待していた」とマルコ

    レッドブルのヘルムート・マルコは、角田裕毅に対するプレッシャーを一段と強めている。

    今季序盤にリアム・ローソンを早々に外し、より経験豊富な角田をフェルスタッペンのチームメイトに起用したレッドブルに対し、マルコは当初「フェルスタッペンにこれほど接近するペースを見せたチームメイトは稀だ」と高く評価していた。

    しかしその後、82歳のマルコは「プレッシャーが増すにつれて、角田は苦戦し始めた」と述べ、イモラでの派手な横転クラッシュがその象徴だったと指摘している。

    不運にも、角田裕毅のマシンにはようやくフェルスタッペンと同じ最新スペックのボディワークが投入されたばかりだった。イモラでポールポジションを獲得し優勝したフェルスタッペンが大きくタイムを伸ばした要因となったアップデートだ。

    しかし、モナコでは角田裕毅はQ3進出を果たせなかった。

    「裕毅のマシンがマックスと同じ仕様ではなかったのは確かだ」とマルコは述べた。「だがそれはイモラでの重大なクラッシュによるものだ」

    「アップデートは2台分用意されていた。だが、彼のクラッシュで多くの新しいパーツが破壊された」とオーストリア人のマルコは続けた。「我々は彼を旧スペックに戻さざるを得なかった」

    「マックスが最優先だ。この短期間では、生産量を一気に増やして2台分のパーツを確保するのは無理だ。だが、それでも我々は裕毅がQ3に進出することを期待していた」

  • マックス・フェルスタッペン「F1タイトルより1戦1戦に集中」

    マックス・フェルスタッペン「F1タイトルより1戦1戦に集中」

    4度のF1ワールドチャンピオンであり、5度目の戴冠も視野に入るマックス・フェルスタッペン。しかし、本人は「タイトル争いの計算」を始めるつもりはないようだ。

    モナコGPで苦戦を強いられた週末を終えた後、レッドブルF1のエースは語った。「1戦1戦集中して走るだけ」。ポイント差やチャンピオンシップの行方に意識を向ける様子はなかった。

    モンテカルロでの4位という結果に終わったフェルスタッペンだが、決して落胆はしていない。ランキング首位のオスカー・ピアストリがリードを25ポイントに広げるなか、3位につけるフェルスタッペンは、依然として冷静で揺るがない姿勢を見せている。

    モナコでの苦戦
    「正直言って、チャンピオンシップのことはあまり考えていない。ただ1戦1戦集中したいだけ」とフェルスタッペンは語り、まるでレース中の無線のようにタイトル争いの話題を払いのけた。

    レッドブルは低速コーナーに苦戦し、フェルスタッペンも週末を通して守勢に立たされた。

    予選ではマクラーレン勢とフェラーリ勢の後塵を拝し、決勝では戦略で逆転を狙った。第77周まで引っ張るギャンブルに打って出たが、終盤に波乱は訪れず、長いスティントも奏功せずに4位で終えた。

    「もちろん、サーキットによって競争力がある場合もあれば、苦戦するところもある。今回は明らかに苦しんだ」とフェルスタッペンは説明した。

    「でも正直、今の世代のマシンになってからは、毎年モナコでは苦戦してきた。2023年だけはペースが圧倒的だったから勝てたけど、それ以外の年はずっと難しかった」

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    目線はトロフィーより“次の1周”
    表彰台を逃すことはフェルスタッペンにとって満足できる結果ではないが、レッドブルが持てる力を尽くしたことは認めている。

    「この週末のペースを考えれば、良い仕事ができたと思う」とコメント。

    「でももちろん、チームとしてはP4に満足するわけにはいかない。ただ、マシンの限界が分かっている以上、それも受け入れないといけない」

    次戦はスペインGP。高速コーナーが中心のカタロニア・サーキットは、レッドブルF1にとってはより適した舞台となるはずだ。

    フェルスタッペンは、過去を引きずることも、先を見すぎることもせず、いまこの瞬間のレースに集中している。

    「日曜ごとに走るだけ」――それが今の彼のモチベーションだ。