カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1スペインGP予選最下位 マルコ「内部で議論すべき内容」

    角田裕毅 F1スペインGP予選最下位 マルコ「内部で議論すべき内容」

    2025年F1スペインGPの予選でレッドブル・レーシングの角田裕毅は20番手に終わり、グリップ不足に苦しんだと語った。

    この日バルセロナで予選最下位に沈んだ25歳の角田裕毅は、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと同じ仕様のマシンではないとされる。フェルスタッペンはマクラーレン勢(オスカー・ピアストリとランド・ノリス)に次ぐ3番手を獲得したが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅の結果を「受け入れがたい」と切り捨てた。

    角田裕毅は、Q1でマシントラブルによってタイム計測ができなかったアルピーヌのフランコ・コラピントにも及ばず、わずか0.051秒差で最下位となった。

    2025年F1スペインGP予選Q1で走行する角田裕毅(レッドブル)

    マルコは、イモラで角田裕毅がクラッシュした際に損傷したパーツの一部について、スペインGPまでに交換部品が用意できなかったことを明かしている。そのため、角田裕毅のRB21はフェルスタッペンのマシンと完全に同一ではないという。

    予選中、角田裕毅は最終コーナーでややアグレッシブに攻めた際にフロアにダメージがあるのではないかと無線でチームに確認していたが、本人はFP1からすでに問題を感じていたと述べている。

    角田裕毅に対し「最初のプラクティスの1周目から『何かがおかしい』とラジオで言っていました」と語っており、予選までグリップ不足に悩まされたことを明かした。

    レッドブルのマルコはこのパフォーマンスに対し、モータースポーツ・ドットコムにこう語っている。

    「この結果は失望だ。金曜日はマックスにかなり近かった。しかし予選ではまったく機能しなかった。同じマシンでないにしても、最下位というのは我々が内部で議論すべき内容だ」

    角田裕毅のQ1最速タイムは1分13秒385で、フェルスタッペンの1分12秒798(Q1の2番手)から0.587秒遅れていた。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅は今季終了まで乗り切れるか?
    レッドブルは今季序盤2戦の結果を受けて、リアム・ローソンに代えて角田裕毅を昇格させた。しかし、現在は再び角田裕毅の去就が不安視されている。

    レッドブルは角田裕毅に「2025年シーズン最後までシートを与える」と伝えたとされるが、ここまで角田裕毅が獲得したポイントは7にとどまる。一方、レーシングブルズの新人アイザック・ハジャーは同期間に15ポイントを獲得しており、注目を集めている。

    マルコが「議論する」と明言したことで、チーム内ではすでに後任について検討が始まっている可能性がある。ピエール・ガスリーが2019年に12戦で降格された例が示すように、ルーキードライバーであってもレッドブルの交代は突然だ。

    ハジャーはスペインGPでも再びチーム2番手としてQ3に進出し、予選9番手を獲得。フェルスタッペンとの差は0.404秒で、モナコGPでは0.254秒差の6番手という成績を残している。

    レッドブルは理想的にはハジャーを今季中に動かしたくはないとされているが、状況次第では角田裕毅からの交代を強行する可能性も排除できない。ポイント差が広がる中で、マクラーレンとのタイトル争いを支える「セカンドドライバー」の重要性が浮き彫りになっている。

  • 角田裕毅は「パンケーキじゃない」フェルスタッペンがレッドブルF1の問題示唆

    角田裕毅は「パンケーキじゃない」フェルスタッペンがレッドブルF1の問題示唆

    2025年F1スペインGPの予選で最下位に沈んだ角田裕毅について、チームメイトのマックス・フェルスタッペンが「彼はパンケーキなんかじゃない」と擁護の言葉を口にした。

    レッドブルはここ数年、フェルスタッペンの横に安定して速さを発揮できるドライバーを見つけられずにいる。2024年シーズン序盤でセルジオ・ペレスのパフォーマンスが大きく低下し、同年末にチームを去ることになった。

    代わって2025年にはレーシングブルズから昇格したリアム・ローソンが2戦のみでレッドブルのシートを明け渡し、角田がシーズン途中から起用された。

    しかし、角田裕毅はここまでの6戦で7ポイントを獲得するにとどまり、フェルスタッペンが2勝と2度の表彰台を記録しているのと対照的に、苦戦が続いている。

    予選後、オランダの記者団に対してフェルスタッペンは次のように語った。

    「ユウキはパンケーキなんかじゃない。この“2台目の問題”はずっと続いている」

    「それが何を意味するのかは……君たち自身で判断すればいいさ」

    Yuki isn’t a pancake.
    ここでフェルスタッペンが使った「パンケーキ」という表現は一見奇妙に聞こえるが、彼の発言にはしばしばユーモアや比喩が含まれており、今回もその一例とみられる。この言葉には、「角田が簡単に潰れるような弱い存在ではない」「凡庸なドライバーではない」といった擁護の意味合いが込められていると解釈される。つまり、問題の本質は角田本人ではなく、むしろ長年続くレッドブルの“2台目問題”にあるのではないかという、皮肉混じりのメッセージとも取れる。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅は予選Q1でフェルスタッペンに約コンマ6秒遅れの最下位となり、走行直後は「良いラップだった」と感じていたものの、順位を知って落胆。Sky Sports F1のインタビューでは次のように語っている。

    「突然、他のどのグランプリとも違って、明らかにパフォーマンスを失いました。FP1からずっとグリップが非常に低かったです。何かおかしなことが起きていたんだと思います」

    「ベストは尽くしました。バランスは改善できたけど、全体的には一歩前進できたとは思いません」

    「Q1のラップには満足していましたし、自信もありました。でも、グリップだけは全然ついてこなかった。かなり厳しい状況です」

    セッション中、縁石に乗った後にフロアのチェックを要求していた角田裕毅だが、セッション後の段階ではダメージが原因だったかどうかは判断できなかったという。

    「まだ分かりません。ダメージがあったのかどうか確認する必要があります。ただ、乗り心地が極端に悪かったわけでもなく、許容範囲内だったと思います」

    「週末の最初のラップからすでにペースがなかったので、突然パフォーマンスを失ったわけではありません。今のところ、ただただ苦しんでいます」

    チーム代表のクリスチャン・ホーナーも、予選後のレッドブルの公式コメントで次のように述べている。

    「裕毅はこの週末を通して苦しんでいる。彼を助けようとダウンフォースを少し上げてみたが、正直、何が起きているのかを理解するのは難しい。しっかり調査する必要がある」

  • 角田裕毅 F1スペインGP予選最下位に困惑「何をしても改善しなかった」

    角田裕毅 F1スペインGP予選最下位に困惑「何をしても改善しなかった」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、スペインGP予選で最下位に沈んだ自身のパフォーマンスについて説明がつかないと語った。

    前日のプラクティスでペース不足を訴えていた角田裕毅は、その問題を解決できないまま予選に突入。Q1ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンにコンマ5秒以上離され、最後尾で敗退する結果となった。

    「かなり厳しいです」と角田裕毅はF1公式チャンネルに語った。「週末を通して、できる限り問題を解決しようとしてきました」

    「FP1の時点から、全くグリップを感じない奇妙な問題があると訴えてきました。できることは全てやりましたが、結局解決できなかったと思います」

    「セットアップ変更もいろいろ試しましたが、常にフィーリングがバラバラで、全体として前進できた感じが全くなかった。非常に奇妙な状態です」

    予選中にはフロアに問題がある可能性も示唆していたが、決定的な原因については掴めていないという。

    「ラップ自体は悪くなかったです。どちらのラップにも特にミスはありませんでした」

    「たとえタイヤを3セット投入しても、Q2には届かなかったと思います。あのペースでは厳しいです」

    角田裕毅 スペインGP F1 スペイングランプリ

    最後尾スタートが濃厚な中、角田裕毅は決勝での巻き返しにも悲観的な見方を示している。予選前にセットアップの変更は施したが、レースペース自体に希望が持てないという。

    「これはロングランのペースにも当てはまります。FP2ではロングランペースが本当に悪かったです」

    「フィーリングが全くないんです。今感じているのは、マシンがとにかくタイヤを食いつぶしていて、どんな走り方をしても周回ごとにデグラデーションがひどいということだけです」

    「とはいえ、セットアップ変更で何かしら良くなっていればと願っています。ただ現実的には、あまり楽観視はしていません」

    チーム代表のクリスチャン・ホーナーも、角田とフェルスタッペンの差がこれほど開いたことに驚きを隠さない。

    「本当にその差がどうして生まれたのか分からないので、詳しく調べる必要がある」とホーナーは語った。「彼自身は『ラップはまずまずだった』と言っていたし、週末を通して苦しんでいたのは確かだ」

    「もしかしたら予選中に何かダメージを負ったのかもしれません。あそこまで差があるのは普通ではない」

  • フェルスタッペンのレッドブルF1離脱条項 オーストリアGP終了時に失効

    フェルスタッペンのレッドブルF1離脱条項 オーストリアGP終了時に失効

    マックス・フェルスタッペンが2026年にレッドブルF1を離脱できるとされる契約条項は、オーストリアGP終了時点でドライバーズ選手権の順位が4位以内であれば無効になると報じられているとオートスポーツ誌は伝えている。

    現在、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンはランキング3位につけており、5位のシャルル・ルクレールに対して57ポイントのリードを保っている。

    もし今週末のスペインGP終了時点でこの差を50ポイント以上維持できれば、彼の現行契約に存在するとされる離脱条項は効力を失うことになる。

    2028年まで有効とされるフェルスタッペンの契約は、昨年のレッドブル内の権力闘争が収束した時点で再交渉が行われたとされており、当初存在した「ヘルムート・マルコの離脱時に契約を解除できる条項」はすでに無効化されている。

    ただし、選手権順位に基づく離脱条項の有効期限は6月末とされており、つまりオーストリアGP終了時点で選手権のトップ4に残っていれば、契約上の“裏口”は完全に閉ざされることになる。

    フェルスタッペンには今冬、アストンマーティンF1への移籍説も浮上し、シルバーストンのチームが巨額オファーを提示したという報道も見られたが、最近ではこの噂は沈静化している。

    一方で、それと入れ替わるように、フェルスタッペンが次の移籍先としてメルセデスF1を検討しているとの噂が根強く続いており、この動きはジョージ・ラッセルの契約更新交渉が予想以上に長引いていることとも関連していると見られている。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    とはいえ、フェルスタッペンがスペインGP終了時点でルクレール、あるいはその時点でランキング5位に位置するドライバーに対して50ポイント以上のリードを維持していれば、少なくとも2026年におけるレッドブルF1残留は確定的となり、離脱条項の発効条件を満たす可能性は消滅する。

    なお、ラッセルの契約更新に関しては、メルセデス側は「すべて計画通りに進んでいる」としており、新契約の協議は「スペインGP前後」に行われる見込みであった。2025年のラッセルは好調なスタートを切っており、そのパフォーマンスが彼の市場価値を押し上げている。

    モナコGPの際、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、ラッセルとの交渉について次のように語っている。

    「ジョージと私は今後どうするか完全に合意している。100%一致している。だから長引くようなことはない。それは我々のやり方ではない」

  • 角田裕毅 レッドブルF1ホーナーが警告「残留したければさらなる成長が必要」

    角田裕毅 レッドブルF1ホーナーが警告「残留したければさらなる成長が必要」

    角田裕毅がレッドブルのシートを維持したければ「もっと結果を出す必要がある」とチーム代表のクリスチャン・ホーナーが警告した。

    ホーナーは、2025年シーズンにおいてリアム・ローソン、そして現在の角田裕毅がマックス・フェルスタッペンに対抗できていないことを認め、コンストラクターズ選手権はすでに手の届かない状況だと語った。

    「現実的にならないといけない」とホーナーはドイツ紙『Bild』に語った。「我々のマシンのうち、安定して勝利争いができているのは1台だけだ」

    「ただ、マックスにはまだドライバーズ選手権でチャンスがあるし、角田も彼をできる限りサポートしてくれている」

    しかしホーナーは、角田が2026年もフェルスタッペンのチームメイトとして十分な働きをしたとは断言を避けた。さらに注目すべき点として、角田はホンダとの強い関係を持ち、ホンダは来年アストンマーティンにパートナーを切り替える予定である。

    「角田はチームにとって非常に良い存在だ」とホーナーは述べた。「彼はいい奴で、ガレージの中でもよく貢献してくれている」

    「ただ、来年もレッドブルで走りたいのであれば、引き続き成長を見せていく必要がある」

    ホーナーはまた、角田が「F1で最も難しい役割、つまりマックスのチームメイトという仕事」を担っていることにも言及した。

    「常に比較されるのは厳しい」と彼は説明した。「F1で最高のドライバー、おそらく史上最高のドライバーと競い合うことによる心理的な影響は、過小評価すべきではない」

    「それでも、角田はここまでよくやっていて、安定してポイントを獲得している」

    角田裕毅 レッドブル F1

    Netflixの『Drive to Survive』シリーズ最新作では、ホーナーがオスカー・ピアストリを「将来的に理想的なレッドブルのドライバー」として名指しする場面もあった。Bildがこの発言について尋ねると、ホーナーは笑みを浮かべた。

    「オスカーは素晴らしいドライバーだ」とホーナーは述べた。「メンタルも非常に強いし、まだ若いにもかかわらず、すでに完成されたパッケージだ」

    「彼には素晴らしい未来がある。そしてマクラーレンとの長期契約も結んでいる。我々はそれを尊重している」

  • クリスチャン・ホーナー フェラーリF1接触報道一蹴「レッドブルに100%コミット」

    クリスチャン・ホーナー フェラーリF1接触報道一蹴「レッドブルに100%コミット」

    クリスチャン・ホーナーは、フェラーリが将来的にチーム代表としての招聘を検討しているとの報道を否定し、「自分の居場所はレッドブルだけだ」と強調した。

    ドイツ紙『Bild』は今週、「数週間前にフェラーリがホーナーへ正式に接触した」と報じ、2023年からフェラーリを率いるフレデリック・バスールの体制に対するプレッシャーが強まる中、ホーナー招聘の可能性を示唆していた。

    これに対し、ホーナーはバルセロナで行われたF1チーム代表記者会見で次のように述べた。

    「もちろん、他のチームと名前が結びつけられるのは光栄なことだが、私のコミットメントは100%レッドブルにある。それはこれまでもそうだったし、これからも長期的に変わらない」

    「この業界では常に憶測が飛び交っている。誰かがここに来る、誰かがあそこに行く、そういう話ばかりだ。ただ、チーム内の人間は誰もが現状を正確に理解している」

    この発言は、アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレ、ピレリのマリオ・イゾラとともに登壇した金曜の会見中に飛び出したもので、ホーナーはイタリア語についての話題に冗談交じりでこう続けた。

    「僕のイタリア語は、フラビオの英語よりひどい。そんな状態でどうやって(フェラーリで)やれるっていうんだい?」

    加えてBild紙の取材では、ホーナーはさらに踏み込んで次のように語っている。

    「噂話はF1の一部だ。しかし、チームの中より外での話の方が多い。私はこのレースチームをゼロから築き上げた。私の実績がすべてを物語っている」

    「私はチームに、そして2,000人のスタッフ、株主に全面的にコミットしている。彼らからの完全な信頼も感じているし、自分がほかのどこかに行く姿は想像できない」

    「来年から始まる新しいエンジン時代に向けて、未来が楽しみだ」

    そして、改めてフェラーリからのアプローチについて問われると、次のように断言した。

    「もう一度言おう。私はチームからの信頼を感じているし、他のどこで働きたいとは思っていない」

    「私が今もここにいるという事実こそがその証拠だ。これまで、ほぼすべてのレーシングチームから一度や二度は打診があった。それは光栄なことだが、レッドブルが私のホームだ」

    「もし望めば、明日にでも辞められる。私は他のどのチーム代表よりも多くのレースに勝ち、14の世界タイトルを獲得してきた。もはや誰にも証明する必要はない」

    「だが、まだ辞めたいとは思っていない。私にとってこの仕事は、単なる仕事以上のものなんだ」

    クリスチャン・ホーナー レッドブル・レーシング F1ホーナーはアルピーヌのフラビオ・ブリアトーレと冗談を交わした

    バルセロナのパドックではこの他にも、マックス・フェルスタッペンの契約に関する別の憶測も飛び交っている。報道によれば、6月末のオーストリアGP終了時点でフェルスタッペンがドライバーズランキング3位以内にとどまっていれば、現在の契約に含まれる離脱条項が無効になるという。

    この件についてもホーナーは強気の姿勢を崩していない。

    「私たちはまったく心配していない」とホーナーはコメント。

    「マックスはチーム内で自分の立場を非常に明確にしてくれている。彼はこのチームで居心地の良さを感じており、我々との仕事を楽しんでいる。彼のメンタリティは我々と一致している。我々は常に勝ちたいと思っている」

    「私は、彼が近い将来にレッドブル以外のチームで走るとはまったく思っていない」

  • マックス・フェルスタッペン F1スペインGP初日「過去の金曜より前向き」

    マックス・フェルスタッペン F1スペインGP初日「過去の金曜より前向き」

    マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGP初日の走行について、これまでの金曜日と比べてレッドブルのパフォーマンスに全体的に前向きな感触を得られたとしつつ、マシンには「もっと良いフィーリング」を求めていると語った。

    イモラで今季2勝目を挙げたときのようなパフォーマンスを再現できることを期待して週末に臨んだフェルスタッペンは、バルセロナでのフリー走行2回を通じてタイムシート上位を維持。FP1では2番手、FP2では3番手となった。

    マシンを降りた後、金曜日を振り返ってフェルスタッペンは次のように語った。

    「ここに来るのはいつだって気持ちがいい。走っていて楽しいサーキットだ。タイヤにとってはかなり暑いコンディションだけど、今日はまあまあの金曜日だった――もっとひどい金曜日もあったからね」

    「マシンにはちょっと満足できた。まだ理想の状態ではないけど、前向きな感触はあった」

    マックス・フェルスタッペン スペインGP F1スペインGP金曜プラクティスを終え「マシンに少し満足できた」と語るフェルスタッペン

    イモラで得た感触に到達しているかどうか問われると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「いや、まだだね……まあサーキットによって感触は違うけど、それでもマシンに対してもっといいフィーリングが欲しい。ただ、完全にダメだった金曜日もこれまでにあったから、今日はその中間といったところだと思う」

    さらに、今週末から導入されたフロントウイングの荷重テストに関するテクニカルディレクティブの影響については、「勢力図に大きな変化は見られなかった」としたうえで、次のように述べた。

    「スタンディングを見ても、そんなに変わってないよね。自分としても、そんなに大きな変化があるとは最初から思ってなかった」

  • 角田裕毅 F1スペインGP初日「なぜ遅いのか分からない」

    角田裕毅 F1スペインGP初日「なぜ遅いのか分からない」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGP初日のフリー走行を13番手で終了。「なぜ遅いのか分からない」と語った。

    角田裕毅にとって厳しい一日となった。レッドブル・レーシングで7戦目となるかなかで、セッションをそれぞれ9番手と13番手で終えたものの、なぜこれほどペースが足りなかったのか、自分でもはっきりしないと明かしている。

    「(今日は)難しかったです」と角田裕毅は語った。「正直、他のグランプリの金曜日と比べるとスムーズに感じていて、FP1からFP2にかけては自分自身でも進歩できたと思ってます。でも、なんで遅いのか全く分からないんです」

    「FP2のラップ自体も悪くなかったですし、もちろん完璧というわけじゃないですけど、想像していたほどのギャップではないはずなんです。バランスに関しても大きな問題があるわけではないので、何が制限になっているのか明確に説明するのが難しい状況です。改善できる部分を探す必要がありますが、今は苦しんでます」

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング スペイングランプリ

    そして土曜の予選に向けて、今夜取り組むべき作業についても言及した。

    「何か見つかればいいんですけど、そうじゃないとかなり厳しいです。大きなミスをしてその結果ならまだ納得できるんですけど、そういうわけでもなくて、他のマシンと比べてもだいぶ後れを取っている状況です」

    「多分、いつもより長い夜になると思います。何とか解決策を見つけようと全力を尽くしますけど、今のところはっきりしていません」

  • レッドブルF1 復調なるか スペインGPで新フロントウイング規制の影響注視

    レッドブルF1 復調なるか スペインGPで新フロントウイング規制の影響注視

    レッドブルF1の関係者たちは、今週末のF1スペインGP(バルセロナ)でチームの復調が軌道に乗ることを願っている。

    チーム顧問のヘルムート・マルコは、直前のイモラでアップグレードパッケージが成功したことを受けて、自信満々でモナコGPに臨んだ。しかし日曜のレース後には「間違っていた」と認めた。

    マックス・フェルスタッペンは予選・決勝ともに4位に終わり、モナコの曲がりくねった市街地コースでは「去年より遅く感じた」と語った。

    もっともフェルスタッペンは、近年のレッドブルのマシンの「DNA」にとってモナコは鬼門だと認めており、今週末のバルセロナでの好転を期待している。

    スペインGPのレイアウトがレッドブルに自然に合っているかと問われると、フェルスタッペンは「一般的にはそうだと思うけど、見てみないと分からない」と慎重に答えた。

    勢力図に変化をもたらす可能性があるのが、今週末から適用されるフロントウイングの柔軟性に関する新たな厳格ルールだ。多くの関係者は、今季絶好調のマクラーレンが最も大きな影響を受けると見ている。

    フェルスタッペンは「ちょっとでも差が出ればいいと思うけど、世界がひっくり返るような変化にはならないと思う」とコメント。

    「少しでもこちらに有利になればプラスだけど、それもまだ分からない」と加えた。

    レッドブル F1 スペイングランプリ

    チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、すべてのチームがこの新ルールに対応するためにフロントウイングを修正する必要があると認めた。

    「各チームにどう影響するかは予測できないが、フロントウイングはクルマにとって非常に重要なパーツだ」と述べたうえで、「何か予想外のことが起こるかもしれない。イモラの勢いを取り戻せるといい」と期待を示した。

    「マックスはオスカー(ピアストリ)に25ポイント差をつけられている。これは1勝分に過ぎない。まだ16戦残っている」

    レッドブルのライバル勢も、新しいフロントウイング規制が今後の勢力図に与える影響について、まだ読み切れていない。

    フェラーリのルイス・ハミルトンは「ある程度の影響はあると思う。バランスに影響するのは確かだ」としたうえで、「でも大きな変化になるとは思っていない」と述べた。

    フェラーリ代表のフレデリック・バスールも「重要なのは比較であって、単純な性能そのものではない。今のグリッドは接戦だ」と語った。

    「今回のポールに対して我々はコンマ1秒差だったし、その後ろのマシンとの差は0.06秒しかなかった。クルマのポテンシャルがコンマ1~2秒変わるだけで、結果は大きく変わる」とバスールは強調した。

    メルセデス代表のトト・ヴォルフは「何かが変わったのか、誰かが後退したのか、それとも力をつけたのか。そこが非常に興味深い」と語った。

    「我々もより硬いフロントウイングを使う必要がある。これが実際に何をもたらすのか、見てみないと分からない」

  • 角田裕毅のサポートに疑問符 フェルスタッペン「F1マシンの改善が先決」

    角田裕毅のサポートに疑問符 フェルスタッペン「F1マシンの改善が先決」

    マックス・フェルスタッペンは、チームメイトの角田裕毅にさらなる貢献を求める前に、レッドブルF1がより競争力のあるマシンを開発することの方が重要だと考えている。

    2025年シーズンの3分の1が経過した時点で、フェルスタッペンはドライバーズランキングで首位のオスカー・ピアストリに1勝差以内と迫っているが、コンストラクターズ選手権ではレッドブルはマクラーレンに172ポイントという大差をつけられている。

    レッドブルのセカンドシートは“呪われた座席”として悪名高く、今季もリアム・ローソンがわずか2戦で降格されたことで、その評判を覆すには至っていない。

    角田裕毅は昇格後に前任者よりは好印象を残しているものの、直近6戦で獲得したポイントは7にとどまっている。

    一方、オスカー・ピアストリとランド・ノリスの2人を揃えて毎戦上位争いを繰り広げるマクラーレンとのコントラストは明白だ。

    それでもフェルスタッペンは、「もしレッドブルが再び圧倒的なマシンを手に入れれば、角田裕毅の貢献が意味を持たなくなる可能性がある」と指摘する。

    角田裕毅 F1

    「チームとしてはもちろん、2台ともできる限り上位でフィニッシュさせたいと思っている」とフェルスタッペンはモナコGPの週末、モータースポーツ・ウィークを含むメディアに語った。

    「でも、例えば2023年を見てみれば分かるように、クルマが速ければ他チームの戦略なんて関係ない。結局は上回れるんだ」

    「だからこそ、自分たちが再びその位置に戻れるようにしないといけない。今はうまくいく時もある。イモラではよかった」

    「マシンが機能していて、自分のやっていることに自信があれば、周りのチームやマシンがどんな戦略を採っていようと関係ない。自分たちの最も強力な戦略に従えばいい」

    「もちろん理想は毎戦で1-2フィニッシュすることだ。でも今はそれが難しい」

    「マクラーレンは本当に素晴らしい仕事をしている。だから自分自身のためにも、裕毅のためにも、改善に向けて努力を続けていくだけだ。そして今後の数戦でどれだけやれるか、見ていくことになる」