カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン F1スペインGPのラッセルとの接触に「後悔はない」

    マックス・フェルスタッペン F1スペインGPのラッセルとの接触に「後悔はない」

    マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGP終盤に起きたジョージ・ラッセルとの接触について、ペナルティを科されたにもかかわらず「後悔は一切ない」と述べた。

    この日、バルセロナでのレース終盤までマクラーレン勢の背後で安定した3位表彰台を狙っていたフェルスタッペンだったが、残り11周でセーフティカーが導入されたことで流れが大きく変わった。

    レッドブルは通常の2ストップ戦略ではなく、3ストップ戦略に賭けたため、フェルスタッペンはハードタイヤに交換。これにより再スタート時のグリップで劣ることになり、最終コーナー出口で膨らんだすきに、後方から勢いよく迫ったシャルル・ルクレールにあっさり抜かれる展開となった。

    しかし、その際ルクレールがフェルスタッペンの進路へ寄せたように見え、軽い接触が発生。フェルスタッペンはこの場面について戸惑いを隠さなかった。

    「正直、何が起きたのか分からなかった。かなり奇妙だった。オーバーテイクはほぼ完了していたのに、突然彼(ルクレール)が左に寄ってきた。かなり大きな接触になっていてもおかしくなかった」

    「すごく変な感じだった。自分のフロアでタイヤを切ってしまってパンクするんじゃないかと心配だった」とモータースポーツ・ウィークを含むメディアに語った。

    その後、フェルスタッペンはターン1でラッセルにインを突かれた際にエスケープロードを使ってポジションを維持したが、レッドブルはポジションを戻すように指示。64周目、ターン4の出口でスローダウンしてラッセルにアウトから抜かせる素振りを見せると、その直後のターン5で接触した。

    一部ではこの動きが意図的だったとの見方もあり、レース後には子どもたちの目に触れるには「悪い見本だった」との批判も上がったが、これに対しフェルスタッペンは皮肉を込めてこう返した。

    「それなら次からはティッシュでも持ってきてあげるよ」

    マックス・フェルスタッペン スペイングランプリ F1 レッドブル・レーシング

    さらに、F1のレース基準そのものに対しても不満を表明した。

    「正直、今のF1で最大の問題は、レース基準がすごく不自然だということ。何が許されて、何が許されないのかが曖昧で、それがすごくフラストレーションの元になっている」

    「今日はそれが自分に不利に働いたけど、そういう時もあるし逆もある」

    また、フェルスタッペンは今回の件についてラッセルと話し合うつもりがあるか問われると、「別に必要ない。言うことは何もない」と答え、関係修復への意欲がないことを明らかにした。

    そして締めくくりとして、今回の行動を後悔しているかとの問いには、こう言い切った。

    「人生であまり多くのことを後悔すべきじゃない。人生は一度きりだからね」

  • セルジオ・ペレス 「F1キャリアをふさわしい形で終えることができなかった」

    セルジオ・ペレス 「F1キャリアをふさわしい形で終えることができなかった」

    セルジオ・ペレスは、F1復帰の可能性をいまだに閉ざしていない。

    昨年末、レッドブルでチームメイトのマックス・フェルスタッペンに遅れを取り続けたことから、強力なスポンサー支援があるにもかかわらずシートを失い、一時はキャリアの終わりが囁かれた。

    しかし現在35歳のペレスは、その後任となったリアム・ローソンや角田裕毅が苦戦を強いられていることもあり、再び注目を集めている。

    2026年に新規参戦を予定しているF1の11番目のチーム、キャデラックと強く結びつけられているのもその一因だ。

    土曜日にメキシコ・プエブラで行われた「フェスティバル・デ・ラス・イデアス」に登壇したペレスは、次のように語った。

    「どうなるかは分からない。ただ、キャリアを自分が望んだ形で、そして自分たちがふさわしい形で終えることができなかったのは分かっている。だから、もし戻るとしたら、それは自分を突き動かしてくれるような重要なプロジェクトでなければならない」

    「そうしたものに出会えたなら、私は戻るつもりだ」

    同イベントの観客に向けたメッセージとしては、こう締めくくった。

    「決して諦めない。それが一番伝えたいメッセージだ」

    この言葉は、ペレスがレッドブル時代にヘルメットの後ろに刻んでいたスローガンでもある。

  • 角田裕毅 F1スペインGP決勝「次戦で改善できそうなアイデアは見えてきた」

    角田裕毅 F1スペインGP決勝「次戦で改善できそうなアイデアは見えてきた」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGPの決勝を13位でフィニッシュ。次戦カナダGPで改善するためのアイデアを得ることができたと語った。

    予選を最下位で終えた後、決勝当日にリアウイングを異なる仕様に変更することを決定したことでピットレーンスタートとなった角田裕毅はミディアムタイヤでのスタートを選択。

    早めのピットストップでソフトに交換した角田裕毅は、アンダーカットを成功させ、49周目には新品のソフトでファステストラップを記録するパフォーマンスを披露。55周目にセーフティカーが入った時点では15番手だったが、それがなければポイントも狙えていたと語った。

    「セーフティカーが出るまでは、今日はポイント獲得の可能性がありました」と角田裕毅はコメント。

    「今週末は望んでいた内容とは違いましたが、仕方ありません。週を通して浮き沈みはありましたが、今日のペース自体は悪くなかったと思います」

    「ピットレーンスタートは理想的ではありませんでしたが、今日は何か違うことを試して挽回を狙う必要があると分かっていました。セットアップについてもさまざまな変更を試しましたが、最終的には大きな効果はありませんでした」

    「それでも、これを踏まえてカナダで改善できそうなアイデアは見えてきました」

    「まだ理想の位置にはいませんが、チーム一丸となって作業を続け、週末を通して安定したパフォーマンスを発揮できるようにしていきます」

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

    また、決勝後のインタビューではレースを振り返りながら、序盤から中盤にかけて手応えがあったことを明かした。

    「セーフティカーが出るまでは、かなり良い位置につけていて、ポイントは十分狙えると思っていました。クルマのバランスも悪くなかったですし、戦略も上手く機能していたと思います」と角田裕毅はコメント。

    終盤に導入されたセーフティカーにより、状況は一変した。

    「完全に流れが変わってしまいました。リスタートのあとはタイヤに熱が入らず、グリップもかなり厳しかったです。その中でポジションを維持するのは、かなり難しかったですね」

    レース全体を通しては収穫もあったとしつつ、結果には悔しさものぞかせた。

    「正直に言えば悔しいです。でも、内容としては悪くなかったと思いますし、もしセーフティカーがなければポイントは取れていたはずです。次に向けて気持ちを切り替えていきたいです」

  • ラッセルと接触のフェルスタッペンに元F1王者がスペインGP失格を要求

    ラッセルと接触のフェルスタッペンに元F1王者がスペインGP失格を要求

    元F1世界王者のニコ・ロズベルグは、2025年F1スペインGP終盤で起きたジョージ・ラッセルとの接触を受け、マックス・フェルスタッペンに対して「失格処分(ブラックフラッグ)を下すべきだった」と主張した。

    問題の接触は、61周目のセーフティカー明けのリスタート直後、ターン1で発生した。メルセデスのラッセルがハードタイヤのフェルスタッペンを追い抜こうとした際に軽く接触し、レッドブルのフェルスタッペンはイン側のエスケープロードを使用してポジションを維持。その後、レッドブルからの指示で64周目にラッセルへポジションを譲るよう求められた。

    しかしフェルスタッペンは、その直後のターン5の進入でスピードを緩めた形でラッセルを横に並ばせ、突然ステアリングを切らずにまっすぐ進行。そのままラッセルのマシン側面に衝突した。

    このシーンをSky F1での解説中に見ていたロズベルグは即座に「ブラックフラッグに値する」と発言。レース後にその見解を改めて問われても「意見は変わらない」と答えた。

    「ターン1の接触についてはジョージの責任だ。追い越しには3つの条件があるが、彼はそのうち2つしか守っていなかった。だからマックスはポジションを守ることもできたはずだ」とロズベルグは前提を説明。

    「だが、レッドブルが彼にポジションを返すよう指示したことで、マックスの怒りが頂点に達した。そこから先は、まるで仕返しをするかのように相手を待って衝突しにいったように見えた。それは極めて容認できない行為だ」

    「意図的に相手を待ち構え、衝突させるのであれば、ルール上はブラックフラッグだ。それが私の主張の根拠だ」と語った。

    フェルスタッペンにはこの行為に対して10秒のタイムペナルティとペナルティポイント3点が科され、最終順位は5位から10位に後退。累積ペナルティポイントは11点となり、次戦までに1点でも追加されれば1戦出場停止の処分が下ることになる。

    動画の公開は終了しました
  • 角田裕毅 F1スペインGP談話「セーフティカーまではポイントを狙えていた」

    角田裕毅 F1スペインGP談話「セーフティカーまではポイントを狙えていた」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGPの決勝後、セーフティカーがなければポイントを狙えていたと語った。

    ピットレーンからスタートした角田裕毅は、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のマシン故障が原因によるセーフティカーが入った時点では15番手を走行していたが、その数週前には新品のソフトタイヤでファステストラップを記録していた。

    最終的に角田裕毅は13位でレースをフィニッシュした。

    レースを振り返って、どのような感触でしたか?

    セーフティカーが出るまでは、かなり良い位置につけていて、ポイントは十分狙えると思っていました。クルマのバランスも悪くなかったですし、戦略もうまくいっていたと思います

    セーフティカーの導入によって、何が変わりましたか?

    完全に流れが変わってしまいました。リスタート後はタイヤの温度が上がらず、グリップもかなり厳しかったです。その中でポジションを維持するのは難しかったですね。

    今回の結果について、どう受け止めていますか?

    正直に言えば悔しいです。ただ、レース全体としてはいい走りができていたと思うし、セーフティカーさえなければポイントを持ち帰れたと感じています。次のレースに向けて前向きに取り組みたいです。

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン F1レース出場停止まであと1ポイントに

    マックス・フェルスタッペン F1レース出場停止まであと1ポイントに

    マックス・フェルスタッペンは、スペインGPでの物議を醸すジョージ・ラッセルとの接触により、F1の出場停止処分まであと1ポイントに迫っている。

    レース終盤のセーフティカー明けのリスタートで、ハードタイヤを履いていたフェルスタッペンはシャルル・ルクレールに包囲され、ターン1ではラッセルに外側へ押し出された。

    その後、エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼからラッセルにポジションを返すよう指示されたフェルスタッペンは、ターン4でラッセルを前に行かせたものの、次のターン5で意図的にメルセデスに突っ込んだ。

    この行為によりフェルスタッペンには10秒のタイムペナルティが科され、5位から10位へと順位を落とした。さらに接触を引き起こした責任を問われ、ライセンスに3ポイントのペナルティポイントが加算された。

    これにより、フェルスタッペンの累積ペナルティポイントは合計11となり、自動的なレース出場停止処分が課される12ポイントまで、残りわずか1ポイントに迫っている。

    スチュワードは次のように声明を発表した。

    「無線でのやり取りから、1号車(フェルスタッペン)に対して63号車(ラッセル)にポジションを返すようチームが明確に指示していたことが分かっている。これは、1号車がコース外に出て持続的なアドバンテージを得ていたことに対する以前の違反だった」

    「当初、我々はこのインシデントに対してこれ以上の対応を取らないと決定していた。だが、1号車のドライバーはチームの指示に明らかに不満を持っていた。ターン5に向かう際、1号車は著しく減速し、63号車に前に出させるかのように見えた」

    「しかし、63号車がターン5の進入で1号車を抜いた直後、1号車は突然加速し、63号車と接触した。この接触は明らかに1号車の行動が原因である」

    「したがって、我々は1号車に対し10秒のタイムペナルティを科し、ドライバーにペナルティポイントを3点加算することとした」

    FIAのルールでは、過去12か月間で12ポイントに達すると1レースの出場停止処分が自動的に適用される。フェルスタッペンは今月末のF1オーストリアGP終了時に2ポイントを失効する予定だが、シャルル・ルクレールとのストレートでの接触についても追加で裁定が下される可能性がある。もしあと1ポイントが加算されれば、カナダGPを出場停止となる。

  • レッドブルF1代表「角田裕毅を助けようとダウンフォースを少し上げた」

    レッドブルF1代表「角田裕毅を助けようとダウンフォースを少し上げた」

    レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー代表は、F1スペインGP予選における2人のレッドブル・レーシングのドライバーの対照的な結果について言及し、特に20番手に沈んだ角田裕毅の苦戦について「助けようとダウンフォースを少し上げた」と語った。

    予選では、マクラーレン勢が圧倒的なスピードでフロントロウを独占し、オスカー・ピアストリが今季4度目のポールポジションを獲得。ランド・ノリスが2番手に続いた。

    その中で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手を確保し、ダメージを最小限にとどめた形で2列目から決勝に臨む。

    しかし、角田裕毅はまったく異なる結果となった。Q1で20番手に終わり、予選最下位という屈辱的なポジションに沈んだ。チームメイトとのパフォーマンス差は歴然で、週末を通じて苦戦が続いていた角田のマシンには、明確な原因が見出せていないという。

    レッドブルF1のチーム代表であるホーナーは、Viaplayのインタビューで次のように語った。

    「正直なところ、マクラーレンとの差はコンマ3秒くらいになると思っていた。実際にその通りだった。オスカーとランドには本当に拍手を送りたい。彼らはフロントロウをしっかり固めた。我々としては“ベスト・オブ・ザ・レスト”だ。もちろん、明日は長いレースになるし、戦略面でもいくつかの選択肢がある。ターン1までのストレートも長いから、展開次第では面白くなるだろう」

    レッドブル F1 角田裕毅 スペイングランプリ

    続いて、角田裕毅の不調について尋ねられると、ホーナーはその状況に頭を悩ませていることを認めた。

    「彼はこの週末ずっと苦しんでいた。何とか助けになればと思ってダウンフォースを少し上げてみたが、それでもうまくいかなかった。現時点では正直、なぜここまで遅れをとっているのか理解しづらい。今後、しっかりと原因を調査する必要がある」

    「彼は明日のレースでかなりのポジションを挽回しなければならない」とも語り、最後方スタートからの追い上げに期待をかけた。

    レッドブルとしては、フェルスタッペンの上位グリッド確保によりある程度の希望は残されているが、角田の低迷はマシン、セットアップ、そしてドライバー自身の適応のいずれに問題があるのか、原因の究明が急がれる。

  • 角田裕毅 F1スペインGP予選最下位にファン失望「もう限界かもしれない」

    角田裕毅 F1スペインGP予選最下位にファン失望「もう限界かもしれない」

    2025年F1第9戦スペインGPの予選で、レッドブル・レーシングの角田裕毅が20番手となりQ1敗退。トップチーム所属ながら最下位という衝撃的な結果に、国内外のファンからは失望と怒り、そして擁護と同情が入り混じる反応が広がっている。

    予選直後、日本のソーシャルメディアでは「これは流石に擁護できない」「クリーンラップだったのに最下位は言い訳できない」など、角田裕毅の走りに対する厳しい声が多く見られた。

    日本では「擁護できない」厳しい声が多数
    レッドブル昇格後、複数回目となるQ1敗退ではあったが、今回は全体の最下位という結果だったことで、「結果が全て」「トップチームでこれは酷い」といった落胆の投稿が相次いだ。
    一方で「これだけ何ともならない状況は、測り知れないプレッシャーがあるはず」「トップチームに乗っただけでもすごい」と、重圧に理解を示すファンも一定数存在した。特にレース前までのSNSでは「日本の誇り」「応援してます」といったコメントが500件以上寄せられていたことからも、期待の大きさがうかがえる。

    海外では「終わった」「ローソンの方が上」との声も
    英語圏のファンからはさらに厳しい反応が寄せられた。「Tsunoda is cooked for real.(角田はもう終わりだ)」といった表現や、「P20 in a Red Bull? They made the wrong call on Lawson.(レッドブルで20番手?ローソンを外した判断は間違い)」という投稿が多く見られた。「ローソンの方が上だった」とのコメントも広まり、実際にローソンは姉妹チームのレーシングブルズで13番手と健闘しており、角田との差が再び議論を呼んでいる。

    また、「ペレスですらここまでひどくはなかった」「去年のペレスはまだQ2には行けていた」と、2024年までレッドブルに在籍していたセルジオ・ペレスと比較する声も散見された。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが3番手に入ったこともあり、「同じマシンでこの差は言い訳できない」との指摘が多く、チーム内での立場への懸念も浮上している。

    角田裕毅 レッドブル F1

    冷静な分析も一部にあるが…「シート喪失は時間の問題」との声も
    一部のファンからは「予選最下位は許されないが、マシン側に原因がある可能性もある」「旧型パーツを使っているのでは」など、車両差に言及する冷静な分析も見られた。ローソンやハジャーといった若手のパフォーマンスと比較し、「角田のマシンに何らかの不利があるのでは」との見方もある。

    しかし全体としては、「このままではシート喪失は時間の問題」「中盤戦までに結果が出なければ交代もある」と、角田の立場を不安視する声が多数派を占めている。予選後、本人は「原因が正直わからない」とコメントしており、状況を打開するにはマシンの見直しとともに、早急なパフォーマンスの改善が求められる。

    ただし、総じて海外の反応は結果そのものへの評価がシビアであり、「予選最下位=失格に等しい」という捉え方が強いようだ。角田選手自身が抱える苦戦について同情的なコメントは日本国内ほど多くはなく、「トップマシンでの最低の結果」に注目した意見が目立った。一部には「彼にとって不運な状況だ」「時間を与えるべきだ」という擁護も見られるが、そうした声は大勢の批判的反応に埋もれがちである。

    時間が経過すると前向きな声も
    レース直後は日本・海外ともに厳しい反応が目立ったが、時間が経過すると徐々に冷静な分析や前向きな投稿も増加。「シーズンはまだ続く」「次戦こそ結果を出してほしい」といった期待の声もSNS上に戻りつつある。

    F1トップチームで日本人として戦う角田裕毅。重圧と期待の中、次戦での巻き返しに向けた戦いが始まっている。

  • 角田裕毅 F1スペインGP予選「手は尽くしたが改善の糸口が見えない」

    角田裕毅 F1スペインGP予選「手は尽くしたが改善の糸口が見えない」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGPの予選で最下位の20番手に沈んだあとも、自身のマシンのペース不足に対して納得できる説明を見つけられずにいた。レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンとはQ1で約0.6秒の差がついたが、それが予選敗退には十分すぎるタイム差だった。

    金曜のプラクティス後に「なぜ遅いのか全く分からない」と語っていた角田裕毅は、予選後には「ラップ自体は良かった」と感じていたという。

    Q1中には、13コーナーの縁石を激しく乗り越えた際に「フロアをチェックしてほしい」とチームに無線で伝えたが、これによる損傷はなかったと見られている。

    「セッティングの問題じゃないと思います。正直、ほとんどすべてのセッティングを試しました。細かい好みはありますけど、クルマのバランスはしっかり取れていて、自信もありました」

    「予選では両方のタイヤセットで特に最後のアタックはかなり良かったですし、それが結果やペースと全然噛み合わないんです」

    角田裕毅は週末を通して、RB21が前後の両軸で滑っていると繰り返し訴えており、セッティング変更では解消できない「コアな制限」があるのではないかと示唆している。

    また最近の週末においても、セッションによってはフェルスタッペンと同等かそれ以上のタイムを記録していたものの、突然パフォーマンスが激減する傾向があると明かした。

    「ここ2戦くらい、セッションによってはマックスと同じか少し速いときもありましたけど、突然めちゃくちゃ遅くなるんです。今回のロングランでもそれが出ました。何をやっても変わらないし、クルマがタイヤをひどく食ってしまって、摩耗がすごいです。

    「本当に納得いかなくて、コアの問題がまだ残ってる気がします。それが何か分からないし、自分でも答えが出せないです」

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

    角田裕毅はこれまで、フェルスタッペンと完全に同じエアロパッケージではない週末も経験している。チームは当然、最新パーツの投入を世界王者に優先する傾向がある。フェルスタッペンはマイアミで新型フロアを受け取り、イモラではその他の小さなアップデートも適用された。

    角田裕毅もイモラで新型フロアを受け取っていたが、予選でクラッシュしたことでスペアモノコックを使ってマシンを組み直さなければならず、旧型のコンポーネント(前仕様のフロアを含む)を使用していた。バルセロナでもそのまま旧型を使用していると考えられているが、今回のような大きなタイム差や挙動差のすべてをそれだけで説明するのは難しい。

    レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、Skyドイツに対して次のように語っている。

    「金曜はマックスにそれなりに近い位置にいた。でも予選では何もかもうまくいかなかった。同じクルマじゃないにしても、最後尾というのは内部で検証しないといけない」

    シーズン序盤に角田裕毅とコンビを組んでいたアイザック・ハジャーも、角田裕毅を擁護するコメントを残した。

    「角田は絶対にP20で終わるようなドライバーじゃない。それだけは確かだ。正直、今彼が何を抱えてるのかは分からない。自分は反対側のガレージにいたわけじゃないからな。でも、押し続けるしかないと思う。彼はP20のドライバーじゃない」

    前後の軸で滑るという現象は、角田裕毅のRB21だけの問題ではなかった。ピレリの金曜定例ブリーフィングで、チーフエンジニアのシモーネ・ベッラは「C1タイヤでの低グリップや前後のスライドは比較的よくある」と述べていた。ただし、角田裕毅のように他のコンパウンドでも問題が継続するのは、より根本的な問題があることを示している。

    多くのチームは、リアタイヤのサーマルデグラデーション(熱劣化)を抑えるために、若干アンダーステア気味のセッティングを採用することがあるが、バルセロナではその代償が大きい。高速コーナーではアウト側フロントタイヤへの負荷が非常に高く、2023年に最終シケインが撤去されて以降は特にそれが顕著となっている。

    角田裕毅は、問題解決の糸口が見えないまま、こう締めくくった。

    「セッティングはもうほとんどすべて試しました。同じように、4輪全部が滑ってる感じなんです。これからチームと話す必要がありますけど、どうすれば改善できるのか、現時点では全く見えてこないです」

  • フェルスタッペン F1スペインGP予選「マクラーレンは手強いが全力を尽くす」

    フェルスタッペン F1スペインGP予選「マクラーレンは手強いが全力を尽くす」

    マックス・フェルスタッペンは、スペインGP予選を3番手で終えた後、マクラーレン勢の強さを認めつつ、決勝で何が可能かを楽しみにしていると語った。

    バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われた予選では、マクラーレンが好調を維持し、最後のアタックでオスカー・ピアストリがランド・ノリスを抑えてポールポジションを獲得。チームとしてフロントロウを独占した。

    フェルスタッペンはそのマクラーレン勢に最も近い存在となり、Q3で3番手タイムを記録。メルセデスのジョージ・ラッセルと全く同じタイムだったが、先にそのタイムを出したことで前の順位となった。

    予選後、今回のパフォーマンスがRB21で出せる最大限だったかと問われたフェルスタッペンは次のように振り返った。

    「そうだと思う。今週末はずっと彼ら(マクラーレン)に対して遅れていたけど、しっかりやり切って3番手に入れたのは妥当な結果だと思っている」

    「後ろもかなり接戦だったし、このサーキットでクルマの全てを引き出すのは楽しい。気温が高くてもグリップはしっかりしてるし、明日どこまでできるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン スペインGP F1フェルスタッペンはF1スペインGP予選でマクラーレン勢に最も迫った挑戦者の一人となり、ピアストリとノリスのすぐ後ろからスタートする

    金曜から土曜にかけての夜間作業について聞かれると、フェルスタッペンは次のように明かした。

    「大きな作業はしなかった。金曜は悪くなかったし、クルマにいくつか最終調整を加えただけだった」

    「もちろん、ポール争いに加わるには不十分だったけど、それでも悪くない結果だと思っている」

    そして日曜決勝での戦いに向けて、過去に4度の優勝経験があるこのバルセロナでどれだけ戦えるかについて、フェルスタッペンはこう述べた。

    「全力は尽くすけど、彼ら(マクラーレン)を倒すのは簡単じゃないと思う。明日どうなるか見てみよう」