カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • レッドブル育成のアービッド・リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走が決定

    レッドブル育成のアービッド・リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走が決定

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、アービッド・リンドブラッドが今年後半のF1イギリスGPで金曜フリー走行1回目(FP1)に出走すると明かした。

    リンドブラッドは最近、レッドブルの要請を受けてFIAから年齢制限の特例措置が認められ、通常18歳以上と定められているスーパーライセンスを前倒しで取得した。

    このイギリス人ドライバーは8月に18歳の誕生日を迎えるが、それ以前にF1週末でのデビューを果たすことになり、17歳でグランプリ週末に出走するのはマックス・フェルスタッペン以来初となる。

    マルコはオーストリア紙「Kleine Zeitung」に対し、「月曜日にイタリアで半日クルマに乗った」と語り、リンドブラッドがF1マシンでの準備走行を行っていたことを明かした。

    しかし、より大きな機会がすぐに訪れる。彼は母国グランプリで公式セッションに初出走することになる。ただし、マルコはそれがレッドブルのマシンか、レーシングブルズのマシンかは明言しなかった。

    「彼はシルバーストンの金曜プラクティスにも出走する」とマルコは付け加えた。

    「彼はメンタルの強さと自信の高さで際立っている。スウェーデンとインドの血を引く彼のバックグラウンドは、明らかにモータースポーツにとって非常に良い影響を与えている」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1

    F1の規定では、各チームはシーズン中にルーキードライバーへ最低2回、合計で4回のFP1出走機会を与えることが義務づけられている。レッドブルはすでに今季バーレーンGPで岩佐歩夢を起用している。

    リンドブラッドは将来的なF1レギュラー昇格に向けて準備を進めている可能性があるが、マルコは今回の早期デビューについて、マックス・フェルスタッペンがスーパーライセンスポイントで11点に達しており、レース出場停止処分が迫っている状況に対応した措置だと説明した。

    「マックス・フェルスタッペンに関して本当に何か起きた場合に備えて準備している」とマルコは語った。

    「現在、我々には2人のリザーブドライバーがいる。アービッド・リンドブラッドと岩佐歩夢だ。だが岩佐は日本でのレースとF1のスケジュールが重なることが多い」

    「我々は一時期、他チームとも契約していて、リザーブドライバーが最大3チームに登録されていたこともあった」

    「常に万全の状態にあるドライバーを見つけるのは簡単ではない。だからこそ、今はリンドブラッドを起用しているのだ」

  • 角田裕毅 2025年限りでレッドブルF1のシート喪失が濃厚 英BBC記者が見解

    角田裕毅 2025年限りでレッドブルF1のシート喪失が濃厚 英BBC記者が見解

    角田裕毅は2025年シーズン終了後にレッドブルF1のシートを失う可能性が高いと、英BBCのF1専門記者アンドリュー・ベンソンが報じた。

    ベンソンは「角田はパフォーマンスに大きな改善が見られなければ、レッドブルから放出されるのは確実に見える」と記し、その後任としてアイザック・ハジャーの昇格を予想している。

    角田裕毅は2025年シーズンの開幕2戦で不振だったリアム・ローソンに代わって昇格したが、マックス・フェルスタッペンに対して大きく後れを取る状況が続いており、チームにとっては「やや改善された」程度にとどまっている。

    レーシングブルズで鮮烈なF1デビューを果たしたハジャーについて、ベンソンは「2026年の交代は避けられない」と見ている。

    「最も注目すべきはレッドブルの2チームだ。角田裕毅は、パフォーマンスを大きく向上させない限り、レッドブルから放出されるのは確実に見える」とベンソンは述べている。

    「期待されているのは、アイザック・ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトとして昇格することであり、それはハジャーがレーシングブルズで印象的なスタートを切ったことに起因している。ただし、フェルスタッペンがチームにとどまることが前提だ」

    また、F2で現在ランキング3位につけるアービッド・リンドブラッドも、2026年にレーシングブルズへ昇格する有力候補とされている。

    「今年F2に初参戦した英国人アービッド・リンドブラッドは、レーシングブルズへの昇格の可能性が高い」

    「リアム・ローソンがそのシートを維持できるかどうかは依然として不透明だ」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    アルピーヌの注目株とペレスの噂
    F1グリッドの大半のチームは来季のラインアップを固めつつある中で、アルピーヌのセカンドシートはまだ空白のままだ。

    ベンソンは「メルセデスとアルピーヌを除けば、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ、アストンマーティン、ハース、ザウバー(アウディ)はいずれも来季のドライバーが決まっている」と説明する。

    メルセデスはふたつの空席を持つように見えるが、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの継続起用が有力視されている。ただし、仮にマックス・フェルスタッペンが市場に出た場合、情勢は一変する可能性があるという。

    「アルピーヌではピエール・ガスリーが契約下にあるが、もうひとつのシートは完全に空いている」

    「その座を誰が獲得するかは予測不能だ。ルノー会長ルカ・デ・メオの離脱により、同チームのブランディング変更とフラビオ・ブリアトーレの実質的なチーム代表就任といった体制の混乱が続いており、すべてが不透明な状況だ」

    フランコ・コラピントのパフォーマンスはアルピーヌを納得させられておらず、一方でセルジオ・ペレスがこの空席にリンクされているという。

  • セルジオ・ペレス「レッドブルF1は僕を放出したことを後悔している」

    セルジオ・ペレス「レッドブルF1は僕を放出したことを後悔している」

    セルジオ・ペレスは、レッドブルF1が自分をチームから放出した決断を「後悔している」と感じていると主張した。

    セルジオ・ペレスは2024年、レッドブル・レーシングで苦しいシーズンを過ごし、マシンからパフォーマンスを引き出すのに苦労。その結果、同年末でのチーム離脱となった。

    ペレスの後任として起用されたのはリアム・ローソンだったが、わずか2戦でその座を追われ、角田裕毅に交代された。

    しかしこの2人もペレス同様の苦戦を強いられており、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが前方で戦う一方で、しばしば“片腕”状態に陥っている。

    現在は傍観者となったペレスだが、35歳の彼は、自身の放出に関してチームが悔やんでいると確信していると語った。

    「謝罪が必要だとは思っていない」とペレスは、スペインの『Desde el Paddock』に対して述べた。

    「結局、それがこのスポーツというものだ。彼らはある決断を下した。それはものすごいプレッシャーによるものだった。そして、そのプレッシャーを作り出したのは彼ら自身でもあった」

    「でも、僕は分かっている。心の底では彼らは後悔している。そしてそれは、非常に信頼できる筋から聞いたんだ」

    「とはいえ、どうしようもない。前に進むしかない。つらいことだよ。僕にはあのチームに本当に仲の良い友人がいるし、人々は僕が今の状況を見て喜んでいると思うかもしれないけど、そんなことはない」

    セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング

    レッドブルは昨年、ペレスだけでなく他にも大きな離脱を経験していた。シーズン序盤には名門デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイがF1マシン開発から手を引き、その後アストンマーティンと契約した。

    ペレスは、ニューウェイの離脱こそが、レッドブルの崩壊の引き金だったと示唆している。

    「僕らには素晴らしいチームがあった。最終的には少しずつ崩れていったけど、本当に特別なものを持っていたと思う。F1史上でも最も競争の激しい時代のひとつだった」

    「僕たちはメルセデスのように、巨大なエンジンアドバンテージで時代を支配したわけじゃない。僕たちの場合、パフォーマンス差はごくわずかだった。それでも、僕らはパワーハウスを築いたんだ」

    「エイドリアンが去ったとき、それが本当の問題の始まりだった」

    それでも、ペレスは4度のF1ワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンを称賛している。レッドブルでの4シーズン、彼はオランダ人ドライバーの隣に座り続けてきた。

    「正直に言って、マックスは今の成功にふさわしい」とペレスは語った。

    「彼は信じられないほどのドライバーだ。彼がどうやって物事をこなしているかを理解している人はほんの一握りしかいない。彼は本当に特別な存在だ」

  • セバスチャン・ベッテル レッドブルF1入閣を協議 マルコ後任の可能性に言及

    セバスチャン・ベッテル レッドブルF1入閣を協議 マルコ後任の可能性に言及

    4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、F1への非ドライバーとしての復帰についてレッドブルF1と協議を行っていることを認めた。

    2010年から2013年までにレッドブルF1で4連覇を達成したベッテルは、2022年シーズン末でF1から引退。その後は精神的健康、環境問題、人権問題などの擁護者として知られるようになり、若手育成プログラムの責任者であるヘルムート・マルコの後任候補として名前が挙がっていた。

    マルコは現在82歳。一方のベッテルはまだ37歳で、35歳で現役を退いた後も、パドックにたびたび姿を見せている。

    ドライバーとしてのカムバックの話はすでに完全に消えており、ベッテル自身もマルコの後任に関する報道に対して以下のように語った。

    「いくつかの見出しは出ているけど、僕は今もヘルムートととても良い関係にあるし、この件についても意見交換はしている」とベッテルはORFに語った。

    「まだそこまで深く踏み込んだ話ではないけど、僕が何らかの形で関わる可能性はあると思う。ただ、それがどんな形になるのかは、これから見えてくると思う」

    「正直に言えば、ここ数年はF1とあまり近いところにいなかった。でもマルコは自分が何をしているか分かっているし、何があっても彼からはまだまだ学べることがたくさんある」

    「マルコは唯一無二の存在だよ。その性格も含めてね。彼が2005年以降チームのために果たしてきた役割は本当に大きい。誰かが彼を『代わり』として引き継ぐというのが目標ではないのかもしれない」

    「彼は何度か『辞める』と言っているけど、今もチームにいるし、僕としてはずっと続けてほしいと思ってる。でもいつか彼は去る。そのことは彼自身が一番よく分かっているはずだ」

    「彼は現実主義者で、物事をとても正確に判断できる人物だ。だからこそ、いつが適切なタイミングかをきっと分かっているよ」

    セバスチャン・ベッテル レッドブル F1

  • 角田裕毅はレッドブルF1の「期待を裏切っている」とヘルムート・マルコ

    角田裕毅はレッドブルF1の「期待を裏切っている」とヘルムート・マルコ

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、RB21でのいくつかの快挙にもかかわらず、「角田裕毅はチームの期待通りには成長していない」と語った。

    角田裕毅はF1 2025シーズンの開幕2戦で苦戦したリアム・ローソンに代わり、レッドブル・レーシング早くも起用された。ニュージーランド出身のローソンは連続Q1敗退でプレッシャーに屈した格好となり、チームは日本GPから角田裕毅を2号車に据えた。

    角田裕毅はレッドブルでのデビュー戦となった母国GPでQ2進出を果たし、続くバーレーンでは10番手に予選通過。決勝では9位に入り、RB21の2号車にとって今季初ポイントを獲得した。

    以降さらに5ポイントを加えているものの、直近4戦ではQ3進出を果たせていない。イモラではクラッシュにより20番手、スペインでは純粋なペース不足により再び最後尾に沈んだ。

    その結果、今季のレッドブルが獲得した162ポイントのうち、155ポイントはマックス・フェルスタッペンによるものとなっており、角田裕毅は2号車のドライバーとして得点に苦しんでいる。

    2台体制ながらポイントの大半を1人で稼いでいる状況はコンストラクターズ選手権にも影響を及ぼし、レッドブルは現在4位。2台が着実にポイントを積み重ねているマクラーレンには200ポイント以上の差をつけられている。

    マルコは、BBCの『The Inside Track』に対し、角田裕毅の現状について次のように述べた。

    「マックスの隣に座るというのは特別なことだ。今の時代、『自分の目標はマックスのチームメイトになることだ』なんて言うドライバーはいない。みんなF1に出たいとは思っているがね」

    「裕毅はいいスタートを切ったが、我々が期待していたような成功は得られていない。ただし、金曜日の時点では常にマックスから0.1~0.2秒以内にいる。ここ数年、そういうドライバーはいなかった」

    「だからこそ、彼はそのスピードをポイントに結びつける必要がある」

    角田裕毅の成績不振により、シーズン途中での交代が噂されており、代役候補としては、F1デビューイヤーで印象的な走りを見せているレーシングブルズのアイザック・ハジャーの名が浮上している。

    しかし現時点では、マルコは角田裕毅の復調に期待を寄せている。

    「彼には才能がある。そして人間的な姿勢の面でも成長した。我々は皆、裕毅が以前はどれだけ衝動的だったかを知っているが、そこから学び、今では落ち着きを見せるようになった。彼は速いドライバーだ」

    「彼がやるべきことは、自分をまとめることだ。マックスを倒そうなんて考える必要はない。それは不可能だ。しかし、彼はその現実を受け入れたように思う。今後はもっと多くのポイントを獲ってくれることを期待している」

    角田裕毅 レッドブル F1

    なお、角田裕毅だけでなく、レッドブルの2号車ドライバーはこれまでもフェルスタッペンの陰で苦しんできた。ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、そしてローソンも例外ではない。

    中でもアルボンは、RB(旧アルファタウリ)からレッドブルへの移行が、マシン特性の大きな違いによって困難になると指摘している。

    「マシンは本当にナイフエッジだと思う。マックスはそれを操れるが、大半のドライバーにとっては自然な感覚ではない。僕も経験から言えるが、当時は苦労した。今の経験があればもっと上手く対応できるとは思うが」

    「RBは寛容でバランスの取れたマシン。自信を持たせてくれるし、それはルーキーを起用し続けているチームの方針にも関係している。そういったクルマから、極端でトリッキーなレッドブルのマシンに乗り換えるのは、本当に大きな適応を求められるんだ」

  • パトレーゼがフェルスタッペンを称賛「今のF1で唯一の“昔ながらの戦士”」

    パトレーゼがフェルスタッペンを称賛「今のF1で唯一の“昔ながらの戦士”」

    元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼは、マックス・フェルスタッペンの“昔ながらのファイティングスピリットとドライビング”を称賛しており、接触によるペナルティが続いてレース出場停止に近づいているにもかかわらず、フェルスタッペンの姿勢を支持している。

    フェルスタッペンはその圧倒的な実力で現代F1を代表する存在となっており、2024年のタイトル獲得によって、通算4度のワールドチャンピオンという記録でアラン・プロストとセバスチャン・ベッテルに肩を並べた。

    しかしその一方で、ホイール・トゥ・ホイールの戦いでは過度に攻撃的だとして、ライバルや解説者から批判を受ける場面も増えている。

    最新の騒動は、メルセデスのジョージ・ラッセルとの接触で、3ポイントのペナルティを科され、これで累計11ポイントに到達。この週末のF1オーストリアGPで無事にポイント加算を回避できなければ、次戦イギリスGPでの出場停止が確定する状況だ。

    しかし、かつてウィリアムズ、ブラバム、ベネトンなどで活躍した71歳のパトレーゼは、フェルスタッペンのアプローチに自身の現役時代を重ねている。

    「彼にとっては大した問題じゃないと思う」とパトレーゼはListofsweepstakescasinos.comに語った。

    「彼自身、納得していないペナルティを受けたと感じているんだろうね。もしライセンス停止になっても、きっと彼は自分のボートでリラックスしながら次のグランプリを待つだけさ。彼にとってはドラマでも何でもないはずだよ」

    「今のF1で、昔のような戦い方と走りをしているのは彼だけだ。僕はそれが好きなんだ。時には“そうあるべきだ”というような戦い方をしてくれるからね。そして彼は口を閉ざすのも好きじゃない。今の時代はみんなドライバーに口をつぐませようとする。もはや自由に意見を言うことすらできなくなってしまった」

    「今の風潮はあまり好きじゃない。ちょっと違うことを言っただけでペナルティを受けたり、SNSで働かされたりするんだから」

    「だから僕はフェルスタッペンが好きなんだ。彼だけが、そういう状況を超越している。ルールやペナルティ、発言制限が多すぎる今のF1の中で、彼は自分の考えを持ち、自分のやりたいことをやっている。彼は4度のワールドチャンピオンで、自信に満ちているからこそ、そうできるんだろうね」

    「たとえファイトの結果としてライセンスを失ったとしても、それは彼にとってはドラマじゃない。1レース休んで、また戻ってきて次のレースで勝てばいい。それだけのことさ」

    「今のF1は、僕の時代とはまったく違う。スポーツ全体が変わってしまった。人生そのものも変わった。70年代、80年代、90年代にあったようなF1の“哲学”は今はないんだ」

    「もし選べるなら、僕は自分が現役だった頃のF1の方が好きだった。あの雰囲気、あのレーススタイルの方がずっと自然で、本能的だった。今みたいに外部からのルールが多すぎると、僕の時代の感覚では理解しがたい部分がある」

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    昨シーズンにコンストラクターズランキング3位に後退したレッドブルは、2025年も競争力の低下に悩まされている。

    リヤム・ローソンと角田裕毅の両名がRB21で苦戦する中で、フェルスタッペンはすでに2勝を挙げ、ドライバーズランキングではマクラーレン勢のランド・ノリスとオスカー・ピアストリに次ぐ3位をキープしている。

    1977年から1993年までF1に参戦し、通算6勝を挙げたパトレーゼは、劣勢のマシンでも最大限の力を引き出すフェルスタッペンの才能を称賛した。

    「誰にでもそれぞれの個性がある」と彼は語った。

    「僕もシーズン序盤にアグレッシブすぎると批判された経験がある。モンツァでの事故や、当時のベテランドライバーたちからのあれこれとね」

    「フェルスタッペンが出てきたとき、彼は本当に前に出ようと必死だった。その姿勢が批判された時期もあった。でもそれは、彼が早くから速さを見せて、勝利を求めていたからこそ。その時の彼の状況は、僕のキャリア初期と重なる部分がある」

    「でも、彼と自分を比べることはできない。なぜなら彼はすでに“スーパーリーグ”に入っているチャンピオンだからだ。勝てるマシンがなくても差を生み出せる、そういう存在だよ」

  • フェルスタッペン「F1がニュルブルクリンク北コースに戻ることは絶対にない」

    フェルスタッペン「F1がニュルブルクリンク北コースに戻ることは絶対にない」

    マックス・フェルスタッペンは、F1カレンダーに「永続的に残すべき」サーキットとして6つの伝統的コースを挙げるとともに、伝説的ながら危険なノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)については「F1が戻ることは絶対にない」と強く否定した。

    現在のF1はラスベガス、ジェッダ、マイアミといった新興市場でのレースを続々と追加し、商業的な広がりを見せているが、フェルスタッペンはこうしたカレンダーの変化に懸念を抱いている。

    フェルスタッペンが「常にF1カレンダーに残るべき」と考えているのは以下の伝統サーキットだ:

    スパ・フランコルシャン(ベルギー)

    ザントフォールト(オランダ)

    シルバーストン(イギリス)

    イモラ(イタリア)

    鈴鹿(日本)

    インテルラゴス(ブラジル)

    「純粋にスポーティングな観点から見て、これらのコースには“特別な地位”が与えられるべきだと思う」とフェルスタッペンは語っている。

    だが残念ながら、このうち2つ――ザントフォールトとイモラ――は2026年以降のF1との契約を更新しておらず、スパについても2027年からは他の欧州サーキットとの交代制に移行する見込みだ。

    マックス・フェルスタッペン F1

    「F1があそこに戻ることは二度とない」
    フェルスタッペンはまた、最も有名で危険なサーキットのひとつであるノルドシュライフェについて、F1復帰の可能性を問われた。

    1976年にニキ・ラウダが生死をさまよう大事故を起こしたこの“グリーン・ヘル(緑の地獄)”は、以来F1カレンダーから外れている。

    最近、フェルスタッペンはGT3カーで同地を走行し、その経験を楽しんだというが、「今のF1マシンでは絶対に無理」と断言している。

    「今のF1マシンであのコースを走るなんて、絶対にないよ。GT3レベルのスピードならまだなんとかなる。昔の映像を見ると、F1があそこでレースしてたのが信じられない。一つだけ言えるのは、もう二度とF1があそこで走ることはないってこと。あまりにも危険すぎる」

    “変わりゆくカレンダー”に不満も
    近年のF1は世界各地への拡大を続け、きらびやかな都市型レースを次々に導入しているが、フェルスタッペンはそれに対して冷ややかな目を向けている。

    「もちろん、そうした国々にもモータースポーツ文化が根付いてほしいという思いはある。でも、もし僕がF1カレンダーを決められる立場だったら、全然違う構成にするし、レース数ももっと減らすよ」

    4度の世界王者にして、“純粋なレースの価値”を訴え続けてきたフェルスタッペンの言葉は、伝統を重んじる多くのファンに響くに違いない。彼にとって、いくつかのサーキットは「代えがたい存在」なのだ。

  • 角田裕毅は「ペレスよりフェルスタッペンに近づいている」とレッドブルF1代表

    角田裕毅は「ペレスよりフェルスタッペンに近づいている」とレッドブルF1代表

    クリスチャン・ホーナーは、角田裕毅のレッドブルF1での滑り出しが難しかったにもかかわらず、「実際には」マックス・フェルスタッペンに対してセルジオ・ペレスよりも「近い」と主張している。

    今季開幕から2戦を終えた段階で、25歳の角田裕毅は、レッドブルF1で精彩を欠いたリアム・ローソンに代わってチームに加わった。

    当初はニュージーランド人のローソンが優先されたものの、角田裕毅はその後任としてパフォーマンスを改善したが、同時に苦戦も続いている。

    レッドブルF1加入後の8戦で獲得したポイントはわずか7ポイント。レーシングブルズ在籍時の2週末で3ポイントを挙げていたことを踏まえると、シーズンオフにセルジオ・ペレスを放出したことは誤りだったのではないかとの声が、ますます強まっている。

    現在、レッドブルF1はコンストラクターズランキング4位につけているが、獲得162ポイントのうち155ポイントがマックス・フェルスタッペンによるものであり、それを差し引けばランキング最下位に転落する計算になる。この事実は、2台のマシン間にある著しい成績の差を浮き彫りにしている。

    こうした状況が6度のコンストラクターズタイトルを誇るチームにとって恒常的な課題であるとの指摘に対して、ホーナーは、それはフェルスタッペンの「鋭い能力」が原因だと主張した。

    「ここ5年間でクルマの開発がどのように進められてきたかを見れば、チームは常に持ちうる情報を基にして、できる限り速いマシンを作ろうとしている」とホーナーはSky Sports F1に語った。

    「そして時に、速いクルマはドライビングが難しいクルマになることもある。マックスは、その難しいマシンから最大限を引き出す非常に鋭い能力を持っている」

    角田裕毅 レッドブル F1

    また、セルジオ・ペレスが「今にして思えばかなり良かった」と評価される一方で、リアム・ローソンと角田裕毅は「マックスからやや離れている」との見方について、ホーナーはそれを否定した。

    ホーナーは、角田裕毅がエミリア・ロマーニャGP予選で喫した大クラッシュが、RB21での成長において大きな痛手だったと強調した。

    「角田は最初のうちは、まずまず順調にチームに馴染み始めていたと思う」とホーナーは語った。「ただ、イモラでのクラッシュが彼の自信に影響を与えたことは間違いない」

    「ただし、我々が見るメトリクス(指標)では、実際には彼はマックスにより近づいている。そして、もう少し時間と自信が加われば、パフォーマンスも上がってくると期待している」

  • リアム・ローソン レッドブルF1首脳に反論「自信は失っていない」

    リアム・ローソン レッドブルF1首脳に反論「自信は失っていない」

    リアム・ローソンは、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコが「自信を取り戻すために彼をレーシングブルズへ戻した」と主張したことを否定した。

    ローソンは2025年シーズンをレッドブルでスタートしたが、オーストラリアで苦戦し、中国での惨敗を経て、角田裕毅と交代でレーシングブルズへ降格された。

    当時、ホーナーとマルコはこの決定について、レッドブルという環境から彼を守るためだったと説明しており、ニュージーランド出身のローソンはアイザック・ハジャーとコンビを組み、モナコGPで8位に入り今季初ポイントを獲得した。

    一方、角田裕毅もマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして苦戦が続いており、これまでに獲得したポイントは7点にとどまっている。そのうち3点は、他ドライバーへの複数のペナルティによって本来ポイント圏外だったマイアミスプリントでの繰り上がりによるものだ。

    ローソンはこの交代劇を振り返り、レッドブル時代が彼の自信を揺るがすことはなかったと主張し、ホーナーとマルコの発言に対して明確に反論した。

    「最終的に言えば、角田が苦戦してるからって僕にとって何かが変わるわけじゃない」とローソンはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「レッドブルで何ができたかを見せるチャンスがなかったとしても、それで何かが大きく変わるとは思っていない」

    「誰かがあのクルマで苦戦したとしても、それが僕の立場に影響するわけじゃないし、僕にとって良くなるわけでもない。ただ、今乗っているクルマでベストを尽くすことだけを考えてる」

    「去年から自信は変わってないし、レッドブルにいたときも変わらなかったし、VCARBに戻ってきた最初の2戦でも変わらなかった」

    「モナコでポイントを取れたのはすごくよかったけど、それで自信がついたように見えたとしても、僕自身は年初からずっと同じ気持ちでいる」

    その後、ホーナーとマルコが語った「自信回復のためにレーシングブルズに戻した」という発言について問われると、ローソンは短くこう答えた。

    「それは僕の話じゃない」

  • レッドブルの2025年F1マシンは「人々が思っているほど悪くない」とモントーヤ

    レッドブルの2025年F1マシンは「人々が思っているほど悪くない」とモントーヤ

    元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、レッドブルF1の2025年マシン「RB21」について「人々が思っているほど悪くない」と擁護しつつも、マックス・フェルスタッペンがその限界まで性能を引き出していると称賛している。

    今季、RB21をドライブした全ドライバーが口をそろえて「扱いにくい」「癖が強い」と語っており、フェルスタッペン自身も度々その難しさを訴えてきた。

    開幕から2戦で結果を残せなかったリアム・ローソンはすぐにシートを失い、代わって昇格した角田裕毅も序盤こそ好調を見せたものの、近戦では苦戦が続いている。角田は日本GPでの昇格以降、わずか7ポイントにとどまっているのに対し、フェルスタッペンはその間に2勝と2度の表彰台を獲得し、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスに次ぐ位置に着けている。

    この対照的な結果から、「RB21は実際には競争力に乏しく、フェルスタッペンの才能だけでなんとかしている」との見方が広がっているが、モントーヤはそうした評価に異を唱えている。

    「レッドブルのクルマは、世間が思っているほど悪くはないと思う」とモントーヤはCasinoHawksに語った。

    「これはマックスのために作られたマシンで、彼がドライブできるクルマだ。簡単に乗りこなせるわけじゃないけど、彼の望む動きをする」

    「ルイス(ハミルトン)がフェラーリを運転しているのを見ると、ステアリング操作に迷いが見えるし、挙動も乱れる。でもマックスはそんなことはない。彼が挙動を乱したのは今季バルセロナの終盤、ハードタイヤに履き替えたときだけだった。あのときはペースも悪かった」

    「その瞬間だけ彼はコンフォートゾーンから外れて戸惑っていたけど、それ以外ではずっと安定していた。クルマは競争力があるし、他のマシンとは全く異なる挙動を見せる」

    レッドブル・レーシング 角田裕毅

    モントーヤはまた、フェルスタッペンを「ジョージ・ラッセルのアグレッシブ版」とも表現した。

    「マックスは素晴らしい仕事をしている。彼はジョージの攻撃的なバージョンだ。ジョージは静かなタイプで、あまりリスクを取らないけど、スピードの面では、カナダGPでメルセデスで見せた走りは見事だった」

    カナダGPではラッセルが優勝し、フェルスタッペンは苦戦したが、モントーヤは6月29日の次戦オーストリアGPでは、再びフェルスタッペンとレッドブルが強さを取り戻すと予想している。

    レッドブル・リンクでのフェルスタッペンは過去7戦で4勝と好相性を誇る。

    「オーストリアではレッドブルは非常に強いはずだ」とモントーヤは述べた。

    「このサーキットではトラクションが少し重要になるが、極端ではない。日本のような、流れるような中高速コーナーが多く、レッドブルが輝けるタイプのトラックだ。マックスはきっとまた手強い存在になるだろう」