カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • ダニエル・リカルド F1キャリアを狂わせた「愚かな一瞬」をモントーヤが指摘

    ダニエル・リカルド F1キャリアを狂わせた「愚かな一瞬」をモントーヤが指摘

    F1界のレジェンド、ファン・パブロ・モントーヤは、ダニエル・リカルドのキャリアを決定的に狂わせた「愚かな一瞬」があったと語り、そのきっかけが2023年オランダGPでの負傷だったと主張した。

    2023年シーズン途中、ニック・デ・フリースに代わってF1復帰を果たしたリカルドは、アルファタウリで好パフォーマンスを見せれば、将来的にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに復帰する可能性があると見られていた。

    しかし、リカルドはオランダGPのフリー走行でクラッシュし、手を負傷。その後の数戦を欠場することになり、代役としてリアム・ローソンがF1デビューを果たすこととなった。

    ローソンは短期間ながらも印象的な走りを見せたが、2024年のフルタイムシート獲得には至らなかった。リカルドも2024年シンガポールGPを最後に再びシートを失い、以降はローソンがレッドブルに起用されたものの、わずか2戦で放出された。

    モントーヤは、この一連の出来事がすべてリカルドのケガから始まったとし、こう語った。

    「あれがまさにローソンがチャンスを得た理由だったんだ。考えてみろよ。あのレベルの“愚かな一瞬”がリカルドのキャリアを決定づけ、ローソンへの扉を開けてしまった」
    「もしリカルドが手を骨折していなければ、ローソンが起用されることはなかった。彼にとってはうまくいった。それでシートが与えられたわけだからな」

    リカルド、キャデラック参戦にも関心示さず
    F1グリッド復帰が期待されていた2026年についても、リカルドが復帰する可能性は低いようだ。

    ゼネラルモーターズの支援を受けて2026年にF1に参入するキャデラックは、セルジオ・ペレスやバルテリ・ボッタスといった経験豊富なドライバーと交渉しているとされるが、リカルドは候補に挙がっていない。

    米国では非常に人気のあるリカルドだが、F1復帰には乗り気ではないようで、キャデラックのボスであるグレアム・ロードンは次のように語っている。

    「実際、彼は公の場で“F1には興味がない”と発言している」

    「私の役割は(彼を)説得することではない。もし誰かを説得しなければならないなら、それはそもそもふさわしいドライバーではない。F1ドライバーに『クルマに乗れ』と説得する必要なんてないはずだ」

  • ジョナサン・ウィートリー レッドブルF1離脱のきっかけは「マイアミでの報道」

    ジョナサン・ウィートリー レッドブルF1離脱のきっかけは「マイアミでの報道」

    ザウバーのチーム代表ジョナサン・ウィートリーは、昨年のF1シーズン中に起きた“ある出来事”が、自身のレッドブル離脱を決意させるきっかけになったと明かした。

    ウィートリーは2024年8月、ザウバーの新代表として就任。2026年にアウディとしてF1に本格参入する同チームの変革を率いる立場となった。58歳のウィートリーは、それ以前までレッドブルでスポーティング・ディレクターを務めており、エイドリアン・ニューウェイらと共に2024年にチームを離れた“人材流出”の一員だった。

    今シーズンは苦戦していたザウバーの中団争いへの浮上を導き、先日のイギリスGPではニコ・ヒュルケンベルグが自身初のF1表彰台を獲得するなど、成果を見せ始めている。

    ウィートリーは、昨年春の報道が転機になったと次のように語った。

    「正直に言うと、昨年のマイアミである記事が出たんだ。それで私は納得がいかなかった」とウィートリーはRacingNews365に語った。

    「当時、私は意図的に非常に低いメディア露出を保っていた。でも突然、私の名前があらゆる新聞に載った。それが職場での立場を難しくしたんだ」と

    「ただ、それによっていろんなアプローチが来るようになった。『ああ、皆が自分に関心を持っているんだな』って思い始める。そこから転職について考えるようになったんだ」

    ただし、その時点ではすぐに動くつもりはなかったという。

    「当時はロックイン契約を結んでいたし、私はそれを最初から最後まで誠実に果たすつもりだった。私は、ちょっと条件のいい話が来たからといって、契約を抜け出そうとするような人間じゃない。チームにコミットすると決めたら、その覚悟で臨んでいる」

    「ベネトン/ルノーで16年、レッドブルで19年。そして今のザウバー(アウディ)でも、ここを離れるつもりはまったくない。だからこそ、多くのチームと話をする機会も生まれたんだ」

    ジョナサン・ウィートリー F1ウィートリーは、2026年にF1参戦を果たすアウディの初代チーム代表として、体制構築の陣頭指揮を執る

    「アウディのプロジェクトは別格だった」──決断の決め手は“興奮”

    現在ウィートリーは、ザウバーからアウディへの移行を主導しており、スイス・ヒンウィルの本拠地拡張や、英ビスター・モーションにおける新技術センターの稼働を進めている。これにより、アウディは3拠点体制でF1参戦を行う見通しだ。

    ウィートリーは、他チームとも話をしたものの、最終的にアウディの将来構想に最も心を動かされたと語る。

    「キャリアを伸ばすために英国を離れる必要はなかったけど、それでもアウディのプロジェクトほどワクワクするものはなかった」

    「今でも興奮してるよ。来年、自分たちのチームが完全に変わるって考えると、まさに夢のようなんだ。見た目も雰囲気もまったく違うものになる」

    「そしてまた、前回(レッドブルでのスタートアップ期)のように最初からその旅に関われるんだ。どれだけ興奮してるか言葉では言い表せないよ。他のどんなチームも太刀打ちできなかった」

  • レッドブルF1 マックス・フェルスタッペンのメルセデスF1移籍は「妨害せず」

    レッドブルF1 マックス・フェルスタッペンのメルセデスF1移籍は「妨害せず」

    マックス・フェルスタッペンがメルセデスへ移籍を希望した場合、レッドブルはそれを阻止しない構えだと、ドイツのF1専門メディア「f1-insider.com」とイタリアの有力紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

    この報道は、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンとメルセデス代表トト・ウォルフが、イギリスGPとベルギーGPの間にサルデーニャでそれぞれのヨットを使って会談を行ったという憶測の直後に浮上したものだ。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは次のように指摘する。

    「契約の最終交渉をするのに、わざわざ休暇先を使う必要はない」

    さらに、フェルスタッペンの交際相手ケリー・ピケの兄であるネルソン・ピケJrも、何かが進行中であることを認めている。

    「彼らは交渉中だ。みんな知っていることだよ」

    「契約の細かい部分がまだ詰め切れていないけど、それが選択肢の一つであることは誰もが知っている」と、ピケはブラジルの番組『Pelas Pistas』に語った。

    フェルスタッペン自身はレッドブル残留を望んでいるとしつつも、クリスチャン・ホーナーの突然の解任が、チーム内の機能不全を象徴していると指摘する。

    「レッドブルは重要人物の確保や維持に苦労していると聞いている」

    「ある種の“マックスの父親に関する小さな問題”が表面化し、それを嫌がった人たちもいた。ホーナーがチームに関わり続ける限り、主要な人材を取り戻すのは難しくなるだろうという声もあった」とピケは述べた。

    そして、ホーナーが権力を拡大しようとしすぎたことが最大の問題だったとする見方もある。

    「体制を分権化しようという提案もあったが、ホーナーはそれを拒否した。彼は2チームの運営も、エンジンも、すべてを掌握したがっていた」

    「もし彼がすべてを手に入れていたら、それは大きな後押しになっただろう。でもそうならなかった場合、彼は約1億ドル(約160億円)の巨額な退職金を受け取ることになる」

    現時点でもレッドブルはホーナーの退任条件について交渉を続けているとされ、メルセデスCEOオラ・ケレニウスがウォルフにフェルスタッペン獲得の「ゴーサイン」を出したという報道もある。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    ガゼッタ紙によれば、交渉はいずれにせよ8月末までに決着し、夏休み明けに正式発表される見通しだという。

    フェルスタッペン加入が決まった場合、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリのいずれがメルセデスを離れるかは未定。ただしウォルフは、アントネッリを2026年にメルセデスPUを搭載するアルピーヌに“レンタル”する案に前向きだとされている。

    ラルフ・シューマッハは次のように続ける。

    「シルバーストンでの結果を見て、マックスはレッドブルがどれだけ努力しても状況を好転させられないと悟ったと思う」

    「結局のところ、彼のキャリアがかかっているのであって、忠誠心の問題じゃない。メルセデスが本気で彼を迎えたいと示せば、彼は移籍するはずだ」

    「メルセデスにとっても、同じエンジンを使っているマクラーレンに負け続けるのはつらい話だ。マックスがいれば、2026年には再び力関係を逆転できるだろう」

    一方で、レッドブルとしてもフェルスタッペン引き留めの最後の望みをかけて、今季中のアップグレードを投入する構えだ。新パーツはスパとハンガリーの2戦で登場する予定となっている。

    「まだシーズンの半分とスプリントが4回残っている」と、レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコは語る。

    「ベルギーの改良パーツでマクラーレンに近づけるはずだ。我々はまだタイトル争いが終わったとは思っていない」

  • ザク・ブラウン ホーナー解任に「驚きなし」 レッドブルF1の悪化を指摘

    ザク・ブラウン ホーナー解任に「驚きなし」 レッドブルF1の悪化を指摘

    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、ここ数年で「悪化の一途を辿っていた」レッドブルの状況を踏まえれば、クリスチャン・ホーナーの退任は時間の問題だったと語った。

    今月初め、ミルトン・キーンズを拠点とするレッドブルはホーナーの電撃解任を発表し、後任には元レーシングブルズ代表のローラン・メキースが就任した。

    ホーナーは2005年のチーム創設時から指揮を執り、複数の世界選手権制覇を支えてきた51歳のベテランだった。しかし、昨季中盤以降のパフォーマンス低下と内部の緊張が続くなか、経営陣は彼との決別を決断した。

    さらに、レッドブル共同創業者チャレオ・ユーヴィッディヤの息子であるチャラーム・ユーヴィッディヤが、最近レッドブルGmbHの過半数株式を手放したことで、ホーナーの立場はより不安定なものとなっていた。

    ホーナーと対立する場面も少なくなかったライバルのブラウンは、その解任劇について「驚きではなかった」と述べている。

    「時期については多少驚いたが、結果についてはまったく驚きはない」とブラウンはTSNに語った。

    「ここ数年、あのチームでは多くの騒動が起きていて、それが収まるどころか悪化しているようにさえ見える。だから、シーズン中の解任も全く不思議ではない」

    クリスチャン・ホーナー F12025年4月18日、サウジアラビアGPのフリー走行日に撮影されたクリスチャン・ホーナー(左)とレッドブルCEOのオリバー・ミンツラフ(右)。ホーナーの退任はミンツラフ主導の会議で決定されたとされる

    ホーナーの今後に関しては「わからない」とブラウン
    ホーナーがレッドブルのチーム代表兼CEOを退任したことが報じられると、彼の次の行き先についてさまざまな憶測が飛び交った。中でもフェラーリやアルピーヌへの移籍説が有力視されている。

    しかし、ブラウンはホーナーの将来について「見当もつかない」と語る。

    「彼の年齢とモータースポーツでの経歴を考えれば、どこかのカテゴリーでまた姿を見ることになるだろう」とブラウン。

    「ただ、彼が他にどんな興味を持っているのかは知らない。もしかするとフットボールチームの経営でも始めるかもしれないし。今後を見ていこう」

    一方でブラウンは、2024年のコンストラクターズタイトルを獲得した後、今季の両タイトル制覇に向けて全力を尽くすと締めくくった。

    「我々はタイトル争いに集中している。彼ら(レッドブル)はいまだにマックス(フェルスタッペン)という脅威を抱えているから、気は抜けないよ」

  • レッドブルF1 最強から5番手転落の理由 予算上限違反とキーパーソン流出

    レッドブルF1 最強から5番手転落の理由 予算上限違反とキーパーソン流出

    かつてF1を席巻したレッドブルが、2025年シーズンでは中団グループに埋もれつつある。RB21はマクラーレンやフェラーリ、メルセデスに後れを取り、優勝争いには加われていない。その失速の背景には、財政規律のほころびと技術部門の屋台骨を支えた人材の流出がある。

    2021年、レッドブルはF1のコストキャップを違反した。これがFIA(国際自動車連盟)によって確認されたのは2022年だったが、その代償は大きかった。

    チームはトップクラスの設計エンジニアに対して十分な昇給を提示できず、ロブ・マーシャルとエイドリアン・ニューウェイという2人の重要人物が“より良い環境”へと去っていった。

    マーシャルはマクラーレンに加入し、同チームのマシンを一気に強豪へと変貌させた。一方ニューウェイは、アストンマーティンの2026年マシンの設計に取り組んでいる。

    チーム代表のクリスチャン・ホーナーにも、この人材流出の責任の一端はある。仮に自らの給与を削ってでも予算を捻出していれば、2人のエンジニアを引き留められたかもしれない。

    2人が去った後、ピエール・ワシェが設計部門のトップに就いたが、RB20とRB21はいずれも継続的に期待外れのパフォーマンスに終始している。

    最近、レッドブルはホーナーを解任し、後任にレーシングブルズの元代表ローラン・メキースを起用した。しかし、車両設計の指揮は依然としてワシェが握っており、チームの苦戦は当面続くと見られている。

    レッドブル・レーシング2025年5月3日、マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われたF1マイアミGP予選中、ピットウォールで指示を出すオラクル・レッドブル・レーシングのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェ(Photo by Mark Thompson/Getty Images)

    RB21の弱点を時折覆い隠しているのは、ただただマックス・フェルスタッペンの卓越した才能によるものだ。しかしレース本番では、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスが優位に立っている。レッドブルのセカンドドライバーは誰が座っても、マシンの競争力不足により太刀打ちできていない。

    フェルスタッペン自身も、レッドブルの「勝てる時代」が終わったことを悟っており、2025年限りでメルセデスやアストンマーティンへ移籍するのではないかと噂されている。

    さらに2026年にはホンダがレッドブルへのエンジン供給を終了する。角田裕毅も結果を残せていないことから、メキースは将来有望な若手を起用する可能性がある。たとえば、VCARB 02でポテンシャルを見せているアイザック・ハジャーや、F2およびシルバーストンのFP1で印象を残した17歳のジュニアドライバー、アービッド・リンドブラッドだ。

    あるいは、フェルスタッペンがメルセデスに移籍した場合、その見返りとしてジョージ・ラッセルがレッドブル入りし、ハジャーとコンビを組むというドライバースワップのシナリオもあり得る。

    また、もしメルセデスがフェルスタッペンとラッセルのペアを維持した場合、ルーキーのキミ・アントネッリは“レンタル”という形でメルセデス・エンジンを使うチーム──たとえば不調のフランコ・コラピントが乗るアルピーヌ──に送り込まれる可能性もある。

    メキースにとっては難題山積だ。最優先すべきは、ロブ・マーシャルをレッドブルに呼び戻すことだろう。ホーナー解任によって予算に余裕が生まれた今こそ、そのリソースを最大限に活用すべきタイミングだ。マーシャルの技術がなければ、ワシェの設計は今後も競合に後れを取る可能性が高い。

  • ホンダ レッドブルF1への2026年の“土壇場供給”を完全否定「可能性はゼロ」

    ホンダ レッドブルF1への2026年の“土壇場供給”を完全否定「可能性はゼロ」

    ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、レッドブル・パワートレインズの開発が難航した場合でも、ホンダが2026年に代替エンジンサプライヤーとして復帰する可能性はないと明言した。

    レッドブルのエンジン開発に対する不安が広がる中、ホンダ側のスタンスにも注目が集まっている。autosport webが伝えた内容を要約すると、渡辺社長は「たとえ今頼まれたとしても、2026年に間に合わせるのは不可能。可能性はゼロだ」と語り、レッドブルとの再提携の可能性を完全に否定したという。

    ホンダとレッドブルは2019年からパートナーシップを開始し、2021年から2024年にかけて4年連続でドライバーズタイトル、さらに2022年と2023年にはコンストラクターズタイトルも獲得するなど黄金期を築いた。しかし、2025年末をもって両者の関係は終了し、レッドブルは2026年から自社製エンジンで戦う計画だ。

    レッドブル・パワートレインズはMGU開発などでフォードと提携しているが、初年度の競争力や信頼性については疑問の声も残っている。

    ホンダは2020年に一度F1からの撤退を発表したが、2026年の新レギュレーション(電動化と持続可能性重視)を受けて方針を転換。だが、ホンダが復帰を決断した時点では、レッドブルはすでに独自のパワーユニット開発に巨額の投資を始めており、結果的にホンダはアストンマーティンとのワークス契約を選択した。

    autosport webの報道によると、ホンダとアストンマーティンはすでに2026年向けPUとギアボックスの統合テストを日英両国で進めており、シルバーストンに拠点を置くアストンマーティンが自社設計するギアボックスも最終仕様に近づきつつあるという。

    渡辺社長は、現段階ではあくまで試験用仕様であり、実際のパッケージには様々な要素を組み合わせて調整していると説明。日本とイギリスでそれぞれ独立したテストを実施し、HRCとアストンマーティンのスタッフが現地で連携していることを強調している。

    アストンマーティンF1チーム代表兼CEOのアンディ・コーウェルはホンダとの連携について「ホンダPUの開発はすでに何カ月も前から進められており、我々のモノコック後端やトランスミッション前端とのフィッティングも完璧に噛み合うよう設計されている」とF1.comで語った。

    「ハードウェアは日本のさくら(ホンダのPU開発拠点)でテストされ、我々のトランスミッションもシルバーストンで、そしてさくらでもホンダPUと接続した状態で試験が行われている」

    「日々の打ち合わせに加え、定期的に上層部による進捗確認も行われており、全員が正しい方向に向かっていることを確認している」

  • ローソン レッドブルF1での短命昇格に「試す機会すら与えられなかった」

    ローソン レッドブルF1での短命昇格に「試す機会すら与えられなかった」

    リアム・ローソンは、レッドブル昇格中に自身が取り組んでいた改善策を試す機会すら与えられなかったことに対し、悔しさをにじませた。

    ニュージーランド出身のローソンは、オーストラリアGPと中国GPの2戦のみでレッドブルから降格となった。特にデビュー戦となったメルボルンでは混乱の中で2番手のファステストラップを記録するも、全体的なパフォーマンスにはチーム側の期待に応えることができなかった。

    この決断について、当時のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ペレスの後任としての起用が「時期尚早だった」と認めており、F1フルシーズン経験のないローソンにとっては厳しい昇格だった。

    当時を振り返りながらローソンは、改善に向けた取り組みが進行中だったことを明かしたうえで、実戦投入の機会がなかったことを残念に思っている。

    「僕は、その2戦では行ったことのないサーキットだったし、マシンを本当に理解するにはまったく時間が足りなかった」とローソンはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「マシンがどれだけ速いかなんて言えるほどの感触も得られていなかった。僕にとって乗りやすくするために色々と改善策を進めていたけど、それを試す前に終わってしまった。だからコメントできるのは、僕がほとんどの時間を費やしているレーシングブルズのマシンについてだけなんだ」

    「僕らは常に学び、開発し、試している。みんながマシンを進化させている中で、1回のアップグレードで0.3秒もタイムが短縮されるなんてことはない。0.05秒を見つけるような世界なんだ」

    「そしてこれは僕にとって初めてのフルシーズン。学ぶべきことはまだまだたくさんある」

  • レッドブルF1首脳「332ポイント残っている」 フェルスタッペン逆転王座に自信

    レッドブルF1首脳「332ポイント残っている」 フェルスタッペン逆転王座に自信

    レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、F1ドライバーズ選手権の後半戦で依然として「かなりの」ポイントが残っていることを強調し、マックス・フェルスタッペンがタイトル争いから脱落したわけではないとマクラーレン勢に警告した。

    今季後半には332ポイントがまだ争われる状況で、フェルスタッペンは現在、首位オスカー・ピアストリから69ポイント差の3番手につけている。

    ピアストリのチームメイトであるランド・ノリスはわずか8ポイント差の2番手におり、多くの関係者はノリスこそがタイトル争いにおける唯一のライバルだと見なしている。

    しかしマルコは、スパとブダペストに向けてレッドブルがアップグレードを投入することから、フェルスタッペンが依然として有力候補であると強調した。

    「今季まだ332ポイントが残っていて、これはかなりの数字だ」とマルコはOE24に語った。

    「スパとブダペストに持ち込むアップグレードが、我々のパフォーマンスに良い影響を与えることを期待している」

    レッドブルは、ベルギーGP(スパ)とハンガリーGP(ブダペスト)において、マシンの改良を予定しており、これはフェルスタッペンにとって大きな追い風となる可能性がある。

    ただし、スパでのレースはスプリント週末として開催されるため、フェルスタッペンが新パーツの性能を把握するためのフリープラクティスの時間が制限される。

    この点について問われたマルコは、次のように見解を述べている。

    「利点でもあり、不利な点でもある。確かにスプリント週末では多くのポイントを稼ぐチャンスがあるが、その一方で2回のフリープラクティスが失われる」

    「金曜のプラクティスでミスは許されない。最初の1分からマシンをタイヤとともに正しいウィンドウに入れなければならないんだ」

    ベルギーGPでフェルスタッペンが勝利すれば、彼がタイトル争いに復帰するのではないかとの見方がパドック内で強まる可能性がある。

    そしてマルコは、フェルスタッペンの5年連続ドライバーズタイトル獲得の可能性を否定していない。

    「その可能性はある。そう言えるね」

  • 「フェルスタッペンはいずれ去る」 解任直前のホーナーがレッドブルF1に警告

    「フェルスタッペンはいずれ去る」 解任直前のホーナーがレッドブルF1に警告

    クリスチャン・ホーナーがレッドブルから突然解任される数日前、彼はF1界に向けて、マックス・フェルスタッペンの将来についての警告を発していた。

    イギリスGP直後、ホーナーはチームから解任されるという衝撃の展開に見舞われたが、その週末はちょうどフェルスタッペンの去就についての憶測が飛び交っていた時期だった。

    フェルスタッペンは現在、メルセデスへの移籍の噂の中心におり、実現すればチーム内にさらなる混乱をもたらす恐れがある。この状況のなか、ホーナーは**「マックスは永遠ではない」**と語り、レッドブルの未来に向けた備えの重要性を説いていた。

    「マックスがいない日が来る」──ホーナーの警鐘
    レース前、ホーナーはMotorsport Weekなどのメディアに対し、次のように述べていた。

    「もちろん、マックスはチームの中心的存在であり、すでに10年近くも在籍している。だが、いずれその日──来年かもしれないし、その翌年かもしれないが──マックスがいなくなる日は来る」

    「だからこそ、常にその可能性を念頭に置いておかなければならない。チームは未来に向けて投資を続ける必要があるんだ」

    「それが何年も先であることを願ってはいるが、確実なことなど何もない。この世界では何ひとつとして立ち止まることはないからね」

    「今日のアービッド・リンドブラッドのように、我々は常に若手に機会を与え、次世代を育てる努力を続けている」

    このコメントは、チームがリンドブラッドにF1マシンを走らせる機会を与えた当日になされたものであり、レッドブルのドライバープログラムがいかに先を見据えているかを示す発言でもあった。

    クリスチャン・ホーナー マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    ホーナー解任の背後にフェルスタッペン陣営?
    ホーナーの退任を巡っては、フェルスタッペン側が影響を及ぼしたのではないかとの見方も広がっている。

    実際、ここ数ヶ月にわたり、ホーナーとマックスの父ヨス・フェルスタッペンとの間に不穏な空気が流れていたのは周知の事実。チーム内の他の主要メンバー──エイドリアン・ニューウェイやジョナサン・ウィートリーらがチームを去っていることも、組織としての不安定さを物語っている。

    Sky Sports F1の『The F1 Show』に出演した元F1ドライバー、マーティン・ブランドルは、こうした背景からフェルスタッペン陣営がホーナー解任に関与した可能性を示唆している。

    「舞台裏で何があったかは分からないが、ひとつだけ確かなのは、フェルスタッペン陣営はホーナーの存在を快く思っていなかったということだ」

    「彼ら(フェルスタッペン陣営)は何か月にもわたって“手榴弾”を投げ続けており、実際にいくつかは爆発している。それはもう容赦ないレベルだった」

    「ヨス(フェルスタッペン)は公の場でも、クリスチャン(ホーナー)がチームを率いるべきではないと語っていたこともあった。だから、彼らがホーナー退任に一役買ったのは間違いないだろう」

    チーム崩壊の引き金となるか──フェルスタッペン移籍の行方
    フェルスタッペンの将来は、依然としてレッドブルにとって最大の懸念材料だ。ホーナーの退任により、チームの結束力や求心力は確実に揺らいでいる。新体制のもとで、フェルスタッペンがチームに残るのか、それとも“メルセデス行き”という次なる爆弾が炸裂するのか──。

    ホーナーの最後の警告が意味するものは、今まさに現実味を帯びてきている。

  • 角田裕毅 父・信彰氏がテレビ番組で語ったF1ドライバーを育てた「親子関係」

    角田裕毅 父・信彰氏がテレビ番組で語ったF1ドライバーを育てた「親子関係」

    角田裕毅の父・信彰氏がTBS系『知識の扉よ開け!ドア×ドアクエスト』に出演(18日放送)。角田裕毅がカートをはじめたきかっけからF1ドライバーになるまで二人三脚で歩んできた道のりを振り返った。

    インスタグラムのフォロワー数は、大谷翔平(974万人)に次いで日本人アスリート部門2位となる347万のフォロワー数(2025年7月16日時点)を誇る日本人史上最年少F1ドライバーである角田裕毅。

    「日本人ドライバー最多出走」「日本人史上最年少F1ポイント獲得」といった記録を打ち立てている角田裕毅を番組では『大谷翔平・井上尚弥と並ぶ日本の怪物』として、これまで地上波であまり取り上げられることのなかったF1ドライバー、角田裕毅を紹介した。

    家族旅行の帰りに寄った中井インターサーキットがカートを始めるきっかけとなった角田裕毅。自らもモータースポーツ経験者である父・信彰氏は4歳だった角田裕毅のカート活動をフルサポートした。

    番組では父・信彰氏が角田裕毅に対してどのように向き合ってきたのか、F1ドライバーを育てたその親子関係の秘密を探り、角田裕毅の父への気持ちを伝えた。

    「当時は両親に感謝の気持ちを抱けなかったけどいまとなっては真逆の感情がある」と角田裕毅の言葉を伝えた。「いろんなことを教えてくれたおかげで今の僕があるんだと思える」

    番組はTVer(https://tver.jp/episodes/epkxnwcrag)で7月25日(金)まで、またはUNEXTで視聴可能となっている。

    角田裕毅 F1