カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • アイザック・ハジャー フェルスタッペンと同じ課題に安堵「自分を疑わずに済む」

    アイザック・ハジャー フェルスタッペンと同じ課題に安堵「自分を疑わずに済む」

    アイザック・ハジャーは、マックス・フェルスタッペンが自身と同じ問題に苦しんでいることは「安心できること」だと語り、レッドブル・レーシングのRB22が抱える課題はドライバー固有のものではないとの認識を示した。

    ハジャーは、もし自分と4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンのフィードバックが異なっていれば、自分自身を疑っていただろうと説明。一方で、両者が同じ問題を訴えていることは、自身にとって「良いニュース」だと受け止めている。

    ハンガリーGPではフェルスタッペンが、RB22の深刻なオーバーステアやメカニカルグリップ不足を厳しく批判。「タイヤのようにマシンが劣化していく」「予選では周回を重ねるごとに悪化していった」と不満を口にしていた。

    一方のハジャーも、ハンガロリンクではRB22の”スイートスポット”を見つけることができず、乗り心地にも苦しんでいたと明かしている。

    フェルスタッペンと同じ課題は「安心できる」
    ハンガリーGPを6位で終えたハジャーは、チームへのフィードバックがフェルスタッペンと一致しているかと問われ、次のように語った。

    「そうだね。それは安心できることだ。そうでなければ、自分自身を疑うことになっていただろう。だから、それは良いニュースなんだ」

    今季開幕から11戦を終えた時点で、ハジャーは近年レッドブルのセカンドシートを務めたドライバーの中でも、予選ではフェルスタッペンとの差を最も小さく抑えている一人となっている。

    しかし本人は、決勝でのレースペースに課題が残っていると考えている。

    「予選でいつも差が小さい理由も、そこにあると思う」

    「僕に必要なのは最初のスティントの答えなんだ。そこが本当にフラストレーションを感じた部分だった」

    「それ以外は、この週末はすべて順調だった」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    課題はコーナー進入時の安定性
    さらに、レッドブルのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェが、中速コーナーでのアンダーステアを改善する必要があると語っていたことについて意見を求められると、ハジャーはより根本的な問題を指摘した。

    「コーナー進入時の安定性を改善する必要がある。そこが解決できれば、その先の改善も進められるだろう」

    フェルスタッペンとハジャーが共通して同じ症状を訴えていることは、RB22の課題がドライバー個人ではなくマシン特性に起因していることを裏付けている。今後のアップデートによってレッドブルがこの問題をどこまで解消できるかが、シーズン後半のパフォーマンスを左右する重要なポイントとなりそうだ。

  • 角田裕毅 GTワールドチャレンジ参戦計画が消滅 レッドブルF1が阻止

    角田裕毅 GTワールドチャレンジ参戦計画が消滅 レッドブルF1が阻止

    角田裕毅が2026年11月に開催される「アデレード・グランドファイナル」でGT3マシンをドライブする計画が存在していたことが明らかになった。しかし、その実現は所属元であるレッドブル・レーシングの判断によって見送られたという。

    オーストラリアの『Speedcafe』によると、GTワールドチャレンジ・オーストラリアを運営するSROモータースポーツ・オーストラリアは、元レッドブル・レーシングF1ドライバーの角田裕毅を招へいする構想を進めていた。

    レッドブルが参戦計画を認めず
    報道によると、角田裕毅はティガニ・モータースポーツからメルセデスAMG GT3をドライブする予定だった。しかし、この計画はレッドブル・レーシング側が承認せず、実現には至らなかったという。

    また主催者は、元アルピーヌF1ドライバーのジャック・ドゥーハンについても参戦を打診しているが、現時点では合意には至っていない。

    SROモータースポーツ・オーストラリアのCEOであるベン・マクレランは、『Speedcafe』の取材に対し、現在も知名度の高いドライバーの招へいを目指して交渉を続けていると明かした。

    「これまでもさまざまなカテゴリーで実現してきたことだ」

    「(ジャンカルロ・)フィジケラはS5000に参戦したし、昨年はオースティン・シンドリックがスーパーカーでワイルドカード参戦した」

    「州政府はイベントに著名なゲストドライバーを招くことに非常に積極的だ。我々としてもGTワールドチャレンジのマシンでビッグネームに走ってもらいたい」

    「残念ながら、現時点で契約がまとまったドライバーはいないが、多くの話し合いを続けている」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    GT3人気の高まりも追い風
    マクレランは近年GT3カテゴリーへの注目度が大きく高まっている背景として、マックス・フェルスタッペンの存在を挙げた。

    フェルスタッペンはニュルブルクリンク24時間レースへのスポット参戦で話題を集めたほか、自身の「チーム・フェルスタッペン・レーシング」はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパにも参戦している。

    マクレランは、その効果について次のように語った。

    「非常に知名度の高いドライバーがシリーズに関わることは、露出を増やすという意味で素晴らしいことだ」

    「マックスがニュルブルクリンク24時間レースに参戦したことで、世界中のGT3レースにこれまで以上の注目が集まっている」

    「さらに、マックスのチームが現在ヨーロッパで我々のシリーズに参戦していることもあり、GT3レースはかつてないほど注目を浴びていると思う」

    アデレード大会で大物招へいを継続
    GTワールドチャレンジ・オーストラリアは、11月25日から29日に開催されるアデレード・グランドファイナルのサポートレースとして実施される。

    主催者は昨年、NASCARドライバーのオースティン・シンドリックを招へいするなど話題作りに成功しており、今年も元F1ドライバーを含む大物ドライバーの起用を目指している。

    角田裕毅の参戦は実現しなかったものの、その計画が存在していたことは、GT3カテゴリーの注目度向上と、F1ドライバーを巡るプロモーション戦略の一端を示すものとなった。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の人材流出論を否定「大げさすぎる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の人材流出論を否定「大げさすぎる」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングF1における人材流出が深刻な問題となっているとの見方に異論を唱え、「少し大げさに語られすぎている」との認識を示した。

    2026年シーズン前半は苦戦を強いられたレッドブル・レーシングだが、フェルスタッペンはチーム内部の変化を過度に悲観する必要はないと強調。エイドリアン・ニューウェイをはじめとする主要人物の離脱が大きく報じられてきた一方で、チームは着実に前進しているとの考えを明かした。

    レッドブルF1の「人材流出」は本当に深刻なのか
    RacingNews365の独占インタビューでフェルスタッペンは、レッドブル・レーシングだけが主要人材を失っているかのような報道には違和感があると語った。

    「レッドブルだけで多くの人が去っているように言われるけど、それは少しドラマチックに語られすぎていると思う」

    2024年に長年テクニカルディレクターを務めたエイドリアン・ニューウェイが退団して以降、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーや戦略責任者ウィル・コートネイなど、主要メンバーの離脱が相次いだことから、レッドブル・レーシングの組織力低下を懸念する声が広がっていた。

    しかしフェルスタッペンは、そのような変化はどのトップチームにも起こり得ることであり、必要以上に問題視されているとの見方を示した。

    「チームは第二の家族」 揺るがぬ信頼
    フェルスタッペンはレッドブル・レーシングへの強い愛着も口にした。

    「僕にとってチームは第二の家族のような存在なんだ」

    「このチームで本当に多くの素晴らしい経験をしてきた。もちろん素晴らしい時間ばかりではなく、大変な時期もあった」

    4度のF1ワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、チームとともに黄金時代を築いてきた。そのため、一時的な困難があっても、長年築いてきた信頼関係は変わらないと強調した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    苦戦の2026年も「上向きの流れ」
    2026年はレッドブル・パワートレインズとフォードが共同開発した新パワーユニットで新時代を迎えた。開幕前テストでは高い評価を受け、FIAのADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities)の基準となるほどの性能を示した一方、RB22はシャシー性能に課題を抱え、フェルスタッペンとアイザック・ハジャーは序盤戦で苦戦を強いられた。

    それでもフェルスタッペンは、チームは着実に改善へ向かっていると手応えを語る。

    「今年のスタートはかなり厳しかった」

    「でも、僕たちは上向きの流れにある」

    レッドブル・レーシングはローラン・メキース新代表のもとで新体制への移行を進めている。主要メンバーの離脱という逆風の中でも、フェルスタッペンはチームへの信頼を失っておらず、後半戦での巻き返しに自信をのぞかせた。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1にADUO熱望「僕たちにも欲しい」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1にADUO熱望「僕たちにも欲しい」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2026年F1シーズン後半戦に向けてマシン性能の改善が最優先課題だと語るとともに、FIAが導入したADUO(Additional Dyno Usage Opportunity)の恩恵を受けたいとの本音を明かした。

    ベルギーGPとハンガリーGPで2戦連続表彰台を獲得して前半戦を締めくくったフェルスタッペンだが、RB22の競争力には依然として満足しておらず、夏休み明け以降の巻き返しに期待を寄せている。

    レッドブルF1の最優先課題は「安定したパフォーマンス」
    ハンガリーGP後の記者会見で、フェルスタッペンは後半戦に向けた開発方針について問われると、まずは純粋なパフォーマンス向上が必要だと強調した。

    「まずは全体的なパフォーマンスをもっと引き上げる必要がある。その上で、僕たちが抱えている問題を解決しなければならない」

    「週末を通してどんどんパフォーマンスを失っていくこともあるし、レースでもスタートからフィニッシュまで徐々に競争力が落ちてしまうことがある。それは本当に優先して解決しなければならない課題だ」

    フェルスタッペンは単純な速さだけではなく、セッションやレースを通じて安定したパフォーマンスを維持できないことが、現在のレッドブル最大の弱点だと説明した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペン「僕たちにもADUOが欲しい」
    一方で、話題がパワーユニットに及ぶと、フェルスタッペンは思わず笑みを浮かべながら現在のF1で注目を集めるADUOについて言及した。

    「パワーユニットについて言えば……僕たちにもADUOが欲しいね!」

    「何らかの形でそうなればいいと思う。でも、どうなるかは分からない。夏休み明けに状況をしっかり見ていくことになるだろう」

    ADUOは、FIAが2026年から導入した救済制度で、基準となるパワーユニットより性能が劣るメーカーに対し、追加のダイノ(ベンチ)使用時間など開発面での優遇措置を認める仕組みだ。

    現時点ではレッドブル・パワートレインズ・フォードは対象外とされており、フェルスタッペンの発言は冗談を交えつつも、ライバルメーカーとの差を意識した本音とも受け取れる。

    後半戦で真価が問われるレッドブル
    2026年シーズン前半、レッドブルはマシンの一発の速さを見せる場面はあったものの、週末を通じた安定性やロングランでの競争力に課題を抱え続けた。

    フェルスタッペンは、まず車体全体のパフォーマンスを底上げし、そのうえでマシンが徐々に競争力を失う現象を解決することが重要だと強調している。夏休み明けに投入される開発パッケージと、ライバル勢との開発競争が、レッドブルの後半戦を左右することになりそうだ。

  • レッドブルF1 フェルスタッペン流出阻止へ 2029年までの高額契約オファー報道

    レッドブルF1 フェルスタッペン流出阻止へ 2029年までの高額契約オファー報道

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が加熱するなか、レッドブル・レーシングが2029年末までの契約延長を提示したと報じられた。現行契約に含まれる離脱条項の発動条件を満たしたとされる今、チームは高額契約によってエースの流出阻止を図ろうとしている。

    ドイツ紙『BILD』によると、新契約には大幅な報酬アップに加え、現契約で問題となっている成績条項を撤廃する内容が盛り込まれているという。

    さらにスペイン紙『MARCA』も、レッドブルが契約を2029年まで延長し、年俸増額を提示してフェルスタッペンの残留を目指していると伝えている。

    契約延長オファーの背景は「離脱条項」
    フェルスタッペンは2026年F1第11戦ハンガリーGP終了時点でドライバーズランキング6位。首位アンドレア・キミ・アントネッリとは100ポイント以上の差をつけられている。

    現行契約には、夏休みの時点でランキング2位以内に入っていなければ契約解除を選択できるパフォーマンス条項が含まれているとされ、『BILD』はこの条件がすでに満たされたと報道。フェルスタッペンには10月までに離脱条項を行使するか判断する猶予があるという。

    このため、2026年夏から秋にかけては、F1ストーブリーグ最大の焦点になる可能性が高まっている。

    レッドブルは大型契約で流出阻止へ
    こうした状況を受け、レッドブルは新たな契約延長オファーを提示したとされる。

    報道によれば、新契約は2029年までの長期契約となるだけでなく、大幅な年俸アップも含まれており、フェルスタッペン陣営は数週間前から内容を検討しているという。『MARCA』は、現在のフェルスタッペンの年俸は約6500万ユーロ(約121億円)と推定されており、レッドブルはさらに報酬を引き上げることで契約延長への合意を目指していると伝えている。

    フェルスタッペンは今季ここまで4度の表彰台を獲得しているものの、優勝はまだなく、新世代マシンへの不満も隠していない。そのため、一時的な休養(サバティカル)の可能性も依然として取り沙汰されている。

    一方で、マネージャーのレイモンド・フェルミューレンは最近、「マックスは現契約を尊重するつもりだ」と説明している。それでもレッドブルが正式な延長契約を提示したとすれば、口頭での意思確認だけでは安心できないというチーム側の危機感の表れとも受け取れる。

    さらに2027年にはマクラーレン移籍の噂も絶えず、メルセデスやアストンマーティンと並んで候補として名前が取り沙汰されている。フェルスタッペン本人は将来について明確な回答を避け続けており、チームの競争力や今後の勢力図を見極めたうえで判断する考えとみられている。

    最大の課題は金銭面ではなく競争力だ。エイドリアン・ニューウェイら主要技術者の離脱を経て、レッドブルは以前のような圧倒的な速さを失っており、フェルスタッペンを引き留めるには再び優勝争いができるマシンを示すことが不可欠となる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ハジャーの去就にも影響
    フェルスタッペンが残留を決断した場合、2027年以降もアイザック・ハジャーとのラインアップが維持される可能性は高まる。

    ハジャーはレッドブル昇格初年度から安定した走りを見せ、歴代のチームメイトと比較してもフェルスタッペンとの差を小さく保っている。

    ローレン・メキーズ代表もハンガリーGPで、その評価を口にした。

    「かなり久しぶりに強力なセカンドドライバーを得られたのは良いニュースだ。それはシーズン前から掲げていた目標でもあった。アイザックは着実に結果を残し、チームやマックスから多くを学んでいる」

    さらにメキーズは、フェルスタッペンにとってもチームメイトとの実力差が縮まることは歓迎すべきことだと説明した。

    「2台のマシンの競争力が近づいているのは、マックスにとっても良いことだ」

    2027年の体制について明言は避けたものの、「将来についてはまだ話し合っていないが、アイザックが素晴らしい仕事をしていることは誰の目にも明らかだ。論理的な決断を下すことになる」と語り、ハジャーが長期構想に含まれていることを示唆した。

    フェルスタッペンの決断がストーブリーグを左右
    フェルスタッペンが2029年までの契約延長を受け入れれば、キャリアの全盛期を引き続きレッドブルで過ごすことになる。

    一方で、このオファーを拒否し、離脱条項を行使すれば、2027年に向けたドライバー市場は一気に動き出す可能性がある。

    現時点ではレッドブルもフェルスタッペン側も契約延長を正式には認めていない。しかし、高額オファーによる引き留めが事実であれば、この夏最大の話題は「フェルスタッペンは不満を抱えているか」ではなく、「レッドブルが彼を引き留められるか」に移りつつある。

  • レッドブルF1 RB22開発終了を検討 メキース「2027年型への移行は昨年より早い」

    レッドブルF1 RB22開発終了を検討 メキース「2027年型への移行は昨年より早い」

    レッドブル・レーシングは、2026年型マシン「RB22」の開発を予定より早く打ち切り、2027年マシンへ開発リソースを移す可能性を示した。チーム代表のローラン・メキースは、現行車の改善を続ける一方で、2027年の新たな技術レギュレーションへの対応を優先すべき時期が近づいていることを認めている。

    ハンガリーGPではマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得したものの、レッドブルは依然としてライバル勢に約0.3秒のパフォーマンス差があると分析。

    フェルスタッペンの卓越した能力がマシンの弱点を補っているとの認識をチーム首脳が改めて明かした。

    レッドブル・レーシングは、2026年型マシン「RB22」の開発を予定より早く打ち切り、2027年マシンへ開発リソースを移す可能性を示した。チーム代表のローラン・メキースは、現行車の改善を続ける一方で、2027年の新たな技術レギュレーションへの対応を優先すべき時期が近づいていることを認めている。

    ハンガリーGPではマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得したものの、レッドブルは依然としてライバル勢に約0.3秒のパフォーマンス差があると分析。フェルスタッペンの卓越した能力がマシンの弱点を補っているとの認識をチーム首脳が改めて明かした。

    RB22の開発終了時期を近く決定へ
    ハンガリーGPで再び表彰台を獲得したフェルスタッペンだが、RB22に対する不満は依然として変わっていない。そうした状況を受け、レッドブルは2027年型マシン「RB23」への開発移行時期を本格的に検討している。

    2027年には空力規則などが見直される予定で、現行マシンとは設計思想が大きく変わる見込みだ。そのため、例年以上に早い段階で開発の重点を切り替える可能性が高まっている。

    メキースは、今季と来季の開発バランスについて次のように説明した。

    「どこかの時点で、今シーズンと来シーズンのどちらにリソースを配分するかを決めなければならない」

    「現在のレギュレーションと2027年の規則変更を考えれば、その判断は昨年より早くなると思う。最終決定は近いうちに下すことになる」

    大量アップデートでも残る0.3秒差
    レッドブルは開幕から積極的にRB22へアップデートを投入してきた。

    「今シーズンは異例とも言える数のアップデートを投入してきた」

    「開幕戦から現在まででマシンは大きく進化した。シーズン序盤に抱えていた大きな遅れを少しでも早く埋めるためだった」

    しかし、その開発ペースを維持するのは難しいという。

    「このペースで開発を続けられるとは考えにくい。それでも、残るコンマ3秒をどう埋めるかを見つけなければならない」

    さらにメキースは、RB22が長年抱える「非常に狭いセットアップウインドウ」が根本的な課題だと認めた。

    「何年もこんなに狭い作動ウインドウのマシンを望んでいたわけではない」

    「マックスの意見を聞いていないわけではない。ただ、その改善がパフォーマンスに与える影響とのバランスを慎重に見極めている」

    レッドブル・レーシング

    「データでは見えない挙動」を感じるフェルスタッペン
    テクニカルディレクターのピエール・ワシェは以前から、フェルスタッペンはチームのデータに現れない挙動を感じ取っていると説明してきた。

    メキースも、その特別な能力を高く評価する。

    「現実には、マックスは現在の解析ツールやマシンのセンサーでは測定できないことまで感じ取っている」

    「それは彼の驚異的な感覚と技術レベルの高さによるものだ。おそらく他のどのチームでも、彼が感じていることを見逃してしまうだろう。我々もデータでは確認できないことがある」

    そして、その能力こそがレッドブル最大の武器だと語った。

    「それがマックス最大の強みだ。彼こそが、このチームの成功を支えている原動力だ」

    一方、フェルスタッペン本人は2位という結果にも満足していない。

    「もちろん表彰台は悪くない。でも興奮はしない。僕たちはTikTokを撮ったり楽しんだりするためにここにいるわけじゃない。ただ勝つためにここにいるんだ」

    ハジャー「先頭集団の足止め役は望まない」
    ハンガリーGPで6位に入ったアイザック・ハジャーも、RB22の扱いにくさを認めた。

    「本当に運転しやすくなるセットアップは結局見つからなかった」

    さらに決勝では、フェルスタッペンを助けるためフェラーリ勢やマクラーレン勢を抑える戦略を担ったことにも複雑な思いを明かした。

    「すごくフラストレーションがたまった。もっと早く、あるいはもっと遅くピットインしたかったのに、一番悪いタイミングになってしまった。レースリーダーの邪魔をするのは好きじゃない」

    「チームがそうする理由は理解している。でも、できればこういう展開は避けたい」

    こうした状況を受け、レッドブルがタイトル争いよりも2027年への投資を優先するタイミングは、想定より早く訪れるかもしれない。元F1最高責任者のバーニー・エクレストンも、フェルスタッペンのタイトル獲得について「残念ながら可能性は低い」と厳しい見方を示している。

  • ニコラ・ツォロフ アロンソとの“過酷な契約”巡り多額の負債報道

    ニコラ・ツォロフ アロンソとの“過酷な契約”巡り多額の負債報道

    レッドブルF1ジュニアのニコラ・ツォロフが、かつてマネジメント契約を結んでいたフェルナンド・アロンソの「A14マネジメント」との契約を巡り、現在も多額の支払いを続けているとの衝撃的な主張が浮上した。

    この情報はドイツ人F1ジャーナリストのラルフ・バッハが明かしたものであり、現時点で契約内容を裏付ける公的な資料はなく、アロンソ側もコメントしていない。F1 OversteerはA14マネジメントに取材を申し込んだものの、記事掲載時点で回答は得られていないとしている。

    ラルフ・バッハ氏が「過酷な契約」と主張
    フェルナンド・アロンソは2022年に若手ドライバー育成会社「A14マネジメント」を設立し、ニコラ・ツォロフは初期メンバーの一人としてサポートを受けていた。

    ツォロフは2025年にアルピーヌ・アカデミーからレッドブル・ジュニアへ移籍した際、A14マネジメントとの関係を解消したとされる。

    ハンガリーGPを前に配信された『F1-Insider』ポッドキャストで、ラルフ・バッハは当時の契約について次のように語った。

    「ヘルムート・マルコは当時、実質的にアロンソから彼を買い取ったようなものだ」

    「聞いている話では、フェルナンド・アロンソは彼と非常に過酷な契約を結んでいて、ツォロフはいまでもその負債を返済し続けている」

    さらにバッハは、A14マネジメントがツォロフとの契約によって多額の利益を得たとも主張した。

    「レッドブルは彼を引き受け、あらゆる面で支援している。しかしツォロフは、その契約による負債をいまも返済しなければならない」

    「アロンソは彼から何百万ドルも稼いだ。そのためツォロフは自由に使える資金がほとんどない。レッドブルがいなければ、ほぼ破産状態だっただろう」

    フェルナンド・アロンソ

    F2ランキング首位でF1昇格候補に浮上
    こうした主張の真偽は確認されていないが、ツォロフはコース上では着実に評価を高めている。

    現在19歳のブルガリア人ドライバーは2026年のFIA F2選手権で8大会終了時点でランキング首位に立ち、2位に27ポイント差を築いている。

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインも、ツォロフについて「次に昇格する候補」と高く評価しており、2027年以降のF1シート候補として名前が挙がる存在となっている。

    また、元F1ドライバーのデビッド・クルサードもツォロフの才能を高く評価している。

    一方で今回の報道は、あくまでラルフ・バッハ個人による証言に基づくものであり、契約内容を裏付ける客観的な証拠は示されていない。アロンソやA14マネジメントから正式な反論や説明が出れば、状況が変わる可能性もある。

    現時点では、一人のジャーナリストによる告発として受け止める必要があり、今後の当事者側の対応が注目される。

  • フェルスタッペン レーシングブルズF1勢に激怒「間抜けどもはペナルティだ」

    フェルスタッペン レーシングブルズF1勢に激怒「間抜けどもはペナルティだ」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第11戦ハンガリーGPで周回遅れを周回しようとした際のレーシングブルズ勢の対応に激怒し、「間抜けどもはペナルティを受けるべきだ」と無線で怒りをあらわにした。

    ハンガロリンクで2位表彰台を獲得したフェルスタッペンだったが、その道のりは決して平坦ではなかった。特にレース中盤には、ブルーフラッグ(青旗)が提示されていたにもかかわらず、バトルを続けるリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドに行く手を阻まれ、不満を爆発させた。

    ブルーフラッグ無視に無線で怒り
    70周のレース中盤、フェルスタッペンはターン2でローソンとリンドブラッドを周回遅れにしようとしていた。

    しかし、コースサイドではブルーフラッグが点滅していたにもかかわらず、レーシングブルズの2台は互いのバトルを優先し、すぐには進路を譲らなかった。

    この状況に我慢できなかったフェルスタッペンは、テレビ中継では放送されなかった無線で怒りを爆発させた。

    「ペナルティを科すべきだよ。まったく馬鹿げている。あの間抜けどもは何をやっているんだ。本当に信じられない」

    結果的にフェルスタッペンはランド・ノリスに次ぐ2位でフィニッシュし、アンドレア・キミ・アントネッリを抑えて2戦連続表彰台を獲得した。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ピアストリも周回遅れとの接触で優勝を逃す
    今回のハンガリーGPでは、周回遅れへの対処が大きな話題となった。

    レースをリードしていたオスカー・ピアストリは、2回目のピットストップ後に周回遅れのカルロス・サインツJr.と接触。サインツJr.はすぐに進路を譲らず、両者が接触したことでピアストリは大きくタイムを失った。

    このロスにより、アンダーカットを成功させたチームメイトのノリスが首位に浮上。さらにピアストリは終盤にギアボックスのトラブルでリタイアを喫し、優勝の望みを完全に絶たれた。

    接触直後、ピアストリも無線で怒りを爆発させている。

    「どけ、このバカ! 本当に信じられない!」

    この件でサインツJr.には5秒のタイムペナルティが科されたものの、失われた時間をピアストリが取り戻すことはできなかった。

    ブルーフラッグ運用を巡る議論が再燃
    F1ではブルーフラッグが提示されたドライバーは、安全かつ速やかに周回リーダーへ進路を譲る義務がある。一方で、違反した場合にペナルティが科されても、周回しようとした側が失った時間まで補償されることはない。

    今回のフェルスタッペンやピアストリのケースは、現行ルールでは十分な抑止力になっていない可能性を浮き彫りにした。夏休み前最後のレースで相次いだトラブルを受け、ブルーフラッグ違反に対するより厳格な運用やペナルティのあり方について、今後チームやドライバーの間で議論が活発化する可能性がありそうだ。

  • レッドブルF1 ジュニア育成責任者にメルセデスのグウェン・ラグルーを招聘

    レッドブルF1 ジュニア育成責任者にメルセデスのグウェン・ラグルーを招聘

    レッドブル・レーシングは7月27日(月)、2027年からグウェン・ラグルーをレッドブル・ジュニア・プログラムのディレクターに任命すると発表した。

    ラグルーはメルセデスで11年間にわたり若手育成部門を率い、ジョージ・ラッセルやアンドレア・キミ・アントネッリらをF1へ送り出した実績を持つ。2025年末に退任したヘルムート・マルコの後任として、レッドブルの将来を担う若手ドライバーの発掘・育成を指揮することになる。

    メキース代表「F1最高の人材育成者の一人」
    レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を務めるローレン・メキースの直属となるラグルーは、2027年からチームのリーダーシップ・チームにも加わる。

    メキースはラグルーの加入について、次のように歓迎した。

    「グウェンはF1界でも最高の人材育成者の一人だ。若手ドライバーを育てるうえで彼が持つ専門知識、リーダーシップ、そして情熱を私は身をもって知っている」

    「レッドブル・ジュニア・プログラムは、これまでもレッドブルの成功の礎だった。その指揮をグウェンに託すことは、次世代のF1人材育成を今後も重視していくという我々の姿勢を示すものだ」

    メキースはまた、20年以上にわたってジュニア・プログラムを築き上げたヘルムート・マルコの功績にも改めて敬意を表した。

    「今日あらためて、20年以上にわたってジュニア・プログラムを創設し率いてきたヘルムート・マルコの並外れた貢献に感謝したい」

    「彼のビジョン、献身、そして卓越した才能を見抜き育てる能力によって、このプログラムはF1のベンチマークとなった。その功績は計り知れない」

    さらにメキースは、ラグルーの招聘がチーム全体の強化策の一環であることを強調した。

    「オラクル・レッドブル・レーシングの新たな時代を築くうえで、グウェンのような人材を迎え入れることは我々の目標達成に不可欠だ」

    「組織のあらゆる分野で優れた人材を集め、高い競争力を持つ組織づくりを進めている。グウェンはその重要な一員となる。これまで築いてきた強固な土台をさらに発展させ、将来に向けてプログラムを進化させていく」

    レッドブル・レーシング グウェン・ラグルー

    メルセデスから新たな挑戦へ
    ラグルーは今回の決断について、メルセデスでの11年間を振り返りながら、新たな挑戦への意欲を語った。

    「オラクル・レッドブル・レーシングに加わることは、私にとって刺激的な新しい章の始まりだ」

    「メルセデスで忘れられない11年間を過ごしたあと、個人としてもプロフェッショナルとしても成長を続けるために、新たな挑戦を受け入れるべきタイミングだと感じた」

    また、レッドブルの育成システムの歴史と実績を高く評価した。

    「レッドブル・ジュニア・プログラムは、モータースポーツ界で最も尊敬され、成功を収めてきたドライバー育成プログラムのひとつだ」

    「F1史に残る数多くの才能を輩出してきた。その優秀なチームを率い、新たな歴史を築く機会を得られたことは本当に光栄だ。ローレンをはじめ、チーム全員と仕事ができることを楽しみにしている。この機会を与えてもらえたことに心から感謝している」

    最後にラグルーは、レッドブルの育成哲学をさらに発展させる決意を示した。

    「この素晴らしい土台の上に、プログラムが築いてきた偉大な伝統をさらに発展させ、未来に向けて進化させていきたい。そして、この20年間レッドブルが繰り返し実現してきたように、次世代のF1優勝ドライバーや世界チャンピオンを発掘し、育成し、送り出していきたい」

    レッドブル・ジュニア・プログラムはこれまでに、セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリーら数多くのトップドライバーを輩出してきた。ラグルーはメルセデスでラッセルやアントネッリらを育てた経験を生かし、2027年から次世代スターの発掘・育成という重要な役割を担うことになる。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1で7戦連続トップ6「厳しい週末で最大限の結果」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1で7戦連続トップ6「厳しい週末で最大限の結果」

    アイザック・ハジャーは2026年F1第11戦ハンガリーGPで6位入賞を果たし、7戦連続となるトップ6フィニッシュを達成した。レッドブル・レーシング勢としてマックス・フェルスタッペンの2位獲得を支えながら、自身も厳しい週末の中で最大限の結果を持ち帰った。

    予選からマシンバランスに苦しんだレッドブルだったが、決勝では戦略とタイヤマネジメントを生かして挽回。ハジャーはロングスティントでフェルスタッペンのライバル勢を抑える役割も果たし、チームプレーでも大きく貢献した。

    「ミディアムタイヤで苦戦した」
    ハジャーはレースを振り返り、序盤のミディアムタイヤでの苦戦が、それ以上の結果を逃した要因だったと説明した。

    「今日は少し孤独で厳しいレースだった。スタートは良くて、この2戦で改善できた部分だと思う。でも数周後には前の集団が離れてしまった」

    「最初のミディアムタイヤのスティントで、今日これ以上の結果を狙うチャンスを失ってしまったと思う。あのタイヤでは十分なパフォーマンスがなかったので、その理由を詳しく調べる必要がある」

    「ハードタイヤに替えてからはペースが戻り、序盤にはなかった安定感を得ることができた」

    ハジャーは、与えられた条件の中で最大限の結果を引き出せたと評価した。

    「今日できることはすべてやり切った。もう一度6位で終えられたのは、挑戦的な週末を考えれば悪くない結果だ」

    「夏休み前にこの流れを維持できたことを誇りに思う。7戦連続トップ6という結果は、ここまで積み重ねてきた努力をよく表していると思う」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    メキーズ代表「7戦連続トップ6に値する走り」
    チーム代表のローラン・メキーズは、ハジャーの安定感を高く評価した。

    「ハンガリーGPは非常に力強いレースだった。マックス、アイザック、そしてチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれた」

    「アイザックもまた非常に印象的なレースを見せ、7戦連続トップ6を達成した。驚くほど安定した走りを続けており、その結果に十分値するパフォーマンスだった」

    メキーズは、シーズン前半は浮き沈みがあったものの、レッドブルは着実に前進していると強調した。

    「過去4戦では一貫して表彰台争いに加わり、ライバルとの差も大きく縮めることができた。ミルトンキーンズの全員が勝利を争うための次の一歩へ向けて全力を尽くしている。後半戦でライバルたちと戦えることを楽しみにしている」