カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • フェルスタッペン F1ハンガリーGP2位「どうして表彰台に立てたのか分からない」

    フェルスタッペン F1ハンガリーGP2位「どうして表彰台に立てたのか分からない」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1ハンガリーGPで予想外の2位表彰台を獲得したものの、「どうして2位でフィニッシュできたのか理解できない」と語り、苦しい週末だったことを明かした。

    レッドブル・レーシングはハンガロリンクで終始マシンバランスに苦しみ、フェルスタッペンは予選からギアボックスや車体バランスへの不満を繰り返し訴えていた。決勝でもダンパーの異常を無線で報告するなど、厳しい状況が続いたが、スタートで順位を上げると、ルイス・ハミルトンをターン1で鮮やかにオーバーテイク。

    その後はオスカー・ピアストリのリタイアにも助けられ、2位でチェッカーを受けた。

    「どうして2位なのか分からない」
    フェルスタッペンはレースを振り返り、マシンの状態は予選からまったく改善していなかったと説明した。

    「昨日と同じ問題に苦しんでいた。マシンは極端なオーバーステアで、一時はタイヤデグラデーションもかなり厳しかった」

    「でもスタートで前に出られたことが、最初のスティントを成立させる大きな要因だった。その後はアンダーカットを許したけど、ルイスを抜き返せたことで2スティント目は少し楽になった」

    レッドブルは終盤、フェルスタッペンにソフトタイヤを履かせる戦略を選択。当初は懐疑的だったという。

    「チームは最後にソフトタイヤを選んだ。最初は『これで最後まで走るのは長いな』と思ったけど、結果的にはうまくいった」

    それでも、この結果には本人も驚きを隠せなかった。

    「正直なところ、どうして僕たちが2位なのか今でもあまり理解できていない。でもチーム全体として非常にいい仕事をしたと思う」

    「期待していた以上の結果だったし、チームとしてオーバーパフォーマンスだったと思う。それはもちろん良いことだ。クルマを降りてから見たら、理由は分からないけどダメージもあった。本当に簡単なレースではなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    「今年で最も厳しいレースのひとつだった」
    フェルスタッペンは、決勝でもマシンフィーリングはまったく改善していなかったと強調した。

    「いや、まったく同じだった」

    「予選後は何も変更できないから、厳しいレースになることは分かっていたし、実際その通りだった」

    「正直に言えば、今年一番厳しいレースのひとつだった。マシンのフィーリングもそうだし、コーナーごとにバランスをマネジメントしなければならなかった」

    「そんな状況で表彰台に立てたのは、僕たちにとって信じられないような結果だった」

    また、予選後には表彰台どころか2位争いに加われるとは考えていなかったという。

    「もちろん今日表彰台に立てるとは思っていなかった。でも、そのために全力で戦った」

    「スタートでターン1とターン2をうまく抜けられたこと、そして最初のピットストップ後にターン1のブレーキングでルイスを抜き返せたことが大きかった」

    「その後はタイヤを何とか最後まで持たせながら、生き残ることだけを考えていた。戦略でも正しい判断ができたし、こういう状況で2位になれたことには本当に満足している」


    ハミルトン攻略の勝負どころ
    レースの流れを大きく変えたハミルトンへのオーバーテイクについて、フェルスタッペンは「あれが唯一のチャンスだった」と振り返った。

    「チャンスはあそこしかないと思っていた。だから隙が見えた瞬間に飛び込んだ。僕たちはブレーキングには自信があるし、それが助けになった。すべてコントロールできていた」

    別の場面でも同様に、その判断が勝負を決めたと説明している。

    「彼ら(フェラーリ)のペースも悪くなかった。だからチャンスが来た瞬間に仕掛けた。いいオーバーテイクだったと思う」

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1苦戦「望んだバランスが見つからない」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1苦戦「望んだバランスが見つからない」

    アイザック・ハジャーは、2026年F1ハンガリーGP予選で8番手を獲得したものの、レッドブル・レーシングのマシンバランスに終始苦しめられた週末だったと振り返り、「今季で最悪のサーキットのひとつかもしれない」と厳しい現状を認めた。

    ハジャーはQ2でスピンを喫しながらも最終アタックでQ3進出を決め、最終的に8番手を獲得。しかし、予選後はマシンのフィーリングに大きな不満を口にし、決勝では戦略が重要になるとの見方を示した。

    「望んだバランスが見つからない」
    ハジャーは予選後のインタビューで、週末を通じてマシンのバランスを改善できなかったことが最大の課題だったと語った。

    「本当に厳しいセッションだった。この週末はずっとフラストレーションがたまっている。僕たちが望んでいるバランスをどうしても見つけられないんだ」

    「マシンを運転するのがとても難しくて、理想的な状態ではない」

    さらに、さまざまなセットアップを試しても改善にはつながらなかったと明かした。

    「いろいろ試してきたけど、どれもうまく機能しなかった。ここでは僕たちに合ったスイートスポットを見つけられていない」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    「今季でも最悪のサーキットかもしれない」
    ハジャーは、ハンガロリンクは競争力を発揮できるコースだと期待していたものの、その予想は大きく外れたという。

    「ここなら競争力を発揮できると思っていた。でも実際には、おそらく今季でも最悪のサーキットのひとつになってしまった」

    「シーズンも半分まで来ているし、この段階で大きく改善するのは簡単ではない。それだけに厳しい状況だ」

    チームの公式コメントでも、ハジャーは「マシンバランスが最大の問題だった。理想的なバランスを見つけるのが難しく、それが良いラップをまとめる妨げになっていた」と説明。「オーバーテイクが難しいコースだけど、マックス(フェルスタッペン)の近くからスタートできるので、一緒に戦略を組み立てながら順位を上げたい」と決勝を見据えた。

    レッドブル・レーシングは予選でフェラーリやマクラーレンのペースに及ばず、フェルスタッペンが6番手、ハジャーが8番手という結果に終わった。気温と路面温度が高くタイヤマネジメントが鍵となる決勝で、戦略を武器に上位進出を狙う。

  • レッドブルF1 FIAとのPU性能評価対立が法廷闘争へ?

    レッドブルF1 FIAとのPU性能評価対立が法廷闘争へ?

    2026年F1シーズンのパワーユニット(PU)性能評価をめぐり、レッドブルとFIA(国際自動車連盟)の対立が新たな局面を迎えている。

    FIAが5月のマイアミGP後に実施したエンジン性能評価で、レッドブル・パワートレインズ製PUが「基準(ベンチマーク)」と認定されたことに対し、チーム側は現在も異議を唱え続けている。

    この対立は単なる技術論争にとどまらず、FIA国際控訴裁判所(International Court of Appeal)への持ち込みに発展する可能性まで指摘されており、2026年シーズン後半の政治的な焦点となりつつある。

    ADUO制度を巡るレッドブルとFIAの溝
    FIAはマイアミGP後、メルセデス、フェラーリ、ホンダ、アウディ、レッドブル・パワートレインズの5メーカーの内燃エンジン(ICE)性能を比較。その結果、レッドブル製PUが最も高性能と判断された。

    この評価によってレッドブルはADUO(性能調整制度)の対象外となり、シーズン中のPUアップグレードを認められていない。一方で、メルセデスやフェラーリには性能改善のためのアップグレードが許可されている。

    しかし、この結果には多くの関係者が驚きを示した。メルセデスは開幕から10戦で8勝を挙げており、ベルギーGP後にはチーム代表トト・ヴォルフも自ら「我々のエンジンが最高だ」と認めているためだ。

    そのため、一部ではメルセデスやフェラーリがADUO制度を有利に活用できるよう性能を見せ方で調整しているのではないかとの憶測も浮上している。ただし、こうした主張を裏付ける証拠は示されていない。

    「非常に緊張した状況」 国際控訴裁判所に発展する可能性も
    ブラジル人ジャーナリストのジュリアンネ・セラソリは、ポッドキャスト『Nailing the Apex』で、この問題を「非常に緊張した状況」と表現した。

    レッドブルが疑問視しているのは、FIAが示した性能評価そのものだ。しかし、FIAは他メーカーの詳細データを機密情報として扱っており、レッドブル側へ公開することはできない。

    セラソリは次のように説明している。

    「レッドブルが数値に疑問を呈しても、FIAは他メーカーのデータを見せることはできない。『我々を信頼してほしい』と言うしかないのだ」

    さらに、両者の対立は法廷闘争へ発展する可能性もあると指摘した。

    「現在、水面下では非常に緊張した状況になっている。解決策が見つからなければ裁判になる可能性もある」

    一方で、セラソリは「F1では最終的には政治が勝つ」とも述べ、法的な決着よりも政治的な妥協によって収束する可能性が高いとの見方も示している。

    ハンガリーGP後に再評価へ
    FIAは今週末のハンガリーGP終了後、夏休み前最後となるPU性能評価を再び実施する予定となっている。

    ただし、レッドブルがADUOの対象となるには、最新の評価で基準PUより2%以上劣ると認定される必要がある。前回は逆にトップ評価だったため、制度適用には大幅な評価の変化が求められる。

    なお、現在のランキングは内燃エンジン(ICE)の性能を基準として算出されているが、ADUOによる開発許可はICEに限らず、パワーユニット全体のコンポーネントへ適用できる仕組みとなっている。

    今回の問題は、新代表ローラン・メキース体制となったレッドブルにとって初めての大きな政治的争点ともいえる。かつてFIAで要職を務めた経験を持つメキースが、この難しい交渉をどのように進めるのかにも注目が集まる。

    今後のハンガリーGP後の再評価結果次第では、レッドブルとFIAの対立がさらに激化する可能性もありそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1を酷評「タイヤではなくマシンが劣化」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1を酷評「タイヤではなくマシンが劣化」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第11戦ハンガリーGP予選でマシンの空力パフォーマンスが周回ごとに悪化する異常な症状に見舞われ、「タイヤではなくマシンが劣化していた」と不満をあらわにした。Q3終盤には最終コーナーでスピンを喫し、6番手に終わっている。

    フェルスタッペンはQ3最後のアタック中、最終コーナーでスピン。その時点ですでにタイム更新は厳しい状況だったが、無線ではエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに対し、マシンの状態を激しく非難した。

    「相棒、マシンの空力は完全に壊れている。どんどん悪くなっている。本当に冗談みたいだ。なんてひどい週末なんだ」

    さらにクールダウンラップでも、「予選中にマシンが大きく劣化してしまい、まったく運転できない状態だった」と苛立ちを口にした。

    「タイヤではなくマシンが劣化していた」
    予選後、フェルスタッペンは週末を通して苦戦していたことを認めつつ、通常では考えられない現象が起きていたと説明した。

    「週末全体を通して難しかった。でも、タイヤではなくマシンのほうが劣化してしまうなら、それは大きな問題だ。まさにそれが起きていた」

    「マシンはラップを重ねるごとにどんどん悪くなっていった。走れば走るほど、1周をまとめるのが難しくなっていった。明日に向けても修正しなければならない。このままではとても運転できない」

    「最終コーナーを見ても分かるように、ターンインした瞬間にはリアがまったく存在しないような状態だった。本当に信じられないよ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    「空力パフォーマンスが失われていた」
    フェルスタッペンによれば、似たような現象は今季にも経験しているものの、毎回原因が異なるため対策が難しいという。

    「これまでにも何度かあった。でも、いつも違う問題のように感じる。だからコントロールするのが難しいんだ」

    「まずは自分でもデータを確認する必要がある。空力パフォーマンスが失われていることは確認できているし、それがどんどん悪化していった。それは良いことではない」

    また、本来なら路面にラバーが乗ることでグリップは向上するはずだが、自身のRB22は逆の挙動を示していたと語った。

    「普通ならマシンはどんどん良くなる。でも僕のマシンはオーバーステアがどんどん強くなっていった。僕は何か問題がある時や、何かがおかしいと感じる時は分かるほうだと思っている」

    「いくつかのコーナーでは進入時に完全にコントロールを失っていた。マシンがもう路面に食いついていないような感覚だった。以前にも経験したことはあるけれど、今回もまた同じような症状が出てしまった。本当に良くない状況だ」

    なお、チームメイトのアイザック・ハジャーもQ2でスピンを喫したが、フェルスタッペンのようにマシン自体のパフォーマンス低下については言及せず、「今週末はまったく進歩できなかった。非常に失望している」と振り返るにとどまった。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1はフェラーリに劣勢「タイムを削る必要がある」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1はフェラーリに劣勢「タイムを削る必要がある」

    レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、2026年F1ハンガリーGP初日の走行を終え、フェラーリに対抗するには「かなりのラップタイム」を見つける必要があると認めた。

    ハジャーはフリー走行1回目で4番手につけたものの、風が強まったFP2ではマシンバランスの把握に苦戦して6番手に後退。ロングランには一定の手応えを示した一方、予選を見据えた1周のペース不足を課題に挙げた。

    FP1からFP2にかけて状況が悪化
    ハンガロリンクは金曜日の走行開始時点で路面がほこりっぽく、多くのドライバーがグリップ不足に苦しんだ。

    それでもハジャーはFP1でシャルル・ルクレールから0.922秒差の4番手を記録し、まずまずのスタートを切った。しかしFP2では風が強まり、マシンのバランスを安定させることがさらに難しくなった。

    「FP2はかなり難しかった。FP1でも十分に厳しいと思っていたけど、FP2では風の影響でもっと悪くなった。セットアップを変更したけど、その効果をきちんと読み取るのが難しい」

    「マシンに乗った瞬間から、ある程度はうまく機能している。ただ、フェラーリは常に僕たちより強い。今夜、かなりのラップタイムを見つける必要がある」

    「ロングランはかなり良さそうだったけど、1周のペースが足りていない」

    フェラーリはFP1でルクレールが最速タイムを記録し、FP2ではルイス・ハミルトンがトップに立った。2台が両セッションで速さを示したことで、ハンガリーGP初日の段階ではフェラーリが明確な基準となっている。

    「フェラーリは常に強い」予選ペースに警戒
    ハジャーは、低速から中速コーナーが連続するハンガロリンクでは、フェラーリが競争力を発揮すると事前に予想していたと説明した。

    「こういうサーキットでは、フェラーリが速くなることは分かっていた。現時点では、メルセデスが目を覚ますのを待っているような状況だと思う」

    「いつものようにマクラーレンともかなり接近した戦いになると思う。今の僕たちの立ち位置はそこだ」

    レッドブル・レーシングは前戦ベルギーGPで、マックス・フェルスタッペンが表彰台を獲得。ハジャーもパワーユニット交換によるグリッド降格で21番手からスタートしながら、6位まで順位を上げる追い上げを見せた。

    しかし、高速区間の多いスパ・フランコルシャンとは性格が大きく異なるハンガロリンクでは、RB22の弱点が再び表面化している。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    ピエール・ワシェ「フェラーリが倒すべきマシン」
    レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェも、初日のマシンの状態は目標から遠いと認めた。

    「我々は本来いるべき位置にも、望んでいる位置にもいない。ドライバーたちはマシンバランスに満足していない」

    「金曜日のこのサーキットは明らかにグリップが非常に低かった。路面のバンプもマシンバランスを乱している」

    ワシェは、フェラーリが特定のコーナーや1周のアタックで優位に立つことは想定していたと語る。

    「フェラーリがここのいくつかのコーナーで最速になること、特に1周のパフォーマンスで優位に立つことは予想していた」

    「ロングランでどのような状態なのかはこれから確認する必要があるが、現時点でここで倒すべきマシンはフェラーリだ」

    レッドブル・レーシングにとって、決勝ペースには一定の希望が残されているものの、予選でフェラーリやマクラーレンと争うには改善が不可欠となる。ハジャーとチームは金曜日夜のデータ分析を通じて、風やバンプの影響を受けやすいRB22のバランスを整え、1周のペースを引き上げる必要がある。

  • シャルル・ルクレールの愛犬レオがレッドブルF1のガレージ前で“いたずら”

    シャルル・ルクレールの愛犬レオがレッドブルF1のガレージ前で“いたずら”

    シャルル・ルクレールの愛犬「レオ」が、2026年F1ハンガリーGPのパドックで思わぬ“主役”となった。

    フェラーリのガレージではなく、レッドブル・レーシングのガレージ前で見せた行動がSNSで話題となり、チーム関係者やファンの笑いを誘っている。

    レオがレッドブルのガレージ前で“マーキング”
    ミニチュア・ダックスフントのレオは、シャルル・ルクレールと妻アレクサンドラに連れられ、2024年からF1パドックの常連となっている。愛らしい姿で人気を集める一方、ハンガリーGPでは思わぬハプニングを演じた。

    レオはレッドブル・レーシングのガレージ前で用を足し、その様子を見守っていたルクレール夫妻は苦笑い。恥ずかしそうな表情を見せながらも、その場は和やかな雰囲気に包まれた。

    レッドブル側もユーモアで応じ、SNSにはチームスタッフが「Leo was here(レオ参上)」と書かれた紙を掲げる写真を投稿。ライバルチーム同士ながら、笑い話として受け止めている様子だった。

    さらにSNSでは、「レオが用を足した場所が、ゼッケン3を示す表示の真下だった」と指摘する投稿も拡散。2026年からカーナンバー3を使用しているマックス・フェルスタッペンに対する“偶然のプレゼント”として話題になった。


    ハミルトンの愛犬ロスコーもパドックの人気者だった
    現在はレオがパドックの“いたずら好き”として注目を集めているが、かつてはチームメイトのルイス・ハミルトンの愛犬たちもパドックでたびたび話題をさらっていた。

    ハミルトンが飼っていたブルドッグのロスコーとココは、長年F1パドックの人気者として親しまれ、とりわけロスコーは各チームのガレージを自由に歩き回る姿がおなじみだった。

    今年のイギリスGPでは、ハミルトンが「ロスコーはいつもバルテリ・ボッタスのガレージ前で用を足していた。不思議だけど、なぜか毎回そこへ行った」と笑いながら振り返っている。

    しかし、ロスコーは2025年に12歳で亡くなり、ハミルトンは最期の時間を共に過ごすためフェラーリのタイヤテストを欠席。「人生で最もつらい決断だった」とSNSで悲痛な思いを綴っていた。

    シャルル・ルクレールの愛犬レオとルイス・ハミルトンの愛犬ロスコー

    パドックならではの微笑ましい一幕
    F1パドックでは激しいライバル争いが繰り広げられている一方で、こうした微笑ましい出来事が関係者やファンの間で語り草になることも少なくない。

    今回はシャルル・ルクレールの愛犬レオが思わぬ形で注目を集めたが、レッドブルもユーモアで応じたことで、ハンガリーGPの週末を彩る和やかなエピソードとなった。

  • レッドブルF1 ウーゴ・ウゴチュクウ獲得へ F2昇格を支援との報道

    レッドブルF1 ウーゴ・ウゴチュクウ獲得へ F2昇格を支援との報道

    2026年FIA F3選手権でタイトル争いを繰り広げるウーゴ・ウゴチュクウが、2027年からレッドブルの支援を受けてFIA F2へ参戦する見通しとなった。

    PlanetF1.comによると、2025年限りでマクラーレン育成プログラムを離れたウゴチュクウは、現在所属するカンポス・レーシングに残留したままF2へ昇格し、レッドブルの育成ドライバーとして新たなキャリアを歩む見込みだという。

    b style=”font-size:1.1em;”>レッドブル育成入りでF2昇格へ
    19歳のアメリカ人ドライバーであるウーゴ・ウゴチュクウは、F3参戦2年目となる2026年シーズンで大きく飛躍した。

    現在はアウディ育成のフレディ・スレーターをわずか1ポイント差で抑え、ランキング首位に立っている。その活躍が評価され、2027年からレッドブルの支援を受けてF2へステップアップする方向で話が進んでいるという。

    PlanetF1.comは、ウゴチュクウが引き続きカンポスから参戦する予定だと伝えている。

    本人はF1よりF3タイトルを優先
    F1昇格への期待が高まるなか、ウゴチュクウ本人は現時点ではF3タイトル獲得に集中していると強調している。

    「いろいろな話があるのは分かっているけど、今の僕にとって一番大事な話題ではない」

    「まずはF3シーズンを最高の形で終えたい。その次のステップはF2で、それが先に来る。だから今はそこに集中している」

    来季については次のようにも語っている。

    「毎年この時期になると、みんな翌シーズンについて決め始める」

    「僕のほうではまだ何も決まっていないし、発表できることもない」

    ウーゴ・ウゴチュクウ

    レッドブル育成の将来像にも影響
    今回の動きは、レッドブルの若手育成体制にも新たな変化をもたらしそうだ。

    マックス・フェルスタッペンにはマクラーレン移籍の可能性が取り沙汰されており、ハンガリーGP終了後には契約解除条項を行使できる状況になると報じられている。

    一方で、レッドブル育成にはF2ランキング首位のニコラ・ツォロフも所属している。レーシングブルズ昇格候補として名前が挙がっているものの、PlanetF1.comによればリアム・ローソンの後任に関する具体的な協議はまだ行われていないという。

    現在のレーシングブルズはリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドのコンビが好結果を残しており、すぐにシートが空く状況ではない。

    そのため、ウゴチュクウがレッドブル育成に加わることで、将来的なF1シート争いに向けた有力な選択肢がもう一人増えることになる。

    なお、ウゴチュクウは今年6月にモンツァで実施されたアルピーヌのTPC(旧型車テスト)で、初めてF1マシンをドライブしている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の進歩に手応え「上昇傾向を維持したい」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の進歩に手応え「上昇傾向を維持したい」

    2026年F1第11戦ハンガリーGPを前に、マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングがここ数戦で着実な進歩を遂げているとの認識を示し、この流れを夏休み前最後のレースでも維持したいとの考えを語った。

    シーズン序盤は苦戦を強いられたレッドブル・レーシングだが、第8戦オーストリアGPでRB22に大規模アップグレードを投入して以降は競争力が向上。フェルスタッペンはオーストリアGPと前戦ベルギーGPで表彰台を獲得し、チームは復調の兆しを見せている。

    フェルスタッペン「上昇傾向を維持したい」
    ベルギーGPで3位表彰台を獲得したフェルスタッペンは、ハンガロリンクでも好調を維持できることを期待している。

    「ここで走り出して、自分たちがどれくらい競争力があるのかを見るのが楽しみだ。正直、まだ分からないけどね」

    「スパではいい週末を過ごせたし、表彰台に立てたのは本当に良かった。ここ数戦は全体的に上昇傾向にある。それはいいことだと思う」

    「シーズンのスタートは僕たちが望んでいたものではなかったけど、着実にいい改善ができている」

    シルバーストンでは、新型の「マカレナ」リアウイングの問題によって表彰台を逃したものの、その仕様はすでに取り外されており、チームは安定したパフォーマンスを取り戻している。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    新型PUにも信頼「言っていた通りになっている」
    今季のレッドブル・レーシングは、レッドブル・パワートレインズ製パワーユニットの性能と、シャシー性能とのバランスが話題となっている。

    「エンジン担当のみんなは、自分たちが何をしているのかについて最初から率直で正直だったと思う。そして彼らが話していたことは、ほぼその通りになっていると思う」

    フェルスタッペンは、ゼロから立ち上げられたレッドブル・パワートレインズのプロジェクトそのものにも高い評価を与えた。

    「数年前に始まったプロジェクトが、今ここまで来たことを見るのは本当に素晴らしい。このレベルのパフォーマンスを実現しているのは本当に印象的だ」

    「シーズンの始まりは望んでいた形ではなかったけど、今は上昇傾向が見えている。この勢いを維持できればいいね」

    勝利への思いは変わらず
    今季ここまで10戦を終えた時点で、フェルスタッペンはドライバーズランキング7位。首位のアンドレア・キミ・アントネッリとは113ポイント差をつけられており、レッドブル・レーシングもコンストラクターズランキング4位につけている。

    それでもフェルスタッペンは、今季初勝利への意欲は変わっていない。

    「いつ勝てるかは分からない。でも、僕たちは毎週末、勝つためにコースへ出ている。その姿勢は変わらない」

    序盤戦の苦戦から着実に巻き返しつつあるレッドブル・レーシング。ハンガリーGPは、その復調が本物かどうかを占う重要な一戦となりそうだ。

  • レッドブルF1 「マカレナ」リアウイングをハンガリーGPで復活へ

    レッドブルF1 「マカレナ」リアウイングをハンガリーGPで復活へ

    レッドブル・レーシングは、今週末のF1ハンガリーGPで「マカレナ」と呼ばれる回転式リアウイングの改良版を再投入する見通しとなった。オーストリアGPとイギリスGPで相次いで発生したトラブルの原因を特定し、対策が完了したためだ。

    ベルギーGPでは信頼性を優先して従来仕様のリアウイングに戻していたが、チームはハンガロリンクで新仕様を復活させる準備を整えている。アップデートが実戦でどのような効果を発揮するかが注目される。

    2件のメカニカルトラブルを特定 ハンガリーGPで修正版を投入
    レッドブルは、オーストリアGPとイギリスGPでマックス・フェルスタッペンのマシンに発生したリアウイングのトラブルを受け、ベルギーGPでは旧仕様へ戻して原因究明を進めていた。

    ベルギーGP後、チーム代表ローラン・メキースは問題が空力ではなく、異なる2種類のメカニカルトラブルだったことを明らかにした。

    「機械的な問題だった。そして2つは異なる原因だった」

    「ブダペストまでには修正を用意できる」

    技術責任者のピエール・ワシェも、問題はリアウイングの機械的な設計にあり、空力コンセプトそのものではないと説明した。

    「シルバーストンでの事故の後に機械的な問題を発見した」

    「すでに修正を施している。マシンへ搭載する前に十分な信頼性があることを証明しようとしている。ブダペストには間に合うはずだ」

    FIAも問題視せず レッドブルは独自基準で慎重姿勢
    ワシェによれば、FIAはこのリアウイングの合法性や構造そのものには懸念を示しておらず、投入を見送ったのはレッドブル独自の安全基準による判断だったという。

    「我々が行った対策についてはFIAにも証明している」

    「慎重になっているのは我々自身だ。リスクは取りたくないし、100%の確信を持って投入したい」

    この回転式リアウイングはフェラーリが先に導入したコンセプトをベースに、レッドブルが独自に発展させたものだ。しかしシルバーストンで2戦連続となるトラブルが発生したことで、フェルスタッペンは「非常に危険だ」と強く批判していた。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペン「旧型のほうが安心感はあった」
    ベルギーGPでは旧仕様のリアウイングへ戻したことで、フェルスタッペンは3位表彰台を獲得。ドライバビリティも改善したと評価している。

    旧型リアウイングについて尋ねられると、フェルスタッペンは冗談交じりにこう答えた。

    「旧型? 良かったよ。少なくともコース上に留まることができた。それが一番大事だったと思う」

    さらに、マシンバランスの改善も感じていた一方で、決勝ではハードタイヤで苦戦したと振り返った。

    「もう少し競争力はあったし、バランスも少し改善していた。でもハードタイヤでは苦戦した。それだけだ」

    一方で、ハンガロリンクは高速コーナーよりも連続コーナーでの性能が重要となるサーキットだけに、新仕様リアウイングがどこまで競争力向上につながるかについては慎重な見方を示している。

    「ハンガリーではエネルギー不足の影響が少なくなるのは良いことだ。でも、それが有利なのか不利なのかは分からない。結局はコーナーが多いサーキットだから、マシンのコーナリング性能が重要になる。だから、自分たちがどれだけ戦えるかは現時点では予測できない」

    今回の改良版「マカレナ」リアウイングは、レッドブルにとって2026年シーズン後半戦の重要な開発パーツとなる。信頼性問題を克服した新仕様がハンガリーGPで期待どおりの性能を発揮できるか、その実力が初めて本格的に試されることになる。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1代表が絶賛「2台で戦えるようになった」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1代表が絶賛「2台で戦えるようになった」

    2027年のF1ドライバー市場が本格的に動き出すなか、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、来季もチームに残留する可能性が高まっているようだ。一方で、チームメイトのマックス・フェルスタッペンの将来については依然として憶測が続いている。

    ベルギーGPでの力強いパフォーマンスを受け、チーム代表ローラン・メキースをはじめ関係者から高い評価が相次いでおり、ハジャーはレッドブルの将来を担う存在として存在感を強めている。

    ベルギーGPで示した成長 レッドブル首脳も高評価
    スパ・フランコルシャンでメキースはドイツ紙『Bild』の取材に対し、ハジャーの仕事ぶりと成長を高く評価した。そして決勝レース後には、今季のレッドブルで最も優れたレースだったと称賛した。

    「このマシンには間違いなく2位や3位を争う力があった。アイザックのペースがそれを証明している」

    「今年の我々にとって大きな要素は、2台目のマシンでもしっかり戦えるようになったことだ」

    「2人の強いドライバーがいることは重要だ。そして今の我々にはそれがある」

    2026年シーズンはフェルスタッペンへの依存が課題とされてきたレッドブルだが、ハジャーが着実に競争力を高めたことで、その構図にも変化が生まれつつある。

    元F1ドライバーも絶賛「今年を代表する存在」
    元F1ドライバーで現在はSky Deutschlandの解説者を務めるティモ・グロックも、ハジャーを今季屈指の活躍を見せるドライバーだと評価している。

    「私にとって彼は今年を代表するドライバーの一人だ」

    「振り返れば、誰もがマックス・フェルスタッペンのチームメイトになることを恐れていた。しかし彼は『その挑戦を受け入れ、成功してみせる』という姿勢を示した」

    「週末を重ねるごとに、それを証明している。時にはマックスと互角の速さを見せているし、決勝でのレースペースは素晴らしかった」

    「彼にとって完璧と言える週末だった」

    レッドブルでは過去にも多くのドライバーがフェルスタッペンとの比較に苦しんできたが、ハジャーはその壁を乗り越えつつあるとの見方が広がっている。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    予選ではフェルスタッペンを援護 信頼関係も強化
    ベルギーGP予選では、ハジャーはフェルスタッペンに対して2度にわたりトウ(スリップストリーム)を提供し、2番グリッド獲得をサポートした。この献身的な役割もチーム内で高く評価されている。

    Viaplayの解説者トム・コロネルは、この協力が将来的にハジャー自身にも利益をもたらすと語る。

    「こういう行動は『与えれば返ってくる』というものだ」

    「チーム内で大きな信頼と評価を得ることにつながる」

    一方でコロネルは、現時点でハジャーを優勝候補や世界王者候補と見るのは時期尚早だとも指摘した。

    「期待はしているが、まだその段階ではない」

    「しかし、最も速いドライバーのチームメイトでいられることは最高の環境だ。彼はマックスの隣で多くを学ぶことができる」

    フェルスタッペンの去就が依然として注目を集めるなかでも、ハジャーはレッドブル首脳陣からの信頼を着実に積み重ねており、2027年以降のチーム体制において重要な存在となりつつある。