カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1夏休み中にホンダ・レーシング・スクール鈴鹿にサプライズ登場

    角田裕毅 F1夏休み中にホンダ・レーシング・スクール鈴鹿にサプライズ登場

    F1は現在サマーブレイク中だが、角田裕毅(レッドブル・レーシング)が鈴鹿サーキットを訪問し、ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)のFormulaクラス アドバンスコース最終回にサプライズで登場した。

    3月の入校から半年間、トップドライバーによる指導を受けてきた受講生たちの前に、スクール卒業生で現役F1ドライバーの角田裕毅が講師のひとりとして現れ、場内は驚きと緊張に包まれた。

    角田裕毅はレッドブル・レーシングのレーシングスーツ姿で現れ、「なんか俺が緊張してくるわ」「スーツがこれしかなかったんですよ」と笑顔でコメント。カメラを向けられると「結構緊張してるんだもん。みんなと一緒ぐらいに。このカメラが…ダメだわ」と照れた様子も見せた。

    「変に知られたら準備されるかなって。いつも通り、僕のこと気にしないで」と語った角田裕毅の言葉通り、参加者たちは通常通りの走行に臨み、最終日の結果を踏まえてスカラシップ選考会へ進出する3名が決定。角田裕毅のように世界の頂点を目指す受講生たちは、次のステージへの挑戦権をつかんだ。

    この日得た経験は、全受講生にとって今後の大きな財産となるに違いない。

    角田裕毅 F1レッドブル・レーシングのレーシングスーツ姿で登場した角田裕毅

    さらに、DAZNでは今回の訪問にあわせて角田裕毅の1日に密着した特別企画も実施。自身も卒業生である角田裕毅がHRSの修了式にサプライズ登場し、後輩たちとともにマシンを走らせた様子を完全収録した。加えて、レッドブル昇格後の戦いの舞台裏を鈴鹿サーキットで独占告白。代表交代がもたらしたチームの変化、エンジニアとの関係、そして後半戦への熱い思いを語った。

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表が起用継続を明言「必要な環境を与える」

    角田裕毅 レッドブルF1代表が起用継続を明言「必要な環境を与える」

    ローラン・メキースは、レッドブルがF1において角田裕毅を全面的に支援し続けており、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出すための作業が進行中の間は、彼を交代させる計画はないと述べた。

    マックス・フェルスタッペンがレッドブルに加入して以来、彼の隣のセカンドシートは入れ替わりの激しいポジションとなり、頻繁に議論の的となってきた。

    ダニエル・リカルドがオランダ人ドライバーの影響下から離れる道を選んだ後、チームはピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンを起用したが、いずれも期待に応えられず短期間で交代となった。

    セルジオ・ペレスはより長い期間起用され、当初は成功を収めたが、フェルスタッペンが4度目のタイトルを目指す中で成績が低下。シーズン末にはリアム・ローソンと交代となった。

    しかし、ローソンの在籍はわずか2戦で終わり、その後角田裕毅がシートを得た。だが、この日本人ドライバーも手強いRB21を乗りこなすのに苦戦しており、またもやおなじみの展開になりつつある。

    角田裕毅は複数回のQ1敗退、ポイント獲得の途絶、そしてコンストラクターズ選手権でレッドブルが期待したほどの貢献を果たせていない。

    表面的には、また交代が迫っているようにも見える。しかし、新たな指揮体制の下では、そうではない可能性もある。

    解任されたクリスチャン・ホーナーに代わって就任し、レーシングブルズでの技術的背景を持つメキースは、より忍耐強い姿勢を示し、角田裕毅の立場を擁護している。

    「最優先事項は、裕毅に必要なものを与えてパフォーマンスを発揮させることだ」と、メキースはハンガリーGP週末中にSky Sports F1に語った。

    「セカンドシートに関しても、それが最優先事項であり、チームが集中しているところだ」

    「彼らはここ数戦、そのために取り組んできた。我々はさらに一歩前進するための方法を一緒に探している。スパではその観点から非常にポジティブだった」

    「ここ(ハンガリー)は全体的に少し難しい週末で、評価するのはやや難しいかもしれない」

    「だが、過去に見せてきたような裕毅のパフォーマンスができない理由はない。それが我々が今集中していることだ」

    角田裕毅 レッドブル F1角田裕毅はハンガリーGPでポイントを逃した

    ハンガリーでの苦戦が、同等マシンを得るための角田裕毅の戦いを浮き彫りに

    角田裕毅はハンガロリンクで17位に終わり、レッドブル20年の歴史で最長となる無得点記録を更新した。

    複数のコンポーネント交換によりピットレーンスタートとなった角田裕毅は、レース中に存在感を示すことができなかった。

    ブダペスト週末を前に、角田裕毅はフェルスタッペンとの比較はできないと強調し、現世界王者との間にあるアップグレード面での格差を指摘した。

    「彼(フェルスタッペン)が毎回のセッションや毎戦で一貫してパフォーマンスを引き出す姿は本当に印象的です」

    「そう簡単にできることではないです。でも、彼はそれをやってしまうし、簡単そうに見えます」

    「同時に、直接比較するのはフェアではないと思いますし、したくないです。なぜなら、彼はこのクルマで9年間やってきていて、僕は飛び込んできたばかりだからです」

    「それに、まったく同じクルマを与えられるかどうかも見てみないといけないです。その時までは、直接比較はできないです」

    「だからそれまでは、自分が何を改善できるかをはっきり分かっていますし、自分のやり方で一歩ずつ前進することに集中しています」

    なお、ハンガリーではフェルスタッペンも今季ワーストの結果に終わっており、RB21の限界は角田裕毅だけに当てはまるものではないことも明らかになった。

  • 角田裕毅の主張に元F1ドライバーが異議「差が縮むのはマシン不調時だけ」

    角田裕毅の主張に元F1ドライバーが異議「差が縮むのはマシン不調時だけ」

    角田裕毅が語った「マックス・フェルスタッペンとの差が縮まってきている」という主張に対し、元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースが的確な反論を展開した。

    「興味深いのは、マシンが悪いときだけその差が縮まるということだ。マシンが良くなれば、再び大きく広がる」とアルバースは語り、ハンガリーGP週末を通じてフェルスタッペンが非常に不快な状況に置かれていたことを指摘した。

    「オンボード映像を見れば一目瞭然だ。コーナー中盤でのアンダーステアがひどくて、マックスがどれだけ苦しんでいたか分かる。ああいうマシンは彼の好みじゃない」

    このような苦戦にもかかわらず、フェルスタッペンは2026年のレッドブル残留を明言。だが、オランダ国内のF1関係者やメディアはチームの現状に対し厳しい視線を送っている。

    フェルスタッペンはメルセデスとの交渉を経て最終的にレッドブルへの忠誠を再確認したが、ハンガリーGPでのパフォーマンスは、レッドブルの今後に対する懸念をさらに強めるものとなった。RB21はハンガロリンクの狭くテクニカルなレイアウトに苦しみ、戦闘力不足が露呈した。

    元レッドブルF1ドライバーのロバート・ドーンボスはZiggo Sportでこう語った。

    「無線で“もううんざりだ”というのが伝わってきた。『痛ましい』という言葉がすべてを物語っていた。だからエンジニアも一瞬、沈黙したんだろう」

    さらに、フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに仕掛けた大胆なオーバーテイクについても、ドーンボスはフラストレーションの表れだったと分析する。

    「彼はやりすぎだった。リスクを恐れず限界で走っていた。マシンにスピードがない中で、できることをすべてやっていたんだ」

    角田裕毅 F1「角田裕毅との差が縮まるのはマシンが悪い時」とアルバース

    F1ワールドチャンピオンであるジャック・ヴィルヌーヴも、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙で、レッドブル内部の混乱がパフォーマンスに影響を与えていると語っている。

    「チーム内で権力闘争があり、ヘルムート・マルコとヨス・フェルスタッペンがクリスチャン・ホーナーに勝った形だ。しかし、その過程でチームは確実に弱体化した」

    ドーンボスも同様に、問題は一過性ではないと警告する。

    「今週末はスプリントじゃなかったから3時間のフルプラクティスがあった。それなのにバランスが見つからないというのは深刻だ。“一度限り”というマルコの見解には同意しかねる」

    「マルコはいつだって“グラスは半分満たされている”って考え方だからね」

    夏休み明けの初戦はフェルスタッペンの母国GPであるザントフォールト。オランダのF1実況者オラフ・モルは、次戦についても悲観的な予測を立てている。

    「地元ファンを怒らせたいわけじゃないが、ハンガリーと同じような展開になると思っている」

    一方で、ドーンボスはわずかながらも希望を持つ。

    「ザントフォールトはオールドスクールで高速コーナーが多い。そういうサーキットでは、最終的にドライバーの力が物を言う場面もある」

    それでもなお、彼はフェルスタッペンが良い気分で夏休みに入れたとは言い難いと語った。

    「この状態じゃ、いい気分で夏休みに入るなんて無理だ」

  • レッドブルF1の問題「レーシングブルズのコピーでは解決できない」とメキース

    レッドブルF1の問題「レーシングブルズのコピーでは解決できない」とメキース

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、2025年シーズンにおけるチームの苦戦が、レーシングブルズのより安定したマシンからの“要素流用”で解決できるような単純な問題ではないと明言した。

    今季これまで、レーシングブルズの2人のドライバーはいずれも、リアム・ローソンまたは角田裕毅が担当することになったレッドブルのセカンドドライバーよりも優れたパフォーマンスを見せており、すでに45ポイントを獲得。一方、ローソンはレッドブルでの2戦でノーポイント、角田は12戦でわずか7ポイントにとどまっている。

    また予選では、スプリント予選を除いて、レッドブルのセカンドカーがレーシングブルズの少なくとも1台に敗れたケースが9回あり、オーストリアGPではマックス・フェルスタッペンがローソンに0.003秒差で遅れるという場面もあった。

    そして先週末のハンガリーGPでは、レッドブルにとって近年でも最悪レベルの週末となった。フェルスタッペンは予選8番手と後方に沈み、決勝ではレーシングブルズの後塵を拝して9位でのフィニッシュとなった。

    土曜の予選後、Sky Sports F1のインタビューで「RB21にさらなるパフォーマンスをもたらすため、レーシングブルズのマシンから何かを取り入れることは可能か」と問われたメキースは、これを否定した。

    「いや、その質問がフェアなのは分かるが、問題は“そのクルマがどこから来たか”という出自にある」とメキースは語った。「それぞれのクルマが異なるルーツを持っている以上、一方のクルマから他方へ何かを移植することはできない。これが今のF1なんだ」

    「10チームがそれぞれ独立して、自分たちのアイデアをもとに開発し、開発の過程で直面した問題や、そこから導かれた開発の方向性を持っている。だから、クルマ同士で何かを移すなんてできない。すべては初期段階からの開発の積み重ねなんだ」

    またメキースは、厳しい状況下でのフェルスタッペンの経験が「極めて重要」だと語った。フェルスタッペンは9年間レッドブルに在籍し、これはルイス・ハミルトン(メルセデス)やミハエル・シューマッハ(フェラーリ)に次ぐF1史上3番目に長いドライバーとチームのパートナーシップとなっている。

    「これは大きなアドバンテージだ。彼はマシンが機能していたときも、そうでなかったときも知っている」とメキースは語った。

    「そして今回のような状況では、問題は単にバランスの話ではない。我々はここで本来あるべきグリップレベルを見つけられずに苦しんでいる。そんな中、彼の存在は非常に大きな助けとなっている」

    レッドブル・レーシングローラン・メキースは、レッドブル・レーシングとレーシングブルズのマシンは開発経緯が異なるため、性能要素を流用することはできないと語った。

    ハンガリーGP週末においては「様々な実験を試みたが、成功には至らなかった」とメキースは認め、RB21が抱えるグリップ不足の解決策は見つからなかったと語った。

    「FP1の最初のラップからすでに兆候はあった」とレース後のメディアセッションで明かした。「お互いに顔を見合わせて『何が起きてるんだ?』と話していたよ」

    「低速コーナー、中速コーナーのすべてで我々は遅かった。それはバランスの問題だとは言えなかった」

    「マシンを適切な作動領域に入れることができず、タイヤを機能させられなかった。こういうことはFP1でたまに起きるが、今回はそれ以上だった。最初から何かが間違っていたんだ。そして我々はあらゆる手を尽くした」

    「良かったのは、ドライバーたちが両方のマシンで違うアプローチを試してくれたことだ。しかし結果は変わらず、タイヤを機能させることができなかった。ロングランでもショートランでも、偶然や運で良い状態に入れることもあるけど、今回はそうはならなかった。そして予選も同じだった」

    「もちろん、最も良かったラップだけを見れば“そこまで悪くなかったのでは”と思いたくなるが、実際には平均的に見てずっと状態は戻ってこなかった。今年は“作動ウインドウが狭い”という話をよくしてきたが、今回はそのレベルを超えていた。今回は本当に、マシンをまともに機能させることができなかった」

  • ガブリエル・ボルトレト快進撃 「B級」と評したレッドブルF1マルコに反論

    ガブリエル・ボルトレト快進撃 「B級」と評したレッドブルF1マルコに反論

    2025年F1シーズン前、ザウバーに加入したガブリエル・ボルトレトがどのようなパフォーマンスを見せるのか、多くのファンが注目していた。

    前シーズン、ザウバーは明らかにグリッド最下位のチームであり、唯一カタールGPで周冠宇が入賞したことが、無得点フィニッシュを免れる唯一の光明だった。これを受け、2024年末にチームは周冠宇とバルテリ・ボッタスの両名を放出。2026年からアウディに変わるこのチームは、大規模な刷新に踏み切った。

    ニコ・ヒュルケンベルグはハースF1チームから早々に契約を得て加入。一方、もう1つのシートは長く空席のままだったが、F2王者となったボルトレトがマクラーレンのジュニア契約を解除され、最終的に2025年のレギュラードライバーとして迎え入れられた。

    ボルトレトは“B級ドライバー”? マルコのコメントが物議に
    レッドブルの首席アドバイザーであるヘルムート・マルコは、シーズン前にServusTVのインタビューで全ルーキードライバーについて評価を下していた。その中で、ボルトレトに対しては以下のように述べていた。

    「彼は“Bドライバー”だと評価する。非常に知的なレーサーで、2023年にF3チャンピオンを獲ったが勝利は1回だけ。トラブルを避けるタイプのドライバーだ。

    F2でも勝利は2回。クルマを確実にゴールさせる能力があり、戦略とタイヤマネジメントも優れているが、究極のスピードは感じない」

    マルコはアイザック・ハジャーを「A評価」とし、アンドレア・キミ・アントネッリを「フェルスタッペン以来の才能」と絶賛。さらにオリバー・ベアマンも「際立った存在」と評価したが、ハンガリーGP後にフェルナンド・アロンソがボルトレトを「世代を代表する才能」と称したこともあり、マルコの評価に疑問の声が強まっている。

    ヘルムート・マルコ(レッドブル・レーシング)

    ボルトレトがマルコに反論「結果で証明する」
    ハンガリーGP後にメディアの取材を受けたボルトレトは、マルコのコメントにこう応じた。

    「気にしていない。そのコメントは見たけど、僕は挑戦が好きだ」

    「彼はF1に多くの才能を送り込んだ人物だけど、同時に間違った人材も送り込んでいる。つまり、当たりもあれば外れもあるということ。僕は彼が間違っていたことを証明したいと思っている」

    「でも、メディアで何を言っても彼の意見は変わらない。結果で見せるしかない。きっと証明してみせるし、いつか彼も認めることになるだろう」

    「今はとにかく、自分の仕事に集中して、もっと成長し、ベストを尽くすだけ。ジュニアカテゴリーでの実績にも誇りを持っているし、F2でもF3でも、彼が育てたレッドブルのドライバーたちに勝ってきた。だから、僕にとってはそれで十分だ」

    ガブリエル・ボルトレト

    今後の展望──実力証明の鍵は“運”と“継続性”
    ドライバーズランキングではヒュルケンベルグが依然23ポイント上回っているが、イギリスGPの3位表彰台という“例外的な結果”を除けば、その差はそれほど大きくない。

    決勝での得点数こそヒュルケンベルグが大きくリードしているものの、予選の成績ではボルトレトが互角以上。特に最近のハンガリーGPでは、ボルトレトが自身最高位の6位入賞を果たし、アロンソをして「世代最高の逸材」と言わしめた。

    経験豊富なヒュルケンベルグを相手に、ルーキーのボルトレトが予選で互角に渡り合い、レースではあと一歩の展開が続く。運に恵まれれば、今後さらに多くのポイントを獲得する可能性は十分にある。

    ヘルムート・マルコの“B評価”を、果たしてどこまで覆せるか。後半戦の活躍に注目が集まる。

  • 角田裕毅 レッドブルF1担当エンジニアの設定ミスに激怒「事前に言うべき」

    角田裕毅 レッドブルF1担当エンジニアの設定ミスに激怒「事前に言うべき」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、F1ハンガリーGPで再び厳しい週末を過ごした。

    表面的には、角田裕毅がハンガリーGPを17位でフィニッシュし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに8ポジション差をつけられたことは、日本人ドライバーにとってさらに痛ましい結果と映る。しかし、今季途中にレッドブル・レーシングへ昇格して以来、今回の週末は角田裕毅にとってベストパフォーマンスのひとつだった可能性もある。

    FP2では今季初めてフェルスタッペンより上位タイムを記録し、Q1では0.2秒以内と迫った。

    だが、レッドブルが直面した“現実の洗礼”──ライバル勢と比べて著しく劣るパフォーマンス──により、それだけではQ2進出には至らなかった。

    決勝ではピットレーンスタート、好まれていなかったソフトタイヤへのスイッチ、さらにはフロントウイングのダメージなど、複数の要因が角田裕毅の追い上げを妨げた。

    週末中には、角田裕毅のマシンに加えられていたある設定変更が、ドライバーに事前に知らされていなかったことも発覚している。

    設定変更を事前に知らされなかった怒り
    FP3で予選シミュレーションを行っていた角田裕毅は、最初のアタックラップで第1コーナー進入時にロックアップを喫し、ラップを中断。その後、ステアリング上のダイヤルを操作してショートランとロングランの設定を切り替えようとしたが、「なんか全然感触が違う。トグルの設定合ってる?」と無線で疑問を呈した。

    これに対し、担当レースエンジニアであるリチャード・ウッドは「あと2つ上だ」と返答。角田裕毅は「それってロングラン用のモードじゃない?」と問い返すと、ウッドは「リセットされた」と答えた。

    これに対して角田裕毅は「それ、セッション前に言うべきでしょ。こっちは寝ぼけてるわけじゃないんだから」と怒りをあらわにした。

    この設定ミスについて角田裕毅はレース後、次のように述べた。

    「(この設定ミスは)我々のガレージの問題です。簡単に防げたことを防げなかった。我々が普段やっているはずのことをやれなかった。

    これは僕がコントロールできる問題じゃなくて、チームがコントロールすべきことなので、本当にフラストレーションが溜まりました。

    レッドブルに来てから、こういうことが少し増えてきた気がするので、今後改善してほしい。

    FP3では大きなセットアップ変更を行っていたので、それを確認できなかったのは残念です。小さなディテールが予選に大きく影響するので、きちんと話し合う必要があると思います」

    角田裕毅 レッドブル F1角田裕毅、ハンガリーGPでレッドブルRB21を駆る。週末中の“設定リセット”に本人の知らないまま変更が加えられていた

    チーム内での評価と今後の展望
    今季の角田裕毅にとって最大の課題は、新チーム代表ローラン・メキースに対して来季もレッドブルにふさわしい存在であることを証明することだ。

    現在の成績だけを見れば説得力に欠けるかもしれないが、角田裕毅を引き続き起用すべきとの声もある。規則変更が控える中、チームにとって“安定性”が重要となり、100戦以上のGP出走経験を持つ角田裕毅のようなドライバーは開発面で大きな武器となる。

    現時点で角田裕毅がレッドブルを離脱した場合の明確な後任は少なく、育成ドライバーであるアイザック・ハジャーが有力視されているが、即戦力となるかは未知数だ。

    なお、チーム代表のメキースは、角田裕毅に残留のために何をすべきかを明確に伝えており、同時にチーム側にも、フェルスタッペンとのギャップを縮めるためのサポート強化が求められている。

    実際、スパで角田裕毅に最新アップデートを供給するよう尽力したメキースだが、ハンガリーではその努力が実を結ぶどころか、設定リセットによって角田裕毅は再び後退を強いられる結果となった。

  • マックス・フェルスタッペン ローソンに敗北は「屈辱的」とF1評論家

    マックス・フェルスタッペン ローソンに敗北は「屈辱的」とF1評論家

    マックス・フェルスタッペンがF1ハンガリーGPでリアム・ローソンの後ろでフィニッシュしたことについて、マーティン・ブランドルは「屈辱的だ」と評した。

    フェルスタッペンはブダペストで9位に終わり、2025年シーズン前半を厳しい形で締めくくった。レッドブルはRB21マシンに苦しみ、7月にはチーム代表のクリスチャン・ホーナーも解任されている。

    ハンガリーでは予選8番手からスタートしたが、決勝では旧チームメイトであるローソンの後塵を拝することになった。ローソンは1ストップ戦略を採用し、2ストップだったフェルスタッペンより前でチェッカーを受けた。

    今季、両者が完走したレースでローソンがフェルスタッペンを上回ったのはこれが初めて。ローソンはオーストラリアと中国の2戦後にレッドブルから降ろされたが、オーストリアGPでブレイクスルーを果たして以降、直近4戦のうち3戦でポイントを獲得している。

    さらに、過去4戦のうち2戦で「レッドブルファミリー」の中で最上位となった。この状況を、ブランドルは「屈辱的だ」と表現した。

    「フェルスタッペンもまた、あまり良い一日とは言えなかった。タイヤがオーバーヒートすると、レッドブルのペースはすぐに落ちていた」とブランドルはSky Sports F1のコラムで述べた。

    「彼は8番グリッドからスタートして9位でフィニッシュし、今季序盤に短期間だけチームメイトだったリアム・ローソンの後ろという屈辱を味わった。ローソンは姉妹チームのレーシングブルズで素晴らしい走りを見せて8位に入った」

    「レッドブルにとっては苦しい日々だ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1関係者 ホーナー解任後の“喪失感”とメキース新体制を告白

    レッドブルF1関係者 ホーナー解任後の“喪失感”とメキース新体制を告白

    クリスチャン・ホーナーの解任から間もないハンガリーGP、チーム内に“異なる空気”が流れていたと、レッドブル内部に精通する記者が明かした。

    2025年7月、20年にわたってチームを率いたクリスチャン・ホーナーが解任され、一部のレッドブル関係者にとって新体制への適応は容易ではなかった。

    その当日に新たなチーム代表に就任したローラン・メキースは、3週間の準備期間を経て、ベルギーGPで初めてピットウォールに立った。

    ヘルムート・マルコは、前任者とは異なるメキースのリーダーシップスタイルに言及し、工場での14時間労働を例に挙げてその驚異的な労働倫理を称賛した。

    角田裕毅もハンガリーGP前に、メキースとホーナーの違いについて語り、ドライバーのフィードバックを重視する姿勢を強調していた。この感覚は、メキースの下でレースを戦ったことのあるカルロス・サインツら他のドライバーからも共有されている。

    ベルギーGPでは“喪失感”、ハンガリーでは“前向きなムード”に変化
    ポッドキャスト『The Inside Track』に出演したジャーナリストでレッドブルに精通するマット・マジェンディは、ベルギーとハンガリーで感じたチーム内の雰囲気の違いについて次のように語った。

    「スパでは雰囲気が違った。どこか“喪に服している”ような空気、少し不安定で、皆がやや迷っているように見えた。何をすればいいのか、はっきりしていない印象だった」

    「ホーナーのことを忘れたわけじゃないが、F1はとても速いスピードで進んでいく。“それはもう先週の話だ、さあレースに集中しよう”というムードだった。チームには何か違う空気があって、“やり直そう”という意志を感じた。ただ、それがハンガロリンクでうまく機能したかと言えば、そうでもなかったけどね」

    マックス・フェルスタッペンは少なくとも来季まではレッドブルに残留する見込みであり、騒動が続いた7月を経て、再びレースに集中できる環境が整ったことは彼にとっても望ましい状況だったはずだ。

    レッドブル・レーシング

    メキース体制、夏休みを“リセット”の機会に

    ベルギーGPでの新体制初戦を終えたローラン・メキースに対し、F1ファンの間ではその即効性を巡って意見が分かれている。

    フェルスタッペンは土曜のスプリントレースで勝利を挙げたものの、RB21のパフォーマンスはその後下降。決勝レースでは悪天候に備えたセットアップが裏目に出るかたちとなった。

    ■ コンストラクターズランキング(8月初旬時点)
    1位 マクラーレン:559ポイント
    2位 フェラーリ:260ポイント
    3位 メルセデス:236ポイント
    4位 レッドブル:194ポイント

    ハンガリーGPでは、フェルスタッペンのマシンのテレメトリーに“際立った”パフォーマンス低下が表れ、昨年のサンパウロGP以来となる予選低迷、そして今季ワースト2位の決勝結果となった。

    F1の夏休みに入る直前にチームを引き継いだメキースは、8月末のレース再開を“再スタート”の機会と位置づけ、残り10戦でレッドブルの下降傾向を立て直すことが求められる。

    チームはこのままコンストラクターズ選手権で大きく引き離されれば、4位でのフィニッシュが現実味を帯びてくる。2022年と2023年に連覇を達成した姿からは、かけ離れた位置にある。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での去就にマルコが助言「すべてがオープン」

    角田裕毅 レッドブルF1での去就にマルコが助言「すべてがオープン」

    レッドブル・レーシングのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンのF1チームメイトである角田裕毅は、フェルスタッペンを打ち負かすことではなく、自身のパフォーマンス最大化に集中すべきだと考えている。

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、F1界で「チームメイト殺し」との異名を持ち、数多くのドライバーが彼のレベルに及ばず、最終的にレッドブルから外されてきた。

    今年は、リアム・ローソンがわずか2戦で結果を出せなかったとしてレッドブルのシートを失い、その後任として乗り込んだ角田裕毅も、RB21での厳しい戦いが続いている。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    レッドブルから角田裕毅への助言
    若手育成プログラムを統括するマルコは、レッドブルのセカンドシートに座る全てのドライバーに向けたひとつの助言を示している。

    「マックスの隣に座る者は、彼に勝とうとするのをやめなければならない」とマルコはF1-Insiderに語った。

    「自分自身とチームから最高の結果を引き出すべきだ。今のマックスに勝つことは不可能なんだ」

    角田裕毅は現在7戦連続でノーポイントとなっており、レッドブルが実質的に「1人のドライバーのチーム」となっているとの指摘もある。

    角田裕毅は2025年末まで契約を結んでいるものの、レッドブルに残留できるかは不透明だ。特に、角田裕毅の支援者であるホンダがレッドブルと袂を分かち、2026年以降はライバルのアストンマーティンと提携することが決まっている中で、その行方は注目されている。

    マルコは、レッドブルは選択肢をオープンにしていると述べ、角田裕毅の将来はシーズン後半のパフォーマンス次第であると示唆した。

    「我々のドライバー評価は、伝統的にサマーブレイク後に行われる」とマルコ。

    「現時点ではすべてがオープンだ。ポジティブな面もネガティブな面も含めて、パフォーマンスを見ている」

  • フェルスタッペン「今年はもう勝てない」発言にレッドブルF1メキースが反論

    フェルスタッペン「今年はもう勝てない」発言にレッドブルF1メキースが反論

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、世界王者マックス・フェルスタッペンが語った「2025年はもう勝てない」との見解を否定した。

    フェルスタッペンはハンガリーGP予選で8番手に沈んだ土曜日、「今のような状況では、今年これ以上グランプリで勝てないだろう」と発言していた。

    決勝でも状況は好転せず、フェルスタッペンは9位、チームメイトの角田裕毅は17位に終わり、レッドブルはコンストラクターズランキング4位を維持する形となった。一方で、マクラーレンは2025年シーズン7度目の1-2フィニッシュを記録し、再び支配的な強さを見せた。

    しかし、メキースにとってまだ就任2戦目のハンガリーGPについて、彼はあくまで「例外的な週末だった」との見解を示した。というのも、その1週間前にはフェルスタッペンがスパでスプリント勝利を挙げていたからだ。

    「確かに厳しい週末だった」と、フェルスタッペンのコメントについて問われたメキースは語った。「だが、今回の週末の内容が、我々のマシンの本当の位置を示しているとは思わない」

    「このサーキットのような特性のコースでは、我々があまり強くないという事実は受け入れている。ただ、今日見せたパフォーマンスは非常に極端だった」

    「確かに、マクラーレンが速いのは間違いない。だが、スパではマックスが土曜に戦えていたし、スプリントで皆を驚かせた。だから、まだ様子を見る必要がある」

    「シーズンはまだ長い。マシン開発がこの先かなり減速する、あるいはほぼ停止するにしても、今回の週末で示されたように、我々には学ぶべきことがまだ多くある」

    「こういう週末は難しくて不快かもしれないが、根本的にはこうした経験を通じて多くのことを学べる。だからこそ、こうした週末は早めに経験できたほうがいい」

    「そして、もし我々がこのような週末を通してマシンからもう少しでも引き出せるようになれば、より良い戦いができることを願っている」

    レッドブル・レーシング F1 マックス・フェルスタッペンマックス・フェルスタッペンとローラン・メキース(レッドブル・レーシング)。2025年F1ハンガリーGP後、フェルスタッペンは「今のままではもう勝てない」と発言したが、チーム代表メキースはこれを否定し、「今回の不調は一時的なもの」と強調した。

    ブダペストでの週末は、レッドブルにとって文字通りの苦闘だった。プラクティスセッションでも9番手以上に入ることができず、フェルスタッペンは「このマシンには何一つ機能していない」と嘆いた。

    しかし、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコも、問題は「今回特有のものだった」と見ており、「同じことはもう起こらないだろう」と語っている。メキースもこの見解に強く同意し、高速サーキットでの競争力はチームの強みだと繰り返した。

    「私も今回が一時的なものだったとかなり自信を持っている」とメキースは述べた。「ただ、我々のマシンがナロウウィンドウ(狭い適正作動領域)であるという事実は変わらない」

    「だが、今回のように極端にそのウィンドウを外すことはもうないと思っている。レースを含めて週末中に行ったすべてのテスト結果を踏まえて、これが一度限りのことだと確信している」

    「そしてヘルムートの指摘の通り、今回の問題は主に低速〜中速コーナーでのものだった」

    「つまり、これはタイヤの使い方、そして我々のマシンがタイヤを適切に作動させられるかどうかに起因している」