カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅の走りにレッドブルF1代表メキース「影響を及ぼすには厳しい状況」

    角田裕毅の走りにレッドブルF1代表メキース「影響を及ぼすには厳しい状況」

    レッドブルF1チーム代表のローラン・メキースは、2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝を振り返り、角田裕毅のレースが非常に難しい展開だったと語った。角田はセットアップ変更によりピットレーンスタートを選択し、最下位からの追い上げを強いられたが、最終的に17位でレースを終えた。

    メキースは「今週末はFP1の最初のラップから非常に厳しかった。角田にとっても例外ではなく、ピットスタートとなったことで、そもそもレースにおいて大きな影響を及ぼすのは難しかった」とコメントしている。

    「セットアップの見直しやシステムチェックのためにピットスタートを選んだが、ブタペストのようにオーバーテイクが難しいサーキットでは、早々にDRSトレインに捕まり、レース展開を切り拓くことができなかった」

    加えて、角田裕毅のマシンにはフロントウイングのダメージも発生していたと明かし、「フロントウイングのガーニーフラップが途中で外れたことでグリップを失い、ペースも大きく落ちてしまった。そこからは有効な戦略判断を下す余地もなくなってしまった」と述べた。

    一方で、シーズン全体の流れには一定の前向きな評価も示しており、「ここ2戦連続で2台ともQ3に進出しており、クルマの競争力は高まっている。今回のような難しい週末からこそ、多くの学びがある。後半戦に向けてやるべきことは多いが、我々にはそれを乗り越えるチーム力がある」と語った。

    レッドブルはコンストラクターズランキングで1つ順位を落とす結果となったが、夏休みを利用して体制の立て直しを図り、次戦ザントフォールトでの巻き返しを狙う。角田裕毅にとっても、前半戦で得た手応えを次戦へとつなげたいところだ。

    角田裕毅 ハンガリーGP F1 レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGPでのヒュルケンベルグとの一件は「お咎めなし」

    角田裕毅 F1ハンガリーGPでのヒュルケンベルグとの一件は「お咎めなし」

    角田裕毅(レッドブル)が2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝においてニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)をコース外に押し出したとして審議対象となったが、FIAスチュワードは「ペナルティなし(No further action)」との裁定を下した。

    問題となったのはレース中盤、16時10分頃に発生したターン1での接触シーン。ヒュルケンベルグが角田裕毅の外側からオーバーテイクを試みた際、角田はポジションを守ろうとする過程でアンダーステアを起こし、結果的にヒュルケンベルグをコース外に押し出した。

    しかし、ヒュルケンベルグはすぐにコースへ復帰し、角田の前でレースを続行。これを受けてスチュワードは、両者がこのインシデントに等しく関与しており、最終的に順位が正しく保たれたと判断。国際モータースポーツ競技規則(ISC)附則L第4章第2条bの違反には該当しないとして、処分は科さないと決定した。

    裁定文には次のように記されている:

    「27号車(ヒュルケンベルグ)は22号車(角田)の外側からターン1でオーバーテイクを試み、ライン上の優先権を持っていた。22号車はポジションを守ろうとしてアンダーステアを起こし、27号車をコース外に押し出したが、27号車は22号車の前でコースに復帰した。スチュワードは両者がインシデントに寄与し、正しい順位でレースを継続したと判断したため、処分は科さない」

    この決定により、角田裕毅に対するタイムペナルティや警告などの措置は取られないことが正式に確定した。なお、FIAはすべての決定が証拠と規則に基づき独立して行われていることを強調している。

    角田裕毅 ハンガリーGP F1

    ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)13位
    後方スタートとなったヒュルケンベルグにとって、ハンガリーGPは厳しい展開だった。狭いハンガロリンクでのトラフィックに苦しみながらも、チームはアグレッシブな2ストップ戦略を選択。序盤こそ希望が見えたが、結果的に多くのライバルが採用した1ストップの方が効果的だったと振り返る。

    最大の敗因は前日の予選で「上手く実行できなかったこと」にあるとし、レース結果にも直結したと認めた。一方で、チームメイトのガブリエル・ボルトレトが8ポイントを獲得したことには満足感を示し、スペインGP以降6戦連続入賞というチームの流れを前向きに捉えている。

    角田裕毅(レッドブル)17位
    角田裕毅にとって、今週末は終始苦しいものだった。決勝もスタート前から厳しい展開を予想しており、ポイント圏進出は困難と認識していた。決定的だったのはレース中盤、フロントウイングのダメージによりガーニーフラップが脱落し、ペースとグリップが大きく低下。これにより有効な戦略判断も難しくなり、事実上レースは「終わった」と述べている。

    それでも今季を振り返ると、スパで導入された新型フロア以降、着実に前進している実感があると語り、フェルスタッペンとの差は0.1秒まで縮まっていると前向きな評価も加えた。レース翌日にはすぐにシミュレーター作業に取り組む予定で、夏休み中も巻き返しに向けて準備を進める決意を示している。

  • マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP決勝「厳しい週末は覚悟してた」

    マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP決勝「厳しい週末は覚悟してた」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2025年F1ハンガリーGP決勝を9位で終えた。週末を通してグリップ不足に悩まされ、思うような走りができなかったと語る。

    予選では今季最悪のパフォーマンスに終わり、アストンマーティン勢とルーキーのガブリエル・ボルトレトの後塵を拝して8番手に沈んだことに対し、チームのペース不足に困惑を示した。

    レース中盤にはアンダーカット狙いで早めのピットストップを敢行し、一時5位まで浮上したが、その代償として1ストップ作戦の選択肢を失った。

    終盤に再びタイヤ交換を強いられ、順位を落とすことになった。また、ハミルトンをオーバーテイクした際に接触しかけた件で審議対象となったが、スチュワードは不問とした。

    フェルスタッペンが今季9位以下でフィニッシュしたのは、スペインGPの10位に続きこれが2度目となる。

    フェルスタッペンは「残念ながら、週末全体を通して僕たちには何も機能しなかった。なぜそうなったのかを理解する必要がある」と語る。

    「レース中は他のクルマに挟まれて苦しみ、グリップにも悩まされた。高速域では悪くなかったけど、低速や中速のコーナーではダメだった。全体的にクルマがとても扱いづらくて、何をやっても状況を好転させることができなかった」

    「いつも通りすべてを分析して、ザントフォールトに向けてもっとパフォーマンスを引き出せるようにする。今回は僕たちの思い通りにはいかなかったけど、夏休みに入るので家族や友人との時間を楽しみたい。レースのことはあまり考えずにリフレッシュするよ」

    「まだ多くのレースが残っているし、夏明けにはもっと良い結果を目指す。もっと安定したパフォーマンスを目指して、いつも通り全力を尽くす。今回は残念な結果だったけど、前を向いていく」

    チーム代表のローラン・メキースも「FP1の最初のラップから非常に厳しい週末であり、その流れがレースにも表れてしまった。我々は何か重要な要素を見落としていた」と認めた。

    「マックスと角田の両方と共に、多くのことを試したが、いつものようなパフォーマンスを引き出せなかった。チームはあらゆる努力をしたが、トップ争いに加わるには根本的なラップタイムが足りなかった」

    「マックスの戦略も、そもそものパフォーマンスがなければ結果には結びつかない。角田についてもピットレーンスタートだったため、フィールドに対して大きな影響を与えることはできなかった」

    「重要なのは、今回のような状況から多くのデータを得られたことだ。こうした週末こそが大きな学びになるし、必ず前進の糧になる。夏休み中にしっかり振り返り、後半戦に向けた準備を整える。我々には優秀な人材が揃っており、この課題を乗り越える力がある。夏明けには違うレベルのパフォーマンスを見せたい」

    レッドブルにとっては、パフォーマンスの根本的な不足が浮き彫りとなった週末だった。チームは夏休みを活用し、後半戦での巻き返しを図る。

    フェルスタッペン ハンガリーGP F1

    厳しい週末になったと思いますが、今日のレースについてどう振り返りますか?

    マックス・フェルスタッペン:うん、もう週末ずっとグリップがなくて、本当に苦しかった。全体的に、求めていたような走りにはならなかったね。

    スタートではいろいろ工夫はしたけど、それでも難しい展開だった。

    こういうのはもちろん望んでいないけど、正直、厳しい週末になることは覚悟してた部分もあったよ。

    夏休みを迎えるにあたって、今の気持ちは?

    マックス・フェルスタッペン:まあ、大丈夫。確かにタフな1週間だったけど、それでも僕たちはやるべきことをやっていく。

    弱点をしっかり理解して、それを改善する努力を続けるだけさ。まだやれることはたくさんあるし、休み明けに向けて準備していく。

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝 「コミュニケーション面で結構大きな判断ミス」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝 「コミュニケーション面で結構大きな判断ミス」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ハンガリーGPの決勝をピットレーンスタートから追い上げる展開となったが、レース中のダメージやチームとの連携不足も重なり、再びポイント獲得には届かなかった。

    前戦ベルギーに続き、戦略と無線の混乱によるロスもあったと振り返り、夏休み前のこの2戦に対して「すごくフラストレーションが溜まっている」と率直な思いを語った。

    ピットレーンスタートという難しい状況でしたが、実際のレースはどれほど厳しかったですか?

    角田裕毅: レースの中盤から終盤にかけてダメージを負ってしまって、それは自分ではどうしようもないものでした。そのせいでかなりペースを失ってしまったんです。それがすべてですね。

    あとは、コミュニケーションの部分でかなり改善が必要な場面もありました。自分がポイント争いをしている状況で、結構大きな影響が出る判断ミスがありました。

    しかもそれが、今回だけじゃなくて前のレースでも同じようなことが起きていて、2戦連続で続いているので、すごくフラストレーションが溜まっています。

    でも、しっかり改善して、後半戦に向けてまた頑張っていきたいです。

    角田裕毅 ハンガリーGP F1 レッドブル・レーシング

    前半戦はペース自体は良かった印象ですが、今の気持ちは?

    角田裕毅: そうですね、シーズン前半を通してポジティブな部分も多かったと思います。特にアップグレードを導入して以降、ずっといいパフォーマンスを維持できていました。

    実際にフロアを投入してからは、ずっとフェルスタッペンに近い位置で走れていて、それはプラクティスでも予選でも安定してました。

    他のドライバーにはできていないことも自分はできていると思うので、そこはポジティブに捉えています。

    でも、我々の目標はポイントを取ることなので、特に今回のような週末は本当に厳しかったです。

    だからこそ、しっかり準備して、後半戦で強く巻き返したいと思っています。

  • フェルスタッペンがローソンに完敗 レッドブルF1危機を象徴したハンガリーGP

    フェルスタッペンがローソンに完敗 レッドブルF1危機を象徴したハンガリーGP

    2025年F1第14戦ハンガリーGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが姉妹チームのレーシングブルズに所属するリアム・ローソンに敗れる波乱の展開となった。

    フェルスタッペンは2ストップ戦略も実らず9位でフィニッシュ。1ストップで8位を守り切ったローソンに、純粋なレースペースと判断力で敗れるかたちとなった。

    レース中盤、フェルスタッペンはハードタイヤでの1ストップを断念して2度目のピットストップを行ったが、そこからの巻き返しは叶わず。終盤は渋滞に巻き込まれ、ポイント圏内に留まるのが精一杯だった。

    一方のローソンは冷静にタイヤを持たせ、ブルーフラッグ処理の場面でも隙を見せず、上位陣に対しても戦略的に巧みな走りを披露した。
    最終的にフェルスタッペンはローソンに3.5秒遅れでゴール。レッドブルのエースドライバーがジュニアチームのルーキーに純粋な競争で敗れた事実は、チームの技術的・戦略的失速を象徴していた。

    この結果は、単なる1ポイント差以上の意味を持つ。2023年以降F1を支配してきたフェルスタッペンにとって、レッドブルRB21の競争力低下が明確に浮き彫りとなる象徴的なレースだった。特に、ジュニアチームの若手ドライバーに実力で敗北したことは、チームの開発停滞とセットアップ方向性の迷走を示唆している。

    レッドブルはこれまで金曜の不調を土曜に取り戻す「夜間作業力」で知られてきたが、今回はその修正も機能せず。RB21は「氷の上を走っているようだった」とフェルスタッペンも無線で嘆いており、限界まで引き出しても戦闘力が伴わない状況が続いている。

    もう一人のレッドブル勢、角田裕毅は16番グリッドから2ストップ戦略で臨んだが、終始トラフィックに阻まれたほか、終盤にはヒュルケンベルグとの接触も調査対象となるなど、苦しい展開に。最終的に17位でフィニッシュしたが、チームメイトのフェルスタッペン同様、マシンの不調を覆すことはできなかった。

    対照的に、レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーは堅実な1ストップで11位に入り、角田裕毅に対して約39.3秒のギャップを築いた。レッドブル勢の両名がジュニアチームの2人に後れを取る形となり、体制の再構築が急務であることを浮き彫りにした。

    クリスチャン・ホーナーが解任され、ローラン・メキースが率いるレッドブル・レーシングにとって、ジュニアチームの堅実な結果とシニアチームの停滞という構図は、体制変更後の転換点を突きつけられる結果となった。

    レッドブル・レーシング

    2025年F1ハンガリーGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン     ↑ 2 1
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 0.698 0.698 - 0 2
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 21.926 21.218 ↑ 1 2
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 42.560 20.644 ↓ 3 2
    5 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 59.040 16.480 - 0 1
    6 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 66.169 7.129 ↑ 1 1
    7 18 ランス・ストロール アストンマーティン 68.174 2.005 ↓ 1 1
    8 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 69.145 1.277 ↑ 1 1
    9 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 72.645 3.194 ↓ 1 2
    10 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1L 17.208 ↑ 5 1
    11 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1L 0.851 ↓ 1 1
    12 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1L 1.361 - 0 1
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1L 21.407 ↑ 5 2
    14 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1L 2.058 ↓ 1 2
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1L 4.785 ↓ 4 2
    16 31 エステバン・オコン ハース 1L 7.147 ↑ 1 1
    17 22 角田裕毅 レッドブル 1L 1.685 ↑ 3 2
    18 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1L 0.427 ↓ 4 2
    19 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1L 8.974 ↓ 3 1
    DNF 87 オリバー・ベアマン ハース     ↓ 9 2
  • レッドブルF1代表メキース ハンガリーGP予選「この順位には満足していない」

    レッドブルF1代表メキース ハンガリーGP予選「この順位には満足していない」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1第14戦ハンガリーGP予選でマックス・フェルスタッペンが8番手、角田裕毅が16番手に沈んだ結果について、「この順位には満足できない」と厳しい言葉で振り返った。

    予選当日は路面温度が低下し、風向きも変化する難しいコンディションとなったが、レッドブル勢はその影響を大きく受け、パフォーマンスを発揮しきれなかった。特に角田はQ1敗退、フェルスタッペンもQ3では思うようにタイムを縮められなかった。

    「もちろん、この結果には満足していない」とメキースは語った。

    「マックスはQ3まで進んだが、我々が望んでいたようなフロントロウ争いには絡めなかった。角田については、本当に紙一重の差だったが、Q2に進めなかったのは残念だ。風の影響でコンディションが大きく変わり、我々のクルマがその変化に対して繊細すぎたように見える」

    「このような状況は、今後に向けて大きな学びになる。フェルスタッペンのラップも悪くはなかったが、十分なグリップを得られず、路面との信頼関係が築けていなかった。角田も最後のアタックは非常に良かったが、0.024秒差で敗退というのは、非常に悔しい結果だ」

    「しかし、日曜日にはまた新しいチャンスがある。我々は決勝での強さもあるし、戦略的に攻める準備も整っている。チーム全体でこの難局を乗り越え、ポイントを最大限に持ち帰れるよう全力を尽くす」

    レッドブル・レーシング ハンガリーグランプリ

    8番手グリッドからスタートするマックス・フェルスタッペンは「今週末は何もかもうまくいっていない」とコメント。

    「予選に関しても、毎ラップがとにかく大変だった。クルマのバランスは全然決まっていなかったし、フロントもリアもグリップがかなり低かった。プラクティスでもいろいろ試したけど、何ひとつ決定的な改善には繋がらなかった」

    「Q3までは行けたけど、上位を争える状態ではなかった。クルマがまるで氷の上を走ってるような感覚だった。もっと戦える予選にしたかったけど、あれが限界だった」

    PU交換によってピットレーンからハンガリーGPをスタートする角田裕毅は「あと0.02秒でQ2に行けたと思うと、すごく悔しいです」とコメント。

    「最終ラップはきれいにまとめられていたと思いますし、マシンのバランスも悪くなかったんですけど、全体的にグリップが低くて、特にフロントの入りで少し苦労していました」

    「風向きや路面温度の変化も大きくて、周ごとにフィーリングが変わる感じでした。ラップ自体には満足していますが、チームメイトがQ3に行っているだけに、やっぱり結果は悔しいです。明日は気持ちを切り替えて、できることを全部やっていきます」

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝をPUコンポーネント交換でピットレーンスタート

    角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝をPUコンポーネント交換でピットレーンスタート

    角田裕毅が2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝でピットレーンからのスタートを強いられることが明らかになった。

    FIAのテクニカルデリゲートが8月3日付で発行した報告書によれば、レッドブル・レーシング・ホンダRBPTの角田裕毅はパワーユニット(PU)コンポーネントの規定数を超える交換を行ったため、スポーティングレギュレーションに違反したとされる。

    具体的には、角田裕毅は以下の3つのPU構成部品をそれぞれ5基目に交換している:

    ■ 内燃機関(ICE)
    ■ ターボチャージャー(TC)
    ■ モーター・ジェネレーター・ユニット・ヒート(MGU-H)

    2025年シーズンにおいて各コンポーネントの最大使用許容量は4基までと定められており、5基目の投入はF1競技規定第28.2条に抵触する。このため、角田にはグリッド降格ではなく、ピットレーンスタートという厳しいペナルティが科されることになった。

    なお、この変更はハンガリーGPの決勝当日、正式にスチュワードへ通達されており、角田はスターティンググリッドには並ばず、ピット出口からのレーススタートとなる。

    角田裕毅は予選で16番手に終わっていたが、今回のペナルティにより、さらに困難な状況からの巻き返しを強いられることになる。

    角田裕毅 ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

    2025年F1ハンガリーGP 暫定スターティンググリッド

    Grid No ドライバー チーム 予選
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1 (-)
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 2 (-)
    3 4 ランド・ノリス マクラーレン 3 (-)
    4 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 4 (-)
    5 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 5 (-)
    6 18 ランス・ストロール アストンマーティン 6 (-)
    7 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 7 (-)
    8 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 8 (-)
    9 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 9 (-)
    10 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 10 (-)
    11 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 11 (-)
    12 87 オリバー・ベアマン ハース 12 (-)
    13 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 13 (-)
    14 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 14 (-)
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 15 (-)
    16 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 17 (↑1)
    17 31 エステバン・オコン ハース 18 (↑1)
    18 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 19 (↑1)
    19 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 20 (↑1)
    20 22 角田裕毅 レッドブル 16

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP予選Q1敗退にメキース「単純にRB21の性能不足」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP予選Q1敗退にメキース「単純にRB21の性能不足」

    角田裕毅は、2025年F1第14戦ハンガリーGP予選でQ1で敗退して16番手に終わった。わずか0.024秒差でQ2進出を逃す悔しい結果となったが、レッドブル・レーシングのチーム代表のローラン・メキースは「ドライバーのせいではない」と語っている。

    マックス・フェルスタッペンもグリップ不足に苦しみながら8番手に留まり、チームとして難しい予選セッションとなった。ローラン・メキースは予選後、今週末の苦戦を振り返りながら、角田裕毅の健闘を称えた。

    「今週末はここまで理想的とは言えない展開が続いていて、予選もその延長線上だった。我々はグリップ不足に悩まされており、フリー走行の時点からずっとこの問題を抱えていた」

    「マックスと裕毅の両方のマシンでさまざまなトライを重ねてきたが、正直に言ってドライバーたちが望んでいる状態にはできなかった。つまり、我々が彼らに必要なマシンを提供できなかったということだ」

    「Q1での裕毅は、わずか数百分の数秒差で敗退した。2回のアタックともマックスにかなり近いタイムだったし、彼自身はミスなく走り切った。だが、今日は単純にマシンの性能が足りなかった」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ハンガリーグランプリ角田裕毅はQ1敗退、チーム代表メキースは「マシンの性能が足りなかった」と振り返る

    また、予選Q3に進出したフェルスタッペンの8番手という結果についても「今の我々の実力を如実に表している」と語った。

    「マックスがQ3に進んだのは素晴らしかったが、どちらかというと頑張ってこの順位にこぎつけたという印象で、残念ながら上位争いに絡めるような状況ではなかった」

    「パフォーマンスを引き出すには、我々がまだ多くの作業をこなす必要がある。ただ、こうした困難な日から学ぶことは非常に多い。明日はコンディションも大きく変わる可能性があるし、諦めずに戦い続ける」

    さらにメキースは、2025年仕様のハンガロリンクについても言及。大規模な改修により生まれ変わったサーキット環境を称賛した。

    「今年のハンガロリンクは本当に素晴らしい。新しいピットビルやグランドスタンド、全体的な設備の刷新など、たった1年でこれだけの変貌を遂げたのは驚きだ。レースにふさわしい、素晴らしい舞台になった」

    角田裕毅とフェルスタッペンの奮闘にもかかわらず、課題が山積する中で迎える決勝。レッドブル・レーシングは、変化しやすいハンガロリンクの天候を味方につけ、巻き返しを狙う。

  • マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP予選「何をやってもダメだった」

    マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP予選「何をやってもダメだった」

    マックス・フェルスタッペンは2025年F1第14戦ハンガリーGPの予選で8番手に沈み、週末を通しての不振を厳しく非難した。予選後、彼は「何をしても効果がない」と語り、RB21の挙動に全く満足していない様子を露わにした。

    金曜から繰り返し「ドライブできない」と無線で不満を漏らしていたフェルスタッペンは、予選でも最後のラップでQ1敗退を回避するのがやっとだった。

    Q2では8番手で何とか通過したものの、Q3では1回目のアタックで5番手タイムを出した後、2回目の走行で更新できず、最終的に8番手に後退。今季最悪の予選結果となった。

    「週末全体を見れば、Q3に進めただけでも満足すべきなのかもしれない。ずっとトップ10圏外ばかりだったからね」とフェルスタッペンは予選後にメディアに語った。

    「この週末は本当に厳しい。グリップがまったくない。予選でもまったく同じ状況だった。だから僕にとっては別に驚きじゃないんだ」

    「週末の最初のラップから、ずっと違和感があった。マシンをいろいろと試してきたけど、何ひとつ方向性が見えてこなかった」

    「それが最大の問題なんだ。通常、あれこれセッティングを変えれば、良くなるか悪くなるか、どちらかの反応がある。でも今は、何をしても変わらない。ただぐるぐる回ってるだけで、どうすればいいかの手がかりすら得られない」

    レッドブルが抱える問題の原因について問われても、フェルスタッペンは首を横に振った。

    「いや、明確な原因はわかってない。もし分かっていたら、もうとっくに直してるはずだよ。でもなぜか、今週末は何をやっても機能しないんだ」

    RB21の状態については、「どのラップ、どのコーナーでも満足できたことが一度もない。ずっと滑ってるだけ」と全面的なグリップ不足を訴えた。

    日曜の決勝に向けて挽回の可能性はあるかと問われると、フェルスタッペンはきっぱりと否定した。

    「今週末は無理だね」

    今のポジションから順位を上げられるかという質問には、慎重な口ぶりでこう答えた。

    「何台かはバトルできるかもしれない。でもルイス(・ハミルトン)はまだ前のほうにいるし、本来あの位置にいるべきドライバーじゃないと思う。彼は上がってくるだろうね。明日どうなるか様子を見よう」

    「最悪の週末のひとつか?」と聞かれると、フェルスタッペンはこう締めくくった。

    「シンガポールでの悲劇はいくつか経験してるけど、今回も良い週末じゃないのは確かだね」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング ハンガリーグランプリ
    Q:金曜に苦しんでも、土曜には何かを見つけて巻き返すのが常ですが、今日は思ったほど改善できませんでしたか?

    マックス・フェルスタッペン:そうだね、今回は見つけられなかった。
    チームとしていろいろ試したんだけど、残念ながらどれもバランス改善にはつながらなかった。

    今週末はなぜ突然こういう状態になったのか、本当に説明が難しい。
    フロントにもリアにもグリップがなくて、バランスを取るのがとにかく難しかった。正直、ちょっと謎だね。

    Q:ここまでいろいろ試してもうまくいかない週末は、かなり久しぶりなのでは?

    マックス・フェルスタッペン:うん、完全にそうだと思う。
    今週末は最初から最後まで、全体的にずっとペースがなかった。

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP予選「何か重要なものを完全に見落としていた」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP予選「何か重要なものを完全に見落としていた」

    角田裕毅は、2025年F1ハンガリーGP予選でQ1敗退を喫した。チームメイトのフェルスタッペンとの差はわずか0.1秒だったものの、マシン全体の競争力不足と準備ミスが響いたと語った。

    特にFP3での準備が不十分だったことについては「完全に僕たちのコントロール下だった」と述べ、タイトな予選ではそうした要素が結果に直結すると強調した。

    Q:かなり厳しい予選になりましたが、マシンのペースが全体的に足りなかったのでしょうか?マックスとの差は0.1秒程度でした。

    角田裕毅:はい、チーム全体として今週末は全体的に苦しんでいました。

    その状況の中でもパフォーマンスを最大限引き出そうとはしていましたが、やはり遅かったですね。

    特にFP3の準備がまったく良くなかったですし、それは完全に僕たちのコントロール下にあったことでした。

    こういうタイトな予選セッションでは、そういった部分が大きく影響します。ああいうことはあってはならなかったと思います。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    Q:マシンはどれくらい運転が難しかったですか?タイヤコンパウンドやコーナーに関係なくペースが出せないような印象でしたが。

    角田裕毅:かなりスライドしていて、それがすべてだったと思います。

    本来あるべきグリップがまったく感じられなくて、おそらく何か重要なものを完全に見落としていたのかもしれません。

    それが今週ずっと僕たちが探していたものなんですが、結局見つけられませんでした。