カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅は「フェルスタッペンの歴代最悪のチームメイト」と元F1王者が酷評

    角田裕毅は「フェルスタッペンの歴代最悪のチームメイト」と元F1王者が酷評

    1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーブは、マックス・フェルスタッペンのF1チームメイトの中で角田裕毅が「これまでで最悪」だと厳しく批判した。

    角田裕毅は日本GPでフェルスタッペンのチームメイトに昇格して以来、苦戦が続いている。25歳の角田は、レッドブル加入後わずか3度しかポイントを獲得していない。

    RB21でのベストリザルトはバーレーンGPの9位だった。

    近年のレースでは改善の兆しも見せているものの、今季以降の角田裕毅のF1キャリアは不透明な状況だ。

    ビルヌーブはVision4sportに対し、角田裕毅を批判した。

    「角田はこれまでの中でおそらく最悪だ」と彼は語った。「多くの人は『マシンがマックス用に作られているから不公平だ』と言うけれど、マックスだけがチームに良いフィードバックを与えているのかもしれない。だからチームは開発を進め、マシンは彼に合うようにどんどん良くなるんだ」

    「チームがセカンドドライバーを苦しめようとしているわけじゃない。問題は、マックスのようなドライバーが今はほとんどいないことだ。過去を振り返れば、同じレベルのドライバーが複数いた。その上で数人の優秀なドライバー、さらに平均的なドライバーがいた」

    「今は数人の優れたドライバーではなく、多くの優秀なドライバーがいる。だが、突出したドライバーはいない。だからマックスが際立って見える。彼の隣に誰かを置くのは難しい。互いに競い合うドライバーたちがせいぜい『良い』程度なら、彼らはお互いの中で見れば全員が優れているように見える」

    「そこにマックスのような存在が現れると、『ああ、もしかしてみんな大したことないのか』と思わされる。これまでマックスと組んできたドライバーたちがみんな平均的なドライバーだったということなのか?」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    角田裕毅は「単純に不十分」
    ビルヌーブは、今こそフェルスタッペンの隣に実力が明確なドライバーを置くべきだと考えている。

    角田裕毅やリアム・ローソンなど、これまでのチームメイトはフェルスタッペンのレベルに遠く及ばなかった。

    ビルヌーブは、シャルル・ルクレールやフェルナンド・アロンソをフェルスタッペンのチームメイトとして見たいと語る。

    「ルクレールをマックスの隣に置けば、彼の本当の実力が分かるだろう。あるいは今のアロンソをマックスの隣に置くのもいい。彼なら実力が確かだから」と彼は説明した。「マックスの隣にノリスを置くのも面白い。ノリスが本当に特別なのか、ただの優秀なドライバーなのかが分かるだろう」

    「それで評価が明確になる。マックスが特別なのは分かっているが、これまで隣にいたドライバーたちは単純に十分ではなかった。『かわいそう』なんて言う意味はない。ただ実力不足なんだ。それだけのことだ」

    「それが角田にも起きている。彼はもう4〜5年の経験があるし、これが彼のベストだ。だが明らかに不十分だ。それで終わりだ。チャンスは与えられたが、残念ながらモノにできなかった。本人がそのチャンスを求めていたのに」

    「トップチームの座が与えられたが、結果を残せなかった。それは単純明快だ。彼をかわいそうだと感じる必要はない。トップチームで走るチャンスは与えられたが、彼は成功できなかった。ビッグリーグに昇格したが、今の彼には速さが足りないと分かってしまい、その苛立ちがむしろ走りを悪くしているんだ」

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP「フェルスタッペンとの差が縮まったのは誇れる」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP「フェルスタッペンとの差が縮まったのは誇れる」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1ハンガリーGPの予選でQ1敗退を喫し、決勝でも17位に終わったが、週末全体を通じて「マックス・フェルスタッペンとの差が縮まったことは誇れる」と語り、前向きな手応えを口にした。

    苦しい展開が続くなかでも、角田裕毅はマシンの挙動や戦略の混乱に対するフラストレーションを滲ませつつ、今季の進歩や週末の収穫を強調。予選後と決勝後の両コメントからは、冷静な自己評価と次戦に向けた意欲が見て取れる。

    角田裕毅は予選Q1で敗退し、16番グリッドからのスタートとなった。これでRB21でのQ1敗退は過去8戦で4回目となったが、今回のハンガロリンクでは週末を通してマックス・フェルスタッペンに接近し、一部のセッションでは前に出る場面も見られた。マックス・フェルスタッペン自身も予選では苦戦し、8番手にとどまっている。

    角田裕毅は予選後、「もし何が問題なのか分かっていたら、こんなに苦労していないです。なので、まだ分かっていません」と率直に語った。

    「バランス自体はそれほど悪くないんですが、クルマが出してくれるグリップレベルがすごく低いんです。普段感じるようなレベルではないですね」

    「でも今週を通しては、僕たちのガレージ側から見て、マックス・フェルスタッペンにコンスタントに近づけていたのはポジティブな点でした。セッションによっては前に出られていたし」

    「だから、ポジティブに捉えられる部分はあると思います。でも同時に、チームにとっては簡単な状況ではないですね」

    FP3に向けて行った変更については、かえって悪化を招いたと振り返る。

    「正直に言うと、FP3に向けていくつか変更を加えたんですが、それで僕たちのガレージ側としては少し後退してしまった部分がありました。それは回避できたはずの問題でした」

    「完全に僕たちのコントロールの範囲内だったんです。だからこそ、そういうことが起きるべきではなかったと思っています。将来的には改善しないといけませんね。予選でどれくらいのパフォーマンスが出せるかという見通しが少し混乱してしまったので、それがすごくフラストレーションになっています」

    そのうえで、週末を通じての進歩についても口にした。

    「もちろん、マックス・フェルスタッペンはマックス・フェルスタッペンです。でも同時に、さっき言ったように、ポジティブな面もありました。週末を通してマックス・フェルスタッペンにすごく近づけたし、セッションによっては前に出ることもできた」

    「だから、Q1で敗退したのは当然フラストレーションが溜まるけど、彼も危なかった。そういう意味では、少しは誇れる部分かなと思います」

    実際に予選Q1での角田裕毅とマックス・フェルスタッペンの差はわずか0.163秒。これは今季ここまでで最も小さいギャップだった。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    そして迎えた決勝では、さらに厳しい展開が角田裕毅を待ち受けていた。レース中にフロントウイングの一部が脱落するトラブルに見舞われ、思うような戦略も取れず、最終的に17位でフィニッシュすることとなった。

    「この週末はチームにとって本当に厳しいものでした。今日もポイント圏に入るのは難しいと分かっていたし、フロントウイングにダメージを負ってしまってからは実質的にレースは終わったようなものでした」

    「ガーニーフラップが途中で外れてしまって、それがペースにもグリップにも大きな悪影響を及ぼしました。そのせいでポジティブな戦略を取るチャンスも失ってしまったんです」

    それでも、今季ここまでの進歩には一定の手応えを感じているという。

    「今シーズンを振り返れば、ポジティブなことも感じています。特にスパで新しいフロアが投入されてからは進歩がありました。マックス・フェルスタッペンとの差も縮まり続けていて、紙の上では僕たちは彼のペースから0.1秒差のところまで来ています。彼にそこまで近づけているドライバーは多くないと思うので、それは誇れることです」

    「明日はそのままファクトリーに行ってシミュレーターに入ります。どこで間違えたのかを分析して、夏休みの間にしっかり作業を進めていかないといけません。最後の数戦のような形で後半戦をスタートしたくはないですから」

    「悔しい週末でしたが、ポジティブに捉えて、もっと強くなって戻ってきたいです」

  • マクラーレン ザク・ブラウン 「F1はクリスチャン・ホーナー抜きのほうが健全」

    マクラーレン ザク・ブラウン 「F1はクリスチャン・ホーナー抜きのほうが健全」

    マクラーレンのCEOザク・ブラウンは、元レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーがチームを去ったことで「F1はより良い状態になった」と語った。

    ホーナーとは長年にわたって対立し、公の場で何度もやり合ってきたブラウンだが、その突然の解任以降、F1はより健全な状況にあると考えているという。

    ブラウンはレッドブルの新チーム代表に就任したローラン・メキースを歓迎し、昇格後にプライベートで会談したことも明かした。

    「ローランがあの役職に就いたことは嬉しい。僕はローランが好きだし、それは健全なことだと思う。これでまた、オン・トラックでの競争に集中できるかもしれない」とブラウンは英紙『The Telegraph』に語った。

    「F1に政治的な側面があるのは当然だけど、ローランとなら、より健全な形になると思う。僕はローランのファンだし、長い付き合いがある。彼とレースをするのは楽しいだろうね」

    ホーナーとのライバル関係「行き過ぎだった」
    またブラウンは、ホーナーとの確執が「行き過ぎていた」と振り返り、レッドブル前代表が一線を越えていたと非難した。

    「やり過ぎだったよ。F1に政治的な駆け引きがあるのは当然だけど──たとえばフレキシブル・ウイングをやめさせようとするとかね──でも、根拠のない中傷を始めたら、それはもう一線を越えてる」とブラウンは説明した。

    「今ピットレーンを見渡しても、政治的な戦いは続いているけど、その一線は越えていない。以前はそれが越えられていたんだ」

    今後、レッドブルとはより建設的で敬意ある関係を築けるとブラウンは見ている。

    「これからは良い方向に変わっていくと思う。たとえば、信頼感のレベルが高まることで、ある話題について我々が話し合うときに『これは機密として扱ってほしい』と伝えたら、それが即座に政治的な武器として使われるようなことはなくなる」

    「これからはもっと良い関係になっていくと思う。もう少し団結し、互いに信頼できるようになる。オン・トラックでは競い合いながらも、オフ・トラックではスポーツにとって良いことについて話し合えるようになるんだ」

    「そしてその会話が、政治的な目的でねじ曲げられたり、文脈を無視して使われることもなくなる」

    マクラーレン F1 レッドブル・レーシング

    フェラーリとの健全な競争を称賛
    ブラウンは、フェラーリとの戦い方が健全だったとも語り、フレデリック・バスールとの関係性を例に挙げた。

    「僕はフェラーリとの戦い方が好きだった。フレッド(バスール)はマイアミで我々が勝ったときに祝ってくれたんだ。あれがきっかけになった」

    「彼のことは昔から知っているし、本物のレーサーだよ。僕たちは互いに勝とうとしていたけど、それでもあの戦いは楽しかったし、F1にとっても良いことだったと思う」

    「ファン目線で言えば、悪役キャラみたいなドラマも確かに盛り上がるけど、オン・トラックで激しくやり合いながら、オフ・トラックでは冗談を飛ばしたり、フォトボム(写真に映り込んだり)したり、そういう雰囲気もすごく良い」

    「そういうレースの仕方のほうが楽しいし、『良い警官・悪い警官』みたいな関係性と同じくらい盛り上がるんじゃないかな」

  • レッドブルF1 「タイヤの扱いに苦戦」メキース代表がハンガリーGP総括

    レッドブルF1 「タイヤの扱いに苦戦」メキース代表がハンガリーGP総括

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、2025年F1第14戦ハンガリーGPの決勝レースを振り返り、チーム全体として非常に厳しい週末であったことを認めた。

    マックス・フェルスタッペンが9位、角田裕毅が17位に終わった。両ドライバーとも後方グリッドからのスタートとなり、ペース面でも苦戦を強いられた。

    ローラン・メキース代表は、週末を通じて厳しい展開が続いたことを認め、予選での後退が決勝の結果に大きく影響したと語った。

    「非常にタフな週末だった。金曜からマシンのバランスとタイヤの扱いに悩まされていて、予選でもその影響が大きく出た。マックスはQ2で敗退し、角田はPU交換でピットレーンスタート。我々の望むようなポジションから戦うことができなかった」

    「レースでは両ドライバーとも全力を尽くしてくれた。マックスはいくつかポジションを取り戻してくれたが、ポイント圏の前には追いつけなかった。角田は渋滞の中に巻き込まれ、フリーエアでの走行時間がほとんどなかった。戦略の自由度もなかった」

    「我々としては、ここまでの数戦で見せてきたような競争力を維持できなかったことが問題だ。夏休みの間にしっかりと分析し、マシンの理解を深めて、後半戦に向けた改善を進める必要がある。立て直す力はあると信じているし、次戦では違う姿を見せたい」

    レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンは、予選Q2敗退によって14番グリッドからのスタートとなり、決勝では順位をいくつか取り戻したものの、上位争いには加われなかった。

    「僕らとしてはベストを尽くしたけど、正直あまり楽しいレースではなかった。予選の結果がすべてを決めたと思う。Q2での敗退は厳しかったし、あの位置からスタートすると、できることは限られてくる」

    「スタート直後はいくつかポジションを取り戻せたけど、その後は前の集団とのギャップが大きすぎたし、クリーンエアで走れる時間も少なかった。タイヤのデグラデーションも想定より大きくて、プッシュしきれなかった」

    「今回は明らかに競争力が足りなかった。過去数戦でポテンシャルは見えていたから、なぜここでうまくいかなかったのか、しっかり理解する必要があると思う」

    一方、角田裕毅はパワーユニット交換によりピットレーンからスタート。スタート直後からトラフィックに巻き込まれ、苦しい展開となった。

    「今日はかなり難しいレースになりました。ピットスタートだったので、最初からトラフィックの中で走ることになって、なかなか自由に戦略を取ることができなかったです」

    「マシンのフィーリング自体は悪くなかったんですけど、前に出るにはペースが足りなかったと思います。前のクルマに引っかかってしまって、タイヤのグレイニングも早く来たし、プッシュしてもなかなか効果が出なかったですね」

    「スパの週末からアップグレードの効果は感じているので、そこはポジティブに捉えていますけど、やっぱり今日のようなレースは悔しいです。夏の間にしっかり振り返って、後半戦に向けていい準備をしていきたいと思います」

    レッドブルは、夏休み期間中に今回の課題を徹底的に分析し、後半戦での巻き返しを目指す構えだ。

  • フェルスタッペン レッドブルF1に悲観的「今季の勝利はもう期待していない」

    フェルスタッペン レッドブルF1に悲観的「今季の勝利はもう期待していない」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年シーズン中に再び優勝することは「もう期待していない」と語り、レッドブルの深刻なパフォーマンス低下に対して強い悲観を示した。さらに、決勝後にはタイトル争いの完全終戦も認めた。

    ハンガリーGP予選では8番手に沈み、アストンマーティン勢やザウバーの後塵を拝したフェルスタッペンは、オーストリアのServusTVにこう語った。

    「いや、今の状態じゃ絶対に無理だ。まったく期待していない」

    「今週末ずっとマシンの感触は悪かった。いろいろ試してみたけど、何も機能しなかった。それがとてつもなく大きな問題なんだ。怒ったってクルマが速くなるわけじゃないからね」

    また、日曜の決勝でリスクを冒すつもりもないと明言した。

    「意味がないよ。8番手スタートなんて、大していいポジションでもないし、マシンにダメージを負うリスクを冒すつもりもない」

    レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコも「状況を考えれば素晴らしい仕事だ」と評価しながらも問題の深刻さを認めた。

    「驚いたことに、新品タイヤよりも中古タイヤの方が速かった。それが何かおかしいという証拠だ」

    「楽観はしていない。でも、このサーキットはいつも何かが起きる場所だからね」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンはここ数週間、タイトル争いは終わったと語ってきたが、ハンガリーGPを終えたあと、さらなる踏み込みを見せた。

    日曜の決勝では9位に終わり、マクラーレン勢に大きく後れを取った。これでドライバーズランキングでは首位のオスカー・ピアストリに97ポイント差をつけられている。

    Viaplayのインタビューでは、ルイス・ハミルトンをコース外に押し出した件でスチュワードの調査対象となっていることについて問われたが、フェルスタッペンはこう答えた。

    「それがどうしたっていうの、チール。9位で終わろうがノーポイントだろうが、大した違いはないよ」

    夏休みを楽しみにしているかと聞かれると、「それは間違いないね」と即答した。

    そして現在の競争力について問われたとき、フェルスタッペンは率直にこう語った。

    「正直言って、何も言うことはないよ。何も言えない。それくらい酷かった。でも週末を通してずっとそんな感じだったから、驚きでもなんでもない」

    マルコもまた、レッドブルのタイトル争いが終わったことを正式に認めた。

    「(タイトルは)不可能だ」とマルコはServusTVに語った。「絶対に無理だ。間違いない」

    ハンガリーGPでの不振については次のように述べた。

    「タイヤが機能していなかった。ただ、これは今回だけの問題だと考えている。原因の仮説が正しければ、夏休み明けのレースでは再発しないだろう」

    ただし、フェルスタッペンはその見解に慎重な姿勢を示した。

    「それはちょっと楽観的すぎるね。もちろん僕たちにも原因についての仮説はあるけど、ここで詳しくは話せない。もしもう解決可能だったなら、すでに直していたはずだから」

    そして、今後については冷静に構えていると語った。

    「僕はいつもかなりニュートラルでいようとしてるんだ。楽観的にも悲観的にもなりすぎないようにね。2勝はできたけど、今年は難しい。マクラーレンが素晴らしい仕事をしている。それを認めなきゃいけない」

    「こういう状況になるのは驚きじゃない。4年間も好成績が続いていたんだから。成功は巡るものだよ」

    さらに2026年のレギュレーション大改訂を見据えて、多くのチームがすでに方向転換していると示唆した。

    「全チームにとって、焦点は2026年に向かっている。ただ、僕たちは今でも安定性を保つ必要があるし、たまには良い結果も出したい」

    マルコも同様の見解を示し、夏休みが良いタイミングで訪れたと語った。

    「そうだね。本当に必要な休みだよ」

    「レッドブルにはまだ埋めなきゃいけないポジションがいくつかある。ローラン・メキースがレースに集中できるように、そのほかの仕事を任せられる体制を整えたい」

  • 角田裕毅 7戦連続ノーポイントでレッドブルF1ドライバーのワースト更新中

    角田裕毅 7戦連続ノーポイントでレッドブルF1ドライバーのワースト更新中

    角田裕毅は、2025年F1第14戦ハンガリーGPを17位でフィニッシュ。これで7戦連続ノーポイントとなり、レッドブル・レーシングのドライバーとしては2009年のマーク・ウェバー以来となる不名誉な記録を更新し続けて夏休みに入ることになった。

    ピットレーンスタートからの追い上げを試みたが、レース中にフロントウイングを損傷し、さらに「ガーニーフラップが途中で脱落したことでグリップが大きく低下した」と語ったように、走行ペースを大きく失ったことで挽回の余地を失った。さらに、チームとの戦略連携も機能せず、苦しいレースとなった。

    「今日はチームにとって厳しいレースになりました」と角田裕毅はコメント。

    「レース前から、ポイント圏内に入るのは難しいってわかっていましたけど、フロントウイングにダメージを負ってからは、実質的にレースが終わってしまいました。途中でガーニーフラップが外れてしまって、それでかなりペースを失ってしまったし、グリップも落ちて、戦略で挽回することもできなくなりました」

    「でも、ここまでのシーズンを振り返るとポジティブに考えられる部分もあります。特にスパで導入された新しいフロア以降は前進できていると思うし、マックスとのギャップも徐々に縮まってきてます。見た目以上に紙の上では十分に近づけていて、コンマ1秒差に迫っているっていうのは、他の多くのドライバーにはなかなかできないことだと思います」

    「明日にはもうファクトリーに行って、シミュレーターに取り組む予定です。このレースで何がうまくいかなかったのかをしっかり分析して、夏休み中にやるべきことをやって、後半戦のスタートをしっかり切れるようにしたいと思ってます。悔しいですけど、前向きに頑張っていきます」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅は、序盤2戦をレーシングブルズから出走し、第3戦日本GPからその後の12戦をレッドブル・レーシングとして戦っている。バーレーンGP(第4戦)の9位、マイアミGP(第6戦)の10位、エミリア・ロマーニャGP(第7戦)の10位で合計7ポイントを獲得したものの、第8戦モナコGP以降は7戦連続ノーポイント。トップ10フィニッシュすら4戦連続で逃しており、これは2008年のデビッド・クルサード(ハンガリー~イタリア)以来の苦境だ。

    この結果、ドライバーズランキングでは2025年に出走した21名中18位に位置しており、後半戦での巻き返しが求められる。

    角田裕毅 2025年F1シーズン 決勝結果

    ■レーシングブルズ
    第1戦 オーストラリアGP:12位(+29.884秒) … 0ポイント
    第2戦 中国GP:16位(1周遅れ) … 0ポイント

    ■レッドブル・レーシング
    第3戦 日本GP:12位(+58.401秒) … 0ポイント
    第4戦 バーレーンGP:9位(+45.061秒) … 2ポイント
    第5戦 サウジアラビアGP:リタイア(接触によるダメージ) … 0ポイント
    第6戦 マイアミGP:10位(+1:14.434) … 4ポイント
    第7戦 エミリア・ロマーニャGP:10位(+26.446秒) … 1ポイント
    第8戦 モナコGP:17位(2周遅れ) … 0ポイント
    第9戦 スペインGP:13位(+28.822秒) … 0ポイント
    第10戦 カナダGP:12位(1周遅れ) … 0ポイント
    第11戦 オーストリアGP:16位(2周遅れ) … 0ポイント
    第12戦 イギリスGP:15位(1周遅れ) … 0ポイント
    第13戦 ベルギーGP:13位(+1:15.395) … 0ポイント
    第14戦 ハンガリーGP:17位(1周遅れ) … 0ポイント

  • 角田裕毅のパフォーマンス向上が「今の最優先」とレッドブルF1代表メキース

    角田裕毅のパフォーマンス向上が「今の最優先」とレッドブルF1代表メキース

    レッドブルの新チーム代表に就任したローラン・メキースは、2026年のドライバーラインアップよりも、現時点では角田裕毅のパフォーマンス向上を「最優先事項」として取り組んでいると語った。

    角田裕毅は今季序盤の第3戦からレッドブルに昇格したが、前任のリアム・ローソンと同様に結果に苦しんでいる。ここまでグランプリでのポイント獲得はわずか3回。最高位は開幕戦バーレーンGPでの9位にとどまっている。

    このため、チームの192ポイント中185ポイントをマックス・フェルスタッペンが稼ぎ出す形となっており、2台目のマシンの戦力不足が課題となっている。

    メキースはベルギーGPを前に、クリスチャン・ホーナーの後任としてチーム代表に就任。その中で、来季のドライバー候補について問われた際、こう語った。

    「我々が今集中しているのは、角田に必要なものを提供して、彼がパフォーマンスを発揮できるようにすることだ」

    「2台目のシートに関しても、まず優先すべきはそこだ。チームは数戦にわたって取り組んできたし、我々も一緒になって、さらなる一歩を踏み出す方法を探しているところだ」

    「スパでは非常にポジティブな兆しが見られた。今週末(ハンガリー)は少し難しい週末なので判断はしづらいが」

    「過去に見せてきたようなパフォーマンスを角田が再び発揮できない理由はどこにもない。今はそこに全力を注いでいるところだ」

    角田裕毅としては、シーズン後半で巻き返しを図る必要がある。仮に改善が見られなければ、2026年にはフランス人ルーキーのアイザック・ハジャーが起用される可能性もある。ハジャーは今季、印象的なデビューを果たしている。

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング「角田裕毅に必要なものを与えることが最優先」と語るメキース

    「フェルスタッペンに疑念はなかった」
    一方、フェルスタッペンはハンガリーGPの開幕を前に、2026年もレッドブルに残留することを正式に表明。長らく続いたメルセデス移籍の噂に終止符を打った。

    この件についてメキースは、こう語った。

    「チーム側としては、本当に疑念はなかったと思っている」

    「マックス自身が繰り返しそう言っていたし、我々は彼が何を求めているかも分かっている。つまり、速いクルマだ。彼がそれを公の場でより強く言ってくれたのは、皆にとっても良いことだと思っている」

    「我々にとっては、常に彼がチームの中核的存在であることに変わりはない」

  • レッドブルのタイトル争いは「不可能」 F1ハンガリーGP惨敗でマルコ断言

    レッドブルのタイトル争いは「不可能」 F1ハンガリーGP惨敗でマルコ断言

    レッドブルのシニアアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年シーズンの残りでタイトルを狙うのは「明らかに不可能だ」と述べ、マクラーレンが独走状態にある現状を認めた。

    ハンガリーGPでマックス・フェルスタッペンは9位フィニッシュ。ここ65戦でトップ6圏外でチェッカーを受けたのはわずか2回目となる。

    このレースではランド・ノリスが今季7度目のマクラーレン1-2フィニッシュを牽引し、ドライバーズランキングでもチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を9ポイントに縮めた。F1はこのあと夏休みに入る。

    一方、フェルスタッペンはノリスから72秒遅れて9位でフィニッシュ。レース前には「今季もう勝てないかもしれない」と語っていた。角田裕毅はピットレーンスタートから追い上げを試みたが、17位でレースを終えている。

    現在、マクラーレンは他チームの倍以上のコンストラクターズポイントを獲得しており、フェルスタッペンはドライバーズランキングで首位と97ポイント差をつけられている。この現状を踏まえ、今季のタイトルの可能性について問われたマルコは、『PlanetF1.com』などのメディアに対し次のように語った。

    「不可能だ。明らかにね」

    さらに、レッドブルのハンガロリンクでの全体的なパフォーマンスについても言及し、次のように述べた。

    「パフォーマンスは劣っていた。ただ、1ストップの方が良かったと思う。というのも、オーバーテイクが非常に難しかったからね」

    「おそらく6位か5位は可能だったかもしれない。でも面白いことに、2〜3周だけはフェルスタッペンがリーダーたちと同じようなタイム、1分19秒5あたりで走っていた。でも、何が悪かったのか、我々は分かっているつもりだ」

    レッドブル・レーシングマックス・フェルスタッペン、9位完走も「タイトルは不可能」とマルコが断言

    マルコは、レッドブルが抱えた問題はタイヤにあると明かしたが、それが特定のサーキットに起因するものではないという見方を示した。

    「最初のスティントではタイヤがすぐ終わってしまった。そして2回目のストップでは、我々はオーバーテイクできると思っていた。でも実際には2〜3周だけスピードが出て、そのあとはもうダメだった」

    また、フェルスタッペンはターン4でルイス・ハミルトンをオーバーテイクした際の動きについて、FIAから審議対象とされた。フェルスタッペンがイン側から仕掛けた際、ハミルトン(フェラーリ)はランオフエリアに飛び出したが、接触はなかった。

    この件に関してコメントを求められたマルコは、簡潔にこう答えている。

    「理解できないね」

    F1はここから4週間のサマーブレイクに入り、次戦は8月末のザントフォールト(オランダGP)で開催される。

  • マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP「何も起きてないのに調査は不要」

    マックス・フェルスタッペン F1ハンガリーGP「何も起きてないのに調査は不要」

    マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGP決勝中に起きたルイス・ハミルトンとのバトルに対し、レース後に調査が行われたことに疑問を呈した。

    フェルスタッペンは、29周目のターン4でハミルトンと接近戦を繰り広げ、イン側から仕掛けた際にハミルトンが回避行動を取り、ランオフエリアを通過して順位を失った。この場面について、レース後に審議対象となった。

    接触はなく、最終的に審査委員は「お咎めなし(No Further Action)」の裁定を下し、レッドブルのドライバーにペナルティは科されなかった。

    審議のためにスチュワードの元を訪れたフェルスタッペンは、裁定が出る前にメディアに対して次のように語った。

    「結局、何も起きてないんだ。僕らは接触すらしてない。だから、レース後に調査が入るのはちょっと理解しがたい」

    「僕らの見解は説明したよ。ルイスはそこにいなかったけど、僕らの側の話は伝えた。ルイスが本当に何かを感じてたなら、スチュワードルームに来てるはずだろ?」

    「僕らふたりとも、この週末はあまり良くなかったし、あの場面はちょっとしたことに過ぎない。

    もっと大事なのは、僕らのパフォーマンス自体に目を向けるべきってこと。良くなかったからね」

    フェルスタッペンは8番グリッドからスタートし、レース中にいくつかの印象的なオーバーテイクを見せたものの、最終的に9位フィニッシュで2ポイントを獲得するにとどまった。

    改めてハミルトンとのやり取りを振り返り、次のように付け加えた。

    「何もなかった。イン側から仕掛けただけだよ」

    「もちろんあそこは高速コーナーだけど、僕らにはダウンフォースがあるから、ある程度コントロールできる」

    「彼が僕がインにいるって気づいたのはたぶん遅かったんだと思う。それで少し外に逃げて、コース外に出た。それだけのこと。接触はしてない。何も起きてない」

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝17位と苦戦「中盤以降に損傷でペース失った」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝17位と苦戦「中盤以降に損傷でペース失った」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1第14戦ハンガリーGP決勝でマシンに損傷を負っていたことを明かし、それが自身のパフォーマンス低下に拍車をかけたと語った。新たなパワーユニットを投入したためピットレーンスタートとなった角田は、17位でレースを終えている。

    「正直なところ、自分ではどうにもできないところでレース中盤から終盤にかけてダメージを受けました。それでかなりペースを失いました」と角田裕毅はレース後にメディアに対して語った。

    「チームとしてもともと基礎的なペースにかなり苦しんでいたうえで、その上にダメージも重なってしまって…正直、それでレースはほぼ終わってしまった感じです」

    レッドブルは週末を通してハンガロリンクでグリップ不足に悩まされ、角田裕毅だけでなくマックス・フェルスタッペンも一貫して苦戦していた。

    夜間の解析によって何らかの原因特定に至ったかと問われると、角田裕毅は「もしそれが分かっていたら、たぶん今日はもっと良いペースで走れていたと思います」と答えた。

    「何かを変えるチャンスはありましたが、正直、現時点ではまだ問題が何なのかハッキリしていません」

    「だからこそ、明日はシミュレーターに行って、ファクトリーでもう少し原因を詳しく調べるつもりです。次のオランダ(ザントフォールト)は今回と似たようなダウンフォースレベルのはずなので、今回と同じような週末にはしたくないですから」

    角田裕毅 ハンガリーGP F1角田裕毅、車体損傷で決勝17位に沈む

    角田裕毅はさらに、グリップ不足についてこうも語った。

    「グリップに関しては、本来あるべきだけのグリップがない感じなんです。どのスティントでもずっと苦しんでいて、1周のペースもロングランでも同じです」

    サマーブレイク直前のこのレースを終え、角田裕毅はドライバーズランキング18位(10ポイント)にとどまっている。チームメイトのフェルスタッペンはレースを完走して3位に位置し、首位のオスカー・ピアストリとは97ポイント差の187ポイント。

    次戦オランダGPは、8月29〜31日にザントフォールトで開催される。