カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅からレッドブルF1シート奪還は「考えていない」とリアム・ローソン

    角田裕毅からレッドブルF1シート奪還は「考えていない」とリアム・ローソン

    リアム・ローソンは、2026年のレッドブル・レーシング復帰の可能性については意識しておらず、浮き沈みの激しい2025年シーズンを経て、一貫性を高めることに集中していると語った。

    ニュージーランド出身のローソンは、今年序盤にF1で最も注目度の高いシートのひとつであるレッドブルに昇格。前年末にセルジオ・ペレスが離脱した後、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして起用された。

    この昇格は、2023年と2024年にジュニアチームで代役を務めて好印象を残したローソンへの強い信頼の表れと見られていた。

    しかし、この昇格はわずか2戦で終了。序盤2レースで下位に沈んだ後、レッドブルは方針転換し、ローソンをレーシングブルズに戻し、代わって角田裕毅を昇格させた。

    レーシングブルズ復帰後、ローソンはオーストリアGPでのキャリア最高位6位を含む安定した走りで計20ポイントを獲得。これはルーキーのチームメイト、アイザック・ハジャーにわずか2ポイント差まで迫り、レッドブル昇格後わずか10ポイントの角田裕毅を大きく上回っている。

    それでも、元チームメイトの成績や将来を巡る憶測が高まる中で、ローソンは自身の来季シートに関する話題を避けた。

    「正直、将来については考えていない。今年は本当に忙しかったので、それどころじゃない」とローソンはPlanetF1.comに語った。

    「いいレースを重ねることに集中している。最近いくつかはできたけど、12戦で3回じゃ全然足りない。もっとこういうレースを増やしていきたい。そうすれば、おのずと見えてくるはずだ」

    ローソンは前戦F1ハンガリーGPで8位に入り、レッドブル陣営の中で最上位となった。フェルスタッペン(9位)を抑えてのフィニッシュでもあった。

    角田裕毅 レッドブル F1 リアム・ローソン

    また、レッドブルでの2戦は、フェルスタッペンの精密さとパフォーマンスを間近で見る貴重な機会だったとしつつも、期間の短さから得られたものは限られたと振り返った。

    「マックスがやっていることを細部まで見られる機会にとてもワクワクしていた」とローソンはRacingNews365.comに語った。

    「今はチーム間でも多くのデータが共有されていて、それはかなりシンプルなものだけど、ドライバーにとっては重要な情報なんだ。速度トレース、ブレーキポイント、スロットルの使い方、ギヤ選択といった基本的なデータで、コーナーへのアプローチを比較できる」

    「でもチーム間では得られない細かい部分を知りたかった。ただ、2週末だけじゃあまり多くを得るのは難しかった」

    ローソンはレッドブルでの2戦で、オーストラリアGPはリタイア、中国GPは12位に終わっている。一方でフェルスタッペンはそれぞれ2位と4位だった。

  • レッドブルF1代表メキース フェルスタッペンは「子供たちに夢を与えている」

    レッドブルF1代表メキース フェルスタッペンは「子供たちに夢を与えている」

    ローラン・メキースは、イギリスGP後にレッドブル・レーシングの新チーム代表兼CEOに就任して以来、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンと密接に仕事をしている。

    フランス人のメキースは、フェルスタッペンが与える影響力は依然として過小評価されていると語り、レッドブル・レーシング公式YouTubeチャンネルの番組『Behind The Charge』でその見解を明かした。

    「マックスがF1を含むシングルシーターのピラミッド全体に与えてきた、そして今も与えている影響を我々は過小評価していると思う。彼はクルマの中でも外でも、360度あらゆる面からF1を愛している。そしてそれが、多くの子どもたちにとって、昼も夜もレーシングカーを走らせることを夢見る根本的な理由なんだ」とメキースは語った。

    「マックスは彼らに、それをどうやって実現し、どうやって最高の存在になるかを示してくれている。彼がどれだけの“刷り込み”を与えたのか理解するには、おそらく何年も、もしかするともっと長い時間が必要になるだろう」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    以前、フェルスタッペンはクリスチャン・ホーナーの下で仕事をしていたが、レッドブル・レーシングはホーナーを解任し、その直後にメキースが後任として発表された。

    フェルスタッペンはメキースの影響について前向きに捉えており、GPblogなどに対して次のように語っている。

    「彼はとてもオープンマインドだ。僕たちの間のコミュニケーションはもっと良くなっていくだろうけど、これまでも本当にうまくいっている」

    メキースは現在、レッドブル・レーシングで難しい課題に直面している。この1年半でチームはライバルに対して後れを取り、マクラーレンが支配的な存在となり、コンストラクターズ選手権ではメルセデスとフェラーリもレッドブルの前に立ちはだかっている。フランス人のメキースには、チームを再び世界タイトル争いに引き戻すという使命が課せられている。

  • 角田裕毅 後半戦の巻き返しに手応え 「レッドブルF1の仕事量は驚異的」

    角田裕毅 後半戦の巻き返しに手応え 「レッドブルF1の仕事量は驚異的」

    角田裕毅は、イモラ以来7戦連続でポイントを逃している。それでも、レッドブル・レーシングのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンとの1周の差が縮まっているとし、後半戦での巻き返しに手応えを感じている。

    今季18位に沈む角田裕毅は、夏休み前のハンガリーGPで予選16番手、決勝17位と苦しい結果に終わった。レッドブル勢としては(リタイアを除けば)前代未聞の7戦連続無得点だが、その中にも前向きな要素を見出している。

    「もちろん、チームは週末を通して苦戦していました。たとえ1〜2番手との差が1コンマあったとしてもQ2には進めませんでした。表面的には良く見えませんが、その一方で、ここまでの自分のやっていることはポジティブだと思います」

    角田裕毅が言及するのは、Q1のラップタイム。フェルスタッペンとの差はわずか0.163秒だった。1週間前のスパや、その前のシルバーストンでは約0.5秒の差があっただけに、大きな前進だ。

    「ポジティブだし、進歩している証拠です。マックスとかなり近いパッケージを導入してから、紙の上で見ても差が縮まっているのは明らかで、特に1周のパフォーマンスでそう感じます」と角田裕毅はコメント。

    「予選では、この4年間でレッドブルの2人の間で最も僅差の一つだったと思いますし、チームも誇りに思ってくれていると思いますし、自分も誇りに思います。だから、この道を進み続けます」

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング

    一方で、決勝は終盤にマシンへダメージを負い、大きくペースを落としたという。

    「チームにとってベースのレースペース自体がすでに厳しい状況でしたし、加えてダメージを負ってしまったのは理想的ではありませんでした。それでレースは終わってしまいました」

    それでも後半戦は、レッドブルのマシン開発に期待を寄せる。

    「レッドブルがここまで投入してきたパッケージは本当に素晴らしいです。シーズン前半に成し遂げた仕事量は驚異的で、この勢いを後半戦も続けられることを願っています」

  • 角田裕毅 F1夏休み“シリーシーズン”で去就最大の焦点に

    角田裕毅 F1夏休み“シリーシーズン”で去就最大の焦点に

    F1は夏休みに入り、ドライバー移籍が活発化する“シリーシーズン”が本格化しようとしている。

    今季ここまで着実に存在感を高めてきた角田裕毅は、直近2連戦でマックス・フェルスタッペンとの差を縮め、チームメイトと同等の機材を与えられたことで結果を残しつつある。過去に共に働いた経験のあるローラン・メキース代表の下で走る今季は、キャリアの転機となる可能性が高い。

    その一方で、角田裕毅は今季末でレッドブルとの契約が満了する。現状では残留、レーシングブルズの昇格枠に他のドライバーが入る可能性、さらにはホンダの関係で2026年にアストンマーティンへ移籍しリザーブドライバーを務める可能性まで、去就は幅広い選択肢が取り沙汰されている。残り10戦でのパフォーマンスが、来季のシートを大きく左右することになりそうだ。

    大半のグリッドはすでに2026年までの契約が結ばれているが、現時点で来季の空席も残っている。

    メルセデスがドライバーラインアップを確定
    これはほぼ形式的な手続きとなる見込みで、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリが来季もメルセデスのドライバーラインアップとして残留する可能性が高い。

    マックス・フェルスタッペンはハンガリーGP前に、来季もレッドブルのドライバーとして残留することを確認し、トト・ヴォルフはジョージ・ラッセルが「間違いなく残留する」と保証した。

    ラッセルはメルセデスのマネジメント下にあり、以前から自身の将来はチームの判断次第だと述べていたため、ヴォルフの発言は、この市場の一角を閉じることが形式的なものになることを裏付けている。

    来季レッドブルでフェルスタッペンのチームメイトは誰に?
    おそらくトップチームの中で最大の疑問符だ。

    角田裕毅は、最近の2連戦でフェルスタッペンとのギャップを縮めており、チームメイトと同等の機材を受け取り、過去に共に仕事をした経験のあるローラン・メキース代表とタッグを組んでいる。

    角田裕毅は今季末でレッドブルとの契約が満了するが、2つ目のシートについての答えはすぐには出ないとみられる。

    アイザック・ハジャーはルーキーシーズンに複数回その実力を示しており、シーズン序盤にレーシングブルズへ降格したリアム・ローソンも、ここ数戦で再び調子を取り戻している。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは最近GPOneに対し「我々のドライバー評価は例年、夏休み後に行われる。現時点ではすべてがオープンだ。ポジティブな面とネガティブな面、両方のパフォーマンスを見ている」と語った。

    現状では、角田裕毅にはレッドブルで自身をアピールするための残り10戦がある。現状維持の可能性もあれば、レーシングブルズの2人のいずれかが昇格する可能性もあり、高く評価されているアービッド・リンドブラッドがワイルドカード的に昇格する可能性もあるが、これは可能性が低いとみられている。

    また、角田裕毅はホンダとの関係から、2026年にアストンマーティンへ移籍し、リザーブドライバーを務める可能性も指摘されている。

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング

    レーシングブルズの来季ラインアップは?
    若手のリンドブラッドは来季F1昇格候補とされており、レッドブルが通常通りの昇格プロセスを踏むなら、その初舞台はレーシングブルズになるのが論理的だ。

    彼は18歳の誕生日を迎える前にF1マシンを走らせることを可能にするFIAスーパーライセンスの特例を取得しており、2025年のF2選手権ではここまで2勝を挙げランキング7位につけている。

    リンドブラッドをF1に昇格させる場合、現行のラインアップのいずれかと別れる必要がある。2026年のレーシングブルズのラインアップについてはまだ決定されておらず、ハジャーとローソンは自身のF1残留をかけて結果を出す必要がある。

    決定は年内に下される予定で、F2シーズンは残り4戦、現行ラインアップにもF1でのアピールの機会が残されている。

    2026年のアルピーヌのドライバーは?
    ピエール・ガスリーはすでに2026年までアルピーヌと契約を結んでいるが、フランコ・コラピントは2025年シーズン残りもチームに残る見込みであるものの、2026年のシートについてはまだ決定していない。

    コラピントはこれまで8戦に出場して未だノーポイントであり、ウィリアムズから移籍後、経験を積みながらガスリーとの差を縮めようとしている。

    バルテリ・ボッタスは2026年にF1復帰する可能性があり、その候補はアルピーヌか新規参戦のキャデラックF1とされている。ボッタスはメルセデスのリザーブドライバーとして活動しつつ、ここ数週間で自身とヴォルフの双方がアルピーヌとの会談を示唆している。

    アルピーヌのリザーブドライバーであるポール・アロンも、7月に「来季F1グリッドに加わるのがシンプルな目標だ」とPlanetF1.comに語っており、F1昇格を狙っている。

    また、セルジオ・ペレスがガスリーのチームメイト候補として名前が挙がっており、F2選手権の首位を走るレオナルド・フォルナローリもF1デビューについて話し合っているとされる。

    そして最後に…キャデラックの2つの新シートは誰に?
    グレアム・ロードン代表は、現役外ドライバーや新規参戦を目指すドライバーから「かなり長いリスト」が接触してきたと複数回語っている。

    アメリカのチームは、ボッタス、周冠宇、ミック・シューマッハ、ペレス、アメリカ人F2ドライバーのジャック・クロフォードらと話し合いを持ったとされ、さらにマクラーレン・ジュニアのアレックス・ダンもF2ルーキーシーズンで好調を維持しつつ、F1昇格の道を探っている。

    キャデラックのシート争いは激しく、ロードンとチームはラインアップ決定にあたり多くの要素を考慮する見込みだ。経験と若手の組み合わせにするのか、初年度を経験豊富な2人で固めるのか、あるいは2人の新人に賭けるのか、その判断はこれから下される。

  • F1:フェルスタッペン 元スポンサーがマネーロンダリングと贈収賄で禁錮刑

    F1:フェルスタッペン 元スポンサーがマネーロンダリングと贈収賄で禁錮刑

    元オランダ大手スーパーマーケット「ジャンボ」のCEOで、マックス・フェルスタッペンの元個人スポンサーでもあったフリッツ・ファン・エールが、マネーロンダリング、贈収賄、文書偽造の罪で禁錮2年の判決を受けた。

    木曜日に下されたフローニンゲン地裁の判決は、52歳の実業家にとって劇的な転落を意味するもので、ファン・エールは控訴する見通しだ。

    ファン・エールの不祥事は2022年、ジャンボ(オランダ国内を中心に、ベルギーにも数店舗を展開)がマネーロンダリングの疑惑に揺れたことから始まった。

    裁判所は、ファン・エールが企業経営者としての立場を乱用し、架空請求書やスポンサーシップを隠れ蓑として私腹を肥やしていたと認定。違法な物品やサービスを受け取り、ジャンボのスポンサー予算を利用して自身の事業(モトクロスチームなど)に資金を流用していたと結論づけた。共犯者のテオ・Eも有罪となり、懲役3年半の判決を受けた。

    モータースポーツとの関わりと失墜
    ファン・エールは経営者としてだけでなく、国際モータースポーツ界でも広く知られていた。フォーミュラ・フォードでの活動から、FIA世界耐久選手権(WEC)やル・マン24時間レース5度の出場まで幅広い経歴を持つ。

    「レーシングチーム・ネーデルラント」のドライバーとして2021年のル・マン24時間レース(プロアマクラス)で表彰台を獲得。

    また、キャリア初期のフェルスタッペンを支えた主要スポンサーであり、ジャンボのロゴはレッドブル所属時代のフェルスタッペンのヘルメットにも複数シーズンにわたり掲出された。しかし、2023年末にCEOがトン・ファン・フェーンへ交代すると、年間2,000万ユーロ規模のスポンサー予算は打ち切られた。

    マックス・フェルスタッペン

    現金、汚職、そして失墜した名声
    2022年、オランダ当局はファン・エールの自宅とジャンボ本社を家宅捜索し、それぞれ17万6,000ユーロと44万8,000ユーロの不明な現金を押収。直後に逮捕され、検察は架空請求書の作成、賄賂の受領、さらには麻薬関連犯罪者との関係維持などを訴追した。

    この影響でレーシングチーム・ネーデルラントは活動を終了し、資産はチームWRTに売却。ファン・エールはCEOを辞任し、世間の厳しい視線を浴びることとなった。

    判決後もファン・エールは強気の姿勢を崩さず、
    「私の仕事人生はまだ終わっていない。終わったと言う人もいるが、実際は逆だ。もしかしたら人生のリセットかもしれない。私はこれからも、そしてこれまでも起業家だ」と語った。

    それでも、この有罪判決は、かつてビジネスとスポーツの両面で称賛された人物のキャリアに、取り返しのつかない汚点を残すことになった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での苦境にガスリー意味深「言えないこともある」

    角田裕毅 レッドブルF1での苦境にガスリー意味深「言えないこともある」

    ピエール・ガスリーは、角田裕毅がレッドブルで過ごしている苦しい日々をどのように支えているのかを明かしつつ、意味深なコメントも残した。

    アルピーヌのドライバーであるガスリーは、2019年にレッドブルで半シーズンを戦った後、トロロッソに降格となった経歴を持つ。彼はかつてアルファタウリでチームメイトだった角田裕毅の窮状に共感を示したが、自身が在籍していた当時の詳細については言及を避けた。

    角田裕毅は、シーズン序盤2戦を終えてリアム・ローソンに代わってレッドブルの2つ目のシートに就いて以来、厳しい12戦を過ごしてきた。この間に獲得したポイントはわずか7点で、直近7戦は無得点が続いている。

    最近のハンガリーGPではわずかな改善の兆しも見えたものの、チームとしては今季最悪のパフォーマンスとなった一戦でもあった。角田裕毅はローソンを除くこれまでの前任者たちの後をたどっており、その傾向はより顕著だ。

    ガスリーは、レッドブルのファエンツァ拠点の姉妹チーム(現レーシングブルズ)で角田裕毅と2年間を共に過ごし、親しい関係を築いた。彼は角田裕毅の置かれている立場について「簡単なことではない」と認めた。

    6度のコンストラクターズタイトルを獲得しているレッドブルで、マックス・フェルスタッペンのチームメイトだった自身の経験を、角田裕毅が現在直面しているであろう状況の参考として語ることはできないとしつつも、舞台裏には「言えないことがいくつかある」と明かした。

    「難しいのは、自分のいた当時のことを多く語れないということだ。なぜなら、自分はドライバーであり、チームのために働いているわけで、プロとして特定の状況についてのすべての情報を共有することはできないからだ」とガスリーは語った。

    「裕毅と話していると、言えないことがいくつかあるのが分かるし、それは簡単なことじゃない。この状況にいるのは簡単じゃないんだ。チームのために最善を尽くそうとするけど、与えられたものでうまくいく時もあれば、さまざまな理由で思うようにいかない状況もある」

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング

    角田裕毅のキャリアでこの困難な時期をどう支えているのかという問いに対して、ガスリーはレッドブルのドライバーである角田裕毅に友人として寄り添っているとしつつ、最終的にはドライバーとチームの間で状況を改善する必要があると強調した。

    「経験から分かっていることとしては、ただ友人として話をして、役に立つかもしれないことをアドバイスするようにしている」と彼は述べた。

    「そして最終的には、彼とチームが協力してうまくいくようにし、うまくいくために必要なことをやるかどうかだと思う」

  • レッドブルF1には「リンドブラッドをF1昇格せざるを得ない事情」とモントーヤ

    レッドブルF1には「リンドブラッドをF1昇格せざるを得ない事情」とモントーヤ

    アービッド・リンドブラッドは、現在のF2グリッドからF1へのステップアップが期待される最も有望な逸材の1人であり、2026年にF1レースシートを獲得する可能性があると報じられている。そんな中、ファン・パブロ・モントーヤがこの昇格について自身の見解を語った。

    この若きイギリス人ドライバーは7月のF1イギリスGPで、レース週末に初めてF1マシンを走らせた。リンドブラッドは多くの関係者を驚かせ、ランド・ノリスも「将来きっとF1で彼と戦うことになるだろう」と語った。

    リンドブラッドは、F1 Oversteerに対してアレックス・ジャックも「この18歳がいつかF1という最高峰に出場しなかったら驚く」と述べるなど、注目を集めている。

    彼は2021年からレッドブル・ジュニアチームに所属し、シングルシーターでのスキルを磨き、複数の下位カテゴリーでタイトルを獲得してきた。

    モントーヤ「リンドブラッドはまだF1に準備ができていない」
    元F1ドライバーのモントーヤは、ASコロンビアの取材で、リンドブラッドが来季F1に起用される可能性について語り、個人的には準備不足だとしながらも、「やらざるを得ない事情」がある場合は理解できると述べた。

    モントーヤはこう語った。
    「リンドブラッドは、個人的にはまだ準備ができていないと思う。しかしレーシングブルズが来年リンドブラッドを欲しいなら、誰を外す? 角田かローソンか?」

    「彼らは角田を外さなければならないだろう。ハジャーをレッドブルに入れて、リンドブラッドをレーシングブルズに入れる。そして特に、もしレッドブルが来年うまくいかず、人事異動があれば、リンドブラッドがF1に入るチャンスは難しくなる」

    この若きイギリス人ドライバーは、現在F2ドライバーズ選手権で7位につけており、唯一のフィーチャーレース勝利は第6戦バルセロナで挙げている。

    ファン・パブロ・モントーヤ

    若手をF1に早期投入するリスク ─ アントネッリの事例
    モントーヤが示唆するシナリオは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが直面している状況と非常に似ている。レッドブルがリンドブラッドをF2での1年目の後にF1レースシートへ昇格させた場合、同様のことが起こり得る。

    この18歳は最近、不振続きでプレッシャーが増している。マーティン・ブランドルは、もしアントネッリがメルセデスではなくレッドブルにいたら「恐怖の中で暮らしていただろう」と述べており、これはリンドブラッドとオーストリアのチームにとっても警告と受け取れる。

    マルコ「レーシングブルズで若手を走らせることが圧力を和らげる」
    ブランドルの発言に対し、ヘルムート・マルコは、アントネッリがプレッシャーにさらされているのは、メルセデスのワークスチームという環境にいきなり投入されたからだと反論した。

    マルコは、レッドブルにはレーシングブルズで若手をスタートさせられる環境があるため、それがプレッシャーを軽減すると述べた。

  • ジャック・ヴィルヌーヴ 「フェルスタッペンがレッドブルをF1王者にした」

    ジャック・ヴィルヌーヴ 「フェルスタッペンがレッドブルをF1王者にした」

    ジャック・ヴィルヌーヴは、マックス・フェルスタッペンを自身とレッドブルの成功を生み出した“キングメーカー”と称し、「彼がそのチームをチャンピオンにした」と語った。

    1997年F1ワールドチャンピオンであるカナダ人のヴィルヌーヴは、27歳のフェルスタッペンをミルトンキーンズ拠点のチームが近年支配力を発揮した“鍵”と位置づけ、RacingNews365の独占インタビューでそう強調した。

    レッドブルはすでにその座から転落しているが、2022年と2023年にコンストラクターズ選手権を連覇。フェルスタッペンも2021年から2024年にかけて4度のドライバーズタイトルを獲得している。2023年には史上最多の21勝(うち19勝がフェルスタッペン)を挙げ、1988年のマクラーレンMP4/4が持っていた数々の記録を塗り替えた。

    その年、フェルスタッペンとレッドブルはドライバーズ選手権で575ポイント、コンストラクターズ選手権で860ポイントという史上最多得点を記録。特にフェルスタッペンは個人ポイントだけで、セルジオ・ペレスとルイス・ハミルトン(当時2位と3位)の合計を上回っており、1人でもコンストラクターズタイトルを獲れた計算になる。

    それでもヴィルヌーヴは、圧倒的な強さを誇ったRB19ではなく、フェルスタッペンこそが決定的な存在だったと断言する。

    「彼はチームを引っ張った。彼がそのチームをチャンピオンにした」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1 ジャック・ヴィルヌーヴ

    F1は近年、ドライバーの影響力が小さい時代に入ったと考える人もいるが、この見方をヴィルヌーヴは一蹴した。

    「ドライバーはとても重要だ。フェルスタッペンを見ればわかる」

    また、フェルスタッペンとともに成功を築いた重要人物として、チーフテクニカルオフィサーを務めたエイドリアン・ニューウェイの存在も指摘。

    「彼とエイドリアン・ニューウェイの2人が鍵だったが、その中でも彼(フェルスタッペン)が最も重要な要素だった」

    レッドブルの衰退は2024年シーズン初頭から始まり、チーム代表クリスチャン・ホーナーを巡る騒動が発端となった。ホーナーは解任され、2025年イギリスGP後にはローラン・メキースが後任に就任している。

    ヴィルヌーヴはホーナーについても「チームをどう運営するか、そのやり方は素晴らしかった。グループ全体が理解していた」と称賛しつつ、「その後、少しおかしくなってしまったが、彼(フェルスタッペン)は極めて重要で、まさにキーエレメントだった」と強調した。

  • レッドブルF1代表メキース 「RB21のウインドウの狭さが最悪の形で出た」

    レッドブルF1代表メキース 「RB21のウインドウの狭さが最悪の形で出た」

    レッドブル・レーシングは以前からRB21が極めて狭いセットアップウインドウ内でしか機能しないと認めてきたが、今回のハンガリーはその最悪の例だったとチーム代表ローラン・メキースは述べた。

    ブダペストでは、マックス・フェルスタッペンが9位に沈む一方、レーシングブルズのリアム・ローソンは曲がりくねったハンガロリンクでマシンの安定性を生かし、8位入賞を果たした。

    この対照的な結果から、レッドブルがレーシングブルズのVCARB 02の要素を取り入れる可能性が憶測されたが、メキースはそれを否定した。

    メキースによれば、レッドブルのハンガリーでの苦戦は最初のセッションから明らかだったという。

    ハンガリーで露呈したRB21の弱点
    「FP1の最初のラップからそうだった。我々は互いに顔を見合わせて、どうなっているんだ?と言った」と彼は振り返った。

    「低速でも中速でも、我々はとにかくすごく遅かった。それは、バランスの問題とは言えないようなものだった」

    「マシンを正しいウインドウに入れることができず、タイヤを作動させられなかった。FP1では時々そういうことはあるが、ここまでの規模ではなかった」

    レッドブル・レーシング F1 ローラン・メキース

    試行錯誤も実らず
    チームはマックス・フェルスタッペンと角田裕毅の両方のマシンで複数のセットアップ変更を試みたが、何も効果がなかった。

    「良かったのは、両方のマシンで異なることを試そうと、みんなが本当に取り組んだことだ」とメキースは語った。「だが何の違いも出なかった。タイヤを作動させられなかった」

    「ロングラン、ショートラン、時には運や実力で正しいウインドウに入ることもあるが、それは最後まで起きなかった。予選でも同じだった」

    「もちろん、自分たちのベストサンプルを見れば、それは良かったと言えることもある。しかし真実は、平均してみれば最後まで改善しなかったということだ」

    極端に狭いウインドウ、そして最悪の形
    「今年はウインドウが狭い、時には非常に狭いと話してきたが、今回はそれ以上だった」とメキースは言う。「今回は本当にマシンを走らせられなかった」

    フェルスタッペンでさえ、基本的に協調しないマシンからパフォーマンスを引き出すことはほとんどできなかった。

    「彼はマシンが機能しているときと、そうでないときを知っている。それは大きなアドバンテージだ」とメキースはフェルスタッペンについて述べた。

    「そして今回のようにバランスの問題ではなく、ここで得られるべきグリップレベルを見つけるのに苦労しているという状況では、彼は間違いなく大きな助けになった」

    レッドブル・レーシング RB21

    レーシングブルズからの助けはなし
    一方で、姉妹チームであるレーシングブルズからの助けは期待できないとメキースは明言した。リアム・ローソンがサテライントチームで印象的な8位フィニッシュを果たしたが、レッドブルRB21とレーシングブルズVCARB 02は即座に技術的な共有ができるほど似てはいない。

    「質問としては正しいと思うが、マシンの成り立ちがある。マシンがどこから来ているかはあまりにも違いすぎて、一方のマシンからもう一方に何かを移すことはできない。これが今のF1だ」

    「10の独立したチームがそれぞれ、マシンをどう開発するか、途中でどんな困難に直面したか、それによってどんな開発経路をたどったかという、自分たちのアイデアを持っている。そして、他のマシンから持ってこられるようなものは何もない。それは本当に初期の段階からの開発のされ方にかかっている」

    解決策は内部にしかない
    かつての支配的な地位から転落しつつあるチームは、容易な解決策も姉妹チームとの相乗効果もない、開発の行き止まりに直面している。RB21は独自のマシンであり、現状ではフェルスタッペンの卓越した才能でも常に乗りこなすことはできない。

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表が悔恨「競争力あるマシンを与えられなかった」

    角田裕毅 レッドブルF1代表が悔恨「競争力あるマシンを与えられなかった」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表ローラン・メキースは、F1ハンガリーGPで角田裕毅に十分なパッケージを用意できなかった責任はチーム側にあると語った。

    夏休み前最後のレースは角田裕毅にとって再び厳しい結果となり、ここ8戦で4度目となるQ1敗退を喫した。さらにミルトンキーンズを拠点とするチームは、新たなパワーユニットを投入するため、レギュレーション上の持ち込み枠外から交換を行い、角田裕毅をピットレーンスタートとした。

    この決断により、シーズン後半のエンジン面での安心感は得られたものの、ポイント獲得の望みは事実上断たれた。これで角田裕毅の連続ノーポイントは7戦に伸び、レッドブルのドライバーとしては望ましくない新記録となった。

    マックス・フェルスタッペンもこの週末は苦戦し、9位でフィニッシュするのが精一杯だったが、メキースは角田裕毅のパフォーマンスを高く評価した。

    メキースは、予選で角田裕毅がフェルスタッペンに非常に接近していたことを強調し、それが角田裕毅にとってこれまでで最も僅差だったと指摘した。

    「こういう週末はフラストレーションが溜まりやすい。特にマックスと裕毅にとっては、我々が競争力のあるマシンを用意できなかったからだ」とメキースはハンガリーで、RacingNews365を含む一部メディアに語った。

    「さらにそのうえで、シーズン後半のために新しいPUを載せるため裕毅をピットレーンスタートにした。当然、フラストレーションは高くなる」

    「現実として、裕毅はおそらくキャリアで初めて、Q1の1回目のアタックでマックスから0.2秒差、2回目のアタックでは0.15秒差という位置につけた。しかもマックスは決してトラック上で楽をしていたわけではなかった」

    「だから、これは非常に強い、もしかするとこれまでで最高のサンプルかもしれない。そしてスパでの進歩もあった後だけに、彼とエンジニアリングチームが非常に良い仕事をしている証拠だと思う」

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング