カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1シンガポールGPで評価急落「チームメイト2位の中で周回遅れ」

    角田裕毅 F1シンガポールGPで評価急落「チームメイト2位の中で周回遅れ」

    F1シンガポールGPでの苦戦を経て、角田裕毅のレッドブルでの将来が再び注目を集めている。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得する一方で、角田裕毅は周回遅れとなり、BBCの解説者サム・バードから厳しい評価を受けた。

    初日のプラクティスで上位圏に入り手応えをつかんでいた角田裕毅だが、予選で15番手でQ2敗退を喫し、決勝でもスタート直後に後退。レース中盤以降は力強い走りを見せたものの、12位でフィニッシュした。

    レース中、フェルスタッペンが角田裕毅を周回遅れにした瞬間は、レッドブルにとって彼を起用し続ける正当性が揺らぐ決定的なシーンとなった。残念ながら、レッドブルの角田裕毅にとって、今回の週末も忘れたいものとなり、F1キャリアの終焉を告げる可能性すらある。

    レース中継で解説を務めたバードは「チームメイトが2位で走っている中で周回遅れになるのは、角田裕毅とレッドブルのガレージのあの側の仕事としてはまったく不十分だ」と指摘。世界王者フェルスタッペンの隣で戦うべき立場にありながら、そのパフォーマンス差は明確だとした。

    角田裕毅は昇格後も苦戦が続いており、ここ16戦でトップ10スタートを果たしたのはわずか6回。決勝でのベストリザルトはバクーでの6位にとどまる。一方でチームメイトのフェルスタッペンは既に4勝を挙げ、ドライバーズランキング2位を維持している。

    チーム内外では、来季のフェルスタッペンの相棒としてアイザック・ハジャーが最有力と見られており、角田裕毅、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドの3名は2026年にレーシングブルズでのシートを争う構図だと報じられている。

    関係者によれば、レッドブルは将来に焦点を移しており、100戦以上の経験を重ねた角田裕毅がこれ以上の成長を遂げる見込みは低いと判断しているという。
    角田裕毅にとってシンガポールは、キャリアの転機となり得る週末だった。

    レース後、チーム代表のローラン・メキースは「今日の1周目はショッキングだった」と述べつつも、「その後は非常に良いレースをした」と一定の評価を与えた。しかし、週末を通して結果を残せなかった事実は、チーム内での立場を一層厳しくしている。

    角田裕毅自身も「行くスペースがまったくなかった。1周目で多くのポジションを失ってしまいました」と振り返り、「正直、今回がレッドブルでのキャリアの中で一番いいペースだったと思います」と無念の思いを口にした。

    だが、現在のレッドブルは将来を見据えた若手起用の流れを強めており、来季に向けたドライバー再編の波が角田裕毅に迫っている。

  • レッドブルF1 2025年マシンRB21の開発は「代償を払ってでも必要」

    レッドブルF1 2025年マシンRB21の開発は「代償を払ってでも必要」

    レッドブル・レーシング代表のローラン・メキースは、2025年マシンRB21の開発を継続する判断について「代償があっても必要」と強調した。2026年の大規模レギュレーション変更を控えながらも、チームは短期的なパフォーマンス向上と並行して、技術基盤の再構築に力を注いでいる。

    モンツァでの新型フロア、シンガポールでのフロントウイング改良など、レッドブルは終盤戦でもアップデートを続けている。

    メキースは「現行マシンで開発手法の信頼性を確立することが最優先」と説明し、風洞やシミュレーターとの整合性を確認する過程こそが、2026年への最大の投資であると位置づけた。

    グリッドの大半が開発を止めた中、レッドブルはRB21に注目すべきアップグレードを投入し続けている。マックス・フェルスタッペンはモンツァで導入された新型フロアについて「確かに助けになった」と述べたが、直近の好調は「チーム全体の実行精度が上がった結果」だと強調した。

    ただし、こうした短期的な成果は長期的には代償を伴う。チーフエンジニアのポール・モナハンは、レッドブルが「モンツァ仕様のフロアを何とかねじ込むだけの開発余力を見つけた」と説明。続くシンガポールでは新フロントウイングも投入したが、それでも「2026年の開発を大きく損なわずに済んでいる」と述べている。

    新パーツがレッドブル復調の主因ではないにせよ、確かに後押しにはなっている。そして今、チームは2025年の戦闘力を追いながら、翌年の新規則時代に向けた土台づくりを両立しなければならない。

    シンガポールGP後、メキースはRB21の開発延長が2026年計画に影響を及ぼす可能性を認めた。特にコストキャップと空力開発時間の制約(スライディングスケール)を考慮すれば、リソース配分は極めて繊細だ。それでも彼は、次のように語っている。

    「レッドブル・レーシングの視点から見れば、他チームを考慮しなくても、それが正しかったと思う。プロジェクトにさらなるパフォーマンスがあるかどうかを理解することが非常に重要だ」

    「なぜなら、我々は来年のプロジェクトを、規則がまったく異なるとはいえ、同じツールと同じ方法論で評価し構築していくからだ」

    メキースにとって、その第一歩は現在のツールと手法を完全に信頼できるものにすることだ。その最良の方法は、現行マシンでそれを検証することにある。

    「今年のマシンで我々のデータ解析の方法が正しいか、開発手法が正しいかを検証することが非常に重要だ。それでこのレベルのパフォーマンスを生み出せるなら、冬の間に来年のクルマを設計する際の大きな自信につながる」

    彼によれば、これはレッドブル内部で慎重に下された戦略的な判断だという。

    「もちろん、それは間違いなく2026年プロジェクトへの代償を伴う」とメキースは認める。「だが我々としては、それが正しいトレードオフだと感じている。他チームが何をしているかは判断しない」

    レッドブル・レーシング ローラン・メキース レッドブル・RB21

    一方、マクラーレン代表のアンドレア・ステラは、レッドブルとメルセデスがRB21やW16の開発を続けていることが、両チームの優位性を縮める一因になっていると指摘する。

    「傾向としてそうなっていると思う」とステラは語った。「我々はかなり前からマシン開発を止め、完全に2026年に集中している。モンツァでは小さなパーツを少しだけ投入したが、それ以外はずっと2026年にフォーカスしてきた。一方で、レッドブルをはじめいくつかのチームはトラック上で新しいアップグレードを持ち込んでいる」

    マクラーレンとレッドブル、それぞれのアプローチには合理性がある。マクラーレンはコンストラクターズタイトルを早期に確実なものとし(賞金やボーナスという観点で最も価値あるタイトル)、その余裕を背景に早期から2026年の大改革へリソースを移すのは理にかなっている。すでにシミュレーションと実走の相関性も確立済みだ。

    対照的に、メキースが指揮を執った当初のレッドブルは異なる状況にあった。約18か月もの間、前代表クリスチャン・ホーナーが「違う時計を見ていた」と表現したように、風洞とシミュレーターの結果が実走データと食い違っていたのだ。

    そのため、メキースとチームにとって最優先課題はまずその不一致を解消することだった。これを理解しないまま2026年を迎えれば、仮想開発への依存度がさらに高まる次世代F1において重大なリスクとなる。

    現在のRB21は、その整合性を確認するためのベンチマークであり、開発を続けることこそが将来への保険だ。確かに2026年プロジェクトに割けるリソースは減るが、未知の規則時代に「目隠し状態」で臨むよりははるかに安全である。

  • 角田裕毅の発言に元F1ドライバーが辛辣「自分は十分じゃないと認めるべき」

    角田裕毅の発言に元F1ドライバーが辛辣「自分は十分じゃないと認めるべき」

    角田裕毅はF1シンガポールGPでは再びノーポイントに終わった。レッドブル・レーシング加入後も浮き沈みが続き、本人も「人生で最悪のスタートだった」と振り返っている。

    しかし、その自己分析に対し、元F1ドライバーのギード・ヴァン・デル・ガルデが「彼は完全に迷子だ」「自分は十分じゃないと認めるべきだ」と辛辣に批評。角田裕毅の発言が再び議論を呼んでいる。

    バクーでの6位という短い歓喜の後、シンガポールで再びノーポイントに終わった角田裕毅に対し、「もはや十分ではないことを認める時が来た」との声が上がっている。

    レッドブルに加入し、日本GPでリアム・ローソンに代わって以降、14戦にわたって中団争いに苦しんできた角田裕毅だったが、アゼルバイジャンGPで突破口を見出したように見えた。

    角田裕毅のF1での日々は終わりに近づいているのか?
    予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得する中、角田裕毅は6番手に入り、レッドブル・レーシングのドライバーとして自己最高位を記録した。

    チーム代表のローラン・メキースは称賛を惜しまなかった。

    「今年の彼にとってベストレースだったと思う。予選でも強かったし、レースでも非常に強かった。彼は実力でその位置にいたし、ランド(・ノリス)も後ろにいてあまりプレッシャーをかけなかった。だからこれは結果だけでなく、レースペースとしても彼にとって最高のものだった」と語った。

    メキースはまた、アイザック・ハジャーが来季彼に代わって昇格するとの噂が流れる中で、角田裕毅の将来に良い兆しがあることをほのめかした。角田裕毅はグリッドに残るため、レーシングブルズでの継続、またはホンダが支援するアストンマーティンでのリザーブ就任を争う立場にあると見られている。

    「我々が最も求めていたのは、ああいうクリーンなサンプルを得ることだった。それが最も重要だった。そして彼はちゃんとそれを理解していた。いいことだ」とメキースは語った。

    しかしその2週間後、再び「限界と苦戦」という言葉が聞こえてきた。しかも今度は角田裕毅自身の口からだった。

    マリーナベイでマックス・フェルスタッペンがポールポジション争いを繰り広げる一方、角田裕毅は予選Q2で敗退。レッドブル系2チームの中で最も遅い13番手に沈んだ。

    「何がリミテーション(制限)なのか理解できなかった。ただ全体的にグリップが足りなかった。それが主な原因です」と角田裕毅は嘆いた。

    「何とも言えません。単に全体的にグリップがなくて、不運でした。グリップを引き出すのに苦労しました。」

    日曜の62周レースでは1つ順位を上げたものの、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに周回遅れにされるという屈辱を味わった。

    角田裕毅はオープニングラップで大きく苦戦し、前を走るライバルたちを抜くことができず、逆に複数ポジションを失った。その後のレースで挽回を見せたが、ドライバーズランキングでの20ポイントに加えることはできなかった。

    「間違いなく人生で最悪のスタート、最悪の1周目でした。まだ何が起きたのか信じられません」と角田裕毅は語った。

    「本当に最悪のスタートでした。何をすべきだったのか自分でも分かりません。きっと何かもっとできたことがあったはずです。間違いなくそのせいでレースがすごく厳しくなりました。正直言って、ペース自体はレッドブルで走ってきた中で最高の部類でした。あんなことが起きたのは残念です。」

    角田裕毅 F1

    しかし角田裕毅が「ベストペース」と感じたその走りについて、元F1ドライバーのギード・ヴァン・デル・ガルデは「もし彼がそう思っているなら、それは大きな問題だ」と語った。

    「うわっ!なんて痛々しいインタビューだ」と彼はViaplayで語った。「彼は完全に迷子になっている。」

    「まず第一に、彼はチームメイトに周回遅れにされた。」

    「第二に、彼は“ペースはとても良かった、速かった”と言えるかもしれないが、実際には本当に遅かった。第三に、オープニングラップは完全な惨事だった。」

    2013年にケータハムからF1に参戦したオランダ人のヴァン・デル・ガルデは、今こそ角田裕毅が自らを厳しく見つめ直す時だと述べた。

    「彼のインタビューを見れば分かる。何を言えばいいか、どこを見ればいいか分かっていない。完全に迷っている。誰のせいにもできない。自分を見つめて“自分は十分じゃない”と認めるしかない」と彼は語った。

    報道によれば、角田裕毅はレッドブルのシートをアイザック・ハジャーに譲ると見られており、レーシングブルズでの残留、もしくはホンダ・エンジンを搭載するアストンマーティンでのリザーブドライバー就任という選択肢が残されているという。

  • レッドブルF1代表「ソフトスタートはリスク承知の積極策だった」

    レッドブルF1代表「ソフトスタートはリスク承知の積極策だった」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1シンガポールGP決勝でマックス・フェルスタッペンが2位を獲得したことについて、チームの進歩を実感できる週末だったと語った。

    フェルスタッペンは序盤からトップ争いを繰り広げ、ソフトタイヤスタートという攻めの戦略を採用しながらも、終盤までメルセデスとマクラーレンを抑えて表彰台を確保した。

    「まずはマクラーレンにコンストラクターズタイトル獲得の祝福を送りたい。チャンピオンシップを勝ち取ることがどれだけ難しいか、私たちはよく理解しているからね。彼らの努力には心から敬意を表したい」

    そう切り出したローラン・メキースは、レッドブルのレース内容についても手応えを語った。

    「我々としては、マックスが非常に力強いレースをしてくれた。ジョージ(ラッセル)と接近したペースで走り続け、マクラーレン勢をしっかり抑え込むことができた。今日は勝利を狙ってすべてを試した。トリッキーなコンディションの中で、スタート時にソフトタイヤを選んだのはリスクを承知のうえでの積極的な判断だった」

    レッドブル・レーシング

    レース序盤の乾きかけた路面でスタートを賭けに出たレッドブルは、その後ハードタイヤに履き替えて耐久戦に転じたが、フェルスタッペンは最後まで冷静な走りを維持した。

    「一度ピットストップを終えた後は、レースの流れを大きく変えることは難しかった。だがマックスは素晴らしい守りを見せ、マクラーレン勢の猛攻を抑え込んだ。非常に厳しいレース状況のなかで、2位を守り切ったのは本当に見事な仕事だったと思う」

    さらにローラン・メキースは、今回のレースで見えたチームの進化を強調した。

    「このサーキットのような特性のコースで、これだけのパフォーマンスを発揮できたのは大きな自信になる。ミルトン・キーンズのファクトリー、そして現場で懸命に働く全員の努力の賜物だ。ここまでの数戦で確実にパフォーマンスを引き上げられている。今後のサーキットでは、さらに競争力を発揮できるはずだ」

  • 角田裕毅は「非常に努力家」 レッドブルF1代表が“成長を感じる走り”を評価

    角田裕毅は「非常に努力家」 レッドブルF1代表が“成長を感じる走り”を評価

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1シンガポールGP決勝を12位で終えた角田裕毅の走りについて、「確実に成長を感じる」と高く評価した。

    序盤に不運な形で順位を落としたものの、レースを通じて安定したスピードを保ち、冷静に挽回を図った角田裕毅のパフォーマンスを称賛した。

    「角田(裕毅)は今日、スタート直後に不運な形で順位を落としたが、その後の走りは本当に良かった。彼は集中を切らさず、最後までプッシュし続けていた。惜しくもポイントには届かなかったが、確実に成長を感じる走りだった」

    角田裕毅はこのレースでソフトタイヤスタートを選択したが、1周目の混乱で複数台に囲まれ、大きくポジションを失う展開に。それでも中盤以降は力強いペースで走行し、レース終盤にはマックス・フェルスタッペンの直前を走るなど、チームの戦略にも貢献した。

    角田裕毅 レッドブル F1

    ローラン・メキースは、角田裕毅の精神面の強さとチームへの姿勢にも触れた。

    「彼は非常に努力家だし、我々も彼とともにさらに前進していくつもりだ」

    レッドブル代表として角田裕毅に言及したのは今週末が初めてではない。メキースは以前から、角田がレースごとに進化を遂げていると強調しており、今回のシンガポールでもその成長が結果に現れた形だ。

    次戦に向けてメキースは、「彼が持っているスピードと集中力を活かせば、必ず結果がついてくる」と述べ、角田裕毅の今後に期待を寄せている。

  • 「土曜日が週末を壊した」メキースが角田裕毅のF1シンガポールGPを総括

    「土曜日が週末を壊した」メキースが角田裕毅のF1シンガポールGPを総括

    レッドブルF1チーム代表のローラン・メキースは、角田裕毅のF1シンガポールGPについて「土曜日(予選)の不振が週末全体と数ポイントを台無しにした」と振り返り、「1周目は間違いなくショッキングだった」とも表現した。

    角田は初日のプラクティスで上位圏に入り手応えをつかんでいたが、予選で13番手に沈み、決勝でもスタート直後に後退。レース中盤以降は力強い走りを見せたものの、12位でフィニッシュした。

    角田裕毅はマリーナベイ市街地サーキットでの週末を、FP1で9番手、FP2で11番手というまずまずの形でスタートさせた。メキースはこの初日の内容に満足していたが、FP3で18番手、予選で13番手と苦戦し、流れが悪化した。

    メキースは「そうだね、正直に言うと、土曜日は裕毅にとって良くなかった」とメキースはコメント。

    「金曜日については個人的に満足していた。タイムシートのトップページで目立つ位置ではなかったけれど、全てのラップを分析すると正しいレベルにあった。だが、土曜日は悪かった。何が狂ったのかを一緒に分析していく必要がある」

    決勝では、角田裕毅はチームメイトのマックス・フェルスタッペン(2位フィニッシュ)に周回遅れにされ、最終的に12位でフィニッシュした。

    スタート直後に18番手まで後退した彼は、その後の展開を「人生で最悪のスタート、あるいは1周目だった」と振り返っている。

    メキースは続けてこう述べた。

    「今日の1周目は間違いなくショッキングだった。ただ、そこから先のレース運びは非常に良かったと思う。18番手から12番手か11番手まで挽回しており、ペースも悪くなかった。だから我々は非常に悪い土曜日が週末全体と数ポイントを台無しにしたということだ。今後も彼とともに改善していく」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    角田裕毅はレース後、取材に対して詳細に振り返った。

    「間違いなく、人生で最悪のスタートか1周目でした。まだ信じられません。1周目のすべてのコーナーで行こうとした場所が全部ふさがれていました。どこにも行くスペースがなかったです。1周目でたくさんポジションを失いました。本当に最悪のスタートでした」

    「何をすべきだったのか、正直わかりません。もちろんもっと良くできた部分はあったと思います。それがその後の展開をすごく難しくしてしまいました。ただ、正直に言えば、今日のペースは僕のレッドブルでのキャリアの中でも最高の部類に入るものでした。あの1周目が本当に残念です」

  • マックス・フェルスタッペン 「2位が現実的に手にできる最高の結果だった」

    マックス・フェルスタッペン 「2位が現実的に手にできる最高の結果だった」

    マックス・フェルスタッペンは、日曜夜のシンガポールGPで2位に入った後、「かなり苦労した」と明かし、レッドブルRB21での走りに複雑な感情を抱いたと語った。

    レッドブルは今回、ローダウンフォース仕様で連勝を飾ったモンツァとバクーの後、高ダウンフォース仕様のマリーナベイ市街地サーキットでその進歩を確認する狙いだった。

    フェルスタッペンは予選2位、決勝でも2位を維持して好調を続けたが、現世界王者にとってコックピット内では思いのほか苦しいレースとなった。

    フェルスタッペンはレース中、特にシフトの問題を訴え、ロックアップしてターン14の壁に接触しそうになった際には「運転できない」とまで無線で嘆いていた。それでもなんとか生き残り、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とランド・ノリス(マクラーレン)の間でチェッカーを受けた。

    「正直言って、もう少し楽なレースを期待していた」とフェルスタッペンは振り返った。「何らかの理由で、今日はダウンシフトとアップシフトの両方でかなり苦しんだ。それがブレーキング中にすごく押し出されるような感覚を与えていて、市街地サーキットでは絶対に避けたいことなんだ」

    「残念ながら、マシンは自分が望んでいた状態ではなかった。週末を通していくつかのセットアップ上の決断をしたけど、その点について学ぶことがあると思う」

    「プラクティスでロングランをきちんとできなかったのも助けにならなかった。でも、なぜレースでうまくいかなかったのかは謎ではない。しっかり分析する必要があるだけだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1シンガポールGP

    それでもフェルスタッペンは次のように続けた。「仮にバランスが完璧だったとしても、2位が現実的に手にできる最高の結果だったと思う。ここでは抜けないからね。見ての通り、1時間以上もランドを後ろに従えていたけど、彼の方が明らかに速かった。それでも抜けなかったんだ」

    「スタートではソフトタイヤを選んで違う戦略を取った。グリッドの左側がとても汚れていることは週末の間に計測していたから、リスクを取る必要があった。僕にとって最初のスティントは、できるだけ長く持たせることがすべてだった」

    週末を通してマクラーレン勢よりも上位で終えたことをどう受け止めるか問われると、フェルスタッペンは慎重な姿勢を崩さなかった。

    「もっと競争力はあったけど、依然として得意なレイアウトではないと思う」とフェルスタッペンは語った。「ただ、他のサーキットではもっと僕たちに合う場所もあるかもしれない。だからレースごとに見ていくしかない」

    今回の結果により、フェルスタッペンはドライバーズ選手権でさらに差を詰め、ランド・ノリスとの差を41点、首位オスカー・ピアストリとの差を63点に縮めた。

  • 角田裕毅 F1シンガポールGP決勝「人生で最悪のスタートだった」

    角田裕毅 F1シンガポールGP決勝「人生で最悪のスタートだった」

    レッドブルの角田裕毅は、F1シンガポールGP決勝を12位で終えた。序盤の混乱で大きく順位を落としながらも、レース全体では非常に力強い走りを見せた。完走20台という波乱の少ない展開のなか、あと一歩でポイント圏に届かなかった。

    角田裕毅はソフトタイヤでスタートしたが、1周目で複数のマシンに囲まれ、スペースを失って大きく後退。それでも中盤以降は好ペースを維持し、終盤にはチームメイトのマックス・フェルスタッペンを後方に従えながら走行した。

    「今日の1周目は、今までで一番ひどかったです。ポジションをたくさん失って、どこにも動けるスペースがなかった。動こうとするたびに他のマシンがいて、まったく余裕がなかったんです。最初のラップのすべてのコーナーでオーバーテイクを試みましたが、どこも同じ状況でした」

    それでも角田裕毅は、自身のペースには大きな手応えを感じていたという。

    「本当に悔しいのは、今日のペースがとても良かったことです。チームに加入して以来、ベストと言えるくらいでしたし、ポイントを取るには十分な速さがありました。ロングランもショートランもすごく良い感触で、バクー以前とは完全に正反対のフィーリングでした。今日も少しマシンにダメージがありましたが、それでも競争力があったのはポジティブです」

    終盤には、レーシングブルズのアイザック・ハジャーを抜くチャンスもあったが、後方から2位争い中のフェルスタッペンが迫っていたため、角田裕毅はチームのために譲った。

    「終盤、アイザックを抜くチャンスもありましたが、後ろからマックスが2位争いをしてきたので、チームのために彼を先に行かせました。それが正しい判断だったと思います」

    今後に向けて、角田裕毅は改善を積み重ねた流れを継続していくことを誓った。

    「残りのシーズンでは、ここ数戦で積み上げてきた改善をすべて結びつけていきたいです。特に一貫性と、1周のペースからグリップを引き出すことが鍵になります」

    角田裕毅 F1 シンガポールGP

    インタビュー

    Q:レース中盤まではポイントが見えていたように見えました。最後にタイムを失ったことで結果が遠のいたようですが、今の気持ちは?

    「正直、人生で最悪のスタートでした。スタートそのものは悪くなかったんですけど、もう何が起きたのか想像できないくらい。行けるスペースがどこにもなくて、試したところ全部ふさがれてしまいました。本当に最悪の1周目でしたね。残念なのは、その後のペースがすごく良かったことです。だから余計に悔しいです」

    Q:ポイントは逃しましたが、ペース面では手応えがあったようですね。次戦以降に向けて希望はありますか?

    「はい、ロングランのペースは本当に良かったですし、レッドブルとしてはこのサーキットで強いはずがないのに、そこまで戦えたのはポジティブでした。ただ、ここ数戦ずっと予選でグリップを感じられないという課題があります。特にタイヤのウォームアップとか、1周での感触をうまく掴めていません。そこを解決できれば、次のハイダウンフォースのサーキットではもっといい形になると思います」

  • 角田裕毅 「足りなかったのは新型ウイングが助けてくれる部分だった」

    角田裕毅 「足りなかったのは新型ウイングが助けてくれる部分だった」

    レッドブルの角田裕毅は、F1シンガポールGP予選でQ2敗退を喫した。前日までは一定の手応えを感じていたが、土曜は一転して苦戦。「全体的にグリップに苦労した。通常得られるはずのグリップを見つけられなかった。それが全体を通して欠けていた部分だと思います」と振り返った。

    角田裕毅はグリップ不足の原因について「どっちもですけど、どちらかと言えばフロントですね」と語った。

    「FP3の時点で少し感じていましたけど、完全になくなったのはQ1からでした」と説明。セッティング変更の影響については「セッティング自体は昨日からあまり大きく変えていないです」

    さらにアンダーステアに悩まされたことも明かし、「それもなかなか直らなかったです。アンダーステアを抑えるためにサスペンションやウェイト配分などいろいろ試したんですけど、どれもうまくいかなかったです」と話した。

    Q1では黄旗の影響もあったが、「やるべきことをやっただけです。プッシュして、Q2に進めたのは良かったです」と冷静に対応。Q2では再びグリップ不足に苦しみ、最終的に15番手で予選を終えた。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    今週末のマシン仕様については、チームメイトとの差がフロントウイングにあると説明する。

    「僕の理解ではフロントウイングだけです」と角田裕毅はコメント。

    「でも今週末は全体的にグリップが足りていないです。大きな差ではないはずですけど、何かがあると思います。僕が古いフロントウイングを使っているのは、単純に新しいものが足りないからです」と語りつつ、「僕が今回足りなかったと感じたのは、その新しいフロントウイングが助けてくれる部分なんです」と付け加えた。

    また、セッションごとに変化するタイヤの挙動にも苦戦しており、「自信はありますけど、セッションごとにタイヤの挙動が全然違います。グリップの感覚も変わるし、それを引き出すのがすごく難しかったです」と説明。「理由は分からないです。特に間違ったことをしているわけでもないし、アウトラップの手順も問題ないです。自信を失っているわけでもないので、正直なところ何が起きているのか分からないです」と困惑を隠さなかった。

    一方でロングランには一定の手応えを感じており、「ロングランのペース自体は悪くないと思います。でも後方スタートになると、それを生かすのが難しいのが残念です」と語った。

    フェルスタッペンに比べてアップグレード導入が遅れている状況についても理解を示す。

    「シーズン初戦からそういう状況です。でもチームの方針は理解しています。今はチームメイトのマックスがタイトル争いをしていて、僕はそうじゃないので。ただ、スパ以降はだいぶ改善してきています。当時はもっと多くの面で差が大きかったです」と角田裕毅は述べた。

    最後に、マシンの理解度や改善について問われると「まだまだ道半ばです」と答え、「もちろん改善しています。でも今回はちょっと違う感じです」と、依然として難しい週末であることを示唆した。

  • ランド・ノリス 角田裕毅に皮肉「フェルスタッペンをプッシュできていない」

    ランド・ノリス 角田裕毅に皮肉「フェルスタッペンをプッシュできていない」

    マックス・フェルスタッペンはF1シンガポールGPを前に、再びタイトル争いに名を連ねている。しかし、ランド・ノリスは、レッドブル内部のチーム状況が彼にとって不利に働いていると考えている。

    フェルスタッペンはイタリアGPとアゼルバイジャンGPで連勝し、ランキング首位のオスカー・ピアストリとの差を69ポイント、ノリスとの差を44ポイントにまで縮めた。

    チームの272ポイント中255ポイントをフェルスタッペンが稼いでおり、その貢献率は驚異の93.8%。一方で、角田裕毅は今季これまでの33回の公式セッションのうち、完走扱いとなったレースでフェルスタッペンを上回ったのはわずか1回のみだ。

    マクラーレンでは、ピアストリ対ノリスの予選成績が13勝7敗、決勝成績が8勝9敗と拮抗しているのに対し、レッドブルではフェルスタッペン対角田裕毅が予選17勝0敗、決勝15勝1敗と圧倒的な差がついている(スプリントを含む)。

    対照的に、マクラーレンの両ドライバーはほぼ互角の戦いを繰り広げており、ピアストリが通算21対8で僅差のリードを保っている。

    ノリス「角田はフェルスタッペンを“プッシュ”できていない」
    シンガポールGP予選前に放映されたSky Sportsのインタビューで、ノリスは「マクラーレンが今季支配的なマシンを持っている」という指摘を否定した。

    シャルル・ルクレールは「今年のマクラーレンは2023年のレッドブル並み」と評しているが、ノリスは「それはドライバーラインナップのレベルを反映している」と強調した。

    フェルスタッペンは今季最多のポールポジションを獲得しており、ノリスとの差もわずか1勝だ。

    現在のコンストラクターズランキングは、1位マクラーレン(623ポイント)、2位メルセデス(290ポイント)、3位フェラーリ(286ポイント)、4位レッドブル(272ポイント)となっている。

    「マックスはシーズンを通して決して大きく離れていたわけじゃない」とノリスは語った。「我々はチームとして強力なんだ。マックスもチームのためにしっかり仕事をしている。彼は多くのポイントを稼いでいるよ。でも、彼には僕やオスカーのように、もう少しプッシュし合えるチームメイトがいないんだ」

    角田裕毅 F1

    レッドブル、角田裕毅の将来についてすでに決断
    わずか2戦でリアム・ローソンに代わってレッドブルのトップチーム昇格を果たした角田裕毅は、現在契約延長を目指している。レッドブルはフェルスタッペンに挑むレベルまでは求めていないが、ランキング17位という現状は改善が必要だ。

    報道によると、角田裕毅は2026年以降のレッドブル残留候補から外れており、その後任にはアイザック・ハジャーが最有力とされている。一方、レーシングブルズのシート争いには依然として名を連ねている。

    もしその座をリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが獲得する場合、角田裕毅はアストンマーティンのリザーブドライバーに就任する可能性があり、それがF1グリッドに残る最後のチャンスとなるかもしれない。