カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • ホーナーとフェルスタッペン アストンマーティンF1で「新生レッドブル」結成論

    ホーナーとフェルスタッペン アストンマーティンF1で「新生レッドブル」結成論

    アストンマーティンF1へのクリスチャン・ホーナー移籍説が、思わぬ人物の発言によって再燃している。元F1ドライバーで6度のグランプリ優勝を誇るリカルド・パトレーゼは、「ホーナーとマックス・フェルスタッペンが再び手を組む可能性がある」と語り、“新しいレッドブル”がシルバーストンに誕生するシナリオを描いた。

    パトレーゼはホーナーの「友人」と自称し、2026年に導入される大規模なレギュレーション変更を前に、ホーナーがアストンマーティンでミハエル・シューマッハのような影響力を持つことができると指摘した。

    ホーナーとフェルスタッペンの「新生レッドブル」構想?
    ホーナーとレッドブルの正式な決別は先月発表された。PlanetF1.comによれば、両者は1億ドル規模とされる和解金で合意し、この妥協によりホーナーは来年後半にもF1復帰が可能になるという。

    パトレーゼは、ホーナーがアストンマーティンで再びチームを率い、フェルスタッペンを呼び寄せるという“夢の再結成”を示唆した。彼はその構図を、かつてミハエル・シューマッハがベネトンからフェラーリに移籍し、5連覇を達成した時と重ね合わせる。

    「クリスチャン・ホーナーのアストンマーティン移籍の噂を聞くと、ミハエル・シューマッハがベネトンを離れてフェラーリに行ったときのことを思い出す」とパトレーゼは語る。

    「彼はベネトンから最高の人材を引き連れてフェラーリで優勝チームを築き、5度のワールドチャンピオンになった。ロス・ブラウンやロリー・バーンなど、彼と一緒にいた面々を連れていったんだ」

    「フェルスタッペンにも同じような可能性がある。彼らは確実に話をしているはずだ。もしこれがホーナーの考えなら、アストンマーティンで“新しいレッドブル”を築くことは十分にあり得る」

    フェルスタッペンの未来と2026年の転機
    フェルスタッペンがこれまで獲得した4つのタイトルはすべてホーナーの指揮下で達成されたが、その連勝記録は2025年で途切れる可能性がある。

    2026年には新たな車体・パワーユニット規定が導入され、フォードとの共同開発によるレッドブル・パワートレインズの初年度を迎える。もしレッドブルがそのスタートに失敗すれば、フェルスタッペンの将来が再び注目の的になるだろう。

    ヨス・フェルスタッペンとの関係は障害にならない?
    ホーナーのレッドブル離脱の背景には、マックスの父ヨス・フェルスタッペンとの関係悪化もあったとされる。しかし、パトレーゼは「時間が解決する」と楽観的だ。

    「離婚したからといって、いつまでも揉め続ける必要はない」とパトレーゼは語る。

    「2年、3年、4年も経てば、クリスチャン・ホーナーとヨス・フェルスタッペンは再び友好的な関係に戻るかもしれない。もしタイトルを狙えるチームを築けるなら、ヨスも息子に最良のチャンスを与えるはずだ」

    分析:ホーナー移籍説が意味する“新たな勢力地図”
    パトレーゼの発言はあくまで推測に過ぎないが、F1が2026年に向けて再編の波に入る中、象徴的なシナリオとして注目される。

    ■ ホーナーがアストンマーティンへ行く場合
    ・ホンダとの再タッグ(2026年以降)により、技術的基盤は強固
    ・アストンマーティンの豊富な資金力が、レッドブル離脱後のホーナーの再起を後押し
    ・フェルスタッペンの移籍が実現すれば、ドライバー市場は大混乱に陥る

    ■ 一方で、現実的な障壁も
    ・レッドブルとの契約上の制約(2028年までとされる長期契約)
    ・フェルスタッペンがフォード製PUの成長を待つ可能性
    ・ホーナー自身が「今は家族と過ごす時間を大切にしている」とされる現状

    それでも、ホーナーとフェルスタッペンが再び手を組めば、2026年のF1勢力図を根底から覆す可能性がある。かつての「ベネトンからフェラーリ」への流れが、「レッドブルからアストンマーティン」へと重なる日は来るのだろうか。

    Source: PlanetF1.com

  • レッドブルF1、コンストラクターズ2位を狙って終盤もアップグレード投入を継続

    レッドブルF1、コンストラクターズ2位を狙って終盤もアップグレード投入を継続

    レッドブル・レーシングの技術責任者ピエール・ワシェが、今季終盤にさらなるアップグレードを投入予定であることを明らかにした。チームは現在、メルセデスおよびフェラーリとの間でコンストラクターズ選手権2位をめぐる激しい争いを繰り広げている。

    今季は中盤に失速したものの、モンツァでの復調劇によって再び勢いを取り戻した。

    マックス・フェルスタッペンのポール・トゥ・ウィンを支えたのは、大幅に改良されたフロアだった。垂直フェンスや外縁部の形状を再設計したことで、RB21のグリップと安定性が大きく向上。続くバクーとシンガポールではさらなる改良を施し、フェルスタッペンはそれぞれ1位と2位を獲得している。

    ワシェは『RacingNews365』に対してこう語った。

    「我々にはまだ投入予定の開発パーツがある。次戦ではないが、その少し後になるだろう。コンストラクターズ選手権はまだ終わっていない。我々にとって非常に重要なんだ。どんなレースでも全力で戦うのがこのチームの哲学で、何かを諦めるということはない」

    空力改良で復調したRB21、モンツァの進化を基盤に
    今後投入される新パッケージの詳細は明らかにされていないが、重点が置かれているのは「ダウンフォースの一貫性」と「フロントエンドの安定性」だ。これらはシーズン前半にレッドブルが苦しんだ領域である。

    モンツァ仕様のフロアが空力的なベースを築き、シンガポールで投入された新フロントウイングは、フェルスタッペンが両マクラーレン勢を上回る結果を導いた。伝統的にレッドブルが苦戦してきたハイダウンフォース・サーキットでの結果に、ローラン・メキース代表も「この成果は非常に意味がある」と強調している。

    ワシェは、アップデートの投入時期がチームの運営スタイルそのものに根ざしていると説明した。

    「我々はシーズン序盤、多少の妥協をした。しかし、これはいつも通りのやり方なんだ。開発が少し遅れ、次のマシンの最終化も少し遅い。ただし、それが我々のシステムであり、その恩恵を今シーズンに生かしている。我々は他とは少し異なるが、製造面では非常に強力な能力を内部に持っている。それが我々の強みだ」

    レッドブル・レーシング

    2026年に向けた開発との両立
    現在レッドブルはコンストラクターズランキング4位(290ポイント)につけており、フェラーリ(298ポイント)、メルセデス(325ポイント)を射程圏内に捉えている。次戦アメリカGP(オースティン)を前に、2位争いはますます混戦模様だ。

    ただし、今季終盤まで現行マシンの開発を続ける姿勢は、一部で2026年の新レギュレーション対応に遅れが出るのではないかという懸念を呼んでいる。来季からはシャシーの軽量化、新しい空力プロファイル、そして自社製パワーユニット「RBパワートレインズ」のデビューといった大変革期を迎える。

    しかしワシェは、この取り組みが長期計画を妨げることはないと明言した。

    「そうは思わない。今やっている開発も、これから投入するものも、すべてかなり前から準備してきたものだ。昨日思いついたようなものではない」

    内部体制の強みを生かす“並行開発”
    レッドブルでは、空力部門がミルトン・キーンズに、そしてパワーユニット部門がミルトン・キーンズおよび日本のさくらの施設に分かれており、両部門が同時進行で進められている。この分業体制こそが、現行マシンと2026年プロジェクトの両立を可能にしている。

    フェルスタッペンは依然としてオスカー・ピアストリ、ランド・ノリスに次ぐランキング位置にあるが、理論上はタイトル争いに残っており、ワシェの言葉どおり「一戦も諦めない」姿勢が続いている。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での変化「レーシングブルズ時代の感覚を取り戻した」

    角田裕毅 レッドブルF1での変化「レーシングブルズ時代の感覚を取り戻した」

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングで自身の競争力を高めるために行ってきた舞台裏での取り組みを明かした。今季の将来を巡る憶測が続く中、アゼルバイジャンGPが重要な転機となったという。

    アゼルバイジャンでは予選6番手からスタートし、ランド・ノリス、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンらと戦いながらそのまま6位でフィニッシュ。マクラーレンやフェラーリ勢を上回る走りを見せ、これまでのラウンドと比べて大幅にパフォーマンスを向上させた。

    角田裕毅はシンガポールGPを前にメディアに対し、ヘルムート・マルコら上層部と直接話してはいないとしながらも、課題は明確だと語った。

    「バクーのあと、ヘルムートやレッドブルの誰とも話してないですけど、自分の目標は明確です。何をしなければならないかもはっきりしています」

    「それを1回のレースで示せたと思います。P6といういい結果も出せました」

    「シーズン後半に入ってからは、Q3進出も増えていますし、ポイントも取れています。いい方向に進んでいると思います。前半戦と比べて、自分が成長できていることを示せているはずです」

    レーシングブルズ時代のセッティングに原点回帰
    角田裕毅は近年の改善が、チーム代表ローラン・メキースとの再タッグによるものだと説明した。メキースとはレーシングブルズ時代に共に働いており、その経験がレッドブルでのセッティング選択にも影響を与えているという。

    「ローランにはいろんなことで助けてもらってます。2レース前に試したセッティングなんかは、レーシングブルズ時代にほとんどのレースで使っていたものでした」

    「以前はそれが当たり前だと思っていて、忘れていた部分もありました。でもレッドブルに来たら、チームのやり方が違っていて、クルマのセットアップも全然違っていたんです」

    メキースはエンジニア陣に、角田裕毅がどのようにマシンを操り、どんな方向でパフォーマンスを引き出していたかを説明したという。

    「ローランがエンジニアに『裕毅は特定のコーナーでこういう走らせ方をしていた』って伝えてくれたんです。それをレッドブルのマシンで試したら、ちゃんと効果がありました。昔の感覚を取り戻せた感じです」

    「ローランのアイデアがなければ、自分では思いつかなかったと思います。すごく感謝しています。関係性の面でもずっと良好ですし、レーシングブルズのときと全く同じです。チームロゴが違うだけで、話している感覚はまったく変わりません」

    シンガポールでは12位とポイントを逃したが、角田裕毅は依然としてシーズン最高のレースのひとつだったと振り返り、バクー以降の流れが確実に実を結びつつあると自信を見せた。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅の「再起動」を支えるメキースの存在
    角田裕毅が示した「原点回帰」の姿勢は、単なるセッティング変更ではなく、ドライビングの“感覚”を取り戻す作業でもある。レーシングブルズ時代に培ったスタイルをメキースが理解していることが、今のレッドブル体制でも大きな武器になっている。

    アゼルバイジャンでの6位は、角田にとって単なる結果以上の意味を持つ。上位勢との真っ向勝負の中で自らの適応力と技術を再確認できたことが大きい。メキースのサポートのもとで「自分らしさ」を再構築したことで、以降の週末でも安定してQ3進出を果たしている。

    シンガポールでの結果は一時的な後退に過ぎず、今後のグランプリでは再び上位争いに食い込む可能性が高い。レッドブルの中で自身の居場所を確立するためにも、この“メキース流再生プラン”は鍵となりそうだ。

    Source: motorsportweek.com

  • マックス・フェルスタッペン、F1の“シューマッハ型ドライバー”としての評価

    マックス・フェルスタッペン、F1の“シューマッハ型ドライバー”としての評価

    F1ジャーナリストのジェームス・アレンは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンを、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハに重ね合わせた。

    アレンは元フェラーリ代表のロス・ブラウンがかつて語ったエピソードを引用し、フェルスタッペンの“勝てないレースでも勝つ”資質を称賛している。

    28歳のフェルスタッペンは、2025年シーズン後半に入り、タイトル争いを再び盛り上げている。モンツァとバクーで優勝し、シンガポールとザントフォールトで2位を獲得。中盤戦で苦戦したレッドブルだが、近戦ではマクラーレンに肉薄する速さを取り戻した。

    アレンはCameroon F1にこう語った。

    「ロス・ブラウンはかつてミハエル・シューマッハについて“彼は勝つべきレースを勝つだけでなく、勝てないはずのレースでも勝つ。それが偉大なドライバーの証だ”と言っていた。マックスにも同じことが言えるんじゃないか?」

    フェルスタッペンは現在、シューマッハに続いて史上2人目となる5年連続ドライバーズタイトルを目指しており、残り6戦と3スプリントを前に、首位オスカー・ピアストリとの差は63ポイントに縮まっている。

    ローラン・メキース「フェルスタッペンの感性がRB21の進化を導いた」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、フェルスタッペンがマシン開発に果たした大きな貢献を称えた。モータースポーツウィークの取材に対し、メキースは次のように語っている。

    「ミルトンキーンズでは全員がレース1から今に至るまで、クルマのポテンシャルを解き放つために懸命に働いてきた。ここ数週間の進歩は本当に素晴らしい。決して諦めなかった全員の努力の賜物だし、マックスの感性が我々に新しい方向を示してくれた。その結果、パフォーマンスを引き出す道が見つかった」

    さらに、アップグレードの進化についてこう付け加えた。

    「単一の“魔法の弾丸”なんてものはない。多くのアップデートを重ね、さまざまな方法を試してきた。それらが組み合わさって、今ではほとんどのサーキットで競争力を持つパッケージになった。シーズン初期のアップグレードを今と比べて“もしあの時こうしていれば”とは考えない。我々は過去ではなく未来を見ている」

    フェルスタッペンは、RB21の勢いを維持しながら、シーズン終盤で逆転タイトルを狙う。

    フェルスタッペンが“勝てないレースを勝つ”理由
    ジェームス・アレンの指摘は、フェルスタッペンが持つ真の強さを浮き彫りにしている。彼は単なるスピードドライバーではなく、戦略的状況判断とメカニカル感性でチームを導く存在だ。
    RB21の開発では、セットアップの方向性を見極め、タイヤマネジメントの改善や空力バランスの最適化にも関与した。メキースが「マックスの感性」と表現したのは、まさにこの技術的洞察力を指す。

    中盤戦の不振から短期間で復調した背景には、フェルスタッペン自身が“マシンを感じ取り、合わせていく”能力を持っていることが大きい。
    そして、その姿勢こそがロス・ブラウンがシューマッハに見いだした「勝てないレースを勝つ男」と同じ系譜にある。

    残り6戦+3スプリント。彼がこの逆境からタイトル5連覇を成し遂げれば、シューマッハと同列に語られる“F1史上屈指の完全支配者”という評価は、もはや揺るがないだろう。

    Source: sportskeeda.com

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新体制「メキースは誠実で信頼できる」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1新体制「メキースは誠実で信頼できる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、長年チームを率いたクリスチャン・ホーナーの退任後、ローラン・メキースが新たに指揮を執るチーム体制について語り、その誠実なリーダーシップを称賛した。

    ホーナーの退任は、レッドブルでの20年間にわたる指導の幕引きとなった。彼はチームを率いてドライバーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回を獲得。フェルスタッペンにとっても、4連覇を成し遂げた黄金期はホーナー体制のもとで築かれたものだった。

    しかし、2024年シーズンにはチームの競争力が低下し、マクラーレンやフェラーリ、メルセデスに後れを取る場面も増加。2025年シーズン中盤にはホーナーが正式に解任され、レーシングブルズで指揮を執っていたローラン・メキースがチーム代表に就任した。

    フェルスタッペンは、新たなリーダーの下での雰囲気を前向きに捉えている。

    「これまでのところ、すごくうまくいっている」とフェルスタッペンは英Channel 4に語った。

    「チームに加わったばかりでマシン全体を作り直すことはできないけど、ローランは自分のやっていることについて常に誠実だ。そこが僕は好きなんだ。彼は“みんなの一員”という感じで、僕たちはとても良い関係を築けている」

    一方で、フェルスタッペンはホーナー時代を振り返り、強い感謝の気持ちも示した。

    「クリスチャンのもとで僕たちは本当に多くの素晴らしい成果を挙げた」と彼は続けた。

    「特に2021年のタイトルを獲得したときのあの感情、チーム全体が一体となったあの瞬間は一生忘れられない。あの年を通して得た経験は特別だった」

    「今のチームは違う戦略を取っているけど、ローランと一緒に仕事をするのを楽しんでいるし、これからの数年が本当に楽しみなんだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    変わらないフェルスタッペンの姿勢
    2025年前半は苦戦を強いられたフェルスタッペンだが、夏休み明け以降はモンツァとバクーで連勝し、シンガポールでも2位を獲得。再びチャンピオン争いの中心に戻ってきた。

    それでも彼は、外部からの期待やプレッシャーに左右されることはないと強調する。

    「僕自身が一番の批評家なんだ。だから他人が何を期待しようと関係ない」とフェルスタッペンは語った。

    彼はマクラーレン勢を追う“挑戦者”の立場にあるが、メンタリティはこれまでと変わらないという。

    「追われる側でも、追う側でも、僕の考え方はまったく同じだ」とフェルスタッペンは言う。

    「レースはシンプルなものだ。スロットルペダル、ブレーキペダル、ステアリングホイール──それが僕のやるべきこと。モノゴトを複雑に考えすぎる人が多いけど、僕はできるだけシンプルに保つようにしている」

    メキース体制の成熟が鍵となる後半戦
    レッドブルは2025年後半戦で再び上位に食い込む兆しを見せており、フェルスタッペンの安定した走りとメキースの冷静なリーダーシップが融合しつつある。
    メキースはチーム全体の戦略を再構築し、“人のつながり”を重視するアプローチを取っているとされる。ホーナー時代のカリスマ的統率から、より組織的で協調的な運営へと移行する過程にあるのだ。

    フェルスタッペンにとって、それは単なる変化ではなく、進化の一歩でもある。残り6戦、彼とレッドブルが再び王座争いを盛り上げることができるかに注目が集まる。

    Source: motorsportweek.com

  • レッドブルF1、2026年のアイザック・ハジャー昇格をメキシコGP後に発表報道

    レッドブルF1、2026年のアイザック・ハジャー昇格をメキシコGP後に発表報道

    アイザック・ハジャーが、2026年シーズンからレッドブル・レーシングに昇格する可能性が高いと報じられている。『Autosport』によれば、正式な発表は2025年F1メキシコGP後に行われる見通しだ。

    今季レーシングブルズでF1デビューを果たしたハジャーは、開幕戦こそリタイアに終わったものの、以降は安定した走りで評価を急上昇させている。第18戦終了時点でドライバーズランキング9位(39ポイント)につけ、オランダGPでは3位表彰台も獲得。新人ながら存在感を示しており、パドック内でも高い注目を集めている。

    一方で、レッドブル本隊ではセカンドシート問題が依然として解決していない。角田裕毅は第2戦後に昇格したものの、マックス・フェルスタッペンとのパフォーマンス差は大きく、チーム内では厳しい評価が続いている。リアム・ローソンは再びレーシングブルズへ戻され、チームとしては来季以降のドライバー体制を見直す段階に入っている。

    レッドブルの顧問ヘルムート・マルコはアゼルバイジャンGP後に「ハジャーは2026年の契約を結んでいる」と明言しており、昇格発表のタイミングだけが注目されていた。

    「プレッシャーがある時こそベストを出せる」
    ハジャーはシンガポールGPの週末、『RN365』の取材で契約に関する質問を受け、次のように語った。

    「この立場にいるのはいいことだと思う。でも僕のキャリアでは、いつも最終戦まで自分を証明し続けてきたから、こうして少し安心できるのは新しい感覚なんだ」

    「それでもプレッシャーがなくなるわけじゃない。むしろプレッシャーがある時のほうが、自分のベストを発揮できると感じる。残りのレースでも全力で攻めるつもりだし、リスクも恐れずに挑んでいく」

    2025年シンガポールGPではウィリアムズのカルロス・サインツに続く11位でフィニッシュ。惜しくもポイントには届かなかったが、安定したペースでチームに貢献した。

    角田裕毅の立場にさらなる逆風か
    レッドブルのドライバー構成は常に厳しい競争にさらされている。角田裕毅は昇格後も結果を出し切れておらず、チーム内では2025年末での契約終了=F1シート喪失の可能性も取り沙汰されている。さらにジュニア育成ドライバーのアービッド・リンドブラッド(17歳)も2026年以降の候補として急浮上しており、レッドブル内の序列争いは一層激化している。

    ハジャーの昇格発表がメキシコGP後に行われれば、レッドブルは早くも2026年体制を確定させることになる。若きフランス人がフェルスタッペンの隣に座る日が現実のものとなるのも、そう遠くなさそうだ。

    Source: sportskeeda.com

  • 角田裕毅は「全てがかみ合ってない」 元F1ドライバーがレッドブル解雇を警告

    角田裕毅は「全てがかみ合ってない」 元F1ドライバーがレッドブル解雇を警告

    元F1ドライバーのジョニー・ハーバートが、角田裕毅のレッドブルでの将来に警鐘を鳴らした。ハーバートは、角田の走りが依然として“全てがかみ合っていない”と指摘し、2026年にはフランスの若手アイザック・ハジャーがフェルスタッペンの新たなチームメイトとして昇格する可能性が高いと見ている。

    セルジオ・ペレスの解雇以降、レッドブルは安定したセカンドドライバーを見つけられずにいる。リアム・ローソンはわずか2戦でレーシングブルズに戻され、角田裕毅もフェルスタッペンに後れを取る場面が続いた。

    ハーバートは「裕毅はまだ完全に噛み合っていない」と述べ、その実力が十分に発揮されていないと分析した。

    「シンガポールでは接近していた? 確かにそうだ。でもあれはコース特性によるものだろう。彼が次のレベルへ引き上げたとは言い難い。改善はしているけれど、十分ではない。彼について誰も話題にしなくなっている」とハーバートは語った。

    ハジャーへの注目とレッドブル昇格の可能性
    ハーバートが「今もっとも話題を集めているのはハジャーだ」と語るように、レーシングブルズのルーキーであるアイザック・ハジャーはその存在感を急速に高めている。彼は初めての舞台でも結果を出し、レッドブル首脳陣からも強い関心を寄せられている。

    「彼はレーシングブルズでの初年度にして確実に成果を上げている。角田の代わりにレッドブルへ昇格する可能性は十分ある」とハーバートは強調した。

    ただし、ハーバートは早すぎる昇格には慎重な姿勢を示す。

    「彼にはもう1年与えてほしい。十分な経験を積む前にビッグチームへ引き上げると、たいていは失敗に終わる。レッドブルは戦略を見直して、彼が精神的にも成熟する時間を与えるべきだ」

    環境の違いとプレッシャーの大きさ
    ハーバートは、ハジャーが現在のレーシングブルズで築いている環境と、トップチームでの重圧の違いを強調した。

    「レーシングブルズのような小規模チームとレッドブルのようなトップチームでは、期待値がまったく違う。ビッグチームに移ればプレッシャーは何千倍にもなるだろう」

    ハジャーはその環境の中で急速に成長しており、フェルナンド・アロンソに「怒らないで」と声をかけたエピソードも話題となった。ハーバートは「彼はチーム内でも、マルコやレッドブルからも信頼されている。正しいことをすべてやっているが、焦る必要はない」と評価した。

    角田裕毅とローソンの厳しい現実
    角田裕毅とリアム・ローソンは、マックス・フェルスタッペンが数年かけて自らのスタイルに仕上げたRB21という極めて特殊なマシンを扱うことを強いられている。彼らが乗るのは、すでにフェルスタッペン仕様に進化したマシンであり、同じ土俵で比較されるのは酷だ。

    2026年に投入される新型RB22は一からの開発となり、全ドライバーがゼロベースで挑むことになる。その意味で、ハジャーにとっては理想的な昇格タイミングとなる可能性がある。

    フォードとの提携で再出発を迎えるレッドブルにとって、若手育成と新時代の布陣づくりは重要なテーマだ。ハーバートは「ハジャーの昇格は時間の問題」とし、角田のレッドブル残留を厳しいと見ている。

    一方で、角田裕毅の去就については、ホンダの支援を受けるアストンマーティンのリザーブドライバー就任という選択肢も浮上している。

    分析:角田の評価低下とハジャー昇格の現実味
    ハーバートの発言は、単なる意見ではなく、今のパドックの空気を正確に映している。角田裕毅は確かに成長しているが、フェルスタッペンという絶対的基準に照らせば“伸び悩み”と見られても仕方がない。一方でハジャーは勢いがあり、マルコやメキースが高く評価しているのも事実だ。

    2026年の新レギュレーションとフォードとの提携で、レッドブルはチーム構成を再編する絶好の機会を迎える。角田が生き残るには、今後数戦で結果と存在感を示すしかない。
    それができなければ、“ハジャー昇格”というシナリオが現実となる可能性は高い。

    Source: BettingLounge

  • F1、クリスチャン・ホーナーの“12番目のチーム設立”計画に難色

    F1、クリスチャン・ホーナーの“12番目のチーム設立”計画に難色

    レッドブル・レーシングの元代表クリスチャン・ホーナーが、元スタッフとの不正行為疑惑をめぐる法的紛争を終結させ、F1復帰への道を開いた。しかし、彼が模索しているとされる「12番目のF1チーム」構想に対し、F1関係者の多くは難色を示している。

    オランダ紙『De Telegraaf』によると、この訴訟は数百万ユーロ規模の和解金によって取り下げられたという。昨年、ホーナーの解任につながった元スタッフの女性は現在キャデラックに移籍しており、両者の間に残っていた法的な障害は完全に解消された。

    一方のホーナーはレッドブル離脱時に約1億ユーロ(約160億円)に近い退職金を受け取ったとされ、すでにあらゆる契約上の拘束から解放されている。

    F1復帰のタイミングは2026年以降
    今回の和解によって、ホーナーは2026年半ば以降に新たな活動を開始できるようになった。

    スカイスポーツF1のマーティン・ブランドルは、シンガポールGPの際にホーナー本人と直接連絡を取ったと明かしている。

    「彼は“F1こそが自分の人生であり、スキルと経験を最大限に生かせる場所だ”と話していた」とブランドルは語った。

    「そして『何かを失う覚悟がある時しか戻らない』とも言っていた。」

    狙うのは“チーム代表”ではなく“支配権”
    報道によれば、ホーナーは単なるチーム代表としての復帰ではなく、経営的な支配権を求めているという。

    メルセデスのトト・ウォルフのように、チーム株式を保有して経営に深く関与するポジションを理想としており、既存チームの買収や新チーム設立を模索しているとされる。

    しかし、F1の現行10チーム体制を守りたい既存勢はこれに強く反発している。

    ブランドルは「現在のチームやステークホルダーはFIAに圧力をかけ、12番目のチーム追加を認めないよう働きかけている」と述べ、ホーナーの構想が容易ではないことを示唆した。

    F1勢力再編の火種となる可能性
    ホーナーはレッドブルを率いて6度のコンストラクターズタイトルを獲得し、F1史上最も成功したチーム代表の一人とされる。そのリーダーシップと政治的手腕は、現在もF1パドック内で大きな影響力を持つ。

    今回の和解により、彼が新たな形でF1に戻る可能性が現実味を帯びてきた。特に、元スタッフが移籍したGM傘下のキャデラック(アンドレッティ陣営)との関係を通じ、アメリカ系新チームへの関与が浮上する可能性もある。

    ただし、F1は現在も新規参入に慎重であり、ホーナー主導の「第12チーム」が承認される見通しは立っていない。それでも、彼が再びF1の中心に戻る日が近いことは間違いない。

    Source: GMM

  • レッドブルF1、レーシングブルズの23億ドル買収オファーを拒否との報道

    レッドブルF1、レーシングブルズの23億ドル買収オファーを拒否との報道

    レッドブルが、傘下のF1チーム「Visa Cash App Racing Bulls(レーシングブルズ)」の買収を望む投資家から提示された23億ドル(約3500億円)という巨額のオファーを拒否したと報じられている。

    オーストリアの飲料メーカーは、長年にわたり2チーム体制でF1に参戦しており、ファエンツァを拠点とするセカンドチームは若手育成の舞台として機能してきた。

    これまでにセバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンといった名ドライバーがこのチームから羽ばたき、レッドブル・レーシングへと昇格してきた。

    レッドブルが23億ドルのオファーを拒否
    F1チームの価値は、リバティ・メディアによる買収以降に大幅に上昇し、2017年以降、各チームの人気と収益性は飛躍的に高まっている。

    F1ジャーナリストのジョー・ソワード氏は自身のブログ『Green Notebook』で、次のように報告している。

    「信頼できる情報筋によると、レッドブルは最近、レーシングブルズを買収したい投資家から23億ドルのオファーを受け、それを断った。以前にも20億ドルの提案が8月にあったが、それを上回る金額だ。」

    過去数か月間、レッドブルがセカンドチームを売却する可能性が取り沙汰されてきたが、レッドブル側も、買収を申し出た投資家側も正式なコメントは出していない。

    ジャミー・チャドウィックが“ドライバー刷新”を提案
    Sky Sports F1の解説者であり、ウィリアムズF1のアンバサダーでもあるジェイミー・チャドウィックは、レッドブルが新たな才能を見いだすために、レーシングブルズのドライバーラインアップを一新すべきだと主張した。

    「彼ら(レッドブル)は常に“次のマックス・フェルスタッペン”を探している。今のラインアップを維持したままでは、トップチームに昇格できるようなドライバーは生まれないと思う」

    「新しい若手を起用してみるべき。もしかするとイサック・ハジャーのような新星を発掘できるかもしれない。」

    レーシングブルズの2026年ドライバー体制は、現時点でまだ正式発表されていない。

    VCARB / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    レッドブルの“2チーム体制”は今後も維持されるのか
    23億ドルという評価額は、レーシングブルズが単なるジュニアチームではなく、すでにF1の中堅チームとして高い市場価値を持つことを示している。

    しかし、売却を拒否した背景には、以下の要素があると考えられる。

    ドライバー育成と技術共有の戦略的重要性
    レッドブルは、若手発掘と育成を自社エコシステム内で完結させることを重視している。特に2026年のレギュレーション変更期には、2チーム体制による開発面の柔軟性が大きな武器となる。

    VCARBブランドの再構築中
    2024年に「Visa Cash App Racing Bulls」として刷新されたばかりで、スポンサーシップ価値も上昇中。チームを手放すにはあまりにタイミングが早い。

    育成ラインの再編期にある
    角田裕毅、リアム・ローソン、アイザック・ハジャーなど、昇格候補が複数存在。チャドウィックの提言は、2026年のレッドブル内人事をめぐる再編を象徴するものともいえる。

    結果として、レッドブルがレーシングブルズを保持し続けることは、競争優位と育成戦略を両立するための中長期的判断と見られる。

    2026年以降の新F1時代に向け、同チームがどのようなドライバー体制を構築するかが注目される。

    Source: Sportskeeda

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表の「成長はポジティブ」発言に“送別スピーチ”の声

    角田裕毅 レッドブルF1代表の「成長はポジティブ」発言に“送別スピーチ”の声

    レッドブル・レーシングの顧問ヘルムート・マルコは、2026年のF1シーズンに向けて複雑なドライバー選考に直面している。

    F1アゼルバイジャンGP後、リアム・ローソンと角田裕毅の将来をめぐる議論が一気に加熱し、マルコが「笑っていた」と報じられたことで、両チームの人選をめぐる駆け引きが注目を集めている。

    同時に、レーシングブルズ代表ローレン・メキースの発言も波紋を呼んだ。メキースは角田裕毅について「非常にポジティブに評価している」と語ったが、その口調が“送別スピーチ”のようだと話題に。

    マックス・フェルスタッペンの残留が決まる一方で、チームメイトの座およびレーシングブルズの布陣は未定のまま。アイザック・ハジャー、角田裕毅、リアム・ローソン、そしてF2のアービッド・リンドブラッドが残る2枠を争う構図となっている。

    マルコ「プレッシャーの中でこそ真価が問われる」
    オランダの記者ロナルド・フォルディングは、F1アゼルバイジャンGPのパドックでヘルムート・マルコに話を聞いた際のやり取りを明かした。
    リアム・ローソンの将来を問われたマルコは笑みを浮かべ、「それがトップレベルのスポーツというものだ。プレッシャーの中でこそ真価が問われる」と語ったという。

    レッドブルとレーシングブルズの両チームでは、マックス・フェルスタッペンの残留が確定しているものの、来季のチームメイトおよびサテライト側のラインナップは未定。

    アイザック・ハジャーの昇格が有力視される中、角田とローソン、そしてF2のアービッド・リンドブラッドが残る2席を巡って争っている。

    リアム・ローソンとヘルムート・マルコ

    角田裕毅への評価と“別れ”の気配
    フォルディングによれば、メキースは角田裕毅の成長を「非常にポジティブ」と表現し、レッドブル・レーシングとしても“より深くサポートしている”と語ったという。
    しかし、そのコメントは“あまりに前向きすぎる”として、「まるで送別スピーチのように聞こえた」と話題になっている。

    「彼はモンツァ以降、明確な進歩を遂げた。我々はその成長を見たい」とメキースは述べたが、同時に「すべてのドライバーがレッドブルとの契約下にあり、決定を急ぐ必要はない」と慎重な姿勢も示している。

    この発言が、角田裕毅のレッドブル残留を確約するものなのか、それとも静かに幕を下ろすための布石なのか、注目が集まっている。

    バクーで光るローソンと角田裕毅の奮闘
    アゼルバイジャンGPでは、角田裕毅とリアム・ローソンがともに今季最高成績をマーク。角田はレッドブルで8位、ローソンはレーシングブルズで5位に入り、両者がそろって存在感を示した。

    マルコは特に角田裕毅の安定した走りに満足しており、ローソンにとっても「印象を残すには最高のタイミング」だったという。

    それでも、レッドブル本隊への昇格の可能性は依然として低く、レーシングブルズでのシート争いが彼らの焦点となる。

    今後の数戦が、二人のF1キャリアにとって決定的な意味を持ちそうだ。

    リンドブラッド昇格の可能性と2026年の展望
    F2での戦績が安定しないアービッド・リンドブラッドの昇格には慎重論もあるが、レッドブルは若手育成において大胆な決断を下してきた歴史を持つ。

    2026年のF1グリッドには空席が多く、特にメルセデス、レーシングブルズ、そしてレッドブルのセカンドシートが鍵を握るとみられている。

    角田裕毅とローソンにとって、残りの数戦は「生き残りを懸けた直接対決」だ。

    マルコが誰の名前にサインをするのか――その答えは、今季終盤戦の走り次第となるだろう。

    Source: F1 Oversteer