カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1技術責任者「角田裕毅はSQ2進出の力があった」 F1アメリカGP

    レッドブルF1技術責任者「角田裕毅はSQ2進出の力があった」 F1アメリカGP

    レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェは、アメリカGPスプリント予選で角田裕毅が1回のアタックしか行えなかった状況を振り返り、「もし2回目のラップを走れていれば、確実にSQ2に進出していた」と語った。

    ワシェは、FP1で行われたセットアップ比較テストの結果、角田裕毅のマシンの方がよりバランスの取れた仕様だったと説明する。

    「どの予選セッションでも、我々はセットアップをできるだけ低くして、マシンのパフォーマンスを最大化しようとしている」とワシェは語った。

    「FP1では2台のマシンで2種類のセットアップを試したが、裕毅のセットアップの方が少し良いことがわかった。これはこのサーキットのコーナーで発生する高速域のボトミングを改善し、低速域のパフォーマンスを損なうことなくマシンの性能を引き出せたからだ」

    「マックスは今日、すべてを完璧にまとめてポールを獲得した。だが裕毅は1周しか走れず、我々としては彼がマシンのポテンシャルを最大限に活かせるようにするため、体制を見直す必要がある。もし2回目のラップを走れていれば、間違いなくSQ2に進出していたと思う」

    角田裕毅はFP1で有望な走りを見せていたが、スプリント予選では不運が重なり結果を残せなかった。ワシェはチームとしてその状況を改善する意向を示した。

    レッドブル・レーシング 角田裕毅 F1 アメリカGP

  • マックス・フェルスタッペン スプリントPP獲得も「マクラーレン勢は本当に速い」

    マックス・フェルスタッペン スプリントPP獲得も「マクラーレン勢は本当に速い」

    マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPのスプリント予選でポールポジションを獲得したものの、「マクラーレンは本当に速い」として、翌日のスプリントでの厳しい戦いを予想した。

    今週末唯一のプラクティスセッションとスプリント予選の前2セグメント(SQ1、SQ2)では、ランド・ノリスがペースを支配。しかし最終局面でフェルスタッペンが0.071秒差で逆転し、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで3度目となるスプリントポールを手にした。

    フェルスタッペン「最後にすべてをまとめるのは簡単じゃなかった」

    「いい予選だった。全体を通して僕たちはかなり接近していたけど、最後にすべてをまとめることが大事だった。ソフトタイヤでの走行にリファレンスがない中で、それをやるのは簡単じゃない」とフェルスタッペンは語った。

    「うまくいったよ。明日のスプリントはタフな戦いになると思うけど、それこそ見たい展開だよね。だから明日が楽しみだし、今日はとても満足している」

    フェルスタッペンはここ数戦で首位オスカー・ピアストリとランド・ノリスに着実に迫っており、ザントフォールトを終えた時点で104ポイント差あったギャップを63ポイントにまで縮めてアメリカに乗り込んでいる。

    「マクラーレンは本当に速い。簡単なレースにはならない」
    マクラーレン勢の脅威について尋ねられると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「大きな脅威になると思う。彼らは本当に速い。通常、レースではさらにペースを上げてくるから、簡単な展開にはならないだろう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 アメリカGP

    メキース代表「最後の数コーナーでマックスが限界を攻めた」
    スプリントポールを獲得した直後、レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表もフェルスタッペンの走りを称賛した。

    「チームもマックスも本当に素晴らしい仕事をした。Q1ではマクラーレンの少し後ろ、Q2でも1〜1.5コンマ遅れだった。常にギリギリの戦いになるのはわかっていた」とメキースは語った。

    「ランドは非常にいいラップを決めていて、あれを上回るのは難しかった。マックスはほぼ全区間でランドと同じラインをトレースしていたが、最後の数コーナーでクルマを攻め切って、ポールを獲得するためのわずかな差を掴み取ったんだ」

    マクラーレンとの接戦を制した“最後の数メートル”
    今回のスプリント予選では、マクラーレンのノリスとフェルスタッペンがコンマ1秒未満の差でしのぎを削る、極めて接近した戦いとなった。両者のマシン特性は異なるが、特に第3セクターではレッドブルRB21のリアエンドの安定性が光り、フェルスタッペンが限界ギリギリのラインでラップをまとめきった。

    ローラン・メキースが指摘するように、最終コーナーの“攻め”が勝敗を分けた形だ。スプリント本番では、マクラーレン勢のタイヤマネジメント力が脅威となる可能性が高く、フェルスタッペンにとっても容易な防衛戦にはならないだろう。

  • レッドブルF1代表 角田裕毅のSQ1敗退は「我々のミス」と謝罪 / F1アメリカGP

    レッドブルF1代表 角田裕毅のSQ1敗退は「我々のミス」と謝罪 / F1アメリカGP

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅がスプリント予選(SQ1)で敗退した責任を認めて謝罪したが、問題はそれだけにとどまらなかった。

    角田裕毅は1回の計測ラップのみを完了し、暫定14番手のままピットに戻った。しかし、その後ガレージでの作業に時間を要し、チェッカーフラッグ掲示前に最終アタックラップへ出られずに終わった。

    オリー・ベアマン、エステバン・オコン、ガブリエル・ボルトレトらも同様に最終ラップを開始できず、メキースは「我々の判断ミスだ」と謝罪した。

    メキースは英スカイスポーツF1のインタビューで、チームの走行プランが不十分だったと認めた。

    「正直に言って、我々のミスだ。裕毅には謝らなければならない。プログラムが少しタイトすぎた」とメキースは語った。

    「走り続けてコース上で冷やすか、あるいはガレージに戻ってより効率的に冷やすかの選択だった。後者を選び、ガレージで冷却して再びコースに出る時間があると考えたが、実際には数台しか間に合わず、我々はそのカットに間に合わなかった」

    「だから裕毅には謝罪しなければならない」

    ペース不足と複合的な要因
    チームの判断ミスに加え、角田の最初のラップペース不足も結果を左右した。初回のフライングラップはチームメイトのマックス・フェルスタッペンより1.119秒遅れで、フリー走行から続く課題が表れた。ハードタイヤでは好調だったが、ソフトやミディアムではグリップを引き出せず、SQ1でも同様の傾向を示した。

    角田はターン1とターン11で向かい風に苦しみ、さらに旧仕様のフロントウイングを使用していたが、「それほど大きな差ではない」と木曜に語っていた。

    ピット戦略の誤算
    レッドブルは、角田を一度ピットに戻す戦略を採用した。これは燃料補給の必要性からであり、初回ラップの軽量化を狙った判断でもあった。ピットボックス前で停止してから再びコースインするまで約2分8秒を要したが、特別遅い作業ではなかった。

    しかし、再出走した時点で角田裕毅は長い車列の最後尾につくことになり、タイムアップ前に最終ラップを開始できないリスクをチームも本人も認識していた。無線では「時間がギリギリだ」「間に合わないかもしれない」と角田裕毅は伝えていた。

    さらに、周回を続けていたメルセデスやガスリーらがスペースを確保するために速度を落としたことで、ピットレーン出口の混雑はさらに悪化。結果として、角田はガレージを出てからコースインまでに93秒を要し、最終的にラップを開始できなかった。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 アメリカGP

    角田「コントロールできることではなかった」
    セッション後、角田は状況を理解できないまま悔しさをにじませた。

    「ガレージを出るタイミングが全然合っていなかったです。正直、何が起きたのかよくわかりません。何かが間違っていて、ラップタイムを記録するチャンスがまったくなかったのは本当に残念です」

    「すごくフラストレーションが溜まります。僕がコントロールできることではないですし、どちらかというとチームのマネジメント側の問題だったと思います。だから本当にショックです」

    分析:結果以上に浮き彫りになった課題
    メキースの謝罪が示す通り、チーム戦略のミスは明らかだが、角田にも改善すべきポイントはあった。初回ラップの遅れがなければ、SQ2進出の可能性は十分にあった。また、フリー走行でのソフトタイヤでのパフォーマンス不足が、チームの燃料戦略にも影響したとみられる。

    もし角田の初回ラップがもう少し速く、チームが余裕をもって燃料を積めていれば、最終アタックを行うチャンスも得られた可能性が高い。フェルスタッペンがポールポジションを獲得したことからも、マシンの速さは十分にあっただけに、今回の結果は痛恨だ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1采配ミスでSQ1敗退18番手「僕の問題ではない」

    角田裕毅 レッドブルF1采配ミスでSQ1敗退18番手「僕の問題ではない」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたスプリント予選で18番手に終わり、土曜のスプリントレースを後方からスタートすることになった。チームの采配ミスが原因で、最終アタックを開始できなかった。

    角田裕毅はSQ1終盤、残り1分46秒の時点でピットレーンを離れたが、セッション最速タイムはすでに1分33秒224。タイムを出すにはわずかな余裕しかなく、コース上では他チームのマシンも最終アタックに向けて密集していた。

    角田裕毅はその渋滞をかき分けようとしたが、最終コーナーに差しかかる前に時計がゼロを示し、計測ラップを開始できず。チームの遅すぎる判断によりアタック機会を逃し、スプリント予選の第1セッションで敗退となった。

    この結果、角田裕毅はF1アメリカGPスプリントで18番グリッドからのスタートとなる。

    角田裕毅「自分の問題ではなくチームのタイミング」
    セッション後、角田裕毅は取材に応じ、時間切れの経緯について「まだ調べる必要がある」と慎重に語った。終盤の混乱のなかでアタックの機会を失ったことについて、複雑な思いを明かしている。

    「わかりません。ちょっとこれから調べないといけませんね」

    また、セッション中にピットアウトのタイミングが重なったリアム・ローソンとの場面についても触れた。

    「いや、あれはいつも通りですよ。正直、彼に関してはもう驚きません。ピットから出るタイミングの問題で、僕は閉じられたのを知らなかったので、何が起きたのかよくわからないです。とにかく何かがうまくいかなくて、ラップをするチャンスがまったくなかったのは残念です」

    そして、スプリント予選での敗退については悔しさを隠さなかった。

    「すごく悔しいです。自分のコントロールではどうしようもなかったですし、正直、僕の問題ではなく、チーム側のタイミング管理の部分だったと思います。だからこそ残念ですね」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    トラックエボリューションと采配ミスが重なった不運
    スプリント予選では、各チームが限られた時間の中で複数台を効率よく送り出す采配が問われる。今回、レッドブル・レーシングは路面の改善を待ちすぎた結果、角田裕毅を遅すぎるタイミングでコースに送り出してしまった。

    アメリカGPはサポートレースが少ないためトラックエボリューションが非常に大きく、セッション終盤になるほど路面が急速に良くなっていった。そのため各チームが“最後の最後”にタイムを出そうと狙い、結果としてピットレーンでの混雑が発生。角田裕毅のようにアタックを開始できなかったドライバーも複数いた。

    COTAでは1周が約1分35秒前後と長く、アウトラップ中のトラフィックが発生しやすい。残り1分46秒でのコースインは極めてリスクが高く、結果としてその懸念が現実となった形だ。

    采配ミスとトラック状況の不運が重なり、角田裕毅は本来のポテンシャルを発揮できなかった。スプリント決勝では、どこまで巻き返せるかが焦点となるが、残りの予選と決勝に向けてフリー走行として割り切る手もある。

  • 角田裕毅 レッドブルF1との将来に冷静「メキシコまでに結果で示すだけ」

    角田裕毅 レッドブルF1との将来に冷静「メキシコまでに結果で示すだけ」

    角田裕毅は、前戦シンガポールGPで苦戦したショートランを振り返り、今週末のアメリカGPに向けて課題克服に集中していると語った。

    また、レッドブル・レーシングのセカンドカー問題がマシン起因との見方が強まる中で、メキシコGP後に将来が決まる可能性については「自分がコントロールできること」に集中し、走りで示す姿勢を強調した。

    シンガポールGPの週末を振り返って

    「シンガポールは特にショートランで苦戦したレースウイークでした。FP1からFP3まで赤旗があって、特にFP3ではショートランに集中する時間が限られ、少しロングラン寄りの作業になりました。その結果、自信を築くのが難しかったです」

    「このRB21では、どのサーキットも新しい挑戦のように感じます。経験があっても新しいクルマでの感覚を積み上げていく必要がありますね。でも、その週末から学んだことは多いです。特にショートランの準備やアウトラップで改善すべき点が見つかりました」

    「ショートランで思うように走れないのは難しい部分ですが、それも将来に向けて成長するための過程だと思っています。最近の2レースではその点を重点的に取り組んでいますし、ロングランのペースが安定してきたことで、気持ちの上でも余裕が生まれました。今はショートランにもっと集中できています」

    アメリカGPではファステストラップも狙える?

    「そうですね、ここCOTAでは過去にファステストラップを取ったこともあるし、すごく好きなサーキットです。プラクティスの時間は短いですが、自信を持って走れるコースなので前向きです。今はこのクルマをより理解し、ショートランとロングランの両方をしっかりまとめることに集中しています」

    シンガポールではローダウンフォース仕様の旧フロントウイングを使っていましたが、新型を試す予定は?

    「まだ試していませんが、ぜひ使ってみたいですね。見た目からしても、よりフロントの回頭性が上がるはずで、シンガポールの予選で自分に足りなかった部分を補ってくれると思います」

    「どれほどの差があるかは数字ではわかりませんが、確実に自分が求めている方向性です。現状ではフロントのツールを使い切っている状態なので、回頭性を加えられるのは大きい。ただ、今あるものでベストを尽くすつもりです。まだまだ自分自身とクルマの両方で伸びしろがあると思うので、そこに集中しています」

    将来に関わる重要な2戦(アメリカ/メキシコ)を前に、どのように臨みますか?

    「自分自身に集中して努力を続けています。自信も徐々に築けていて、特にロングランの面でかなり大きく改善できましたし、今はショートランでも進歩していると思います」

    「結局はすべてをまとめることが大事です。パフォーマンスを最大限に引き出して、毎戦ベストを尽くすこと。それがいちばん重要です」

    「最終的な判断はチームが下すことなので、自分ができるのは走りで証明することだけです。自分がコントロールできるところに力を注いで、それ以外のことは考えすぎないようにしています。あとは結果で示すだけですね」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン 2025年F1タイトル獲得の可能性は「五分五分」

    マックス・フェルスタッペン 2025年F1タイトル獲得の可能性は「五分五分」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、今季5度目のF1ワールドタイトル獲得の可能性について「五分五分(50/50)」だと語った。

    現在、ドライバーズ選手権でフェルスタッペンは首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)から63ポイント差の3位につけており、残り6戦での逆転を狙う。今週末のアメリカGP(オースティン)を前に、フェルスタッペンは自身のチャンスについて問われるとこう答えた。

    「50/50だね。勝つか、そうじゃないかのどちらかだ。特に深くは考えていない」

    「レースごとに取り組んでいくだけ。ここでベストを尽くして、次へ進む。それで結果がどうなるか見てみよう」

    夏休み以降、レッドブルのパフォーマンスが向上したことで、フェルスタッペンはタイトル争いに再浮上した。ここまで9回の表彰台と4勝を挙げ、モンツァとバクーでは連勝。直近4戦ではランド・ノリスをすべて上回っており、ノリスがオランダGPでオイル漏れによってリタイアした際も順位を伸ばした。

    シンガポールGPでマクラーレンがコンストラクターズタイトルを決めたものの、チームは依然としてドライバーズ選手権でフェルスタッペンを脅威と見ている。一方、本人はタイトルの可能性についてあまり考えないと強調する。

    「正直、あまり考えていない。週末はクルマの中でベストを尽くすだけだ。僕が前にいようが後ろにいようが関係ない。ただ、前にいる方がもちろんいい。選手権をリードしているということだからね」

    「でも僕にとっては、どの週末も勝つチャンスがある場所なんだ。勝てるなら勝つし、勝てなければそれまで。人生が終わるわけじゃない。プレッシャーを感じることもない。すでにタイトルを取った経験があるからね」

    「チームとしてもまだクルマを理解しようとしているところだ。何をもっと学べるかを探っている。それは来年にもつながる部分だから。来年まったくゼロから始めるわけじゃないしね。それだけだよ」

    フェルスタッペンの冷静な視点
    フェルスタッペンのコメントからは、過去4度の王者としての余裕と現実的な視点がうかがえる。タイトル争いのプレッシャーを意識せず、むしろチーム全体の成長を重視する姿勢だ。すでにマクラーレンがコンストラクターズを制した中でも、フェルスタッペンの安定感とレースクラフトは際立っており、残り6戦で逆転の可能性を残している。

    彼の言葉通り「50/50」という冷静な自己評価は、単なる謙遜ではなく、チャンピオンとしての経験に裏打ちされた現実的な計算だと言える。

    Source: ESPN

  • アイザック・ハジャー 2026年レッドブルF1昇格確定なら「今季中の移籍もあり」

    アイザック・ハジャー 2026年レッドブルF1昇格確定なら「今季中の移籍もあり」

    アイザック・ハジャーは、2026年からの昇格が正式に決まっている場合に限り、今シーズン中にレッドブル・レーシングへ移籍する可能性を認めた。

    レーシングブルズから参戦するハジャーは今季、ルーキーながら予選Q3常連となり、オランダGPでは初の表彰台を獲得するなど目覚ましい活躍を見せている。2026年の新パワーユニット規定導入に向け、マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として昇格が有力視されており、ヘルムート・マルコは来週末のメキシコGP後に両チームのドライバーラインアップを決定すると明かしている。

    ハジャーはこれまで今季はレーシングブルズで完走する意向を示してきたが、アメリカGPを前に一つの条件付きで心変わりを示唆した。

    「もし来年レッドブルで走ることが100%確定していて、それが事前に発表されるのであれば、もちろん今季の残り数戦でレッドブルに移ることも考える」とハジャーはRacingNews365などに語った。

    「ただ、来年は全く新しいマシンになるから、ある意味ではあまり意味がないとも思う」

    新チームへの早期適応という観点からの利点について問われると、「確かにチームやエンジニアと馴染む助けにはなる。正直、そこまで考えてなかったけど」と付け加えた。

    ハジャーは以前からレッドブルで走ることを夢として公言しており、その願望はチームにも伝えているという。

    「もちろん伝えているよ」と彼は答えた。

    「レッドブルのプログラムに加わったときから、最終目標は常にレッドブルのドライバーになることだった」

    アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング移籍について

    ハジャー昇格をめぐる今後の焦点
    フェルスタッペンのチームメイトという座は多くのドライバーを苦しめてきたが、ハジャーはその挑戦を恐れていない。マルコが明言したように、メキシコGP後にはレッドブルとレーシングブルズの体制が確定する見通しであり、ハジャーの運命もまもなく明らかになる。

    現時点での焦点は、ハジャーが2026年の昇格確定を前提に今季中のレッドブル移籍を実現するのか、それともレーシングブルズで最後まで戦い抜くのかにある。

    Source: RacingNews365

  • 角田裕毅 レッドブルF1で覚醒「フェルスタッペン寄りのセットアップで前進」

    角田裕毅 レッドブルF1で覚醒「フェルスタッペン寄りのセットアップで前進」

    角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのセットアップに徐々に寄せていったことが、今季の好調につながっていると明かした。

    フェルスタッペンのチームメイトとして日本GPからレッドブル・レーシングに昇格して以来、角田裕毅はレースペース面で苦戦を強いられてきた。そこで8月の休暇の一部を返上し、シミュレーターで改善策を探る作業に取り組んだという。

    その成果が徐々に現れ、ベルギーGPで7番グリッド、ザントフォールトでのポイント獲得、そしてアゼルバイジャンGPでは今季最高の6位フィニッシュを果たした。これは2021年アブダビGPでの4位以来のベストリザルトとなった。

    一方、シンガポールGPでは予選13番手(ウィリアムズ勢の失格によって繰り上がり)からスタートし、決勝は12位に終わるなど課題も残った。

    角田裕毅は、こうした浮き沈みの中でも成長を感じていると語る。

    「最初の頃は、自分の求めるマシン特性だけを重視していて、マックスのセットアップを追いかけようとはしていなかったんです」と角田裕毅はRacingNews365などのメディアに語った。

    「でも、彼はどんなサーキットでも常に最大限のパフォーマンスを引き出しているので、FP1の段階でどういうクルマが理想か、ある程度の見通しを立てられるんです。だから彼のセットアップ変更の方向性も考慮して、両方のやり方を組み合わせるようにしています」

    「その質がだんだん良くなってきて、自然とレッドブルのクルマに慣れ、限界で走れるようになってきました。結果的に“マックス寄り”のセットアップに少しずつ近づいているのはいいことだと思います」

    来季に向けては、アイザック・ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトとして昇格する見通しが強まっており、アービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ昇格も噂されている。角田裕毅はリアム・ローソンとともに、エナジードリンク勢2チーム内での最後の1枠を巡る熾烈な争いに挑むことになりそうだ。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅の適応力が示すレッドブルでの成熟
    角田裕毅の発言からは、フェルスタッペンのデータやセットアップ哲学を吸収しつつ、自身のドライビングスタイルと融合させる成熟が見て取れる。従来の「自分の好みを優先するアプローチ」から、「チーム全体の最適解を取り込む方向」へとシフトしたことが、結果的にマシン理解とリミット走行の安定化につながっている。

    特にアゼルバイジャンGPでの6位は、フェルスタッペン仕様に近いハイダウンフォース寄りの特性を活かした走りであり、チーム内での信頼を深める契機にもなった。来季のシート争いを控え、角田裕毅の成長曲線は再び注目を集めつつある。

  • フェルスタッペン F1の冷却ベスト義務化案に猛反発「選択の自由が必要だ」

    フェルスタッペン F1の冷却ベスト義務化案に猛反発「選択の自由が必要だ」

    マックス・フェルスタッペンが、2026年から導入が検討されている冷却ベストの着用義務化に強く異議を唱えた。

    2023年のカタールGPで酷暑によりエステバン・オコンがコックピット内で嘔吐し、ランス・ストロールが意識を失いかけたことを受け、FIAは2024年シンガポールGPで「ヒートハザード」を宣言。最大50メートルのチューブを通して冷水を循環させる専用冷却ベストの装備を義務付けた。

    「ヒートハザード」宣言は今週末のF1アメリカGPでも発令され、FIAは2026年以降、これを正式にルール化する方針を示している。

    しかし、ドライバーの多くはベストの着用を不快に感じており、導入には慎重な姿勢を示している。

    フェルスタッペン「FIAは安全を持ち出すが優先順位が違う」
    フェルスタッペンはシンガポールGP前のメディア取材で、冷却ベストの義務化に断固反対の立場を表明した。

    「僕はそのベストを使ったことがないし、使うつもりもない。これはドライバー自身の選択であるべきだと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「もちろんFIAは安全のためだと言うだろうけど、安全面で改善すべきことは他にもたくさんある。たとえば特定のサーキットのピットエントリーとかね。そっちの方がよっぽど優先順位が高いと思う」

    「僕は体にチューブを巻きつけるのが嫌なんだ。ハーネスのすぐ横にチューブがあるのも気に入らない。『設計が悪い』と言う人もいるけど、そうは思わない。これはあくまでドライバーが選択できるようにすべきだ」

    「好きな人もいれば、嫌いな人もいる。それでいいじゃないか。選択の自由があってしかるべきだ。今年はまだ使わなくてもいいけど、おそらく来年は義務になる。正しい方向だとは思わない」

    「GTカーやプロトタイプのようにスペースがあるならいいけど、F1のコックピットはとても狭い。チューブや機材を置く余裕なんてほとんどないんだ」

    「それにドライアイスをどこに置くんだ? そもそもマシンはそんなスペースを想定して設計されていない。15〜20周もすれば冷却効果も切れて、あとはぬるま湯かお茶のような状態になるだけだ」

    マックス・フェルスタッペン F1

    ラッセルも慎重「完璧な解決策ではない」
    GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)のディレクターを務めるジョージ・ラッセルも、冷却ベストの導入について慎重な見解を示した。

    「完璧な解決策とは言えない。しかも実際にテストできるのはレース環境だけなんだ」とラッセルは語る。

    「バーレーンでは問題なかったし、サウジアラビアでも快適だった。でもシンガポールのような高温下では、ドライアイスがあっという間に溶けてしまう」

    「チームは車体の冷却自体を大きく改善してくれた。以前はコックピット内に60度を超える熱気が流れ込んでいたけど、電装ボックスや120度に達する油圧ラインの位置を少し変えるだけで、熱の影響は大幅に減ったんだ」

    冷却ベスト義務化は再考されるべきか
    FIAが掲げる「安全の徹底」は理解できるが、フェルスタッペンが指摘するように、冷却ベスト義務化には構造的・実用的な課題が多い。狭いF1コックピットに追加装備を組み込むことは容易ではなく、性能への影響も懸念される。

    また、ドライバーの体格や好みによって適性が異なるため、「選択制」とする案も十分に現実的だ。安全性と自由のバランスをどう取るか──F1の“ヒートハザード”対策は、2026年に向けて重要な議論の焦点となりそうだ。

  • アイザック・ハジャー「レッドブルF1マシンのテストはいい考え」 昇格へ意欲

    アイザック・ハジャー「レッドブルF1マシンのテストはいい考え」 昇格へ意欲

    新人アイザック・ハジャーは、2026年シーズンにレッドブル昇格が確実視されるなか、早期にレッドブルF1マシンをテストするのは「いい考え」だと語った。

    21歳のハジャーは、2025年シーズンで予想を上回る活躍を見せている。ここまでランキング9位につけ、オランダGPでの表彰台がハイライトとなった。チームメイトのリアム・ローソンだけでなく、苦戦中のレッドブルの角田裕毅を上回ることもしばしばで、残り6戦となった今、角田裕毅はF1での将来を懸けた戦いに挑んでいる。

    しかし、角田裕毅の結果に関係なく、ハジャーは2026年の新技術規定導入とともにマックス・フェルスタッペンとコンビを組むことが有力視されている。

    今季開幕前、ハジャーは「まだレッドブルで走る準備はできていない」と語っていたが、アメリカGPを前にその姿勢を一転させた。

    「今年の最後の3戦をレッドブルで走ることになる可能性はあるか」と問われると、ハジャーはこう答えた。

    「うん、間違いなく。もし100%確実で、少しでも先に進むチャンスを得られるなら、ぜひやりたい。でも同時に、来年はまったく新しいクルマだから、ある意味では意味がないとも言えるね」

    記者から「新しいエンジニアたちと関係を築くチャンスにもなる」と指摘されると、ハジャーは「たしかにそうだね。正直、それは考えてなかった。面白いし、いい考えだと思う」と答えた。

    レッドブルはすでに、両チームの2026年ラインアップをメキシコGP(10月24〜26日)までに発表する予定と明かしているが、ハジャーは「そうとは知らなかった」と述べたうえで、「でも、それで自分のアプローチが変わることはない」と強調した。

    「何度も言ってきたけど、いろいろ話すことはあっても、クルマに乗り込んだ瞬間、頭の中にあるのは“ベストを尽くす”ということだけなんだ。それだけだよ」と語っている。

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    ローソン「常にプレッシャーの中で生きてきた」
    一方、リアム・ローソンもチームから今後のスケジュールを知らされていないと明かした。23歳の彼もまた、角田裕毅と同様にF1での将来を懸けて戦っている。

    2026年には、F2のアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズへ昇格する見通しであり、来季の空席はそのリンドブラッドのチームメイトの枠のみとなる。

    しかしローソンは、そうした不安を気にせず、冷静に現状を受け止めている。

    「F1での僕のキャリアはずっとそういうものだった。まだ長くはないけど、いつもそうだった」とローソンは語る。彼は2023年のオランダGPでダニエル・リカルドの代役としてデビューし、今年はレッドブルで開幕を迎えたものの、2戦連続ノーポイントのあと角田裕毅と交代した経緯がある。

    「ジュニアプログラムの頃から、僕たちはそういう状況に慣れているんだ」とローソンは続けた。

    レッドブル昇格レースは最終段階へ
    ハジャーの発言からは、彼がすでに“レッドブル入り”を現実的に見据えていることが読み取れる。以前は慎重な姿勢を見せていたが、ここへ来て「チャンスがあれば乗りたい」と明言した点は、メキシコGP前後に予定される発表とタイミングが重なる。

    レーシングブルズの2026年体制は、すでにアービッド・リンドブラッドの昇格が有力で、残るシートをリアム・ローソンと角田裕毅が争う構図だ。一方のハジャーは、レッドブル本隊昇格が“内定的状況”にあるとみられ、今回の発言はその自信の表れとも言える。

    2025年終盤戦は、単なるシーズンの締めくくりではなく、レッドブル勢4名による最終的な“選抜戦”の様相を呈している。

    Source: autosport.com