カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • ランド・ノリス レッドブルF1の“テープゲート”を一笑「僕は使ってもいなかった」

    ランド・ノリス レッドブルF1の“テープゲート”を一笑「僕は使ってもいなかった」

    ランド・ノリス F1アメリカGPの“テープ騒動”を笑い飛ばす「僕は使ってもいなかった」

    F1アメリカGPの決勝前、グリッド上でマクラーレンがノリスのために設置した“駐車位置補助用のダクトテープ”を、レッドブルのスタッフが剥がそうとしてペナルティを受けた一件が、メキシコGP前の話題をさらった。

    チームはこの行為で5万ユーロの罰金(うち半額が執行猶予)を科されることとなったが、当のノリスはこの“テープ事件”を笑い飛ばしている。

    「よくやったねって感じ」とノリスは英Motorsport Weekなどの取材に冗談交じりで語った。「でも実際には使ってなかったから余計におかしかったんだ。念のために貼っておいただけで、結局何の意味もなかった」

    「だからもっと面白いよね。彼らがそれで罰金を受けたのに、僕はそのテープを必要ともしなかった。しかも、彼らは剥がそうとして失敗したんだ。特別な加工をしてあって、簡単には取れないようになってたからね」

    「チーム同士のちょっとした“サイドクエスト”みたいなものさ。僕らはただ笑ってたよ」と、終始楽しげな様子だった。

    フェルスタッペン「どこに止めるかなんて気にしない」
    同じく取材を受けたマックス・フェルスタッペンも、軽妙なユーモアでコメントした。

    「グリッドボックスには黄色い線があるだろ? それを見て止めればいいんだよ」と笑いながら答えた。「どこに止めようが大した違いじゃない。人によってやり方が違うだけで、オースティンではたまたま“ゲート”が閉まるのが少し遅かったんじゃないかな」

    一方で、彼はこの件を真面目に受け止めてもいる。

    「チームメンバーが正しい指示を受けていなかったとしても、スチュワードが説明した通りの判断なら理解できる。ペナルティは妥当だと思う。それに、あれはテープの問題じゃなくて、“ゲートを閉じる手順を妨げた”ことが問題なんだ」と語った。

    ランド・ノリス レッドブル F1 テープゲート

    ラッセル「僕でも多分剥がしてた」
    ジョージ・ラッセルも笑いながらこの話題に言及した。

    「この話の真相はよく知らないけど、僕は几帳面だからね。もしきれいに塗装された床にダクトテープが貼ってあったら、僕も多分剥がしてたと思う」と語った。

    「そのメカニックが悪気なくやったのかもしれないし、そうでないのかもしれない。でも彼らは経験豊富だから、わざわざ小細工なんてしなくても勝てるはずだ。僕がナイーブすぎるだけかもしれないけどね」

    グリッド視認性の難しさを語るドライバーたち
    そのほか午後の記者会見では、複数のドライバーが「グリッド位置の見え方」について語った。

    ニコ・ヒュルケンベルグは「クルマによって見え方は違う。サイドインパクト構造の高さや位置で視界が変わる」と説明し、「この世代のマシンでは誰にとっても難しい。僕はテープは使わないけど、感覚で止めるようにしている」と話した。

    カルロス・サインツは、自身のウィリアムズFW47では「ちょうどマウント部分が黄色いラインと重なるので、それを目印にしている」と説明。「それでぴったり合わせられるから助かっている」と語った。

    アンドレア・キミ・アントネッリも「僕は視覚的に合わせる派。プラクティスで基準を作っておいて、グリッドではその感覚で止める」と述べている。

    分析:F1グリッドの“視認性問題”が生んだ珍騒動
    今回の“テープ事件”は単なる笑い話のように見えるが、その背景には現代F1マシン特有の視界の悪さがある。
    高く複雑なサイドポッド構造と長いノーズによって、ドライバーからはグリッドの黄色線がほとんど見えないことも多い。

    各チームはレーザー測定や地面のマーキングなどで停止位置を補助しており、マクラーレンのテープもその一環だった。だが、ルール上「フォーメーションラップ開始後の外部介入」は厳禁。レッドブルの行為は結果として手順妨害と見なされた。

    F1が新しい安全・整列手順を導入したことで、今後も“停止精度”が議論になる可能性がある。今回のような一件が笑い話で済むうちはまだいいが、視認性改善の技術的議論は、2026年の新車設計にも少なからず影響しそうだ。

  • レッドブルF1、マクドナルドとコラボ 角田裕毅&マックス車に“黄金のアーチ”

    レッドブルF1、マクドナルドとコラボ 角田裕毅&マックス車に“黄金のアーチ”

    レッドブル・レーシングは、マクドナルドとの新たなスポンサー契約を発表した。これにより、世界的ファストフードブランドのマクドナルドがF1に初参入することになる。両者のコラボレーションは2025年F1サンパウロGP(ブラジル)からスタートし、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅のRB21にマクドナルドのロゴが掲出される。

    今回のパートナーシップは、10月21日からの8週間限定で実施される。

    ブラジル国内のマクドナルド店舗ではレッドブル製品の販売が開始されるほか、サンパウロ市内のドライブスルー店舗のひとつが“レッドブル・ピットストップ”仕様に変身。

    期間中は、ピット作業をイメージした演出や特別メニューなど、ファンがF1の世界観を体験できる企画も予定されている。

    マクドナルドのロゴは、フェルスタッペンと角田のマシンのヘイロー(頭部保護デバイス)およびチームガレージに掲出される予定で、世界的ブランド同士の異色コラボとして注目を集めている。また、レッドブルは一般向けのショーイベントも展開し、今回のコラボレーションをテーマにした限定アニメーションも制作されたという。

    レッドブルのマーケティング戦略とその狙い
    今回のマクドナルドとの提携は、レッドブルがこれまで積み重ねてきた“エナジー&ライフスタイル”ブランドの拡張戦略の一環とみられる。F1を通じて若年層やファミリー層へのアプローチを強化し、ブラジルという巨大市場でのプレゼンス向上を狙う動きだ。

    これまでレッドブルは、スポーツや音楽、ゲームなど幅広い分野でコラボを展開してきたが、マクドナルドのようなグローバル飲食ブランドとの公式連携は極めて珍しい。期間限定の取り組みながら、F1ファン層以外にも波及効果を生むマーケティング施策として注目される。

    角田裕毅にとっても注目の“世界的露出”
    角田裕毅にとっても、マクドナルドという世界的ブランドとのジョイントは大きな露出機会となる。特に、レッドブル・レーシング移籍後初の大型スポンサー契約として、チーム内での存在感強化につながる可能性がある。

    ブラジルGPでは、マクドナルドの“黄金のアーチ”を掲げたRB21が登場し、レッドブルが得意とする高地サーキットでの戦いに挑む。フェルスタッペンと角田、そして世界的ブランドとの融合が、サンパウロでどのような化学反応を見せるか注目だ。

  • 角田裕毅 F1メキシコGPで最新フロントウイング投入 フェルスタッペンと同一

    角田裕毅 F1メキシコGPで最新フロントウイング投入 フェルスタッペンと同一

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、2025年F1メキシコGPでついにマックス・フェルスタッペンと同じ仕様の最新フロントウイングが投入される。

    これまで角田裕毅は旧仕様のまま走行を強いられており、アップデート配分の「格差」が話題となっていたが、ついに両者のマシンが同一スペックに揃う。

    アメリカGPのフリー走行では、フェルスタッペンにのみ新型フロントウイングが搭載され、角田裕毅のRB21には前戦シンガポールと同じ型落ち仕様が装着されていた。

    ピエール・ワシェ技術責任者によれば、チームが比較テストを行ったものの新仕様は1セットしか用意されておらず、角田裕毅には選択肢がなかったという。

    角田裕毅は当時、「まだ試していませんが、ぜひ使ってみたいですね。見た目からしても、よりフロントの回頭性が上がるはず」とコメントしており、新ウイングの投入を強く望んでいた。

    新型フロントウイングは、広いフラップ面積と高い空力弾性(エアロ・エラスティック)を持つ設計が特徴で、速度域に応じて形状がわずかに変化する。

    低速コーナーでは高い回頭性を発揮し、高速域ではダウンフォースの過剰な増加を防ぎながら安定性を確保するという理想的なバランスを実現している。

    この柔軟な特性により、車速が上がるにつれて空力中心が後方に移動し、マシン全体の挙動がより穏やかで一貫性のあるものとなる。

    これがフェルスタッペンの復調を支えた要因であり、レッドブルRB21の再生の鍵と評されていた。

    さらに、このフロントウイングは新しいアンダーフロアとの相乗効果を狙って設計されている。

    モンツァで投入された新型フロアは、気流をより効率的にリアへ導く設計となっており、フロント側で発生した空気の流れをスムーズに後方へ繋げることで、車体全体の空力バランスを最適化している。

    この組み合わせによって、低速域での回頭性と中高速域での安定性を両立し、コーナー進入から立ち上がりまでの挙動変化を極めてリニアに制御できるようになった。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング メキシコグランプリ

    角田裕毅にとって、この最新仕様の投入は単なるパーツ供給の平等化にとどまらず、シーズン終盤戦における立場回復の象徴的な意味を持つ。

    チーム代表ローラン・メキースは以前、「裕毅の努力とチームへの貢献に見合う環境を整える」と述べており、今回のアップデート適用はその一環とみられる。

    メキシコでは、両ドライバーが同一仕様のマシンで臨む初の週末となる。FP1では、フェルスタッペンのマシンに来季のF1デビューが期待されるアービッド・リンドブラッドが乗り込む。マシンが同一仕様になったことで逆にその部分を言い訳にすることはできなくなった。

    角田裕毅が最新フロントウイングとフロアの相乗効果を最大限に引き出し、どこまでフェルスタッペンに迫る走りを見せるか、注目が集まる。

  • 角田裕毅 レッドブルF1残留は「チームがどういうラインナップを望むか次第」

    角田裕毅 レッドブルF1残留は「チームがどういうラインナップを望むか次第」

    角田裕毅は、F1メキシコGP開幕前の記者会見で、シーズン序盤からの課題だったロングランで改善の手応えを語り、コンストラクターズ選手権上位進出とレッドブル・レーシングのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンのタイトル争いを「全力で支える」と強調した。

    一方で来季の去就については「チームがどういうラインナップを望むか次第」と慎重な姿勢を示しつつも、これまでの成長と改善に手応えを感じていると明かした。

    また「同じチームにいるのにふさわしいことを結果で示したい」と語り、残り数戦も自信を持って挑む意欲を示した。

    前戦アメリカGPを振り返った角田裕毅は「オースティンはミックスな週末でしたが、2つのレースで良い結果を出してポイントを取ることができました」と語った。

    「間違いなく良い方向に向かっていますし、多くのことを改善できていると思います。今やっていることには自信がありますし、これからもプッシュを続けてポイントを取っていきたいです」

    「チームとしてまだコンストラクターズ選手権でP2になる可能性がありますし、マックスがワールドチャンピオンを獲る可能性もあります。だから、できるだけこの2人(ピアストリとローソン)の前で走って、チームのためにできる限り助けたいです」

    来季についてのスタンス
    「はい。今まで自分がやってきたこと、そして今の状況に自信を持っています。できるだけ早く自分自身を向上させ、ポイントを重ねていくよう努力しています。最終的には、チームがどういうラインアップを望むか次第です。でも、僕は多くの点で改善を重ねてきましたし、来年も同じチームにいるのにふさわしいことを示すために、自分をさらに高めていきたいと思います。」

    改善の源泉 ロングランとチームの支え
    「いろいろな要素があります。僕はこの環境に5年間いて、この世界でのプレッシャーや、チームごとの違いがどういうものかを理解してきました。セットアップの問題だけではありません。特にシーズン序盤はロングランで苦戦していましたが、そこを大きく改善することができました。今は週末全体を通して、そのパフォーマンスをしっかりまとめることに取り組んでいます。チームからのサポートがとても大きく、ローラン(メキース代表)やエンジニアたちの支えがなければ、ここまで改善することはできませんでした。ツールがしっかり揃ってきているので、正しい方向に進めていると感じています。」

    意思決定のタイミングについて
    「それは難しい質問ですね。僕はもう5年間このレッドブル・ファミリーにいますが、どういう仕組みで物事が進むのかはよくわかっています。これまで毎年、ほとんど同じような状況を経験してきました。だから、自分は自分を証明し続け、与えられたチャンスを最大限に活かすことに集中しています。最も大切なのは、この機会に感謝していることです。そして、その中で結果を出すだけです。」

    ローソン関連の発言について
    「チームとVCARBに対して謝罪しました。特にメディアで話した内容は本当に不必要なものでした」

    角田裕毅 レッドブル F1

    グリッド整列ラインの視認性問題
    「現行マシンではオレンジのラインが本当に見えにくいです。来年は視認性が改善されることを願っています」と述べた。

    フェルスタッペン支援の具体策
    「いろいろな形でチームを助けることができると思います。セットアップの方向性や、他のリソースの面でも貢献できます。僕たちは今シーズン、現行パッケージを最大限に活かすためにさまざまなセットアップを試してきており、それがとても良い方向に働いています。できるだけ前のポジションにいることで、チームに有利な戦略の幅を広げることもできます。状況によってはスティントを延ばして、マックスが勝つためのチャンスを広げるような動きもできると思います。僕自身はタイトル争いをしていませんが、チームメイトはしています。だからこそ、自分は常に安定して結果を出すことが大切です。オースティンのスプリントのような走りを、これからもっと積み重ねていきたいと思います。」

  • レッドブルF1復活の鍵は“フェラーリ流”改革 メキースが導いた再生

    レッドブルF1復活の鍵は“フェラーリ流”改革 メキースが導いた再生

    クリスチャン・ホーナーの解任後、レッドブル・レーシングの勢いが突如として蘇った。その変貌は誰の目にも明らかであり、かつて彼と共に働いた関係者たちも注目している。

    元レッドブルF1ドライバーのロバート・ドーンボスは、ローラン・メキース新代表の下でチームが変貌を遂げた現状は、ホーナーにとって複雑な心境だろうと語った。もっとも、推定1億ドル(約150億円)ともされる退職金が彼の懐を潤したことも事実だ。

    「シーズン中にクリスチャン・ホーナーを解任するというのは、レッドブル取締役会による驚くべき決断だった」とドーンボスは『Pit Talk Podcast』で述べた。「チームも、そしてクリスチャン本人でさえ、誰も予想していなかった」

    しかし、その決断は功を奏したと彼は認めている。

    「不思議な光景だし、クリスチャンにとってはかなり衝撃的だと思う」と彼は続けた。「ローランは就任からわずか2戦で初勝利を挙げた。彼の冷静でエンジニア主導のスタイルは、ホーナーとは正反対なんだ」

    マルコ「もう弱点のないチームになった」
    ヘルムート・マルコも、メキースの技術的背景がチームに新たな活力を与えたと認めている。

    「彼はテクニカルなセットアップに対してまったく異なるアプローチを確立した」とマルコは『Sky Deutschland』に語った。

    「以前のように金曜から迷走することがなくなった。夏の時点ではほとんどすべてを諦めかけていたが、今はチーム全員が再び闘志を燃やしている。それが素晴らしいダイナミズムを生んでいる」

    現在、マックス・フェルスタッペンが再び支配的な速さを取り戻し、マクラーレン勢を猛追していることから、マルコは「もはや弱点のないチーム」だと自信を見せた。

    「もはや我々が不利だと言わざるを得ないサーキットは存在しない」とマルコは断言した。

    ローラン・メキースとマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    変革の核心は「準備精度」と「静かな改革」
    伊紙『La Gazzetta dello Sport』のテクニカルアナリスト、パオロ・フィリセッティは、メキース就任以降のミルトンキーンズ内部で起きた変化を詳細に分析している。

    彼によると、モンツァ以降に導入された新型フロアと、フェラーリ式シミュレーター運用手法の採用が大きな転換点だったという。チームはレース週末前に、より正確なベースセットアップを構築するようになった。

    このシミュレーター作業の強化によって「誤差の余地と時間的ロスが減り、特にスプリント週末では決定的な効果をもたらした」とフィリセッティは指摘する。結果として、現地入り時点で完成度の高い状態から作業を開始できるようになったのだ。

    「メキースが指揮を執って以来、外からはほとんど見えないが、多くのことが静かに変わった」と彼は書いている。「リーダーシップの細部が、外見上は些細に見える差を生む。だが実際には、それこそが勝敗を分ける要因なのだ」

    メキースの「構造改革」が導いた再生
    ホーナーのカリスマ性と対照的に、メキースはエンジニアリング志向の合理的なマネジメントを導入した。彼のリーダーシップは派手さを欠くが、技術面での方向性を統一し、チームの内部構造を整理する効果を生んでいる。

    特に、金曜から一貫したパフォーマンスを発揮できるようになった点は、かつての課題を完全に克服した証拠だ。レッドブルは今、メキース体制のもとで“技術的精度と組織的安定性”という新たな武器を手に入れたと言える。

  • クリスチャン・ホーナー、投資家と290億円規模の新F1チーム買収構想

    クリスチャン・ホーナー、投資家と290億円規模の新F1チーム買収構想

    レッドブルを去ったクリスチャン・ホーナーが、1億5000万ポンド(約290億円)規模の新チーム、もしくは既存チームの買収によってF1に復帰する可能性があると、英紙『The Times』が報じた。

    同紙によると、ホーナーには複数の富裕層投資家から接触があり、「共同で新チームを立ち上げたい」という提案を受けているという。これにより、上位4チームを除くF1チームを丸ごと買収できるだけの資金力を得たとされる。

    また、ホーナーはレッドブル時代のようなチーム代表職ではなく、オーナーとしてチームを統括する立場を望んでおり、フェラーリ移籍のうわさが浮上していたものの「イタリアでのフルタイム勤務は考えていない」とも伝えられている。

    『The Times』は、ホーナーが契約上の制限期間を終える2026年4月以降にF1パドックへ復帰可能となると報道。FIA会長モハメド・ビン・スライエムおよびF1 CEOステファノ・ドメニカリも、その復帰を妨げる意向はないとし、同紙は「これまで以上に強力な立場でF1に戻ってくる可能性がある」と締めくくっている。

    “テープゲート”は「旧体制の名残」
    独『Auto Motor und Sport』誌のマイケル・シュミット記者は、レッドブルの“テープゲート”騒動(アメリカGPでメカニックがマクラーレンのグリッド用テープを剥がした行為)について、「ホーナー時代の残り香」と指摘した。

    「このような行為に頼らなければならないのは残念だ」とシュミットは述べ、「ラウラン・メキースはそういう指示を出す人物ではない。彼はとてもスポーティーな性格だ。彼がレッドブルのメインチームに加わったのは最近だから、これはおそらく“昔の癖”だろう」と語った。

    トト・ヴォルフ「彼はいずれ戻ってくる」
    一方、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフもホーナーの復帰を予想している。

    「彼のような人物がチームを去れば、誰もが“いつ戻ってくるのか”と考えるものだ」とヴォルフは語った。

    「世界の動きは速い。彼はいずれ戻ってくると思う。いつ、どこでかは分からないがね」

    さらにヴォルフは、ホーナーがチーム内で大きすぎる存在になりすぎた可能性を示唆しつつ、自己省察の重要性を説いた。

    「人は夜、自分の顔を鏡で見てこう言えるべきだ。“今日は少しバカだったかな?”とね。そういう自己反省こそが、レースに勝ってカメラに囲まれている時でも、地に足をつけていられる秘訣なんだ」

    ホーナー復帰の現実味と“レッドブル後”の構図
    ホーナーが2026年にF1へ復帰する可能性は、単なる憶測に留まらない。巨額の契約解除金によって経済的な余裕を得ており、オーナーシップを志向する姿勢は、かつてのチーム運営とは異なる新たな段階を示している。

    加えて、FIAおよびF1上層部がその復帰を妨げる意志を持たないことは、政治的にも“復権”への障壁が低いことを意味する。

    一方で、ミルトンキーンズでの“テープゲート”が示すように、レッドブル内部にはなおホーナー体制の影響が残る。ローラン・メキースによる再構築が進むなか、旧来の文化との決別がどこまで進むかは、チーム再生の試金石となりそうだ。

  • 角田裕毅 F1日本GPで話題『YUKI CAPSULE SUZUKA EDITION』が全国再販

    角田裕毅 F1日本GPで話題『YUKI CAPSULE SUZUKA EDITION』が全国再販

    ローソンエンタテインメントは、F1ドライバー角田裕毅選手の公式コラボグッズとして話題を呼んだラバーチャームのカプセルトイ『YUKI CAPSULE SUZUKA EDITION』を、2025年10月24日(金)より全国で再販売することを発表した。

    本商品は、2025年4月に開催されたF1日本グランプリ(鈴鹿)期間中、鈴鹿サーキットパーク内のショッピングストリート「GARAGE R」に設置された全長約5mの大型筐体「デコガチャ」でのみ販売され、即完売となるなど大きな反響を呼んでいた。今回の再販売はその待望の第2弾となる。

    『YUKI CAPSULE SUZUKA EDITION』は全12種のラバーチャームをラインナップし、価格は1回500円(税込)。今回はシークレットやアタリは含まれない仕様となっている。販売は全国の「gashacoco(ガシャココ)」対象58店舗を中心に順次スタートし、各店舗で販売開始時期が異なるほか、数量限定のため早期終了となる場合もある。

    再販売概要
    商品名: YUKI CAPSULE SUZUKA EDITION

    商品仕様: ラバーチャーム全12種

    販売価格: 500円(税込)

    販売開始: 2025年10月24日(金)より順次

    取扱店舗: 全国のgashacoco(ガシャココ)対象58店舗
    ※シークレット・アタリは含まれません。
    ※自販機特性上、同一商品が続けて出てくる場合があります。

    取扱店舗一覧(地域別)

    北海道
    コーチャンフォー新川通り/ミュンヘン大橋/美しが丘/旭川/釧路/北見/リラィアブルブックス釧路運動公園通り/グランディールイチイ函館

    東北
    むつマエダ/エムズエクスポ盛岡/エムズエクスポ花巻

    関東
    ヒタチエ/コーチャンフォーつくば/FKDインターパーク宇都宮/スマーク伊勢崎/イオンモール太田/コクーンシティさいたま新都心/川越クレアモール/ピオニウォーク東松山/モラージュ菖蒲/ららぽーと富士見/イオンモール成田/ダイバーシティ東京プラザ/中野サンモール/池袋/北千住マルイ/吉祥寺元町通り/トリエ京王調布/コーチャンフォー若葉台/ららぽーと湘南平塚/湘南藤沢オーパ/ららぽーと海老名

    中部
    SuperKaBoS二の宮/くるふ福井/SuperKaBoS敦賀/平安堂川中島/長野/飯田/諏訪/伊那/あづみ野/ららぽーと磐田/エスカ地下街/名古屋ゼロゲート/エアポートウォーク名古屋

    関西
    イオンモール京都桂川/なんば駅前/なんば戎橋筋/心斎橋BIGSTEP/ららぽーと堺/ららぽーとエキスポシティ/ららぽーと門真

    中国
    TSUTAYA松永/TSUTAYA三吉

    九州・沖縄
    リバーウォーク北九州/ソラリアステージ天神/木の葉モール橋本/パークプレイス大分

    販売店舗や在庫状況は予告なく変更となる場合があり、再入荷に関する問い合わせには対応していない。詳しくはローソンエンタテインメント公式サイトおよびgashacoco公式サイトを確認のこと。

  • 角田裕毅、ローソンへの発言をレーシングブルズF1に謝罪「不必要だった」

    角田裕毅、ローソンへの発言をレーシングブルズF1に謝罪「不必要だった」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、前戦アメリカGPの週末にリアム・ローソン(レーシングブルズ)に対して行った発言について謝罪した。角田裕毅はF1メキシコシティGPの木曜会見で、「とても不必要だった」と述べ、レーシングブルズのチームに対して謝罪したことを明かした。

    角田裕毅はオースティンでの土曜走行後、リアム・ローソンに対して不満を表し、コース上でブロックされたと感じたことをきっかけに、「彼はいつもわざと何かをしてくる。くだらない。正直言って気にしていない」と発言していた。

    これは、金曜のスプリント予選で両者が最終ラップを走り切ろうとした際にトラブルがあった直後のことだった。

    リアム・ローソンは当時、「彼が何を言っているのか、まったくわからない」と応じていた。

    メキシコシティGPの木曜、両者は初日のドライバーズ会見にそろって出席した。アメリカGP以降、直接話をしたかどうか問われると、角田裕毅は「直接は話していない」と答え、リアム・ローソンは「正直、オースティンで何が起きたのかよくわからない」と述べた。

    続けて角田裕毅は、「メディアで言ったことについて、チーム(VCARB)に謝罪した。とても不必要な発言だった」と説明した。

    リアム・ローソンはその後、シーズン終盤戦の戦いについて次のように語った。

    「今はとても厳しい時期で、毎週末がタフだ。とにかく接戦で、特に予選ではすべてを引き出さなければならない。小さなことが大きな差になる」

    両者とも2026年の去就はまだ決まっておらず、アイザック・ハジャーがレッドブルへ昇格するという噂や、F2ドライバーのアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズでF1デビューを果たす可能性など、さまざまな憶測が飛び交っている。

    角田裕毅は、もし2026年に向けてシートを争う立場になるなら、自身にとって重要なのは結果だと強調した。

    「結果がすべてだと思う。今はチームにとってすごく重要な時期で、特にチームメイト(マックス・フェルスタッペン)をどれだけサポートできるかが大事だ。コンストラクターズ選手権では2位の可能性もある。オースティンでの7位はいいステップだったし、これからも毎戦ポイントを取り続けたい。ここ数年、レッドブル勢にとってそれは簡単ではなかった」

    「シーズン後半はとくにいい流れに乗っていると思う。毎レースうまくまとめられているし、過去には別のチームでもそれを証明してきた。何をすべきかは明確だ」

    リアム・ローソン 角田裕毅 F1

    リアム・ローソンは、レッドブルの育成プログラムで長く経験を積んできた立場から、次のように語った。

    「マシンに乗るたびに全力で走るだけだ。僕のキャリアはずっと結果ベースで進んできた。16歳でこのプログラムに入って以来、常に“結果を出せば昇格できる”という世界でやってきた。それは今も変わらない」

    両者とも冷静に発言をまとめたが、角田裕毅の謝罪はこれまでの強気な印象とは対照的で、より成熟した姿勢を見せた。一方でリアム・ローソンは動じることなく、淡々と結果を出す姿勢を貫いており、2026年のシート争いは実力と安定感の両面で熾烈なものとなりそうだ。

  • 角田裕毅 F1パドックの声:メキース「レッドブルF1残留の理由を示してほしい」

    角田裕毅 F1パドックの声:メキース「レッドブルF1残留の理由を示してほしい」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は2026年のシートをめぐり、キャリア最大の分岐点を迎えている。新チーム代表ローラン・メキースは、角田に対して「チームに残す理由を示してほしい」と“懇願に近い”心境だと報じられている。

    メキースは今季序盤に指揮を執って以降、マシン開発と体制の立て直しを進め、マックス・フェルスタッペンは直近4戦で3勝を挙げるまでに復調。チームはコンストラクターズ選手権でフェラーリ、メルセデスと2位争いを繰り広げている。

    一方で角田裕毅は、昇格後17戦で25ポイントにとどまり、苦戦が続く。バクーで6位、アメリカGPでは7位と復調の兆しを見せたものの、依然として厳しい立場にある。

    メキース「角田に“残す理由”を示してほしい」
    レッドブルのローラン・メキースは、角田裕毅に今後のチャンスを与えたい考えだが、そのためにはさらなる結果が必要だと考えている。英記者ネイト・ソーンダースは「メキースはほとんど懇願するように、角田にチームに残す理由を示してほしいと思っている」と語る。

    「昨年のペレスのケースと似ている。チームは『我々が彼を残す理由はこれだ』と言える結果を求めている」とソーンダースは述べた。

    さらに、ヘルムート・マルコは「角田の去就はメキシコGP後に決める」と発言しており、次戦でのパフォーマンスが運命を左右する可能性が高い。ただし、状況によっては決定が先延ばしになる可能性もあると見られている。

    「もし角田がメキシコで好成績を収めれば、レッドブルは『あと数戦様子を見よう』と判断するかもしれない」とソーンダースは続けた。

    フェルスタッペン支援の役割も課せられる角田
    チーム代表のメキースは、フェルスタッペンのタイトル争いを支えるため、角田裕毅を“サポートドライバー”として活用する方針を明かしている。COTA(アメリカGP)では、角田のマシンに異なるセットアップを試すことで、フェルスタッペンの最適解を探るテストを実施した。

    オランダの記者ロナルド・フォルディングはこう報じている。

    「彼らは今後も角田をテスト要員的に使うつもりだ。マックスのために異なるセットアップを試し、その結果をタイトル争いに活かす。一方でコンストラクターズ選手権のポイントも必要だから、角田の得点も重要だ」

    レッドブルは現在、フェラーリ(334点)とメルセデス(341点)を僅差で追う331点の4位。わずか10ポイント差の中で争う熾烈な2位争いの中、角田の役割は極めて戦略的なものとなっている。

    ハジャー昇格とローソンの存在が重圧に
    2026年にはルーキーのアイザック・ハジャーがレッドブルに加入するとみられており、角田裕毅はシートを失うリスクが高い。レーシングブルズへの復帰案もあるが、オースティンでの接触以来、リアム・ローソンとの関係が悪化しており、現時点では再共演の可能性は低い。

    また、チームは将来のためにF2のアービッド・リンドブラッドにも注目しており、角田裕毅にとっては三つ巴の生き残り戦となっている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅「来季も同じチームにいるにふさわしいことを示したい」
    角田裕毅はメキシコGP開幕前の記者会見で、自身の将来について次のように語った。「はい。今まで自分がやってきたこと、そして今の状況に自信を持っています。できるだけ早く自分自身を向上させ、ポイントを重ねていくよう努力しています。最終的には、チームがどういうラインアップを望むか次第です。でも、僕は多くの点で改善を重ねてきましたし、来年も同じチームにいるのにふさわしいことを示すために、自分をさらに高めていきたいと思います。」

    この発言は、メキース代表の「残す理由を示してほしい」というコメントと呼応しており、角田自身が結果で応える覚悟を示した形だ。

    改善の鍵はロングランとチームの支え
    角田裕毅はまた、シーズン後半の復調について次のように説明した。「いろいろな要素があります。僕はこの環境に5年間いて、この世界でのプレッシャーや、チームごとの違いがどういうものかを理解してきました。セットアップの問題だけではありません。特にシーズン序盤はロングランで苦戦していましたが、そこを大きく改善することができました。今は週末全体を通して、そのパフォーマンスをしっかりまとめることに取り組んでいます。チームからのサポートがとても大きく、ローラン(メキース代表)やエンジニアたちの支えがなければ、ここまで改善することはできませんでした。ツールがしっかり揃ってきているので、正しい方向に進めていると感じています。」

    長期的な取り組みとチーム内での信頼関係を明確に語ったことで、角田裕毅が単なる結果待ちではなく、改善プロセスの中心にいることが浮き彫りになった。

    決断の時を前に「自分を証明し続ける」
    来季シートの発表時期について問われた角田裕毅は、冷静にこう答えている。「それは難しい質問ですね。僕はもう5年間このレッドブル・ファミリーにいますが、どういう仕組みで物事が進むのかはよくわかっています。これまで毎年、ほとんど同じような状況を経験してきました。だから、自分は自分を証明し続け、与えられたチャンスを最大限に活かすことに集中しています。最も大切なのは、この機会に感謝していることです。そして、その中で結果を出すだけです。」

    メキースの発言が外部からのプレッシャーを象徴する一方、角田裕毅の言葉は内面的な覚悟を示しており、両者の関係性をよりリアルに浮かび上がらせる内容となっている。

    角田裕毅に残された“唯一のカード”は結果
    アメリカGPでは7位入賞を果たし、内容的にも改善が見られた。だが、予選でのワンラップペース不足という課題は依然として解決していない。チームが求めているのは「安定したQ3進出と2台完走によるポイント獲得」であり、フェルスタッペン支援と並行して自身の存在感を示す必要がある。

    メキースの「理由を示してほしい」という言葉は、単なる叱咤ではない。角田裕毅がメキシコで再びポイントを獲得すれば、残留交渉にわずかな光が見える。だが、結果を出せなければ、ハジャー昇格の決定は現実味を帯びてくる。

    角田裕毅に残された時間は、わずか数戦。真価を問われる戦いが、メキシコで始まる。

  • マックス・フェルスタッペン F1メキシコGP展望「完璧な週末の継続が重要」

    マックス・フェルスタッペン F1メキシコGP展望「完璧な週末の継続が重要」

    マックス・フェルスタッペンは、前戦アメリカGPでの勝利からその勢いを維持し、今週末のF1メキシコGPに挑む。タイトル争いが激化する中で、連勝によって築いた流れを止めるつもりはない。

    フェルスタッペンは「チャンピオンシップを争うためには完璧な週末を続けることが重要」と語り、高地特有の環境やタイヤマネジメントの難しさを踏まえながらも、自信をもってメキシコの舞台に臨む姿勢を示した。

    「ここ数戦で多くのポジティブな勢いを得ており、この流れを維持して、クルマからできる限りのパフォーマンスを引き出し続けたいと思っている。チームもそのために一生懸命取り組んでいる」とフェルスタッペンは語った。

    「チャンピオンシップを争うためには、完璧な週末を続ける必要がある。だからメキシコでは最初から全開でいくことが重要だ」

    「サーキットは僕たちのクルマに合っている傾向があるし、タイヤとグリップのマネジメントがすべてになる。もちろん高地特有の課題もあり、空気の密度が低くなることで全員に影響を及ぼすことになる」

    「メキシコはいつも楽しいパーティーのような雰囲気だから、ダブルヘッダーを締めくくるのが楽しみだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) メキシコグランプリ