カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1メキシコGP初日に充実感「マシンの強みを伸ばせる」

    角田裕毅 F1メキシコGP初日に充実感「マシンの強みを伸ばせる」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、2025年F1メキシコGP初日のフリー走行を終えて「全体としてとてもいい一日だった」と手応えを語った。

    FP1では8番手、続くFP2では7番手につけ、2セッションを通して安定した走りを披露した角田裕毅は「この金曜日にはかなり満足しています」とコメント。

    「FP1とFP2を通してこれほど一貫した感触があったのは久しぶりなので、全体的にとてもいい一日でした」

    「もちろん、ロングランとショートランの両方で改善できる部分はありますが、土曜日に向けていい位置につけていると思いますし、これまでの金曜日よりも良い状態にいると感じています」

    「明日はさらにパフォーマンスを引き出すために最適化すべき点をいくつか見直しますが、全体としてバランスは悪くありませんでした。ただ、いくつかの面では苦戦しましたが、このサーキットでは想定の範囲内です。その間のバランスをうまく取ることができれば、予選と日曜日に向けてマシンの強みを確実に伸ばせると思います」

    チームはマックス・フェルスタッペンのマシンに改良型フロアを投入し、角田裕毅のマシンにも新仕様のフロントウイングを導入。角田は高地特有のコンディションに対応しながらも、確かな進化を感じ取っており、週末に向けてさらなる上位進出を狙う。

    角田裕毅 メキシコGP F1

  • マックス・フェルスタッペン F1メキシコGP初日「ロングランが一番の懸念」

    マックス・フェルスタッペン F1メキシコGP初日「ロングランが一番の懸念」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1メキシコGP初日のフリー走行2回目(FP2)でトップタイムを記録したものの、「レースペースは大きな懸念だ」と警戒感を示した。

    フェルスタッペンはこの週末、直近4戦で3勝を挙げて勢いに乗る。ドライバーズ選手権では首位オスカー・ピアストリとの差を40ポイントに縮め、残り5戦で逆転の可能性を残している。

    FP1はルーキーセッションのため欠場したが、午後のFP2でいきなり1分17秒392のベストを叩き出し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.1秒以上引き離して首位に立った。

    しかし、その裏でレースシミュレーション中のペースには不満を漏らした。今週末、レッドブルはフロアと冷却システムに改良を施しており、その挙動を確認する重要なセッションとなったが、ロングランでは苦戦が目立った。

    フェルスタッペンは次のように語る。

    「ソフトタイヤでのショートランではいいラップができたと思う。でもそれ以外はすべて悪かった。ミディアムでのショートランもあまり良くなくて、一番の問題はロングランだ。僕たちはかなり苦しんでいる。レースに向けて、もちろんそれが大きな懸念だ」

    FP2後に問題の原因を問われると、「まだ分からない」と首を振った。

    「バランスが悪かったわけじゃない。ただ、グリップがまったくなかった。それがもっとも大きな懸念だ。ロングランに入るとすぐにタイヤが過熱してしまい、全然ダメだった。厳しい問題だけど、これから解決策を探してみる」

    メキシコシティの高地サーキットでフェルスタッペンは過去5勝を挙げているが、スタート直後の長いストレートが特徴で、ポールポジションの優位を維持するのは容易ではない。

    その点についてもフェルスタッペンは冷静に語った。

    「1周の速さだけで勝てるレースじゃない。1周が速くても、レースでまったくペースがなければとても厳しい。僕はむしろ、1周の速さよりもレースで速い方がいいと思う」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) メキシコグランプリ

    ロングランに潜む熱の罠と高地特有の課題
    フェルスタッペンが訴える「タイヤの過熱」は、標高2200メートルの高地にあるメキシコ・シティ特有の希薄な空気が影響しているとみられる。冷却効率が低下し、空力負荷のバランスも変化するため、マシン全体の安定性が崩れやすい。特にロングランでは、空気密度の低さによってリアタイヤの温度管理が難しく、デグラデーション(性能低下)を抑えるセッティングが鍵となる。

    今季のレッドブルはここ数戦で改良型フロアを投入し、グラウンドエフェクト由来の安定性を高めてきたが、高地の薄い空気ではその効果が十分に発揮されない可能性がある。チームは予選重視からレースペース重視のバランスへ調整を進める必要がありそうだ。

    分析:完璧な週末が必要なフェルスタッペン
    フェルスタッペンが言う「完璧な週末」は、タイトル争いの現実を映す言葉だ。マクラーレン勢とのポイント差を詰めるためには、予選よりも日曜決勝での安定したレースペースが不可欠となる。ロングランでの問題が解消されれば、メキシコで6度目の勝利も現実味を帯びる。一方で、タイヤ温度のコントロールと高地での冷却対策が解決できなければ、首位防衛は容易ではない。

    タイトル争いの流れを左右する重要な週末。フェルスタッペンの言う「懸念」が、果たして警告で終わるのか、それとも現実となるのか──土曜以降の走行が注目される。

  • アービッド・リンドブラッド「走行プランは角田裕毅とあまり変わらなかった」

    アービッド・リンドブラッド「走行プランは角田裕毅とあまり変わらなかった」

    アービッド・リンドブラッドは、2025年F1メキシコGP初日のフリー走行1回目(FP1)でマックス・フェルスタッペンのマシンをドライブした。リンドブラッドのRB21には、フェルスタッペン車にも装着された改良版フロアが投入されており、チームは角田裕毅との比較データを通してセットアップの最適化を進めた。

    リンドブラッドは現在18歳の若手有望株で、2026年に向けてレーシングブルズでのF1デビューが期待されている。

    リンドブラッドは1分18秒997のタイムで6番手につけ、1分19秒090の角田裕毅を0.093秒上回った。

    「今日の走行はかなり良かったと思う。簡単ではなかったし、序盤はダスティで、ハードタイヤでは少しアイシーな感じがした。できるだけミスを減らすようにして、マシンを無事に戻せたことに満足している。自分としては良かったと思うし、チームに良いフィードバックを与えようと努めていた」とリンドブラッドは語った。

    アービッド・リンドブラッド レッドブル・レーシング

    さらに彼は、FP1での走行内容について次のように説明した。

    「セットアップに関していくつかのことを試していて、走行プランは裕毅とあまり変わらなかった。ソフトタイヤに履き替えたタイミングも同じで、黄旗の影響で自分だけが1回多く走った。今日は少し緊張していた。状況の重みもあったし、マックスがチャンピオン争いをしていることもあって、ミスをしないことがすごく重要だった。でも、バイザーを下ろして走り出した瞬間からすべてうまくいった」

    走行を終えたリンドブラッドは、自身の役割をこう振り返った。

    「マシンは速かったけど、常にもう少し良くできたんじゃないかという気持ちはある。全体的にはセッションに満足している。チームがデータを集めるうえで自分の役割が重要だと分かっていたから、正しい方向に導けるように良いフィードバックをすることを意識したし、それがうまくできたと感じている。マックスのマシンをドライブできたのは本当に光栄だったし、彼が良い週末を過ごせることを願っている」

    このFP1では、角田裕毅も最新スペックのフロントウイングを装着して走行していたが、2台のRB21はフロアの仕様に違いがある形で空力評価が行われた。リンドブラッドは限られた走行時間の中で、実戦さながらの冷静さと集中力を見せ、チームの週末準備に貢献した。

  • レッドブルF1 マックス・フェルスタッペンのマシンに改良版フロアを投入

    レッドブルF1 マックス・フェルスタッペンのマシンに改良版フロアを投入

    レッドブル・レーシングは、2025年F1メキシコGP初日のフリー走行でマックス・フェルスタッペンのRB21に改良版フロアを投入した。
    高地特有の冷却条件に対応するためのアップデートであり、チームは空力パッケージの熟成をさらに進めた。

    メキシコGPでは角田裕毅のRB21に最新版フロントウイングが搭載され、フェルスタッペン車と同一スペックとなった。

    しかし、両者の空力パッケージは完全に同一ではなく、フェルスタッペン側には新仕様のフロアが導入されている。

    改良フロアの狙いと効果
    FIAに提出されたアップデート概要によると、フロアボディには局所的な空力負荷の最適化を目的とした改良が施されている。ラジエーターダクト入口上部およびサイドポッド分割線付近の上面形状が微調整され、外側フロアフェンス後方に新しい上面構造が追加された。これにより、ラジエーター周辺の冷却効果が向上し、同時に空力面でわずかにダウンフォースが増加する設計となっている。今回の変更は既存のフロア仕様をベースに、メキシコGP特有の高地環境下での冷却ニーズへの対応を意図したものだ。

    さらに、エッジウイングもフロア形状との整合性を図るため前縁部の形状が改修されている。上面を低くして気流を整えることで、わずかに高い空力負荷を得つつ、安定性を損なわない設計に仕上げた。

    初日テスト:リンドブラッドが走行
    初日のフリー走行1回目では、フェルスタッペンに代わってアービッド・リンドブラッドが走行を担当し、この改良版フロアを早速テストした。リンドブラッドは序盤にフロービズ塗料を用いた走行を行い、空力評価を実施。1分18秒997のタイムで6番手につけ、1分19秒090の角田裕毅を0.093秒上回った。改良版パッケージのポテンシャルの高さを示す結果となった。

    フェルスタッペンがFP2で首位
    続くFP2ではフェルスタッペン自身がこの改良版フロアを走らせ、1分17秒392でトップタイムを記録。角田裕毅(1分17秒883)の7番手タイムに対し、0.491秒の差をつけており、新仕様の効果を改めて証明した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) メキシコグランプリ FP1

    冷却強化パッケージの全体像
    レッドブルは信頼性と冷却性能の強化を目的として、フロア以外にも複数のアップデートを導入している。まず、ブレーキダクトのインレットとアウトレットを拡大し、低気圧で空気密度が低いメキシコ特有の環境でも安定したブレーキ冷却を確保。さらに、エンジンカバーでは上部ボディの排気口エリアを再設計し、排熱の流れを効率的に再分配する構造へと変更した。広いルーバー(通気スリット)を追加することで冷却効果も高めている。

    分析:空力効率と冷却の両立を図る進化型RB21
    今回の改良は、フェルスタッペンのタイトル争いを後押しするための“信頼性と空力の両立型アップデート”といえる。高地の薄い空気によって通常よりも冷却性能が低下しやすいメキシコでは、空力効率を維持しながら熱対策を講じることが重要だ。フロアとエッジウイングの連携改良によって、冷却性能を確保しつつダウンフォースをわずかに上積みしたRB21は、依然としてタイトル争いの主導権を握るパッケージに仕上がっている。

  • アービッド・リンドブラッド F1メキシコGP初日「緊張したけどいい走行ができた」

    アービッド・リンドブラッド F1メキシコGP初日「緊張したけどいい走行ができた」

    アービッド・リンドブラッド(レッドブル・レーシング)は、2025年F1メキシコGPのフリー走行1回目で6番手タイムを記録。今季2度目のFP1出走となったルーキーは、プレッシャーの中で手応えある走行を見せた。

    フェルスタッペンに代わってFP1に出走したリンドブラッドは「セッション前はかなり緊張していた。今のチャンピオンシップの状況もあって、絶対にミスやダメージを出せない状況だったからね」と振り返った。

    「正直、まずはクリーンに走って良いフィードバックを返すことだけに集中していた。でも最終的にタイムシートの上位にいられて良かった」と語った。

    走行中には一度、走行妨害の警告を受けたが、それも経験のうちだと冷静に受け止めている。

    「FP1は本当に難しかった。コースが短い上に、僕らは他のドライバーと走行順がずれていて、周囲の状況を常に把握するのは簡単じゃなかった。特にルーキーにとっては処理することが多いんだ。改善できる部分はあるけど、仕方ないね」とリンドブッドはコメント。

    チームからの評価については、「マシンは無傷で戻せたし、ペースも悪くなかった。フィードバックも良かったと思う。僕にできることはチームを正しい方向に導くことだけだ」と述べ、「あとはマックス(フェルスタッペン)がどう感じるか次第だけど、全体的にチームは満足していたと思う」と笑顔を見せた。

    アービッド・リンドブラッド F1 メキシコグランプリ

  • 角田裕毅 F1メキシコGP初日7番手「久々にいい金曜日だった」

    角田裕毅 F1メキシコGP初日7番手「久々にいい金曜日だった」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1メキシコGP初日の走行を終え、「ここまでの金曜日では一番まとまっていた」と満足げに語った。

    角田裕毅はレッドブルでは唯一両セッションを走行し、FP1では8番手、FP2でも安定したペースで7番手タイムを記録。ショートランとロングランの両面で改善点を残しながらも、全体的には前向きな一日になったと振り返っている。

    今日の初日の手応えをどう感じていますか?
    「今日は全体的にかなりいい金曜日だったと思います。ここまでの週末の中でも、これだけ一貫して良かったのは久しぶりです。もちろん、まだ改善できる部分はあります。特にロングランでもショートランでもいくつか見直すところがありますが、それでも今のところ悪くないポジションにいると思います」と角田裕毅は語った。

    ショートランとロングランの両立は簡単ではないと思いますが、現状はうまくバランスを取れている感触ですか?
    「簡単ではないですね。確認しなければならないことがたくさんありますし、明日に向けて最適化できる部分も多いです。バランス自体は悪くないんですが、特に一つ明確な課題があって、それがこのトラック特有のものでもあります。フェラーリはその点がすごく強いようなので、どこまで妥協点を見つけて、クルマの強みを伸ばせるかが鍵になると思います」と角田裕毅は課題を口にした。

    角田裕毅 F1 メキシコグランプリ

  • 角田裕毅は“危険”とベアマンが再糾弾 「F1マシンから見えるものは違う」

    角田裕毅は“危険”とベアマンが再糾弾 「F1マシンから見えるものは違う」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅との接触を巡り、オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)が再びその走りを厳しく批判した。アメリカGPでの両者の一件について「危険な動きだった」と断じ、メキシコGP開幕前も不満をあらわにした。

    アメリカGP決勝34周目、ベアマンはターン15で角田裕毅を抜こうとした際にスピンを喫し、9位でゴールしたものの本来より上位を逃す結果となった。

    ベアマンは当時、角田裕毅がブレーキング中に進路変更したと主張し、レース後には互いに非難の応酬となった。角田は自身の走りを「危険ではない」と反論していた。

    「危険な動き」と改めて批判
    「レース直後も今も、僕の見解は変わっていない」とベアマンはメディアに語った。

    「もちろん、レースを終えた直後はアドレナリンが出ていたけど、あのコーナーは危険な動きをしても目立ちにくい特性がある。だから多くの人には見えなかったかもしれないけど、僕らが見たものは違う。だから僕の考えは同じだ」

    ベアマンはさらに、ブレーキング中の進路変更というマナー違反について、今週末のドライバーズブリーフィングで再び議題になる可能性を示唆した。

    「コーナー全体が左に曲がっているから、『ただインを取っただけ』と言い訳できるんだ。でも他の周と比べると、明らかに違う走り方をしている。それが一番心配な点だし、すごく早めにブレーキを踏んでいた。だから危険なんだ」

    角田裕毅 F1 ベアマン

    レース出場停止の危機を回避へ
    ベアマンは今季、スーパーライセンスのペナルティポイントが10点に達しており、あと2点で自動的な出場停止処分となる。メキシコGPがそのリスクを抱えた最後のレースとなる。

    「ここ数戦は確かに厳しかったけど、結果が悪かったわけじゃない」とベアマンは語った。

    「大きな問題ではないし、この週末を無事に乗り切って、そのプレッシャーから解放されたい」

    「僕はもともと攻撃的すぎる走りをしているとは思っていない。10点のうち8点は自業自得だ。シルバーストンの4点は完全に僕のミスで、レースとは関係ない“愚かなこと”をしただけ。そしてモナコの4点も、どちらの見方もできると思う。誰かをぶつけたわけじゃないんだ」

    接触の余波とブリーフィングの焦点
    角田裕毅とオリバー・ベアマンの接触は、両者の見解が真っ向から対立しており、ブレーキング中のライン変更という微妙な判断が争点となっている。特にターン15のような複合コーナーでは、ドライバーごとの解釈の差が大きく、審議対象となる可能性もある。

    メキシコGPでは、このテーマがドライバーズブリーフィングで再燃する見通しだ。ペナルティポイントの多さを抱えるベアマンにとって、クリーンな週末を過ごすことが今後のキャリアにも重要な意味を持つ。

  • マックス・フェルスタッペン 逆転F1王座へ「残り全戦で完璧である必要がある」

    マックス・フェルスタッペン 逆転F1王座へ「残り全戦で完璧である必要がある」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、今週末のF1メキシコGPから最終戦アブダビGPまでの間に「完璧な週末」を積み重ねなければ、タイトルを争うマクラーレン勢──オスカー・ピアストリとランド・ノリス──を逆転できないと語った。

    わずか5戦前には首位ピアストリから104ポイント差だったフェルスタッペンだが、この4戦で3勝と2位1回を重ね、差を40ポイントにまで縮めている。

    今週末の舞台となるメキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスに到着したフェルスタッペンは、最近のチームの好調と今後の課題について次のように振り返った。

    「ここ数戦は本当に良い流れだった。走っていてすごく楽しかったし、その勢いをこのまま持続させたい。
    同時に、最後まで完璧でなければチャンスはないと分かっている。でもそれでいいんだ。楽しみながらベストを尽くし、結果を最大化することだけを考えている。最後にどうなるかはその時に分かる」

    「マクラーレンの楽勝ではなくなった」
    今や5度目のタイトル獲得に向けて最有力かと問われたフェルスタッペンは、まだ油断できないと強調する。

    「まだ大きな差がある。僕たちはそれを気にしすぎてはいないし、ただ最後まで楽しみながら最大限の力を発揮したい。うまくいけば最高だし、そうでなくても、僕たちが見せてきたパフォーマンスの上昇には誇りを持てると思う。

    ある時点では、誰もが“マクラーレンの楽勝シーズン”だと思っていた。でも今はそう簡単じゃない。僕たちは全力でやれることをすべてやる」

    マックス・フェルスタッペン F1

    「過去の実績は保証にはならない」
    メキシコGPで通算5勝を挙げているフェルスタッペンだが、今回も同じ結果になる保証はないと語る。

    「正直に言えば、この週末は楽しみだ。ファンはいつも最高で、F1を心から愛してくれているし、スタジアムの雰囲気は本当に特別。

    「ただし、ここはとても複雑で難しいサーキットだ。グリップが低く、セクターをうまくまとめるのが難しい。予選は常に激しくて、ミスもしやすい。すべてを上手く噛み合わせて最大化する必要がある」

    「ここ数戦は素晴らしい結果だったけど、それがこの週末にも当てはまるとは限らない。何ができるかは実際に走ってみないと分からない」

    分析:逆転タイトルへの条件
    フェルスタッペンが指摘する通り、残り4戦のうち1つでも取りこぼせばタイトル争いは厳しくなる。

    レッドブル・レーシングはアップグレード後にマシンのグラウンドエフェクト特性を最適化し、レースペースではマクラーレンに匹敵する競争力を取り戻している。

    一方で、メキシコは標高の高さと低グリップ路面が特徴で、パワーユニット効率やタイヤマネジメントが結果を左右する。フェルスタッペンが語る「完璧」とは、ドライビングだけでなくチーム全体の総合力を指している。

    彼がここメキシコで勝利すれば、タイトルレースは完全に振り出しに戻る可能性がある。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格を隠せず?会見で「君は頭が良すぎ」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格を隠せず?会見で「君は頭が良すぎ」

    レッドブル・ジュニアのアイザック・ハジャーは、F1メキシコGP木曜会見で2026年の去就について質問を受け、笑いをこらえきれずに答えを示唆した。

    2025年もレッドブルの傘下に留まることは確実とされているが、2026年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングへ昇格するのか、あるいはレーシングブルズに残留するのかはまだ正式発表されていない。

    しかし、F1メディア「RacingNews365」によるインタビューでは、本人の態度がその答えを物語っていた。

    ハジャーは「すでに来季のチームを知っているか?」と問われると、思わず大笑い。「もう分かったな」と記者に返されると、「いや、君は頭が良すぎるよ」と冗談めかして応じた。

    昇格は今季中ではないと断言
    21歳のフランス人ドライバーは、シーズン中の昇格の可能性を完全に否定した。

    「今シーズン中に昇格するなんて、もうあり得ないよ。それだと残り2戦くらいしかレッドブルで走れないってことになる。それは現実的じゃない」

    「今のチーム(レーシングブルズ)にとても満足しているし、彼らのためにもコンストラクターズ選手権6位を持ち帰らなきゃならない」

    周囲の騒音より“静かな決断”を望む
    デビューシーズンを通じて去就報道にさらされてきたハジャーは、騒がしい憶測よりも静かな環境を求めている。

    「正直に言えば、すべてがシーズンの終わりに決まってほしい。ノイズが多すぎて、もう面倒なんだ。あと5戦、集中してプッシュするだけだよ」

    さらに「年末まで発表を待つのか?」と問われると、再びジョークで返した。

    「僕は発表より先にちゃんと知らされると思うよ。じゃないと問題だ」と笑いながらも、「理想を言えば、誰も僕に質問せずに年末まで待ってほしいね」と締めくくった。

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    ハジャーは“すでにレッドブル昇格内定”か
    ハジャーの笑みと発言のトーンは、すでにチーム内で2026年の行き先が決まっていることを示唆している。ヘルムート・マルコが「メキシコGP後に最終決定を下す」と明言しているが、本人はすでに結果を知らされている可能性が高い。

    現在のレーシングブルズでの働きに満足している様子を見せながらも、「6位を持ち帰る」という使命感を語った点からも、レッドブルの一員としての自覚がうかがえる。

    2026年、角田裕毅とリアム・ローソンのいずれかが放出され、ハジャーがレッドブル・レーシングに昇格するという見方が強まっている。

  • 角田裕毅 レッドブルF1 メキシコGP展望「路面特性はマクラーレン向き」

    角田裕毅 レッドブルF1 メキシコGP展望「路面特性はマクラーレン向き」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、今週末のF1メキシコGPに向けて「マクラーレンとフェラーリが有利に立つ可能性がある」と語った。前戦アメリカGPでシーズン最高のパフォーマンスを見せた角田裕毅は、オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスの特性がライバル勢に味方するかもしれないと分析している。

    前戦オースティンでは13番グリッドからスタートし、スプリントと決勝の両方で7位を獲得。これは今季の自己最高成績であり、レッドブルの2台目としても最も好調な週末となった。

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンがスプリントと決勝を制した一方で、角田裕毅は「サーキット・オブ・ジ・アメリカズのレイアウトやバンピーな路面は、我々のマシンにはあまり合わなかった」と振り返った。

    それでも角田裕毅は、次戦メキシコでの戦いに自信をのぞかせている。標高の高いサーキットでの挑戦は難しいものの、ライバルに対抗できる強みもあると考えている。

    メキシコの路面特性はマクラーレンとフェラーリ向き
    角田裕毅は、メキシコ・シティにある同サーキットの特性が「マクラーレンとフェラーリのマシンに合っている」と説明した。特に縁石への乗り上げ性能が重要になると指摘している。

    「うーん、まあ、悪くないと思います。ただ、メキシコは少し特別なキャラクターを持っています。特に縁石の上を走る時にマシンの乗り心地が重要になります。マクラーレンとフェラーリは縁石の上をうまく走れる印象があるので、彼らは強いと思います」と角田裕毅は語った。

    「でも僕たちにも得意な部分があります。違うところでラップタイムを稼げると分かっていますし、そこを最大限に生かしたいです」

    アメリカGPでの手応え「シンガポールより強かった」
    角田裕毅はまた、アメリカGPでの走りがシンガポールGPよりも良かったと振り返った。

    「スタートはまた良かったですし、最初の数周は良いペースでいくつか順位を上げることができました」と述べ、「その後のペースも悪くなかったけど、もう少し上手くやれた部分もあったと思います。それでも全体として良い週末でした」と評価した。

    シンガポールと比べてどうだったかと問われると、「シンガポールではおそらく人生で最悪のスタートをしたと思います。アメリカではなぜか攻める自信があって、昨日から良い感触がありました。今日はスタート位置が違いましたが、昨日と同じようなことを再現できたのでポジティブです」と角田裕毅は語った。

    角田裕毅はスプリントと決勝の合計で8ポイントを獲得し、今季の合計は28ポイントに到達した。一方で、姉妹チームのレーシングブルズ勢であるリアム・ローソンとアイザック・ハジャーの合計69ポイントには届いていない。

    角田裕毅 レッドブル F1

    フェルスタッペンとの差とチームの現状
    チームメイトのマックス・フェルスタッペンは角田裕毅より278ポイント以上多く獲得し、ドライバーズ選手権3位につけている。レッドブルはコンストラクターズ選手権でフェラーリ、メルセデスと激しく競り合っており、現在はメルセデスに10ポイント、フェラーリに3ポイント差で追う展開となっている。

    分析:角田裕毅の発言に見える“冷静な現実認識”
    角田裕毅の発言は、レッドブルRB21の現状を冷静に分析したものといえる。アメリカGPではバンピーな路面でマシンの特性が合わず、苦戦する中でも最大限の結果を残した。一方で、メキシコでは高地特有の低酸素環境と、縁石走行が要求されるレイアウトが新たな挑戦となる。

    マクラーレンとフェラーリはこの「縁石処理」と「トラクション性能」で強みを持つため、角田裕毅が警戒するのは理にかなっている。とはいえ、レッドブルには依然として高い直線スピードと冷却効率の強みがあり、彼が言うように「異なる部分でラップタイムを稼ぐ」余地は十分にある。

    今季最も安定した週末を経て、角田裕毅は自らのポテンシャルとチームの戦闘力の両方に確かな手応えを掴みつつある。次戦メキシコで、再び上位進出を狙う。