カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1メキシコGP FP1でリンドブラッドに敗北 ファン辛辣「恥ずかしい」

    角田裕毅 F1メキシコGP FP1でリンドブラッドに敗北 ファン辛辣「恥ずかしい」

    アービッド・リンドブラッドがメキシコGPの金曜フリー走行1回目(FP1)で同じレッドブル・レーシングのマシンで角田裕毅を上回り、ファンの間で大きな話題となった。

    18歳のリンドブラッドはこの日、マックス・フェルスタッペンのマシンを託され、レッドブルの首脳陣にアピールする絶好の機会を得た。FP1には9名のルーキーが参加し、リンドブラッドは2026年のシート獲得に向けて存在感を示した。

    セッション結果では、リンドブラッドが1分18秒997で6番手、角田裕毅が1分19秒090で8番手。トップはシャルル・ルクレール(フェラーリ)で1分18秒380。両者の差はわずか0.093秒だった。

    ファンの反応:「角田は恥ずかしい」「もう契約解除を」
    この結果を受けてSNSでは、角田裕毅に対する辛辣なコメントが相次いだ。

    「アービッドがすぐにユウキを“料理”した」「リンドブラッドの方が速い事実、それが全てを物語っている」といった投稿がX(旧Twitter)上で拡散された。

    他にも「角田、恥ずかしい。来年こそ本物のセカンドドライバーを」「契約解除してリンドブラッドを全セッションで走らせろ」といった厳しい意見も寄せられた。

    中には「新人に負けた角田は、もうトップカテゴリに残るべきではない」とする声まで上がっており、レッドブルでの将来に疑問を投げかけるファンも多かった。

    リンドブラッドは“次のフェルスタッペン”?
    今回のパフォーマンスで、リンドブラッドはレッドブルの将来構想における重要なピースとしてさらに評価を高めた。チーム内部では「フェルスタッペンの後継者」と目されており、将来的にチームを率いる逸材とみなされている。

    リンドブラッドは現在F2ランキング7位。数字の上では目立たないが、ヘルムート・マルコはその成績を度外視してでも才能を重視しており、2026年にはレーシングブルズへの昇格が確実視されている。

    角田裕毅 アービッド・リンドブラッド

    角田裕毅の立場に再び逆風
    一方で、角田裕毅は2026年にレッドブル・レーシングのシートを失う可能性が高いと報じられている。レーシングブルズへの復帰もあり得るが、そこでもリンドブラッドやリアム・ローソンとの競争を強いられる。

    今回のFP1での結果は決して大差ではないものの、レッドブルの評価軸は「将来性」に傾きつつある。18歳のルーキーがトップチームのマシンでこの位置につけた事実は、角田にとって重い意味を持つだろう。

    0.1秒差でも“印象差”は大きい
    FP1は通常、セットアップの違いも大きく、順位だけで判断するのは早計だ。しかし、今回は「フェルスタッペンのマシンで走るルーキー」と「自らのレギュラーカーに乗る4年目ドライバー」という対比がファン心理に影響を与えた。

    角田裕毅が0.1秒差で敗れた事実以上に、「後輩に上回られた」という印象が拡散されたことが問題だ。マルコやローラン・メキースの視線が次世代に向かう中、角田にとっては厳しい週末の幕開けとなった。

  • セルジオ・ペレス 「レッドブルF1でマックスの隣は地獄。ハミルトンでも苦しむ」

    セルジオ・ペレス 「レッドブルF1でマックスの隣は地獄。ハミルトンでも苦しむ」

    レッドブル・レーシングで3シーズンを戦ったセルジオ・ペレスが、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして過ごした日々を振り返り、「ルイス・ハミルトンでさえ同じ環境では苦しむだろう」と語った。

    ペレスは2021年から2024年までレッドブルに在籍し、チームメイトのフェルスタッペンが4年連続でF1ワールドチャンピオンを獲得する間、サポート役として堅実な走りを見せた。

    最初の3シーズンはドライバーズランキングで常にトップ4以内を維持したが、2024年には不振に陥り最終的にランキング8位でシーズンを終え、レッドブルを去ることとなった。

    2023年はレッドブルが圧倒的な支配力を見せつけた年であり、フェルスタッペンが王座を防衛、ペレスもランキング2位と自己最高位を記録。チームはメルセデスにダブルスコア以上の差をつけてコンストラクターズタイトルを獲得した。

    翌2024年、成績が低迷したペレスはF1を離れるが、1年のブランクを経て2026年からキャデラックF1チームで復帰することが決まっている。

    レッドブル・レーシング セルジオ・ペレス

    「マックスの隣に座るのは誰にとっても地獄」
    メキシコGPを前にスカイF1のカルン・チャンドックとの特集インタビューに応じたペレスは、レッドブルでの苦闘を振り返りながら、フェルスタッペンに合わせて造られたマシンの特性がいかに特殊であるかを強調した。

    「レッドブルとの契約終了を決めた瞬間、『次に来るドライバーはかわいそうだな』と思った」とペレスは語る。

    「マックスの隣にいるのはとても難しい。でも“レッドブルのマックスの隣”にいるというのは、もっと特別なことなんだ。人々はそれを理解していないと思う。いろいろ話せることはあるけど、とにかくドライバーにとってものすごく厳しい仕事なんだ」

    「誰もあそこで生き残れないよ。ハミルトンでもルクレールでも関係ない。誰が来ても間違いなく苦しむだろう。マックスのドライビングスタイルは非常に独特で、常に彼のニーズに合わせていかなければならない。それがすべてだ」

    レッドブル特有の“マックス専用”哲学
    ペレスの発言は、長年レッドブル内部でささやかれてきた「マックス中心の開発体制」を裏付ける内容だ。フェルスタッペンのスタイルは超攻撃的かつフロント寄りのセッティングを要求し、マシンの限界域でコントロールする才能が問われる。一方で、その特性は他のドライバーにとっては扱いづらく、過去にもピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンが同様の課題に直面した。

    もしハミルトンがレッドブルに移籍すればどうなるかという仮定に対し、ペレスの答えは明快だ。「才能の問題ではなく、チームの哲学そのものがマックスに最適化されている」という点に尽きる。

    マシン開発の方向性、エンジニアリング体制、レース戦略までもがフェルスタッペンを中心に構築されており、他のドライバーがそこに適応するのは容易ではない。

    キャデラックF1で再出発するペレスにとって、この発言は過去の苦境を振り返るだけでなく、自身が新天地でどのように“自分のスタイル”を再確立するかの決意表明とも取れる。

  • 角田裕毅は「F1チャンピオンになれる器ではない」 チャドウィックが酷評

    角田裕毅は「F1チャンピオンになれる器ではない」 チャドウィックが酷評

    レッドブル・レーシングの角田裕毅に対し、元Wシリーズ王者のジャミー・チャドウィックが辛辣な評価を下した。

    F1公式番組『F1 Show』でチャドウィックは「角田裕毅は有能なドライバーではあるが、F1チャンピオンになれる器ではない」と断言。2026年のレッドブル体制におけるシート争いについても「アイザック・ハジャーのほうがポテンシャルが高い」と述べ、入れ替えを支持する発言を行った。

    角田裕毅は今季ここまで100戦以上のF1出走を重ねながら、いまだ表彰台経験がない。メキシコGPでは予選でQ2敗退を喫し、決勝も11位に終わるなど、厳しい状況が続く。チャドウィックの発言は、レッドブルが進める次世代ドライバー起用の流れを象徴するものであり、角田裕毅の将来に再び注目が集まっている。

    チャドウィック「角田裕毅はレッドブル水準に達していない」
    ジャミー・チャドウィックは『F1 Show』で次のように語った。

    「角田裕毅は確かに“有能なF1ドライバー”ではある。でも、マックス・フェルスタッペンのように世界選手権を戦い抜けるタイプではない。彼にはもう十分な時間が与えられてきた。100戦以上走ってもいまだに表彰台に立てていないのだから、そろそろ決断すべきだと思う」

    「アイザック・ハジャーのほうがはるかにポテンシャルを持っている。だから彼と入れ替えるべきだと思う」

    チャドウィックによれば、レッドブルは「まだ決まっていない」と発言しているものの、実際には角田裕毅のシート喪失が「ほぼ既定路線」だと見ているという。

    角田裕毅 F1角田裕毅について辛辣評価を行ったジェイミー・チャドウィック

    マルコも角田裕毅の課題を指摘
    レッドブルのモータースポーツ顧問ヘルムート・マルコも、角田裕毅の課題を明確に示している。メキシコGP予選後、ドイツ『Sky Germany』に対して次のように語った。

    「レースでは良い走りをするが、予選では通常より後れを取っている。シングルラップでのパフォーマンスをもっと安定させる必要がある。それをどうにかコントロールしなければならない」

    角田裕毅は2021年にアルファタウリからF1デビュー。2023年にはチームメイトのダニエル・リカルドを事実上グリッドから追いやる走りを見せたが、レッドブル昇格後はフェルスタッペンの陰に隠れ、結果を残せていない。現在はレーシングブルズのリアム・ローソンやアービッド・リンドブラッドが控えており、チーム内の競争は激化している。

    また、2026年からホンダがアストンマーティンにパワーユニットを供給することもあり、角田裕毅がホンダ系ドライバーとしてアストンマーティンへリザーブ移籍する可能性も報じられている。

    角田裕毅に突きつけられた「世界王者の壁」
    ジャミー・チャドウィックの発言は、角田裕毅が「F1で走る資格はあるが、チャンピオン候補ではない」という厳しい評価を示すものだ。これは単なる個人批評ではなく、レッドブルが掲げる「タイトルを争う2枚看板」体制の中で求められる基準を示唆している。

    タイトルを争う資質の定義チャドウィックが挙げた“マックス・フェルスタッペン基準”は、速さだけでなく精神的な安定性と一貫性を含んでいる。角田裕毅はこれまでにスピード面で光る瞬間を見せてきたが、予選やレースでのミス、波の大きさが評価を下げている。

    次世代への移行期レッドブルとレーシングブルズは現在、2026年に向けた体制刷新の真っ只中にある。チーム首脳のローラン・メキースやマルコは、ハジャーやリンドブラッドといった若手育成に積極的で、角田裕毅の将来に直接影響を与えている。

    ホンダ支援との関係変化2026年からホンダがアストンマーティンにパワーユニットを供給するため、角田裕毅の後ろ盾の一部がレッドブルから離れる。この構造変化は彼のF1キャリアに新たな局面をもたらす可能性がある。

    今後の焦点
    角田裕毅が残り3戦でフェルスタッペンとの差をどこまで縮められるかが最大の注目点となる。レッドブルが2026年ドライバー決定をアブダビGP前後に延期している中で、アイザック・ハジャーやリアム・ローソンの去就発表のタイミングも鍵となるだろう。

    また、ホンダとの関係を軸にアストンマーティンへのリザーブ移籍が現実味を帯びており、角田裕毅の選択肢は限られつつある。

    2025年シーズン終盤、角田裕毅はキャリア最大の分岐点に立たされている。チャドウィックのような辛辣な評価を跳ね返すためには、残り3戦で確かな結果を残すことが求められる。

  • メキース 角田裕毅 F1メキシコGP決勝11位に「ピット作業の遅れが惜しい」

    メキース 角田裕毅 F1メキシコGP決勝11位に「ピット作業の遅れが惜しい」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1メキシコGP決勝で11位フィニッシュとなり、わずかにポイント獲得を逃した。

    チーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅のペースを高く評価しつつも、「ピット作業の遅れが惜しい」と振り返った。メキースはレースを総括し、チームの粘り強さを称えた。

    メキース「角田の第1スティントは本当に力強かった」
    「今週末は我々が望んだよりもマシンに少し苦戦したが、それでも全員が決して諦めなかった。マックスが再び重要な表彰台をもたらしてくれたし、角田のペースも非常に速かった。特にミディアムでの第1スティントは本当に力強かった」

    そのうえで、惜しまれるミスについても言及した。

    「残念ながら、彼のピットストップが少し長くなってしまい、それが結果に影響した。我々の非常に優れたピットクルーでは通常起こらないことだ」

    角田裕毅 F1 メキシコGP

    角田裕毅「有望な戦略が崩れてしまったが、内容はポジティブ」
    角田もまたレース後、「悔しい」と率直に語った。

    「今日は本当に悔しい結果でした。チームにとって良いポイントを取れるチャンスがありましたが、長いピットストップで有望な戦略が崩れてしまいました。でもこれがレースです」

    それでも、内容には一定の手応えを感じている。

    「スタートでポジションを上げられましたし、ミディアムの第1スティントではマックスとほぼ同じラップを走れていました。これまでチームで走ってきた中でも、最も良いロングランペースを示せたと思います」

    「今日は自分の方に運が向きませんでしたが、これまで通り全力でプッシュを続けます」と締めくくった。

    角田裕毅は惜しくもポイント圏外となったが、チーム代表のメキースが示したように、その走りとペースには明確な成長の兆しがあった。次戦ブラジルGPでの巻き返しに期待がかかる。

  • 角田裕毅 F1メキシコGP決勝11位「長いピットストップで有望な戦略が崩れた」

    角田裕毅 F1メキシコGP決勝11位「長いピットストップで有望な戦略が崩れた」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1メキシコGP決勝で11位に終わり、惜しくもポイント獲得を逃した。中団勢との激しい攻防を展開しながらも、ピットストップの遅れで有望だった戦略が崩れた。チーム代表ローラン・メキースは「角田のペースは非常に速かった」と評価しつつ、「ピット作業の遅れが惜しい」と語った。

    角田裕毅「有望な戦略が崩れてしまったが、ポジティブな面もある」
    「不運にも、今日は悔しい結果に終わりました。チームにとって良いポイントを取れるチャンスがありましたが、長いピットストップで有望な戦略が崩れてしまいました。でもこれがレースです」

    「ポイントを逃したのは残念ですが、ポジティブな部分もあります。スタートでポジションを上げられましたし、ミディアムの第1スティントではマックスとほぼ同じラップを走れていました。チームでのこれまでの中でも、最も良いロングランペースを示せたと思います」

    「今日は自分の方に運が向きませんでしたが、これまで通り全力でプッシュを続けます」

    ローラン・メキース「角田の第1スティントは本当に力強かった」
    「今週末は我々が望んだよりもマシンに少し苦戦したが、それでも全員が決して諦めなかった。チーム全体のサポートはミルトン・キーンズと現地で非常に強力だった。勝利を争うには十分ではなかったが、マックスが再び重要な表彰台をもたらしてくれた」

    「マックスの走りは戦略を完璧に機能させてくれた。難しいミディアムタイヤでスタートし、1ストップを選んだが、第2スティントでは素晴らしいペースを維持し、マシンから必要なものをすべて引き出してくれた。彼はシャルルに対して1周あたり0.6〜0.7秒ずつ詰めていた。VSCがなければ最後に本当にいいバトルになっていたと思う」

    「角田のペースも非常に速かった。特にミディアムでの第1スティントは本当に力強かった。残念ながら、彼のピットストップが少し長くなってしまい、それが結果に影響した。我々の非常に優れたピットクルーでは通常起こらないことだ」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) メキシコシティGP

    惜しくもポイントを逃しました。午後のレースは多くの接近戦がありましたが、どのような展開でしたか?
    今日は簡単にポイントを取れるレースでした。でも自分たちでそれを投げ捨ててしまったような感じです。仕方ないですけど、これもレースです。ポジティブな点としては、ペース自体はけっこう良かったので、そこは収穫として持ち帰れます。

    ショートランやロングランを通じて、今週末マシンから学べたことはありましたか?次のブラジルに向けては?
    特に新しいことはないですけど、前進を続けて、学び続けるだけです。こういうふうにポイントを逃す展開は悔しいです。今日は本当に簡単に取れたと思います。P8かP7には入れたはずです。だからこそフラストレーションが残りますね。

  • レッドブルF1 2026年ドライバー決定を延期 角田裕毅とローソンの争い続く

    レッドブルF1 2026年ドライバー決定を延期 角田裕毅とローソンの争い続く

    レッドブル・レーシングのヘルムート・マルコとチーム代表ローラン・メキースは、2026年のドライバーラインアップ決定を当初の計画から延期し、アブダビGP前後に発表する方針であることを明らかにした。

    チームは現在、マックス・フェルスタッペンのタイトル争いに全力を注いでおり、ドライバー人事は一時的に保留される形となる。

    マルコは英オートスポーツ誌に対し「我々はまずチャンピオンシップに集中したい。だから決定をシーズン終了まで延期した」と語り、「発表は最終戦後ではないが、アブダビ前後になる」と説明した。

    「急ぐ理由はない」──メキースが説明
    メキースも「発表はアブダビGP前になる」としつつ、「判断にはもう少し時間をかけることにした。角田裕毅は前進しているし、他の若手(アイザック・ハジャー、リアム・ローソン)も進歩している。焦る必要はない」と述べた。

    レッドブルが急がない理由は、関係する全ドライバーが依然としてレッドブル・グループの契約下にあり、必要に応じて柔軟に入れ替えが可能だからだ。関係者によると、ドライバーたちにはすでに決定延期が伝えられ、引き続き協力を求められているという。

    メキースは「もちろん皆すぐに決めてほしいと思っているだろう。しかし我々は時間をかける。彼らにはできるだけ多くの機会を与え、コース上で実力を示してもらう」と説明した。

    リンドブラッド、FP1で好印象を残す
    決定の候補には、角田裕毅とレーシングブルズの2人(ハジャー、ローソン)に加え、F2ドライバーのアービッド・リンドブラッドも含まれる。メキシコGPのFP1でフェルスタッペンのマシン(RB21)をドライブしたリンドブラッドについて、メキースは次のように評価した。

    「彼は本当に素晴らしい仕事をした。FP1であれだけ冷静に、しかも限られた周回数で正確なフィードバックを出せたのは立派だ。何も壊さなかったしね!」と笑いながら語った。

    フェルスタッペン側のガレージはこれでルーキー走行義務を果たしたが、角田裕毅はまだ1回残っており、リンドブラッドが再びその候補となっている。年末のアブダビで行われるヤングドライバーテストでも彼に走行機会が与えられる見込みだ。

    アービッド・リンドブラッド(レッドブル)

    2つの椅子はすでに固まりつつある
    マルコとメキースは「複数の決定が残っている」と繰り返しているが、舞台裏では構図が明確になりつつある。ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル昇格に最有力で、ほぼ確定的と見られている。リンドブラッドもレーシングブルズ昇格の筆頭候補だ。

    F2での成績こそ平凡だが、レッドブル首脳陣はF2の評価が「エンジン性能に左右されやすい」として、むしろF1での実走を重視している。これまでのリンドブラッドの走行は高く評価されており、昇格の流れは揺るぎない。

    こうした流れの中で、実質的に1つの枠だけが未定となっている。角田裕毅とローソンがそのポジションを争っており、最終的な判断は今後のパフォーマンスと、ホンダがどの程度支援を続けるかにも左右される見通しだ。

    角田裕毅 レッドブル F1

    アブダビ決戦まで続く“静かなデュエル”
    レッドブルが決断を先送りしたことは、角田裕毅とローソンの双方にとって「最後のアピール期間」が延長されたことを意味する。
    角田はここ数戦で安定したパフォーマンスとチーム貢献を見せており、経験値と成熟度で優位。一方のローソンは冷静かつ堅実な走りで評価を維持している。

    残る3戦では、チームの戦略理解力・タイヤマネジメント・レースクラフトなど、総合力が問われる。特にローラン・メキースが「トラック上で証明してほしい」と明言したように、実績よりも“今”の走りが決め手になる。

    アブダビGP前後──タイトル争いの決着とともに、レッドブルの2026年体制もいよいよ形を現すことになるだろう。

  • マックス・フェルスタッペン 「F1のルールが今のような走りを許している」

    マックス・フェルスタッペン 「F1のルールが今のような走りを許している」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、F1メキシコGP決勝でのルイス・ハミルトン(フェラーリ)との接触シーンについて、「今のルールが僕たちのような走りを許している」と語った。序盤のバトルが物議を醸す中、フェルスタッペンは現行レギュレーションのあり方に言及した。

    決勝序盤、フェルスタッペンはターン1でハミルトンのイン側に飛び込み、両者のマシンが軽く接触。その後フェルスタッペンはターン2と3をショートカットしてコースへ戻った。

    一方、ハミルトンもターン4で外側から仕掛ける際にコーナーをカットし、フェルスタッペンの前に出た。

    スチュワードはこの行為によって「持続的なアドバンテージを得た」と判断し、ハミルトン側に注意を与えた。この一連のやり取りが、レース後の議論を呼ぶことになった。

    「賛否はあるが、それが今のルール」
    フェルスタッペンはレース後、このシーンについて次のようにコメントした。

    「今のルールは、僕たちがああいう走りをすることを許している。人によって賛成か反対かはあるだろうけど、それが今のルールなんだ」

    そのうえで「この週末は全体的に難しかったけど、表彰台に上がれたのはポジティブだった」とも語り、レース全体としては結果を前向きに受け止めた。

    マックス・フェルスタッペン F1 メキシコGP

    曖昧なルール運用への暗黙の警鐘
    フェルスタッペンの発言は、直接的な批判ではないものの、現行ルールの“曖昧さ”に対する皮肉とも受け取れる。今回のメキシコGPでは、複数のドライバーがコーナーショートカットを経てポジションを維持する場面があり、トラックリミットの判定基準が一貫していないとの指摘も出ている。

    「ルールが許している」という言葉の裏には、フェルスタッペン特有の冷静な現実認識が見える。つまり、彼は“規則の中で最大限の利益を得る”というプロフェッショナルな姿勢を貫いており、その発言はF1のレース哲学そのものを映し出している。

    マクラーレン勢の圧倒的な速さの中で、フェルスタッペンは3位表彰台を死守。だが、その裏で彼が示した「ルールへの洞察」は、今後のレース運営やペナルティ基準に一石を投じる発言となった。

  • 角田裕毅 F1メキシコGP決勝「ポイントを自分たちで投げ捨ててしまった感じ」

    角田裕毅 F1メキシコGP決勝「ポイントを自分たちで投げ捨ててしまった感じ」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1メキシコGP決勝で11位に終わり、惜しくもポイント獲得を逃した。

    中団勢による激しい攻防の中で奮闘を見せ、終盤まで入賞圏内を争ったものの、あと一歩届かず。ピットストップでリアタイアの交換に手間取りタイムロスしたことが響いた。特に第2スティント以降はペースが安定しており、トップ10入りの可能性も十分にあっただけに、角田裕毅にとっては悔しい結果となった。

    それでも、マシンの競争力やセットアップ面ではポジティブな兆しがあり、次戦ブラジルGPに向けては前向きな手応えを残したと語っている。

    惜しくもポイントを逃しました。午後のレースは多くの接近戦がありましたが、どのような展開でしたか?
    今日は簡単にポイントを取れるレースでした。でも自分たちでそれを投げ捨ててしまったような感じです。仕方ないですけど、これもレースです。ポジティブな点としては、ペース自体はけっこう良かったので、そこは収穫として持ち帰れます。

    ショートランやロングランを通じて、今週末マシンから学べたことはありましたか?次のブラジルに向けては?
    特に新しいことはないですけど、前進を続けて、学び続けるだけです。こういうふうにポイントを逃す展開は悔しいです。今日は本当に簡単に取れたと思います。P8かP7には入れたはずです。だからこそフラストレーションが残りますね。

    角田裕毅 メキシコグランプリ

    序盤:ピアストリを抑え、戦略的ブロック役を果たす
    スタート直後、角田裕毅は9番手付近でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)の前に出る好発進を見せた。序盤の混乱を避けながら、フェルスタッペン、ラッセル、ハミルトンら上位勢の背後で安定したペースを維持。チームからは「ピアストリを抑え、リズムを崩させる」という明確な指示が出されており、角田は数周にわたりDRS圏内で巧みに防戦を続けた。しかし、ソフトタイヤを履いたピアストリに対して徐々に防御が厳しくなり、メインストレートでオーバーテイクを許した。

    中盤:ミディアムタイヤで苦戦、オコンの背後に後退
    ミディアムタイヤに履き替えた中盤スティントでは、空気の薄い高地特有の熱管理に苦しみ、グリップ不足に悩まされた。ピアストリに抜かれた後はエステバン・オコン(ハース)にわれる形となり、ブレーキ温度とリアタイヤの摩耗が顕著に悪化。チームは戦略上、マックス・フェルスタッペンの前方クリアを優先しており、角田はやや長めのスティントを担当。ピットストップではリアタイヤの交換に手間取って大きくタイムロス。結果としてアンダーカットを受け、再び11番手に戻った。

    終盤:入賞目前も届かず、ボルトレトとの差が拡大
    レース終盤、10位を走るガブリエル・ボルトレト(ザウバー)とのギャップを詰める場面も見られたが、再びペースが落ち着き、残り数周で差を広げられる展開となった。バーチャルセーフティカー(VSC)解除後も追撃のチャンスは訪れず、11位でチェッカー。自力でのポイント獲得こそ逃したものの、序盤のディフェンスと長いスティントでの役割遂行はチームにとって重要なレースだった。

    高地サーキット特有の課題とピットストップの影響
    メキシコの高地環境では冷却性能の確保が最大の課題となり、レッドブル・レーシングはブレーキダクトやフロアの改良で対応した。しかし薄い空気による熱滞留が深刻で、リアタイヤの温度上昇が顕著に現れた。角田裕毅はその中で安定したペースを維持し、車のポテンシャルを引き出したものの、ピットストップでのタイムロスがレース結果を左右した。リアタイヤ交換時にジャッキ解除の遅れが発生し、大きくロスをした。この遅延が最終的にポイント圏外となる決定打となった。

    今後への課題とブラジルGP展望
    角田裕毅自身はペース面で前向きな手応えを得ており、車の競争力は確実に上向いている。次戦ブラジルGPでは標高が低く、ダウンフォース効率が回復するため、より攻撃的なセットアップが可能になる。ピットワークの精度と戦略判断が改善されれば、再び入賞圏内での戦いに戻ることが期待される。

  • レッドブルF1 リンドブラッド昇格を決断?「角田裕毅には心地よくはなかった」

    レッドブルF1 リンドブラッド昇格を決断?「角田裕毅には心地よくはなかった」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2026年のドライバーラインナップについて「グランプリ後に発表する」と明かした。ティーンエイジャーの逸材、アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズのレギュラーシートをほぼ確実に手に入れたと見られている。

    18歳のリンドブラッドはメキシコGP金曜フリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンのマシンを引き継ぎ、堂々とした走りを披露。チームメイトの角田裕毅を上回るラップタイムを記録したことが話題を呼んだ。

    マルコはオーストリア紙『Kleine Zeitung』にこう語った。

    「それはもちろん角田にとっては心地よいことではなかった。だがリンドブラッドは冷静だった。『マシンを壊すな、フロアは1枚しかない』と皆に言われたのに、それでも最速のルーキーだった」

    リンドブラッドの昇格、アイザック・ハジャーはレッドブルへ
    マルコによると、リンドブラッドは2026年からレーシングブルズでフルタイム参戦する見込みが極めて高い。代わってアイザック・ハジャーがレッドブル・レーシングへ昇格する方向で調整が進んでいるという。

    これにより、残る1つのシートを巡って角田裕毅とリアム・ローソンが争う構図となる。マルコは「すべてはグランプリ後に評価し、その上で発表する」とメキシコで語った。

    角田裕毅の近年のパフォーマンスは上向き傾向にあるものの、依然として予選での不安定さが評価に影響しているようだ。

    「角田は予選2回目のセッションで脱落した。結果は上向いているが、常に予選ではレースより後方にいる。彼はそれをコントロールする術を学ぶ必要がある」とマルコは指摘した。

    角田裕毅 レッドブル F1

    セルジオ・ペレスが語る“レッドブルの現実”
    一方、2026年にキャデラックF1チームからF1に復帰する元レッドブルドライバーのセルジオ・ペレスは、ホームレースの地メキシコで角田裕毅やリアム・ローソンが直面している厳しい現実について言及した。

    「レッドブルとの契約が終わったとき、次にあのチームに行くドライバーは本当に大変な思いをするだろうとわかっていた。僕自身もあの環境で生き残るのがやっとだった」とペレスは記者団に語った。

    ペレスは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして戦うことの難しさを強調する。

    「マックスの隣で走るのは本当に難しい。ほとんどの人はそれを理解していないと思う。ハミルトンやルクレールを同じマシンに乗せても、みんな苦戦するだろう」

    “フェルスタッペン仕様”のマシン特性
    ペレスによると、その理由はフェルスタッペン特有のセットアップ哲学にあるという。彼はマイケル・シューマッハがフェラーリ時代に好んだように、極端にフロント寄りのマシンバランスを求める。

    「マックスのドライビングスタイルに合わせなければならない。マシンが悪いわけではないが、バランスはとても特殊だ。彼のように運転しなければ完全に迷子になる」とペレスは説明する。

    さらにこう続けた。

    「外からは見えないことがたくさんある。速く走るだけじゃない。プレッシャーや期待にどう向き合うかも重要だ。本当にタフな世界だ。レッドブルに来てすぐに結果を出せると思ったら、それは大間違いだ」

    分析:リンドブラッド昇格が意味する“世代交代”
    今回のマルコ発言で、リンドブラッドのF1昇格は事実上確定路線となった。レッドブルは若手育成プログラムの刷新を進めており、マックス・フェルスタッペンを軸に2026年の新レギュレーション下で新時代を築く構えだ。

    角田裕毅とリアム・ローソンの争いは、メキシコGPと最終2戦の結果次第で決まる可能性が高い。どちらにせよ、レッドブルは次世代を担うドライバー陣をすでに明確に描いている。

    アービッド・リンドブラッドの台頭は、2026年のレッドブル体制における“世代交代”の象徴的な一歩となるだろう。

  • レッドブルF1代表 「角田裕毅もマックス同様十分なグリップを得られなかった」

    レッドブルF1代表 「角田裕毅もマックス同様十分なグリップを得られなかった」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、2025年F1メキシコGP予選を終えて、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅がマシンの“スイートスポット”を見つけられなかったと語った。

    マックス・フェルスタッペンは1分16秒070で5番手。フリー走行2回目(FP2)では最速を記録したものの、予選では思うようにペースを引き出せず、アンダーステアとオーバーステアの両方に悩まされる難しい一日となった。

    一方、角田裕毅はQ3進出まであと一歩の11番手。カルロス・サインツJr.のグリッド降格により、決勝は10番グリッドからのスタートとなる。

    フェルスタッペンは「クルマに多くの変更を加えたが、予選ではすべてがうまく噛み合わなかった。バランスが予測できず、スライドが多くてグリップを失っていた。ロングランも劇的に良くなるとは思えないが、トラブルを避けて最善を尽くす」とコメントした。

    角田裕毅も「今週末は全体的にいい感触だったけれど、予選ではグリップが足りなかった。マックスとの差を詰められたのは良い兆候だと思う。明日は10番グリッドからしっかり集中して、コンストラクターズの2位争いに貢献したい」と前向きに語った。

    レッドブル F1 角田裕毅

    メキース代表は予選後、次のように振り返った。

    「この週末、我々はまだマシンを“スイートスポット”に持っていくことができていないと言っていいだろう」とメキースはコメント。

    「マックスについては、彼自身が“自分の好きなようにプッシュできない”とかなり率直に話しているのを聞いただろう。我々は多くのことを試したが、彼が満足してプッシュできるようなクルマを見つけ出すには至らなかった。周囲の競争レベルが非常に高いなかで、自分たちのウインドウから外れてしまえば、すぐにその代償を払うことになる」

    「今夜はレースペースの改善を図れるかどうかに多くの注意を注ぎ、今朝のセッションではそのための時間を割いた。もしそれが今日のショートランで露呈したとすれば、現時点では判断が難しい。答えはレース後にわかるだろう。これもゲームの一部であり、我々は学び続けている。明日はまだ非常に長いレースが控えている。ライバルたちは皆我々のすぐ近くにいて、ここでは何が起こってもおかしくない。退屈なレースにはならないと確信している」

    「角田もマックスと同様の苦戦を強いられ、十分なグリップを得られなかった。そのため予選をうまくまとめきれなかったが、明日は10番手スタートだ。チームの戦いにおいて重要な役割を果たし、強いポイントを獲得してくれると信じている」