カテゴリー: ポルシェ

  • ポルシェ、2018年まで世界耐久選手権のLMP1クラス参戦を継続

    ポルシェ、2018年まで世界耐久選手権のLMP1クラス参戦を継続

    ポルシェは、ル・マン プロトタイプ、919ハイブリッドでのレース参戦を2018年のシーズン終了まで延長することを同社の取締役会で決定した。

    ダウンサイジング・ターボエンジン、強力なエネルギー回生システム、そして極めて軽量なデザイン、これらを融合させた画期的なコンセプトにより、919ハイブリッドは約1,000 PSの最高出力を発生するとともに、未来の自動車テクノロジーの研究開発を推進していく。

    ポルシェAGの 取締役会会長を務めるマティアス・ミューラーは「モータースポーツは、ポルシェのブランドアイデンティティにとって重要な要素ですが、レース自体が目的ではありません。レース活動は、将来のオンロードスポーツカーに新たなテクノロジーを与えるものでなければならないのです。私達が2014シーズンにモータースポーツのトップカテゴリーであるLMP1クラスに復帰したのは、効率性に関するレギュレーションが大幅に変更されたためです。そして2015年のル・マンでは技術の粋を集めた革新的な919ハイブリッドによってワンツーフィニッシュを飾ることができました。ポルシェはワークスチームとして復活したわずか2年目にして耐久レースで王座を手にしました。この結果は、ヴァイザッハの研究開発センターで働く人々の努力に報い入るだけでなく、レース活動とロードカープログラムの今後の相乗効果に更なる期待を抱かせてくれます。ポルシェがプログラムの延長を決定したのは、こうした理由によるものです」と述べた。

    自動車メーカーがエントリーするル・マン・プロトタイプ1(LMP1)クラスを対象に、FAI世界耐久選手権(WEC)のレギュレーションでは、ハイブリッドシステムや各ラップで消費することができるエネルギー(燃料および電気)の量を規定している。

    ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは「ポルシェはWECにおいてベンチマークを確立します。最高出力が500 PSを上回る2リッターのV型4気筒ターボエンジンは、私達が今まで開発してきたエンジンの中で最も効率性に優れたエンジンです。また、ポルシェのエネルギー再生システムは、グリッドに並ぶどのモデルよりも圧倒的にパワフルです。現在に至るまで、ル・マンにおいては、どの自動車メーカーも各ラップで8メガジュール(MJ)の電力を回生することはできていません。モータースポーツの分野で挑戦すべき課題が見つかれば、ポルシェのエンジニアは究極のパフォーマンスを実現させようとすぐさま駆り立てられるのです」と述べた。

    LMP1担当副社長であるフリッツ・エンツィンガーは、「私達は2012年にヴァイザッハでスタートを切りました。当初はわずかな人数しかおらず、まさに白紙の状態でしたが、大きな期待と勇気を抱いてスタートさせました。私は230名の従業員で構成されるこのチームを誇りに感じるとともに、この先3回の世界耐久選手権とル・マンに向けて、各人がこれからしっかりと計画を立てられることに喜びを感じています」と述べた。

  • ポルシェ、918スパイダーの生産を終了

    ポルシェ、918スパイダーの生産を終了

    ポルシェのプラグインハイブリッドシステムを備えたスーパースポーツカー『ポルシェ918スパイダー』が918台の限定台数に到達し、21ヶ月の期間をもって、予定どおりにシュトゥットガルト-ツッフェンハウゼンで最後の1台の生産を終了した。

    しかし、このテクノロジーパイオニア918スパイダーは、生産期間を遥かに超えた功績を生み出し、未来のスポーツカーは、918スパイダーの革新から直接メリットを受け取ることになる。

    918スパイダーは、プラグインテクノロジーを備えた高性能ハイブリッドとして体系的に開発された。このハイブリッドスーパースポーツコンセプトカーは、2010年のジュネーブモーターショーでデビューし、圧倒的な支持を受けた。2010年の夏にポルシェAGの監査役会が生産開発を承認。2013年末に市場に導入されたとき、918スパイダーは、例外なくテクノロジーのパイオニアであった904カレラGTS、959、911 GT1、およびカレラGTなど各時代の究極のスポーツカーと同様に、ポルシェの歴史におけるスーパースポーツカーシリーズの継続の象徴となった。たとえば、1963年に、ポルシェは904カレラGTSのために、安定性と軽量デザインを統合するための主要な見本となるスチールとポリマーのボディを開発した。1986年の959は、電子制御4WDのスポーツカーへの導入に成功。10年後の911 GT1は、市販車にカーボンファイバーテクノロジーを採用するための道を開いた。2003年には、モノコックとサブフレーム全体がカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)で製造されたカレラGTが、初の市販車としてデビューした。

    918スパイダーは、これらのどのモデルよりも、未来のスポーツカーのための先進テクノロジーの開発に力強い推進力を提供している。主要テクノロジーは、高性能エンジンと2つの電気モーターを組み合わせたドライブコンセプトで、その独創的な作動ストラテジーが918スパイダーのユニークな側面のひとつとなっている。そこには、効率性志向の走行モードから最高の性能を引き出すモードまで多彩な要件が考慮され、それによって未来の生産開発のために重要なノウハウを提供する。出力と燃費の間に広範なメリットをもたらすために、ポルシェの開発者たちは、合計5つの作動モードを設定した。モータースポーツ同様に、作動モードはステアリングホイールの「マップスイッチ」で作動する。ポルシェは、3つのドライブユニットとその他のシステムを制御するために、すぐれたハイブリッドテクノロジーを採用して、そこに保存される特性マップとアルゴリズムを作成した。このテクノロジーは、将来のハイブリッドシステムにも導入されることになる。

    このモデルは、空気と水によるリアエレクトリックモーターの5つの単独クーリングループと革新的なハイブリッドクーリングを備えたサーマルマネージメントにおいて、未来のハイブリッドシステムの重要な基礎も築く。さらに未来への影響の他の例として、ポルシェ918スパイダーは、ジェネレーター機能とブレーキのインテリジェントな制御により、他のハイブリッドカーより遥かに大きな運動エネルギーを電気エネルギーに変換することができる。その莫大な回生エネルギーが効率性と航続距離を高める。ポルシェがル・マン24時間レースで見事なワン・ツーフィニッシュを飾ったLMP1プロトタイプの919ハイブリッドには、この回生システムに近いシステムが採用されている。918テクノロジープラットフォームも、フルカーボンボディ、アダプティブエアロダイナミクス、およびリアアクスルステアリングのような注目に値するソリューションに新しい道を切り開く。アダプティブエアロダイナミクスとリアアクスルステアリングは、911ターボ、911 GT3、および911 GT3 RSなどの市販スポーツカーにすでに採用されている。

    918スパイダーは、クラシックポルシェのメリットを具現化し、未来の礎を築く。一方で、このモデルはパフォーマンスを具現化する。2013年9月に、最高出力887PSを発生するこのスーパースポーツカーは、ニュルブルクリンク北コースにおける6分57秒のラップタイムによって、市販タイヤを装着したロードゴーイングカーのラップレコードを樹立した。それ以来この記録は破られていない。一方で、このモデルは優れた効率性も実現している。約3リッター/100kmの燃料消費量によって、918スパイダーは、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)における最もコンパクトな車より低燃費となる。この車は、スポーツカー特有のドライビングプレジャーだけではなく、プラグインハイブリッドテクノロジーの経済的な可能性を納得できるような形で好例となっている。

    ポルシェは、ハイブリッドスーパースポーツカーの製造工程においても革新的なアイデアを採用している。ポルシェは、最も厳格な人間工学的条件を満たす組み立てと品質保証において、多数の革新に関連する特許を取得した。それはポルシェが、革新的な性能のためにプロダクトを遥かに超えた標準を設定していることを示している。たとえば、すべての組み立て工程で、ワイヤレスツールが使用されている。その好例がBluetooth制御のバッテリー駆動スクリュードライバー。ほぼ無音で作動し、作業場の作業者の適応力を高め、データベースリンクによって、規定トルクを信頼性の高い方法で適用して文書化している。専用に開発された、高さ調節が可能なアッセンブリーエレベーティングトラックは、2シーターモノコックの仕上げ用人間工学ツールとして設計されている。ニュータイプのシザーリフトプラットフォームは、140kgの高電圧バッテリーの取り付けを簡便にする。918製造におけるレザー仕上げと組み立て用テーブルは、人間工学と順応性のベンチマークと考えられている。これは、交換可能なインサートの使用によって異なる部品の製造に使用でき、ステーションサイクルの時間を完全に生かすことができる。このようにしてポルシェは、918スパイダーの製造工程においても最高の効率性を達成した。

  • ポルシェ、ル・マン24時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾る

    ポルシェ、ル・マン24時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾る

    ポルシェの919ハイブリッドを駆るアール・バンバー/ニコ・ヒュルケンベルグ/ニック・タンディ組は、FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦として開催された第83回ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェが初めてル・マンで総合優勝してから45年後の今年、見事ワン・ツーフィニッシュを達成した。

    ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組は2位、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組は5位を獲得している。

    他のどのブランドよりも密接にル・マンと結びついているポルシェの優勝はアラン・マクニッシュ、ローレン・アイエロ、ステファン・オルテリが1998年に911 GT1 でワン・ツーフィニッシュを達成して以来のことで、歴代最多となる17回目の優勝を果たした。

    マティアス・ミューラーは「ワン・ツーフィニッシュで優勝できるとは想像もしていませんでした。これはチーム全員のすばらしい努力による賜物です」と語った。

    ヴゥイザッハ研究開発所の責任者であるヴォルフガング・ハッツは「参戦2年目でのワン・ツーフィニッシュは、919ハイブリッドの開発を続けてきた230人のエンジニアによる努力があってこそです」とコメント。

    ポルシェは昨年、WECのLMP1クラスにおける新しいレギュレーションが導入されたのに伴い、耐久レースのトップカテゴリーに復帰した。ヴァイザッハで開発された中でもっとも革新的なレーシングカーである919ハイブリッドは、トレンドであるダウンサイジングターボと2つのエネルギー回生システムを採用し、合計出力は1,000馬力以上を誇る。ポルシェは未来におけるスポーツカーに必要不可欠な最大限の効率を、レースの現場において追及している。

    この複雑なレーシングカーの極限状態におけるテストが今年のル・マン24時間において行われた。919ハイブリッドとアウディのプロトタイプカーによる激しい戦いは予選さながらの状況で繰り広げられた。ポルシェは予選において、1位から3位を獲得しただけでなく、13.629kmのコースにおけるラップタイムのレコードを塗り替えた。ピットクルーは3台で90回以上にも及ぶピットストップを、ライバルよりも早く的確な作業でこなした。

    6月13日(土)の午後3時にスタートした世界でもっとも厳しい耐久レースとして知られるル・マン24時間レースにおいて、ポルシェのLMP1プロトタイプカー、919ハイブリッドは日曜日の朝より4スティントごとにドライバーを交代する作戦を実行し、すべてのドライバーがミスなくこの戦略をこなし、チームによるピット作業も完璧なものだった。

    カーナンバー#19の919ハイブリッドを駆るアール・バンバー/ニコ・ヒュルケンベルグ/ニック・タンディ組は一時、8位まで後退したが、土曜夜からトップに立ち続け、そのままトップでチェッカーを受けた。現役F1ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグは初めてのル・マンで栄誉あるスタートドライバーを務めた。アール・バンバーにとってもル・マン参戦は初めてのことだったが、ニック・タンディはGTクラスにおいて2度ル・マンを経験していた。このトリオは24時間レース中、終始力強いパフォーマンスとミスのないドライビングで勝利を呼び寄せた。

    序盤からレースをリードしていた#17のティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組は、土曜午後に受けた1分間のピットストップペナルティでペースを乱され、4位まで順位を落としたが見事に復活し、2位を獲得した。

    木曜日の予選でトップタイムを記録しポールポジションからスタートした#18は、スタート直後にニール・ジャニが#17のベルンハルトにパスされトップを交代した。#18のドライバーたちはブレーキのスタビリティに違和感を覚えながらのレースを強いられたが、粘り強い走りを見せ、5位を獲得した。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「ポルシェが復帰してわずか2回目の挑戦でル・マン優勝を飾るというのは信じ難い結果です。3年半のあいだに成長したこのすばらしいチームに感謝します。当初からポルシェ取締役会が私達を100%バックアップしてくれました。達成したことが実感できるまで数日かかると思います。大勢の人々がこの夢を実現するために頑張り、最高の献身によってそれが達成できました。」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「このような偉業が達成できたことがまだ信じられず、言葉が見つかりません。チームがこの3年半にわたりヴァイザッハとサーキットで行ってきたタフな仕事に対するすばらしい報酬だと思います。私達は、昨年を上回る確実な準備を行ったことはわかっていましたが、この結果は想像以上です。すべて完璧だったわけではありませんが、ガレージのメカニックや戦略を立てるエンジニアなどあらゆる点で優勝レベルにありました。ピットストップは見事でした。ドライバーたちは素晴しかった。3名のドライバー、おめでとう。」

    アレクサンダー・ヒッツィンガー (LMP1テクニカル・ディレクター)
    「非常にうれしいです。ル・マンで優勝を飾れたことが信じられません。言葉が出ません。プロジェクトのために大きな情熱を注ぎ過酷な仕事を行ってきたチームには本当に満足しています。2年でこのような素晴しい開発を行うことができて、ワン・ツーフィニッシュの結果はその報酬です。」

    ティモ・ベルンハルト(17号車)
    「19号車のチームメイトが達成した偉業には頭が下がります。すばらしいレースでした。私達も頑張りましたが、ペナルティーによる遅れを取り戻すことはできませんでした。グラベルに入ってしまったことについては、遅い車両が突然ライン変更してきました。接触を避けるために道を逸れてグラベルを走らなければなりませんでした。大事には至りませんでしたが、大きな事故につながる可能性がありました。しかしこれがレースですね。次回もあります。」

    ブレンドン・ハートレー(17号車)
    「最終ラップで、目から涙が出ました。この結果のために一生懸命努力してきました。表彰台は夢でした。信じられません。2台のポルシェがワン・ツーフィニッシュしたことを誇りに思います。皆さん全員に感謝します。」

    マーク・ウェバー(17号車)
    「19号車は見事でした。3名全員が抜群のレースをしました。特に夜間は、19号車が速かったです。ポルシェにとって最高の日になりました。私達も滑らかなレース運びでしたが、終盤の速さが十分ではありませんでした。ブレンドンとティモは見事でした。ポルシェを誇りに思います。私達は優勝できなかったですが、チームメイトが達成してくれました。」

    ロマン・デュマ(18号車)
    「ポルシェにとって見事な成功となりました。残念ながら私達はトラブルのために最高のレースを行うことができませんでした。しかし最も重要なことはポルシェが優勝できることを証明したことです。それが主な目標でした。確かに私達車両にとってそれは容易なことではなかったですが、それがレースです。この成功は2012年末から私達が行ってきたあらゆる努力に対する大きな報酬となりました。」

    ニール・ジャニ(18号車)
    「18号車のクルーにとっては良いレース結果とはなりませんでした。しかしゴールできたので選手権ポイントは稼ぐことができました。ポルシェにとって、このワン・ツーフィニッシュは本当にすばらしいです。」

    マーク・リーブ(18号車)
    「チーム全体とポルシェにとって本当にすばらしい日となりました。私はその一員となれたことを誇りに思います。19号車と17号車の皆さんおめでとうございます。ポルシェのワン・ツーフィニッシュは本当に快挙です。私達も優勝できれば良かったのですが、残念でした。しかし今夜は私達も大いに楽しみます。」

    アール・バンバー(19号車)
    「信じられません。すべてのスティントを楽しみました。夜から朝へと長いレースでした。少ししか休めませんでしたが、疲れはまったくありません。アドレナリンがほとばしっています。車内に異音が聞こえたような気がしましたが、ル・マンの優勝に向かっているときは、あらゆる種類の音が聞こえるのに違いありません。」

    ニコ・ヒュルケンベルク(19号車)
    「あらゆる瞬間を楽しみました。この車は走るのが楽しくて、このように大きなサーキットを走ることも同様です。耐久レースにしてはペースが本当に速かったです。特に夜間に、温度が少し下がったときの車の走りはすばらしかったです。この非常にタフなレースに、実際に参加できるとは思っていませんでした。でもやりました。チームのおかげです。」

    ニック・タンディ(19号車)
    「今日はすばらしい日になりました。ポルシェでル・マンの覇者になったことをまだ実感できません。」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ、ル・マン優勝は「キャリア最大の偉業」

    ニコ・ヒュルケンベルグ、ル・マン優勝は「キャリア最大の偉業」

    F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグは、ル・マン24時間レースでの優勝は自身のキャリアで最大の偉業だと考えている。

    ニコ・ヒュルケンベルグ、アール・バンバー、ニック・タンディが駆ったポルシェ 919ハイブリッド 19豪奢は、2015年のル・マン24時間レースをコントロール。同じポルシェやアウディを引き離し、ポルシェに1998年以来となるル・マン24時間レース制覇をもたらした。

    2009年にGP2でタイトルを獲得し、2010年にF1でポールポジションを獲得しているニコ・ヒュルケンベルグは、ル・マン初挑戦は夢のようだったと語った。

    「今日は僕のキャリアで最大の偉業だ」とニコ・・ヒュルケンベルグはコメント。

    「優勝した直後なので、まだ飲み込むのは難しいけど、今後数日で実感がわいてくると思う」

    「F1環境から来て、ル・マンのようなレースができるのは驚くべき経験だ」

    「自分が成し遂げたことに本当に満足しているし、今、伝説となった二人と一緒に勝つことができたのはさらにハッピーだ」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、彼のクルマの勝利の鍵となったのは、ポルシェと19号車のドライバーの両方がミスを犯さなかったことだと考えている。

    「僕たちにクルマにとって完璧なレースだった」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「僕たちには素晴らしいペースがあったし、ミスもなく、素晴らしい流れとリズムがあった」

    「過去数ヶ月、寝る間も惜しんで頑張ってくれた全員にありがたおうと言いたい。今日はそれに対する見返りであり、ご褒美だ」

  • ポルシェ、919ハイブリッドが予選で1-2-3位を獲得/ル・マン24時間レース

    ポルシェ、919ハイブリッドが予選で1-2-3位を獲得/ル・マン24時間レース

    ポルシェの3台のポルシェ919ハイブリッドは、土曜日の午後3時(現地時間)から開催される第83回ル・マン24時間レースを1-2-3番手グリッドからスタートする。

    ル・マンでのポールポジションからのスタートは、ポルシェにとって17回目となり、前回のポールポジション獲得は1997年だった。さらに、これは1968年に3台のポルシェ レーシングカーがル・マン24時間レースで初めて1-2-3番手グリッドを独占して以来、9回目の快挙。前回は1988年だった。

    スイス人ドライバーのニール・ジャニが、水曜日夜の最初の予選セッションで最速ラップタイムを叩き出し、木曜日の2回の予選セッションがドライコンディションであったにもかかわらず、この記録は破られなかった。彼の3分16秒887のラップタイムは、サーキットの全長が現在の13.629 kmになって以来、プジョーが2008年に打ち立てたポールポジションタイムの3分18秒513を上回る予選新記録となった。

    ティモ・ベルンハルト(ドイツ)が水曜日に2位の3分17秒767を記録し、彼も以前の記録を破った。3台目のポルシェLMP1をドライブするニック・タンディ(イギリス)は、木曜日の予選第2セッションでタイムを上げ、3分18秒862をマークして3番手グリッドを獲得した。

    ブラックのボディカラーを与えられたカーナンバー18のポルシェ919ハイブリッドをニール・ジャニとともにドライブするのは、ロマン・デュマ(フランス)およびマルク・リーブ(ドイツ)。ティモ・ベルンハルトのパートナーは、ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)とマーク・ウェバー(オーストラリア)で、彼らはレッドのカーナンバー17の車両で参戦する。ホワイトのカーナンバー19に乗るニック・タンディのチームメイトは、アール・バンバー(ニュージーランド)およびF1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)。

    土曜日のスターティングドライバーを務めるのは、ティモ・ベルンハルト、ニール・ジャニおよびニコ・ヒュルケンベルグ。

    3台のポルシェ919ハイブリッドは、参戦車両56台の中でも最も革新的であり、ポルシェのロードゴーイングカーの未来のテクノロジーを搭載している。ル・マン・プロトタイプのクラス1(LMP1)に課せられた効率に重点を置く革命的なレギュレーションが動機となり、ポルシェは昨年モータースポーツのトップカテゴリーへの復帰を果たした。2リッターV4ターボガソリンエンジンと2つのエネルギー回生システム(ブレーキエネルギーおよび排気エネルギー)の組み合わせで、約1000 PSのシステム総出力を発揮する。

    予選第3セッション後のコメント

    ヴォルフガング・ハッツ (ポルシェAG研究開発担当役員)
    「1位、2位、3位は、望むべき最高の予選結果です。今日、私達は決勝に向けて多くの作業をこなし、新品ではないタイヤでも長距離走行で非常に良い結果を得ました。私は、ライバルを意識するのではなく、我々の環境を最大限に活かすことに集中するよう全員に指示しました。メカニック、エンジニア、ドライバー。チーム全体が同じ方向に一丸となって努力し、すばらしい仕事をしました。この結果は心の底から満足できるもので、私はチームを誇りに思います。決勝が本当に楽しみです」

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「わずか2回目の挑戦となる今回のル・マン予選での1-2-3フィニッシュは、見事な結果です。サーキットとヴァイザッハのチームに大変感謝しています。私達はまだ非常に若いチームであり、小さな成功のひとつひとつが重要です。この結果によって、私達は自信を持って決勝のスタートを切ることができます。強豪相手の厳しいレースとなりますが、私達は楽しみにしています」

    アレクサンダー・ヒッツィンガー (LMP1テクニカル・ディレクター)
    「非常に嬉しい気持ちで一杯です。このチームに賛辞を贈りたいと思います。この予選結果は、3年におよぶ多大な努力に対するご褒美です。これから、私達は速いだけでなく、信頼性の高いクルマを創ったことを証明しなければなりません。また、決勝でも予選と同じように大きなタイム差をつけられると考えるのは間違いかもしれません。ライバル達を過小評価することはできません」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「このすばらしい予選結果は、私達の成功への大切な一部です。しかし、決勝に臨む上でさらに重要なことは、今日、私達は生産的に準備作業を進めることができたことです。一貫してドライコンディションに恵まれ、計画通り私達のタイヤプログラムを進めることができました。各車両に決勝用のコンポーネントを取り付けることもできました。チーム、ドライバーともに最高の仕事をしてくれました」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 「WEC参戦はF1に影響しない」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 「WEC参戦はF1に影響しない」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、今週末のスパ・フランコルシャン6時間レースと6月のル・マン24時間レースへの参戦はF1に影響しないと述べた。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、F1と平行してでWEC世界耐久選手権の2つのラウンドでポルシェをドライブすることになっている。

    今年始めには919ハイブリッドをテストしており、今週末はスパで最初のレースを迎える。

    「当然、去年ポルシェと契約する前にこういうことは考えたし、F1に影響すると思ったら契約はしなかった」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「2月中旬にバーレーンでテストして、それからバルセロナに行った。もちろん、適応には数ラップ必要だけど、僕はもうF1に十分に慣れているし、頭と体に感覚が刻まれているので、切り替えにそれほど時間はかからない」

    ニコ・ヒュルケンベルグが駆るポルシェ 919ハイブリッドは、V型4気筒ターボエンジンを搭載しており、パワーは500馬力を超える。駆動方式は、フロントアクスルにKERSを搭載する四輪駆動となる。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、そこがF1との最大の違いだと語る。

    「ハイブリッドシステムという点ではそれほど違いを感じない。でも、ポルシェは四輪駆動。それが一番の違いだ」

    今年のWEC開幕戦で、ポルシェはアウディやトヨタとスリリングなバトルを繰り広げて2位でフィニッシュした。だが、残念ながらヒュルケンベルグはそのシーンを見られなかったという。

    「ちょうど中国を発つところで、移動中だった。ちょっとだけライブタイミングを見たけど、離陸してしまったのでレースを最後まで見ることはできなかった」

  • ポルシェ、スパで初めての3台体制で参戦 / WEC世界耐久選手権

    ポルシェ、スパで初めての3台体制で参戦 / WEC世界耐久選手権

    ポルシェは、5月2日にスパ・フランコルシャン(ベルギー)で開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第2戦に3台の919ハイブリッドで挑む。

    3台目の919ハイブリッドをドライブするのは、F1ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグ、アール・バンバーおよびニック・タンディ。カーナンバー19をドライブするトリオは、この6時間のレースで6月のル・マン24時間レースへ備える。

    ポルシェのレギュラーWECドライバーのラインナップは、他の2台のLMP1ハイブリッド・プロトタイプのコックピットに乗り込む。ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組がカーナンバー17を、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブがカーナンバー18のポルシェ919ハイブリッドをそれぞれドライブする。

    3台のそれぞれのカーナンバーは、ポルシェにとって特別な意味を持ちます。カーナンバー17は、今日までポルシェがル・マンで挙げている合計16勝の最初の1勝を1970年に飾ったポルシェ917 KH(ショートテールを意味する”Kurzheck”)へのトリビュート。カーナンバー18は、919ハイブリッド・レーシングカーと、同じくハイブリッドシステムを搭載したスーパースポーツカー、918スパイダーのテクノロジーにおける密接な繋がりを象徴している。そして、カーナンバー19は、ポルシェの昨シーズンからのプロトタイプレースへの復帰を果たした919ハイブリッドを示す。

    スパでは、3台すべてのポルシェ919ハイブリッドが、いつものホワイトのボディカラーでレースに臨む。今年のチームプレゼンテーションで披露された色違いのカラーリングは、ル・マン限定で登場する。

    3台目のハイブリッド・プロトタイプの投入は、ヴァイザッハを拠点とする若きチームにとって、重大なオペレーション上の挑戦となる。これは、ポルシェの未来へのコミットメントと、WECでのハイレベルな闘いを強調するもの。2014年シーズンから導入された新しいWECのレギュレーションでは、パワフルで革新的なハイブリッドシステムが要求される。これこそが、ポルシェが復帰を決定した要因だった。第2世代へと進化したポルシェ919ハイブリッドは、さらに効率的に、さらに強く生まれ変わった。3つの部分で構成されるパワートレーンの最適化によってポルシェは参戦メーカー中、唯一となる最高レベルの8メガジュール・エネルギー回生クラスを選択した。これは、ポルシェ919ハイブリッドが、F1および他のメーカーのル・マン・プロトタイプを含む、他のどのレーシングカーよりも大きなエネルギーを回生することを意味する。極限のエネルギー回生を可能としたハイブリッドシステムを生み出したエンジニアリングは、ポルシェのプラグインハイブリッドモデルなどの電気を利用したロードカーと切っても切り離すことができない関係にある。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「シルバーストンでのシーズン開幕戦で見せた第2世代919ハイブリッドの速さには、説得力がありました。これは、予選だけに言えることではなく、長時間にわたる走行でも進歩が目に見え、私達は1時間半にわたって1-2でリードを維持することができました。スパでの3台目の919ハイブリッドは、アール、ニックおよびニコのために完全に新たに作り上げたものです。これほど複雑な車3台と9名のドライバーをマネージメントすることは、チーム監督のアンドレア・ザイドルとそのクルーにとって大きなチャレンジとなるでしょう。3台すべての919ハイブリッドは、シルバーストンの決勝と同じエアロセッティングとなっています。8メガジュールクラスのハイブリッドマネジメントで何が必要となるかについては、常に学び続けています。一般的に言って、スパのサーキットのレイアウトは、私達の車に合っているはずです」

    WECシーズン全戦を戦うカーナンバー17および18のクルーのスパでの目標は、チャンピオンシップでのポイントの獲得。しかし、カーナンバー19のクルーには別の課題がある。総合的なテストの後、彼らはすべてのレース進行手順に慣れ、刺激的なLMP1でのレース経験を積み、シーズンのハイライトであるル・マンに備える必要がある。

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 17)

    ティモ・ベルンハルト
    「2つの理由で、スパは私にとって特別なレースです。まず、スパは私の地元のブルッフミュールバッハ=ミーザウから遠くないため、多くのドイツ人ファンが来てくれるでしょう。次に、30年前にスパで亡くなったステファン・ベロフを追悼するため、私は特別なヘルメットを被って参戦します。私は彼をとても尊敬していて、彼のレーシングドライバーとしての才能を人々に思い出してもらいたいのです。レースについて言えば、スパのサーキットは、いつでも花形です。このサーキットのレイアウトは、地形に自然に溶け込んでおり、あまり手が加えられていません。安全性は大幅に向上しましたが、その伝統に変わりはありません。スパはテクニカルなサーキットで、正確なセッティングが要求されます。優れたチームワークで大きな差が出る場所です」。

    ブレンドン・ハートレー
    「私は、渡欧して初めてスパのサーキットを見てどれほど驚いたか、決して忘れることはありません。このサーキットは、あらゆるドライバーを興奮させると思います。オー・ルージュのようなコーナーは、独特ですばらしいです。919ハイブリッドは、シルバーストンよりスパに適しています。ここでレースするのを待ち切れない気持ちです」

    マーク・ウェバー
    「スパは好きなサーキットのひとつです。スパでのレースは、カレンダーに載っているきわめて個性的なクラシックレースの一戦であり、非常に高速のサーキットなので、919ハイブリッドを本当に速く走らせることができます。いつでも天気が重要な要素で、1周の距離が長いため、サーキットの一部では雨が降っていても別の場所はドライコンディションだったりします。オー・ルージュは、世界でも最も有名なコーナーのひとつで、TVで見るよりずっと急です。シルバーストンでは期待通りにはなりませんでしたが、私達に大きなポテンシャルがあり、スパではよい結果を出したいと思っています」

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 18)

    ロマン・デュマ
    「昨年のスパでも私たちは非常に速かったのですが、ニュー919ハイブリッドはさらに速いでしょう。ダウンフォースが増しているので、今年のオー・ルージュとラディオンは全速で行けると思います。スパの耐久レースにはすばらしい伝統があり、毎回観客も集まります。私のスパにまつわる最高の想い出のひとつは、2003年にマルク・リーブとともに24時間レースで優勝したことです」

    ニール・ジャニ
    「シルバーストンの順調なシーズン開幕戦の後、スパでレースするのを待ち切れません。イギリスで愉しんだのと同様、さらにスリリングなトップ争いができることを期待しています。そして、このベルギーのサーキットは私達に合っているはずです。昨年は919の初ポールをスパで獲得し、序盤ではかなりの時間、レースをリードしていました。もちろん今回の目標は、レースの最後にリードしていることです」

    マルク・リーブ
    「スパは大好きなサーキットのひとつです。高速コーナーが多いこの自然の地形を生かしたサーキットには、独自の流れがあります。ロマン・デュマと優勝したスパ24時間レースは、私の耐久レースのキャリアで経験した初のハイライトでした。3台の919ハイブリッドで参戦するのは初めてで、これはチーム全体にとって大きなチャレンジです。十分な準備をしたと思うので、チャレンジを愉しみにしています」

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 19)

    アール・バンバー
    「昨年、私にはとても大切なスパの想い出ができました。ポルシェ・モービル1・スーパーカップで、ポール・トゥ・ウインを決めたのは、最高に愉しかったです。私はこの壮観なサーキットが大好きです。919でオー・ルージュを走るのを非常に楽しみにしていますが、何よりあのクルマでレースするのが待ち切れません。シルバーストン戦では、画面に釘付けになりました。私が見た中でも最高のレースのひとつでした。6時間のスーパーカップレースのようでした。ニコとニックとのテストは愉しく、初めて彼らとともにレースするのを待ち遠しく思っています」

    ニコ・ヒュルケンベルグ
    「この数週間、スパでのウイークエンドで何が起こるかと考えると、すごく興奮しています。もちろん、あのグランプリ・サーキットをよく知っていますし、何度もレースをしました。しかし耐久レースはまったく新しい世界で、すべてがどのように展開するか、とてもワクワクしています。私は、このチャレンジに心を開いて立ち向かうつもりです。経験を積みたいですし、もちろんポルシェと自分自身のために、しっかりと働きたいと思っています。長いストレートがある高速サーキットのスパは、919ハイブリッドに合っているはずです。ドライコンディションだとよいのですが、アルデンヌ地方ではどうなるかはまったく予想できませんし、あらゆる事態に対する準備が必要です」

    ニック・タンディ
    「これまで何度もスパでレースをしました。シングルシーター、ポルシェ スーパーカップ、そして、2012年のGTオープンではポルシェで優勝しました。スパは、最高のサーキットのひとつで、919での初レースにとても興奮しています。私は、できる限りの準備ができていると感じています。しかし過大な期待はしていません。私達の仕事は、チェック項目を確認してル・マンに備えることです」

  • ポルシェ、WEC開幕戦表彰台で順調にシーズンを始動

    ポルシェ、WEC開幕戦表彰台で順調にシーズンを始動

    ポルシェの新型ポルシェ919ハイブリッドを駆るワークスドライバーのロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組は、FIA世界耐久選手権(WEC)第1戦、シルバーストンにおいて、完全なドライコンディションのもとに繰り広げられたスリリングなレースで201周を周回し2位でフィニッシュした。

    スタート後の1時間半は、2台のポルシェ919ハイブリッドが1位と2位で周回を重ねた。マーク・ウェバーがポールポジションからスタートし、リードを広げていたが、ギアボックストラブルによりカーナンバー17はリタイヤを余儀なくされた。

    デュマ/ジャニ/リーブ組のカーナンバー18がチームメイトに代わってレースをリードしたが、レース終盤での息を呑むようなバトルの末、4.6秒差でアウディに勝利を譲った。

    カーナンバー17のレース展開
    マーク・ウェバーがポールポジションからスタートし、最初の23周で7秒以上のリードを広げた。彼は24周目を終え、フルコース・イエロー・フラッグが出されている間に最初のピットストップを行い、タイヤを交換。その後、スタート後ほぼ1時間半までしっかりとリードを保ったがギアボックストラブルのためピットに戻り44周でリタイヤという結果になった。

    カーナンバー18のレース展開
    ロマン・デュマが2番手グリッドからスタート、フルコースのイエローフラッグが出された24周目の最初のピットストップまで、2位のポジションを守った。マルク・リーブが車両を引き継ぎ、ニュータイヤで2位を維持していたが、チームメイトがリタイヤしたためトップに立った。53周でピットインし、給油、タイヤ交換およびドライバー交代を行い、ニール・ジャニがコックピットに乗り込んだ。58周目以降、彼はアウディを操る同胞のマルセル・ファスラーと見応えのあるバトルを展開、80周目にアウディがピットに入るまで、彼らは何度も順位を入れ替えた。その2周後、ジャニがピットインし車両をデュマに託し、彼は3位でレースを続けた。112周で再びリーブがドライブを担当、その後142周でジャニが交代した。レース終盤、彼はファスラーを追撃したが、最後まで捉えることはできなかった。

    レース後のコメント

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「昨日は両車をフロントローにつけることに成功し、シーズン開幕戦で2位というすばらしい結果を出すことができました。観衆にとっても、スタートから6時間後に上位3台が15秒以内の僅差で走行するのを見るのは圧巻だったでしょう。私達は今日、スイス人ドライバー達のおかげで、最もエキサイティングなバトルを演じることができました。この開幕戦は、耐久レースとWECにとって、優れたプロモーションとなりました」。

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「チーム全員におめでとうと言いたいです。クルーとドライバー全員がすばらしい仕事をしました。私達のピットクルーは、すべてのピットの中でも最高の仕事をしてくれました。この2位という結果は、2015年モデルのポルシェ919ハイブリッドにとって非常に良い結果です。なぜなら、シルバーストンはこのクルマが最も苦手とするサーキットだからです。しかし、私達は両車がフィニッシュすることを期待していたため、複雑な気持ちでパドックを後にします」。

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 17)のドライバーのコメント

    マーク・ウェバー
    「本当にすべてが順調で気分良くトップで走行していましたが、ドライブトレーンのトラブルが発生しました。ピットインする僅か1周前にその問題を感じたのですが、レースを続けることはできませんでした。良い位置につけていただけに本当に残念です。私達は、このウイークエンドに向けて着実に調子を上げてきました。全員がしっかりと仕事をしましたが、結果を出すことができませんでした。思っていた以上にタイヤとの相性が良く、それは嬉しいサプライズでした。ポルシェのハイブリッドテクノロジーはセンセーショナルの一言で、短期的にも長期的にも私たちを優位に立たせてくれるでしょう」。

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 18)のドライバーのコメント

    ロマン・デュマ
    「まず、スタート後の私の最初のスティントは、非常に順調でした。しかし、15周ほどしたところで、リアのグリップがなくなりました。2回目のスティントでは、予選のタイヤセットを使ったのですが、さらに扱い辛くなりました。しかし、シルバーストンが私達にとって楽なサーキットでないことを理解していましたし、その中で最善を尽くしました」。

    ニール・ジャニ
    「今回のレースは、すばらしいバトルが展開できた非常に興味深いレースでした。特に、マルセル・ファスラーとの争いは、大いに愉しませてもらいました。これぞレースというべきバトルでした。トップの車両にストップアンドゴーのペナルティが課されたにも関わらず、結局優勝できなかったのが残念でなりません。その後、また接戦になりました。3社すべてのメーカーが互いに拮抗しているのはすばらしいことです。今年はエキサイティングなシーズンになるでしょう。終盤、私はポルシェ919ハイブリッドで存分にアタックすることができました。私達は昨年からこの車両を大幅に改善してきました。まだいくつかの課題はありますが、良い方向に向かっています」

    マルク・リーブ
    「私の2回目のスティントは、明らかに1回目のスティントより上手くいきました。ずっと良いリズムに乗れましたし、アンダーステアが収まってドライブしやすくなり、ずっと大きな余裕を感じました。私は燃料節約の作戦をとっていましたが、より低いパワーで出したラップタイムには十分満足しています。全体的にはまだ課題が残されていますが、チームができることすべてをやり尽くし、次のレースにはより強くなって臨めると確信しています」

  • ポルシェ、カイエンS E-ハイブリッドをSUPER GTにFRO車両として提供

    ポルシェ、カイエンS E-ハイブリッドをSUPER GTにFRO車両として提供

    ポルシェは、SUPER GTシリーズのファースト・レスキュー・オペレーション車両(以下FRO)として、プラグインハイブリッドであるカイエンS E-ハイブリッドを提供する。車両の贈呈式は4月5日にスーパーGTの開幕戦の舞台となった岡山国際サーキットにおいて行われた。

    FROは、SUPER GTシリーズ全戦においてドライバー、ドクター、レスキュースタッフが乗車し、レース中にアクシデントが発生した際、迅速に救助活動を行うことを目的としたドライバーレスキュー車両。

    ポルシェ ジャパンでは2012年5月からFROとしてカイエンSハイブリッドを提供していたが、この度は新たにカイエンS E-ハイブリッドへと車両を入れ替えることで、速やかな救助活動を実施に加え、プラグインならではの環境に配慮した新時代のFRO車両としてGTAが取り組む安全性の高いレース運営に貢献する。

    プレミアムSUVセグメント初のプラグインハイブリッド車であるカイエンS E-ハイブリッドは、電気モーターだけで18〜36 kmを走るのに十分な10.8 kWhのリチウムイオンバッテリーを持ち、駆動用モーターのパワーもカイエンSハイブリッドの47 PS(34 kW)から2倍強の95 PS(70 kW)にアップしている。複合燃費は3.4 l/100 km、CO2 排出量は79 g/km (NEDC:新ヨーロッパ走行サイクル)。3リッターV6スーパーチャージャーエンジン(333 PS/245 kW)とモーター(95 PS/70 kW)を合わせると、総出力は416 PS(306 kW)/ 5,500 rpm、総トルクは590 Nm(1,250〜4,000 rpm)に達し、スポーツカーの名に恥じない走行性能が得られる。0-100 km/h加速は5.9秒、最高速度は243 km/hに達し、EVモードでの最高速度は125 km/h。駆動用バッテリーは交流電源から、または走行中に充電することができる。

    ポルシェ SUPER GT

  • ポルシェ、新型『ボクスター スパイダー』の予約受注を開始

    ポルシェ、新型『ボクスター スパイダー』の予約受注を開始

    ポルシェは、オープン2シーターシリーズの頂点に君臨する新型『ボクスター スパイダー』の予約受注を2015年4月15日(水)より全国のポルシェ正規販売店にて開始する。価格は1020万円(税込)。トランスミッションは6MTのみとなる。

    2015年、新型『ボクスター スパイダー』のワールドプレミアによってコンバーチブルにふさわしいシーズンを迎えようとしている。この生粋のスポーツカーがデビューを飾るのはニューヨークオートショー。オープン2シーターシリーズの頂点に君臨するこのニューモデルは、先代のスパイダーが披露し、すでに熱狂的なファンを抱えるまでになった独自の個性を継承している。

    手動開閉式のクラシックなファブリック製ルーフや、マニュアルトランスミッションのみの設定となっている点などが、その個性として挙げられる。

    『ボクスター スパイダー』ではスポーツカー特有の伝統的なドライビング体験と現代的なパフォーマンスを同時に堪能することができる。このパフォーマンスを実現しているのは、車高を20 mm低くする固められたスポーツサスペンション、911カレラにも採用されているブレーキ、よりダイレクトな操縦性、そして最高出力375 PS(276 kW)を発生する3.8リッター6気筒エンジン。

    こうしてドライバーとパッセンジャーは、軽量かつ今まででもっともパワフルなボクスターの卓越したドライビングダイナミクスによる真のスポーツカー体験を愉しむことができる。ボクスター スパイダーの0-100 km/h加速タイムはわずか4.5秒。最高速度は290km/hに達する。燃料消費量(NEDC)は複合で100km走行あたり9.9リッターとなる。

    『ボクスター スパイダー』の個性的なデザインには、ポルシェの伝説的なスポーツカーやレーシングカーを思い起こさせる要素が盛り込まれている。例えば、長めのリアリッドには、デザイン上の特徴となっている流線型の膨らみが2つ設けられている。ヘッドレストの後ろからリアエンドにかけて次第に小さくなっていくこの膨らみは、1960年代の718スパイダーを彷彿とさせる。

    一部手動となる軽量トップは実用性に富むうえにかつてのロードスターを思い出させ、リアに向かって伸びるフィンはこの車のシルエットを特徴的なものにしている。『ボクスター スパイダー』のフロントエンドとリアエンドにはケイマンGT4と共通のパーツを採用している。

    スパイダーのインテリアは他のボクスターのものに比べ、ピュアなドライビングプレジャーを味わえるような雰囲気を醸し出している。先代モデルと同様、ドライバーと助手席の乗員は軽量なスポーツバケットシートに着座し、直径360 mmの新しいステアリングホイールによってこのミッドシップモデルの精確性や俊敏性を高めている。

    ポルシェ ボクスター スパイダー PORSCHE BOXSTER SPYDER