カテゴリー: ポルシェ

  • 【WEC】 ポルシェ:1-2フィニッシュで世界選手権タイトルを獲得

    【WEC】 ポルシェ:1-2フィニッシュで世界選手権タイトルを獲得

    ポルシェは、上海インターナショナルサーキットにおいてFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦として行われた上海6時間レースにて、今シーズン4回目となるワン・ツーフィニッシュで5連勝を飾りシーズン最終戦を残してマニュファクチュアラータイトルを獲得した。

    6時間のうち2/3がウェットコンディションで争われたレースの優勝ドライバーは、ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバーだった。ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブがドライブするもう1台のポルシェ919ハイブリッドは2位に入った。

    この勝利でポルシェは、308ポイントでマニュファクチュアラータイトルを獲得、これにアウディ(238)およびトヨタ(137)が続いている。これはポルシェにとって耐久レースにおける13個目の世界選手権タイトルで、前回のタイトル獲得は1986年だった。1964年から1986年の間、ポルシェは当時のスポーツカー世界耐久選手権で12個のマニュファクチュアラータイトルを獲得した。

    ドライバー部門の世界選手権タイトルは11月21日に開催されるバーレーンのシーズン最終戦で決定する。現在、ポルシェのドライバーであるベルンハルト/ハートレー/ウェバーが155ポイントで、143ポイントのアウディのドライバー達をリードしている。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「私達が、今日達成したことを本当に実感するのに多少の時間がかかることは確かです。今年は、ポルシェにとってWEC参戦わずか2年目ですがル・マンで優勝し、世界選手権タイトルを獲得しました。これらが現実だとは信じられません。天候の変化により、ここでの6時間、極限の緊張状態が続きました。この成功に向けて一生懸命努力したヴァイザッハのスタッフ、そしてポルシェの全社員に感謝しています。次は、ドライバー部門のタイトル獲得を目指します」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「まず、ヴァイザッハのスタッフと、この現場のスタッフ全員に感謝の意を表します。このタイトルは、彼ら全員のものです。富士も厳しいものでしたが、今日のレースも優れた作戦の勝利です。あらゆる瞬間に、あらゆる状況でミシュランタイヤを信頼することができました。トラブルに見舞われても私達は集中力を維持しました。特にカーナンバー18がそうでした。ドライバー達は、最後方からトップまで、信じられないような追い上げを見せました。カーナンバー17のクルーは波に乗っており、それは今日も同じでした。彼らは優勝という結果に十分値します。メカニック達は、ピットレーンで最高の働きをしていました」

    アレクサンダー・ヒッチンガー (テクニカル・ディレクター)
    「2年目にしてル・マン優勝を果たし、今日は世界選手権のマニュファクチュアラータイトルを獲得しました。さらには予選もすべて支配しました。これ以上望めないほどの結果です。私は、このチームを心から誇りに思います。我々は、攻めの姿勢で開発を行い、パフォーマンスに関して一切の妥協を認めなかった反面、そのリスクを受け入れました。しかし、同時にポルシェ919ハイブリッドを信頼性の高い車両に仕上げることに成功しました」

    ティモ・ベルンハルト(No. 17)
    「厳しいレースでした。私が乗り込んだとき、コースは非常にウェットな状態でした。フルコース・イエローが出て、2台のアウディの間で大量の水しぶきを浴びて走行していました。実際、以前にウェットでの走行を経験しておらず、あまり大きなリスクを取りたくなかったので、その状態に慣れる必要がありました。クルマは速かったです。コースが乾いてくると、私達は最速でした。アウディとニールとは、いいバトルができました。最終的に、私はリードすることができ、大きな目標を達成しました」

    ブレンドン・ハートレー(No. 17)
    「スタートは悪くなく、レース序盤での私の2回のスティントはスムーズに運びました。ただし容易なコンディションではありませんでした。特に雨が激しくなったときは。あれは45周目あたりでした。視界が悪く、アクアプレーニング現象も出ていました。アウディのプレッシャーがあったため、私は無理をする必要に迫られましたが、まったくミスすることなくトップでティモにクルマを託すことができました」

    マーク・ウェバー(No. 17)
    「これほどの短期間で、このチームが達成したことは驚異的としか言いようがありません。私は、いくつかの魅力的なプロフェッショナルモータースポーツのプロジェクトに関わってきましたが、これほどのレベルにまで達し、今年このような結果を出したことは感動的です。これらの車両の製作、そして毎週のように最高のパフォーマンスを続けて出すことは至難の業です。マニュファクチュアラータイトルはポルシェと努力を続けた全員にとってすばらしい結果です。これらの人々のために走ることができ、最高です」

    ロマン・デュマ(No. 18)
    「すばらしいレースで、ポルシェにとって最高の結果となりました。今日、カーナンバー17の919ハイブリッドは強力で、勝つにふさわしい車両でした。マークの後についているときミスしてスピンし、追い上げる必要があったため、私は必要以上のリスクを負う必要がありました」

    ニール・ジャニ(No. 18)
    「マルクは、1周目のアクシデントからトップグループに返り咲くという、すごいことをやってのけました。私がクルマを受け取ったとき、強く雨が降っていました。視界は非常に悪く、アクアプレーニング現象にも悩まされました。このような条件でも、クルマは素晴らしい状態でした。アタックすることができ、4位からトップに順位を上げることができました。最初のスティントの終盤にかけて、ブレーキ温度の問題が出て、難しい局面でした。ハーフウエットやウェットのコースでは、予測できないブレーキのバランスは有り難くありません。何度か、コースアウトしそうな場面がありました。このように、私のスティントにはすべてが凝縮されていました」

    マルク・リーブ(No. 18)
    「スタートはよかったのですが、不幸にも1周目でぶつけられ、コースアウトしてしまいました。エンジンの始動に手間取り、さらにタイムをロスしました。そこから、ライバル達をかいくぐり始めました。最初クルマはアンダーステア気味でしたが、その後は改善し、激しい雨の中ではさらに好調になりました」

  • ポルシェ、マカンGTSを発表

    ポルシェ、マカンGTSを発表

    ポルシェは、第44回東京モーターショーのプレスカンファレンスにてワールドプレミアとなったコンパクトSUV『マカンGTS』の予約受注を2015年11月11日(水)より全国のポルシェ正規販売店にて開始する。価格は939万円(税込)。

    この3文字をその名に加えた他のポルシェモデルと同じく、マカンのニューGTSバージョンはモーターレーシングから影響されて生まれたモデル。マカンSより20ps増大したパワーに応じてシャシーが再設計され、ブレーキも強化された。

    パワーとトルクに関していえば360PSと500NmはマカンGTSをマカンSとマカンターボの中間的な立場にある。技術的にはマカンSの3リッターV6ツインターボエンジンをベースとしたものであり、それにポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)と駆動力を前後に自在に配分するポルシェ・トラクションマネージメント(PTM)が組み合わされる。この結果、マカンGTSは0−100km/h加速を5.2秒でこなし、さらにオプションのスポーツクロノパッケージを装着した場合5.0秒まで短縮される。最高速度は256km/h。GTSモデルに共通する特徴的なスタイリングがスポーティな印象を完成させる。

    マカンGTSは、高いレベルのポルシェ独特のドライビングダイナミクスと申し分のない実用性を両立させている。15mm低められた車高とスポーティなチューニングが施されたポルシェ・アクティブサスペンションマネージメント(PASM)、そして前後異なるタイヤサイズと組み合わされる艶消しのブラックに塗られたRSスパイダーデザインの20インチ径ホイールがGTSの特徴的な装備。中央部にアルカンタラを用いたGTSスポーツシートとインテリアに同じくアルカンタラのトリムを採用したインテリア、そして快音を奏でるスポーツエグゾーストシステムも標準装備。新しいポルシェ コミュニケーション マネージメント(PCM)もSUVモデルとしてはマカンGTSが初めて採用した。オプションのコネクト・プラスを装備した場合、高品質のマルチタッチモニターはリアルタイム交通情報の取得やスマートフォンとの機能統合、Apple Car Play等の利用を可能とする。

    マカンGTSは、ウエストラインから上の芳醇な光沢のある黒と、ボディ下部のマットブラックフィニッシュ仕上げ、そして特別なスポーツデザインパッケージとGTS専用のカラーリングによって、ひと目でそれとわかる。またマカンとしては初めてLEDヘッドライトを含むポルシェ ダイナミック ライト システム プラスがオプション装着可能となり、あらゆる路面状況で最適な視界確保を保証する。

    特別な仕上げによりニューマカンGTSはより高いドライビングプレジャーと一層のポルシェフィーリングを提供する。ポルシェはこのモデルによって、マカンがコンパクトSUVながらスポーツカーであることをあらためて証明している。

    Porsche Macan GTS マカンGTS

  • ケビン・マグヌッセン、ポルシェのLMP1カーをテスト/WEC世耐久選手権

    ケビン・マグヌッセン、ポルシェのLMP1カーをテスト/WEC世耐久選手権

    ケビン・マグヌッセンは、来月バルセロナでポルシェのWECチームのLMP1カーをテストする。

    今シーズン末でマクラーレンを離れるケビン・マグヌッセンは、11月10〜11日の2日間にバルセロナで開催されるWECのルーキーテストに参加し、ミッチ・エバンス、オリバー・ターベイとともにポルシェ 919ハイブリッドのステアリングを握る。

    ケビン・マグヌッセンは、先週ヴァイサッハにあるポルシェの本拠地をインディカードライバーのファン・パブロ・モントーヤ、ミッチ・エヴァンズとともに訪れ、シート合わせを実施。また、P1テストデビューに備えてシミュレーターセッションを実施した。

    ポルシェは、ル・マン24時間レースがアゼルバイゼンでのF1グランプリの日程と重なってニコ・ヒュルケンベルグのシートに疑いが生じた際、ケビン・マグヌッセンのテストの重要性を軽く扱っていた。

    「我々はまだカレンダーの解決策を期待している。ニコについて決定する前にいくつかのことを待っています」とポルシェの広報担当は語っていた。

    「我々はル・マンの3台目のドライバーを探しており、今回をテストというより、もしろ新しいドライバーにチャンスを与えるための一般的なテストです」
    ポルシェは、ニコ・ヒュルケンベルグの代わりにル・マン4時間レースの3台目の919ハイブリッドで走るドライバーを探すことを“急いでいない”としている。

    ポルシェ LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドルは「我々は3名の若手ドライバーにポルシェ 919ハイブリッドをテストする機会を与えることに決めた」とコメント。

    「シート合わせを行い、シミュレーターでの準備はすでに完了している。我々はテストを楽しみにしているし、将来に何をもたらせるかを見てみるつもりだ」

    以前、ケビン・マグヌッセンは、今年のル・マンにコルベット・レーシング GTE Proチームで父ジャン・マグヌッセンとともに走る可能性について尋ねていたことを明かしている。

    ポルシェ 919ハイブリッド

  • ファン・パブロ・モントーヤ、ポルシェ 919ハイブリッドでのテストが決定

    ファン・パブロ・モントーヤ、ポルシェ 919ハイブリッドでのテストが決定

    ファン・パブロ・モントーヤが、来月バーレーンで実施されるWECのルーキーテストでポルシェ 919ハイブリッドをテストすることが決定した。

    元F1ドライバーで、現在インディカーに参戦するファン・パブロ・モントーヤは、今年のLMP1で定期的に参戦している各3メーカーをトライアウトされるためにWECが選んだ“ルーキー”トリオのひとりであるミッチ・エバンスとともにポルシェ 919ハイブリッドをテストする。

    ファン・パブロ・モントーヤは、9月にオースティンで開催されたWECにポルシェ LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドル、2001〜2004年にBMWウィリアムズ時代に働いた現ポルシェLMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーにゲストとして訪問していた。

    アンドレア・ザイドルは、ファン・パブロ・モントーヤの“テストの可能性”について議論していると述べていた。

    ファン・パブロ・モントーヤは、今週、919ハイブリッドでシート合わせをするためにヴァイサッハにあるポルシェのモータースポーツ拠点を訪れた。

    ポルシェは、ファン・パブロ・モントーヤがLMP1のシートを獲得する可能性については示唆していない。

    ファン・パブロ・モントーヤ ポルシェ 919ハイブリッド

  • ポルシェ、1-2フィニッシュで両チャンピオンシップ首位に浮上 / WEC富士

    ポルシェ、1-2フィニッシュで両チャンピオンシップ首位に浮上 / WEC富士

    ポルシェのポルシェ 919ハイブリッドは、10月11日に富士スピードウェイにて行われた世界耐久選手権第6戦において優勝し、4連勝を果たした。この勝利によりポルシェはWECのマニュファクチュアラーチャンピオンシップだけでなくドライバーズチャンピオンシップにおいても首位に立った。

    荒れた天候の富士スピードウェイにおけるレースで優勝したのはティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組だった。

    ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は2位となり、ル・マン24時間を含め今シーズン3度目のワン・ツーフィニッシュを飾り、マニュファクチュアラーポイントでは大幅にリードを増やした。

    第6戦終了時のポイントはポルシェが264点、アウディが211点、トヨタは119点となっている。ドライバーズチャンピオンシップではベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が1ポイント差でトップに立っている。

    カーナンバー17のレース展開
    降雨のためレース開始から40分間に渡りセーフティーカーが隊列を率いて周回を重ねていった。ポールポジションからスタートしたマーク・ウェバーはフルウェットタイヤを装着していたが、コカ・コーラコーナーでコースアウトし4位までポジションを落とす。ハイブリッドシステムに発生したトラブルによりブーストが掛からない状態が続いたカーNo.17は23周目にチームメイトであるカーNo.18に先行を許し5位となった。31周目に始まりカーNo.1のトヨタがピットに入る42周目まで続いた2台の激しいバトルは富士スピードウェイに集まった観客を大いに魅了した。43周目に給油のためピットインしたウェバーはカーNo.7のアウディとチームメイトの919ハイブリッドの後ろとなる3位で走行を続ける。ウェバーが担当したダブルスティントの後半、ウェット路面のなか追撃が始まります。72周目にチームメイトがトップに立ってから、ウェバーはカーNo.7のアウディと激しいバトルを展開。幾度かポジションを入れ替えたのち、両車はピットに向かった。ウェバーは81周目にブレンドン・ハートレーにステアリングを託すと同時に、このレースで始めてのタイヤ交換によりインターミディエイトスリックを装着してコースに復帰する。ハートレーは86周目にアウディ(カーNo.7)にパスされ2位に落ちたが、108周目には首位に返り咲く。その後、2位に落とすが、121周目に給油を行いセカンドスティントに突入。160周目まで走行した後、ティモ・ベルンハルトへ交代。スリックタイヤでコースインしたベルンハルトは193周目のピットストップで給油とともにニュータイヤを装着しチェッカーを目指した。209周目、ついにベルンハルトはトップに立った。

    カーナンバー18のレース展開
    長いセーフティーカーランが続きレースが始まった時、ロマン・デュマはフルウェットタイヤを履き2位を走行していた。しかしピットスピードリミッターが不意に作動したため、大きく順位を落とす。カーNo.17がハイブリッドシステムにトラブルが発生したタイミングでデュマは4位まで順位を戻し、25周目にはカーNo.1のトヨタをオーバーテイクし3位となった。36周目にはアウディ(カーNo.8)を抜いて2位になったのち、LMP1クラスでもっとも遅いタイミングとなった44周目にピットに戻り給油のみを行う。デュマは71周目にカーNo.7のアウディからトップを奪取。82周目にマルク・リーブがコースインするとフルコースのイエローコーションが出されるが、インターミディエイトスリックを履いたリープは首位をキープしたまま122周目に給油のためピットインし、159周目にニール・ジャニへ代わる。スリックを履いたジャニはトップのまま走り続け、192周目にガソリンとフレッシュなスリックタイヤを得てコース復帰。209周目にベルンハルトと順位を入れ替え、そのまま2位でゴールした。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「コンディションがめまぐるしく変わる難しいレースでしたが、目標を達成することができました。またワン・ツーフィニッシュを成し遂げてマニュファクチュアラーチャンピオンシップのリードを広げ、ティモとブレンドンとマークはドライバーズチャンピオンシップでも首位に立ちました。この素晴らしいチームとともに働けることは何より幸せなことです」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「状況は激しく変化しましたが、すべての戦略が的中しました。6名のドライバー全員はミスもなく完璧で、これぞチームワークという見事な働きを見せてくれました。我々はまだ若いチームですが、難しいレースでも勝てることを証明したと思います。アウディはスタート直後からプレッシャーを与えてきました。本拠地ヴァイザッハで準備をしてきたスタッフも含めたチームすべてのメンバーに感謝いたします」

    ティモ・ベルンハルト(No. 17)
    「マニュファクチュアラータイトルのため、目標としてきたワン・ツーフィニッシュという結果を得たことが私にとってはもっとも重要です。今日はチームメイトの919ハイブリッドが勝利に値するパフォーマンスを披露していました。難しいレースにもかかわらず最大限のポイントを獲得できました。しかしタイトルを得るためにはあと2つの6時間レースという長い道のりが待ち受けています」

    ブレンドン・ハートレー(No. 17)
    「私が担当したダブルスティントの折り返し地点では、ピットアウトと同時に出たフルコースイエローによりチームメイトに大きな遅れを取りました。インターミディエイトスリックで走るにはトリッキーなコンディションで実際にウェットタイヤの方が速かったはずですが、最後の最後でスリックタイヤが生きました。カーNo.7のアウディにはコックピットのスイッチを操作している間にパスされましたが、フェアでクリーンなバトルを楽しみました」

    マーク・ウェバー(No. 17)
    「序盤はグリッブが少なくコカ・コーラコーナーではクラッシュ寸前になりました。ハイブリッドシステムにトラブルが発生した際は無線でピットと幾度も交信しました。ダブルスティントの後半には満足しています。カーNo.7のアウディと戦い、我々は予選の順位を取り戻すことができました」

    ロマン・デュマ(No. 18)
    「簡単な状況でなかったのは間違いありません。スタート直後にマークはスピンし、私の919ハイブリッドではピットスピードリミッターが誤作動しました。間違ってスイッチを押してしまった可能性もありますが、ポジションを落としたことは確かです。トヨタに激しく追い立てられたせいか、20周に渡りブレーキにも違和感を感じました。スティント後半は前を走るライバルたち全員をオーバーテイクし、楽しむことができました」

    ニール・ジャニ(No. 18)
    「開幕戦のシルバーストン以来、トラブルのないレースでした。車も素晴らしく戦略も的中し、私たちはトップを走りました。フルコースイエローのタイミングにも恵まれました。後続に1分の差をつけてレースをリードするタイミングもあったと思います。シリーズ序盤の数レースにおけるトラブルでドライバーズタイトルの可能性は失ったことで、17号車に勝利を譲りました。悔しいのはもちろんですが、今は我慢して次のチャンスを待つつもりです」

    マルク・リーブ(No. 18)
    「レース中盤のダブルスティントを走りました。走り始めの路面はインターミディエイトにはスリッパリー過ぎたため、苦しみました。雨が止んでからのペースは良く、本来の速さを見せることができたと思います。1分もの大差でリードしていたので、ブレーキの温度管理をしながらタイヤもセーブしました。レースで最速だったのは良いことです」

    世界耐久選手権(WEC)第7戦は、11月1日、中国の上海インターナショナル・サーキットで開催される。

  • ポルシェ、“走る実験室”と“スポーツカーのアイコン”でWEC富士へ

    ポルシェ、“走る実験室”と“スポーツカーのアイコン”でWEC富士へ

    ポルシェは、世界のモータースポーツ選手権の中で最も重要なレースのひとつであるFIA世界耐久選手権(WEC)全8戦の第6戦として富士スピードウェイにて10月11日の11:00に開催される6時間耐久レースに挑む。

    日本は、スポーツカーにとって成熟した市場であり、熱烈で知識の豊富なレースファンを抱えている。神聖な富士山の麓にあるこのサーキットでは、数多くのポルシェ レースカーが歴史を刻んできた。

    富士のコースレイアウトは、レースチームに特別な課題を突き付ける。極めて長いストレートでは車速が上がるが、それに続く16個のコーナーの中には極めてタイトなものも含まれ、車両には異なるセッティングが要求される。ポルシェは、2種類の車両でこの課題に挑む。

    最高峰のLMP1(ル・マン・プロトタイプ・クラス1)のポルシェ919ハイブリッドは、シリーズ戦の連勝記録を伸ばすことを目指している。約1,000PSのシステム出力を発生する軽量な870kgのハイブリッドガソリンレーサーは、今シーズンこれまでにル・マン24時間をはじめ、それに続くニュルブルクリンクと米国での6時間レースで優勝している。ポルシェは、アウディとトヨタに先行してマニュファクチュアラー部門をリードし、ドライバー部門でもトップを射程圏内に捉えている。

    ポルシェは同じWECレースにおいて、市販車ベースのレーシングカー専用のGTクラスにポルシェ911 RSRも参戦させている。このカテゴリーでワークスチームから出走する911 RSRは、フェラーリにわずか2ポイント差まで迫っており、ポルシェのワークスドライバーであるリヒャルト・リーツは、ドライバー部門をリードしている。

    919と911には大きな違いがあるにも関わらず、いずれのレーシングカーも日本のポルシェファンの間で絶大な人気を誇る。最先端のテクノロジーを採用したル・マン・プロトタイプは、とりわけハイブリッド車に強い関心のある日本人の目を引き付けている。特にそのドライブコンセプトは、31台の中で最も革新的。919のガソリンエンジンは、ターボチャージャー付きの2リッター4気筒という小排気量ながら、500PSの出力を発生し、ポルシェがこれまでに作った中で最も効率的なエンジンとみなされている。しかし、それだけではない。919ハイブリッドには、2つの異なるエネルギー回生システムが装備されている。ポルシェはこれらを用いて、日常走行のより良い未来に向けて取り組んでいる。排気ガス流から取り出されたエネルギーは、2基目のタービンにより電気エネルギーに変換される。フロントアクスルでは、運動エネルギーが制動時に回収され、これらの回生システムがリチウムイオンバッテリーに充電され、ドライバーは、ここに蓄えられたエネルギーをスイッチひとつで放出することができる。こうして400PSを超える出力の電気モーターがフロントアクスルを駆動し、919を4輪駆動車にしている。

    しかし、純粋なパワーだけが、この特別な世界選手権の目的ではない。厳格な燃費規制がエンジニアに発想の転換を余儀なくさせる。そして、まさにこれこそが、ポルシェの参戦理由。LMP1プログラム責任者フリッツ・エンツィンガーは次のように述べている。

    「ポルシェにとって勝つことは重要ですが、長期的に見れば、こうした勝利は記念写真のようなものです。開始当初より919ハイブリッドの最も重要な役割は、『走る実験室』として将来の市販車の役に立つことでした。」

    しかし、レーシングカーと市販車の間の技術的なつながりは、市販車に近いGTクラスのポルシェ911 RSRにおいてよりいっそう密接。この車は、世界で最も多く販売され、最も成功を収めたレーシングスポーツカーの象徴であり、第7世代の911スポーツカーをベースにしている。全ての911と同じく、911 RSRのボディは、シュトゥットガルト−ツッフェンハウゼン工場の組み立てラインから生み出されている。特に、軽量設計やエアロダイナミクスなどのエネルギー効率の分野において、モータースポーツは、体系的かつ継続的に市販車の開発に取り入れられる。日本では熱烈なファンが911を待っている。

    ポルシェのモータースポーツ部門責任者フランク=シュテッフェン・バリサー博士は、次のように述べている。

    「私達は、とりわけ2ドアスポーツカーとフラッグシップの911により、日本市場で大きな成功を収めています。」

    ポルシェジャパンの販売台数は、2014年に大きく増加したことで、初めて5,000台の大台を超えた。そして2013年以降、リアエンジンおよびミッドシップエンジンのスポーツカーの販売台数が、再び歴史的な規模に達した。これが、好調な年間実績に大きく貢献した。2015年上半期を見ても、2ドアスポーツカーの日本における販売は好調。

    バリサーによれば、「ポルシェ911にとって、こうした成功を際立たせるのに、サーキットで強力なライバルを上回る戦闘力を見せることほど確実な方法はありません」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ、2016年のル・マン参戦は「まだ未定」

    ニコ・ヒュルケンベルグ、2016年のル・マン参戦は「まだ未定」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2016年にポルシェとル・マンでタイトルを防衛するかはまだ確定していないと述べた。

    F1引退が噂されているジェンソン・バトンは、ル・マンに興味を持っているが、ニコ・ヒュルケンベルグのように2つのシリーズを掛け持ちするつもりはないと述べている。

    「21戦のカレンダーでは、週末は非常に制限されることになると思う」とジェンソン・バトンはコメント。

    「それに、時にはモーターレースから離れる週末があった方が嬉しいしね」

    今年6月、ポルシェでのル・マン初挑戦で優勝したニコ・ヒュルケンベルグは、ジェンソン・バトンのコメントに同意している。

    「これまでのところ、2016年については何も決まっていない」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「来年のカレンダーはよりストレスを感じるだろうし、新ししレースがある。ル・マンの方が何も決定していない。でも、参加する機会があったら、それを利用したい」

    ニコ・ヒュルケンベルフがまだコミットしていない理由は、仮で発表された2016年のF1カレンダーがまだ確定していないからでもある。F1チームは夏休みを復帰させるためにプッシュしているが、“トリプルヘッダー”もしくは12月にレースをする可能性があるため躊躇している。

    「まず何よりもカレンダーの確定を待っている。ル・マンがF1とぶつからないことが重要だし、そうでなければチャンスはない」

  • ファン・パブロ・モントーヤ、ポルシェのLMP1マシンをテスト?

    ファン・パブロ・モントーヤ、ポルシェのLMP1マシンをテスト?

    ファン・パブロ・モントーヤが、ポルシェのWECマシンである919ハイブリッドをテストするチャンスを得るかもしれない。

    インディカーに参戦するファン・パブロ・モントーヤは、WECとル・マン24時間レースへの関心を示しており、今週末WECが開催されているオースティンにポルシェのゲストとして訪れている。

    ポルシェ LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドルは、ファン・パブロ・モントーヤとチームのLMP1担当副社長であるフリッツ・エンツィンガーは2001〜2004年にウィリアムズBMWで一緒に働いており、今でも連絡を取っていると説明した。

    「我々はBMW時代から彼を知っているし、私は彼のクルマを担当していた」とフリッツ・エンツィンガーは AUTOSPORT に述べた。

    「彼はWECに非常に興味を持っており、レースの全てを細かく見ている」

    「我々はゲストとして彼をここに招待し、テストの可能性について話をした。今後、それがどう発展するか見てみるつもりだ」

    だが、アンドレア・ザイドルは、ファン・パブロ・モントーヤが、近い将来にポルシェのLMP1に加わるプランはないと強調した。

    「我々は現在の9名のドライバーに非常に満足している」とフリッツ・エンツィンガーは述べた。

    ポルシェは、来年のル・マン24時間レースでも、今年のレースを制したニコ・ヒュルケンベルグ、ニック・タンディ、アール・バンバというラインナップで挑みたいとの願望を表明している。

    アンドレア・ザイドルは、ニコ・ヒュルケンベルグの復帰は、ル・マン24時間レース前に2週間のテストデーがF1カレンダーと衝突しないかに依存していると述べた。

    「両方のカレンダーが確定したときに最終的にわかることになる。そのあと、我々とフォース・インディアとで合意できるかは彼次第だ」

    アンドレア・ザイドルは、準備として5月のスパに参戦できなかったとしても、ポルシェはニコ・ヒュルケンベルグのル・マン参戦を望んでいると述べた。

    「F1とスパが重なった場合でも、彼には経験があるので、ニコとル・マンを戦えると思っている」

  • ポルシェ、電気自動車コンセプト「ミッションE」を発表

    ポルシェ、電気自動車コンセプト「ミッションE」を発表

    ポルシェは、ポルシェ初となるフルエレクトリックドライブの4シータースポーツカー「ミッションE」をフランクフルトモーターショーで発表。このコンセプトカーは、ポルシェ特有のエモーショナルなデザインと優れたパフォーマンス、そして初の800Vの駆動システムによる先進的な実用性を兼ね備えている。

    「ミッションE」の主要なスペックとしては、4ドア、4セパレートシート、600PS(440kW)を超すシステム最高出力、500kmを超す航続距離などがある。

    4輪駆動、4輪操舵を備え、0-100km/h加速は3.5秒を切り、充電時間は約15分で電気エネルギーの80%が充電される。装置類はアイトラッキングとジェスチャーコントロールを用いて直感的に操作することができ、一部はホログラムを介した操作も可能。ドライバーに重きを置いて設計されており、ドライバーのポジションにあわせて自動的にディスプレイが調整される。

    駆動システム:耐久レースのテクノロジーを採用、600PSオーバーを実現
    ミッションEの駆動システムは、完全に新しいものでありながら典型的なポルシェの例に漏れずサーキットで実証済み。加速とともにエネルギーを回生する2個の永久磁石同期モーター(PMSM)は、今年のル・マンで優勝した919ハイブリッドで使用されているものとほぼ同じ。2つのモーターは合計600PS以上を発生し、ミッションEを3.5秒以内で100km/hまで加速させ、また12秒以内で200km/hまで加速させる。高い効率、出力密度、均一な出力の発生に加え、もうひとつ利点がある。それは、現在の電気駆動システムとは異なり、短い間隔で複数の加速を繰り返したあとでもフルパワーを発生できること。ポルシェ・トルク・ベクトリング(各ホイールへの自動トルク配分)を備えたオンデマンド型の4輪駆動システムが駆動システムのパワーを路面に伝達し、4輪操舵が希望する方向に精密でスポーティなコーナリングを可能にする。これらによってミッションEはサーキットでも卓越した走りを発揮できる車となっており、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分を切る。

    実用性:便利で迅速な充電、航続距離は500km以上
    情熱的なスポーツ性だけでなく、ハイレベルな実用性もポルシェ車の特徴。そのため、ミッションEは1回のバッテリー充電で500km以上を走ることができ、また15分以内で航続距離を約400km伸ばすのに必要なエネルギーを充電することができる。その理由は、ポルシェが初めて導入する最有力候補となっている革新的な800Vテクノロジーにある。現在の400Vで作動する電気自動車と比較して電圧を2倍にすることで、多くの利点が得られる。充電時間の短縮に加え、軽量化にもなる。エネルギー伝達用の銅ケーブルが細くて軽いもので十分になるからだ。この革新的な「ポルシェ・ターボ・チャージング」システムの充電ポートは、運転席ドアの前の左フロントフェンダーの可動式ボディセグメントからアクセスすることができる。この800Vのポートを経由し、バッテリーは約15分で容量の約80%まで充電可能であり、電気自動車における新しい基準となる。他の方法としては、このテクノロジープラットフォームを従来の400Vのクイック充電ステーションに接続することもできる。さらに、自宅のガレージの床に埋設されたコイルの上に駐車するだけで、誘導充電によって便利に充電することもでき、この場合はケーブルを使わずに車両アンダーフロアのコイルにエネルギーが伝達される。

    低重心による優れたドライビングダイナミクス
    最適な重量配分と低重心を備えた軽量コンセプトも、ポルシェのスポーツカー特有のもうひとつの特徴。最新のリチウムイオンテクノロジーをベースとしたバッテリーは、車両アンダーフロアの前後アクスル間に配置されているため、重量が前後の駆動アクスルに均等に配分され、きわめて優れたバランスが確保されている。同時に、重心も非常に低い位置になる。この2つの要因がパフォーマンスとスポーツカーのフィーリングを大幅に増大させる。ボディ全体はアルミニウム、スチール、カーボンファイバー強化樹脂などで構成されている。ミッションEのホイールは、フロントは21インチ、リアは22インチのカーボン製で、ワイドタイヤが装着される。

    デザイン:ポルシェのDNAを継承する魅力的なスポーツカー
    ミッションEのどの面も、どの角度、どの曲線も、ポルシェのデザインの最良の伝統を受け継ぐエモーショナルなスポーツ性を物語っている。出発点となるのは、統合されたエアロダイナミクスなどの目に見える革新技術を体現し、ツッフェンハウゼン生まれのポルシェの特徴を備えた、130cmという低い全高のスポーツサルーンの造形。フロント、サイド、リアに設けられた顕著なエアインレットとアウトレットは、ボディのフルフロースルーデザインを象徴的に表しつつ、効率とパフォーマンスを高めている。たとえば、一体化されたエアガイドはホイール周囲のエアフローを改善しており、サイドのエアアウトレットはホイールウェルの過度の圧力を抑えることで、揚力を低減している。

    フロントエンドの大きく切り詰められた造形は、クラシカルなポルシェの流れるようなリアエンドを生み出しており、これによってこのコンセプトカーは918スパイダーやポルシェのレーシングカーに連なるものとなっている。ポルシェ特有の4灯式ライトデザインによる新しいタイプのマトリクスLEDヘッドライトは、エアインレットのエアフローの中に浮遊するエレメントとして組み込まれており、フロントエンドに未来的な性格を与えている。4個のLEDユニットは各種アシストシステム用のフラットなセンサーの周囲にまとめられており、センサーの周囲はインジケーターライトの役割を果たしている。明確なフロントフェンダーと低い位置に設けられたボンネットが911デザインの証。911 GT3 RSと同様、オーバーラップするフロントラゲッジコンパートメントリッドから特徴的なワイドなリセスが展開し、ルーフを超えて広がっている。サイドウインドウのラインも911に似ているが、ひとつ重要な相違点がある。それはBピラーがなく、2つの観音開きドアによって乗降性が向上していること。もうひとつの違いは、従来のドアミラーの代わりに、サイドに目立たないようにカメラが取り付けられていることで、これも車の比類ないエアロダイナミクスに貢献している。

    リアデザインは典型的なスポーツカーの構造を際立たせている。無駄のないキャビンには、湾曲したリアウインドウが備わり、これはリアに向けて内側に引き寄せられているため、ポルシェ車のみが持ちうるリアフェンダーの彫りの深い造形のためのスペースが確保されている。立体的な“PORSCHE”ロゴは、内側から照らされることで、ブラックのガラスエレメントの全幅いっぱいに広がるライトアーチの下で浮いているように見える。

    インテリア:明るい解放感と4セパレートシート
    ミッションEのインテリアは、ポルシェ伝統のデザイン原理の全てを、未来にシフトさせている。開放感、ピュアなデザイン、シンプルな構造、ドライバー重視、そして実用性。フルエレクトリックドライブコンセプトにより、インテリアを完全に解釈し直すことが可能になった。たとえばセンタートンネルがないため、スペースが広がり、より明るく開放的な雰囲気がインテリア全体に生まれている。4セパレートシートは、レース用のバケットシートにインスピレーションを得たもの。その軽さは車両重量の軽量化に役立ち、ダイナミックな走りをするときも乗員にしっかりとした横Gに対するサポート性をもたらす。

    ディスプレイと操作コンセプト:直感的、迅速、妨げない
    革新的なディスプレイと操作コンセプトに基づく、新しい世界がドライバーの前に広がっている。直感的、迅速で、妨げるものがない、未来のスポーツカーのために作られた世界。繊細にカーブする運転席ディスプレイは、目立たず、自立型。メータパネルは5連メーターで、ポルシェのものと見分けがつくが、OLED(有機発光ダイオード)テクノロジーによってバーチャルに表示される。丸型メーターは、ドライバー関連の5つのテーマに沿ってまとめられている(コネクテッドカー、パフォーマンス、ドライブ、エネルギー、スポーツクロノ)。操作方法はまさに革新的。アイトラッキングシステムは、カメラを使ってドライバーがどの計器を見ているのかを検知。ついでドライバーがステアリングホイールのボタンを押すと、焦点の合っている計器のメニューが立ち上がる。メニュー内でのナビゲートも、アイトラッキングと手動操作を組み合わせて行う。それだけではない。いわゆるパララックス(視差)効果により、シートポジションやドライバーの姿勢に応じてディスプレイが変化する。ドライバーが低く座ったり、背を伸ばしたり、片方に身を寄せると、丸型メーターの3Dディスプレイがそれに反応して動く。これにより、たとえばステアリングホイールが視線をさえぎり、ドライバーが重要な情報を見落とす恐れがなくなる。車速などの全ての関連情報がつねにドライバーの視界に収まる。

    ミッションEは、ドライビングの愉しみを表現することさえ可能。ドライバーが上機嫌であることを認識したルームミラーに取り付けられたカメラは、それを丸型メーター内に顔文字として表示。愉しさの要素は、ルートや速度などの個別の情報とともに保存し、ソーシャルメディアを通じて友人と共有することもできる。

    ホログラフィックディスプレイによるタッチフリーのジェスチャーコントロール
    ダッシュボード全体が新しいアイデアに満ちている。ダッシュボードを2つの立体的な構造レイヤーに分けたことで、軽さと明るさの印象が強化されている。上のレイヤーには運転席ディスプレイが組み込まれ、2つの層の間にあるホログラフィックディスプレイは助手席側にまで広がる。ここに表示される個別に選択可能なアプリは、バーチャルスペースに保管され、3D効果を伴って優先順位に基づいて配列されている。ドライバーと乗員は、これらのアプリを使って、タッチフリーで主要な機能(メディア、ナビゲーション、クライメートコントロール、連絡先、車両など)を操作することができる。ジェスチャーを行うとセンサーが検知し、希望するシンボルが起動する。握るジェスチャーは「選択」、引くジェスチャーは「操作」を意味する。また、二次的な機能(インフォメーションメニューなど)は、センターコンソールのタッチディスプレイを使って操作する。

    ミッションEは、タブレットを使ってポルシェ カーコネクト経由で車外から設定することもでる。「無線およびリモートサービス」を使うと、ドライバーは夜のうちに車両の機能内容を大きく変更することができる。一体型の高速データモジュール経由でアップデートするだけで、シャシー、エンジン、あるいはインフォテインメントシステムの追加機能やトラベルガイドが組み込まれる。アップデートは、スマートフォンまたはタブレットを使って、ポルシェ コネクトストアから便利に行うことができる。さらに、ポルシェ コネクトを使ってポルシェ正規販売店と直接連絡を取り、遠隔診断やアポイントメントの日程調整を行うこともできる。組み込まれているリモートサービスのもうひとつの機能はデジタルキーで、これはポルシェ コネクトポータル経由で送信する。これにより、車両のオーナーだけでなく、オーナーが承認した家族や友人などもドアを開けることができる。認証に成功すると、一定の時間枠と定められた場所において、キーの使用が可能になる。

  • ポルシェ、2016年もニコ・ヒュルケンベルグにル・マンのシートをオファー

    ポルシェ、2016年もニコ・ヒュルケンベルグにル・マンのシートをオファー

    ポルシェは、2016年のル・マン24時間レースで、今年優勝を成し遂げたニコ・ヒュルケンベルグ、ニック・タンディ、アール・バンバの起用することを目財している。

    LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドルは、今年もル・マンで“間違いなく3台のクルマを走らせる”と語り、ニコ・ヒュルケンベルグと交渉中であることを認めた。

    「理想的には、3台目のクルマに同じ3人のドライバーを乗せたい。だが、まずはニコのF1状況について見守らなければならない」とアンドレア・ザイドルはコメント。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2017年までフォース・インディアに残留する契約を結んだが、その発表前にニュルブルクリンクで開催されたWECで、ル・マン復帰はF1契約次第だと述べていた。

    「是非やりたいし、ル・マンに戻りたい」とニコ・ヒュルケンベルグは述べた。

    「全ては僕のF1キャリアがどうなるか、どこでレースをすることになるか次第だ」

    フォース・インディアは、交渉の一部として、今年と同じようにニコ・ヒュルケンベルグが、ル・マンやWECのスパラウンドに参戦できることを契約に盛り込んでいると考えられている。

    アンドレア・ザイドルは「ニックとアールは2016年にル・マンでP1でレースをすることがほぼ決まっている」としており、それが「GTにも利益になる」と付け加えた。

    アンドレア・ザイドルは、2016年も2台のフルタイムのエントリーに加えて3台目を走らせるという決定は簡単なことだったと説明した。

    「ル・マンまでにたいだい同じマイレージを9名のドライバーに与えることによって各3台のマシンに勝つための同じチャンスを与えられれば、そのコンセプトが正しいことが証明された」

    ル・マンで優勝したマシンを担当したクルーは、現在、ポルシェ専用のテストチームとなっている。

    「レースまでに彼らはあらゆるテストをお子kなってきた。それは全員にとってタフだった」