カテゴリー: ピレリ

  • ピレリ、F1テレビ放送のタイヤ摩耗を示すグラフィックに苦言

    ピレリ、F1テレビ放送のタイヤ摩耗を示すグラフィックに苦言

    ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、最近のF1放送でデビューした新しいグラフィックに苦言を呈した。

    新しいグラフィックは、レースゲームのようにドライバーの4つのタイヤの摩耗具合をグリーンから赤でリアルタイムに表示することを目的としている。しかし、マリオ・イゾラはそれは信頼できないものだと語る。

    「外部からレース中にそのような情報を知ることはできない」とマリオ・イゾラは Auto Motor und Sport にコメント。

    「あまりにも多くの要因に依存している。鈴鹿でグラフィックを見たときは少し驚いた。担当者ともう一度話をしなければならない」

  • ピレリF1責任者、シャルル・ルクレールのパフォーマンスに感銘

    ピレリF1責任者、シャルル・ルクレールのパフォーマンスに感銘

    ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、2019年のシャルル・ルクレールのパフォーマンスに驚いていると語る。

    昨年、ザウバー(現アルファロメオ)で印象的なデビューシーズンを送ったシャルル・ルクレール(21歳)は、キミ・ライコネンに代わって今年から史上2番目の若さで跳ね馬のドライバーを務めることになった。

    ナンバー2としてシーズンをスタートしたシャルル・ルクレールだが、今では4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルの将来を脅かすほどの活躍をみせている。

    「彼は新しい環境にもう少しおびえると思っていた。特にチームメイトに4度のワールドチャンピオンがいるわけだからね」とマリオ・イゾラは Corriere dello Sport にコメント。

    「だが、彼は才能があることを証明した。そうだね、シーズン序盤はいくつかミスを犯したが、彼はそれを常に認め、ドライバーとして成長したいことを示してきた」

    フェラーリの2019年シーズンに関してマリオ・イゾラは「いくつか結果を最大化できなかった公開があるかもしれない」と語る。

    「しかし、彼らには競争力のあるマシンで2020年を再びスタートできるという知識もある」

  • 2019年 F1メキシコGP | 各ドライバーのタイヤ選択

    2019年 F1メキシコGP | 各ドライバーのタイヤ選択

    2019年のF1世界選手権 第18戦 メキシコGPの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。

    アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスではC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。

    フェラーリとメルセデスはミディアムを重視し、ソフトは全チームで最少のセレクトとなる7セット。対照的にレッドブルはソフトを全チームで最多となる9セット選択している。

    他にもルノー、ハース、ウィリアムズがソフトを9セット選択。トロロッソ・ホンダはメルセデスとフェラーリと同じ7セットという選択となった。

    2019年 F1 メキシコグランプリ

  • 2019年 F1 日本GP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    2019年 F1 日本GP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2019年のF1世界選手権 第17戦 日本GP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    メルセデスのバルテリ・ボッタスが、ソフト – ミディアム – ソフトと繋ぐ2ストップ戦略で日本グランプリを制した。台風19号の接近を受けて、土曜日のセッションが中止となったことから、サーキットは極めて予測が難しい路面状態となっていた。

    土曜日の豪雨によってラバーが洗い流された上、FP3が中止になり、予選は日曜日の午前に行われました。そのような状況下、メルセデスのルイス・ハミルトンが、2005年にキミ・ライコネンによって記録された鈴鹿のレースラップレコードを更新した。

    キーポイント
    ・53周で争われるレースの最速戦略は、ソフトタイヤでスタート後、24-27周でミディアムへ交換する1ストップ戦略と予測されていた。2番目に速い戦略は、ソフトでスタート後、13周でミディアムへ、33周でミディアムへ交換する2ストッパーだった。3番目に速い戦略は、ソフトでスタート後、20-23周でハードへ交換する1ストップ戦略だった。

    ・高い気温の影響を受け、フリー走行でのデグラデーションレートは予測よりも高いものだった。したがって、大半のドライバーが2ストップ戦略を採った。

    ・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、予選において鈴鹿のトラックレコードを更新した一方、ルイス・ハミルトンがレースのファステストラップレコードを14年ぶりに更新した。

    ・フェラーリとメルセデスが異なる戦略を採るなど、終始緊迫した戦略的な闘いが展開された。

    ・フェラーリのシャルル・ルクレールは、ただ一人の3ストッパーだった。ルクレールは、序盤のノーズ変更によって後退後、6位に入賞する追い上げを見せた。

    ・レッドブルのアレックス・アルボンは、キャリアベストの4位を獲得した。また、メルセデスは、6年連続となるコンストラクターズチャンピオンシップを獲得した。

    ・マクラーレンのカルロス・サインツは、ソフト – ミディアムと繋ぐ1ストッパー中の最上位となる5位でフィニッシュした。多くのドライバーが同じ戦略を採用した。

    ・路面温度39℃、気温26℃前後のドライコンディションの下でレースが行われた。

    各コンパウンドのパフォーマンス
    ・ハード C1: 7名のドライバーが使用し、その内の2名が1ストッパーだった。金曜日に十分な走行機会が無かったにもかかわらず、ロングスティントで使用された。

    ・ミディアム C2: ハースのロマン・グロージャン以外の全ドライバーが使用しました。ミディアムは、1ストッパーおよび2ストッパーの双方で良く機能していた。

    ・ソフト C3: トップ4中の3名が、ソフト – ミディアム – ソフトと繋ぐ戦略を採り、ベッテルのみが、ソフト – ソフト – ミディアムと繋ぎました。高温のコンディションの影響を受け、ソフトのデグラデーションレートは事前予測よりも高くなった。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「路面のラバーを洗い流した昨日の台風によってスケジュールが変更になった上、各チームは、高温のコンディション下で数多くの不確定要素を抱えたまま、今日一日で行われることになった予選と決勝に臨まなければなりませんでした。レース中に戦略を構築することが課題となり、ライバルの戦略に対応しつつ、1ストップから3ストップまで広範囲に渡る戦略が見られました。全3種類のスリックコンパウンドが使用され、トップ6で4種類の異なる戦略が展開されました。2位争いでは戦略的な闘いが見られ、予選と決勝双方でラップレコードが更新されました。今年もコンストラクターズチャンピオンシップを獲得したメルセデスを讃えたいと思います」

    ピレリ 2019 F1日本グランプリ2019年 F1日本グランプリ

  • F1:2021年のタイヤウォーマーの廃止を見送り

    F1:2021年のタイヤウォーマーの廃止を見送り

    ピレリは、2021年にタイヤウォーマーの使用を禁止にするという決定が覆されたことを明らかにした。

    FIA(国際自動車連盟)は、2021年の新レギュレーションでタイヤサイズを18インチに変更するとともに、タイヤウォーマーを違法化することに熱心だった。しかし、F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、タイヤウォーマーを保持することでインチアップへの移行が容易になると主張し、反対していた。

    ピレリは、2021年もタイヤウォーマーの使用が継続されることを明らかにしたが、2021年以降のどこかの時点で廃止する計画はまだ残っている。

    「2021年には大きな変化がある。新しいマシン、新しいエアロパッケージ、新しいタイヤ、新しいサイズなどがある」とピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラはコメント。

    「ブランケットを取り除くことに一定の移行期間を設けるとアイデアだ。したがって、2021年は参照を得るためにブランケットを保持し、段階的にブランケットがない方向に進んでいく」

    F1チームも当面はタイヤウォーマーを継続することを望んでいたため、禁止を撤回するというピレリの嘆願が反対されなかったのは驚くことではない。

    「我々がそれについて議論したとき、強い反対はなかった」とマリオ・イゾラは付け加えた。

    「議論は非常に明確で透明性があり、決定の長所と短所を分析した。我々は、継続し、この移行期間を設けることがスポーツをにとって有益であることに同意した」

  • F1日本GPのタイヤ選択が明らかに。メルセデスが保守的なチョイス

    F1日本GPのタイヤ選択が明らかに。メルセデスが保守的なチョイス

    2019年のF1世界選手権 第17戦 日本GPの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。

    鈴鹿サーキットでは、C1(ハード/ホワイト)、C2(ミディアム/イエロー)、C3(ソフト/レッド)という最も硬いコンパウンドが選択された。レースではC1とC2のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C3は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。

    3強チームではメルセデスが最も保守的な選択。ソフトタイヤは全チームで最も少ない8セットとし、ミディアムは最多の4セットとしている。レッドブル・ホンダとフェラーリは全チームのなかで最も標準的なソフト×9、ミディアム×3、ハード×1という同じチョイスとなった。トロロッソ・ホンダも同じ選択だ。

    最もアグレッシブな選択をしたのはルノーとハースF1チームだ。ソフトタイヤを10セット選択している。

    F1日本GPは、10月11日(金)にフリー走行、12日(土)に予選、13日(日)に決勝レースが行われる。

    2019年 F1 日本グランプリ

  • 2019年 F1 ロシアGP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    2019年 F1 ロシアGP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2019年のF1世界選手権 第16戦 シンガポールGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    メルセデスのルイス・ハミルトンがロシアグランプリを制した。2番グリッドからスタートしたハミルトンは、バーチャルセーフティカー導入周回中にミディアムからソフトへ交換する1ストップ戦略を採った。

    チームメイトのバルテリ・ボッタスも同じ戦略で2位を獲得した。スタート直後と中盤にセーフティカーが導入された53周のレースでは、広範囲に渡る戦略が見られた。

    キーポイント
    ・トップ10グリッドでは、メルセデスの両ドライバーのみがミディアムタイヤでスタートした。異なる戦略を採用したフェラーリは、ソフトタイヤでスタートした。

    ・メルセデスの2台は、フェラーリよりも長いオープニングスティントを走行し、バーチャルセーフティカー導入周回中にピットストップを行い、ソフトタイヤへ交換した。

    ・3位を獲得したシャルル・ルクレールは、メルセデスのピットストップの2周後、セーフティカー導入周回中に戦略を変更し、ソフトタイヤへ交換する2回目のピットストップを敢行した。

    ・最も順位を上げたドライバーは、レッドブルのアレクサンダー・アルボンだった。ピットレーンからスタートしたアルボンは、ミディアムからソフトへ交換する1ストップ戦略で5位を獲得した。

    ・トロロッソのダニール・クビアトのみがハードタイヤを装着して、自身のホームレースのスタートを切った。他のドライバーのタイヤ選択は、ほぼ均等にソフトとミディアムに分かれた。

    ・1ストップが最速戦略と予測されたなか、15名の完走者中、ルクレールを含む4名が2ストップ戦略を実行した。この結果には、セーフティカーの導入が大きく影響を及ぼしている。

    各コンパウンドのパフォーマンス
    ・ハード C2:第2スティント用のタイヤとして有効な選択肢と予測されていたが、ミディアムとソフトが良く持ちこたえたこともあり、ハードを使用したドライバーは3名のみだった。

    ・ミディアム C3:ハミルトン優勝の鍵となった。デグラデーションが小さかったことから、ミディアムでスタートしたドライバーは、オープニングスティントを最大限に伸ばすことが可能となり、その後のオプションが幅広くなった。

    ・ソフト C4:ソフトでも長いスティントが見られた。なかでも、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、長い第1スティントを走行し、9番グリッドのスタートから4位に入賞した。ハミルトンが、レース終盤にソフトを使用してファステストラップを記録した。

    ピレリ 2019 F1 ロシアグランプリピレリ 2019年 F1ロシアグランプリ

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「戦略が重要な要素となったレースでした。メルセデスとフェラーリが異なる戦略を展開し、シャルル・ルクレールがライバルたちを終盤に猛追するエキサイティングなフィニッシュが見られました。メルセデスが選択したミディアムタイヤは、柔軟性という観点で彼らにアドバンテージをもたらしましたが、それ以上の驚きは、予測より長いソフトタイヤのライフでした。高温下、ソフトでグレイニングが発生しにくくなり、より良いパフォーマンスが発揮できたと思います。2回のセーフティカー導入がレースの鍵を握りました。これによって、重要な局面で摩耗とデグラデーションが最小化され、タイムロスを最小限にするピットストップの機会がもたらされました。2018年よりも硬い組み合わせを持ち込んだことで、ドライバーたちは、各スティントにおいて、ペースのマネージよりも終始ハードにプッシュすることに集中できたと思います」

  • F1ロシアGP 決勝 | 各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1ロシアGP 決勝 | 各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2019年 F1ロシアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、ソチ・オートドロームにC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という3種類のコンパウンドを選択。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。

    上位2列では、奇数グリッドのフェラーリ勢がソフト、偶数グリッドのメルセデス勢がミディアムをスタートタイヤに戦略氏、戦略が分かれた。ピレリによると、F1ロシアGPでの最速の戦略はソフト‐ハードと繋ぐ1ストッパー。15~19周目をタイヤ交換のタイミングとしている。2番目に最速の戦略はミディアム‐ハードとつなぐ1ストッパーでこの場合はミディアムのタイヤ交換のタイミングを14~22周目と推定している。わずかに遅い戦略としてソフト‐ミディアムとつなぐ1ストップを挙げた。この場合は22~26周目をタイヤ交換のタイミングとしている。

    F1ロシアGP 決勝 タイヤ戦略予想

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーリングレース責任者)
    「Q2でミディアムタイヤで最速タイムを記録したのはメルセデスだけであり、明日に向けて興味深い戦略上の戦いが約束されている。昨夜の雨でFP3と予選の前に路面がリセットされ、その後、若干進化することになった。しかし、日中にそれ以上の雨はなかった。もし天候がこのまま持ってくれれば、明日はより安定した路面となることが期待できる。そうなれば明らかに1ストップ戦略がベストだ。しかし、1ストップ戦略と言っても、3種類全てのコンパウンドが使われ、多くのバリエーションを目にすることになるだろう。ソチはオーバーテイクが簡単なサーキットではないので、明日はピットやコースでの戦術バトルを期待していいだろう」

    F1ロシアGP 決勝

  • 2019年 F1ロシアGP | 各ドライバーのタイヤ選択

    2019年 F1ロシアGP | 各ドライバーのタイヤ選択

    2019年のF1世界選手権 第16戦 ロシアGPの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。

    ピレリは、ソチ・オートドロームにC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という3種類のコンパウンドを選択。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。

    トップ3チームではメルセデスがソフトタイヤを全チームで最も少ない8セットのみの選択。ドライバー間で選択を分け、ルイス・ハミルトンがミディアムを最多の4セット持つことになる。フェラーリとレッドブル・ホンダは同じ選択となり、ハード×1、ミディアム×3、ソフト×9となっている。トロロッソ・ホンダも同じセット数を選択している。

    ルノー、ハース、レーシングポイント、アルファロメオはソフトを10セットとソフト重視の選択をしている。

    2019年 F1ロシアグランプリピレリ 2019年F1ロシアグランプリ プレビュー

  • 2019年 F1 シンガポールGP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    2019年 F1 シンガポールGP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2019年のF1世界選手権 第15戦 シンガポールGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルが優勝し、フェラーリに3連勝をもたらした。ベッテルは、ピットストップ戦略によって、チームメイトのシャルル・ルクレールを抜くことに成功した。ポールからスタートしたルクレールが2位でフィニッシュし、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3位を獲得した。セーフティーカーが3回導入されたフィジカル面で厳しいレースで、トップ7が同じ戦略を採用した。

    キーポイント
    ・トップ9グリッドのドライバーがソフトでスタートし、トロ・ロッソのピエール・ガスリーを除く他のドライバーがミディアムでスタートした。11番グリッドからハードでスタートしたガスリーは、8位を獲得した。

    ・ベッテルは、「アンダーカット」に成功し、チームメイトに代わってトップに立った。ライバルたちよりも長い第一スティントを走行する戦略を採ったメルセデスのルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンにアンダーカットされ4位でフィニッシュした。

    ・レース前半はペースマネジメントが見られた。

    ・レース後半に3度セーフティーカーが導入され、シンガポールグランプリでのセーフティーカー導入率100%の記録は今年も維持された。

    ・ルノーの両ドライバーは、代替戦略を余儀なくされた。ダニエル・リカルドは最後方グリッドからスタートし、ニコ・ヒュルケンベルグはオープニングラップでの接触によって同ラップでハードへ交換した。マクラーレンのカルロス・サインツも同様に1周でハードへ交換した。

    ・上位勢が同じ戦略を採った中、中段グループでは広範囲に渡る戦略が展開され、様々な1ストップおよび2ストップ戦略が見られた。

    各コンパウンドのパフォーマンス
    ・ハード C3:全ドライバーが使用し、不可欠なレースタイヤとなった。ガスリー、ヒュルケンベルグ、サインツらによる非常に長いスティントも見られた。

    ・ミディアム C4:アルファロメオのアントニオ・ジョヴィナッツィがミディアムで長い第一スティントを走行し、一時トップに立った。

    ・ソフト C5:レース前半、タイヤマネジメントが必要とされる中、ハミルトンがソフトでの最長オープニングスティントを走行した。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「タイヤ戦略が鍵となった興味深いグランプリでした。長いレースの後半に向けて、前半は燃料とタイヤをセーブするペースマネジメントが見られました。セーフティーカーは、大きなアドバンテージを即座に消してしまうことから、セーフティーカー導入を想定したタイヤマネジメントが必須要素となりました。3度のセーフティーカー導入は、タイヤの摩耗とデグラデーションをミニマムにしました。リアタイヤからの大きなトラクションを必要とするシンガポールでは、リアを保護するためにフロントに大きな負荷をかけるセッティングを行う傾向にあります。そのような状況下での、今日の摩耗とデグラデーションレートには満足しています。上位7名が使用したソフトからハードへ繋ぐ戦略が最適な戦略となりましたが、全3種類のコンパウンドは重要な役割を果たし、多様な戦略が展開されました。見応えのあるレースで、ワンツーフィニッシュを達成したセバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレール、そしてフェラーリを讃えたいと思います」

    2019年 F1シンガポールGP タイヤヒストリー2019年 F1シンガポールGP タイヤ解説