カテゴリー: ピレリ

  • 2020年 F1トスカーナGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1トスカーナGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    F1トスカーナGPは、複数回のセーフティカー導入と2回の赤旗中断の影響を受け、アクション満載のエキサイティングなレースとなった。このため、各チームは、変化する状況に迅速に対応し、保有するタイヤを使用してレース展開に応じた戦略を実行する必要があった。

    赤旗に関するレギュレーションによって、各チームは、タイヤ交換や特定のマシン補修を行うことができた。メルセデスがレースを席巻し、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがトップを奪い合った。両ドライバーは、全3種類のコンパウンドを使用したまったく同一の戦略を採った。

    レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが、アンダーカットによってトラックポジションを上げていたルノーのダニエル・リカルドをオーバーテイクして初の表彰台獲得を達成した。リカルドは、ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれた。また、ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、キャリアベストの11位でフィニッシュした。

    ピレリがタイトルスポンサーを務めたトスカーナ・フェラーリ1000グランプリでの完走車はわずか12台だった。このグランプリは、フェラーリにとっての1000レース目を記念するものだった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC1】
    最初の再スタート後、上位チームでハードを使用したのはメルセデスとフェラーリのみだった。ハードタイヤは、高速なムジェロ・サーキットの厳しさに適応していた。

    【ミディアムC2】
    ミディアムでスタートしてポイント圏内でフィニッシュしたドライバーは、ダニール・クビアトとキミ・ライコネンのみだった。クビアトは7位を、ライコネンは9位を獲得した。

    【ソフトC3】
    トップ10グリッドの全ドライバーが、ソフトを装着してスタートした。また、2回目の再スタート後、全ドライバーがソフトでファイナルスティントを走行した。

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「ムジェロでの初開催グランプリは、長く人々の記憶に留まるレースとなりました。このレースは、3回のスタート、3回のセーフティカー導入、全3種類のコンパウンド登場などによって終始アクション満載となりました。メルセデスが、高温のコンディション下、非常にタイヤに厳しいサーキットで行われたレースをスタートからフィニッシュまで席巻しましたが、普通でない出来事の発生が戦略に明らかな影響を及ぼしました。また、数多くの接触事故が、トラック上に大量のカーボンファイバーのデブリを残しました。再スタートのマネージメントと、長い午後を通したタイヤのケアが重要になりました。強烈なプレッシャーの下、すべてのドライバーが素晴らしい仕事をし、2週連続開催のイタリアでのグランプリで、予測不可能でスリリングなレースを見せてくれました」

    2020年 F1トスカーナグランプリF1トスカーナGP

  • F1トスカーナGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1トスカーナGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    今週、ピレリはF1初開催となるムジェロ・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)という最も硬いレンジのコンパウドを持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1イタリアGPでの最速の戦略はソフト-ミディアム-ソフトとつなぐ2ストップ。この場合でのソフトのウインドウは 19周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ミディアムー0-ミディアムとつなぐの2ストップ。この場合はソフトで16周となる。

    F1トスカーナGP 決勝:タイヤ戦略予想

    トップ10に進出したドライバーはすべてソフトスタートとなる。フロントローのメルセデスに2列目のレッドブルがどのようなタイヤ戦略を仕掛けるかが注目のポイントとなる。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「ムジェロは今日も暖かく、タイヤは好パフォーマンスを発揮している。すでにQ1で昨日のコースレコードが塗り替えられ、最終セッションではさらに更新された。トップ10のグリッドに並ぶドライバーは全員がスタートにソフトタイヤを選んでおり、当然ながら、これがレース戦略に影響する。レース序盤にソフトのデグラデーションをコントロールすることが重要になるだろう。それが1ストップあるいは2ストップのレースになるかを決めると思われ、戦略は複数のパターンが考えられる。今日の予選ではスタートからフィニッシュまでソフトタイヤが使われたが、明日は硬めのコンパウンドが確実に入ってくるだろうし、1ストップ戦略を狙うドライバーは特にそうなるだろう」

    F1トスカーナGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数

  • 2020年 F1イタリアGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1イタリアGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、全3種類のピレリタイヤを使用して、モンツァでF1初優勝を飾った。26周目に発生した赤旗中断に伴い、ドライバーたちはピットでタイヤ交換を行った。16:20に再スタートしたイタリアグランプリは、残り27周のスプリントレースの様相を呈することとなった。

    レーシングポイントのランス・ストロールは赤旗によるフリーピットストップを有効に活用し、3位を獲得した。ストロールは、赤旗中断前にただひとりピットストップを行っていなかった。

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、ポールポジションからのスタート後トップを走行していたが、10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティを科された。ハミルトンは、イエロー・ミディアムタイヤでの再スタート後、このペナルティを実行しホワイト・ハードへのタイヤ交換を行った。最下位でコースに戻ったハミルトンは、最終的に7位でフィニッシュした。

    赤旗前にも多様なタイヤ戦略が展開されていたが、再スタート時には、全3種類のコンパウンドが登場するなど、広範囲に渡るタイヤの使用が見られた。そのようななか、トップ6はミディアムタイヤで再スタート後のスティントを走行した。

    再スタート後、ピットストップは発生しなかった。ルノーのエステバン・オコンは、レッド・ソフトで27周を走行し、8位でフィニッシュした。

    温暖なドライコンディションが継続し、再スタート時の気温は30度、路面温度は41度だった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    ルイス・ハミルトンはファイナルスティントで、優勝したガスリーは赤旗中断前の第2スティントでハードを使用した。

    【ミディアムC3】
    大半のドライバーが再スタート時にミディアムを選択した。スピードと耐久性をあわせ持つミディアムは、高速スプリントレースでその特徴を実証した。

    【ソフトC4】
    再スタート時、アルファロメオの両ドライバーとルノーのオコンがソフトを装着した。また、レーススタート時のグリッドトップ10は、全員ソフトを装着していた。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「全3種類のコンパウンドが良好に機能していました。レース戦略は、赤旗によってリセットされました。セーフティカー導入後の赤旗中断が、極めて予測不可能かつ魅力的なグランプリを演出しました。実質的に27周のスプリントレースになったことで、ドライバーたちは、レース後半を走り切るタイヤをマネージメントする必要がありました。記憶に残る完璧にマネージメントされた優勝を達成したピエール・ガスリーとアルファタウリをはじめ、表彰台を獲得したマクラーレンのカルロス・サインツ、レーシング・ポイントのランス・ストロールを祝福したいと思います。このトップ3はまったく異なる戦略を使用していました」

    2020年のF1世界選手権 第8戦 イタリアGP2020年のF1世界選手権 第8戦 イタリアグランプリ

  • F1イタリアGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1イタリアGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    今週、ピレリはモンツァ・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)を持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1イタリアGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは24周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップ。この場合はソフトで22周となる。

    F1イタリアGP 決勝:タイヤ戦略予想

    予選Q3に進出したドライバーは全員がソフトタイヤでQ3に進出しており、トップ10ドライバーはソフトタイヤでスタートする。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「タイヤの観点から見れば、すべてが非常にスムーズに進んだ。明日は1ストップレースになるはずだが、1ストッパーでも様々なバリエーションが考えられ、戦略的な可能性は複数ある。明日はトップ10が全員ソフトタイヤでスタートし、全体のレベルが上がるので、暖かいコンディションが予想される中、11番手より後方のなかでミディアムかハードでスタートすることによって違いを生もうとしてくるドライバーがどれだけいるのか興味深い。予選でミディアムを使用したのはメルセデスだけであり、それ以外のチームは最初から最後までソフトだったが、レースでは硬めのコンパウンドが重要な役割を果たすことになるだろう。今週末も再びコースレコードが塗り替えられたが、今回はなかでも最速サーキットで達成されており、我々のホームレースなので、このレコード更新は特に重要だ」

    F1イタリアGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数

  • 2020年 F1ベルギーGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1ベルギーGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、ポール・トゥ・ウインでベルギーGPを制しました。ハミルトンは、セーフティカー導入周回中の11周目にイエロー・ミディアムからホワイト・ハードへ交換する1ストップ戦略を採った。表彰台のドライバーたちは、皆おなじ戦略を実行した。

    セーフティカーが戦略に大きな影響を及ぼした。2名を除く全ドライバーが、セーフティカー導入周回中にピットストップを行った。レッドブルのアレクサンダー・アルボンは、ハードではなくミディアムタイヤへ交換した。

    セーフティカー導入周回中にピットストップを行わなかったのは、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとレーシングポイントのセルジオ・ペレスだった。ガスリーは、ただひとりスタート時にハードタイヤを装着していた。12番グリッドからスタートしたガスリーは、26周目にミディアムへ交換する戦略で8位を獲得した。ペレスは、18周目にレッド・ソフトへ交換し、ポイント圏内でフィニッシュした。

    トップ4の順位は、スターティンググリッドの順位とおなじだった。また、トップ10中の8名が、セーフティカー導入周回中にピットストップを行った1ストッパーだった。

    2ストッパーは、フェラーリのシャルル・ルクレール、ウイリアムズのニコラス・ラティフィ、ハースのケビン・マグヌッセンの3名のみだった。

    雨の予報もあったが、スタートからフィニッシュまでドライコンディションが継続した。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハード C2】
    アルボン、ガスリー、ルクレール、ラティフィ、マグヌッセン以外のドライバーがファイナルスティントで使用した。セーフティカー導入周回中にハードへ交換した大半のドライバーが33周のスティントを走行した。このなかで、ルノーのダニエル・リカルドは、ファイナルラップでファステストラップを記録した。

    【ミディアム C3】
    予選Q2をミディアムで通過したトップ3のドライバーを始めとして、多くのドライバーがミディアムでスタートした。アルボンは、ミディアムで33周を走行した。

    【ソフト C4】
    セルジオ・ペレスが、長いオープニングスティントをソフトで走行した。ペレスは、セーフティカー導入周回中にピットストップを行わなかった。昨年持ち込まれなかったこのコンパウンドは、一貫した走行性能を示した。

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「セーフティカーが大半のドライバーに影響を及ぼしたレースとなり、彼らは、想定よりも長いファイナルスティントをハードで走行することを強いられました。これによって、特にレース終盤、非常に厳しいトラック上でのタイヤマネジメントが不可欠となりました。しかしながら、ドライバーたちはタイヤを完璧にマネージしました。また、異なる戦略的アプローチを採ったドライバーも見られました。ピエール・ガスリーは、ハード~ミディアムと繋ぐユニークな戦略で素晴らしいペースを示しました。セルジオ・ペレスは、ガスリー同様セーフティカー導入周回中にピットストップを行わない独自の戦略にトライしました。全3種類のコンパウンドは、重要な役割を演じ、シーズン中屈指のタイヤに厳しいサーキットである、ここスパのコンディションに良く適応していました」

    2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGP2020年のF1世界選手権 F1ベルギーグランプリ

  • F1ベルギーGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1ベルギーGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    今週、ピレリはスパ・フランコルシャンに昨年よりも1段階柔らかいタイヤであるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)を持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1ベルギーGPで最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは18周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップ。この場合はソフトで19周となる。ソフト-ミディアム-ソフトとつなぐ2ストップ戦略やミディアム-ハードの1ストップも想定されている。

    F1ベルギーGP 決勝:タイヤ戦略予想

    Q2ではルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の3台がミディアムタイヤで突破しており、ミディアムでレースをスタートする。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「今日は午前中にほんの数滴の雨が降っただけだった。昨年スパに持ち込んだ最も柔らかいコンパウンドよりもさらに1段階柔らかいP ZEROレッドのソフトタイヤを履いたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、予選でミディアムでの1アタックを含めてスパのコースレコードを4回更新した。グリッド上の上位7台が昨年のポールポジションよりも速いという事実はマシンが昨年から驚くべき進化を遂げていることを強調している。明日の決勝で上位3台がミディアムタイヤでレースをスタートするなど、すでに戦略の違いが見て取れる。特に第1スティントは面白くなるだおる。ミディアムを履いたマシンは長く走れるが、ソフトを履いたドライバーにはスピードアドバンテージがあり、それが序盤でかなり重要になるかもしれない。チームは常に慎重な戦略を採るが、スパのレースではしばしば状況によって戦術を対応させる必要がある。明日の天気予報は不確実なので特にそうなる可能性がある」

    F1ベルギーGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数

  • ルイス・ハミルトン 「ピレリはもっと良いF1タイヤを作る必要がある」

    ルイス・ハミルトン 「ピレリはもっと良いF1タイヤを作る必要がある」

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ファンはドライバーがタイヤを管理するだけのレースを見たくはないとし、公式タイヤサプライヤーのピレリに2020年にむけてより強力なタイヤ構造を開発するよう求めた。

    ルイス・ハミルトンは、F1スペインGPで圧倒的な強さで勝利をおさめ、今シーズン4勝目を挙げた。F1 70周年記念GPではタイヤのブリスター問題に苦しんだハミルトンだったが、バルセロナではマックス・フェルスタッペンに対して見事にレースをコントロールした。

    タイヤの寿命を効果的にマネジメントしたルイス・ハミルトンだが、レース後、F1におけるタイヤマネジメントの側面を楽しんでいないことを認めた。

    昨年、F1の将来を議論する会議のいくつかにF1ドライバーを代表して出席したルイス・ハミルトンは、タイヤに対する気持ちを語っていた。

    しかし、ピレリは主な利害関係者の要求に応えて開発された2020年型のタイヤはF1チームによって採用を拒否された。代わりに2019年型のタイヤが継続使用され、2020年に18インチの新タイヤが導入されるまで延期され、同じタイヤが2021年も使用される。

    F1スペインGPでのソフトタイヤのパフォーマンスについて質問されたルイス・ハミルトンは「僕たちは将来のために本気でピレリに多くのプレッシャーをかける必要がある」と語った。

    「残念ながら、彼らは昨年末に2020年のタイヤを開発で素晴らしい仕事をしなかった。そのため、同じタイヤを2019年から今シーズンに持ち越さなければならなかった」

    「過去に彼らがターゲットレターを作成したとき、ドライバーはその議論の一部ではなかった。だから、昨年、僕はドライバーを代表してパリでの会議に行った。

    「僕たちは、彼らがターゲットレターを正しく設定したことを手伝いたいと思っている。それは長い間正しく行われてこなかった」

    「彼らは来年はそれを行うことができないかもしれない。でも、2022年にはもっと良いタイヤが必要だ。より多くのグリップと安全性を提供し、よりマシンが接近して走ることができ、ファンにもっと良いレースを見せることができるタイヤが必要だ」

    「現在、僕たちはかなりの量のマネジメントを行っている。でも、それがファンの望んでいることだとは思わない」

    「それはレースドライバーが望んでいることでもない。タイヤが十分でないため、マシンの後ろでは数秒遅く走行して管理しなければならない」

    「可能であれば、僕たちはピレリがもっと良いタイヤを作るのを助けたいと思っている。そこが明らかに問題だ」

  • F1スペインGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    F1スペインGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが、ソフト~ミディアム~ミディアムと繋ぐ2ストップ戦略でスペイングランプリを制した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは同様の戦略で2位を獲得した。フェルスタッペンは、ハミルトンよりも数周早いタイミングでピットストップを行った。

    3位を獲得したハミルトンのチームメイト、バルテリ・ボッタスは、ソフト~ミディアム~ソフト~ミディアムの3ストップ戦略を実行した。ボッタスは残り2周時点で最終ピットストップを行い、ファイナルラップでファステストラップを記録し、エクストラポイントを獲得しした。

    2ストッパーが主流となったなか、1ストッパーも見られた。レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、ソフト~ミディアムの1ストップ戦略で5位を獲得した。一方、11番グリッドからミディアムでスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ソフトタイヤで非常に長い第2スティントを走行し、7位でフィニッシュした。

    マクラーレンのカルロス・サインツは、ソフト~ソフト~ミディアムの2ストップ戦略で6位フィニッシュだった。8位を獲得したレッドブルのアレクサンダー・アルボンは、ソフト~ハード~ミディアムと繋ぐユニークな戦略を採った。レースでハードタイヤを使用したドライバーはアルボンのみだった。

    上位8名で7種類の戦略が展開された。

    バルセロナでのレース時間は、ハイブリッドターボ時代幕開けの2014年と比較して約10分短くなった。これは、8秒以上ラップタイムが速くなっていることを意味しており、マシンスピードに足並みを揃えたタイヤ開発の成果を物語っている。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハード C1】
    レースではアルボンのみが使用した。カタロニア・サーキットにおいて、ハードのグリップレベルは他の2種類のコンパウンドよりも低いものだった。

    【ミディアム C2】
    ロングスティントを可能にし、レースのメインタイヤとなりました。ハミルトンは、1ストップも脳裏をよぎったものの、予定通り2ストップを実行したとレース後に語った。バルテリ・ボッタスがミディアムでファステストラップポイントを獲得した。

    【ソフト C3】
    トップ10グリッド全員がソフトでスタートした。性能と耐久性を併せ持つソフトは、1ストップ戦略でも使用された。

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「路面温度が50度近くまで上昇した厳しいコンディションの下で、特にソフトタイヤのマネジメントは大きな課題でした。それにもかかわらず、ソフトタイヤによる30周以上のスティントが見られました。非常に印象に残ったロングスティントは、我々の予測を超えたソフトを使用した1ストップ戦略に繋がりました。なかでも注目に値するのは、ソフト~ミディアムの戦略で5位を獲得したレーシングポイントのセルジオ・ペレスと、ミディアム~ソフトという勇敢な戦略を採ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルです。多くのドライバーが経験したことのない暑さや広範囲に渡る厳しいコンディション下でも、タイヤは良好に機能していたと思います」

  • F1スペインGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1スペインGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    今週、ピレリはカタルニア・サーキットに最も硬いタイヤであるC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)を持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1スペインGPで最速の戦略はソフト-ミディアム-ソフトの2ストップ。この場合でのソフトのウインドウは19周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ミディアム-ソフト-ソフトとつなぐの3ストップ。この場合はソフトで15周、ミディアムで21周を走行することを想定している。

    F1スペインGP 決勝:タイヤ戦略予想

    予選Q2では全員がソフトタイヤで突破。トップ10ドライバーはソフトタイヤでレースをスタートする。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「予選ではどのドライバーもソフトに集中したが、ミディアムとのパgフォーマンス差が開いていたこと、トップランナーたちのペースが良かったこともあり、少し驚いた。これにより、明日の決勝ではほぼ間違いなく2ストップになると予想される。ハードとミディアムのタイム差も大きいことから、ハードが使われることはほぼないだろう。この非常に暖かいコンディションでの明日のレースは、ソフトの摩耗とデグラデーションをいかに抑えるかが鍵となる。下位グリッドからスタートするドライバーは、何か違うことを試すチャンスがたくさんあるので、明日も戦略のバリエーションが豊富で面白いレースが見られることを期待している」

    F1スペインGP 決勝:各ドライバーの持ちタイヤ数

  • F1 Topic:予選Q3でソフトタイヤの使用義務はない

    F1 Topic:予選Q3でソフトタイヤの使用義務はない

    F1 70周年記念GPの予選Q3でダニエル・リカルド(ルノー)が1回目のアタックに続いてミディアムタイヤで2回目のアタックのためにコースインしたとき、F1のテレビ解説陣は混乱に陥っていた。予選Q3でソフトタイヤの使用義務はないのか? 答えはノーだ。

    各F1ドライバーには、週末に合計13セットが用意される。昨年までとは異なり、新型コロナウイルスの影響を受けてカレンダーがまだ未確定の今季は、F1ドライバーは各イベントでハードの2セット、ミディアムの3セット、ソフトの8セットと同じタイヤを割り当てられる。

    予選Q3タイヤに義務付けられていたのはその“選択”の義務だった。各F1ドライバーは予選Q3のためにソフトを1セット残さなければならず、トップ10に入ったドライバーはその1セットを返却するが、残りのドライバーはそれを保持できる。

    F1の競技規則では「少なくとも1セットが義務付けられるQ3タイヤ仕様でなければならない」「義務付けのQ3タイヤ仕様1セットはQ3の前に使用も返却もできず、Q3で資格を得た車両の同一仕様の1セットのタイヤはQ3終了後3時間半以内に、電子的に供給業者に返却しなければならない」と記されている。

    ちなみに決勝では、ミディアムタイヤもしくはハードタイヤのいずれか1セットを“使用”する義務がある。

    F1 70周年記念GPの予選では、上位2台がミディアム、4番手のマックス・フェルスタッペンがハードでタイムを記録するという珍しい状況となった。

    シルバーストンでの2戦目は先週のレースの焼き直しにならないよう1段階柔らかいタイヤコンパウンドが選択された。当初からソフトタイヤはレース用には不向きであることは明らかだったが、決勝でのスタートタイヤが決まるQ2では誰もソフトでタイムを記録することはなかった。

    ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは「今回は非常に珍しい予選セッションとなった。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ハードタイヤでQ2を通過したことで、明日はハードタイヤでスタートする。我々のF1史のなかでおそらく初めてのことだ」とコメント。

    「また、Q3ではトップ3がソフトタイヤではなくミディアムを使用した最速タイムを記録した。これらの事実だけでも、今週のシルバーストンでのダブルヘッダーの第2レースへのノミネートが興味深いものであったことを示している」