カテゴリー: ピレリ

  • 2020年 F1サクヒールGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1サクヒールGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サクヒールGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    レーシングポイントのセルジオ・ペレスが、全3種類のコンパウンドを使用して劇的な展開となったサクヒールグランプリを制し、F1初優勝を飾った。1周目にレッド・ソフトからイエロー・ミディアムへ交換したペレスは、ファイナルスティントをホワイト・ハードで走行した。

    メルセデスは、セーフティカー導入周回中、1位と2位を走行していた両台のピット作業ミスによる影響を受けた。ジョージ・ラッセルは、誤ったフロントタイヤに交換されたため、再度ピットインせざるを得なくなった。バルテリ・ボッタスは、長いピットストップ時間のなか、装着していたハードタイヤを再度装着することになった。また、ラッセルは、残り9周時点で左リヤタイヤのパンクに見舞われ、4回目のピットストップを強いられた。

    スタート直後のセーフティカー導入は、燃料満タン状態において、レースの重要な要素であるペースを低下させる効果を生んだ。また、このセーフティカー導入周回は、ピットストップウインドウを延長し、ソフトタイヤを装着していたドライバーに有利に作用した。1周目の事故に巻き込まれたペレスは、1回目のセーフティカー導入周回中に、ただひとりピットストップを行った。一方、チームメイトのランス・ストロールは、ソフトタイヤで42周のオープニングスティントを走行した。

    スタート時の路面温度23℃のコンディション下、突風が砂漠の砂をトラックに運び、グリップに影響を及ぼした。

    1ストップから3ストップまで、広範囲に渡る戦略が見られた。ルノーのエステバン・オコンとレーシング・ポイントのランス・ストロールの2名のみが1ストップ戦略を実行した。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    1ストッパーにとって重要な要素となりました。メルセデスも当初は1ストップ戦略を狙っていました。オコンが実行したミディアムからハードへ繋ぐ1ストップ戦略に代表されるように、ハードタイヤはロングスティントを走行可能な耐久性を示しました。

    【ミディアムC3】
    約半数のドライバーが、スタート時にミディアムを装着しました。また、ストロールは、長いファイナルスティントをミディアムで走行しました。チームメイトのペレスは、ミディアムで46周の第2スティントを走行しました。

    【ソフトC4】
    一時2位を走行したマクラーレンのカルロス・サインツに代表されるように、ソフトタイヤはオープニングスティントで有効に機能しました。ラッセルは、ソフトタイヤで短いファイナルスティントを走行しました。また、トップ10グリッド以外の数名のドライバーがスタート時にソフトタイヤを装着しました。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「3回目のセーフティカー導入周回が、62周目までのレースの様相を一変させました。ピットレーンでの混乱が、その時点でワン・ツーを走行していたメルセデスに影響を及ぼしました。冷涼なコンディションが全てのコンパウンド、特にC4ソフトタイヤのデグラデーションを抑制したものと思います。その結果、オープニングスティントを延長する効果が生み出され、特にミディアムタイヤでスタートしたドライバーたちの1ストップ戦略が可能になりました。しかし、2ストッパーも非常に効果的でした。1セットずつのミディアムとハードしか残っていなかったセルジオ・ペレスは、1回目のピットストップ後は後方に沈みながらも、全3種類のコンパウンドを活かして劇的な優勝を手にしました。複数回のセーフティカー導入が戦略に大きな影響を及ぼし、終盤には、シーズン中最短のトラックで見応えある20周のスプリントレースが展開されました。F2のタイトルを獲得し、F2チャンピオンがF1に挑戦するチャンスを得る伝統を実践したミック・シューマッハーを祝福します。タイヤマネジメントを含め、F2がF1ドライバーを養成する優れたカテゴリーであることが証明されました。これまでに、スリリングでハードな闘いが幾度も見られ、今日もその例外ではありませんでした。また、レース後、メディアが選ぶF2年間最優秀ドライバーを獲得した角田裕毅の表彰と、来シーズンのF2挑戦に向けて30万ユーロの奨学金をF3チャンピオンのオスカー・ピアストリに授与できたことを嬉しく思います」

    F1 サクヒールグランプリlF1サクヒールGP

  • F1サヒールGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1サヒールGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、バーレーン・インターナショナル・サーキットに先週と同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というコンパウドを持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    アウター・トラックで開催されるF1サヒールGPでの最速の戦略はミディアム-ソフト-ソフトとつなぐ2ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは21周となる。2番目に最速の戦略はミディアム-ソフト-ミディアムとつなぐの2ストップ。この場合はソフトのウインドウが15周となる。

    F1サヒールGP 決勝:タイヤ戦略予想

    Q3に進出したドライバーのなかではフロントローのメルセデスの2台がミディアムタイヤでスタート。上位勢は誰もそれ以外のトップ10ドライバーはソフトタイヤでのスタートとなる。

    F1サヒールGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「ラップが非常に短いため、非常にオープンな予選セッションとなった。トラフィックが問題となり、マシンが非常に接近してミスが拡大した。ギャップを見つけることが重要であり、3つのセッションすべてが非常に僅差だった。明日はエキサイティングなレースになるはずだ。1番手と2番手の2台のメルセデスは、トップ10で唯一イエローミディアムタイヤからスタートするので、サヒールGPでそれをアドバンテージに変えることができるかどうかを見るのは魅力的だ。 特にスタートは、すぐ周りに速いソフトタイヤを装着したマシンがたくさんいる。 3つのコンパウンドはすべて良好に機能し、2ストッパーが明日の最速の選択肢となるように設定されている。F2は、タイヤの選択を中心に展開する見事な戦略的戦いになった。両方のタイトルの主人公は、予想よりも低い予選結果だったが、問題に対処するために反対の戦術的決定を下した。 その結果、ドライバーズチャンピオンシップの戦いは最終レースにまで繰り広げられることになたt。これは、F2で一年中見られた緊密な競争の典型だが、本日、チームのタイトルを獲得したプレマを祝福したい」

  • 2020年 F1バーレーンGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1バーレーンGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンが2ストップ戦略で優勝した。P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、19周目に中古のミディアムへ、35周目にP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換し、22周のファイナルスティントを走行した。

    ハースのロマン・グロージャンの重大な事故後のバリア補修のために、レースは1時間以上遅延した。幸い、グロージャンは軽症だった。

    リスタートルールの下、各チームはタイヤ交換と修理を行うことができた。メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス、ルノーのダニエル・リカルド、マクラーレンのランド・ノリスの4名はタイヤ交換を行わなかった。

    3周目からのリスタート時、上位9名はミディアムタイヤを装着していた。ハードを装着したドライバー中最上位グリッドのドライバーは、10番グリッドに位置したアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーだった。

    リスタート後、セーフティカーが導入されたことと、サーマル・デグラデーションと摩耗を抑制する比較的冷涼な気温25℃・路面温度26℃というコンディションが、スティントを伸ばす効果をもたらした。

    2位を獲得したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ハミルトンと異なる戦略を採った。スタート時と再スタート時にミディアムを使用したフェルスタッペンは、第3・第4スティントを新品のハードタイヤで、ファイナルスティントで中古のミディアムで走行した。フェルスタッペンとハースのケビン・マグヌッセンのみが、4回タイヤ交換を行った。

    今年のバーレーングランプリのタイヤ選択が昨年より一段階軟らかいものだったこともあり、ピットストップ数は例年よりも多くなった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    6名を除く他の完走者がファイナルスティントで使用したハードタイヤは、路面が粗いバーレーンの路面でスピードと強さを示した。ガスリーは、1周目を除く全ラップを2セットのハードで走行し、6位を獲得した。

    【ミディアムC3】
    本日の代表的なコンパウンドとなった。予選Q2をミディアムで通過したトップ10グリッドを含む大半のドライバーがスタート時に装着したミディアムは、性能と耐久性の良好なバランスを示した。ハミルトンは、レースの半分以上をミディアムで走行した。フェルスタッペンは、11周のファイナルスティントをミディアムで走行し、ファステストラップポイントを獲得した。

    【ソフトC4】
    マクラーレンのカルロス・サインツJr.のみがレッド・ソフトでスタートした。リスタート時、サインツとアルファタウリのダニール・クビアトの2名のみがソフトを装着した。冷涼なコンディション下でソフトが機能したこともあり、15番グリッドからスタートしたサインツは、一時3位を走行し、最終的には5位でフィニッシュした。

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「まず何よりも、オープニングラップでの重大事故においてロマン・グロージャンが軽症で済んだことが救いでした。このことに比べれば、他の出来事は大きな意味を持ちません。そして、現代の安全基準が、この事故から命を救ったと思います。レースに関して、長い中断が戦略に影響を及ぼしました。すなわち、カルロス・サインツJr.がリスタート後のスティントで示した通り、ソフトタイヤが予想以上の性能を発揮しました。また、ミディアムタイヤのスティントがより長くなったと思います。この点は、ハミルトンの走行に代表されます。ハミルトンは、ふたつのロングスティントをミディアムで走行後、ハードタイヤへ交換してフィニッシュしました。ガスリーが2セットのハードを使用した2ストップ戦略で6位を獲得するなど、レース全体を通して、広範囲に渡る戦略が展開されました。F2でもタイヤマネジメントが極めて重要となり、ミディアムタイヤが数名のドライバーにとって重要な役割を演じました。デレトラズのみがミディアムでスタートし、その後ハードへ交換する戦略を完璧に活かし、F2の特徴とも言える後方からの激しい追い上げを見せました」

    ピレリ F1バーレーンGPピレリ F1バーレーングランプリ

  • F1バーレーンGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1バーレーンGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    今週、ピレリはバーレーン・インターナショナル・サーキットに昨年よりも1段柔らかいC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というコンパウドを持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1バーレーンGPでの最速の戦略はミディマム-ソフト-ソフトとつなぐ2ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは21周となる。2番目に最速の戦略はミディアム-ソフト-ミディアムとつなぐの2ストップ。この場合はソフトのウインドウが15周となる。

    F1バーレーンGP 決勝:タイヤ戦略予想

    Q3に進出したドライバーは全員がミディアムタイヤでスタート。上位勢は誰も新品のミディアムは持っていない。また、メルセデスとフェラーリは新品のソフトを持っているのに対し、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンがハードが2セット、アレクサンダー・アルボンが1セットとと持ちタイヤに違いが見られる。アルファタウリ・ホンダはミディアムが1セットしか残っていない。

    F1バーレーンGP 決勝:持ちタイヤ数

    F1バーレーンGPの決勝は11月29日(日)の23時10分(現地時間17時10分)からフォーメーションラップが行われる。

  • ルイス・ハミルトン、ピレリの2021年F1タイヤを酷評「2年かけてこれ?」

    ルイス・ハミルトン、ピレリの2021年F1タイヤを酷評「2年かけてこれ?」

    ルイス・ハミルトンは、F1バーレーンGPの初日にテストしたピレリの2021年仕様のタイヤを酷評。2年間かけて開発に取り組んだにも関わらず、“かなり悪くなっている”と評した。

    全F1チームとドライバーは、先月のF1ポルトガルGPでの様々なプロトタイプタイヤでのテストに次ぐ気、F1バーレーンGPの金曜日の両方のセッションでピレリの2021年仕様のC3コンパウンドをテストした。

    だが、ルイス・ハミルトンは、初めて本格的に走行したFIA(国際自動車連盟)に公認された改良版のタイヤに感銘を受けておらず、F1は3年連続で2019年仕様のタイヤを走らせるべきだと語った。

    2021年の新しいコンパウンドの感想を求められたルイス・ハミルトンは「なんてことだ…何も言わないように一生懸命努力しているよ」と答えた。

    「毎年、週末ごとにピレリのここに集まっているチームについては言っておきたい。タイヤを積んで、ここに来て、安全を保ってくれているスタッフには最大限の敬意を払っている。彼らは素晴らしい仕事をしている」

    「僕たちは過去2年間同じタイヤを使用してきた。2019年末に、彼らは通常行っている新しいタイヤを持ってきた。それはかなり酷いものだった。そのあと彼らは『わかった。昨年のタイヤのままにしておこう』とだけ言った」

    「彼らがより良いタイヤを開発するために2年あったはずだ。そして、3キロ重くなったタイヤが届いた。ラップごとに1秒酷くなっていくようななね」

    「ファンにとって、それは実際には何の違いもないことは分かっている。でも、ドライバーの観点から、僕たちはテクノロジーの最前線にいるブランドやパートナーと協力し、向上し、前進している」

    「2年かけて開発してこれなんだとしたら、何が起こっているのか分からない。いい気分ではないのは確かだ。そして心配だ」

    「このタイヤのままの方がいい。それが彼らが持っているすべてであり、それが彼らができる最善のことであると言うならば、明らかにそうだ。僕たちはこのタイヤを使い続けた方がいいだろう」

  • セバスチャン・ベッテル、新F1タイヤは「再び目にしないことを願う」

    セバスチャン・ベッテル、新F1タイヤは「再び目にしないことを願う」

    フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルもルイス・ハミルトンに続いてピレリの2021年仕様のF1タイヤを酷評。「再び目にしないことを願う」と語った。

    先月のF1ポルトガルGPでの“ブラインド”でのプロトタイプテストに続き、金曜日のバーレーンでは全F1チームとドライバーに2021年向けに改良された構造のタイヤが配布された。

    だが、この新しいタイヤはドライバーの受けは悪く、ルイス・ハミルトンは、2021年のコンパウンドは“悪くなった”と語り、ピレリのタイヤ開発に疑問を投げかけた。

    2021年F1タイヤの感想を求められたセバスチャン・ベッテルは「一歩前進というより、ほぼその真逆だった」と要約した。

    「試してみる価値はあったかもしれないけど、再びこのタイヤを目にしないことを願っている。現在僕たちが走らせているタイヤと比較して、かなり悪くなっている」

    ルイス・ハミルトンは、新しいタイヤを使用するくらいならば、3年連続で2019年仕様のタイヤを使い続けた方がいいと語っている。

    その意見について質問されたセバスチャン・ベッテルは「あれが2021年の唯一の選択肢であるならば、僕も絶対に2019年のタイヤを使い続けたい」とコメント。

    「オーバーヒートが少なくなったり、お互いに戦うチャンスが増えるなど、現在のタイヤでは得られないものを与えてくれるタイヤじゃない限り、別のタイヤに乗り換えるべきではないと思う」

    「このタイヤが悪くなっているのは確かだ。僕たちがすでに苦しんでいるすべての問題を悪化させているだけだ」

    フェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールからもポジティブな言葉は聞かれない。

    「かなり苦労したし、パドックの他の人たちがどのように感じたかはわからないけど、僕たちは苦労していた。バランス的にはさらに困難だったし、それはあまりうれしいことではない」とシャルル・ルクレールはコメント。

    「僕たちはいつもタイヤにもっと多くのことを望んでいる。でも、僕たちが走っているスピードでそれは簡単な仕事ではないことも分かっている。でも、新しいタイヤについて考えれば、むしろ古いタイヤのままの方がいいね」

  • ピレリF1責任者のマリオ・イゾラが新型コロナウイルスに感染

    ピレリF1責任者のマリオ・イゾラが新型コロナウイルスに感染

    ピレリは、F1責任者であるマリオ・イゾラがF1トルコGPの日曜日に実施した新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したことを発表した。

    ピレリは、F1トルコGP後の月曜日に声明を発表。カーレーシング責任者としてF1活動を統括するマリオ・イゾラが、日曜日に実施した新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを確認。その後、濃厚接触者を追跡し、再検査した結果、全員が陰性であることを発表した。

    「FIA、F1、ピレリは、ピレリのF1およびカーレーシング責任者であるマリオ・イゾラが11月15日(日)にトルコGPでCOVID-19陽性を示したことを確認する」と声明で述べた。

    「マリオは、通常の日曜日のCOVID検査スケジュール中に要請結果が出た。彼は現在隔離されている。無症候性であり、地域の医療ガイドラインを順守している。すべての濃厚接触者が再検査されており、それ以上の陰性反応は出ていない」

    サーキットに入るすべてのF1スタッフは、FIAのCOVID-19プロトコルに沿って、グランプリイベント全体で少なくとも5日ごとにテストを受ける必要がある。また、入場後24時間以内に試験を完了する必要がある。

    F1パドックでは、主要メンバーの新型コロナウイルス感染が増えてきている。先週末のF1トルコGPでは、水曜日の検査でウィリアムズF1の暫定チーム代表であるサイモン・ロバーツが陽性となり、トルコへの帯同を見送った。

    新型コロナウイルスの数値に関する最新情報は、金曜日にF1とFIAによって発表され、実施された2543件の検査のうち、サイモン・ロバーツを含めて8件の要請結果が出ている。

    F1ドライバーでは、レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスとランス・ストロールが新型コロナウイルスに感染している。

    マリオ・イゾラは、モータースポーツの任務と活動に加えて、過去30年間、ボランティアの救急車の運転手と救急医療員として働いた後、生まれ故郷のイタリアでCOVID-19パンデミックの最前線に立っていた。春までイタリアのパンデミックの真っ只中にあるミラノで定期的にシフトを完了し、ボランティアの救急車サービスの資金調達を完了し、将来の救急車ドライバーの訓練を支援していた。

  • 2020年 F1トルコGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1トルコGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、非常にトリッキーな展開となったトルコグランプリを制し、ドライバーズタイトル4連覇達成とともに、史上最多タイとなる7度目のワールドチャンピオンに輝いた。

    チントゥラートブルー・フルウエットタイヤで8周を走行したハミルトンは、チントゥラートグリーン・インターミディエイトへ交換し、フィニッシュまでの50周を走行した。レーシングポイントのセルジオ・ペレス、アルファタウリのダニール・クビアト、そしてハミルトンの3名のみが1ストップ戦略を採った。

    チントゥラートグリーン・インターミディエイトでスタートしたウィリアムズの両ドライバー以外の全員が、チントゥラートブルー・フルウエットタイヤでスタートした。

    クロスオーバーポイント(インターミディエイトがフルウエットよりも速くなるポイント)は、スタート後10周前後に訪れ、大半のドライバーにインターミディエイトへの交換を促した。その後、大半のドライバーが再度フレッシュなインターミディエイトへ交換した。

    インターミディエイトでスタートしたウィリアムズのジョージ・ラッセルは、オープニングスティント最長の32周を走行した。第2スティントでは、ハミルトンがインターミディエイトで50周を、ペレスがインターミディエイトで48周を走行した。

    スタート前には雨が降り、気温13℃前後の低温のコンディションが継続した。レースの進行に伴って路面は乾いていったが、滑りやすい路面とレース終盤に降雨の予報もあったことから、スリックタイヤへ交換するドライバーは皆無だった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【インターミディエイト】
    レースの大半で使用されました。また、ウイリアムズのみがインターミディエイトでスタートしました。第2スティントでは、全ドライバーがインターミディエイトを装着しました。その後のピットストップは、タイヤの摩耗度合いに依存しました。そのような中、ハミルトンは、インターミディエイトで50周を走行しました。このタイヤは中古のセットだったことから、正確には53周を走行したことになります。

    【フルウエット】大半のドライバーがフルウエットでスタートしましたが、使用された周回数は、58周で行われるレース中のわずか10周前後でした。レッドブルのアレクサンダー・アルボンは、フルウエットで最長となる12周のオープニングスティントを走行しました。

    2020年 F1トルコGP 決勝

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「6番グリッドからのスタートで優勝し、7度目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトンを祝福します。ハミルトンの見事なタイヤマネジメントは、この偉業達成に大変重要なことでした。ハミルトンは1回のストップのみを行い、インターミディエイトをフィニッシュまでにスリックタイヤのように変え、タイヤの能力を最大限に引き出しました。最初から非常に複雑なレースになることは明らかで、スタート時のウェット路面が徐々に乾いていくなか、不安定な天候状態に対応することが不可欠となりました。クロスオーバーポイントの見極めが鍵となりました。その最初のポイントは、フルウエットからインターミディエイトへの交換の判断でした。次に、レース後半、スリックタイヤがグリップする路面になっているか、もしくは再度インターミディエイトへ交換するかの判断でした。フルウェットからインターミディエイトへのクロスオーバーポイントの判断は、昨日のデータもあり、比較的シンプルでした。しかし、非常に稀なコンディション下、2回目のピットストップでのこれらのことを決めるのは、非常に複雑だったと思います」

  • F1トルコGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1トルコGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    今週、ピレリは9年ぶりのF1開催となるイスタンブール・パークにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)という最も硬いコンパウドを持ち込んでいる。ドライの場合、決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1トルコGPでの最速の戦略はソフト-ミディアム-ソストとつなぐ2ストップ。この場合でのソフトのウインドウは⑯周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ミディアム-ミディアムとつなぐの2ストップ。この場合はソフト14周がウインドウとなる。

    F1トルコGP 決勝:タイヤ戦略予想

    土曜日全体がウエットで行われたため、全ドライバーがドライタイヤの新品を持っており、スタートタイヤを自由に選ぶことができる。

    F1トルコGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「グリップのレベルが非常に低く、気温が低く、雨が降っていたため、今日から多くの結論を出すのは難しい状況だった。 FP3と予選ではインターミディエイトタイヤとフルウェットタイヤのみが使用されて、Q3にクロスオーバーポイントに到達したときにポールポジションタイムがインターミディエイトに設定され、緊迫した戦略的戦いが引き起こされた。限界コンディションと頻繁な中断により、今日のドライビングは非常に困難になったが、インターミディエイトとフルウェットの両方の特性により、ドライバーはタイヤの摩耗と同じように、割り当て可能な割り当てで好きなだけ周回する機会がたくさんあった。これらのコンディションにおけるタイヤ摩耗は非常に低い。このような場合によくあることですが、コンディションがドライと予想される明日には、かなり混合されたグリッドとなる。滑りやすい路面と戦略の観点から利用可能ないくつかのオプションに加えて、ドライの場合はすべてのドライバーがスタートタイヤを自由に選択できる。明日のレースは予測できないものであり、アクションを盛り上げるいくつかの未知の要因がある。レーシング・ポイントがイニシアチブをとって最初にインターミディエイトタイヤに切り替え、グリッドで1位と3位を獲得したことを祝福する」

  • ピレリ 「イスタンブールパークからの再舗装の連絡がかなり遅かった」

    ピレリ 「イスタンブールパークからの再舗装の連絡がかなり遅かった」

    ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、イスタンブール・パーク側から路面の再舗装について知らされたのは“かなり遅かった”と述べ、事前に変更を知っていればより柔らかいコンパウンドを選択しただろうと認める。

    ピレリは、過去のイスタンブール・パークの路面に関する幅広い知識に基づいて、今週末のF1トルコGPにレンジのなかで最も硬い3つのコンパウンドを選択した。

    だが、残念ながら、製造とロジスティックの制約によって、サーキットの再舗装計画を知らされたときには選択を変更することができなかった。

    F1トルコGP初日のフリー走行では、新しい路面のグリップが大幅に不足していることが浮き彫りとなり、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは新しい路面を酷評している。

    「路面の再舗装に関する情報を得たのはかなり遅かった」とピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは説明した。

    「ターマックの特性については分から成った。現在のターマックの状態とタイプを考慮すれば、我々のタイヤ選択はかなり保守的だ」

    「ポルティマオに似たターマックを期待していた。ポルティマオのターマックは滑らかで、上部にビチューメン(瀝青)があり、タイヤはある程度のグリップ力を発揮することができた」

    「代わりに、ここではグリップがない。おそらく気温、湿っていたことお、ターマクの種類、そして、かなりハードなセレクションによるものだろう。我々が持ち込むことができる最も硬いセレクションだ」

    通常、ピレリは、進行中または予期しない開発についてFIAから緊密な情報を得ているが、マリオ・イゾラは、地元のプロモーターによるイスタンブールパークの再舗装の案内はかなり遅かったと語る。

    「通常の状況ではFIAとうまく連携しているし、かつて行っていたトラックでは事前に情報を入手している。今年は少し難しかった」とマリオ・イゾラは付け加えた。

    「新しい地元のプロモーターが就任しており、おそらく情報はそれほど明確ではなかった。その結果、4週間前だったと思うが、トラックでの作業が始まる直前に新しいターマックを計画しているという情報を入手した」

    「だが、私の意見としてはドラマではない。ドライバーにとっては追加の課題だ。エンジニアにとっては少し予測がつかない。このような状況になるとレースがさらに良くなることもある」

    マリオ・イゾラは、タイヤの選択プロセスに関係する製造および技術的な期限について説明した。

    「4週間では割り当てを変更するには十分ではなかった。基本的にはすでにタイヤを製造しており、タイヤはトルコに移動していた。タイヤはルーマニアで製造されており、我々がグレーディングと呼んでいるもののためにジドコットに行く必要がある。割り当てはFIAによって行われるためだ」

    「そのため、ここから30分ほど近くにある工場があっても、情報は得られなかった」

    「トルコの工場の同僚がサーキットの再舗装を終えるとすぐにターマックの測定を手伝ってくれた。マクロラフネスとミクロラフネスの両方で非常に滑らかなターマックだ」

    「昨日、わずかに異なる数値で再度測定したが、イスタンブールで知っていたような攻撃的なアスファルトではなかった。基本的に、割り当ての決定は、サーキットレイアウト、厳しさ、ターン8などいろいろなものがあるが、ターマックの種類も考慮している」

    「このサーキットにとって選択が少し難しすぎることは明らかだ」