カテゴリー: ピレリ

  • マックス・フェルスタッペン 「デブリだと説明されるのは分かっていた」

    マックス・フェルスタッペン 「デブリだと説明されるのは分かっていた」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1アゼルバイジャンGPでの高速での恐ろしいクラッシュで勝利を奪ったタイヤ故障についてピレリがどのように反応するかを正しく予測していた。

    事故直後、F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、マックス・フェルスタッペンとランス・ストロール(アストンマーティン)の同様の事故の原因を調査すると述べた。

    マックス・フェルスタッペンは「結果がどうなるかはすでにわかっているけど、それでも受け入れるのは難しい」

    「カーボンのデブリと関係があるということになるだろうね」

    実際、ピレリはその後のレース後の声明で“最初の観察”は、問題が“外的要因”によって引き起こされたことを示していると宣言した.

    スペインの新聞エル・ムンドは、これは「ピレリのいつもの言い訳」であると述べ、マックス・フェルスタッペンの父ヨス・フェルスタッペンは、同様の事件の後、ピレリが“常”に非難を逸らしていると同意した。

    しかし、ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、ルイス・ハミルトンのタイヤの1つで「内側のショルダーに6~7cmの切り傷」も見つかったと記者団に語った。

    とは言え、マリオ・イゾラは「今回のようなことはあってはならないことであり、回答の必要性を理解している」と認めた。

    マックス・フェルスタッペンはデブリ説に納得していない。

    「実際、そんなデブリが本当にたくさん転がっていたら、誰かがもっと早くピックアップしていただろう」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「僕は皆、同じトラックを走っている」

    マリオ・イゾラは、ピレリが数日中に完全な調査を行う必要があることを認めている。

    「何が起こったのかについてのいくつかの兆候があるが、、それ以上のことは言えない」とマリオ・イゾラは語った。

    「正確な結果は、ミラノにある我々の研究室での検査からのみ得られる」

    「しかし、それが摩耗である可能性は否定している。タイヤにはまだ十分なゴムが残っていた」

    マックス・フェルスタッペンの最初の怒りは、メディカルセンターで検査を受けているときに、チャンピオンシップのライバルであるルイス・ハミルトンがレース終盤にミスを犯し、ポイントを失うことになったことを知ると抑えられた。

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「我々はリードを大幅に拡大していたはずだったので、残念だ」と ORF に語った。

    マックス・フェルスタッペンも「メルセデスは通常のサーキットで非常に強いので、ここでギャップを広げておきたかった」と同意する。

    「でも、僕たちは2つの非常にポジティブな週末を過ごし、マシンは非常に強かった。誰も僕を困難に陥れる機会はなかった。それがすべてを物語っている」

  • 2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブルのセルジオ・ペレスが、P Zeroレッド・ソフト~P Zeroホワイト・ハード~P Zeroレッド・ソフトの2ストップ戦略で優勝した。残り3周時点で、トップを走っていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンに発生したアクシデントによって、レースは赤旗中断となった。赤旗に関するレギュレーションの下、ドライバーたちは最後のスティントへ向けてタイヤ交換を行うことができた。

    赤旗中断になるまで、大半のドライバーがソフトからハードへ繋ぐ戦略を選択していた。彼らは、赤旗中断中にソフトへ交換した。

    レース中盤、左リヤタイヤのパンクによって、アストンマーティンのランス・ストロールがピットレーン入口付近でクラッシュしたことを受け、セーフティカーが導入された。ピットレーンがオープンされると、5名のドライバーがタイヤ交換を行った。

    左リヤタイヤに発生したインシデントの原因調査に関する最初の観察結果として、問題となったタイヤと同等もしくはそれ以上の周回を走行したほかのタイヤには、過度の摩耗などの兆候は一切見られず、一方、ルイス・ハミルトンが同じスティント中に装着していた左リヤタイヤにカット痕が発見されていることが挙げられた。また、問題発生前に警告やバイブレーション等は無く、このサーキットにおいて左リヤタイヤが最も負荷のかかるタイヤではないことも分かっている。これらのことから、何らかの外部的要因が存在した可能性も排除できない。

    昨日よりも冷涼な天候となり、スタート時の気温は約26℃、路面温度は39℃ほどだった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC3】
    アゼルバイジャンでの鍵を握るコンパウンドとなり、大半のドライバーが長い第2スティントでハードを使用した。

    【ミディアムC4】
    主にソフトとハードが使用され、ミディアムはスタート時に3名のドライバーが使用したのみだった。

    【ソフトC5】
    トップ10グリッドを含む多くのドライバーがソフトでスタートした。2位を獲得したアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、18周のオープニングスティントをソフトで走行し、レース序盤には一時トップを走行した。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「ランス・ストロールとマックス・フェルスタッペンのマシンで発生したインシデントを完全に理解するために、その背後にある事実を明確にする必要があります。現時点で言えることは、ハミルトンの左リヤタイヤにもカット痕が存在していたこと、また、このサーキットでは左リヤタイヤよりも右リヤタイヤの負荷が高いことです。警告やバイブレーション等は検出されておらず、問題となったタイヤと同等もしくはそれ以上の周回を走行したほかのタイヤにおいては過度の摩耗はありませんでした。したがって、今回のようなことはあってはならないことであり、回答の必要性を理解していますが、外部的要因が存在した可能性を排除できない状況です」

    F1 アゼルバイジャングランプリ2021 F1 アゼルバイジャングランプリ

  • ピレリF1、タイヤ故障は構造上の欠陥ではなくデブリが原因との見解

    ピレリF1、タイヤ故障は構造上の欠陥ではなくデブリが原因との見解

    ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、F1アゼルバイジャンGPで発生して2件のタイヤ故障についてデブリが原因の可能性があるとの初期の見解を示した。

    F1アゼルバイジャンGPでは、31周目にスタートタイヤのハードを装着していたランス・ストロール(アストンマーティン)が、ロングストレートで犠打利タイヤタイヤの故障に見舞われて、高速でバリアにクラッシュ。セーフティカーが導入された。

    そして、47周目に、ほぼ同じアクシデントがレースリーダーのマックス・フェルスタッペンに起こり、勝利の希望を奪った。

    したがって、F1アゼルバイジャンGPでは、ピレリのF1タイヤの構造が故障の原因ではないかとの懸念が持ち上がった。

    マリオ・イゾラは、本格的な調査が行われるまで結論を出すのは待ちたいとしながらも、ルイス・ハミルトンのタイヤにデブリと思われる破損が見つかったことから、構造上の問題ではなく、デブリが原因だった可能性があるとの初期の見解をしました。

    「タイヤに何が起こったのかを理解するのは少し時期尚早だ」とマリオ・イゾラは Sky F1に語った。

    「タイヤがフィッティングエリアに戻って分析するのを待っているが、完全な分析のためにはおそらくミラノまで空輸する必要がある」

    「最初の調査でデブリが示唆されたのは、このサーキットで最もストレスのかかるタイヤは左リアではなく、右リアだからだ。摩耗に関しては、右フロントだ。したがって、タイヤに関して特別なことを示唆するものではない」

    「もう1つのポイントは、別のマシン(ハミルトン)の左リアタイヤに別の切り傷が見つかったことだ。幸いなことに構造を切断することはなかった」

    「もう1つのポイントは、明らかに2台の故障が多かれ少なかれサーキットの同じ部分で起こったことであり、マックスはランスのクラッシュから数100メートル後ろだった。ただ、デブリがあったのかもしれないが、最初にタイヤを分析する必要があるので、デブリだと断言はしたくない」

    「情報を収集しているところであり、チームからのテレメトリデータを待っている。突然だったのは明らかだったが、タイヤに大きな切り傷が入るのは突然だ」

    「残念ながら、我々はイタリアから遠く離れているため、タイヤを空輸するのに少し時間がかかるが、その後すぐに調査を開始する。今週の終わりまでに、我々はさらに何らかのことを知る必要がある」

    「そのようなことが起こったときは、何が起こったのかを理解するために、情報を収集する必要がある」

    「私が言えることは、30周を超えるハードタイヤのセットがいくつかあり、フィッティングエリアをチェックしているが、問題は見つからなかった」。

    「すべてのタイヤに潜在的な問題があったとは言うことはない。そんなことは絶対にない。サーキットの同じポイントに故障した2つの左リアタイヤがある。その理由を理解する必要がある」

  • 2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、バクー市街地サーキットに最も柔らかいレンジであるC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)というコンパウドを選択。前回よりも1ステップ柔らかい。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1アゼルバイジャンGPでの最速の戦略はソフト-ハードとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは11~15周となる。2番目に最速の戦略はミディアム-ハードとつなぐの1ストップで、この場合でのミディアムのウインドウは16~23周となる。

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略予想

    F1アゼルバイジャンGPの予選ではQ3に進出した10名全員がソフトタイヤでタイムを記録。タイヤを自由に選べる11番以降の先頭はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)となる。

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝:持ちタイヤ数<br />

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「今回の予選は我々が記憶している中でも最も混乱が多く、予測不可能だった予選の1つだった! セッションを通して、ドライバーは全般的にソフトタイヤを使用した。1周が長いこのコースではマージンが非常に接近したため、Q2進出を確実にするための最も安全なオプションだった。特に、Q2はセッションが中断されるリスクが大きい。これにより、明日はトップ10全員がソフトでスタートすることになる。また、レースでは再び路面温度が高くなると予想されているため、戦略はほぼソフト、ハードの1ストップになるだろう。トップ10よりも後方にいるドライバーたちは、硬めのコンパウンドでスタートして最初のスティントを長く走り、順位を上げたり、ピットストップの柔軟性を高めたりすることにメリットを見出だせるかもしれない。慌ただしい予選で見てきたように、ここは何が起こるか分からないサーキットだ。トップ4に4つのチームが入ったことで、この素晴らしい市街地コースでの接戦が強調された。6kmの周回を終えた時点で1,000分の1秒差でマシンが並んでいることもあった。2戦連続でポールポジションを獲得したフェラーリとシャルル・ルクレールを祝福したい」

  • F1アゼルバイジャンGP:ソフトとミディアムのタイム差は約0.8秒

    F1アゼルバイジャンGP:ソフトとミディアムのタイム差は約0.8秒

    F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの金曜フリー走行のタイヤパフォーマンスについて概説した。

    F1アゼルバイジャンGPの金曜フリー走行では、FP1でマックス・フェルスタッペン、FP2でセルジオ・ペレスと両方のセッションでレッドブル・ホンダF1がC5タイヤ(ソフト)でタイムシートのトップに立った。

    セルジオ・ペレスのFP2のベストタイム (1分42秒115) は、前回レースが開催された2019年FP2ベストタイムよりも 0.5 秒以上速かった。その年のタイヤアロケーションは1ステップと硬いものだった。

    今年のF1アゼルバイジャンGPは、2019年と比較して1か月以上遅れて開催されたため、天候は終日非常に暖かく、気温は約30度、路面温度は午後に50度に達した(2019年のFP2よりも16度高い)。

    チームは主にミディアム(C4)とソフト(C5)に集中し、ハード(C3)での走行より限定的なものとなった。

    シミュレーションデータの推定によると、ハードとミディアムのタイヤのパフォーマンス差は1周あたり約0.6 秒ですが、ミディアムとソフトの差は1周あたり約0.8秒と算出されている。

    アゼルバイジャングランプリ

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「予想通り、1日の初めは滑りやすい路面だったが、トラックは非常に急速に進化した。バクーではアスファルトの温度が50度を超える暑い日だったが、このシティサーキットでは光と影が非常に多いため、実際の路面温度は非常に変化し、グリップレベルが変化する可能性があるため、完全なストーリとは言えない。それに慣れ、そしてフロントアクスルとリアアクスルの間のグリップのバランスを取り、どのコンパウンド (ソフトまたはミディアム) がレースをスタートするのに最適な選択になるかを見極めることが、黄旗と赤旗の両方の影響も受けた要求の厳しい今日のフリー走行での主な仕事となった。今回はグリップを得るのが簡単なトラックではなく、路面はまだ進化しているので、チームが予選前に分析することはたくさんある。これまでのところ、これらの高温でより柔らかいコンパウンドに少しだけグレイングが見られている。。レンジ内で最も柔らかいタイヤを使ってここに来るのは初めてなので、パフォーマンスのギャップは概算だが、3 つのコンパウンドすべてが強力な役割を果たすように設定されている」

    Formula1 アゼルバイジャングランプリ

  • 「タイヤに支配されすぎのF1は非常に退屈」とデビッド・クルサード

    「タイヤに支配されすぎのF1は非常に退屈」とデビッド・クルサード

    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、F1はあまりにタイヤマネジメントに支配されすぎていると嘆く。

    現在 Channel 4 の F1放送に登場している 13回のグランプリウィナーであるデビッド・クルサードは、2008年に終えた15年間のF1キャリアの中で、さまざまなサプライヤーから提供されたタイヤでグランプリレースを戦った。

    「グッドイヤー、ブリヂストン、ミシュランで走ったことがあるが、実際にはどれも“悪いタイヤ”と呼ばなかれなならないようなものではなかった」とデビッド・クルサードは RaceFans に語った.

    「もちろん、ブリヂストンかミシュランのどちらかが、サーキットでアドバンテージを持っていた時期があった。しかし、彼らは共に働くには素晴らしい会社であり、限界を押し広げ、多くの新しいタイヤを開発した」

    「サーマルデグラデーションについて話したことはなかった。『タイヤをプッシュことができない』ことについて話したことはなかった。それらは新品のときがピークで、ドロップオフしていき、グレニングやブリスターが発生しることはあったかもしれませんが、そういうタイヤだった」

    ピレリは 2011年にブリヂストンに代わってF1の単独タイヤ サプライヤーになった。当時、より多様な戦略とエキサイティングなレースを生み出すことが期待して、より素早くに劣化するコンパウンドを供給するようと説明された。

    10年後、ピレリが供給するタイヤはそれほど攻撃的ではなくなったが、F1チームは戦術的な理由からドライバーにペースを落とすように指示することがよくある。デビッド・クルサードは、これが生み出す光景に感銘を受けていない。

    「このピレリの全時代は、私に混乱を招き、私にとっては退屈だと語らなければない。ドライバーが『タイヤを過度にプッシュするのを避けようとしていた』という話を聞かなければならないのは非常に退屈だ」

    F1 は、コスト削減のために、デビッド・クルサードがまだレースに参加していた15年前に、複数のタイヤ サプライヤーが互いに競争できるようにする慣行を終わらせた。しかし、クルサードはF1が“タイヤ戦争”を終わらせ他方が良かったのかは確信できていない。

    「エンジン戦争、シャシー戦争、ドライバー戦争があった。そして、単一のタイヤメーカーがあり、すべてのドライバーがタイヤについて不平を言っている」とデビッド・クルサードは語った。

    「むしろ、エイボンやグッドイヤーなどを走らせた方がいいと思っている。彼らは 2つのジェネリック コンパウンドを持っているが、良いタイヤを持っているので、戯言に耳を傾ける必要はなくなるだろう」

  • 2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP:タイヤコンパウンド情報

    2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP:タイヤコンパウンド情報

    2021年のF1世界選手権の第6戦 F1アゼルバイジャンGPがバクー・シティ・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが第6戦 F1アゼルバイジャンGPのタイヤについて語った。

    ピレリは、F1アゼルバイジャンGPで初めて最も柔らかいレンジのタイヤを導入する。ハード(C3)、ミディアム(C4)、ソフト(C5)は、前回レースが行われた2019年より1段階柔らかく、前戦F1モナコGPと同じ選択となる。

    この選択は、追加の戦略的要素を導入するために行われた。前回は、レース中にハードコンパウンドはまったく使用されなかった。一段階ソフトにすることで、難しい選択が加わり、戦略の多様性が促進される。

    バクー・ストリート・サーキットの路面は、アスファルトの粗さの点でそれほど攻撃的ではなく、タイヤから多くのエネルギーを消費しないため、最も柔
    バクーは、過去にドライバーたちから、モナコの複雑さとモンツァのスピードを併せ持っていると説明されてきた。これは正確には当てはまらないが、ドライバーの観点から、カレンダー上で最速かつ最長のストリートサーキットの性質についての良い洞察を提供している。

    それ以外に、バクーはストリートサーキットに期待されるすべての特徴を備えている。特に、2年間使用されていないため、すぐに進化する可能性が高い“グリーン”で滑りやすい路面だ。ウオールは容赦なく、ターン9ではコース幅が非常に狭くなる。これらすべてがセーフティカーの可能性を高め、レース戦略に明らかに影響を与える。

    前回の勝ちパターンはソフト-ミディアムの1ストップだった。上位4人がその戦略を選択するなか、シャルル・ルクレールは、ミディアムからソフトへの逆の方法でフェラーリのために5位に入り、最後はもう一度ソフトに交換してファステストラップを記録した。ピットストップウィンドウはかなり広く、特にC3(現在、今年のレースではハード)でいくつかの長いスティントが見られた。

    バクーは、風の強い天候が頻繁に変化するため、“風の街”と呼ばれている。これは明らかに、セットアップの点ですでにトリッキーなトラックの空力バランスに影響を与える。

    また、バクーではストレートが長いため、チームはダウンフォースレベルが低くする傾向にある。これは明らかに、要求の厳しい 20のコーナー全体でタイヤのメカニカルグリップが重視されることになる。
    2021 F1 アゼルバイジャングランプリ
    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「ユニークなサーキットから別のユニークサーキットへ:バクーはモナコに対して非常に異なる試練を提供するが、トラブルを回避するために必要な精度は類似している。モンテカルロでも見られたように、我々は初めてこのレンジで最も柔らかいタイヤをアゼルバイジャンに持ち込む。今回のノミネートの理由は、2019年のバクレースではハードが全く使われず、ミディアムが多用されたためだ。ノミネートを再調整することにより、3つのコンパウンドすべてが重要な役割を果たし、いくつかの異なる戦略につながることを期待している」

  • フェラーリF1、2日間の雨天用18インチタイヤテストで449周を走破

    フェラーリF1、2日間の雨天用18インチタイヤテストで449周を走破

    フェラーリF1は、フランスのポール・リカールで5月25日(火)・26日(水)に2日間にわたってピレリの2021年の雨天用18インチタイヤの開発テストを実施。合計で449周を走り込んだ。

    元々は今回のテストはメルセデスが担当する予定だった。しかし、第2戦F1エミリア・ロマーニャGPでクラッシュでバルテリ・ボッタスのマシンが大破。修復に約139万ドル(約1億5000万円)の損害を被ったとされている。

    それにより、メルセデスF1は、テストのためにメカニックをポール・リカールに派遣することにかかる追加費用によって1億4500万ドルの予算上限内に留められるかが懸念し、テストを断念していた。

    代わりに2022年を焦点に定めているフェラーリF1がテストを引き継ぐことを決定。初日にはシャルル・ルクレールが午前中にインターミディエイトタイヤで83周、午後にはフルウエットで58周を走行。2日目にはカルロス・サインツが、午前中にインターミディエイトタイヤで75周、午後にフルウエットで92周を走行。合計で449周を走り込んだ。

    フェラーリ 18インチタイヤ 雨天用

  • 2021年 第5戦 F1モナコGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第5戦 F1モナコGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、ソフト~ハードと繋ぐ1ストップ戦略でモナコグランプリを制した。ポールシッターだったフェラーリのシャルル・ルクレールがスタートできなかったため、フェルスタッペンは実質のポールポジションからスタートした。

    モナコでの勝利によって、マックス・フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンシップでトップに立った。フェラーリのカルロス・サインツが2位を、マクラーレンのランド・ノリスが3位を獲得した。

    上位6名のドライバーが、ソフト~ハードの1ストップ戦略を使用した。スタート時には、P Zeroホワイト・ハードやP Zeroイエロー・ミディアムを装着したドライバーも見られた。

    フィニッシュしたドライバー中、7位を獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンを除く全員が1ストッパーだった。ハミルトンは、終盤にP Zeroレッド・ソフトへ交換し、ファステストラップポイントを獲得した。

    ハードタイヤでスタートしたアストンマーティンのランス・ストロールは、58周目にトラックポジションを維持したままピットストップを行い、8位でフィニッシュした。ソフトタイヤでスタートしたアルピーヌのエステバン・オコンは、37周目にミディアムへ交換し、9位を獲得した。ソフト~ミディアムの1ストッパーはオコンただひとりだった。

    昨日よりも温暖な天候となり、木曜日のフリー走行時に近いコンディションとなった。気温は約20℃、路面温度は40℃ほどだった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC3】
    トップ6を含む多くのドライバーが第2スティントでハードを使用した。ストロールとアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、ハードでスタートした。角田は、長いオープニングスティントを走行し、64周目にソフトへ交換した。路面の高いグリップレベルと温暖な気温が、ミディアムよりもハードの使用を促した。

    【ミディアムC4】
    数名のドライバーがミディアムでスタートし、オコンのみが第2スティントでミディアムを使用した。アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、ミディアムで45周のオープニングスティントを走行し、ソフトへ交換した。アロンソの戦略は、チームメイトのオコン同様、ユニークなものとなった。

    【ソフトC5】
    多くのドライバーがソフトでスタートした。トラックポジションが重要なサーキットで、ソフトはラップあたり0.5秒以上ミディアムよりも速い特性を示していた。セーフティカー導入が発生しないなか、ソフトによる30周以上の長いスティントが見られ、デグラデーションは低いレベルだった。ハミルトンは、残り9周時点で2セット目のソフトタイヤへ交換し、ファステストラップポイントを獲得した。ハミルトンのタイムは、2018年に記録されたレースラップレコードを更新するものだった。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「今回のモナコでは、スタート時に全3種類のコンパウンドが登場し、表彰台に3チームが上り、トップ10で4種類の戦略が使用されるなどのいくつかのサプライズが見られました。このことは、今回のコンパウンドが重要な役割を果たすレースタイヤに適していたことを示しています。なかでも、フェルスタッペンを含むトップ6が使用したソフト~ハードの1ストップ戦略がもっとも主流となりました。モナコでは珍しく、戦略に影響を及ぼすセーフティカーの登場機会がなかったなか、タイヤの性能には満足しています。この点は、レース終盤にハミルトンがソフトタイヤで3年前のレースラップレコードを更新したことでも裏付けられます。優勝と同時に初めてチャンピオンシップリーダーになったフェルスタッペンを祝福したいと思います」

    F1 モナコグランプリ2021 F1 モナコグランプリ

  • 2021年 F1モナコGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1モナコGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、モンテカルロ市街地コースに最も柔らかいレンジであるC3(ハード)、C④(ミディアム)、C5(ソフト)というコンパウドを選択。ゴムは同じだが、構造は2021年にむけて改良されている。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1モナコGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは27~35周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップで、この場合でのソフトのウインドウは20~25周となる。

    2021 F1 モナコグランプリ 決勝:タイヤ戦略予想

    F1モナコGPの予選ではQ3に進出した10名全員がソフトタイヤでタイムを記録。タイヤを自由に選べる11番以降の先頭はエステバン・オコン(アルピーヌ)となる。

    2021 F1 モナコグランプリ 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「金曜日の休息日と夜の雨によってコースは“リセット”されたが、予選セッション中に路面の進化が見られた。結果として、ドライバーは木曜日とはまったく異なる路面コンディションに対応する必要があり、当然、タイヤのウオームアップや挙動にも影響を与えた。いつものようにモナコではセッションは最初から最後まで非常にタイトで、今日もそうだったようにエラーの余地はない。明日の天候はドライになるはずだが、今朝のF2ではウエットタイヤが使用され。乾いていくトラックでその多様性を示し、アクション満載のレースにスリリングな結末をもたらした。明日は、通常の状況下では1ストップ戦略が予想されるが、予選の劇的な終わり方が示したように、モナコは1年で最も予測不可能なレースの1つだ。地元モナコグランプリでポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールを祝福する」